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[20091017]

メイク・アップメイク・アップ
(1998/05/25)
フラワー・トラベリン・バンド

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フラワートラベリンバンドの最後にして最高傑作アルバムです。アナログ盤では2枚組でライブ音源とスタジオ音源が合わさった内容になっています。彼等の格好良さを感じるにはやはりライブであり、その良さを十二分に感じさせてくれる名盤です。彼等の業績は素晴らしいものだっただけに、もうちょっとマネージメントがしっかりしていればもっと成功出来ていたと思われ悔やまれます。

1. ALL THE DAYS
2. MAKE UP
3. LOOK AT MY WINDOW
4. SLOWLY BUT SURELY
5. SHADOWS OF LOST DAYS
6. BROKEN STRINGS
7. HIROSHIMA
8. BLUE SUEDE SHOES
9. AFTER THE CONCERT

ハードロックスタイルのオルガンの使い方が決まった曲が多く、名曲MAKE UPは後にCMでも使われ、彼等の中では一番有名な曲になっています。まるで初期のジュダスプリーストのような演奏力はとても日本のバンドとは信じがたいものがあります。スタジオ録音の新曲もまだまだ彼等がこれからもやっていけるだけのポテンシャルを持っている事を物語っています。日本人でも彼だけの演奏が出来るのだと励みにもなっていましたが、ジョー山中のように歌えるシンガーはいまだに出てきていません。日本人でこれだけ安定したハイトーンを出すのは無理な事なのでしょうか。

海外でもこの時代はまだまだハードロックが全盛の時代で、それらと同一の力量を持っていると言うのは驚異的であります。海外向けに東洋的なニュアンスを取り入れていなければ国内でももっと人気が出ていたと思います。バンドはこの後解散し、ジョー山中は映画人間の証明のテーマを歌って、シンガーとして再注目を浴びる事になります。その後も内田裕也のニューイヤーロックフェスには必ず参加しており、昨年フラワー・トラベリン・バンドを再結成し、今も活動を続けています。

MAKE UP

SLOWLY BUT SURELY

SHADOWS OF LOST DAYS

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[20091017]

メイド・イン・ジャパンメイド・イン・ジャパン
(1998/05/25)
フラワー・トラベリン・バンド

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カナダはトロントで録音されたアルバムで、発表後に日本に凱旋した彼等は来日するローリングストーンズの前座に抜擢されますが、ストーンズはキースリチャードの麻薬所持での逮捕歴などを理由に入国拒否され来日公演は幻となります。せっかくの名を挙げるチャンスを逃してしまった彼等は地道に活動する他ありませんでした。

1. Introduction
2. Unaware
3. Aw Give Me Air
4. Kamikaze
5. Hiroshima
6. Spasms
7. Heaven And Hell
8. That's All

彼等の代表作であるHiroshimaやKamikazeがは言っているアルバムですが、海外向けに取り入れている東洋的なスタイルが当時の日本では逆に受けず、日本でも海外でもそこそこの人気に留まる事になります。このアルバムではヘヴィメタやハードロックに留まらず、プログレな幅の広さと、ラーガロック的な旋律で今の耳で聴くと、かなり多彩な音楽性で楽しめますが、当時はストレートなハードロックが受けていいたために評価は分かれました。

確かにサトリやメイクアップのような名盤に隠れている作品でもあり、内容も迫力に欠ける所がありますが、当時の日本のロックシーンでプロでもここまでの事が出来るバンドはいませんでしたので、このアルバムも貴重な作品だと思います。アイデアはあっても外人並みの体力とセンスを持っているバンドが育つにはまだまだ時間がかかっていたのです。しかしブリティッシュハードロックが好きな小僧は当時から彼等を特別な存在として崇めていました。

Unaware

Aw Give Me Air

Kamikaze

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[20091017]

SatoriSatori
(2007/11/06)
Flower Travellin' Band

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大阪万国博覧会にバンドとして出演し、そこで知り合ったカナダのバンドのすすめでカナダに渡ってライブ活動をしていて、アメリカのアトランティックレコードと契約。ワールドワイドにリリースされたアルバムがこの作品です。日本のロックバンドと言う事で東洋的なものをテーマにしています。初のオリジナル曲による作品となります。

1. Satori, Pt. 1
2. Satori, Pt. 2
3. Satori, Pt. 3
4. Satori, Pt. 4
5. Satori, Pt. 5

組曲仕立てのトータルアルバムですが、サウンドはもろブラックサバスしています。日本初のヘヴィーメタル作品とも言えます。Pt. 2はシングルカットされ、和太鼓などを使った東洋的なリズムと音階で海外向けにアピールしていますが、当時はあまり売れませんでした。しかしプロミュージシャンからの評価は高く、日本のバンドが海外進出する足がかりとなりました。大成功したのはYMO以外はいませんが。

ブラックサバスと同じくファズで歪めたギターがメタリックで、海外のバンドにも引けを取らない演奏力とジョー山中の歌唱力は高く評価されるべき内容です。アルバム構成はプログレ的で、インプロヴィゼーションもたんまりやっています。ギターのオーヴァーダビングなどしっかり構成されていたりもしますが、ブラックサバスのファーストアルバムのようなギターが自由に動き回る構成になっています。当時の日本のバンドの中でも抜きに出ている演奏力は、海外のバンドと同レベルで聴いても何ら差し支えがございません。日本のハードロックの歴史的な名盤と言えましょう。

Satori, Pt. 1

Satori, Pt. 2

Satori, Pt. 3
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[20091016]

エニウェアエニウェア
(2007/03/14)
フラワートラベリンバンドフラワー・トラベリン・バンド

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元グループサウンズ出身が集まって結成されたバンドで、当時はアートロックからハードロックへと変貌している時期の音楽に影響されています。このファーストアルバムはプロデュースを内田裕也が担当しています。アルバムジャケットの真っ裸でバイク乗っている写真も当時としては過激なものでした。ボーカルのジョー山中はハーフなので日本人離れした歌唱力で、英語で歌っている為に日本のロックと言う印象は薄いのですが、日本の最初のハードロックバンドと言えます。

1. エニウェア
2. ルイジアナ・ブルース
3. ブラック・サバス
4. 朝日のあたる家
5. 21世紀の狂った男
6. エニウェア

このファーストアルバムではまだカバー曲ばかりで、オリジナリティーは確立されていませんが、当時日本でこれだけ演奏力を持ったバンドはいませんでしたので驚異でした。ブラック・サバスはブラックサバスの曲ですが、朝日のあたる家はアニマルズのカバーです。これはアコギをバックにバラード調に歌うアレンジが見事です。ジョー山中のボーカルは半端ではありません。海外のハードロックボーカリストと何ら引けを取っていません。ただ、彼はハーフと言う事で、まだまだ日本人でここまで歌える人はいませんでした。今もいないと思いますが。

