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[20090131]

ExtravaganzaExtravaganza
(2007/02/19)
Stackridge

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エクストラヴァガンザエクストラヴァガンザ
(2007/03/25)
スタックリッジ

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メンバーが3人も脱退してしまい。崩壊寸前のスタックリッジでしたが、何とかメンバーを補強してアルバムを出しました。これまでのようなブリットポップ感覚は健在ですが、メンバーが変わった事で音にも変化があり、ハードロックやプログレ的なサウンドも聴かせるようになりました。

1. Spin Around the Room
2. Grease Paint Smiles
3. Volunteer
4. Highbury Incident (Rainy July Morning)
5. Benjamin's Giant Onion
6. Happy in the Lord
7. Rufus T. Firefly
8. No One's More Important Than the Earth Worm
9. Pocket Billiards
10. Who's That up There With Bill Stokes

せっかく前作では高い完成度を創り上げたのですが、それが一つの到達点となってしまい。やり遂げた感をもったメンバーが脱退してしまったのです。それでも残されたメンバーはバンドの存続させる為に創り上げたのがこのアルバムです。

サウンドはハードになっていますが、ブリットポップ感覚はちゃんと継続しています。しかしトラディショナル感覚は薄れて、デキシー調の曲が増えている感じがします。ハードといってもグラムロック程度のもので、基本はポップな曲ばかりです。そのアンバランスさが結構面白いアルバムになっています。案外隠れた名盤といっても良いくらいの内容です。

TV - REHEARSAL

Stackridge at Glastenbury

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[20090131]

The Man in the Bowler HatThe Man in the Bowler Hat
(2007/03/20)
Stackridge

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ビートルズのプロデューサーだったジョージマーティンがプロデュースを受け持ったアルバムです。マーティンの息子がたまたまスタックリッジのファンで、アルバムをジョージマーティンに聴かせた事がきっかけだったようで、ビートルズフォロワーのスタックリッジにとってはこれ以上無い幸運に恵まれて最高傑作とも言われる作品を創り上げました。

1. Fundamentally Yours
2. Pinafore Days
3. Last Plimsoll
4. To the Sun and the Moon
5. Road to Venezuela
6. Galloping Gaucho
7. Humiliation
8. Dangerous Bacon
9. Indifferent Hedgehog
10. God Speed the Plough
11. Do the Stanley
12. C'Est la Vie
13. Let There Be Lids

ジョージマーティンのプロデュースにより、残響音の処理の仕方やオーケストラの使い方など、理路整然とした完成度を持った作品です。内容的にもよりブリットポップなイギリス独特なポップセンスがいかんなく発揮されています。ブリティッシュものが好きな私にとってはジャケットに映るイギリスの田舎に広がる草原に吹く風を浴びながら暮らしてみたいという憧れを募らせてくれる作品でもあります。

完成度が高くなっていますが、それまでのユーモアも健在で、同時期の10CCと共通する音楽的センスを感じます。商業的には決して成功したバンドとは言えませんが、その残された作品のどれもが美しくしっかりとした音楽性に裏打ちされた見事な音楽ばかりです。その中でもより完成度が高く、一般的にも親しみ易い内容のアルバムです。10CCにもXTCにもブラーにもつくれない彼らならではのブリットポップはロックの歴史の中でもきわめて重要な存在としてその形跡を残しています。

Fundamentally Yours

Road to Venezuela


[20090131]

FriendlinessFriendliness
(2007/02/13)
Stackridge

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フレンドリネスフレンドリネス
(2001/06/13)
スタックリッジ

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ファーストアルバムの出来映えは素晴らしかったのですが、売り上げは伸びなかった為にツアーやラジオやテレビのテーマソングを歌ったりして認知度を上げていきました。レコードの制作費も削られた為に短時間で制作したのがこのセカンドアルバムです。しかしツアーなどで新曲のリハーサルも準備万端だった為に短時間の割にはしっかりとした内容になっています。

1. Lummy Days
2. Friendliness
3. Anyone for Tennis
4. There Is No Refugee
5. Syracuse the Elephant
6. Amazingly Agnes
7. Father Frankenstein Is Behind Your Pillow
8. Keep on Clucking
9. Story of My Heart
10. Friendliness, Pt. 2
11. Teatime
12. Everyman
13. Purple Spaceships Over Yatton [Original Recording]
14. C'est la Vie
15. Do the Stanley

Lummy Daysはトラディショナルフォークなインスト曲でステージでもオープニングに使われる彼らのテーマ曲のような存在です。彼らは売れてはいませんでしたが、ポリシーとして当時売れていたハードロックやグラムロックとは違うスタイルにこだわるというひねくれぶりがありました。それでいて、これだけ美しい曲を制作しているのですからたいしたものです。

あえてボードヴィル調のAnyone for Tennisをシングルカットしています。この曲のポップセンスは10CCそのものといっても良いでしょう。10CCとは同時期に活躍していたバンドなので、10CCの方が影響を受けている可能性もありますが、実際にはどうなのかよくわかりません。音楽的には中期から後期のビートルズサウンドの影響がある事は確かです。それをトラディショナルフォークな感覚とひねくれ感覚で仕上げている美しいくらいのブリットポップなのです。

Lummy Days

Anyone for Tennis

Syracuse the Elephant


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[20090131]

StackridgeStackridge
(2006/12/26)
Stackridge

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ブリストルから出てきたブリットポップを受け継ぐバンド、スタックリッジです。良くビートルズのようなサウンドと形容されますが、どちらかというとビートルズと言うよりも10CCの流れを受け継いだバンドだと思います。中にはプログレッシヴな曲もあるのでソフトプログレのバンドだという認識もされています。

1. Grande Piano
2. Percy the Penguin
3. Three Legged Table
4. Dora the Female Explorer
5. Essence of Porphyry
6. Marigold Conjunction
7. West Mall
8. Marzo Plod
9. Slark

ブリストルのローカルバンドで派手な活動はしていないのですが、このファーストアルバムからヒプノシスによるジャケットを採用しています。ヒプノシスにしては珍しくほのぼのとしたジャケットになっています。冒頭Grande Pianoからコンプのかかったボーカルでビートルズを連想させます。ベースラインもビートルズ的ですが、その構築の仕方は10CCのようなひねくれポップスになっています。

