ブレイクビーツとネオアコが融合したような作品です。2001年の作品なので既にブームが去っているスタイルですが、そこにフォーキーでケルティックなニュアンスを織り交ぜる事により、他には無いDurutti Columnならではの美しい世界を構築しています。
1. 4 Sophia
2. Longsight Romance
3. Ceh Cak Af en Yam
4. Fields of Athenry
5. Overload, Pt. 1
6. Falling
7. Voluntary Arrangement
8. Mello, Pt. 1
9. Mello, Pt. 2
10. Protest Song
11. Meschugana
女性ボーカルを使う事でスタイルカウンシルのようなスタイルを真似している感じもしますが、ファンキーには慣れないヴィニのギタースタイルが真似には終わらせていないのが面白いと思います。ブレイクビーツもネオアコも過去の
音楽になっているのに使い古された感じがしないのはDurutti Column独特の
音楽性ゆえでしょう。
良質なフュージュンミュージックをワールドミュージックのようなスケールで、そしてサンプリングを使ったデジタルサウンドで表現した、かなりセンスのいい
音楽を体感出来ます。20年選手となったDurutti Columnですが、時代の音を吸収しながらも常に響かせるべきサウンドを心得ている、そしてたどり着くべき所へたどり着いたといった音になっています。
Voluntary Arrangement