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[20091130]

カルメン・マキ&OZカルメン・マキ&OZ
(1994/11/26)
カルメン・マキ&OZ

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日本語によるハードロックを確立したバンド、カルメン・マキ&OZです。時には母のない子のようにからジャニスジョップリンに憧れてブルースクリエーションとコラボレートしましたが、継続する事は出来ず、当時まだ18歳であったギタリストの春日博文を見いだして自分のバンドを結成しました。春日博文はパープルやブラックサバスなどのハードロックを得意とするギタリストで、カルメンマキの歌唱力は日本人には難しかったハードロックを表現するのに適していました。しかも日本語による本格的なハードロックはこのバンドが初めてでした。当時洋楽ばかり聴いていたロックファンを大いに歓喜させたのです。

1. 六月の詩
2. 朝の風景
3. Image Song
4. 午前1時のスケッチ
5. きのう酒場で見た女
6. 私は風

ハードロックのイメージが強いのですが、アルバムではプログレッシヴなスケールの大きなアレンジによるドラマティックな演奏を展開しています。ベースに後にカシオペアに入る鳴瀬喜博もいましたが、このファーストアルバムを出す前に脱退しています。午前一時のスケッチでデビューしますが、最初は全然売れませんでした。そしてCMにも起用された私は風の大ヒットで一躍カリスマ的な存在へと駆け上がっていきます。

ディープパープルやブラックサバス、そしてキングクリムゾンやツェッペリンやフリーのようなハードロックの王道を力負けせずにパワフルに演奏出来る技量は明らかに日本のハードロックの大前進でした。これほどの演奏と歌唱力を持った他にはいませんでした。ブルースクリエーションではしっくりこなかった感じがこのバンドによって吹き飛ばされました。そしてカルメンマキのイメージも大きく変わりました。しかし彼女自身はそれほどハードロックが好きな訳ではなかったので、結構最後には苦悩してしまうのですが、このバンドによって彼女の居場所がやっと見つかったのでした。

六月の詩

朝の風景

午前1時のスケッチ
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[20091130]

今場所は白鵬が全勝で優勝しました。後半戦まで全勝で並んでいた朝青龍が日馬富士に負けてから4連敗で昨日白鵬の優勝が決まっています。朝青龍は一度負けるとテーピングをして体の不調をアピールすると言うのは悪い癖です。日馬富士には変化で負けたので気にせず集中力を失って欲しかったのですが、これ見よがしにテーピングを肩に貼付けている時点で集中力が切れた証でした。しかし、千秋楽での横綱対決では横綱らしい内容のある取り組みでしたが、チャンスで攻撃出来なかったのは、やはり体調が良くなかったようです。

上位力士の成績
朝青龍 11勝4敗
白鵬 15勝0敗 優勝
琴欧洲 10勝5敗
琴光喜 8勝7敗
日馬富士 9勝6敗
魁皇 8勝7敗
千代大海 勝9敗4休
把瑠都 9勝6敗
鶴竜 7勝8敗
稀勢の里 6勝9敗
豪栄道 7勝8敗


今場所は三役などの中堅クラスが元気がなかったので、盛り上がりには欠けていました。そんな中、雅山が12勝3敗、栃ノ心も12勝3敗で敢闘賞。豊ノ島が11勝4敗で技能賞を受賞しています。嘉風は前半は全勝でしたが、最後まで集中出来ず10勝5敗でした。それでも三賞の対象になると思っていましたが、負け方が良くなかったのか、受賞出来ませんでした。千代大海は負け越して休場。来場所は大関陥落ですが10勝すれば大関に戻れます。

白鵬は12回目の優勝で、年間最多勝、86勝と言う成績で一年を締めくくりました。一年間無敗なら90勝ですから今年は本割りで4敗しかしていないと言う事になります。これは朝青龍の記録を抜いて歴代一位の素晴らしい成績でした。

朝青龍 Vs 白鵬

把瑠都 Vs 豊ノ島

琴光喜 Vs 魁皇
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[20091129]

LIFE OF CHANGELIFE OF CHANGE
(1994/11/18)
コンディショングリーンCONDITION GREEN

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MIXED‐UPMIXED‐UP
(1994/11/18)
コンディショングリーンCONDITION GREEN

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紫には出遅れますが、このコンディショングリーンも全国区の人気を得ていきます。ボーカルの川満勝弘はでかい口からタバコの煙を吐いて、ギターのシンキはジミヘンのようにギターを弾きまくります。その姿はテレビ番組にレギュラー出演して一気に日本中が知る存在となりました。やっている音楽はジミヘンやマウンテンのようなハードロックで、彼等も米軍相手に腕を磨いていました。川満勝弘のボーカルはティムボガードの声に似ています。

ファーストアルバムではオリジナルソングのいい感じの曲をやっていますが、セカンドアルバムではロックンロールのスタンダードナンバー、ボニー・モロニーをやっています。これはジョニーウィンターバージョンなアレンジになっています。シンキはジミヘンの信奉者ですからストラトを愛用しています。テレビ番組では口から煙を吐き出すのと、ギターを燃やすパフォーマンスで話題となります。

キッスやジミヘンの真似事のようではありますが、沖縄出身と言うのがはくをつけていたので好意的に受け止められました。コンディショングリーンと言う言葉は米軍の緊急警報状態の意味で、駐留軍相手にしていた彼等らしいネーミングでした。沖縄の向こうにはアメリカが見える訳で、彼等の存在は日本のロック界にとては活性剤のような存在となりました。

Confusion

ボニー・モロニー

Nature's Calling
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[20091129]

紫+4tracks(紙ジャケット仕様)紫+4tracks(紙ジャケット仕様)
(2007/09/05)


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(2007/09/05)


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(1995/03/24)


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紫は沖縄出身のハードロックバンドで、一言で言うとディープパープルのコピーバンドでした。ジョンロードを信奉するジョージ紫を中心としたバンドで、沖縄の米軍相手にライブをこなしていた実力者達でした。ハードロックブームと言っても日本では来日公演が大成功だったディープパープルの人気が絶大で、曲も分かりやすくコピーしやすいと言う事でギターキッズのほとんどがリッチーブラックモアのコピーから始める人が多かったと思います。

学園祭でもパープルの曲を演奏するバンドが多かったですが、実際にバンドとして彼等の曲を演奏するのは体力も必要ですし、まずボーカルが真似出来ません。フラワートラヴェリングバンドは別格としても、ここまで完璧に真似出来るバンドは当時いなかったと言う事で、紫は全国的にも人気を高めていきます。笑ってしまうくらいにパープルそのまんまなのですが、日本でもハードロックバンドがまだ育っていなかった時期でしたので、このバンドのインパクトは強烈でした。