イギリス特有のトラディショナルフォーク的なスタイルが基本のようです。そこに立体的に10CCのようなポップなアレンジが構築されたポップスなのですが、Slarkのように壮大なスケールで表現するとプログレッシヴなスタイルになっていきます。そのためプログレバンドだという認識もあるのですが、このバンドは明らかにブリットポップバンドなのであります。牧歌的で情緒的なセンスもユーモアを持ってポップに仕上げている感覚は素晴らしいものがあります。

Grande Piano

Dora the Female Explorer

Slark Pt 1


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[20090130]

イタリアン・グラフィティ(紙ジャケット仕様)イタリアン・グラフィティ(紙ジャケット仕様)
(2006/08/23)
ニック・デカロ

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ソフトロックの興隆をになったアレンジャーの一人、ニックデカロです。その代表作としてこのアルバムが一番有名な作品です。この他にもプライベイトオーシャンというアルバムがあります。どちらもA.O.R.らしいアレンジでこの後のA.O.R.スタイルの元になっています。

1. Under The Jamaican Moon
2. Happier Than The Morning Sun
3. Tea For Two
4. All I Want
5. Wailing Wall
6. Angie Girl
7. Getting Mighty Crowded
8. While The City Sleeps
9. Canned Music
10. Tapestry

アレンジャーであるので、人の曲をアレンジしているものばかりです。スティーヴンUnder The Jamaican Moon、スティーヴィーワンダーのHappier Than The Morning Sun、Angie Girl、ジャズスタンダードのTea For Two、ジョニミッチェルのAll I Want、トッドラングレンのWailing Wall、ベティエヴェレットのGetting Mighty Crowded、ランディーニューマンのWhile The City Sleeps、ダンヒックスのCanned Music、といった曲は全て全てニックデカロによってソフトロックともA.O.R.とも呼べる洗練された音楽になっています。

ビーチボーイズのようなコーラスも特徴的です。ニックデカロはA.O.R.と呼ばれている音楽の有名どころの多くをアレンジしている仕掛人でもあります。この作品では都会的な冷たさというよりは明るい西海岸の暖かさのようなぬくもりを持った作品になっており、A.O.R.が嫌いな人でも素直に聴けるのではないでしょうか。現在ではソフトロックの名盤として再評価されている名盤になっています。

Under The Jamaican Moon

Angie Girl


[20090129]

ミラー・ミラーミラー・ミラー
(1995/03/15)
10cc

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ミラー・ミラーミラー・ミラー
(1995/03/15)
10cc

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10CC復活第2弾は日本のエイベックスから発売されました。その為かこれ又ぱっとしない売り上げに終わりました。昔のヒット曲I'm Not in Loveをリミックスするなど、過去の栄光にしがみついている印象を受けます。しかし曲は良い曲を書いてはいます。

1. I'm Not in Love [Rework of Art Mix]
2. Peace in Our Time
3. Ready to Go Home
4. Monkey and the Onion
5. Why Did I Break Your Heart
6. Code of Silence
7. Take This Woman
8. Grow Old With Me
9. Age of Consent
10. Everything Is Not Enough

前作は復活したばかりで慣れていない感じがあったのかもしれません。このアルバムではちゃんと聴きごたえのある曲を作っています。ポールマッカートニーが作曲や演奏でも参加しています。元祖ブリットポップの御大が揃っているのですから悪いはずはありません。しかし昔のヒット曲のリミックスだけでは注目されるには至りませんでした。

ブリットポップにしろ、時代はもっとネイキッドな音が求められていました。このアルバムではいかにも創り込まれた上品な音になっているのです。一緒に年を取ったファンには何とか受け入れてくれる人もいるでしょうが、新しいファンをつかむまでには至りませんでした。その為か、このアルバム以降作品は出していません。事実上解散となっているようです。10CCはヒット曲はありますが、あくまでも玄人受けするバンドでした。ですが彼らがいなければその後に続くブリットポップの流れも無かった事でしょう。歴史的にも非常に重要なバンドなのであります。私もかなり影響を受けています。

I'm Not in Love

Ready to Go Home

Code of Silence


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[20090128]

ミ-ンホワイル(紙ジャケット仕様)ミ-ンホワイル(紙ジャケット仕様)
(2008/11/26)
10CC

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ビッグネームのバンドが再結成するのが流行りだした頃、10CCも再結成する事になりました。当初オリジナルメンバー4人が揃っての再結成の予定でしたが、ゴドレー&クレームの2人は契約の都合上メンバーとしては参加出来ませんでしたが、ゲストとして参加しています。その他にもドクタージョン、ジェフポーカロ、デヴィッドペイチなどが参加しています。

1. Woman in Love
2. Wonderland
3. Fill Her Up
4. Something Special
5. Welcome to Paradise
6. Stars Didn't Show
7. Green Eyed Monster
8. Charity Begins at Home
9. Shine a Light in the Dark
10. Don't Break the Promises

彼らがレゲエをやるきっかけとなったスティーリーダンは相当好きらしく、このアルバムではそのプロデューサーであるスティーヴカッツがプロデュースに参加しています。作曲にはポールマッカートニーも参加しており、サウンド的には80年代のポールマッカートニーのような感じになっています。

80年代の妙にまとまったポップソングという感じで、ブリットポップとしては合格点なのですが、オリジナルメンバー4人が揃ったアルバムにしては驚きがありません。そこまで求めてはいけないのかもしれませんが、どうしても期待して聴いてしまいます。どの曲もMTV向きな良く出来た曲ばかりですが、デジタルリバーヴたっぷりのいかにも80年代な作風は何度も聴きたくなるようなサウンドではありません。4人が再会したのはこの1枚だけになりますので、そういう意味ではありがたい作品です。

Woman in Love

Welcome to Paradise


[20090127]

都市探検(紙ジャケット仕様)都市探検(紙ジャケット仕様)
(2006/06/28)
10cc

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都市探検+7(紙ジャケット仕様)都市探検+7(紙ジャケット仕様)
(2008/11/26)
10CC

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アルバムが出た事さえ記憶に無いくらいのアルバムです。邦題の都市探検は何となく記憶にありますが、それほど話題にならなかった作品です。あまりにも売れなかったので、このアルバムで一旦解散となってしまいます。最後という事でゲストも奮発してスティーヴガットにサイモンフィリップス、サックスにメルコリンズというだけでも話題になりそうなのですが、ニューウェイヴっぽい10CCなら普通にニューウェイヴを聴けば良い感じでした。

