1. Natural Mystic 2. So Much Things to Say 3. Guiltiness 4. Heathen 5. Exodus 6. Jamming 7. Waiting in Vain 8. Turn Your Lights Down Low 9. Three Little Birds 10. One Love/People Get Ready 11. Jamming [Long Version] 12. Punky Reggae Party [Long Version]
後半はポップな曲が続きます。Waiting in VainやOne Loveは女性シンガーなどにもカバーされるくらいポップでラブソングのような切なさも持っています。アグレッシヴなだけではないボブマーリーの優しさも覗かせるのです。イギリスでの環境は音楽的にはかなり刺激を与えたに違いありませんが、スター扱いされる生活には辟易していたと言われています。それこそExodusと叫ばずにはいられない葛藤があったのでしょう。又一つ突き抜けた感じがする名盤であります。
1. Positive Vibration 2. Roots, Rock, Reggae 3. Johnny Was 4. Cry to Me 5. Want More 6. Crazy Baldhead 7. Who the Cap Fit 8. Night Shift 9. War 10. Rat Race 11. Jah Live
1. Trenchtown Rock 2. Burnin' and Lootin' 3. Them Belly Full (But We Hungry) 4. Lively Up Yourself 5. No Woman, No Cry 6. I Shot the Sheriff 7. Get Up, Stand Up 8. Kinky Reggae
日本ではこのライブとほとんど同じ状況での映像がNHKのヤングミュージックショーで紹介されたのが大きかったと思います。スタジオ盤とは違い、女性コーラスも入ったウェイラーズの演奏、明確な言葉を持ったボブマーレーの歌。どれも衝撃的でした。特にNo Woman, No CryとGet Up, Stand Upは分かり易い言葉でのメッセージ性はストレートに心に入ってきます。
1. Lively Up Yourself 2. No Woman, No Cry 3. Them Belly Full (But We Hungry) 4. Rebel Music (3 O'Clock Road Block) 5. So Jah Seh 6. Natty Dread 7. Bend Down Low 8. Talkin' Blues 9. Revolution
Lively Up Yourselfでの一つ一つの楽器が印象的なリフを交互にかぶせていき、一つの流れを生み出すという80年代サウンドにつながる衝撃的なアレンジが強烈です。全体的にはゆったりとしたレゲエのリズムであるのに、一つ一つの音に全身全霊が込められたような呪文のような響きを持っています。ボブマーレーのワンマンバンドとして統一された事によって統率されたアレンジが生まれたのだと思われます。
サウンド面でも革新的ですが、地元ジャマイカでは二つに反発している政党の対立などで不安定な治安の中で歌われるNo Woman, No Cryはどんなラブソングよりも説得力を持っています。他にもRebel MusicとかRevolutionといったタイトルを付ける所はかなり強く変革を求めていた現れでしょう。当時から戦争とは無縁だった日本においても、彼らがおかれた状況が分かるにつれこれらの歌の生々しいくらいの必然性を強く感じてしまいます。一番ボブマーレーらしいサウンドという事ではこのアルバムが最高傑作でしょう。名盤です。