1. 1, 2, To the Bass 2. Simply Said 3. Where Is the Love? 4. Anna (She Loves the Good Life) 5. Callabos (The Horses) 6. Just Cruizin' (En Hommage - Wes Montgomery/George Benson/Pat Martino) 7. 'Bout the Bass 8. Hair 9. Touch [Live] 10. All the Children/Todos los Nios 11. I Shall Not Be Moved 12. Shanti Peace Paz
1, 2, To the Bassではラップ入りのアシッドジャズと言う所でしょうか。ハービーハンコックも最近でもラップを入れたりしていますが、ジャズミュージシャンがこの使い古されたラップを取り入れると言うのは感心しません。Annaはこれまでスタンリーが得意としていたブラックコンテンポラリーな感じをハードディスクレコーディングにより新たな息吹を吹き込んだ感じがします。
'Bout the Bassでのヒップホップなファンクなどもスタンリーとしては新しい感じですが、2003年にはもう古くさい手法ではあります。恐らくサンプリングだと思われますが、オーケストラの使い方は巧いと思います。スタンリーのベースソロはジャズ的な部分がありますが、これがコンピューターミュージックとのコラボレートにより面白い効果も生み出しています。古くさいヒップホップなアレンジもスタンリーのミュージシャンとしての感性にフィルタリングされて、微妙に斬新だったりする所が面白いアルバムになっています。