1. 24 Hours
2. Feel The Love (Oomachasaooma)
3. Yes, I Am
4. Americana Panorama
5. City Lights
6. Food For Thought
7. Working Girls
8. Taxi! Taxi!
9. 24 Hours
10. Dreadlock Holiday
11. I'm Not in Love
12. Feel the Love
13. She Gives Me Pain
14. Food For Thought
15. Secret Life of Henry

レゲエやフュージュンっぽい曲などでもポップな作風で頑張っているのですが、昔からのファンには物足りないし、新しい音楽を求めている人にとっては中途半端な感じです。MTVにも頑張ってPVを流しますが効果無し。ファンが10CCに求めているものが無くなっているのでいっその事他のプロジェクトを始めた方が良いという結論から解散となってしまいます。

当時は新しい感性が続々と出ていましたから、致し方ない事でした。しかし、現在ブリットポップも定着し、ミクスチャーなサウンドでも聴き分ける事も出来るリスナーが増えていますので、カーズのようなバンドという感覚で、今の耳でなら楽しめる作品ではないかと思います。曲自体は良く出来ていますのでB級ポップな作品を発掘したみたいな感覚ではどうでしょうか。

Feel The Love

Food For Thought

Working Girls


[20090126]

ミステリー・ホテル(紙ジャケット仕様)ミステリー・ホテル(紙ジャケット仕様)
(2006/06/28)
10cc

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ミステリー・ホテル+7(紙ジャケット仕様)ミステリー・ホテル+7(紙ジャケット仕様)
(2008/11/26)
10CC

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バンドからスチュアート&グールドマンの二人に戻っての作品です。ですから愛ゆえにの頃のようなサウンドになっているのですが、あの作品のようなひらめきは感じられません。ポップで良い曲はあるのですが、地味な曲ばかりです。

1. Don't Ask
2. Overdraft in Overdrive
3. Don't Turn Me Away
4. Memories
5. No tell Hotel
6. Les Nouveaux Riches
7. Action Man in a Motown Suit
8. Listen With Your Eyes
9. Lying Here With You
10. Survivor
11. The Power Of Love
12. Memories(US mix)
13. We've Heard It All Before
14. Tomorrow's World Today
15. Run Away
16. Les Nouveaux Riches (single mix)
17. You're Coming Home Again

何とかジャケットのユニークさで10CCの健在ぶりを示しましたが、どんどん新しい音楽が生まれていた80年代においては斬新さが感じられないものばかりです。逆にゴドレー&クレームの方が80年代は活躍します。ポールマッカートニーのアルバムに参加したりしながらも自分たちの音楽を追究はしていますが、地味な曲ばかりです。

それでも良い曲はあるのです。ソングライターとしてのこの二人のコンビはさすがです。レゲエ調などのリズムも定着したり、なんとかニューウェイヴにあやかろうとしている感じもします。しかしもうひねくれポップというイメージはありません。XTCがその役目を引き継いでいきますので、本家本元の10CCはもう出る幕がありません。それでも曲は良いのです。

Lying Here With You


[20090126]

朝青龍は確かに横綱総見では調整不足だった。誰が見ても引退が頭をよぎった事でしょう。しかし、場所が始まってみると相撲感の良さは健在で、危ないながらも勝ち続け、後半に入ると勝ち方を体が覚えており、調子を上げてきた。しかも後半は戦い慣れている上位力士ばかりだ。そしてついには横綱決戦。本割りでは負けましたが、決定戦で白鵬を寄り切り満面の笑みで優勝しました。

その原動力は何か。それは気迫以外無いでしょう。他の力士には不足している勝つ事へのこだわりをもった気迫。それがだめ押しともいえる最後まで戦い続ける姿に現れていました。鬼神といっても良いくらいの気迫。これは残念ながら現在は朝青龍しか持ち合わせていません。だめ押しは相手に余計な怪我を追わせる可能性があります。本来ならば自粛しなければならない所ですが、そんな馴れ合いの仲良しこよしで良いのでしょうか。相撲は大体いつも同じ相手と戦う事になります。そんな馴れ合いで優勝出来るほど甘くない事を一番良く知っているのが朝青龍なのです。大相撲は神事でもありますが、紳士のスポーツではありません。優等生でなければならない理由は無いのです。だから朝青龍の相撲は面白いし、朝青龍が出てくれば場所が盛り上がるのです。

主な上位力士の成績
朝青龍 14勝1敗 優勝
白鵬 14勝1敗
千代大海 8勝7敗
琴光喜 2勝10敗3休
琴欧洲 10勝5敗
魁皇 8勝7敗
日馬富士 8勝7敗
把瑠都 9勝6敗
安美錦 3勝6敗6休
稀勢の里 8勝7敗

豊ノ島 2勝6敗7休

日馬富士は何とか後半盛り返し、白鵬にも勝って勝ち越せました。把瑠都は前半の攻めの相撲が良かったのですが、横綱戦から前に出るというよりまわしを取りにいくような相撲になってしまい二桁勝つ事が出来ませんでした。又厳しい立ち合いに徹して来場所から大関取りはやり直しして欲しいものです。豊真将は前に出る相撲を取りきり11勝4敗で敢闘賞、豪栄道も本来の相撲が戻り10勝5敗で技能賞を受賞。今場所は全体的に気迫のこもった取り組みが多く、かなり盛り上がりました。立ち合いをあわせる取り組みが功を奏すようになってきたと思います。まだ体調不十分の朝青龍が来場所完全復活出来るのかという課題も残りましたが、当分引退とは言われなくなるでしょう。しかし長い休場から復活して優勝した力士を私は初めて見ました。

[20090125]

Look Hear?Look Hear?
(2008/05/13)
10cc

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ルック!ヒア!!(紙ジャケット仕様)ルック!ヒア!!(紙ジャケット仕様)
(2006/06/28)
10cc

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80年代に入ると10CCが新作を出しても大きく取り扱われなくなります。時代はニューウェイヴやテクノ全盛になりますので、ヒットシングルでもなければポップスは注目されなくなっていきます。10CCにとっては一番知られていない時代に入ります。

1. One-Two-Five
2. Welcome to the World
3. How'm I Ever Gonna Say Goodbye
4. Don't Send We Back
5. I Took You Home
6. It Doesn't Matter at All
7. Dressed to Kill
8. Lover Anonymous
9. I Hate to Eat Alone
10. Strange Lover
11. L.A. Inflatable
12. On-Two-Five [Edited Single Version]
13. Only Child