英語歌詞なので純粋な日本のロックとは言えません。しかも沖縄はまだ返還されたばかりで、まだまだ海外のような印象でした。しかし米軍相手に鍛え上げてきた沖縄のバンドはこのバンドに続いて多く紹介される事となります。日本のロックがよりパワフルになり出したのがこの75年辺りになります。

DOUBLE DEALING WOMAN

Lazy

Doomsday

[20091129]

お中元 ベストセレクション 1993-1996お中元 ベストセレクション 1993-1996
(1996/07/25)
憂歌団

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Blues IS A-LIVEBlues IS A-LIVE
(2000/12/20)
憂歌団

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ブルース・バウンドブルース・バウンド
(1995/10/25)
憂歌団

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憂歌団も大阪出身のバンドで、やはりルーツミュージックとしてアコースティックブルースと大阪弁のマッチングが売りのバンドでした。木村充揮の独特な声によるボーカルが魅力的なバンドで、内田 勘太郎が弾くフルアコのギターも魅力の一つで、ボトルネックも得意とします。おそうじオバチャンでデビューしますが、掃除婦に対して差別的な歌であると言う理由で放送禁止になっています。

彼等も大阪と言うローカル中心のバンドでしたが、地道に長く続けているだけに、彼等の音楽をこよなく愛する人は後を絶ちません。ゆっくり落ち着いて聴けるブルースだけに癒しとして聴く人が多いです。アコースティックブルースと言うのにこだわっているわけではなく、エレキギターも使いますが、印象としてアコースティックなイメージが強いのです。

最近ではテレビアニメのゲゲゲの鬼太郎のテーマ曲を担当したりしていましたが、98年に活動停止しています。胸が痛いのような名曲も多く、日本のブルースと言えば憂歌団というくらい不動の地位を築いています。一つのブランドとも言えるくらい絶対的な存在として、今も愛され続けているバンドです。

おそうじオバチャン

胸が痛い

大阪ビッグ・リバー・ブルース
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[20091129]

この熱い魂を伝えたいんや(紙ジャケット仕様)この熱い魂を伝えたいんや(紙ジャケット仕様)
(2007/09/05)
上田正樹とSOUTH TO SOUTH

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ぼちぼちいこか+6tracks(紙ジャケット仕様)ぼちぼちいこか+6tracks(紙ジャケット仕様)
(2007/09/05)
上田正樹と有山淳司上田正樹とSouth to South

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"シンパイスナ,アンシンスナ~サウス・トゥ・サウス’91ライヴ"
(2000/03/23)
上田正樹&サウス・トゥ・サウス上田正樹

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大阪はルーツミュージックが育つ街だと伝えていますが、そのもっともなバンドがこの上田正樹とSouth to Southです。本格的なソウルミュージックを演奏出来るバンドとして、日本では唯一無二なソウルグループでした。何といっても上田正樹のソウルフルなボーカルは天性のもので、これに追従出来るものは今も現れていません。全国的に知られていたバンドでしたが、大阪と言うローカルな拠点を中心としていた為に大きなヒット曲はありませんでしたが、まるで黒人と遜色のないその音楽性は日本人離れしていました。

そもそも当時はハードロックやプログレ全盛時ですし、ソウルミュージックを聴いている人もそう多くはありませんでした。ましてやそれを自分達で演奏するなどと言うバンドは皆無と言っても良いくらいで、やっていても日本人の域を出る事が出来ない性に囚われていました。本物しか認められないような大阪の厳しい気質が生んだと言っても良いかもしれませんが、黒人並みの歌声を持っている上田正樹という天才シンガーがいてこそ成り立ったバンドとも言えます。

ニューオリンズ的のリズム&ブルース、ソウルミュージック、ダウントゥアースなファンクネス。そして大阪弁が見事にマッチした奇跡のバンドでした。バンドとしては成功はしませんでしたが、上田正樹はその後ソロシンガーとして悲しい色やねなどのヒット曲を放っています。その原点がこのバンドにはあるのです。今でもソウルミュージックをやるバンドは少ない日本ですが、和製ソウルも出来るのだと言う前例を創った偉大なるバンドでした。

オープニング

最終電車

こわれたコーヒー・カップ
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[20091128]

Tokyo7Tokyo7
(2009/09/16)
moonriders

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2009年、今年の9月に発売されたばかりの新譜です。21世紀に入ってからのムーンライダーズの作品はどの作品も充実した内容を持っており、その極めつけのような名盤として完成されています。いろんな音楽をやってきて、自分達のサウンドと言う物が明確に確立されているように思われます。完成された音楽でありながら若々しくも躍動的であります。

1. タブラ・ラサ ~ when rock was young
2. SO RE ZO RE
3. I hate you and I love you
4. 笑門来福?
5. Rainbow Zombie Blues
6. Small Box
7. ケンタウルスの海
8. むすんでひらいて手を打とう
9. 夕暮れのUFO、明け方のJET、真昼のバタフライ
10. 本当におしまいの話
11. パラダイスあたりの信号で
12. 旅のYokan
13. 6つの来し方行く末

どちらかと言うとネオアコな感じに行き着いているように感じます。懐かしさを感じさせながらも古くさくは感じさせない、それがムーンライダーズの持ち味です。日本のバンドとしては最長の現役選手でありながら決して保守的にはならず、常に意欲的な作品を生み出し続けています。もはや流行の音にこだわる必要もなく、最先端の音楽すら存在しない今日ですが、決して同窓会バンドのような保守的な音にはなっていません。

自分達の好きな音楽が今、若者達によってどのように扱われているのかを見極め、自分達なりに現在の感性で再構築された美しさを持っています。若手のバンドの新譜よりも新鮮であり、活き活きとした音の粒が舞っています。これだけ長い間バンドを共にしながらも今なお新しい発見をさせてくれるメンバーの取り組みには敬服するしかありません。常により最高のものをこれからも提供してくれるような安心感を与えてくれる名盤です。

むすんでひらいて手を打とう

Tokyo, Round and Round

[20091128]

ムーン・オーヴァー・ザ・ローズバッドムーン・オーヴァー・ザ・ローズバッド
(2006/10/25)
MOONRIDERS

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2006年、今度は30周年を記念した作品です。今やムーンライダーズは日本で一番息の長いバンドとなりました。ここまで来ると揺るぎないムーンライダーズ節が明確になっています。前作辺りからアコースティックなイメージが強くなっていますが、このアルバムでもネオアコースティックサイケといった風情の作品になっています。

1. Cool Dynamo, Right on
2. 果実味を残せ!Vieilles Vignesってど~よ!
3. Rosebud Heights
4. WEATHERMAN
5. 琥珀色の骨
6. Dance Away
7. ワンピースを、Pay Dayに
8. Serenade and Sarabande
9. 馬の背に乗れ
10. 11月の晴れた午後には
11. 腐った林檎を食う水夫の歌
12. Vintage Wine Spirits,and Roses
13. When This Grateful War is Ended
14. ゆうがたフレンド(公園にて) DubMix

