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[20081231]

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(2008/01/28)
The Walker Brothers

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バンドというよりはオーケストラで歌っているという感じのアルバムになっています。まるで映画音楽のようなアレンジでスタンダードや映画音楽などをカバーしています。いつしかバンドというよりはスコットウォーカーの歌をいかに聴かせていくかというスタイルになっていっています。

1. Everything Under the Sun
2. Once Upon a Summertime
3. Experience
4. Blueberry Hill
5. Orpheus
6. Stand by Me
7. I Wanna Know
8. I Will Wait for You
9. It Makes No Difference Now
10. I Can't Let It Happen to You
11. Genevieve
12. Just Say Goodbye
13. Stay with Me Baby
14. Turn out the Moon
15. Walking in the Rain
16. Baby Make It the Last Time

Everything Under the Sunをシングルカットして太陽シリーズにしていますが、これまでほど売れていません。アイドルグループだったのがいつしかより複雑な音楽を志向するようになっています。これがイギリスでバンドの演奏力がもっとあればプログレへと進んでいったでしょうが、そうはいかず、バンドはこの作品の後に解散となってしまいます。

Stand by Meのようなお馴染みの曲でも独特のアレンジで歌い上げています。ただ低音が魅力だったスコットにより複雑な歌い方を要求している為にかなり無理があり、実はそんなに歌がうまくないのではないのかと思わせてしまっています。解散後スコットはソロ活動を開始しますが、再び脚光を浴びる事も無く、70年代にはグループを再結成しますが、復活する事は出来ず、いつしか彼らの栄光は忘れ去られてしまいます。それでもスコットは最近まで地道に活動したりしていました。あまりにも早熟過ぎたのか、デヴィッドボウイが低音で歌いだすまで彼らの凄さはあまり認識されていなかったようです。しかし、今聴いてもスコットの歌はカッコいいのです。現在ではデヴァインコメディーがこのスタイルを持ちいいていいるといえば分かり易いでしょうか。

それでは皆様良いお年を。

Everything Under the Sun

Stand by Me

Stay with Me Baby

Walking in the Rain

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[20081231]

ポートレート~ウォーカー・ブラザーズ2ND(紙ジャケット仕様)ポートレート~ウォーカー・ブラザーズ2ND(紙ジャケット仕様)
(2007/02/28)
ウォーカー・ブラザーズ

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ポートレイト~2nd!ポートレイト~2nd!
(1998/11/30)
ウォーカー・ブラザーズ

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芸術性をより高めたセカンドアルバムです。CD化に際してボーナストラックがたっぷりはいっています。ジャズスタンダードのカバーなど、アイドルグループとしては渋い選曲がこのグループのユニークな所です。アメリカではモンキーズが大人気だった為に、対抗する形をとっていたと思われますが、かなり大人の雰囲気を持ったませたグループです。

1. In My Room
2. Saturday's Child
3. Just for a Thrill
4. Hurting Each Other
5. Old Folks
6. Summertime
7. People Get Ready
8. I Can See It Now
9. Where's the Girl
10. Living Above Your Head
11. Take It Like a Man
12. No Sad Songs for Me
13. Sun Ain't Gonna Shine Anymore
14. After the Lights Go Out
15. (Baby) You Don't Have to Tell Me
16. My Love Is Growing
17. Another Tear Falls
18. Saddest Night in the World
19. Deadlier Than the Male
20. Archangel
21. Sunny
22. Come Rain or Come Shine
23. Gentle Rain
24. Mrs. Murphy

In My RoomとSun Ain't Gonna Shine Anymoreが大ヒットしました。特にバッハをモチーフにしたIn My Roomはプログレ予備軍とも言える出来映えで、この大人な感じにはかなりのエロスを感じます。まだデヴィッドボウイもデビューする前にこれだけの男を感じさせる音楽が実在していたのは奇跡のようですらあります。そしてジャズスタンダードやリズム&ブルースのカバー曲も秀逸のものばかりです。

アレンジなどかなりのブレーンがバックアップしていたと思われます。これだけ成熟したグループが今は忘れ去られているというのはいかがなものか。こんな凄いグループは後にも先にもいませんでした。アイドル扱いされていた事が逆に裏目となっていたのかもしれません。こうした楽曲をサンプリングネタとして使うのはかなりイケていると思います。名盤です。

In My Room

Sun Ain't Gonna Shine Anymore

You Don't Have to Tell Me

Deadlier Than the Male


[20081231]

ダンス天国~ウォーカー・ブラザーズ1ST(紙ジャケット仕様)ダンス天国~ウォーカー・ブラザーズ1ST(紙ジャケット仕様)
(2007/02/28)
ウォーカー・ブラザーズ

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これも又兄弟3人組のグループ、ウォーカーブラザースです。ゲイリー、ジョン、スコットの3兄弟を中心としたグループで、スコットウォーカーの低音を効かせた雰囲気たっぷりの歌が魅力で、ルックスからもアイドルとして扱われていました。

1. Make It Easy on Yourself
2. There Goes My Baby
3. First Love Never Dies
4. Dancing in the Street
5. Lonely Winds
6. Girl I Lost in the Rain
7. Land of 1000 Dances
8. You're All Around Me
9. Love Minus Zero/No Limit
10. I Don't Want to Hear It Anymore
11. Here Comes the Night
12. Tell the Truth
13. Love Her
14. Seventh Dawn
15. But I Do
16. My Ship Is Coming In
17. Looking for Me
18. Young Man Cried
19. Everything's Gonna Be Alright
20. I Need You

ファーストアルバムだけにカバー曲が多いのですが、Land of 1000 Dances、邦題をダンス天国としたこの曲が大ヒット、日本でもゴーゴーブームにのって大人気となりました。しかし、彼らの魅力はMake It Easy on Yourselfのような低音を活かした大人の雰囲気をもった楽曲にありました。デヴィッドボウイが低音で歌うようになったのも彼らからの影響もかなりあったと思われます。

ジャックニッチェによるオーケストレーションをたっぷり効かせたアレンジはリズム&ブルースやフランクシナトラなどの影響もあったと思われます。普通のロックバンドには無い大人の雰囲気を持っていました。それでもアイドルだったというのが又面白いのですが。当時はかなりの人気を博していましたが、いつしか忘れ去られてしまっています。デヴィッドボウイファンには再評価していただきたいグループです。

Make It Easy on Yourself

Land of 1000 Dances

Love Her

Seventh Dawn

My Ship Is Coming In


[20081231]