前作からツアーメンバーがバンドの正式メンバーになっていますので、演奏はかなりプロフェッショナルになっています。逆に以前の手作り感があった作風は亡くなっています。そこが昔からのファンが離れていった原因でもあります。ポップ感覚は衰えていませんが、それまでの10CCにはなかったコンテンポラリーな要素も加わって、新しいサウンドになっています。

フュージュン的なコード進行やアレンジも取り入れてのポップスになっていますので、ポップフュージュンというよりはロックよりなフュージュンになっているので個人的には好きな分野です。ジャケットはアメリカ盤とその他では違いがあります。大きなヒットシングルが無かった為にあまり知られていない作品ではあります。逆に今聴き直すくらいがちょうどいいのかもしれません。当時ではあまりにもがっかりな内容に感じたかもしれませんが、曲は良いので、今なら素直に聴き込めます。

One-Two-Five

Welcome to the World

Don't Send We Back


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[20090125]

ブラディ・ツーリストブラディ・ツーリスト
(1998/02/18)
10cc

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ブラディ・ツーリスト+1(紙ジャケット仕様)ブラディ・ツーリスト+1(紙ジャケット仕様)
(2001/12/12)
10cc

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ツアーのサポートメンバーをバンドメンバーとして6人組となった10ccのアルバムです。バンドとしての録音の為か、コンパクトにまとめたポップスになっています。しかし、さすがにひねくれポップぶりは健在です。

1. Dreadlock Holiday
2. For You and I
3. Take These Chains
4. Shock on the Tube (Don't Want Love)
5. Last Night
6. Anonymous Alcoholic
7. Reds in My Bed
8. Lifeline
9. Tokyo
10. Old Mister Time
11. From Rochdale to Ocho Rios
12. Everything You Wanted to Know About!!!
13. Nothing Can Move Me

レゲエ調のDreadlock Holidayがシングルヒットしましたが、ビッグヒットには及びませんでした。あたらしい10CCのみ力を紹介する役目になっています。時代はパンクやニューウェイヴが始動し始めていて、レゲエはニューウェイヴの武器の一つでもありましたので、時代の音をしっかりと把握していると思います。

10CCの面白い所は懐古的な要素も現在進行形の音も分け隔てなく料理してしまう所です。しかしこの残されたポップ担当の二人は明らかにポールマッカートニーの影響が大きいようで、当時のウィングスの作品と聴き比べるとかなり近い音を出しています。コンパクトにまとまっている分、これまでの作品とは劣る感じがしますが、新しい10CCの魅力だと思えばこれもありでしょう。

Dreadlock Holiday

Last Night

Reds in My Bed


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[20090125]

Deceptive BendsDeceptive Bends
(1998/06/30)
10cc

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愛ゆえに+3 (紙ジャケット仕様)愛ゆえに+3 (紙ジャケット仕様)
(2001/12/12)
10cc

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ゴロレー&クレームが脱退して、残されたグラハムとエリックだけでやっていけるのかと心配された10CCでしたが、見事そんな心配をはねのける良質なひねくれポップアルバムを出してくれました。実験性はありませんが、ひとひねりもふたひねりもある素晴らしいポップスを創り上げています。

1. Good Morning Judge
2. Things We Do for Love
3. Marriage Bureau Rendezvous
4. People in Love
5. Modern Man Blues
6. Honeymoon With B Troop
7. I Bought a Flat Guitar Tutor
8. You've Got a Cold
9. Feel the Benefit, Pt. 1-3
10. Hot to Trot
11. Don't Squeeze Me Like Toothpaste
12. I'm So Laid Back I'm Laid Out

Good Morning Judgeはポールマッカートニーがウィングスでやるような感じの曲です。10CCはビートルズというよりウィングスなのです。Things We Do for Loveはノットインラブに次ぐヒットシングルとなりました。少しカントリーフレイヴァーがある曲ですが、こちらも名曲です。全盛期の10CCに遜色が無いくらいのまるで4人で創り上げているようなくらいの充実した内容になっています。このアルバムもかなりの名盤です。

特に組曲となっているFeel the Benefitはビートルズのディアプルーデンスのようなギターアルペジオを基調としてプログレッシブポップのような感動的な名曲に仕上がっています。You've Got a Coldではファンクに挑戦しています。これは今までに無かった試みです。2人にはなっても1曲の中にいろんな要素をちりばめるスタイルは守っています。さすがに変態的な部分は脱退した二人が持っていってしまいましたが、10CCはこの作品でも健在です。

ちなみにYOUTUBEの動画でEmbedding disabled by requestという表示の時は画面の上側をダブルクリックするとYOUTUBEのサイトに飛んで動画を見る事が出来ます。動く10CCは地味ですが基調な映像が見れます。

Good Morning Judge

Things We Do for Love

Marriage Bureau Rendezvous


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[20090125]

How Dare You!How Dare You!
(1998/06/30)
10cc

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10CCの最高傑作であり、アヴァンギャルドポップというジャンルにおいても最高傑作アルバムだと私は思います。全てのパーツのメロディーはポップでありながらも、めまぐるしく展開していく音の玉手箱。アイムノットインラブばかりが有名なので、そこまでのヒット曲が無いアルバムではありますが、アルバム全体が全てのポップソングを凌駕するくらいの完成度を持っています。ビートルズのサージェントペッパーやクィーンのオペラ座の夜と肩を並べる大名盤です。

1. How Dare You
2. Lazy Ways
3. I Wanna Rule the World
4. I'm Mandy, Fly Me
5. Iceberg
6. Art for Art's Sake
7. Rock 'N' Roll Lullaby
8. Head Room
9. Don't Hang Up
10. Get It While You Can

How Dare Youというインストで始まる電話と言うつながりをコンセプトとしたトータルアルバムです。1曲の中でいくつもの変化を魅せるめまぐるしい展開が最初から最後まで音絵巻のように続いていきます。これぞアヴァンギャルドポップの最高峰ともいえる出し惜しみ無しの名盤です。How Dare Youは沖縄音階のような旋律だといわれていますが、良く聴くとイタリア民謡のように聴こえます。