21世紀の狂った男はキングクリムゾンのカバーですが、ハードロックなアレンジでインプロヴィゼーションをかましています。石間秀樹のギターも当時としてはかなりの腕前です。このアルバムはカバー曲ばかりなので、あまり高く評価されていません。この後海外に進出して名盤を生み出していくのもあって、軽く見られがちですが、当時日本でこれだけ演奏力を持ったバンドはいませんでしたので先駆者と言っても良いくらいです。

朝日のあたる家

21世紀の狂った男 Part1

21世紀の狂った男 Part2

[20091015]

Tin Pan Alley 2Tin Pan Alley 2
(1995/05/21)
ティン・パン・アレー

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ティン・パン・アレーは短命のバンドでしたが、その後に現れる日本のミュージックシーンを代表する顔ぶれが関わっていると言う事で重要なポジションについています。このセカンドアルバムでは完全にフュージュンバンドになっており、ニューミュージックとは違うニュアンスを持った演奏を披露しています。

1. 明日あたりはきっと春
2. 薔薇と野獣
3. 野性の馬
4. ろっかばいまいべいびい
5. 心もよう
6. 航海日誌
7. ポケットいっぱいの秘密
8. 結婚しようよ
9. 妹

オリジナル曲の他、フォークソングの有名な曲をカバーしています。それもフュージュンアレンジにしているセンスが光ります。メンバーは各自ソロ活動でも活躍しており、たまに集まってセッションするような感じになっており、バンドとしてもオリジナルアルバムはここまでです。この後も再結成したりしますが、同窓会的な感じなので紹介はここまでとします。

細野晴臣はこの路線でソロ活動していきますが、テクノとの出会いによりYMOを結成するに至ります。鈴木茂はソロ活動の他にスタジオミュージシャンとして数多くの作品に参加しています。松任谷 正隆は当時の荒井由実のアレンジャーとしてニューミュージックを完成させていきます。林立夫はスタジオミュージシャンを経て実業家にもなっています。トロピカルフュージュンなちょっと独特なセンスのスタイルのティン・パン・アレーは洋楽と比べても異質なスタイルだったと思います。この変わった先鋭達のおかげで、日本では独特の音楽シーンが育っていきます。

promo video

北京ダック

Harry Hosono & Tin Pan Alley
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[20091014]

キャラメルママ(紙ジャケット仕様)キャラメルママ(紙ジャケット仕様)
(2000/12/16)
ティン・パン・アレー

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はっぴいえんど解散後、細野晴臣、鈴木茂が林立夫、松任谷正隆と結成したティン・パン・アレーです。当初はこのアルバムタイトルのキャラメルママと名乗っていましたが、ティン・パン・アレーに変更されました。ティン・パン・アレーとはニューヨークの地名であり、そこに才能のある作曲家が集められていた為に、彼等をTin Pan Alleyと呼ぶようになります。そこで生まれた音楽を好きだった為にティン・パン・アレーと言うバンド名を名乗っています。

1. CARAMEL RAG
2. CHOPPERS BOOGIE
3. はあどぼ いるど町
4. 月にてらされて
5. CHOO CHOO GATTA GOT ’75
6. SHE IS GONE
7. ソバカスのある少女
8. JACKSON
9. YELLOW MAGIC CARNIVAL
10. BALLADE OF AYA

このメンバーも後になを成していきますが、参加しているゲストも後に有名になる人ばかりです。松任谷(荒井)由美、大貫妙子、高中正義、後藤利次、林立夫、斎藤ノブ、矢野顕子、南佳孝、吉田美奈子、山下達郎、桑名正博などそうそうたるメンバーです。勿論当時はまだ無名です。CHOPPERS BOOGIEでチョッパーベースを披露しているのは後藤利次です。日本で初めてチョッパーを弾いたのは彼ではないでしょうか。当時はまだチョッパーを弾けるベーシストなんていなかったと思います。

音楽的にはアメリカのルーツミュージックを本気でやっています。これはヴァンダイクパークとの出会いが影響していると思われます。ファンキーな曲、フュージュンな曲、A.O.R.な曲など、アマチュアバンドには到底真似出来ないような多彩さです。ソバカスのある少女では既に南佳孝節が出来上がっています。YELLOW MAGIC CARNIVALはYMOのネーミングの元になっていると思われます。演奏のレベルも高く、海外の作品にも引けを取らないものになっています。

CARAMEL RAG

CHOPPERS BOOGIE

[20091013]

HAPPY ENDHAPPY END
(2000/02/04)
はっぴいえんど

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バンドは既に解散状態となっていて、各自ソロアルバムの準備をしていたのですが、最後にL.A.でアルバムを創ろうと言う事で集まって創った作品です。しかもプロデュースは憧れのヴァンダイクパークです。これはやらない訳にはいかないでしょう。アレンジもヴァンダイクパークが手がけているようで、ホーンなどアレンジによるアメリカンポップなソフトロックの名盤に仕上がっています。

1. 風来坊
2. 氷雨月のスケッチ
3. 明日あたりはきっと春
4. 無風状態
5. さよなら通り3番地
6. 相合傘
7. 田舎道
8. 外はいい天気
9. さよならアメリカ さよならニッポン

ヴァンダイクパークと言う事で張り切ったのが細野晴臣です。彼のボーカルが多くフューチャーされています。ジャケットもアメリカンポップスしています。ロウエル・ジョージがギターで参加しています。これがロウエル・ジョージと日本の友好の始まりだったのだと思われます。ですからファンキーな曲もあります。しかし、ヴァンダイクパークの功名なアレンジセンスは後の彼等に大きな影響を与えています。

70年代初期はブリティッシュロック全盛の時代であり、アメリカンロックを聴いているのはマニアックな人達です。ですからヴァンダイクパークの知名度も低いのですが、そういう嗅覚を持っていた彼らにとっては宝物のような時間を過ごしているのです。後に訪れるソフトロックブームからするとこれほど完成度の高いソフトロックアルバムは無いと思います。バンドとしては番外編的なアルバムですが、ソフトロックマニアにとっては涎ものの名盤になっています。

風来坊

氷雨月のスケッチ

明日あたりはきっと春

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[20091013]