This Is Where I Came InThis Is Where I Came In
(2006/06/06)
Bee Gees

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2001年に出されたビージーズ最後のアルバムになります。ダンサブルな楽曲にこだわらず、自分たちの原点に帰って歌を活かした作品になっています。ここまでに戻るのにかなりの時間を有しましたが、やっとビージーズらしい作品になりました。それもちゃんと熟練としての技量も持ち合わせて。

1. This Is Where I Came In
2. She Keeps On Coming
3. Sacred Trust
4. Wedding Day
5. Man In The Middle
6. Deja Vu
7. Technicolor Dreams
8. Walking On Air
9. Loose Talk Costs Lives
10. Embrace
11. The Extra Mile
12. Voice In The Wilderness

ナチュラルなリズム、演奏、そして歌がここにはあります。歌唱力は衰えていますが、それだけ年相応の音楽と向き合っています。虚栄の日々はもうここにはありません。ビージーズが新作を出している事をファンですら気づいていなかったかもしれませんが、昔からのファンにも届けられる歌がここにはあります。ビージーズには珍しいロックンロールも聴く事が出来きます。

これから本来のビージーズに立ち返って、新たな名曲が再びと思われましたが、モーリスギブが亡くなった為にビージーズは活動を停止、事実上の解散となっているようです。正式には発表されたか定かではないですが、このアルバムが3人で出したオリジナルアルバムになります。それ以降新作は出していないので、解散しているのでしょう。彼らの歴史はあまりにも長く、そして多くの名曲を世に送り出してくれました。その功績は善くも悪くも音楽シーンに大きく影響しています。

This Is Where I Came In

She Keeps On Coming

Sacred Trust


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[20081230]

Still WatersStill Waters
(2006/06/06)
Bee Gees

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ビージーズのグループ名はバリーギブの頭文字B.G.からつけられています。そのビージーズがかなり肩の力を抜いて創られたのがこの作品です。アレンジも大分ナチュラルに戻り、メロディーを活かしたビージーズらしい年の取り方をした音楽が聴けます。もっと早くこの境地に達して欲しかったともいますが、やっと聴き易くなりました。

1. Alone
2. I Surrender
3. I Could Not Love You More
4. Still Waters Run Deep
5. My Lover's Prayer
6. With My Eyes Closed
7. Irresistible Force
8. Closer Than Close
9. I Will
10. Obsessions
11. Miracles Happen
12. Smoke And Mirrors

I Surrenderはまるでマイケルジャクソンが歌いそうな曲です。旋律の創り方はやはりブルーアイドソウルというか、スクリッティオリッティのようなスタイルになっています。元々はこのスタイルはビージーズが先にやっていたので、おかしくはないのですが、それをより洗練させたスクポリからフィードバックさせている所はさすがです。

曲もこれまでの中で打ち込み始めてからは一番いい無いようになっていると思います。年を取って声が出なくなっているのをスクポリふうにする事でいい感じでごまかしているのかもしれませんが、とても心地いいのでいい結果に結びついていると思います。打込みで創っている曲もまだありますが、肩の力が抜けている分古くさく感じません。この感じならまだまだいけます。

Alone

I Surrende

I Could Not Love You More


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[20081230]

Size Isn't EverythingSize Isn't Everything
(2006/06/06)
Bee Gees

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流行のサウンドを追いかけてもしょうがないと原点に立ち返って、自分たちの音楽のあり方を問いただしているような作品です。打ち込みは相変わらずですが、自分たちの音楽の骨格は何だったのかと再度掘り下げ言える感じです。それでも売り上げは尚のびませんでしたが。

1. Paying the Price of Love
2. Kiss of Life
3. How to Fall in Love, Pt. 1
4. Omega Man
5. Haunted House
6. Heart Like Mine
7. Anything for You
8. Blue Island
9. Above and Beyond
10. For Whom the Bell Tolls
11. Fallen Angel

ファルセットも多用したり、歌を中心にして創られているので、この時代の中では一番ビージーズらしいかもしれません。リズムはマンネリ化しています。90年代でもこのパターンが売れると思っているのは周りが見えていなかったのでしょう。80年代はあまり活動していなかった後遺症でしょうか。このパターンはかえって曲の良さを損なっていると思うのですが。

90年代のサウンドはあまり歌を必要としていなかった事もあり、ビージーズにとっては取り入れがたかったのかもしれません。ソウルミュージッックをルーツに持つプリンスですら苦戦していましたから致し方ありません。逆に開き直ってドラムレスにすれば初期の頃のファンは歓喜する事でしょう。それが出来ないのはディスコの後遺症です。あの成功は忘れなければ先には進めないでしょう。Blue Islandでは久々にフォーキーな感じが出ていますが。ただ曲はさすがに良く、スクリッティポリッティファンは結構好きなサウンドだと思います。

Paying the Price of Love

Kiss of Life

How to Fall in Love, Pt. 1


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[20081230]

High CivilizationHigh Civilization
(1998/11/17)
Bee Gees

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High CivilizationHigh Civilization
(2001/04/10)
Bee Gees

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90年代に入りますが、サウンドは相変わらずで、打ち込みによるアレンジが目立っています。その為かアメリカでは再び売れなくなってしまいます。一般的にはビージーズが新作を出していた事すら気づいていない人が多かったのではないでしょうか。

1. High Civilization
2. Secret Love
3. When He's Gone
4. Happy Ever After
5. Party with No Name
6. Ghost Train
7. Dimensions
8. Only Love
9. Human Sacrifice
10. True Confessions
11. Evolution

曲創りは相変わらずしっかりしていますが、あまり代わり映えしない感じです。90年代はテクノが復権して新しいスタイルが次々に現れてきました。その時代にこの80年代を引きずったようなサウンドは感心いたしません。ソウルミュージックからの延長にあるこの時期までのビージーズにとってはこれ以上の変革は難しい所でしょう。

このてのサウンドが好きな人にとっては良く出来ている作品かと思いますが、昔の名作を未だに期待しているファンにはつらいかもしれません。それは望んではいけないのかもしれません。それでもこの時代にオーケストラヒットはあまりにもダサイアレンジです。もう時代が読めなくなっているのでしょう。現在での未だにヒップホップしているのは相当ダサい時代錯誤だと私は思っていますが、誰もそれに気づいていないというのが今年の経済危機以上に危うい事だと私は思います。心と感性が病んでいるのですから。