I Wanna Rule the Worldはナチスの軍隊の行進曲のリズムに演劇性溢れる語りが入ってドラマティックです。I'm Mandy, Fly Meはエアプレインに乗っている臨場感があり、後半のプログレ的なインスト部分はたまらなく心地良いです。このアルバムからはArt for Art's Sakeがシングルカットされましたが、それほどヒットしませんでした。まるでTOTOのような曲です。Head Roomは隠語を使った卑猥な歌で、電話をテーマにしていますので、テレフォン何とかを想像してしまいます。最後のDon't Hang Upは美しいバラードで、最後に電話を切られてアルバムが終わります。

Get It While You Canはボーナストラックです。アルバム全体を聴き通すとポップスの歴史を全て巡り、そして大いに笑い、泣き、怒り、興奮したりと大満足の作品です。しかし、10CCのオリジナルメンバー4人での最後の作品になってしまいます。後に再結成はしますが、ゴドレー&クレームが脱退してしまうのです。ギズモの宣伝活動をしたりしているうちに仲違いしてしまったのです。残されたポップ担当2人が100CCを引き継いでいく事になります。そういう意味でも4人の個性を最後ぶつけあった結晶のような名盤です。

Lazy Ways

I Wanna Rule the World

I'm Mandy, Fly Me


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[20090124]

オリジナル・サウンドトラック+2オリジナル・サウンドトラック+2
(2008/08/02)
10CC

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架空の映画のサウンドトラックというコンセプトで創られたアルバムです。映画好きの彼らの趣向が創らせた彼らならではのポップアルバムです。又、ゴドレー&クレームのコンビが開発したギズモという楽器が使われています。これはエレキギターのブリッジの部分にバイオリンの弓を短くしたようなもので電動で弦をこすっていくという代物で、創ってからは大いに広告していくのですが、彼ら以外に使っている人を知りません。

1. Une Nuit a Paris: One Night in Paris, Pt. 1/The Same Night in Paris, Pt. 2
2. I'm Not in Love
3. Blackmail
4. Second Sitting for the Last Supper
5. Brand New Day
6. Flying Junk
7. Life Is a Minestrone
8. Film of My Love

One Night in Parisはオペラやキャバレー調でマーロンブランドのラストタンゴインパリスをもじった作品になっています。フランス語が多く使われています。この曲にクィーンはかなり影響を受けていると思われます。そして10CCの最大のヒット曲I'm Not in Loveが入っています。彼ら自身で多重録音したコーラスをメロトロンでならしているコーラス部分が独特の浮遊感を持っています。いまでいうサンプラー的な使い方をしています。この曲の途中でもフランス語による語りがあります。とても美しい曲なのですが、歌詞はかなりひねくれた内容で、ひねくれポップの元祖としての面目躍如となる名曲です。

そして一番10CCらしいLife Is a Minestrone。人生は野菜スープといういかにもひねくれたタイトルです。Second Sitting for the Last Supperのようなロックンロールでもユーモラスです。Brand New Day出のシンセベースがとてもポップです。これもオペラ的で、クィーンがやるよりも早くから彼らがやっていますが、クィーンの方がそのスタイルでヒット曲を出しているので、クィーンの方が表現力を持っていました。Film of My Loveはカンツォーネになっていてこれ又名曲です。このアルバムは彼らの代表作で名盤ではありますが、次回作へのステップというニュアンスを感じます。それほど次回作が凄いのですが。

One Night in Paris

I'm Not in Love

Second Sitting for the Last Supper


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[20090124]

Sheet MusicSheet Music
(2007/05/08)
10cc

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ファーストアルバムはオールディーズをパロディー化したような内容が多かったのですが、このセカンドアルバムから100ならではのオリジナリティー溢れるポップミュージック絵巻が始まります。ヒプノシスによるジャケットもここからの付き合いになっていきます。彼らのサウンドはビートルズというよりも解散後の各メンバーのソロ作品と共通するようなサウンドを選んでいます。あくまでも現在進行形なポップスにこだわっていたのではないでしょうか。

1. Wall Street Shuffle
2. Worst Band in the World
3. Hotel
4. Old Wild Men
5. Clockwork Creep
6. Silly Love
7. Somewhere in Hollywood
8. Baron Samedi
9. Sacro-Iliac
10. Oh Effendi
11. Carat Man of Means
12. Gismo My Way

シングルカットのWall Street ShuffleからClockwork Creepなどは時計仕掛けのオレンジなどをパロディー化しています。彼らの作品には随所に映画に関係するテーマが使われています。ポップなだけではなく、かなり実験的で前衛的な手法がかなり使われるようになっています。ひねくれポップの元祖としての本領発揮し始めた作品です。

いろんな要素の音楽性を細かにちりばめては全体としてはポップにまとめるというやり方はクィーンに先んじています。Silly Loveなどは当時流行っていたグラムロックのようなサウンドになっています。素直なくらいの旋律でありながら決してストレートではないというひねくれ具合です。次から次へとめまぐるしく曲調が変わっていく流れなどはアヴァンギャルドポップとしても彼らが一流である事を証明しています。それだけ引き出しが多いのです。有名な曲はありませんがとても彼ららしい作品です。

Wall Street Shuffle

Worst Band in the World

Old Wild Men


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[20090124]

10cc10cc
(2000/04/04)
10cc

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ヤードバーズのフォーユアラブなどのヒット曲を作曲していたグレアムグールドマンとエリックスチュワートによるポップ担当コンビと後にゴドリー&クリームとしてギズモの開発やMTV時代には数々のヒットPVを創りだすケヴィンゴドリーとロルクリームの実験担当のコンビが合体したバンドで、一人の成人男性の1回の射精量が2.5CCといわれている事から4人合わせて10CCというバンド名になっています。

1. Johnny Don't Do It
2. Sand In My Face
3. Donna
4. The Dean And I
5. Headline Hustler
6. Speed Kills
7. Rubber Bullets
8. The Hospital Song
9. Ships Don't Disappear (Do They?)
10. Fresh Air From My Mama
11. Hot Rock Sun
12. 4% Of Something
13. Rubber Bullets (Single Version)
14. Waterfall
15. Bee In My Bonnet

ビートルズ以降ポップ性を引き継ぐものはいましたが、ポップ性とユーモアを引き継いだブリットポップの継承者として位置づけられるバンドです。ビートルズ解散後イギリス的なポップバンドがいませんでしたので、彼らにあh大きな期待がかけられました。シングルヒットしたDonnaはビートルズのオーダーリンのパロディーだといわれていますが、そういう事は関係なくJohnny Don't Do Itと共にロッカバラード調の曲をやっているだけに過ぎません。