風街ろまん風街ろまん
(2009/02/18)
はっぴいえんど

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はっぴいえんどの最高傑作であり、日本のロックの歴史の中でもターニングポイントとなった名盤です。フォークブームの影響で言葉に敏感になっているリスナーにとっても評価が高く、日本語ではロックは表現出来ないという劣等感を最初に吹き飛ばした作品であります。まだまだフォーク的な言葉使いなので、日本語によるロックのジレンマはこれからも続いていくのですが、歌謡曲とは違う日本語のロックの歴史がここから華開いていく事になります。

1. 抱きしめたい
2. 空いろのくれよん
3. 風をあつめて
4. 暗闇坂むささび変化
5. はいからはくち
6. はいから・びゅーちふる
7. 夏なんです
8. 花いちもんめ
9. あしたてんきになあれ
10. 颱風
11. 春らんまん
12. 愛餓を

このアルバムからは多くの名曲が世に紹介されていきます。風をあつめて、あしたてんきになあれ、夏なんですなど多くの名曲が親しまれていきます。風と言うテーマで、当時近代化が進む日本において、どこかにある古き良き風の街と言うものを描いています。かなりフォークロック調な曲が多くなっています。ですからロックアルバムと言う印象も薄いのですが、大瀧詠一節ともいえる曲が既に完成されています。

細野晴臣がリードボーカルをとる夏なんですなどバンドとしての幅の広さも出てきています。大瀧詠一のようなあくの強い声ではありませんが、安定した細野晴臣のボーカルも魅力の一つです。日本のロックファンはハードロックやプログレに夢中になっている時期でもあり、当時のロックファンにはまだまだ日本のロックに目を向ける人は少なかったのですが、フォーク系を聴いている人には受けており、歌謡曲ともフォークとも違う、日本独自のロックの歴史はこの頃から始まっていきます。グループサウンズはその前説でしかなかったのです。

抱きしめたい

空いろのくれよん

風をあつめて

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[20091013]

はっぴいえんどはっぴいえんど
(2009/02/18)
はっぴいえんど

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エイプリルフールの細野晴臣がベースで、松本隆がドラム、それにボーカルとギターで大瀧詠一、リードギターで鈴木茂が加わって結成されたバンドで、その後の各メンバーの活躍からするとスーパーグループなのでありました。そしてここにきて作詞担当の松本隆による日本語による本格的なロックという試みが初めてなされています。フォークブームと同じ時期でありましたが、日本語でいかにロック的なニュアンスを出すかと言う事に挑戦しています。それはボーカルの大瀧詠一によるセンスも重要な要素になっています。

1. 春よ来い
2. かくれんぼ
3. しんしんしん
4. 飛べない空
5. 敵タナトスを想起せよ!
6. あやか市の動物園
7. 12月の雨の日
8. いらいら
9. 朝
10. はっぴいえんど
11. 続はっぴーいいえーんど

ロックと言ってもウェストコーストのロックに影響を受けており、バッファロー・スプリングフィールドやバーズといったフォークロック、カントリーロックの影響を受けています。ですからハードロックなどを連想すると首を傾げてしまいます。時代はブリティッシュロック全盛の時代でもあり、アメリカのロックというとかなりマニアックな人が聴くものだと言う印象がありました。それだけに玄人受けするバンドでもありました。

ハードロックも真似出来るバンドは日本にはまだいませんでした。日本人の体力から考えると、こうしたウェストコーストサウンドを選んだのは正しかったのかもしれません。フォークブームによって、言葉を重視する傾向になっていて、松本隆によるダブルミーニングなどいろんな仕掛けを持った歌詞は斬新でした。ただ、当時それが一般的に伝わっていたかというと疑問でした。それだけ時代を先取りしていたのです。演奏力もあるバンドで、フォークシンガーのバックバンドを務めたりしていますが、オリジナルアルバムに収められた作品群は後の日本のロックシーンに多大な影響を与えていきます。

春よ来い

かくれんぼ

しんしんしん

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[20091013]

APRYL FOOLAPRYL FOOL
(1994/11/21)
THE APRYL FOOL

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グループサウンズに変わって登場してきたバンド。日本における本格的なロックバンドの始まりとしてこのエイプリルフールがいます。GSだったフローラルのメンバーに加えて後に日本の音楽シーンで大活躍する細野晴臣と後に作詞家として成功する松本隆が加わり結成されました。グループサウンズはアイドル性がありましたが、彼等が違っていたのは音楽性を重視したバンドだった事です。ここで大きな新しい流れが始まったのです。

1. トゥモロウズ・チャイルド
2. いつか…
3. 人間神話の崩壊(インストゥルメンタル)
4. 母なる大地―1
5. タンジール
6. プレジング・マイ・タイム
7. 暗い日曜日
8. 聡明な死が示す怪奇な魅惑的な趣味の象徴
9. 母なる大地―2

当時のサイケデリックムーヴメントのメッカはアメリカ西海岸、ウェストコーストのフラワームーヴメントでありました。その代表的なバンド、モビーグレープやラブ、ヴァニラファッジなど、当時はアートロックと呼ばれていたサウンドに影響を受けています。本格的なロックと言う事で歌詞はまだ英語になっています。まだ日本語がロックには似合わないという劣等感があったのです。アルバムジャケットは荒木経惟(アラーキー)が撮影しています。

テープエフェクトなどサイケデリックなSEを使ったりしていますが、サイケのようなトリップ感ではなく、アートロックのようなアヴァンギャルド性があります。当時の日本ではかなり斬新なサウンドを創っています。組曲敵な発想はプログレ指向が既にあります。オリジナルアルバムはこの1枚のみで、後に映画『エロス+虐殺』のサウンドトラックを手がけていますが、バンドは解散してはっぴいえんどへと発展していきます。

トゥモロウズ・チャイルド

いつか…

母なる大地 1-2
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[20091012]

青い水 赤い水青い水 赤い水
(2008/04/25)
友川カズキ友川かずき

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08年にリリースされた今の所の最新作です。永らく入院していた為に活動が止まっていたのですが、ここにきてやっと復活しました。長いインターバルがあったにもかかわらず変わりないテンションで歌っています。しかし、これまでの作品よりはリバーブのかけかたが深い感じになっています。

1. いつか遠くを見ていた
2. あの子はたあれ
3. 頑是ない歌
4. 続・ボーする日(ヘルペスとのたたかい)
5. 昏酔然
6. カラブラン
7. 海物語
8. 青い水 赤い水