High Civilization

Secret Love

When He's Gone


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[20081230]

OneOne
(1998/11/10)
Bee Gees

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前作での失敗を反省してか、このアルバムでは再び歌を聴かせる曲創りに戻っています。ただ80年代の流行もののサウンドはいいかされています。これまでのディスコ調ではなくラテン系のリズムを活かした曲が多く、シカゴサウンドにビージーズのハーモニーが乗っかっているような感じです。

1. Ordinary Lives
2. One
3. Bodyguard
4. It's My Neighborhood
5. Tears
6. Tokyo Nights
7. Flesh And Blood
8. Wish You Were Here
9. House Of Shame
10. Will You Ever Let Me
11. Wing And A Prayer

何とかOneとBodyguardがシングルヒットしましたが、アルバムとしては地味な展開でした。80年代サウンドが一番似合いそうなグループでしたが、予定調和的にそのまんまなサウンドで出て来ると引いてしまいます。俺たちはちょっと違うぞという所があればもっと売れていたのではと思います。しかし絶頂期を過ぎた彼らにとってはこれが精一杯だったのかもしれません。

あまりにも普通に普通の音楽をやっているといった感じで、普通に聴き流すだけならうってつけの作品かもしれません。それだけ心に残る歌が無くなってきています。デジタルサウンドの恐ろしい所はそこです。綺麗過ぎて心に引っかからないのです。まるで別の世界の音のように聴こえます。現実味が無いというのか、80年代の音楽はどうしてもそうした人間味の無い無味無臭な感じがするのですが、このアルバムはその最もたるものだと思います。

Ordinary Lives

One

Bodyguard


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[20081229]

E.S.P.E.S.P.
(1999/01/12)
Bee Gees

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前作から6年というインターバルをとって出されたアルバムです。もうビージーズなど忘れ去られていた頃に出されました。レコード会社とのいざこざがあったようですが、再びアリフマーディンと組んでいます。アリフはスクリッティポリッティのプロデュースをやっていたので、そのノウハウから立体的な80年代アレンジをビージーズにもフィードバックしています。

1. E.S.P.
2. You Win Again
3. Live or Die (Hold Me Like a Child)
4. Giving Up the Ghost
5. Longest Night
6. This Is Your Life
7. Angela
8. Overnight
9. Crazy for Your Love
10. Backtafunk
11. E.S.P. (Vocal Reprise)

80年代のくだらないサウンドを一番やりそうだったのがビージーズでしたが、その80年代の大半を隠遁していたので何とか回避出来ていたのですが、このアルバムでとうとう想像通りの80年代サウンドをやっています。デジタルリヴァーブにゲートドラムサウンド、シンセドラム、デジタルシンセの白玉といったお決まりのコースです。

ただハーモニーだけはいつものビージーズです。これほど80年代サウンドが似合うのは困ったものですが、何のためらいも無くやっています。やりそうでやらなかった事が何とか救いでしたが、ディスコサウンドを経て来るとどうしてもこのサウンドになってしまうのはいたしかたありません。そして案の定売れませんでした。これまでは曲の良さがありましたが、このアルバムではそれも半減している感じです。

E.S.P.

You Win Again

Live or Die


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[20081229]

リヴィング・アイズリヴィング・アイズ
(2004/12/17)
ビージーズ

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リヴィング・アイズリヴィング・アイズ
(2004/12/17)
ビージーズ

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80年代に入り、ディスコからは卒業しようとしている感じの作品になっています。スティーヴガットなどのスタジオミュージシャンを招いて、ソフトフュージュンサウンドに戻るのかと思いきや、普通のストリートミュージックになっています。

1. Living Eyes
2. He's a Liar
3. Paradise
4. Don't Fall in Love with Me
5. Soldiers
6. I Still Love You
7. Wildflower
8. Nothing Could Be Good
9. Cryin' Everyday
10. Be Who You Are

テクノブームの後というのもあり、シンセのテクノ的な使い方があったりしますが、基本はディスコ前のサウンドに近いものです。ただA.O.R.のようで少し違う感じがします。これはアメリカのこうした音楽の上で、昔からのビージーズの曲創りが活かされている感じがします。曲自体はいい出来なのですが、ブームの後だけにとても地味な印象があり、ビージーズはビッグメームだけが残り、また売り上げが上がらない時代へと戻っていきます。

あくまでも小難しくならないという彼らの精神は貫かれており、親しみ易い曲ばかりです。この時代にディスコをまだやっていても売れなかったでしょうけど、それを脱ぎ捨てても又売れる訳でもありません。この後はインターバルが長くなりますが、マイペースに彼らならではの作品を出し続けていきます。

Living Eyes

He's a Liar

Paradise


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[20081229]

Spirits Having FlownSpirits Having Flown
(2006/06/06)
Bee Gees

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サタデイナイトフィーヴァーの成功により再びトップアーティストに返り咲いたビージーズ第三期の最高傑作アルバムです。今までのビージーズの歴史の中でも一番売れていた絶頂期の作品です。自分たちで創り上げたディスコサウンドにそれ以前まで持っていたソングライティングの粋を集めてより完成されたディスコサウンドになっています。

1. Tragedy
2. Too Much Heaven
3. Love You Inside Out
4. Reaching Out
5. Spirits (Having Flown)
6. Search, Find
7. Stop (Think Again)
8. Living Together
9. I'm Satisfied
10. Until

Tragedyがまず大ヒットします。そしてHow Deep Is Your Loveのようなバラード曲Too Much HeavenやSpiritsなど素晴らしい作品が揃っています。ファルセットボイスもお馴染みになり、ビージーズは時代をリードするトップミュージシャンとなりましたが、パンクロックの商業主義音楽への標的としてロックファンからはけなされていた存在でもありました。時はテクノブームの時期でもあり、シンセベースやシンセによるシーケンスなども取り入れています。

歌い方はニューソウルからの影響もありますが、以前から持っていた情緒的な曲創りも復活しています。Spiritsなどは今聴くとスクリッティポリッティしていて面白いです。勿論スクポリの方が影響されているのでしょうが。現在はクラブなどで踊る事が当たり前になっていますが、このディスコブームが現在までダンスミュージックの価値を生み出していて、いまだにその影響力を持っています。いつの間にか音楽は演奏するものだという意識があったのですが、踊る為の音楽というのが別に勢力を持つようになりました。それはそれでいいのですが、馬鹿にだけはならないようにして欲しいものです。

Tragedy

Too Much Heaven

Love You Inside Out


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[20081229]

