1. Mean Streak 2. Four Horseman 3. Dirty City 4. Voyager 5. Something in the Air 6. Cat on a Leash 7. Skin and Bone 8. Mayday
サウンドも情緒性が加わり、昔からのファンでも満足のいくものになっています。ただ、レインボーやフォリナーのようなアメリカンプログレのようなサウンドである事に違いはありません。これも時代の音なので致し方ありませんが、それでもガンマのアルバムの中では一番の出来映えになっています。Skin and Boneではスライドギターも復活しています。
Something in the Airはサンダークラップニューマンのカバー曲で、こうしたポップな曲をやる事でモントローズとの違いを示しています。モントローズとの大きな違いはキーボードがいる事でシンセサイザーが活躍している事です。その為ギターはバンドアンサンブルの一つになっており、モントローズの時ほどの工夫が少なくなっているのがものたりません。ただファン心理としてはこれでロニーモントローズがもっと人気が出てくれれば良かったので文句は言いませんが、これが中々人気に火がつきませんでした。ガンマのアルバムの中では一番モントローズの頃に近い作風でもあり、このアルバムが彼らの代表作といっていいでしょう。
1. Openers 2. Open Fire 3. Mandolinia 4. Town Without Pity 5. Leo Rising 6. Rocky Road 7. My Little Mystery 8. No Beginning/No End
Openersは壮大なオーケストラによる序曲になります。この辺りのコンセプト感がプログレしています。泣きのギターに歌わせるTown Without Pityからゲイリームーアの最初のソロ作品と聴き比べるのも面白いかもしれません。Leo Risingのようなアコースティックなギターなどイギリス的なハードロックをイメージしているのかもしれませんが、エドガーのまとめる音はアメリカしています。
1. Rebel Road 2. Eye on You 3. Power of Positive Drinkin' 4. Freedom 5. Rockin' the Blues 6. Closer I Get 7. I'd Do It Again 8. Texas Tornado 9. Peace and Love 10. On the Horns of a Dilemma 11. Oh No No
Rockin' the Bluesという曲があるように、これまでのブルースシリーズの中でのロックバージョンなのかもしれません。しかしここにきてやっと80年代っぽくなったサウンドになっているはどう捉えたらいいのか分かりません。音圧があってメタリックなサウンドでもあm罹患ロックにありがちなまとめ方が迫力を半減している感じがします。もう少し滅茶苦茶やってくれたら尚爽快でした。