1. One-Two-Five 2. Welcome to the World 3. How'm I Ever Gonna Say Goodbye 4. Don't Send We Back 5. I Took You Home 6. It Doesn't Matter at All 7. Dressed to Kill 8. Lover Anonymous 9. I Hate to Eat Alone 10. Strange Lover 11. L.A. Inflatable 12. On-Two-Five [Edited Single Version] 13. Only Child
1. Dreadlock Holiday 2. For You and I 3. Take These Chains 4. Shock on the Tube (Don't Want Love) 5. Last Night 6. Anonymous Alcoholic 7. Reds in My Bed 8. Lifeline 9. Tokyo 10. Old Mister Time 11. From Rochdale to Ocho Rios 12. Everything You Wanted to Know About!!! 13. Nothing Can Move Me
1. Good Morning Judge 2. Things We Do for Love 3. Marriage Bureau Rendezvous 4. People in Love 5. Modern Man Blues 6. Honeymoon With B Troop 7. I Bought a Flat Guitar Tutor 8. You've Got a Cold 9. Feel the Benefit, Pt. 1-3 10. Hot to Trot 11. Don't Squeeze Me Like Toothpaste 12. I'm So Laid Back I'm Laid Out
Good Morning Judgeはポールマッカートニーがウィングスでやるような感じの曲です。10CCはビートルズというよりウィングスなのです。Things We Do for Loveはノットインラブに次ぐヒットシングルとなりました。少しカントリーフレイヴァーがある曲ですが、こちらも名曲です。全盛期の10CCに遜色が無いくらいのまるで4人で創り上げているようなくらいの充実した内容になっています。このアルバムもかなりの名盤です。
特に組曲となっているFeel the Benefitはビートルズのディアプルーデンスのようなギターアルペジオを基調としてプログレッシブポップのような感動的な名曲に仕上がっています。You've Got a Coldではファンクに挑戦しています。これは今までに無かった試みです。2人にはなっても1曲の中にいろんな要素をちりばめるスタイルは守っています。さすがに変態的な部分は脱退した二人が持っていってしまいましたが、10CCはこの作品でも健在です。
ちなみにYOUTUBEの動画でEmbedding disabled by requestという表示の時は画面の上側をダブルクリックするとYOUTUBEのサイトに飛んで動画を見る事が出来ます。動く10CCは地味ですが基調な映像が見れます。
1. How Dare You 2. Lazy Ways 3. I Wanna Rule the World 4. I'm Mandy, Fly Me 5. Iceberg 6. Art for Art's Sake 7. Rock 'N' Roll Lullaby 8. Head Room 9. Don't Hang Up 10. Get It While You Can
How Dare Youというインストで始まる電話と言うつながりをコンセプトとしたトータルアルバムです。1曲の中でいくつもの変化を魅せるめまぐるしい展開が最初から最後まで音絵巻のように続いていきます。これぞアヴァンギャルドポップの最高峰ともいえる出し惜しみ無しの名盤です。How Dare Youは沖縄音階のような旋律だといわれていますが、良く聴くとイタリア民謡のように聴こえます。
I Wanna Rule the Worldはナチスの軍隊の行進曲のリズムに演劇性溢れる語りが入ってドラマティックです。I'm Mandy, Fly Meはエアプレインに乗っている臨場感があり、後半のプログレ的なインスト部分はたまらなく心地良いです。このアルバムからはArt for Art's Sakeがシングルカットされましたが、それほどヒットしませんでした。まるでTOTOのような曲です。Head Roomは隠語を使った卑猥な歌で、電話をテーマにしていますので、テレフォン何とかを想像してしまいます。最後のDon't Hang Upは美しいバラードで、最後に電話を切られてアルバムが終わります。
Get It While You Canはボーナストラックです。アルバム全体を聴き通すとポップスの歴史を全て巡り、そして大いに笑い、泣き、怒り、興奮したりと大満足の作品です。しかし、10CCのオリジナルメンバー4人での最後の作品になってしまいます。後に再結成はしますが、ゴドレー&クレームが脱退してしまうのです。ギズモの宣伝活動をしたりしているうちに仲違いしてしまったのです。残されたポップ担当2人が100CCを引き継いでいく事になります。そういう意味でも4人の個性を最後ぶつけあった結晶のような名盤です。