ネオアコサイケではありますが、基本はエレクトリックバンドサウンドがしっかりと鳴っています。このバンドに常に影響を与えているのはXTCでありますから、アップルビーナス辺りのサウンドになっていると言えば分かりやすいでしょう。歌詞の内容もこれまでの彼等の作品の続編とも言えるセルフパロディ化となっています。ムーンライダーズファンには分かる世界観と言えるでしょう。

響きを大事にしたミキシングなど、円熟味溢れる素晴らしい作品になっています。おいしい所が分かっていると言うのが熟練の強みでもあります。そしてそれは若い感性の新しいファンにも明確に伝わるような普遍性を持っています。ただ長くやっているだけのバンドではなく、常に挑戦する意志を持った素敵なおじさま達なのでありました。

Cool Dynamo,Right On,

ゆうがたフレンド

[20091128]

P.W Babies PaperbackP.W Babies Paperback
(2005/05/11)
moonriders

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これまで多くのレコードレーベルを渡り歩いてきたムーンライダーズでしたが、常にメジャーレーベルに属していました。しかし、ここに来て初めて自主レーベルであるMoonriders Recordsを設立してからの作品になります。内容的にはアコースティックテクノオルタナティヴとでも呼びたくなるようなサイケで心地の良い名盤に仕上がっています。

1. Waltz for Postwar.B
2. Wet Dreamland
3. スペースエイジのバラッド
4. ヤッホーヤッホーナンマイダ
5. 銅線の男
6. Bitter Rose
7. さすらう青春
8. 夢ギドラ85'
9. 親愛なるBlack Tie族様、善良なる半魚人より
10. 真実の犬
11. ばら線の庭
12. ひとは人間について語る
13. 地下道Busker's Waltz
14. Waltzing

ワルツと言うキーワードがこれまでのムーンライダーズにはなかった斬新さがあります。曲の性格から言うとアメリカンフォークカントリーロックというか、ニールヤングをイメージしていただくと分かりやすいと思います。それでいてテクノな構築性を持っていてカットアップでサイケな素晴らしいアルバムになっています。

使用している楽器はアコースティックなものが多いのですが、デジタルな処理がムーンライダーズらしい感じです。もうブリットポップも超越した普遍的な音楽として存在しています。熟練としての良さが滲み込んだ名盤です。新しさと言うよりも心地良さを追求しているように感じます。ですから幅広く楽しめる作品ではないかと思います。

ヤッホーヤッホーナンマイダ

[20091128]

Dire morons TRIBUNEDire morons TRIBUNE
(2001/12/12)
ムーンライダーズ

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Dire morons TRIBUNEDire morons TRIBUNE
(2001/12/12)
ムーンライダーズ

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月面讃歌は他者によって完成した作品でした。そのオリジナルバージョンとして出されたdis-coveredを経て2001年に出された結成25周年を記念して制作されたアルバムです。これまで彼等がなぞってきた音楽変遷を全て詰め込んだようなザムーンライダーズな作品です。

1. Headline
2. We are Funkees
3. Morons Land
4. Bawm Bawm Phenomenon
5. 天罰の雨
6. Black Out
7. Curve
8. Frags
9. 今日もトラブルが・・・
10. Che なんだかなあ
11. 静岡
12. 俺はそんなに馬鹿じゃない
13. 涙は俺のもの
14. Lovers Chronicles
15. 棺の中で
16. イエローサブマリンがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!

テクノ、ニューウェイヴ、ブリットポップ、インダストリアル、ワールドミュージック、それらをごった煮にしたような愉快な作品に仕上がっています。メンバーも50を超え出していながらも、更に少年のような気持ちで音楽と向き合っています。アメリカの同時多発テロからの影響をもった曲があったりします。この問題は多少リアクションをとるミュージシャンがいましたが、ベトナム戦争の頃のように堂々とメッセージを投げかけるミュージシャンは現れませんでした。

商業ロックに飼いならされたミュージシャンには発言する事に対する限界が見えているのです。そういう姿勢は音楽面にも現れ、21世紀以降は新しい音楽も、覇気のある音楽も誕生していません。自分達のスタイルを維持する事で守りに入っているのです。こんなつまらない音楽シーンで楽しめるのは、ムーンライダーズのような自分達の世界の中ではあるけれど、楽しんで音楽をやっているミュージシャンの作品を楽しむくらいしかないのです。このどんよりとした停滞を打ち破る猛者が現れてくれる事を祈るばかりです。

We are Funkees

[20091127]

月面讃歌月面讃歌
(1998/07/18)
ムーンライダーズ

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久々にメンバー全員が顔を会わせて録音した曲を、若手のミュージシャンにゆだねてミックスダウンさせたアルバムです。長くバンドをともにしている為にマンネリになりがちな音創りをリフレッシュさせる効果を出す為の試みだったと思います。

1. Sweet Bitter Candy
2. 幸せの場所
3. 彼女はプレイガール
4. 月曜の朝には終わるとるに足らない夢
5. 窓からの景色
6. 君には宇宙船がある
7. 海辺のベンチ,鳥と夕陽
8. Lost Time(ロスタイム)
9. ぼくは幸せだった
10. 服を脱いで,僕のために
11. 月面讃歌
12. 恋人が眠ったあとに唄う歌

他人にゆだねるだけあって、曲はしっかりと創り込まれています。そして出来上がった作品はムーンライダーズらしいものに仕上がってはいますが、本来の彼等では使わないようなコンプのかけ方など、細部では他人にゆだねた効果が出ています。曲調はコステロやブラーのようなブリットポップな感じになっており、若手ミュージシャンの人選もそのような人達になっています。斉藤和義,桜井秀俊などです。

前作に引き続き歌心を大事にしている曲ばかりです。ムーンライダーズとして違和感はないのですが、やはりどこか違っている感じはあります。本来の彼等だったらもっと派手な仕掛けを作っているはずなのですが、あまり意表をつく部分がないので物足りなさもあります。そこは他人にゆだねたマイナスポイントだと思います。それでも新しい血を入れ替えたような試みは評価すべき英断だったと思います。

Sweet Bitter Candy

[20091126]

Bizarre Music For YouBizarre Music For You
(1996/12/04)
ムーンライダーズ野宮真貴

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ムーンライダーズのポップ魂が炸裂した名盤です。20周年記念盤として制作されたアルバムですが、ビートルズやキンクスなどのブリットポップ的なにぎやかで楽しい作品になっています。彼等の良さが全て詰まった素晴らしい出来映えで、これまでのアマチュアアカデミーや最後の晩餐をも凌駕するくらいの名作であります。