Saturday Night FeverSaturday Night Fever
(2007/07/31)
The Bee Gees

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自分たちが創りだしたディスコサウンドを専用するかのごとき映画のサントラ盤です。日本では映画よりもサントラ盤の方が先に出ており、ディスコミュージックが大流行しました。そして中に入っていたベートーベンの運命をディスコアレンジした曲を聴いて、これはきっとB級映画に違いないと思いましたが、映画が上映されるやいなや世界中にディスコブームが蔓延しました。パンク前夜はこの商業音楽が大ブレイクしていたのです。

1. Stayin' Alive
2. How Deep Is Your Love
3. Night Fever
4. More Than a Woman
5. If I Can't Have You
6. Fifth of Beethoven
7. More Than a Woman
8. Manhattan Skyline
9. Calypso Breakdown
10. Night on Disco Mountain
11. Open Sesame
12. Jive Talkin'
13. You Should Be Dancing
14. Boogie Shoes
15. Salsation
16. K-Jee
17. Disco Inferno

労働者トラボルタが週末はスーツを決めてディスコで花形になっていくというストーリーでトラボルタの出生作となりました。ある種アクセスストーリーのこの映画は若者達の心を射止め、小難しくなっていたロックやジャズが本来の踊る為の音楽へと回帰する現象を生み出しました。Stayin' AliveやNight Feverはディスコミュージックのひな形となりましたが、How Deep Is Your Loveというバラードの名曲も生み出しています。

ビージーズ以外にもYvonne Elliman、Walter Murphy、Tavares、David Shire、Ralph MacDonald、Kool & the Gang、KC & the Sunshine Band、The Trammpsなどが参加しています。全編四つ打のディスコサウンドで、この単純なリズムが踊り慣れていない日本人にも踊る気にさせていたのです。ディスコにしろパンクにしろ、単純化する事によりより敷居の低い大衆音楽の復権をになったのですが、それが現在の幼稚化した音楽の原因にもなっています。音楽はみんなが楽しむべきものではありますが、聴く側のレベルまで下げすぎるとプロである意味が無くなっているのではとさえ思えてしまいます。ともあれ、ここでの音楽はそこまでまだ水準を下げていません。歴史的な作品である事は間違いありません。

Stayin' Alive

How Deep Is Your Love

Night Fever


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[20081228]

Children of the WorldChildren of the World
(2006/06/06)
Bee Gees

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完全四つ打ちリズムのディスコサウンドを生み出した歴史的アルバムです。ダンスホールもいつしかディスコと呼ばれ、そこではビージーズが流れ、後に数あまたのディスコミュージックが生まれていく事になります。その大本をこのビージーズが編み出したのです。特許を取っていればもっと金持ちになっていた事でしょう。この四つ打ちは後にテクノにも影響していく事になります。

1. You Should Be Dancing
2. You Stepped into My Life
3. Love So Right
4. Lovers
5. Can't Keep a Good Man Down
6. Boogie Child
7. Love Me
8. Subway
9. Way It Was
10. Children of the World

四つ打ちのドラムパターンにチョッパー気味のベース、パーカッションにホーンそしてストリングスがチープに絡むディスコサウンドのスタンダードがこのアルバムから出来上がっています。それまでのソウルミュージックとは似て非なるものです。ビージーズは作曲能力も高いので、ソフトフュージュンのようなアレンジも使ってマンネリ化するのを防いでいます。

You Should Be Dancingのヒットによりファルセットも彼らの新しいトレードマークとなります。当時ハードロックばかり聴いていた私にとって踊る為の音楽をやるというのは全く異次元の話で、ビージーズが知らない世界へといってしまったようなイメージを持っていました。おまけにこのジャケットです。これは何かの冗談ではないかとさえ思っていました。しかしこのアルバムの成功により映画サタデーナイトフィーヴァーが創られ、ディスコブームに拍車がかけられます。この時点ではまだアメリカのディスコだけの流行だけだったのです。今聴くと曲の出来映えはしっかりとしているでさすがだと感心してしまいます。

You Should Be Dancing

You Stepped into My Life

Love So Right


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[20081228]

メイン・コースメイン・コース
(2004/12/17)
ビージーズ

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ディスコブームの先駆けとなる作品で、まだブームまではいきませんが、明らかにビージーズのサウンドが変わった事を知らしめる作品になっています。当時はまだディスコという呼び名ではなく、ダンスホールであり、流れている曲もソウルミュージックでした。ソウルトレインという番組が流行っていた頃でした。ビージーズも始めはそうした音楽をここでやっているのです。プロデュースは前作に引き続きアリフマーディンです。

1. Nights on Broadway
2. Jive Talkin'
3. Wind of Change
4. Songbird
5. Fanny (Be Tender With My Love)
6. All This Making Love
7. Country Lanes
8. Come on Over
9. Edge of the Universe
10. Baby as You Turn Away

ダンサブルなソウルミュージックへ移行した作品で、まだディスコミュージックと呼ばれるものにはなっていません。何といってもディスコミュージックというのはこのビージーズが創りだしたものですから、そのサウンドが固まるのはこの後です。その手始めがシングルヒットしたJive Talkin'です。ディスコミュージックというのはもっとシンプルでバリーギブが踏切のカンカン言っている音のリズムから生み出したもので、4つ打ちのシンプルなドラムパターンにより、白人でも踊り易いリズムになっています。

それまでのソウルミュージックはこのアルバムでも分かるように、まだ多少複雑なハネ方をしています。黒人はこの方が踊り易いのです。しかしブームになるには白人でも踊れるリズム、そして映画サタデーナイトフィーヴァーを待たなければなりません。そういう意味でこのアルバムはただダンサブルになった事を告げるアルバムであり、まだ爽やかなバラードもあります。ですからこれまでのファンに軽く挨拶代わりに出されたアルバムのようでもあります。曲の出来映えも良く、完全にアメリカへシフトチェンジした思いっきりの良さが売り上げに結びついています。

Nights on Broadway

Jive Talkin'

Wind of Change


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[20081228]

ミスター・ナチュラルミスター・ナチュラル
(2004/12/17)
ビージーズ

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Mr. NaturalMr. Natural
(1992/05/05)
Bee Gees

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プロデューサーにアリフマーディンを迎えて、よりアメリカを意識した作品になっています。アメリカンポップスを消化して新しい自分たちの音楽を創り始めています。ただこの新しいビージーズサウンドにファンはついていけてない感じもあり、それほど売れませんでした。ファンではなかった私も当時はもうビージーズも終わったとさえ思っていました。