映画「JOHNEN 定の愛」のエンディング・テーマに使われたいつか遠くを見ていたが入っています。あの子はたあれは童謡をカバーした曲で、このパターンはこれからも続くのでしょうか。伴奏の方はいつものメンバーにチューバやチェロが加わって音に厚みを加えています。一番の大きな違いはリバーブの深さですね。少し違和感を感じます。何か心境の変化があったのでしょうか。リバーブは薄い方がアヴァンギャルド感が増すと思います。

復活した友川かずきはライブもこなしていますので、これからも魂の一献を注いでくれると思います。創造性は衰えていませんので、期待は大いに持てます。50過ぎてこれほど激しい歌を止む事無く歌い続ける事が出来るのは世界の中でも彼一人だけだと思います。丸くならない大人。歌う事の意味を今も失っていない素晴らしい吟遊詩人です。

Jean Genet ni Kike

[20091012]

いつか、遠くを見ていたいつか、遠くを見ていた
(2004/10/25)
友川カズキ;友川かずき

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いつか、遠くを見ていたいつか、遠くを見ていた
(2004/10/25)
友川カズキ

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三池崇史監督のカルト映画IZOに出演した友川かずき。そのIZOと映画17歳の風景/少年は何を見たのかで使用された曲を収録したアルバムです。既に発表済みの曲をリメイクした曲もあり、友川かずきの音楽スタイルを総決算するかのような作品になっていると思います。

1. 生きて死ぬという
2. あやかしの月
3. 桃源
4. ここはどこなんだ
5. 子らはみな血を殴るためにうまれた
6. デラシネ
7. 訳のわからん気持
8. 似合った青春
9. 目をむいてたべているあなた
10. また来ん春
11. ピストル
12. 巨人(トシの才気にオンブして)

さすがにこの時期になると作品リリースも停滞気味でありますが、絵画や映画など他のジャンルにも挑戦するなど、新たな局面に巡り会っています。その為か、作品としてはこれまでのような過激な感情にあふれるような統一感は無く、いろんな表情を持った曲がちりばめられています。

洗練されていた時期の曲もあり、激しさが蘇った頃の作品もあり、いろんな感情の友川かずきを楽しめる作品になっています。そして音楽的な水準は常に最高のパフォーマンスを維持している事を再確認する事が出来ます。アコースティック楽器での演奏ながら、とてもロックを感じさせる激情。日本人ならではのグルーヴを恥じる事無く武器としている所が彼の素晴らしさだと思います。

似合った青春

[20091012]

顕信の一撃顕信の一撃
(2002/05/25)
友川かずき;友川カズキ

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時代に迎合する必要の無い友川かずきにとって、純粋に自分の音楽と向き合う事が許される。ビッグマネーを手にする事は出来ませんが、音楽家にとってそれはとてもうらやましい環境だと思います。インディーズだからこそ成し得る事であり、そんな彼を支持するファンがいるからこそここまで自分のスタイルを追求出来るのだと思います。

1. あやかしの月
2. うれしいひなまつり(たのしいひなまつり)
3. 空のキャラバン
4. 秋の夜空
5. 女人ぼさつ
6. 仙台
7. 303号室の少年
8. チャンス
9. 宿酔
10. 顕信の一撃

ひなまつりの歌をフォークスタイルに編曲した曲は、特に変わったアレンジをしているわけではないのですが、全く別の表情を持っています。初期の頃のような過激さを熟練した感性で取り戻した友川かずきはもはや敵無しと言えましょう。ロックが持つ純粋なる初期衝動にも似た激しさをもって自分のスタイルを更に高めていると思います。

人は年輪と共に丸くなりがちですが、彼の中にはまだ初めてギターを手にした頃のような強い意思が欠ける事無く存在しています。そして歌にしなくてはならないという衝動をまだ維持し続けているのです。この変わらぬボルテージは他のミュージシャンでは見た事がありません。顕信の一撃は夭折した俳人住宅顕信に触発されて創った曲だそうです。いまだに彼に刺激を与えてくれる素材があることもうらやましく思います。

私の花

[20091012]

エリセの目エリセの目
(2001/05/25)
友川かずき;友川カズキ

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一時は洗練された音楽性を手に入れていましたが、ここにきて原点に戻ったように、音楽性にもあくの強い感じが乗り移っています。歌詞の世界を音楽的に表現しようとするとやはり癖のある音楽になるでしょうが、これまではなんとかバランスをとっているようでした。しかし、このアルバムでは友川かずきの歌の存在感が他のプレイヤーにも乗り移っているように感じます。

1. ジャン・ジュネに訊け
2. エリセの目
3. 水中眼鏡
4. ボーする日
5. 花月園
6. 冬の長門峡
7. シシャモ
8. 公共主自由民保党
9. 乱気コッカラ舞い
10. 異郷の鳥
11. 父を買う

ゆるやかなノスタルジアは元来友川かずきが持っている激しさに飲み込まれているようです。パンク誕生以前からアナーキーな部分がありましたが、それが又蘇っているようです。軟弱になったメジャー音楽シーンに対する喝と鳴るべき作品だと思います。歌が本来持つ力強さを改めて思い知らされます。

特にシシャモにおける斬新さは友川かずきならではのものです。こんな凄い曲は他の人には書けません。洗練された音楽から自然とはみ出してしまう彼の歌を誰も抑える事は出来ないのです。サウンドエフェクトもエスカレートしていますが、決して流行の手法とは違うこの表現は格が違っています。まるでエレクトリックマイルスのような過激さです。

IZO

[20091011]

赤いポリアン赤いポリアン
(2000/02/21)
友川かずき;友川カズキ

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2000年に入ってからの作品です。その為か、以前リリースした曲をリカバーしていたりしています。音楽的にはよりノスタルジアな郷愁を誘う旋律が多くなっています。ジャケットには友川かずきの少年の頃の写真が使われています。まるでハーフのような顔立ちです。

1. 赤いポリアン
2. 月夜の浜辺
3. この世を踊れ
4. 空のさかな-2000
5. 鬼と仏とあいや棲む
6. 都会の夏の夜 パート2
7. 感愛集
8. るりスズメ
9. 葛西善蔵

成熟しているからか、ギターの伴奏が巧くなっているのに感心します。それほど変わった事はしていないのですが、表現力が増しているのです。ですからギター一本だけだったとしても十分伝わってくるものがあると思います。だからピアノやアコーディオンがテンション位置で鳴っていても曲の存在感はブレていないのです。