ビートルズをパロディーにしたラットルズなどがいますが、パロディというよりはポップ性を引き継ぎながらも独自の音楽性を確立していきますので、ビートルズっぽいというのと10CCっぽいというのは別ものだと私は思います。Rubber Bulletsもシングルヒット曲で、彼らの特徴としてフェイズアウトしたギターサウンドがよく使われています。シンセもポップな使い方がなされています。メンバーは部類の映画好きでThe Dean And Iという曲もあります。この映画好きが今後の彼らの音楽性に大きな意味を持ってきます。ひねくれポップの元祖でもあります。

Johnny Don't Do It

Sand In My Face

Donna


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[20090124]

Tuesday in New YorkTuesday in New York
(1994/10/01)
Mark-Almond

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ジョン・マークとマーク=アーモンドの両名併記によるアルバムです。事実上前作で解散状態だったのですが、二人の名前でこの作品を出しています。クラシック的なニュアンスは保っており、そこが不思議な音世界になっています。その微妙な感じが売り上げを伸ばさない原因かもしれませんが、主流ではないこうした音楽があるという事はとてもありがたい事だと思います。

1. Safe Harbour
2. Tuesday In New York
3. In Between
4. Lady Of Independent Means
5. Once I Loved A Girl
6. I Love You
7. Carousel

マークアーモンドというバンドというより、個人的な作品にする事によって、やりたい音楽をやっているという感じです。初期の頃の音楽性をもっとシンプルにしたフォーキーな内容です。大人の音楽としてはA.O.R.だと言っても良いのではないでしょうか。

この後沈黙が続きますが、1988年にThe stars we are、1996年にNightmusicというアルバムを出しています。ですが紹介はここまでといたします。初期の頃のプログレ的な英国的な雰囲気が一番いいのですが、ソフトフュージュンな作品もそれなりに楽しめると思います。

Carousel


[20090123]

アザー・ピープルズ・ルームアザー・ピープルズ・ルーム
(2000/12/20)
マーク=アーモンド

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トミーリピューマのスタジオにてプロデュースされたアルバムです。もう完璧なA.O.R.ソフトフュージュンになっています。イギリスらしさはほとんど残っていません。ニューヨークのスタジオミュージシャンと創り上げた都会的なソフトフュージュンです。

1. City
2. Girl on Table 4
3. You Look Just Like a Girl Again
4. Other People's Rooms
5. Lonely People
6. Just a Friend
7. Then I Have You
8. Vivaldi's Song

またしてもCityをセルフカバーしています。この曲の新しいアレンジにより、これまでのマークアモンドとは違う事を示しています。スローなボサノヴァのリズムが彼らの歌にしっくりきています。もう以前のマークアモンドとは違うサウンドになっていますが、これはこれで一つの到達点とも言えます。

英国的でありながらA.O.R.へのヒントを沢山秘めていましたので、それがようやくスマートに表現出来ているのです。完全にあか抜けてしまった洗練された音楽なので、プログレ感覚が良かった人にとっては軟弱になったと感じられるでしょう。しかし元々ソフトな部分が多かったバンドですので、なるべくしてなったスタイルだともいえます。

Vivaldi's Song


[20090122]

To the HeartTo the Heart
(1993/06/30)
Mark-Almond

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時代の流れとシンクロしてしまった作品です。これまではあくまでもA.O.R.前夜という感じが心地よかったのですが、このアルバムから完全にA.O.R.しています。もうこれまでのような音楽性だけでは売れないという事からか、コンテンポラリーなシティーミュージックになっています。

1. Medley: New York State of Mind/Return to the City
2. Here Comes the Rain, Parts 1&2
3. Trade Winds
4. One More for the Road
5. Busy on the Line
6. Everybody Needs a Friend

ビリージョエルのNew York State of Mindをカバーして、ソフトフュージュンなスタイルへの変更を宣言しています。ドラムもジムゴードンやビリーコブハムなどのスタジオミュージシャンを起用しています。まだ独特の空気感は持っていますが、英国的だった彼らもついにアメリカを意識するようになっています。

そのためか聴き易さではこれまでの中でも一番でしょう。あくまでも静の中に動を生み出すやり方に徹してはいます。完全に洗練されていない所が彼らの良さでもありまして、その微妙な雰囲気を楽しめる作品になっています。こうした音楽性から私はソフトロックとして聴いている所です。

Live-The City


[20090121]

’73’73
(2002/12/18)
マーク=アーモンド

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最初の3曲がライブ録音で、残りの3曲がスタジオ録音となるアルバムです。このスタイルはクリーム以来よく使われるやり方になります。スタジオ録音のスケール感がライブになると更に白熱した演奏となります。

1. Get Yourself Together
2. What Am I Living For?
3. The Neighbourhood Man
4. Lonely Girls
5. Clowns
6. Home To You

ドラムを使用するようになっているので、ライブでの演奏はファンキーな曲になっています。パーカッションも使っているので、アフリカンなエスニックなファンキーさになっています。ジンジャーベイカーのエアフォースのような感じです。そして歌はシャンソンというかフォーキーというか独特のものです。

73年というのは前年にハードロックもプログレも一つのピークを迎えた後なので、全体的には新しい方向性を模索し始めていた頃で、イギリスではグラムロックが盛んになり始めます。マークアモンドも新しさは取り入れていますが、独自の世界観は微動だにしていません。主流には行かない代わりに誰にも真似出来ない音楽を創り上げています。

What Am I Living For


[20090120]

復活復活
(2002/12/18)
マーク=アーモンド

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以前契約していたブルーサムというレーベルとのいざこざから離れて、CBSに移籍して出されたアルバムです。ですから邦題には復活というタイトルがついています。音楽性はこれまでと変わりませんが、前作から参加しているダニーリッチモンドによるドラムがフューチャーされてドラムレスとそうではない部分のの対比が徐々にドラムの部分が多くなっています。

1. Monday Bluesong
2. Song For a Sad Musician
3. Organ Grinder
4. I'll Be Leaving Soon
5. What Am I Living For
6. Riding Free
7. Little Prince
8. Phoenix