1. ビューティテュード
2. 愛はただ乱調にある
3. 春のナヌーク
4. 君に青空をあげよう
5. ハッピー・ライフ
6. ニットキャップマン外伝
7. ニットキャップマン(アルバム・テイク)
8. 僕は負けそうだ
9. オー何テユー事ナンダロウ
10. ガールハント
11. 狂犬
12. 風のロボット
13. スプーン一杯のクリスマス
14. みんなはライヴァル

特にシングルカットされたニットキャップマンはブリットポップな名曲です。このアルバムの印象は曲の創り方も、音色の選び方からもポールマッカートニーというキーワードが見えてきます。洋楽の真似をするバンドはほとんどですが、ここまで憧れのミュージシャンと同じを音を出せるバンドはこのバンドくらいではないでしょうか。又、その音の使い方が絶妙に心地良いのです。

全曲はずれがありません。どの曲も良く出来ており、青空百景よりも出来映えはいいです。タイトルのBizarre Musicとはハーパーズ・ビザールのことでしょうか。音の玉手箱と言う事ではハーパーズ・ビザールですが、イギリスを感じさせるのはムーンライダーズの由縁でしょうか。歌心に溢れながらもそのアレンジの妙技に魅了されてしまいます。ムーンライダーズ健在を誇示するような90年代の名盤です。

ニットキャップマン

僕は負けそうだ

[20091125]

ムーンライダーズの夜ムーンライダーズの夜
(1995/12/01)
ムーンライダーズ

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メンバーの武川雅寛がハイジャックにあったという事件がありました。そして見事生還した事を祝ったアルバムです。もしあのまま帰らぬ人となっていたらバンドの存続に関わるくらいの危機的状況だった為に、全員の結束がより強固となっていきます。アルバムの前半はその状況が歌われています。

1. プレリュード・トゥ・ハイジャッカー
2. 帰還~ただいま
3. ブルー分のハッピー(アルバム・ヴァージョン)
4. インスタント・シャングリラ
5. まぼろしの街角
6. 永遠のエントランス
7. 渋谷狩猟日記
8. ただぼくがいる
9. 最後の木の実
10. 夜のブティック
11. 黒いシェパード
12. Damn!ムーンライダーズ
13. 冷えたビールがないなんて(インフレアド・レイ・ミックス)

ポップではありますが、かなりシリアスなテーマを扱っており、それでもムーンライダーズらしいひねくれた感覚があります。前作が少しリラックスし過ぎていた分、このアルバムでは多少の緊張とユーモアが同居しています。巷はブリットポップになっていましたが、このアルバムではそれだけではないバラエティに溢れた楽曲が並んでいます。

冷えたビールがないなんてではヴェンチャーズとエスニックが合体したコミカルな曲ですが、こうした遊び心をいつまでも忘れていない所が彼等を現在でも現役ならしめている所だと思います。トータル感はありませんし、つかみ所がない作品ではありますが、この雑多な感じこそがムーンライダーズらしくもあり、未だにファンの心をとらえているのだと思います。

黒いシェパード


冷えたビールがないなんて

[20091124]

A.O.R.A.O.R.
(1999/04/01)
ムーンライダーズ

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A.O.R.と書いてアダルト・オンリー・ロックンロールと読ませるアルバムですが、オープニングの幸せの洪水の前ではバラードで、やはりアダルト・オリエンテッド・ロックなのかと思わせます。そしてその全貌はというとイギリスで起こったブリットポップがやっとムーンライダーズに追いついて、呼応するようにポップな内容になっています。

1. 幸せの洪水の前で
2. ダイナマイトとクールガイ(アルバム・ミックス)
3. シリコン・ボーイ(アルバム・ヴァージョン)
4. さよならを手に
5. 現代の晩年
6. WOO BABY
7. ONE WAY TO THE HEAVEN
8. レンガの男
9. 無敵の男のホットドッグ
10. 月の爪
11. ダイナマイトとクールガイ(シングル・ヴァージョン)
12. シリコン・ボーイ(シングル・ヴァージョン)
13. YER BLUES

ブリットポップと言ってもビートルズリバイバルではありません。90年代と言う環境でいかに60年代のような親しみやすい曲を創るかと言う事になります。新しさと懐かしさが同居する。それはムーンライダーズの十八番なのであります。しかし、復活第一弾となった前作で、かなり気合いを入れ過ぎていた為か、このアルバムではちょっとリラックスしすぎる感じがあります。悪く言うと気が抜けています。

ポップなムーンライダーズと言う事は良いのですが、ドキッとするような旋律がこないのです。その分聴きやすいのかもしれませんが、物足りなくもあります。たまにはこういうのもありかもしれませんが、背水の陣で臨んだ復活後の作品としては納得出来ません。周りがあまりにもムーンライダーズに追いついていたからなのか、逆に彼等は冷めてしまったのかもしれません。もう一工夫欲しい作品でした。

ダイナマイトとクールガイ

[20091123]

最後の晩餐最後の晩餐
(1999/04/01)
ムーンライダーズ

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5年間の活動停止から復活したアルバムです。その間にソロ活動やプロデュース活動していたメンバーの音楽的な幅も広がっていて、それを一つにまとめようと苦心して制作されました。鈴木慶一のボーカルがはずれ気味になっている事を心配したメンバー達は出来るだけ自分達で歌うように心がけています。

1. Who’s gonna cry?
2. Who’s gonna die first?
3. 涙は悲しさだけで,出来てるんじゃない
4. Come sta,Tokyo
5. 犬の帰宅
6. 幸せな野獣
7. ガラスの虹
8. プラトーの日々
9. Highland
10. はい!はい!はい!はい!
11. 10時間
12. Christ,Who’s gonna die and cry?

鈴木慶一は病み上がりと言う事で、コンセプト的にコーラスが繰り返させるWho’s gonna die firstは誰が一番先に死ぬのかと言う初老の思いが歌われています。最後の晩餐と言うタイトルからも分かるように、これが最後かもしれないと言う意識でこれからは活動しようと言う意思が伺えます。この頃から鈴木慶一とXTCのアンディーパートリッジとの交遊が始まっており、アンディーがこのアルバムには参加してイギリスなまりの英語でメンバー紹介をしています。

時代が90年代に入っており、テクノと言うよりもハウスなアレンジをやったり、ビートルズのような曲をやったり、室内楽で中期ビートルズの感じを出したり、白井良明はブライアンメイのようなギターを弾いています。ディジュリドゥのような民族楽器を使ったりと、民族音楽的な旋律も目立ちます。サイケデリックリヴァイバルなデジタルロックアルバムとも言えます。曲調はポップでアマチュアアカデミーのような完成度があります。雑多な感じですが、その混沌とした感じが心地良い名盤です。この時代でもまだブリットポップは始まる前くらいですから、かなり斬新な感性も健在です。

Who’s gonna die first

涙は悲しさだけで,出来てるんじゃない

Come sta,Tokyo
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[20091123]

DON’T TRUST OVER THIRTY(紙)DON’T TRUST OVER THIRTY(紙)
(2003/02/19)
ムーンライダーズ

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許容範囲内でどれだけやりたい事が出来るかと言う事に挑戦したアルバムです。それはポップスという定義の中でどこまでやれるのかと言う実験的な試みだったのですが、出来上がった作品はポップス以外のなにものでもないポップ精神に溢れる作品に仕上がりました。

1. クリニカ
2. 9月の海はクラゲの海
3. 超C調
4. だるい人
5. マニアの受難
6. ドント・トラスト・エニワン・オーヴァー30
7. ボクハナク
8. ア・フローズン・ガール,ア・ボーイ・イン・ラヴ
9. 何だ?このユーウツは!!

