FC2ブログ


アルバムを紹介する音楽ライブラリー、及び映画、格闘技、コンピューター、グルメ、コミック情報を提供しております。
SAMARQAND淫美ブログ
プロフィール
SAMARQAND

Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、BIG UP! と SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
BIG UP! SAMARQAND楽曲配信
MySpace JapanMySpace Japan

Samarqand

Facebookページも宣伝 BIG UP! SAMARQAND楽曲配信muzie SAMARQAND楽曲配信
FC2ブログランキング

よろしかったらクリックをよろしくお願いいたします。
FC2Blog Ranking

カテゴリー
アルファベットでご希望のアーティストを検索して下さい。
ロック、ジャズ、ソウル日進月歩で増えていきます。
最近の記事
最近のコメント
カレンダー
11 | 2009/12 | 01
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[20091222]

サーカス・タウンサーカス・タウン
(1997/06/04)
山下達郎

商品詳細を見る


シュガーベイブ、ナイアガラトライアングルで既にその才能を認められていた山下達郎がついにまんをじしてソロデビューしたファーストアルバムです。アメリカ録音で、現地のミュージシャンを起用すると言う、ファーストアルバムとしてはかなりお金を使った作品になっています。

1. Circus Town
2. Windy Lady
3. MINNIE
4. 永遠に
5. Last Step
6. City Way
7. 迷い込んだ街と
8. 夏の陽

山下達郎の音楽は単純に言うとソウルミュージックです。80年代になってブームとなるソウルミュージックを一早くから日本でやっていました。その日本人離れした彼の歌声は、黒人並みの歌唱力を持っていましたので、当時流行っていたソウルミュージック、ブラックコンテンポラリーファンからも絶賛されていました。日本ではまだソウルミュージックを演奏出来るバンドはあまりいませんでした。上田正樹のように歌唱力が伴わなければ無理だったのです。それとリズム感ですね。これが当時の日本人には苦手な所だったのです。

これらの条件を満たし、更に表現力も兼ね備えた才能を持っていた事で、山下達郎は早くからその道のクリエーターとして絶対的な存在感を持っていました。彼のように歌おうなんて思う人はいなかったと思います。ただ彼だけが許された領域を持っていたのです。アメリカのミュージシャンを起用しているこのアルバムは、本格的なソウルミュージックに仕上がっていますが、まだ山下達郎サウンドは確立されていません。これから彼の才能はもっと開花していくのです。

Circus Town

Windy Lady

夏の陽

[20091221]

SONGS 30th Anniversary EditionSONGS 30th Anniversary Edition
(2005/12/07)
シュガー・ベイブ

商品詳細を見る


山下達郎の紹介に入りますが、まずは彼が在籍していたシュガーベイブから紹介します。山下達郎以外にも大貫妙子、村松邦男、伊藤銀次も一時在籍していました。ユーミンによって始まったニューミュージックに近いのですが、山下達郎は微妙に違う路線を進んでいきます。どちらにしても、当時の日本では珍しかったテンションコードや分数コードを使ったニューソウル系のサウンドは斬新でした。

1. SHOW
2. DOWN TOWN
3. 蜃気楼の街
4. 風の世界
5. ためいきばかり
6. いつも通り
7. すてきなメロディー
8. 今日はなんだか
9. 雨は手のひらにいっぱい
10. 過ぎ去りし日々{60’s Dream}
11. SUGAR
12. 夏の終わりに(demo)
13. パレード(demo)
14. SHOW(demo)
15. 指切り(demo)
16. 想い(live version)
17. いつも通り(live version)
18. ためいきばかり(diff.mix version)
19. SUGAR(wild mix version)
20. DOWN TOWN(カラオケ)

山下達郎の日本人離れした歌唱力が何といっても魅力なのですが、このバンドの時代はまだ普通の録音になっているので、後の強烈な歌まで行っていませんが、彼ならではの歌声が既に完成されています。作品としてはこのSONGSが唯一のオリジナルアルバムとなります。一番有名な曲はDOWN TOWNで、後にEPOがカバーしてひょうきん族のエンディングテーマに使われて誰もが知る曲となりました。SHOWはテレビバラエティのあいしてるで使われているので聴いた事があるかもしれません。