曲の創り方もトムウェイツなどを連想させます。吉祥寺の後半バンドたまのような感じもします。そして歌は大槻ケンジという感じです。そういう聴き方をするともっと分かり易いと思います。勿論元祖はこの友川かずきですが、多くの後継ミュージシャンが影響を受けているのが分かります。そしてその影響力はアンダーグラウンドながら今も続いていると思います。

月夜の浜辺

[20091011]

空のさかな空のさかな
(1999/04/25)
友川かずき;友川カズキ

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ピアノ、もしくはマンドリンとパーカッションというシンプルな構成の素朴なスタイルとなり、よりほのぼの感が増しています。デジタルの時代においてほっとするような暖かみを感じます。素朴になった事によって、混ざりっけの無い純粋な友川かずきの音楽に触れる事が出来ます。

1. また来ん春
2. 夢の町の人々
3. 心優しきろくでなし
4. 時代を担う子供達
5. いくつになっても遊びたい
6. 空と手をつないだ男
7. 間違いだらけの人生
8. 空のさかな

博打打ちをテーマとした曲が多く、それでいてどこかほのぼのとした感じは不思議な印象を受けます。日本で言えばたま、海外で言えばトムウェイツのようなアコースティックアヴァンガルドな世界観を持っています。そしてそのルーツには岡林信康やボブディランがあり、日本の民謡があります。

一時期の殺伐感は無く、どこかメランコリックな雅楽フリージャズな感性が唯一無二の音楽を構築しています。それでいて時代を担う子供達のような普通のカレッジフォークのような懐かしさもあります。フォークでありながら、常にあるのはプログレッシヴな遊び心です。インディーズになってからの彼の作品はどれも完成度が高く名盤ばかりです。

生きてるって言ってみろ

[20091011]

夢は日々元気に死んでゆく夢は日々元気に死んでゆく
(1998/02/10)
友川かずき;友川カズキ

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ここのところ奇妙なアルバムジャケットが続いていますが、これは友川かずきが描いたイラストが使われています。奇妙なタッチではありますが、以前のような殺伐とした感じが抜けたいい感じの印象を受けます。それは音楽にも現れています。

1. 遊行
2. 鳥の私と私の友達の修羅さん
3. 遊びに行こうよ
4. 眩い孤独
5. ありがとう絶望
6. 夢は日々元気に死んでゆく
7. 娘のカノン

吉沢元治とのコラボレートも益々磨きがかかり、素朴な曲とアヴァンギャルドな曲の対比が聴くものを飽きさせません。かなりバランスのいい作品を連発していると思います。インディーズからアルバムリリースするようになってから、友川かずきの消息はあまりメジャーには伝わってきていません。それなのにこの完成度豊かな作品を提供し続けているのは素晴らしい事だと思います。

彼の才能は枯渇する事無く、さらに磨きがかかっています。ローカルなライブハウス巡り、一時はメジャーになりかけた彼を再評価させるにはブログでのネット効果しかないのか。人の心を打つ音楽に時代は関係ないと思います。多くの人が彼の音楽に触れる事が出来れば、日本の音楽シーンもまだまだ豊かになっていく事でしょう。

夢のラップもういっちょ

[20091011]

ぜい肉な朝ぜい肉な朝
(1996/12/28)
友川かずき;友川カズキ

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松井亜由美が久々にバイオリンで参加。これまでのサウンドエフェクト的なバイオリンとは違う音色が哀愁感溢れる友川かずきの作品に戻ってきました。純粋に彼の音楽性を聴く事が出来るようになっています。その旋律もかなり美しさを増しており、作曲家としての円熟味を感じる事が出来るでしょう。

1. 春は殺人
2. ぜい肉な朝
3. 雪のない冬
4. わが喫煙
5. ドガと鳥鍋
6. 夜の教室
7. 夢のラップもういっちょう
8. 夜へ急ぐ人

競輪選手滝沢正光に捧げた夢のラップもういっちょう。ちあきなおみに提供していた夜へ急ぐ人を自身にてリメイクしています。こういう曲を創っていた事自体は、このアルバムを聴くまでは知りませんでした。作曲家としての友川かずきを再認識させられるアルバムです。全体的には3拍子の曲が多く、メランコリックな友川節を聴く事が出来ます。

90年代半ばというデジタル全盛の時期に、これほど音楽性のみによって圧倒される音楽を創り続けている事に驚嘆させられます。わが喫煙でのほのぼのとした曲には古き良きフォークの時代を蘇らせられます。こういう普通のスリーフィンガーも出来る事を忘れさせるくらいに他の友川の音楽は独自性を持っていました。ドガと鳥鍋ではジャズ的なピアノがアヴァンギャルドです。かなりマイペースですが、彼の音楽性は進化しながら更なる高みを目指して進んでいます。

夜へ急ぐ人

[20091010]

一人盆踊り一人盆踊り
(1995/01/25)
友川かずき;友川カズキ

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前作からの付き合いのベーシスト吉沢元治とのコラボレーションを更に追求した作品です。それまでのフォークソングには無い、全く新しい試みによる音楽性を完成させています。必要最小限の音でありながら、必ずしもその音が必要と言う訳ではない音をさりげなくつけて、かなり洗練された音楽へと昇華させています。

1. 一人盆踊り
2. 目をむいてたべているあなた
3. 鬼の黄金伝説
4. 夏のアカネ
5. 桃源
6. お岩さん
7. みだらまんだら
8. グッドフェローズ

バイオリンによるサウンドエフェクトは、例えるならばジミーペイジが弓でギターをかきむしるようなものであり、テルミンを操るようなイメージですが、全く突拍子も無く存在しています。アヴァンギャルドと言えばそれまでですが、日本人ならではの感性で表現している所が個性的です。インディーズからのリリースであり、ライブハウスでのステージをこなしていくだけの活動は、世間の注目をほとんど浴びる事もないのに、これほど挑戦的な音楽を作り続けている事は驚異です。

西洋文明かぶれな日本人によるロックへの接近とは違う流れの歴史を感じるアルバムです。いや、西洋文明を知っているからこそ挑戦している音楽なのかもしれません。訛のあると古川かずきの歌のアナーキーさに負けないくらいの音楽性を獲得しているように感じます。そしてそれはとても洗練しているようにも感じるのです。とても美しいほどの名盤です。

from TV

[20091010]

まぼろしと遊ぶまぼろしと遊ぶ
(1994/02/25)
友川かずき;友川カズキ

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トリオ編成を組んでいるピアノの永畑雅人、パーカッションの石塚俊明に加えてベーシストの吉沢元治とバイオリニストの臼井由美子とのセッションアルバムです。インディーズ発売になってからは毎年コンスタントにアルバムをリリースしていきます。フォークとジャズ的な発想が融合した名盤です。