ポップスの限界と言うものにはほとんどのアーティストが挑んでいるテーマであり、高四t亜試みはそんなに新しくは感じられないものになったと言う印象があります。たとえば音頭のようなリズムのだるい人は既にコステロがコステロ音頭でやっている事で、岡林信康や友川かずきもやっています。しかし、ムーンライダーズらしさでは仕上がっています。ゲストミュージシャンも多く使用して豪華なサウンドに仕上げていますが、完成度ではアマチュアアカデミーには及びません。

これは良質なポップアルバムであり、アヴァンギャルドを期待すると物足りないかもしれません。しかしムーンライダーズにしか創れないそのポップスはファンにとってはたまらないものに仕上がっています。この後、鈴木慶一の耳などの病気により5年間の活動停止状態に入ります。解散もつぶやかれるほど危機感もあったのですが、その停止期間はこれまでの若気の至りを取り除いた熟練のバンドへと成長させる期間でもありました。

だるい人

マニアの受難

何だ?このユーウツは!!
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[20091123]

ANIMAL INDEXANIMAL INDEX
(1994/05/20)
ムーンライダーズ

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メンバー各自が創ってきた曲を編集して制作されたアルバムです。その為各メンバーの趣味趣向がはっきりと分かるのですが、テーマを動物とする事で、トータル性も保たせ、一つの作品として完成しています。テクノやインダストリアルな試みはポップに消化させた80年代中期以降の音楽的方向性を既に完成させています。

1. 悲しいしらせ
2. 犬にインタビュー
3. ウルフはウルフ
4. 羊のトライアングル
5. さなぎ
6. アシッド・ムーンライト
7. ヘヴィ・フライト
8. 夢が見れる機械が欲しい
9. フロウ・フロウ
10. 駅は今,朝の中
11. 僕は走って灰になる
12. 歩いて,車で,スプートニクで

各メンバーがソロ作品として創ってきた曲をバンドとして再構成させるやり方は後期ビートルズのやり方に似ています。前作が彼らにとってサージェントペッパーなら、このアルバムはホワイトアルバムではないでしょうか。YMOからサウンド処理などの影響を受けながらも、YMOには決して真似出来ない事をやってのけた事にこのバンドの価値があると思います。

他のテクノバンドでは決して満たされない事をこのバンドは提供してくれていたのです。それは先進性と普遍性の共有という相反するが、誰もが求めている得難い境地の習得。それでも一般的には伝わっていないのが現状ですが、聴き込めばこのバンドの素晴らしさは必ず伝わると思います。前作から顕著である、ハードボイルドな歌詞から日常的な私的な世界を描いている歌の内容は親しみやすさも出てきています。このアルバムもテクノとブリットポップが同居しています。

悲しいしらせ

犬にインタビュー

夢が見れる機械が欲しい
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[20091123]

アマチュア・アカデミー(紙ジャケット仕様)アマチュア・アカデミー(紙ジャケット仕様)
(2006/11/20)
MOON RIDERS

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人それぞれ好きなアルバムがあると思いますが、私はこのアルバムこそがムーンライダーズの最高傑作だと思います。彼等の持ち味であるテクノな部分とブリットポップ、ネオアコな感じのバランスが素晴らしく良くて心地良いのです。80年代特有の各楽器の分解されたアレンジの中でアコースティック楽器の使い方がとてもセンスがいいのです。これはサンプラーによる打ち込みの妙技でもあるのですが、これまでの中で一番巧みに配列されています。

1. Y.B.J.
2. 30
3. G.o.a.P.
4. B TO F
5. S・E・X
6. M.I.J.
7. NO.OH
8. D/P
9. BLDG
10. B.B.L.B.

曲目は全てアルファベットの頭文字などを使った記号化がなされていて、言葉に重きを置いていないようで、その歌詞はこれまでの中でも一番伝わり易い日常が描かれています。特に30は30歳を迎えようとする男の特別な感情が共感を持てます。男にとっても女にとっても20代と30代では大きな違いがあります。その大きな境目を目前にした戸惑いと哀愁が感じられる名曲です。全曲で気が素晴らしく捨て曲がありません。80年代らしいファンクなリズムにカットアップな手法によるアレンジ、それでいて歌心も感じさせる見事なアルバムです。

B.B.L.B.の歌詞はビートルズの歌詞をパロディー化していますが、ニューウェイヴしている曲調など新しさと懐かしさが同居しています。これから起こるネオアコやブリットポップを予感させる先を行っている内容ながら、その出来映えの良さから難解にはならずに聴きやすくなっています。前作が難解な作品だった事も影響していると思いますが、ムーンライダーズがやりたかった事が一番伝わりやすい作品だと思いますので、このアルバムから聴き始めるのはお勧めです。日本のロック史に残る素晴らしい名盤です。

G.o.a.P.

D/P

BLDG

[20091123]

今場所も両横綱が全勝で中日を勝ち越しました。1敗で琴欧洲が追いかける形になっています。又、前頭の嘉風が昨日まで全勝で来ましたが、今日豊ノ島に負けて1敗となりました。今場所は以前のような早い相撲が取れて安定している上に、ご当所と言う事で気力十分です。

主な上位陣の成績
朝青龍 8勝0敗
白鵬 8勝0敗
琴欧洲 7勝1敗
琴光喜 5勝3敗
日馬富士 3勝5敗
魁皇 5勝3敗
千代大海 2勝6敗
把瑠都 5勝3敗
鶴竜 2勝6敗
稀勢の里 3勝5敗
豪栄道 2勝6敗


日馬富士が足を痛めていて思うような相撲がとれていません。千代大海も角番なのに負け越しそうな予感です。把瑠都はなんとか恵まれた体で勝っていますが、横綱には未だに勝てません。横綱に勝てる相撲が取れなければ上には行けないでしょう。それは鶴竜も同じで、上位には勝てていないです。横綱に勝てる相撲を取るにはどうすれば良いかを考えながら精進して欲しいものです。

