ギター・スリンガー (2001/06/10) ジョニー・ウィンター 商品詳細を見る

自身のレーベルブルースカイからアリゲーターレーベルに移籍してからの作品です。シカゴのブルースミュージシャンと創り上げたブルースフィーリングたっぷりのアルバムです。グラミー賞にもノミネートされた作品で、これまでの彼の功績が評価され、そして初期の頃を彷彿とさせるハードなブルースナンバーがアメリカで静かに起こったサザンロックリバイバルによる影響もあったと思われます。

1. It's My Life, Baby
2. Don't Take Advantage of Me
3. Iodine in My Coffee
4. Trick Bag
5. Mad Dog
6. Boot Hill
7. I Smell Trouble
8. Lights Out
9. Kiss Tomorrow Goodbye
10. My Soul

It's My Life, Babyから彼の十八番のスライドギターが炸裂します。そしてこの作品からジャケットに映っているレイザーのヘッドレスギターをトレードマークにしていきます。これまた様になっているのです。これほどエレキギターを持った姿が決まる男も珍しいです。正にギターの申し子と言えるでしょう。アルピノで色素が薄い病気を持っている反動からか、体に入れ墨を入れてその裸を見せるようにもなります。

ジョニーウィンターといえばブルースギタリストというイメージですが、ブルースだけのアルバムというのは数枚しかなく、多くがロックンロール曲ばかりになっているのが事実です。ですからこのアリゲーターというブルース専門のレーベルから出しているブルースアルバムは実にジョニーウィンターらしい作品になっているといっていいでしょう。やっと年を取って落ち着いてきたというか、それでも手数の多いギタープレイは健在です。

It's My Life, Baby

Don't Take Advantage of Me

Mad Dog

Boot Hill

I Smell Trouble