1. まぼろしと遊ぶ
2. 少年老いやすく ガクッとなりやすし
3. パチスロ化けの皮音頭
4. おとうと
5. 春はきた
6. 串刺しオペラ
7. ヤマウタ
8. ねんねこ唄

基本は友川かずきのギターと歌なのですが、それにジャズ的なインプロビゼーションで演奏するアレンジは、まるでジョニミッチェルの日本盤のような感じです。あくまでも和なのでジャズとは呼びにくいですが、発想はジャズそのものなのです。サウンドエフェクトはダブ的な発想なので、90年代らしい作品と受け止めれます。

雅楽などはきちんとした決まりに基づいて演奏されますが、雅楽によるフリージャズがあっても面白いと思います。そしてそれにフォークソングを融合してしまう発想は唯一無二だと思います。アシッドフォークなんて簡単に凌駕しています。そしてフリーと言ってもその全てが友川かずきの歌を中心に動いている存在感が凄まじい名盤です。

トリオ大阪

[20091010]

花々の過失花々の過失
(1993/02/15)
友川かずき;友川カズキ

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ライブ活動は続けていましたが、アルバムリリースは6年くらいありませんでした。メジャーとの契約ができなかったのか、90年代に入ってやっとインディーズレーベルからアルバムをリリースするようになります。お金もなかったのでしょうが、ギター一本で弾き語りスタイルという基本形に立ち戻っています。

1. 武装に足る言葉などないのだ
2. ルドン
3. ここはどこなんだ
4. 風の深夜
5. 燃えさかる家
6. 鬼の子守
7. 平手造酒のテーマ
8. 耳のある風景
9. 明日が喉まで来ている
10. 少年の恋
11. 急げ! 菜の花
12. 私の花

フォークソングの本来のあり方であるギター一本で歌うスタイルの為に歌がこれまで以上に前に出ています。それとアコースティックギターによる空気感。デジタルの時代にこのアナログな作品は余計に心にしみます。韻を踏む事のこだわって意味がよく伝わってこないラップよりも、こうした素朴な歌にこそ魂が宿っていると思います。

しかし、明らかに時代から無視されている友川かずきは、それでもマイペースに自分の歌を歌い続けていきます。最低自分一人がいれば成り立つのがフォークソングですから、彼こそが健在であって、まだ戦う意思を持っている限り、彼の歌を止める事は誰にも出来ないのであります。ラブソングは無いけれど、なぜか人に対する思いが強く伝わって来る。そんな歌こそが本当のラブソングだと思います。

私の花

[20091010]

無残の美無残の美
(1993/07/25)
友川かずき;友川カズキ

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前作から5年のインターバルを置いて発表されたアルバムです。友人のたこ八郎の死、実弟の自殺などの衝撃的な出来事を歌として表現しています。歌う事によって冷静な視線から人の死を見つめる友川かずきの描写が独特です。全体的に初期の頃のようなフォークスタイルに戻っています。

1. 彼が居た-そうだ!たこ八郎がいた
2. 海みたいな空だ
3. 無残の美
4. 井戸の中で神様がないていた
5. どどど~ん
6. ワルツ
7. 空
8. 永遠-福島泰樹氏へ捧ぐ
9. 一つのメルヘン
10. 花火
11. 坊や

彼が居たで友人だったたこ八郎の水死という悲劇を彼なりの視点で見つめています。無残の美で詩人でもあった弟の自殺について語っています。どの曲もあまり装飾を省いて、最低限の音だけで更に進化した彼の歌を表現しています。80年代半ばと言う時期に出された作品なのに、全く時代の音を無視した内容が凄まじいです。これこそが弔いの歌なのでしょう。

フォークギターも力任せに弾いたりして、チューニングが意味を失うほどの音の塊をぶつけるという、まるでロックンロールの初期衝動のような激しさがあります。それでいてアレンジがすっきりしていいて、重たい内容の曲でも疲れる事無く聴く事が出来ます。冷静さを装ったかのような激しさが詰まった名盤です。赤裸々なくらいに物静かな激情が逆に不気味ささえ感じさせます。

彼が居た-そうだ!たこ八郎がいた

無残の美

井戸の中で神様がないていた

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[20091009]

海静か魂は病み海静か魂は病み
(1995/04/05)
友川かずき

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前作で和をテーマにしていて、そこから得た要素を自然と自分のものにして友川かずきという音楽家のスタイルとして昇華したアルバムになります。殺伐とした生と死という生々しい世界観がより明白になっています。ピップエレキバンドとのコンビネーションも寿実しています。

1. 彼方
2. 神様になれ
3. 一切合財世も末だ
4. 殺人と青天井
5. 椿説丹下左膳
6. 山頭火よ
7. なあ海
8. 餅紅の花
9. 木々は春
10. 苦海さあ

彼方は山本晋也監督が作詞しています。名曲は一切合財世も末だで、ボブディランの見張り塔からずっとと同じコード進行を使い、見事な歌詞を歌い上げています。殺人と青天井はロックな作品で、屈折していますがロックンロールしています。椿説丹下左膳は和ロックしていて、三味線や尺八がロックバンドと共演しています。犬の鳴き声のSEはまるでピンクフロイドのアニマルズのような質感を持っています。

マイナー調のフォークソング、日本の伝統音楽、ロックが融合して、前とは少しニュアンスが異なるプログレッシヴなスタイルを完成させています。これが完全にロックバンドしてしまった筋肉少女帯になってしまいます。日本文学をこよなく愛するゆえの山頭火よなど、アンダーグラウンドな日本の音楽シーンの中でも特異な存在として、この友川かずきと出会うか出会わないかで音楽の聴き方も大きく違って来ると思います。このアルバムも名盤です。

彼方

一切合財世も末だ

なあ海

[20091008]

桜の国の散る中を桜の国の散る中を
(1995/04/05)
友川かずき

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これまでのようなロック色は薄れて、太鼓や尺八を多用した日本的なアレンジに挑戦しています。バックの演奏は当時パーマネントバンドだったピップエレキバンドが担当しています。その他に、みなみらんぼうやたこ八郎が参加しています。