1. Charade
2. Throw a Penny
3. Down the Road
4. Voices
5. Give a Hand, Take a Hand
6. Dogs
7. Mr. Natural
8. Lost in Your Love
9. I Can't Let You Go
10. Heavy Breathing
11. Had a Lot of Love Last Night

A.O.Rやソフトフュージュン、ニューソウルからの影響を感じさせるアレンジで、イギリスの草原に吹く風のような彼らの音楽はもうありません。爽やかさはありますが、それはもうアメリカの風景になっているのです。ファンキーなDown the Roadは次につながるディスコサウンドを連想させます。

アメリカに渡れば普通に黒人音楽が流れている訳ですから彼らも無視する事は出来ないでしょう。そしてその出会いが新しい彼らのスタイルへと結びついていくのです。それでもまだ情緒的なフォークソングもやっていますので、ファンでも戸惑う感じになっていた事でしょう。新しいサウンドへの過渡期に当たる作品の為それほど売れませんでしたが、ここでも十分に素晴らしい曲を創っています。

Charade

Throw a Penny

Down the Road


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[20081228]

ライフ・イン・ア・ティン・キャンライフ・イン・ア・ティン・キャン
(2004/12/17)
ビージーズ

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Life in a Tin CanLife in a Tin Can
(1997/09/09)
Bee Gees

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必要最小限の音数でより歌を際立たせている作品です。ビッグヒットがなかったので、ビージーズの存在を世界にsピールする事は出来ませんでしたが、これまで以上に美しい作品を創り上げています。

1. Saw a New Morning
2. I Don't Wanna Be the One
3. South Dakota Morning
4. Living in Chicago
5. While I Play
6. My Life Has Been a Song
7. Come Home Johnny Bridie
8. Method to My Madness

曲のタイトルにダコタやシカゴなど、アメリカの地名が出ている事からも分かるように、この時期は他のバンドと同じようにアメリカのマーケットを狙っていたようです。より爽やかに、よりロマンティックにレベルを落とす事無く作品を創っているのですが、ヒット曲が出ていない為か、知名度は低いアルバムです。

ビートルズ無き時代ですから、この頃の彼らの模範としていたのはCS&Nのかもしれません。フォーキーで、コーラスを重視したシンプルながら美しく素晴らしいアルバムになっていると思います。初期の頃のビッグヒットを飛ばしていた頃やディスコブームを巻き起こしていた頃ばかりが知られていますが、この頃の彼らの音楽は隠れた名作ばかりだと思います。

Saw a New Morning

I Don't Wanna Be the One

South Dakota Morning


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[20081227]

To Whom It May ConcernTo Whom It May Concern
(1992/05/05)
Bee Gees

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トゥ・フーム・イット・メイ・コンサーントゥ・フーム・イット・メイ・コンサーン
(2004/12/17)
ビージーズ

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ソングライティングは冴えながらもビッグヒットは無かった為に、この頃からビージーズはファン以外からはあまり注目されなくなっていきます。それでもこれまで以上にいい曲を書いています。シングルヒットは続けていましたので、忘れ去られる事はありませんでしたが、初期の頃の印象が強かった為にファンではない者にとっては何とか生き残っているグループという印象がありました。

1. Run to Me
2. We Lost the Road
3. Never Been Alone
4. Paper Mache, Cabbages & Kings
5. I Can Bring Love
6. I Held a Party
7. Please Don't Turn Out the Lights
8. Sea of Smiling Faces
9. Bad, Bad Dreams
10. You Know It's for You
11. Alive
12. Road to Alaska
13. Sweet Song of Summer

しかし、これだけの作品をちゃんと出していたので、一般的なイメージだけでは計り知れない者がある事に気づかされます。ストリングスアレンジもシンプルながら見事な者です。力んでしまうと歌がめちゃくちゃになる所をそのまま収録しているのもおおらかな事かもしれません。それほど完璧主義者ではないのかもしれません。

メインは3人のハモリコーラスであり、そこがしっかりしていれば大丈夫みたいな所もあるようです。しかし、これだけバラードのような曲ばかり創り続けてしまうと普通は飽きると思うのですが、飽きずにやる所がソフトロックの由縁でしょう。しかも全然手を抜いていません。今回はブリットポップと呼ぶには違う感じになっています。あまりひねくれ度が無くなってきているようです。

Run to Me

We Lost the Road

Never Been Alone

Paper Mache, Cabbages & Kings


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[20081227]

トラファルガートラファルガー
(2004/12/17)
ビージーズ

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TrafalgarTrafalgar
(1997/09/09)
The Bee Gees

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コンセプト性を持ったアルバムで、第二期ビージーズの中でも最高傑作と呼ばれています。60年代とは違う新しいビージーズサウンドが出来上がった作品とも言えます。それでもソングライティングの良さは変わらずいい曲を書いています。情緒的でもっと大げさなアレンジにすればプログレとして扱われていたでしょうが、あくまでもポップな仕上がりが彼らならではです。

1. How Can You Mend a Broken Heart?
2. Israel
3. Greatest Man in the World
4. It's Just the Way
5. Remembering
6. Somebody Stop the Music
7. Trafalgar
8. Don't Wanna Live Inside Myself
9. When Do I
10. Dearest
11. Lion in Winter
12. Walking Back to Waterloo

How Can You Mend a Broken Heartがシングルヒットしました。ここで初めてビージーズによるファルセットが印象的で、新しいビージーズサウンドだと印象づけられました。昔のヒット曲とはかなり印象が違ってきています。ファンではなかった私でもかなり違和感がありましたが、今聴くと違和感はありません。なぜならこれからファルセットヴォイスが彼らの売りになっていくからです。

オーケストラを使った雄大なアレンジなど、スケール感がかなり変わってきていますが、美しい曲が多いです。ジャケットからの印象もありますが、彼らの音楽はいつもイギリスの香りが漂っていました。ディスコに走る前の話ですが。ブリットポップとしても再評価してもいいくらい現在ではロックファンもこれらの作品を聴き直してもいいと思います。

How Can You Mend a Broken Heart

Israel

Greatest Man in the World

It's Just the Way


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[20081227]

2 Years On2 Years On
(1997/09/09)
The Bee Gees

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ソロ活動をしていたロビンギブが復帰して本格的に3人で頑張りだした第二期ビージーズが完全に始動した作品です。3人揃った事で、今まで以上にコーラスハーモニーを重視した創りになっています。ビートルズの陰はかなり薄くなり、70年代らしいポップスになり始めています。