それ以外の曲の完成度も高く、大貫妙子が歌う蜃気楼の街も名曲です。山下達郎は指が短いので、独自に編み出したボイシングでコードカッティングするので、黒人のソウルギターのようなニュアンスを創りだしています。何が幸いするか分かりません。おかげで、普通のバンドとは違うサウンドを出す事が出来ているのです。まだ演奏が粗い所がありますが、そこがロック的に聴こえて好感が持てます。ソロになってからはプロフェッショナルなサウンドになってしまうので、この時点でのサウンドの方が親しみ易いと思います。意図していない事だと思いますが、この作品は後のニューウェイヴ系のミュージシャンのバイブルとなっていきます。日本のロック史に残る名盤となっているのです。

SHOW

DOWN TOWN

蜃気楼の街

⇒ 続きを読む

[20091220]

akikoakiko
(2008/10/22)
矢野顕子

商品詳細を見る


セルフカバー集はじめてのやのあきこを経て2008年に出された、今の所の最新作です。今回はT・ボーン・バーネットのプロデュースと言う事で、今までにはなかった音の塊になっています。T・ボーン・バーネットはローウェルジョージが参加したファーストアルバム、ジャパニーズガールの頃からのファンだったと言う事で、今回のコラボレーションが実現しました。

1. When I Die
2. Evacuation Plan
3. The Long Time Now
4. Song For The Sun
5. Whole Lotta Love
6. しまった
7. いいこだね
8. People Are Strange
9. The Wall
10. 変わるし

ロスにあるT・ボーン・バーネットのスタジオで録音されています。T・ボーン・バーネットはリズム&ブルースの巨匠でもあり、スワンプ臭いオルタナティヴなギター音が全編を流れています。そして矢野顕子が持つジャズ的な要素と相まってスワンプジャズな作品に仕上がっています。以外なのが70年代のロックをカバーしている事です。ツェッペリンのWhole Lotta Loveをスワンプジャズにアレンジしているし、ドアーズのPeople Are Strangeは美しいジャズバラードになっています。

このコラボレーションは世界的にも画期的なサウンドを生み出しています。T・ボーン・バーネットがやっていた音楽とも違うし、矢野顕子がやってきた音楽とも違う全く新しいサウンドが出来上がっているのです。2人の強い個性が化学反応を起こして素晴らしい作品を生み出しているのです。これは世界的にも高く評価されるべき名盤です。アメリカのルーツミュージックのようでもあり、全く違う別のもの。ここにしか存在しない音楽なのです。夢のような音楽です。

変わるし

アルバムトレイラー

[20091220]

ホントのきもち (SACDハイブリッド盤)ホントのきもち (SACDハイブリッド盤)
(2004/10/27)
矢野顕子

商品詳細を見る


日本の若手くるりの岸田繁とコラボレートした曲が5曲、エレクトロニカ・アーティストのレイ・ハラカミとコラボレートした曲が2曲、ニューヨークのジャズメンとのセッションを2曲、ピアノの弾き語りが1曲という毛色の違う曲をまとめた作品になっています。実にバラエティー豊かな内容なのですが、アルバムとしてのまとまりはあると思います。というか、これだけ多彩な曲調がないと矢野顕子を楽しめないようなくらいに多彩なミュージシャンなのです。

1. 行かないで
2. N.Y.C.
3. まっ赤なビー玉
4. HouseofDesire (Burnin’Down)
5. おいてくよ
6. NightTrainHome (acousticversion)
7. TooGoodTobeTrue
8. OurLives
9. Nobuko
10. NightTrainHome

レイ・ハラカミによるエレクトロニカが刺激的です。ニューヨークジャズメンとのセッションもスリリングです。そして岸田繁との共作はほのぼのとしています。この対比が同時に楽しめます。そしてそのどの曲もが矢野顕子しているのです。一番の変わり種はHouseofDesireです。ニューオリンズスタイルのファンクなアレンジは初期の頃を思い起こしますが、強烈に進化しています。

日本とニューヨーク、そのどちらの感性も同居している所が最近の矢野顕子の特徴ではありますが、ここまではっきりと伝わってくる作品は初めてです。アメリカに住みながらも、その国にかぶれることなく、日本人である事を主張出来るミュージシャンはそんなに多くはいません。いや、いないと言った方が良いかもしれません。しかし、矢野顕子はそれが出来るミュージシャンなのです。

N.Y.C.