マイルスのインアサイレントウェイのような和音によるフュージュンサウンドと、ドラムが加わった事によりプログレに持ち数いています。さすがに全編ドラムレスではきつくなっていたのでしょう。それでも独特な世界観を持っています。ソフトロックというにはスケール感が大きく違っています。

このアルバムでは歪んだギターやファンキーなカッティングも取り入れるようになり、よりフュージュンサウンドにも近づいています。ドラムが入る事によりリズム感も違ってきています。まだ個性的なリズムなので面白いのですが、これが単調化して来るとA.O.R.になってしまいます。まだそこまでいっていないプログレ感が楽しめます。

What Am I Living For


[20090119]

マーク=アーモンド(2)マーク=アーモンド(2)
(2001/08/29)
マーク=アーモンド

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トミーリピューマをプロデュースに迎え、より洗練された都会的なエッセンスを取り入れていますが、表現されているのはフォーキーで森林にこだまする鼓動のような音楽です。ジャズロックに分類されていますが、ドラムレスによるシンフォニーのような音楽は浮遊感を持ってフュージュンになろうとする過程のスタイルが認識されます。

1. The Bridge
2. The Bay
3. Solitude
4. Friends
5. One Way Sunday
6. Sunset
7. Ballad Of A Man

まだA.O.R.にもフュージュンにもなっていません。クラシックのようであり、ジャズのようでもあり、フォークソングのようでもあります。ファーストには残っていたブルースの要素は薄らいでいます。テンションコードの使い方がジャズ的ではなく、クラシック音楽のような構築美を持っているので、まだ都会的とも言えません。

こうした音楽を表現するのに適しているのがプログレッシヴロックですが、そのニュアンスも当てはまらないくらいに独特の空気感を持っています。ニューエイジミュージックにも近いですが、それにしては人間臭いのです。当時はかなり斬新な音楽として注目されていましたが、それに続くフォロワーが出てこなかった為にその音楽性は広がっていません。この過程の段階が面白かったので、どこかに行き着いてしまったスタイルは逆に存在感が薄れていると思われます。この未完成な感じに新しさを覚えるならば、音楽はもっと広がりを持って発展していく事でしょう。

Ballad Of The Careless Man


[20090119]

3日目までには引退が決まるであろうと予測されていた朝青龍が何と連勝。決して万全とは言えないまでも、これまでの経験の蓄積があるようで、相撲センスは抜群です。ギリギリ勝った取り組みもありましたが、本番に強い朝青龍というのをまざまざと見せつけられました。知ったか顔で評論家ぶるやくみつるの予想をことごく覆す朝青龍の勝ちっぷりは痛快であります。

主な上位の成績
白鵬 8勝0敗
朝青龍 8勝0敗
琴光喜 2勝6敗
千代大海 6勝2敗
琴欧洲 7勝1敗
魁皇 5勝3敗
日馬富士 3勝5敗
把瑠都 7勝1敗
安美錦 3勝5敗
稀勢の里 3勝5敗
豊ノ島 2勝6敗1休


それにしても日馬富士の5敗はひどいものです。しこ名を変えなければ良かったのではないかととさえ思えます。祝勝会などではしゃぎ過ぎたのでしょうか、軽い取り口ばかりでしたが、昨日から何とか自分らしい相撲を取り戻しているようです。又。今場所は今まで厳しく言われていた立ち合いについて対応出来ている力士が多く、それで調子がいい力士もいます。立ち会いで駆け引きをするような力士でいい成績を残した力士はいません。

栃煌山が立ち会いからのスムーズな攻めが出来ており、全勝で勝ち越しています。同期の豪栄道も調子がいいようですが、今日の琴欧洲では策に溺れた感じです。自分の相撲に徹する方がいいと思います。初の上位挑戦の嘉風は負けてはいますが、自分の相撲を取りきっての負けなので内容のある相撲を取っています。このまま怪我も無ければ上位に定着出来るでしょう。把瑠都も今場所は立ちあいから厳しい相撲を取れるようになり、7勝1敗の好成績です。体は恵まれていますから、勝負には厳しくあれば大関への昇進も近いでしょう。白鵬も絶好調のようですが、千秋楽に笑うのは果たして誰になるのでしょうか。今場所はかなり面白いです。

[20090118]

Mark-AlmondMark-Almond
(2007/10/02)
Mark-Almond

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ソフトロックというよりはソフトフュージュン、つまりA.O.R.の元祖のようなバンドがこのマーク アーモンドです。元々はジョンメイオールに師事してブルースをやっていたのですが、ジョンメイオールがジャズの要素も取り入れながらドラムレスで作品を創るやり方を試した時にジョンマークとジョニーアーモンドが意気投合して作ったグループです。

1. Ghetto
2. City:Grass And Concrete/Taxi To Brooklyn/Speak Easy It's A Whiskey Scene
3. Tramp And The Young Girl
4. Love:Renaissance/Prelude/Pickup/Hotel Backstage
5. Song For You

当時イギリスで流行っていたジャズロックのカテゴリーに入るのですが、ドラムレスでクラシカルなジェントリーでソフトな旋律から私としてはソフトロックというイメージを持っています。どちらかというとプログレにくくると分かり易いのですが、ボサノヴァ調のリズムが後のA.O.Rの元になっているのでソフトロックで良いと思っています。

長尺の曲が多く、プログレ以外の何者でもないのですが、プログレにしては静かすぎるのです。Cityが彼らの代表曲になっていますが、ドラムンベースのゴールディーにもCityという曲がありました。同じ曲ではないのですが、曲のスケール感に共通するものがありますので、ドラムンベースの元祖というのはどうでしょうか。ドラムレスですが、同じセンスを感じます。

City

Tramp And The Young Girl


[20090118]

Hard LaborHard Labor
(1990/01/11)
Three Dog Night

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Preludeで始まり、途中で二度Interludeを入れてトータルアルバムに仕立てています。バンドとしてはきつい時期でしたが、何とか頑張って全盛期に匹敵するような作品を創り上げていると思います。それにしてもジャケットが凄いです。これってどうなんでしょうか。

1. Prelude
2. Sure As I'm Sittin' Here
3. Anytime Babe
4. Interlude I
5. Put out the Light
6. Sitting in Limbo
7. I'd Be So Happy
8. Interlude II
9. Play Something Sweet (Brickyard Blues)
10. On the Way Back Home
11. Show Must Go On