1. 2 Years On
2. Portrait of Louise
3. Man for All Seasons
4. Sincere Relation
5. Back Home
6. 1st Mistake I Made
7. Lonely Days
8. Alone Again
9. Tell Me Why
10. Lay It on Me
11. Every Second, Every Minute
12. I'm Weeping

ハードロックやプログレがもてはやされていた時代で、陰ながらソフトロックは静かに広がり始めていました。そうした音楽を好むファンもいたのです。久々に3人揃った事で、休止状態だったビージーズの復活を印象づける内容になっています。Back Homeのようなロックな曲もあり、1st Mistake I Madeはまるでボブディランのような歌い方です。シングルヒットしたLonely Daysはヘイジュードのようなゴスペル調の曲で、黒人音楽への接近が印象的です。

ポップスというのは多かれ少なかれこれまで聴き馴染んでいた音楽を周到しているもので、ビージーズも他の音楽からの影響を存分に吸収して新しい方向性へと進んでいます。こうしたソフトロックは当時は女子供が聴く音楽だと軽くあしらわれていました。私もその一人でしたが、今聴き直すだけの素直さを持てていると思います。それだけいい曲を作っているからです。

2 Years On

Portrait of Louise

Man for All Seasons

Sincere Relation


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[20081227]

キューカンバー・キャッスルキューカンバー・キャッスル
(2004/12/17)
ビージーズ

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3兄弟のうち、ロビンギブが一時脱退していた時期のアルバムで、バリーとモーリスのの二人で創られています。Cucumber Castleというビージーズが出演していたテレビ番組の為に創られた曲を集めたもので、その曲創りは前作からの流れを汲んでおり、素晴らしい名曲がたくさん入っています。前作同様に名盤と呼ばれている作品です。

1. If I Only Had My Mind on Something Else
2. I.O.I.O.
3. Then You Left Me
4. Lord
5. I Was the Child
6. I Lay Down and Die
7. Sweetheart
8. Bury Me Down by the River
9. My Thing
10. Chance of Love
11. Turning Tide
12. Don't Forget to Remember

時は70年代に入り、ビージーズも第二期に入った感じですが、メロディーメーカーとしては絶頂期を迎えていたのではないでしょうか。I.O.I.O.ではアフリカのリズムを取り入れて、初めてリズムを強調した作品になっています。テレビドラマの方はYOUTUBEでも断片を垣間見れますが、中世のイギリスでビートルズのマジカルミステリーツアーのまねごとをやっているような内容ではないでしょうか。

フォーキーな曲に少しずつリズム&ブルースのような黒人音楽の要素が入り始めています。相変わらずドラマティックでロマンティックな構成の曲が多く、そして何よりも円熟さも出てきており、ビートルズ無き時代に入り、ビージーズも新しい道を模索し始めたようでもあります。でもまだまだビートルズの影響はかなりありますが。アルバムとしてのまとまりもあり、前作に負けないくらいの名盤だと言えます。

If I Only Had My Mind on Something Else

I.O.I.O.

Then You Left Me

Lord


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[20081226]

OdessaOdessa
(2009/01/13)
Bee Gees

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アナログ盤では2枚組だったトータル性を持った作品です。初期のビージーズのソングライティングの粋を集めた名盤です。脱サイケデリックという事でフォーキーな曲調を中心に珠玉の名曲の数々が収められています。

1. Odessa (City on the Black Sea)
2. You'll Never See My Face Again
3. Black Diamond
4. Marley Purt Drive
5. Edison
6. Melody Fair
7. Suddenly
8. Whisper Whisper
9. Lamplight
10. Sound of Love
11. Give Your Best
12. Seven Seas Symphony
13. With All Nations (International Anthem)
14. I Laugh in Your Face
15. Never Say Never Again
16. First of May
17. British Opera

映画小さな恋のメロディーの主題歌Melody FairとGive Your Best。日本のドラマの主題歌にも使われたFirst of MayやLamplightなどビッグヒット曲がたくさん入っています。小さな恋のメロディーではストーンズやCSN&Yなどの曲が使われていましたが、Melody Fairこそが主役でした。とてもロマンティックな名曲です。この映画はイギリスの思春期の恋を描いた映画で、イギリス以外では日本で大ヒットしましたが、世界ではそれほど大きく扱われていません。主役のマークレスターも日本でだけの有名人だといってもいいくらいです。

そうしたヒット曲以外ではビーチボーイズの流れを汲むプログレにいきかけのドラマティックな曲によってトータル性をもったアルバムになっています。これまでギブ兄弟以外の他にもメンバーがいて5人組だったビージーズでしたが、それもこのアルバムまでで、この後はギブ兄弟の3人だけのメンバーになります。つまりはこのアルバムまでを初期として、このアルバムこそが初期の集大成と言えるでしょう。それはビージーズがソフトロックとしては一番おいしかった時代でした。ハードロックファンだった私としてもいい音楽はいい音楽と認めてしまう素晴らしい音楽が収められた名盤です。

Odessa

You'll Never See My Face Again

Black Diamond

Marley Purt Drive


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[20081225]

IdeaIdea
(2007/01/23)
Bee Gees

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このサードアルバムからはビッグヒット曲は出ていませんが、その分アルバム全体のまとまりを感じさせる作品になっています。もうサイケデリックな感覚はなく、よりポップな楽曲を創るようになっています。ソフトロックとしては百点満点のアルバムではないでしょうか。

1. Let There Be Love
2. Kitty Can
3. In the Summer of His Years
4. Indian Gin and Whiskey Dry
5. Down to Earth
6. Such a Shame
7. I've Gotta Get a Message to You
8. Idea
9. When the Swallows Fly
10. I Have Decided to Join the Airforce
11. I Started a Joke
12. Kilburn Towers
13. Swan Song

アメリカ盤とイギリス盤ではジャケットと曲目が違っていましたが、CDでは統一されているようです。ただ大ヒット曲が無くなってきているため、後のディスコ時代以降からこの辺の作品は忘れ去られるようになります。ソフトロックが見直されるようになってこの辺りの作品も再評価されてはいますが、有名曲が多いビージーズにとっては地味な時代へと入っていきます。