おいてくよ

Nobuko

[20091220]

reverbreverb
(2002/03/20)
矢野顕子

商品詳細を見る


再びポップフォーマットによる作品です。打ち込みも活用していますが、生演奏のグルーヴを大事にしています。この時代になるとパソコンの性能も上がり、打ち込みと生演奏の区別がつかないようなプログラミングも容易になっています。音楽ソフトもレベルアップしているのです。それは矢野顕子のようなミュージシャンにとっては喜ばしい事だったと思います。

1. Dreaming Girl
2. You Are What You Eat
3. いないと[It's Us]
4. Walk, Don't Run
5. トランスワールド
6. Let's Hawai'i
7. Money Song
8. ウナ・セラ・ディ東京
9. ねこがかくしているもの[What Cats Feel]
10. Good Guy
11. Happiest Drummer

奥田民生との共作や娘の坂本美雨がコーラスで参加しています。彼女も既にプロとしてデビューしていました。そして大貫妙子とのデュエットによるザピーナッツのカバーウナ・セラ・ディ東京は妖艶です。一番ユニークなのはベンチャーズのWalk, Don't Runをピアノによるスワンプカントリーフォークにアレンジしているプレイです。久々にユーモアと高いセンスを持ったポップアルバムを完成させました。

所々でサンプリングによる打ち込みのトリッキーな音が入りますが、効果的に使われています。更に進化する為に前進している事を感じさせてくれる内容で、彼女の最初から持っている持ち味を消す事なく進化している所がこの人の天才たる由縁です。内容もバラエティーに富んでいて飽きさせません。一時的に持っていた迷いは吹っ切れているように感じます。

Dreaming Girl

ウナ・セラ・ディ東京

[20091220]

Home Girl JourneyHome Girl Journey
(2000/11/01)
矢野顕子

商品詳細を見る


ピアノのみによる弾き語りカバー集第三弾です。今回はニューヨーク郊外に設けたプライベートスタジオでの録音なので、とても落ち着いた、もしくはいい感じの時に録音出来ていると思われます。前作の打ち込み作品が不評だった事もあり、一旦リセットするにはいいタイミングの作品だと思います。

1. Paper Doll
2. 会いたい気持ち
3. 赤いクーペ
4. 海辺のワインディング・ロード
5. 雷が鳴る前に
6. しようよ
7. ニットキャップマン
8. 夢を見る人
9. Photograph
10. 世界はゴー・ネクスト
11. 遠い町で
12. Home Girl Journey
13. さようなら
14. 在広東少年
15. さすらい

YMOのツアーの時には他の人の演奏が聴きにくい事もあって、全員がヘッドホンをしての演奏をしていましたが、矢野紀子だけはヘッドホンをしてステージに立つ事を嫌い、光のランプがクリック音の代わりになるものをピアノの上に置いていました。それだけクリック音に支配される事を嫌っていましたので、打ち込みにあわせて演奏するのは嫌いな矢野顕子にとっては自分のリズム感で演奏出来るピアノ弾き語りの方が活き活き出来るのです。

このアルバムもスーパーフォークソングという彼女が提唱する日本ならではのフォークソングを押し進めた形になっています。その中でもRCサクセションの海辺のワインディング・ロードとムーンライダーズのニットキャップマンという選曲は素晴らしいセンスだと思います。セルフカバーの在広東少年はテクノアレンジだった曲をピアノのみの演奏にしている事で違う表情を聴く事が出来ます。このスーパーフォークソングシリーズにはずれはありません。

海辺のワインディング・ロード

雷が鳴る前に

ニットキャップマン

⇒ 続きを読む

[20091219]

GO GIRLGO GIRL
(1999/08/04)
矢野顕子ジェフ・ボバ

商品詳細を見る


全編ジェフ・ボバというプログラマーが打ち込んだアレンジによる作品です。前作でも打ち込みはありましたが、生演奏もあったので躍動感があったのですが、さすがに全部打ち込みだと違和感があります。レコード会社がアメリカでも売ろうとしての意図が絡んで全編打ち込みになっています。生演奏もありますが、打ち込みが絡んでいます。