1. 犬
2. 闇
3. 点
4. 問うなれば
5. 赤子の限界
6. おどの独白
7. 口から木綿
8. 因われのうた
9. 桜の国の散る中を

友川かずきの詩による楽曲は和なアレンジにより、どこか殺伐とした情景が表現されているようです。アコースティックアグレッシヴプログレと表現しても良いのですが、外来語で表現するにはあまりにも日本的な内容です。えんやとっとのリズムを拡大していったようなグルーヴも懐かしさと言うよりは斬新に聴こえるように、かなり独特のアレンジを施しています。

前作までにあった外に向けた方向性が、又内に向いた作品なのですが、時代がやっとパンクやニューウェイヴを生み出している頃でもあり、かなり攻撃的な感じもします。音楽的には和なので、パンクとの関連性は分かりづらいですが、時代がやっと友川かずきに追いつきそうになっていたのに、彼は更に自己の世界へと邁進していき、更に売れ線から遠のいていきます。メジャー級に売れるチャンスの時期だったのに、それを毛嫌いするかのような姿勢が又、従来のファンにはたまらないのであります。

花火

[20091007]

俺の裡で鳴り止まない詩俺の裡で鳴り止まない詩
(2007/07/28)
友川かずき

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中原中也の詩に友川かずきが曲をつけて制作されたアルバムです。文学青年である友川かずきが中原中也に影響を受けていた事が分かると共に、その詩の世界を見事に音楽で表現しています。昭和歌謡のようなノスタルジックな旋律と中原中也の詩が見事に融合した名盤です。

1. サーカス
2. 臨終
3. 湖上
4. 歸郷
5. 桑名の驛
6. 夏の日の歌
7. 汚れつちまつた悲しみに
8. 春の日の夕暮
9. 六月の雨
10. 坊や

サーカスの詩に見事な名曲をつけています。少しセンチメンタルな感じとサーカスの楽しい感じが素晴らしい名曲に仕上げています。臨終も名曲です。訛のイントネーションは健在で、それで歌うものだから友川かずきの歌になっています。音楽も愛情に溢れ、そしてプログレになりかけるような展開もあり、トータル性もあり、見事な名盤になっています。他人の詩を使っているのにも関わらず、友川かずきの最高傑作と呼ぶべき完成度を持っています。彼の歌は聴きようによっては大槻ケンジ似ている所もあります。大槻ケンジが真似していると思います。

ストリングスアレンジも躍動感を持っていますし、この明治の文豪の持つ言葉の響きを見事に音楽として表現しています。夏の日の歌のようにヨーロッパ映画でも見ているようなノスタルジアとエキセントリックな瞬きを心地良く配置しています。方言ではない言葉がより彼の訛を強調する形になって、味わい深い思慮ある音楽としています。友川かずき書く詩と比べても違和感無く彼の声となっています。日本の音楽史上の中でも最高の部類に入る傑作アルバムです。これを聴かずして日本の音楽は語れないと断言させていただきたい。この名盤はもっと多くの人に聴かれるべきだと思います。

サーカス
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[20091007]

DREAM.11はフェザー級GP決勝とスーパーハルクトーナメント準決勝戦、ライト級タイトルマッチ他ワンマッチの試合が行われました。

試合結果
フェザー級GP準決勝戦
○高谷 裕之 VS 所 英男
打撃の高谷寝技の所の構図でしたが、高谷常に一発狙いでプレッシャーをかけます。寝技に持ち込む所でしたが、つきあわない高谷、攻めあぐねていた所が飛び膝蹴りから放ったパンチが高谷をぐらつかせ、そのまま寝技に持ち込むと高谷の連打で所は危なかった所をゴングに救われます。2Rになるとお互いダメージがあるものの、再び高谷の連打でレフリーストップ。
ジョー・ウォーレン VS ビビアーノ・フェルナンデス○
猛攻のウォーレンを軽くあしらいビビアーノが腕ひしぎ逆十字を決めてレフリーストップ、ウォーレンはタップしていないのに止められて不服そうでした。
スーパーハルクトーナメント準決勝戦
チェ・ホンマン VS ミノワマン○
ミノワマンが顔面パンチから足を取ってグラウンドに持ち込みますが、決まらず、2R目にやっとホンマンを倒してから足に回り踵固めでミノワマンが勝ちました。攻め手が無い中での勝利は劇的でした。
○ソクジュ VS ボブ・サップ
敗者復活したサップは最初軽いフットワークから速攻に入りますが、グラウンドに持ち込んだソクジュの連打でレフリーストップ。
ライト級ワンマッチ
○川尻 達也 VS メルカ・バラクーダ
いきなり連打のメルカでしたが、冷静に対処した川尻がグランドに持ち込みマウントをとります。ガードの隙間からパンチを浴びせ続けレフリーストップで圧勝。
ミドル級ワンマッチ
○桜庭 和志 VS ルビン“Mr.ハリウッド”ウィリアムズ
ローキックから寝技に持ち込んだ桜庭がアームロックで勝ちました。ルビンはボクサー出身で総合に慣れていない事もあり、勝って当たり前の試合でした。
ライト級タイトルマッチ
ヨアキム・ハンセン VS 青木 真也○
三度目の対決となる両者。お互い打撃はそこそこにグラウンドにもつれます。1Rでは決まらず、2R終了間際にやっと青木が腕ひしぎ逆十字固めを決めて勝利。
フェザー級GP決勝戦
高谷 裕之 VS ビビアーノ・フェルナンデス○
ダメージのある高谷、ダメージの無いビビアーノでしたが、高谷は打撃に徹し増すが、立ったままバックマウントに入るビビアーノをなんとかさばいて、最後まで打撃でポイントをつかんでいたと思われましたが、判定では僅差でビビアーノが勝ちました。決勝なので、僅差の場合は延長があっても良いんじゃないかと思いました。

全て見応えのある試合で面白かったです。DREAM.12はもっと期待出来ると思います。

川尻 達也 VS メルカ・バラクーダ

ソクジュ VS ボブ・サップ

桜庭 和志 VS ルビン“Mr.ハリウッド”ウィリアムズ
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[20091006]

千羽鶴を口に吠えた日々(紙ジャケット仕様)千羽鶴を口に吠えた日々(紙ジャケット仕様)
(2007/08/30)
友川かずき

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友川かずきの最初にメジャーな売れ方をしたアルバムです。ちょうどDJを始めた事もあって、ファンも増えていき、音楽雑誌にも大きめの広告が出たりしていました。内容的には結構プログレなアレンジがされていたりと、ロックファンにも楽しめる内容になっていました。私もこのアルバムから聴くようになりました。