このままでは又両横綱のどちらかで優勝が決まりそうですが、琴欧洲が勝ち続ければ何とか勝機もあるでしょう。他の大関陣にはあまり期待が持てそうもありません。

嘉風 Vs 豊ノ島

日馬富士 Vs 把瑠都

白鵬 Vs 鶴竜
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[20091122]

マニア・マニエラマニア・マニエラ
(1995/12/16)
ムーンライダーズ

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サンプラーを多用したインダストリアルテクノに徹したアルバムです。ローランド MC-4というミュージックシーケンサーも駆使してYMOに負けない作品を創っています。レコード会社から難解すぎるという理由で発売中止にされ、翌年、まだまったくハードが普及していなかったCDで発売し、84年にはカセットブックとして再発され、86年になってようやくLPで発売されたという、いわくつきの作品になっています。

1. Kのトランク
2. 花咲く乙女よ穴を堀れ
3. 檸檬の季節
4. 気球と通信
5. バースデイ
6. 工場と微笑
7. ばらと廃物
8. 滑車と振子
9. 温和な労働者と便利な発電所
10. スカーレットの誓い

かしぶち哲郎の歌い方もYMOの高橋幸宏に似せて歌っていたりしています。明らかに海外よりも日本のYMOの影響を強く感じさせます。このバンドの強みと言えばギターがある事です。白井良明のロバートフィリップばりのギターサウンドはアヴァンギャルドなくらいにトリッキーです。前作のブリットポップ路線は一旦中止してアグレッシヴなくらいなまでのインダストリアルミュージックになっています。

リズム楽器もサンプラーでこしらえているので、当時はYMOのテクノデリックと対をなす最先端の音を発していました。ただ、日本ではあまりにも早過ぎていた為に賛否両論となりました。もうテクノポップでもなく、明らかに次世代の音になっているのです。それでいて歌はしっかりとついているというムーンライダーズならではの雰囲気は他のバンドでは真似出来ないものです。各メンバーの個性が強過ぎてその化学反応が他の追従を許さないのです。ムーンライダーズ最大の問題作であります。

工場と微笑

スカーレットの誓い

[20091122]

青空百景青空百景
(2006/10/25)
ムーンライダーズ

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青空百景青空百景
(1995/12/16)
ムーンライダーズ

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よりポップさが強調された作品です。XTCもブリットポップへ少しずつ変わっていった事が影響したのでしょうか。トーキングヘッズの感覚に近い感じもします。この時代はプログレ指向のバンドはニューウェイヴとしてのあり方を模索していた時期でもあり、それはこのバンドにも当てはまります。

1. 僕はスーパーフライ
2. 青空のマリー
3. 霧の10m2
4. 真夜中の玉子
5. トンピクレンッ子
6. 二十世紀鋼鉄の男
7. アケガラス
8. O・K,パ・ド・ドゥ
9. 物は壊れる,人は死ぬ 三つ数えて,眼をつぶれ
10. くれない埠頭

この辺りからテクノニューウェイブプラスブリットポップが同居するような曲を創るようになります。80年代中頃になるとかつてのビートルズサウンドが懐かしさから新しさへと変わっていった時期で、無機質なテクノから歌心がある音楽が再び求められるようになっていくのですが、それをいち早く取り入れている所がこのバンドの嗅覚のすごさです。

鈴木慶一のアンディーパートリッジを真似したようなひねた歌い方が笑えるのですが、日本では海外のバンドを真似する事で成功したバンドが多くいますが、XTCとポリスを真似出来るバンドは出てきませんでした。真似する事は出来ても、自分達の感性として取り込む事が出来なかったと言えるでしょう。その中でもこのバンドはXTC的でありながら自分達の感性でもってオリジナルなスタイルを生み出す事が出来た希有のバンドだったと言えます。くれない埠頭など名曲が多く、とても聴き易い名盤だと思います。

青空のマリー/僕はスーパーフライ

トンピクレンッ子

くれない埠頭

[20091122]

CAMERA EGAL STYLOCAMERA EGAL STYLO
(1995/11/01)
ムーンライダーズ

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ヌーヴェルヴァーグの映画のタイトルが付けられたアルバムで、曲名も映画のタイトルからつけられています。デビュー当時から持っていたハードボイルドなイメージを受け継ぐ作品でもあります。アルバムタイトルはフランスであったカメラを万年筆のように使おうと言う運動を扱った映画のタイトルからつけられています。

1. 彼女について知っている二,三の事柄
2. 第三の男
3. 無防備都市
4. アルファビル
5. 24時間の情事
6. インテリア
7. 沈黙
8. 幕間
9. 太陽の下の18才
10. 水の中のナイフ
11. ロリータ・ヤ・ヤ
12. 狂ったバカンス
13. 欲望
14. 大人は判ってくれない
15. 大都会交響楽

サウンド面はXTCのようなアヴァンギャルドポップしており、日本でのヒカシューに近い感じになっています。サンプラーも使いまくっているようです。効果音が多く使われていますが、テープ処理しているようなラフな処理が逆にユニークです。YMOとも交友関係にあったと思いますが、マニュピュレーターがついていなかったのでしょうか、それとも狙いでわざとラフに使っているのでしょうか。白井良明によるロバートフィリップのようなギタープレイは当時の日本で真似出来たのはこのバンドと一風堂くらいでした。

歌詞の乗せ方も巧みで、見事にテクノポップしています。当時出てきた無数のテクノポップバンドの中でもさすがに完成度が高いと唸らせる作品でもあります。日本のテクノポップ作品の中でも名盤と呼ばれる作品を連発していた時期の作品の一つで、ギターアレンジにしてもかなりぶっ飛んでいます。日本国内だけの活動だっただけに、世界に出ても通用する音楽性をしっかりと身に付けています。

彼女について知っている二,三の事柄

太陽の下の18才

欲望

[20091122]

モダーン・ミュージック(紙ジャケット仕様)モダーン・ミュージック(紙ジャケット仕様)
(2006/10/25)
ムーンライダーズ

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モダーン・ミュージック(紙ジャケット仕様)モダーン・ミュージック(紙ジャケット仕様)
(2006/10/25)
ムーンライダーズ

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時代がやっとテクノニューウェイヴの時代となり、ムーンライダーズも方向性があっていた為に自然とそのスタイルを取り込んでいきました。ここから完全にテクノニューウェイヴの時代となります。テクノも日本のお家芸であるテクノポップしています。

1. ヴィデオ・ボーイ
2. グルーピーに気をつけろ
3. 別れのナイフ
4. ディスコ・ボーイ
5. ヴァージニティ
6. モダン・ラヴァーズ
7. バック・シート
8. バーレスク
9. 鬼火