ただ、このオーケストレーションなどからプログレの前触れになっていたらこの時代もかなり評価されていたでしょう。しかし、このままソフトロックのスタイルを貫いていった彼らはロックファンからはかなり軽く見られていました。それは現在でも変わらない事でしょうが、ブリットポップの元祖という見方も出来ないではないです。それほどひねくれポップしているのです。そのひねくれ方が目立たない為に損している部分がかなりあります。

Let There Be Love

Kitty Can

In the Summer of His Years

Indian Gin and Whiskey Dry


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[20081224]

HorizontalHorizontal
(2007/01/23)
Bee Gees

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Massachusettsというビッグヒット生み出したセカンドアルバムです。このヒットで日本でもビージーズの名前が多く広まりました。日本のグループサウンズにも多大な影響を与えている事がこの作品からも分かる事でしょう。サイケ色は薄くなりましたが、ビートルズゆずりのポップな曲ばかりです。

1. World
2. And the Sun Will Shine
3. Lemons Never Forget
4. Really and Sincerely
5. Birdie Told Me
6. With the Sun in My Eyes
7. Massachusetts
8. Harry Braff
9. Daytime Girl
10. Earnest of Being George
11. Change Is Made
12. Horizontal

サイケな作風が薄くはなっていますが、曲の創り方はかなり凝ったものになっています。ヒット曲は良く出来たポップスですが、それ以外の作品はひねくれポップといってもいいくらいに凝っています。ビーチボーイズやビートルズのフォーキーな感じからの影響が強いようです。そしてその部分をより強調したサウンドはビージーズ独特の音楽性を創りだしています。

当時の日本もこういった音楽から影響されて創られた音楽が多くあり、日本にも名曲がたくさんありました。Harry Braffは多少サイケかもしれません。ビートルズのリヴォルバーあたらりから派生した正統なポップサウンドです。アルバムとしても良く出来ていますが、どうしてもシングルヒットばかりが有名な為にアルバムとして、その内容は良く知られていません。知っている人にとってはこの時代のビージーズのアルバムはどれも名盤として残っているはずです。

World

And the Sun Will Shine

Lemons Never Forget

Really and Sincerely


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[20081223]

Bee Gees' 1stBee Gees' 1st
(2007/01/08)
Bee Gees

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ここからソフトロックというものを紹介していきます。ハードロックやプログレが主流で、ハードロックでも何曲かはソフトな曲があったりしますが、全てソフトな曲ばかりのバンドもいたのです。そういったバンドはシングルヒットは出しますが、アルバム全体がソフトな曲だけだと売れませんでした。そうしたバンドを全てひっくるめてソフトロックと形容しています。そのソフトロックが見直されるのが80年代に入っておしゃれな曲をやるミュージシャンの間でもてはやされて現在ではソフトロックの再評価が高まっています。まず始めはビージーズからです。

1. Turn of the Century
2. Holiday
3. Red Chair, Fade Away
4. One Minute Woman
5. In My Own Time
6. Every Christian Lion Hearted Man Will Show You
7. Craise Finton Kirk Royal Academy of Arts
8. New York Mining Disaster 1941
9. Cucumber Castle
10. To Love Somebody
11. I Close My Eyes
12. I Can't See Nobody
13. Please Read Me
14. Close Another Door

ビージーズはバリーギブと双子のロビンギブ、モーリスギブの兄弟で結成されたコーラスグループでした。イギリス出身ではありますが、家族でオーストラリアに移り住み、オーストラリアからデビューします。アルバムを2枚出していますが、世界デビューアルバムがこのアルバムになります。時代はサイケデリック真っただ中で、ファーストアルバムからサイケデリックなジャケットになっています。

このアルバムからNew York Mining Disaster 1941、Holidayといった名曲がシングルヒットして、ビージーズの名前は一気に世界中に広がります。全てポップな曲ばかり、ストリングスアレンジがサイケデリックにはまっています。メロトロンなども使っています。どの曲もシングル向けの素晴らしい曲ばかりで、サイケ、ポップスの名盤と言えます。バリーギブの才能が一気に華開いた作品ですが、激しいロックが好きな人には見向きもされない所がソフトロックのゆえんでしょう。

Turn of the Century

Holiday

Red Chair, Fade Away

One Minute Woman


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[20081223]

Jackhammer BluesJackhammer Blues
(2000/06/19)
Rick Derringer

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2000年発売のオリジナル作品としては今の所最新盤になります。今回も往年のブルースナンバーのカバーが多いのですが、前回よりも知名度の低い曲が選ばれているので、オリジナル曲のように楽しめます。まだまだ若々しい演奏が炸裂しています。

1. Shake Your Moneymaker
2. Wrapped up in Love Again
3. You've Got to Love Her With a Feeling
4. Street Corner Talking
5. Somebody Loan Me a Dime
6. Just a Little Bit
7. All Your Love (I Miss Loving)
8. Red Hot
9. Crying Won't Help You Now
10. Parchman Farm
11. Texas

売れ線の作品を創る事も出来るだけの才能を持った人ではありますが、あくまでもブルースにこだわった男のギターアルバムであります。全体的に激しいハードなブルース曲が多いです。まだまだ現役で頑張れるという余裕すら感じます。一線でも活躍出来るエネルギーに満ち溢れていますが、セールス的にどうしても結びつきません。

この後Derringer, Bogert & Appiceという企画的なバンドをやったり、往年のヒット曲をムードジャズ風にアレンジしたアルバムなどを出しますが、そろそろオリジナルな一発が欲しい所です。ウィンターはファミリーの紹介はここまでとします。ダンハートマンなど成功している人もいますが、ベストアルバムしか残っていませんので省略いたします。なかなか現在では売れないウィンターファミリーですが、私は大好きな一派であります。

Arrow Fest 2008

Easy Action


[20081223]

Blues DeluxeBlues Deluxe
(1998/06/23)
Rick Derringer

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往年のブルースナンバーのカバーが多い作品です。クラプトンやジェフベック、ジョニーウィンターでお馴染みの曲がたくさんあります。70年代のロックファンにはお馴染みの曲ばかりですが、リックデリンジャーならではのギタープレイが新鮮です。

1. Let the Good Times Roll
2. Runnin' Blue
3. Blues Power
4. Key to the Highway
5. Blues Deluxe
6. Hide Away 1962
7. Killing Floor
8. Funky Music
9. Something Inside of Me
10. Still Alive and Well
11. Bright Lights, Big City
12. Checking up on My Baby