1. オープニング・テーマ
2. 生きてるって言ってみろ
3. 殺されたくないなら殺せ
4. 記憶
5. どうした
6. なまはげ
7. 俺のふるさとは犬の中にもある
8. 八竜町の少年達
9. 乱れどんぱん節
10. 家出青年
11. 死にぞこないの唄

オープニング・テーマはまるでピンクフロイドのようなアレンジになっています。そして生きてるって言ってみろは彼の一番の代表作だと思います。この曲が一番有名でしょう。友川かずきの歌が一番分かり易く歌われている名曲です。しかし、こんな歌詞をディスコが流行っている時代によく書けたものだと思います。殺されたくないなら殺せもショッキングな歌詞ですが、優しく美しい旋律で歌われています。なまはげは曲調がどんどん変化していく正にプログレな曲です。日本風に言うと四人囃子のような感じです。

俺のふるさとは犬の中にもあるも意味深な曲です。フルートがキングクリムゾンのようにも聴こえます。友川かずき自身もプログレ好きと公言していますので、そういう注文を演奏家にしていたのでしょう。八竜町の少年達や乱れどんぱん節のような楽しい曲もあったりします。アルバムジャケットも印象的ですが、それなりに外に向けられた曲になっています。これまでの内向的な歌の力は失う事無く、しっかりと外側に向けて歌っているのです。これも売れるようになった要因だと思います。売れたと言ってもまだまだ知る人ぞ知るなのですが。ロックファンにも受け入れられるだけの成長を見せた名盤です。

生きてるって言ってみろ
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[20091005]

肉声(紙ジャケットオリジナル帯復刻仕様)肉声(紙ジャケットオリジナル帯復刻仕様)
(2007/08/30)
友川かずき;友川カズキ

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肉声と言うタイトルのように、友川かずきの肉声が前面に飛び出してくるような作品です。ギター一本を基本とした弾き語りに多少の装飾がついてはいますが、これほど歌の存在感があるシンガーを知りません。秋田の方言で歌っているし、かなりせっかちに歌いまくる曲もありますが、その言葉の一つ一つが心に突き刺さってきます。

1. おじっちゃ
2. 冬は莫迦くへなぁ
3. あめらんくゆらん
4. だがつく
5. 似合った青春
6. 歩道橋
7. 春だなぁ~節
8. 冷蔵庫
9. 木端微塵
10. トドを殺すな
11. ハーモニカ
12. ちいさな詩
13. 石

ジョンレノンだってリバプール訛で歌っています。それが世界中で親しまれているのです。友川かずきの歌が世界とまでは言いませんが、日本でもっとメジャーな扱いがなされる事を望んでいました。しかし彼はいまだにインディーズシーンにいます。あまりにももの悲しさがリアル過ぎて拒絶されるかねないような危うさも感じています。

実直過ぎておしゃれじゃないかもしれません。自分の中にある感情でも、触れたくない部分を感じるのかもしれません。全ての人に受け入れられるとは思ってもいません。それでもこれほど心をかきむしられるような歌に出会えるのは一生に一度かもしれません。唯一国境を越えて響く事が出来る音楽があるとするならば、それは間違いなくここにある歌です。

似合った青春

トドを殺すな

[20091004]

やっと1枚目(紙ジャケット仕様)やっと1枚目(紙ジャケット仕様)
(2007/08/30)
友川かずき

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フォークブームが完全に終わっている時にやっとデビュー出来たフォークシンガー友川かずきです。秋田出身で秋田なまりそのままで歌う魂の歌は心に突き刺さります。私が友川かずきを聴くようになったのは、昔NHKラジオで若いこだまと言う音楽番組があって、友川かずきがDJを務めていました。DJも秋田なまりでした。大阪なまりを直さない人はいますが、秋田なまりを直さない所が魂を揺さぶるのです。

1. 青春
2. 魂
3. 優美子の春
4. 虚空歌
5. 墓
6. 南無妙法蓮経
7. 電話
8. 乱調秋田音頭
9. 地球学校
10. 23才の抵抗
11. 石森さん
12. 新盆
13. 泥棒猫夜走る
14. 明るい夜

岡林信康に憧れてシンガーソングライターとなり上京してからもアングラなライブハウスで歌っていました。そしてやっと一枚目のアルバムをリリース出来たのです。バックには頭脳警察のトシなどの仲間内がサポートして、フークギターだけではないしっかりと肉のついたアレンジになっています。それでも友川かずきの歌は前に飛び出してきます。岡林のようなマイナー調の物悲しい曲で魂を振るわせるように歌い上げます。

秋田なまりなのに、その歌はびんびんに心に響きます。心に染み渡ると言うよりは突き刺さると言う表現があっています。ライブではギター一本で歌う事が多く、その生の歌もかなり強烈に突き刺さってきます。よく吉祥寺の曼荼羅と言うライブハウスに出ていたのを覚えています。まだパンクも出てくるまでの事ですが、これほど言葉が突き刺さって来るシンガーは他にはいないと思います。

明るい夜

[20091004]

万年床/なぎらけんいち参上万年床/なぎらけんいち参上
(2005/11/18)
なぎらけんいち

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葛飾にバッタを見た葛飾にバッタを見た
(2002/09/11)
なぎらけんいち

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さすらいのばくち打ちさすらいのばくち打ち
(1995/10/25)
なぎら健壱

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なぎらけんいちの奇癖(紙ジャケット仕様)なぎらけんいちの奇癖(紙ジャケット仕様)
(2006/11/22)
なぎらけんいち

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フォークソングで放送禁止になったと言う関連で、なぎら健壱を紹介します。悲惨な戦いという大相撲でまわしが取れてしまい、生放送のテレビでぽろりと出てしまったと言うストーリーの為に放送禁止になったとされています。しかし、事実は自主規制していただけのようです。しかしこの1曲でなぎら健壱の名前は有名になってしまいました。現在ではコメンテーターとして知られているかもしれませんが、現在も現役のフォークシンガーなのです。

なぎら健壱のフォークスタイルはカントリーフォークというか、カントリー、ブルーグラス色が強い曲になっています。カーターファミリーピッキングが出来るシンガーとして、ボブディラン以前のフォークスタイルを好んでいるようです。ひらけ!ポンキッキでいっぽんでもニンジンを歌ったりもしています。東京下町を題材にして歌ったり、下町を紹介する大使のような活動もしてます。まるで落語のような落ちがある歌が特徴で、歌い方は正統派なカントリーシンガーのように丁寧です。過激と言うよりはほのぼのとしたゆるさが特徴と言えるでしょう。

悲惨な戦い

葛飾にバッタを見た

ぐち
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