

CDの時代に入り、初めてのCDアルバムとして出された作品です。曲もTGCD1という1曲のみで途切れる事無くCDの中に収められています。ジャーマンプログレッシヴのようであり、人類の滅亡を描いた映画のサウンドトラックのようでもあります。
1. TGCD1
現代
音楽における無調作品であり、恐らく楽譜も無く、インプロヴィゼーションによる録音だと思われます。しかし、確実にそこにはあるドラマが展開されているのです。その映像を想像するのはそれぞれの感性によるものだと思います。普通の
音楽しか聴いた事の無い人には騒々しいだけの単調な音の塊だと思う人もいるでしょう。しかし、次々に現れる様々なノイズは確実に何かを物語っているのです。
バンドとしては解散となり、後にジェネシスとピーターがサイキックTVというバンドを結成して
インダストリアルな流れを継承していきます。しかしサイキックTVは少し
音楽的になっています。スロッビンググリッスルほどの強烈なサウンドをやるバンドはほとんど現れません。あくまでも時代は商業主義で無ければ生き残れないほどに悪化していたのです。
最近再結成して作品を出していますが、かなり
音楽的になっているので、紹介はここまでとします。
Mask of Sarnath