ブリットポップからプログレ感覚を持っていながらニューウェイヴの騎手となったXTCと感性が似ていた為に、彼等の手本となったのがXTCでした。日本でもYMOやプラスティックスが登場して世界的に成功するようになります。しかし、ムーンライダーズはどちらかと言うとP-MODELに近いテクノポップだったと思います。演奏力が無いからシンプルな演奏になっていたプラスティックスとは違い、演奏力がありながらも、感性としてシンプル化する道を選んだ彼等の音楽は完成度が高かったのです。

表現方法としてテクノニューウェイヴの道を選んだ彼等でしたが、基本はひねくれポップ道でありますから、その道のファンからは絶賛されますが、代表的なヒットシングルを持たないがゆえに音楽的知名度は低かったのでした。それでも当時の日本の最先端を歩んでいたひねくれ集団としての地位は、現在も揺るぐ事はありません。

ヴィデオ・ボーイ

モダン・ラヴァーズ

バック・シート

[20091121]

ヌーベル・バーグ(紙ジャケット仕様)ヌーベル・バーグ(紙ジャケット仕様)
(2006/10/25)
ムーンライダーズ

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このアルバムからはっきりとそのサウンド面が変わり始めました。まだジェネシスのようなプログレ性を持った音楽もやっていますが、明らかにテクノの感覚を持っています。といってもテクノポップではなくて、まだクラフトワーク的な感じですが。時代もまだパンクは噂でしか伝わってきていない時代でしたが、早くもその感覚を持とうとする姿勢があります。

1. スイマー
2. ドッグ・ソング
3. アニメーション・ヒーロー
4. マイ・ネーム・イズ・ジャック
5. スタジオ・ミュージシャン
6. ジャブ・アップ・ファミリー
7. いとこ同士
8. 夜の伯爵~ザ・ナイト・カウント
9. オールド・レディー
10. トラベシア

パンクがまだ本格化していないと言う事はニューウェイヴもまだ噂どまりでしたので、彼等なりに新しい事をやろうとしてニューウェイヴと同じ感覚を早くも持っていたと言う事になります。音楽的には完全にアメリカからヨーロッパ風な雰囲気に変わっています。レゲエのビートをポップに取り入れている所がその後のニューウェイヴの感覚とシンクロしていると思います。

シングルヒットが無かった為にマニアックなファンしかついておりませんでしたが、その音楽性はナイアガラファミリーよりも先鋭的だったと思います。もうこのアルバムからははっぴいえんど系のスタイルからは別物になっていきます。明らかにこれは新しい時代のロックであり、テクノポップへとつながる新しい感覚が満載です。それでいて玄人ならではの演奏力を持っているのですから凄いバンドなのでした。

スイマー

マイ・ネーム・イズ・ジャック

スタジオ・ミュージシャン
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[20091121]

イスタンブール・マンボ(紙ジャケット仕様)イスタンブール・マンボ(紙ジャケット仕様)
(2006/10/25)
ムーンライダーズ

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椎名和夫が脱退して火の玉ボーイにも参加していたギタリスト白井良明が加わり、このメンバーが以降定着する事になります。鈴木慶一(ボーカル、ギター)岡田徹(キーボード、コーラス)武川雅寛(ヴァイオリン、トランペット、コーラス)かしぶち哲郎(ドラムス、コーラス)鈴木博文(ベース、ギター、コーラス)白井良明(ギター、シタール、ギタギドラ、コーラス)というラインナップになります。

1. ジェラシー
2. 週末の恋人
3. さよならは夜明けの夢に
4. ビューティコンテスト
5. 女友達(悲しきセクレタリー)
6. Beep Beep Be オーライ
7. ウスクダラ
8. イスタンブール・マンボ
9. ブラッディマリー
10. ハバロフスクを訪ねて

サウンド的にはこれまでのアメリカンな感じもありながらも、徐々にイギリス的な感じや無国籍な感じへも発展していきます。イスタンブール・マンボでは中近東な旋律で創られています。さよならは夜明けの夢になどは実にイギリス的なバラードです。シンセサイザーも多用するようになり、Beep Beep Be オーライでは早くもテクノ的なシーケンスを使っています。

ハバロフスクを訪ねてではロシア民謡のような感じもやっていまし、多国籍なそのサウンドは一貫してハードボイルドなテーマを持っています。この雑多な感じが初期のムーンライダーズの持ち味でした。そしてやがてやって来るニューウェイヴの波に彼等も乗っかっていく事になります。その前の雑多な感じが好きな人には素晴らしい出来映えの作品だと思います。

さよならは夜明けの夢に

ハバロフスクを訪ねて

[20091121]

ムーンライダーズ(紙ジャケット仕様)ムーンライダーズ(紙ジャケット仕様)
(2006/10/25)
ムーンライダーズ

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ムーンライダーズ(紙ジャケット仕様)ムーンライダーズ(紙ジャケット仕様)
(2006/10/25)
ムーンライダーズ

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ムーンライダーズとして正式に製作されたアルバムです。その為ここからはバンドとしてのまとまりを感じます。サウンド的には火の玉ボーイの延長線上にありますが、徐々に鈴木慶一のビートルズフリークぶりが見え始めており、これが後にバンド内での不協和音に発展していく事になります。

1. 紅の翼
2. 独逸兵のように(シャルロットへ)
3. お洒落してるネお嬢さん
4. 紡ぎ歌
5. スパーリングジェントルメン
6. マスカットココナッツバナナメロン
7. 頬うつ雨
8. 湊町レヴュー
9. シナ海
10. 砂丘

まだニューオリンズファンク的な曲があったりしますが、英国的な叙情性を持った美しい曲も作っています。まだバンドとしての人気も不安定な時期で、何とか軌道に乗らせようと頑張っている時期の作品です。日本語のロックにこだわったスタイルはまだその方向性を見つけられていようにも感じます。

定まらないなりにも音楽的にはかなり高水準なものを創っており、こういう時代もあったと思いを馳せながら聴くのも楽しい作品だと思います。鈴木慶一の唸るような歌い方も徐々に暴れ始めており、これがエスカレートするとバンド内から押さえつけられるのですが、そういう人間関係の上に成り立っているバンドの葛藤も踏まえて聴くと面白いと思います。

砂丘

[20091121]

火の玉ボーイ火の玉ボーイ
(2001/12/12)
鈴木慶一とムーンライダーズ

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火の玉ボーイ火の玉ボーイ
(2001/12/12)
鈴木慶一とムーンライダーズ

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はちみつぱいを解散させて鈴木慶一が結成したのがムーンライダーズでした。当初は鈴木慶一とムーンライダーズと名乗り、この火の玉ボーイをリリースしました。当初は鈴木慶一のソロアルバムのつもりでの制作だったものが、手違いでバンド名もクレジットされたので、今ではムーンライダーズの作品として扱われています。

