

ディテクティヴのセカンドアルバムはジャケットのだささからファーストほど注目を浴びませんでした。しかしサウンドはよりツェッペリン流ファンクロックを自分たちのものにしたハードロックを展開しています。少しポップに感じてしまいますが、ギターリフやドラムパターン、キーボードのさりげなさなど、しっかりと構築されているのが分かります。
1. Help Me Up
2. Competition
3. Are You Talkin' to Me?
4. Dynamite
5. Something Beautiful
6. Warm Love
7. Betcha Won't Dance
8. Fever
9. Tear Jerker
マイケルデバレスの天才的なボーカルは活躍の場があまり無かった為に、このバンドでたっぷりと聴く事が出来ます。パワーステーションが復活した際、ロバートパーマーの代役をやり遂げたほどの実力者なのですが、なかなかヒット作に恵まれず広く評価されていないボーカリストであります。
ツェッペリンがたどり着いたシンプルなリフでの黒人とは違うハネ方をするファンクロックを継承したバンドというのはこのバンド以外にはいないと思います。それほどドラムのパワーが必要となるのですが、さすがにジミーペイジの息がかかっているだけあって、このバンドは見事にやってのけてくれています。ツェッペリンも解散寸前の時期だった為にこのバンドの存在は大きかったのですが、このアルバムをもって解散となってしまいます。スーパーグループはどうしても短命になってしまうのです。ヒット曲でもあればもう少し永くやれたでしょうが、残念でなりません。せめて残された音源だけでも楽しみたいと思います。カッチョ良いです。
Competition