レオセイヤー作曲によるShow Must Go Onがシングルヒットして、なんとかヒットチャート食い込む事が出来ていますが、これが最後のビッグヒットとなってしまいました。その他にSure As I'm Sittin' HereとPlay Something Sweetもシングルカットされました。Show Must Go Onはヴォードヴィルのような曲で、ライブでのパフォーマンスが売りだった彼らにとってはまだまだショーは終わらないよというメッセージになっています。

楽曲も良いですし、演奏も良くなっているのですが、デビュー当時の斬新なセンスは無く、何とかヒット曲を創り上げている感じになっています。ヒットするだけならまだ良いですが、この後はヒットからも見放されていきます。最後のなんとか一定の水準を満たしたアルバムになります。この後2舞のアルバムを出しますがぱっとせず解散、80年代に再結成しますが、それも続かず。スリードッグナイトの紹介はここまでといたします。

Sure As I'm Sittin' Here

Put out the Light

I'd Be So Happy


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[20090118]

CyanCyan
(1991/07/01)
Three Dog Night

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A.O.R系の洗練された方向に向かってしまった作品です。作曲陣を一新しているというのもありますが、方向性が定まっていない感じがファンには物足りない作品になってしまっています。

1. Happy Song
2. Play Children Play
3. Storybook Feeling
4. Ridin' Thumb
5. Shambala
6. Singer Man
7. Let Me Serenade You
8. Lay Me Down Easy
9. Into My Life

フォーl区ソングのようなポップ曲のShambalaがシングルヒットして、ゴスペル調のLet Me Serenade Youもシングルヒットしました。どちらも良い曲です。演奏の表現力も上達していますが、その分白熱する感じが薄れ、初期の荒々しさが好きなファンには物足りない作品かもしれません。

曲自体はどれも素晴らしいので、良質なブルーアイドソウルとして楽しむ事は出来ます。ただ、バンドとしては衰退へと向かっていく訳で、オリジナルを創れない彼らの撮って、時代に即したソングライターとの出会いが無ければ質の高い作品は作り上げられません。その弱点がこの後も益々深刻化していきます。

Shambala

Let Me Serenade You

Into My Life


[20090118]

Seven Separate FoolsSeven Separate Fools
(1995/01/01)
Three Dog Night

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当時の流行だった為か、サザンロックへの傾倒が強い作品です。ブルーアイドソウルとしてもその分幅が広がっている感じです。歌もデビュー当時に比べると格段に巧くなっています。味わいが出てきたといっていいでしょう。

1. Black and White
2. My Old Kentucky Home (Turpentine and Dandelion Wine)
3. Prelude to Morning
4. Pieces of April
5. Going in Circles
6. Chained
7. Tulsa Turnaround
8. In Bed
9. Freedom for the Stallion
10. Writing's on the Wall
11. Midnight Runaway

フォークソングのようなポップなBlack and Whiteがシングルヒットしています。バラード調のPieces of Aprilもシングルカットされました。これらのシングル曲を聴くとかなりポップになっている印象ですが、アルバム全体では渋いくらいのサザンロックになっています。ランディーニューマンのMy Old Kentucky Home、アラントゥーサンのFreedom for the Stallion、など南部の臭いがぷんぷんです。

スリードッグナイトとしてのスタイルは変わっていませんが、初期のラフな感じから、ある程度成熟してきている為に退屈に感じる部分もありますが、安心して聴けます。ただ彼らの場合曲の選択いかんによっては作品の出来に影響しますから、必ずしも安泰とはいえない部分があります。

Black and White

Pieces of April


[20090117]

HarmonyHarmony
(1995/01/01)
Three Dog Night

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スリードッグナイト全盛期のアルバムであり、このアルバムからもヒット曲がたくさん出ています。基本はリズム&ブルースですが、そこから派生するあらゆる音楽性を身につけようとしています。

1. Never Been to Spain
2. My Impersonal Life
3. Old Fashioned Love Song
4. Never Dreamed You'd Leave Me in Summer
5. Jam
6. You
7. Night in the City
8. Murder in My Heart for the Judge
9. Family of Man
10. Intro/Poem: Mistakes and Illusions/Peace of Mind

Old Fashioned Love Songは大ヒットして彼らの代表曲となっていますが、この曲からはリズム&ブルース色は薄くなっているので、全体的な部分から見ると彼らにしては珍しいタイプの曲になります。ポールウィリアムスの作曲になります。Never Been to Spainもシングルヒットしました。最初はスペイン風のリズムを使ったりしていますが、徐々にサザンロックになっていくあたりが面白いです。

Never Dreamed You'd Leave Me in Summerはスティーヴィーワンダーの曲です。Night in the Cityはジョニミッチェルの曲です。Family of Manもシングルヒットしました。まるでエドガーウィンターグループがやりそうな曲です。Jamは唯一のバンドでの作曲になります。延々と繰り返すワンパターンのリズムで高揚感をもたらせようとしています。この辺りに彼らの本質があるようです。多彩な曲が楽しめるアルバムです。

Never Been to Spain

Old Fashioned Love Song

Jam


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[20090117]

NaturallyNaturally
(1995/01/01)
Three Dog Night

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スリードッグナイト初期の名作です。ヒット曲も多いですが、バンドとしてのまとまりも感じられる作品で、彼らの持ち味がしっかりと発揮されています。アメリカンロックとしても代表的な作品です。

1. I Can Hear You Calling
2. One Man Band
3. I'll Be Creepin'
4. Fire Eater
5. I Can't Get Enough of It
6. Sunlight
7. Heavy Church
8. Liar
9. I've Got Enough Heartache
10. Joy to the World

彼らの代表作Joy to the World、Liar、One Man Bandがシングルヒットしました。I'll Be Creepin'、トラフィックのCan't Get Enough of It、ジェシコリンヤングのSunlight、Liarはラスバラードの曲です。リズム&ブルースというよりはサザンロックのようなおおらかさとセンスのいいソングライティングが見事にはまっています。

Joy to the Worldはリズム&ブルーススタイルでの見事な名曲に仕上がっています。後半転調する所なんかは白人らしいアレンジになっています。彼ら自身のオリジナルではありませんが、ロックの歴史に残るような曲が揃っています。理屈抜きに楽しむのがスリードッグナイト楽しみ方だと思います。

I Can Hear You Calling

One Man Band

Liar


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