ロニーモントローズでもここまで自分のギタールーツを掘り下げる事はしていません。リックデリンジャーがいかにギターフリークだったかが伺える内容です。ジョニーウィンターアンドのFunky Musicをブルースにアレンジして再演したり、Still Alive and Wellも結構気に入っている曲のようです。

90年代はヘヴィメタ系の速弾きギタリストがもてはやされていましたので、こうしたブルースフィーリングたっぷりのギターを聴くと逆に新鮮に感じます。渋くもなく、青臭くもない、ちょうどいい感じの演奏に好感が持てます。こういう等身大のギターが弾けるギタリストが希有な現在、とても貴重な作品群だと思います。

Key to the Highway

Hideaway


[20081223]

Tend the FireTend the Fire
(1996/11/12)
Rick Derringer

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ジョニー、エドガーウィンター兄弟が参加している作品で、ハードなブルースにホーンセクションなどを絡めて渋いだけではないブルースが楽しめます。ポップ感覚もあるリックデリンジャーですからブルースにこだわる事も無いと思うのですが、ブルースにこだわりながらもポップ感覚が滲みだしています。

1. I`m Set On You
2. Who Do You Love
3. Talk To Me
4. Wrong Side Of Paradise
5. I'm In Love
6. Tough On Me Tough On You
7. I'll Be Loving You
8. I'm Doin' Fine
9. Too Sorry
10. Big Time Love
11. Wound Up Tight

ギターはB.C.リッチではなく、ストラトキャスターがジャケットには映っています。そうしたスタンダードなギターを弾きながらも、そのギターの特質を良く理解したギターの音色の創り方もセンスがいいと思います。シングルコイルならではの枯れた感じも聴こえますし、良くギターの特性を分かっているプレイヤーだと思います。

今回はロックンロール調の曲もあります。現在では派手なプレイが出来るギタリストとは言えませんが、ギター弾きには分かるギターへの愛情が伝わってきます。I'll Be Loving Youでは泣きのギターも聴かせてくれます。あくが強くない分とても聴き易いギターアルバムだと思いますが、なぜ売れないのでしょう。

Rick Derringer Interview


[20081222]

Electra BluesElectra Blues
(1994/08/23)
Rick Derringer

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ブルースアルバム第二弾になります。前作よりは本格的なブルースナンバーが多くなっています。60年代後期は若者が多くブルースをやっていましたので、リックデリンジャーの歌も特に問題ないと思います。ジョニーウィンターのように白人離れしている必要も無いのです。

1. I Got Something to Say
2. Unsung Hero of the Blues
3. Electra Blues
4. If It's the Blues
5. Firebrand Rebel
6. Blue Boogie
7. You Can't Be Everywhere at Once
8. All I Want to Do Is Cry
9. Deeper in the Blues
10. You Don't Miss What You Never Had

ジョニーウィンターとも違う、ロニーモントローズとも違う、ゲイリームーアとも違う、リックデリンジャーというギタリストのプレイスタイルによるブルースは大きな特徴こそありませんが、この人でしか表現出来ない世界をしっかりと持っています。童顔だった事もあり、男性からは軽く見られていた感もありますので、なかなかこうした渋い内容でも多くの人にはアピール出来ずにいます。

アルバムこそ売れていないのですが、ジョニーウィンターファンにもきっと気に入ってもらえる演奏が聴けます。ギターだけではなく、ベースラインも結構いけているのがリックデリンジャーの作品には多いです。そういう意味でもトリオ編成のブルースをやっている人ならかなり参考になるのではないでしょうか。

Rick Derringer Interview


[20081221]

Back to the BluesBack to the Blues
(1993/06/22)
Rick Derringer

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Good Dirty Funというアルバムを83年に出していましたが、現在入手困難で紹介出来ません。そこから一時一線からひいて、アルヤンコビックのアルバムをプロデュースしたり、シンディーローパーのバックバンドをやったりしていました。そしてどっと太りました。その姿はまるで浜崎あゆみのバックを務めるよっちゃんの姿とダブりました。そして93年にソロ活動を再開したのがこのアルバムでブルースへと回帰しています。

1. Trouble in Paradise
2. Blue Suede Blues
3. Blues All Night Long
4. Mean Town Blues
5. Sorry for Your Heartache
6. Sink or Swim
7. Diamond
8. Crybaby
9. Unsolved Mystery
10. Blue Velvet
11. Time to Go

ジョニーウィンターもこのころブルースへ回帰しています。そしてゲイリームーアもブルースへと回帰していましたが、内容はビッグブルース時代のようにハードなプレイでのブルースでした。リックデリンジャーも同じくハードなブルースを演奏しています。ブルースベースのハードロックといってもいいくらいです。ジョニーウィンターがMean Town Bluesを取り上げる所なんかリックらしい所です。

姿はおっさんになっても声はブルース向きに渋くなっている訳ではありません。ですから昔からのファンも十分楽しめるものになっています。ブルースというのはあまり意識しなくてもいいかもしれません。しかしこの年代の人はみなブルースを聴いて育ってきた訳ですから、こういう路線に走る事は理解出来ます。売れる売れないじゃなくて好きな事をやりたいというミュージシャンシップにのっとた所業だと思います。

Diamond

Unsolved Mystery


[20081221]

If I Weren't So Romantic, I'd Shoot You/Face to FaceIf I Weren't So Romantic, I'd Shoot You/Face to Face
(2004/11/02)
Rick Derringer

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80年代に入りましたが、決して時代に迎合するサウンドにはなっていません。ハードな曲とトッドラングレンから影響を受けたようなバラードがあったりとバラエティーに富んだ作品になっています。

1. Runaway
2. You'll Get Yours
3. Big City Loneliness
4. Burn the Midnight Oil
5. Let the Music Play
6. Jump, Jump, Jump
7. I Want a Lover
8. My My, Hey Hey (Out of the Blue)

Let the Music Playはジョニーウィンターグループにあった曲とは違う曲で、トッドラングレンの影響を感じさせるポップな曲になっています。Jump, Jump, Jumpはセルフカバーでハードなアレンジになっています。この頃のリックにとっての音楽観はトッドラングレンとチープトリックからの影響があるように感じます。

MTVの力を利用すればリックデリンジャーももっと売れていたと思える暗いいい曲を創っています。しかし、リックにしろ、エドガーにしろ、なぜかPVを創っていません。その辺の時代が読めていない感じが逆に変にデジタル化せずに済んだのかもしれません。その為、今聴いても十分耐えられる内容が残っています。

Rick Derringer Interview


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