1. あの娘のラヴレター
2. スカンピン
3. 酔いどれダンスミュージック
4. 火の玉ボーイ
5. 午後の貴婦人
6. 地中海地方の天気予報~ラム亭のMAMA
7. ウエディングソング
8. 魅惑の港
9. 髭と口紅とバルコニー
10. ラム亭のテーマ~ホタルの光(スコットランド民謡)
11. 酔いどれダンスミュージック(Out take)
12. 髭と口紅とバルコニー(Out take)
13. ラム亭のMAMA(Live 1976)
14. 魅惑の港(Live 1976)
15. ウエディングソング(Live 1976)

バックミュージシャンにはティンパンアレイやラストショウなども参加しており、ほとんどスタジオミュージシャンクラスの演奏力を持っているので、演奏はしっかりしています。ジャケットからハードボイルドな感じを持った作品ですが、東京出身のミュージシャンらしいちょっとシャイな感じの特有のユーモアを持っています。鈴木慶一のボーカルは今聴くと佐野元春の声にも似ています。あの娘のラヴレターでウルフマンジャックの物真似をしている所は時代を感じさせます。

ティンパンアレイのようなラテンフュージュンな感じのアレンジもありで、当時の日本のミュージシャンの間で流行っていた音になっていると思います。ハードロックファンには馴染めない音かもしれませんが、ネイティヴな感じが好きな人にはたまらない事をやっています。参加ミュージシャンには矢野顕子の名前もクレジットされています。当時の日本の先鋭達が集まって創られた昭和のロックを代表する名盤です。

あの娘のラヴレター/スカンピン

火の玉ボーイ

午後の貴婦人

髭と口紅とバルコニー

[20091120]

センチメンタル通り(紙ジャケット仕様)センチメンタル通り(紙ジャケット仕様)
(2006/11/23)
はちみつぱい

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ムーンライダーズの紹介に入るのですが、その前に、その前身となったバンド、はちみつぱいを紹介いたします。鈴木慶一とあがた森魚で結成していたのですが、やがてあがた森魚とは別行動をとるようになります。オリジナルスタジオ盤としてはこのセンチメンタル通りの1枚のみになります。後はライブアルバムが残されています。

1. 塀の上で
2. 土手の向こうに
3. ぼくの倖せ
4. 薬屋さん
5. 釣り糸
6. ヒッチハイク
7. 月夜のドライヴ
8. センチメンタル通り
9. 夜は静か通り静か
10. ぼくの倖せ(※ボーナストラック ボーカル:かしぶち哲郎)

日本語のロックということではっぴいえんどとのl共通性もあるのですが、こちらはアメリカンフォークカントリーロックの要素が強いです。バラード曲が多く、やはり主流のロックファンからは敬遠されがちなバンドでしたが、フォーク系のファンからは人気がありました。鈴木慶一というとビートルズフリークで有名ですが、バンド名はビートルズの曲ハニーパイからとられています。

ビートルズの影響があるとしたら後期のレットイットビーの頃のサウンドになるのでしょうか。やがてバンド内の衝突で解散となります。そしてメンバーのうち、鈴木、武川、かしぶち、岡田、椎名でムーンライダーズを結成する事になります。日本のロックの過渡期に出現した幻のバンドなのであります。しかし見事なくらいなまでにミディアムテンポの曲ばかりです。

塀の上で

ぼくの倖せ

月夜のドライヴ
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[20091119]

SONHOUSE TWIN PERFECT COLLECTIONSONHOUSE TWIN PERFECT COLLECTION
(2001/12/19)
サンハウス

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CRAZY DIAMONDSCRAZY DIAMONDS
(1990/08/21)
サンハウス

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有頂天有頂天
(1994/11/23)
サンハウス

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デルタブルースシンガーのサンハウスからバンド名をとった福岡出身のサンハウスです。ボーカルの柴山俊之とギターの鮎川誠を中心に結成されました。本当の意味でのめんたいロックの元祖です。ブルース、ロックンロールを演奏しながらもヤードバーズやストゥージスなどのソリッドなロックに影響を受けているため、このバンドもパンク的な雰囲気を持っていました。めんたいロックがパンクニューウェイヴ以降にでてきた博多出身バンドにつけられた名称だけに、その手本となるような存在感を持っていました。

柴山俊之は村八分と同じようにグラムロックのように化粧をしてステージに上がっていました。歌詞の内容はエッチなものが多く、代表曲でもあるレモンティーは曲自体はヤードバーズのトレインケプトローリンやフォガットのハニーハッシュの替え歌のような感じですが、歌詞はツェッペリンのレモンソングのようにお前のレモンを搾ってくれというエッチな内容になっています。後にシーナ&ザロケッツを結成する鮎川誠は当時ブルーススタイルのギターを得意としていました。当時出てきたスリーコードバンドのドクターフィールグッドとの共通点も見受けられます。

福岡を中心に活動していましたが、後に東京へ出てきて全国区のバンドへとなりました。私の出身地の長崎でもサンハウスのライブを告知するポスターがよく電信柱に張られていました。グラムロックのような化粧をした姿が印象的なポスターでした。ですから、九州の人間にとってはサンハウスと言うバンドは雑誌よりもポスターから知名度がありました。78年には解散していますが、後に再結成を繰り返しています。インディーズバンドの手本となるような存在でした。

レモンティー

ミルクのみ人形

恋をしようよ
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[20091118]

ベスト外道ベスト外道
(2003/07/24)
外道

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外道 (紙ジャケット仕様)外道 (紙ジャケット仕様)
(1998/02/25)
外道

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外道はギターの加納秀人、ベースの青木正行とドラムの中野良一のトリオ編成のバンドです。ソリッドなロックンロールにフレージングした言葉を乗せたバンドでした。加納秀人はストラトを弾いてジミヘンのような感じでしたが、バンドのアングラ性はパンクのような勢いがありました。ファンの多くは暴走族で、ライブにはバイクにまたがった暴走族が多数詰めかけていました。ステージには鳥居を設けて、万歳三唱や三三七拍子などを取り入れて和な感じのステージでした。

音楽的にはハードロックなのですが、歌っている内容はパンクに近いものがあります。このバンドも化粧をしてグラムロックな感じを演出していました。76年に一度解散していますが、79年には再び活動を再開。その後もちょくちょく再結成して活動しています。商業的には成功した訳ではなかったので、幻のバンドとして伝説だけが残っていました。音楽雑誌にはその写真が写されていましたが、着物を着た加納秀人の姿はまるでカブキロックのようです。

後にパンク、ニューウェイブの時代に入ると、彼等もパンクの元祖的な扱いとなりました。パンクと違っていたのは、演奏テクニックもちゃんとあった事です。基本はハーロックバンドのようなのですが、歌詞の特異性が違うイメージを持たせています。しかし、こうしたバンドがいたからこそ日本のインディーズの底力は後に火を噴く事となるのです。

香り

I CAN SHOUT I CAN FIGHT

ビュンビュン
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