1. WHY THIS
2. GIRLFRIENDS FOREVER
3. AI-TAI
4. SHE DRIVES
5. GO GIRL
6. ゆうぐれ(DUSK)
7. ひとりぼっちはやめた(QUIT BEING ALONE)
8. KAGAYAITERU(LET IT SHINE)
9. ISETAN-TAN
10. ICE CREAM,ICE CREAM
11. MOON OVER SAN DIEGO
12. 永遠のともだち(GIMME A HOLLER)

ジャケットもドラムンベースの作品のようなデザインになっています。ドラムンベースをやるんだったらもっと大胆にやれば効果的だと思いますが、刺激的ではありません。可もなく不可もなくといったところでしょうか。ひとりぼっちはやめたは映画ホーホケキョとなりの山田君の主題歌になっている曲です。ジャズの刺激的なアレンジや童謡のほのぼのとした作品が見当たりませんので、これまでの作品の中では一番刺激が少ない内容になっています。

ポップな部分が強調されているようですが、どうせ打ち込みを使うのであれば、もっと面白い事が出来ると思うのですが、矢野顕子自身も当時はこれといったアイデアを持ち合わせていなかったようです。それでもなんとか彼女らしいポップな曲は書いています。曲によっていろんな人にミックスさせれば面白かったと思うのですが、新しさは感じられない内容になっています。

ひとりぼっちはやめた

[20091219]

Oui OuiOui Oui
(1997/07/01)
矢野顕子

商品詳細を見る


再びバンドスタイルに戻りましたが、ここでもカバー曲が目立ちます。それでも90年代らしいアレンジによるポップアルバムを仕上げています。一時はジャズフュージュンの崇高な感じになっていた音楽性が、再びポップな分かり易いスタイルになっています。打ち込みによるドラムンベースっぽいサウンドにも挑戦しています。

1. Kyoto
2. ジン・ジン
3. クリームシチュー(ザ・ステュー)
4. スノウ
5. ハッピネス
6. ウイウイ
7. アイム・ソー・ロンサム・アイ・クッド・クライ
8. ブルックリン・ブリッジ
9. オール・ザ・ボーンズ・アー・ホワイト

Kyotoはベンチャーズ作で渚ゆう子が歌った京都慕情のかバーです。打ち込みによる90年代サウンドは昔のテクノポップをやっていた頃を思い出させます。シングルカットされたクリームシチューは槙原敬之とコラボレートしています。パットメセニーも再びギターで参加し、爽やかな広がりのあるプレイを披露しています。ハッピネスは思いっきりドラムンベースしています。それでも彼女の歌の存在感は負けていない所が凄いです。この辺りはテクノポップを取り入れていた頃を思い起こさせます。アイム・ソー・ロンサム・アイ・クッド・クライはカントリーの巨匠ハンク・ウィリアムスのカバーです。

新しいスタイルを取り入れながらもあくまでもポップな自分の世界をしっかり表現出来ている所は非凡故でしょう。ニューヨークで受ける刺激をそのまま詰め込んだような作品です。そして日本人として媚びる事なく活きている彼女の立ち姿が目に浮かぶような音楽です。こうした新しい試みは、完全に坂本龍一から離れて、新たな感性達と向き合っている事を感じさせます。今も尚ニューヨークに住み続ける彼女の意味が読み取れる作品になっていると思います。

Kyoto

クリームシチュー

ハッピネス
⇒ 続きを読む

[20091219]

Piano NightlyPiano Nightly
(1995/10/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


ピアノだけの弾き語りによるカバー曲集第二弾です。このスタイルが一番矢野顕子らしいのです。他人の曲なのに矢野顕子のオリジナルにしか聴こえない。一番安心して聴ける作品かもしれません。ニューエイジミュージックのような澄んだピアノの音色。響きを大切に録られています。

1. 虹がでたなら
2. 星の王子さま
3. 夏のまぼろし
4. 想い出の散歩道
5. ホワット・アイ・メント・トゥ・セイ
6. フロッタージュ氏の怪物狩り
7. 椰子の実
8. 愛について
9. 機関車
10. 恋は桃色
11. ダディーズ・ベイビー
12. ニューヨーク・コンフィデンシャル
13. 突然の贈りもの
14. いつのまにか晴れ
15. ニュー・ソング

坂本龍一、宮沢和史、大貫妙子、高野寛、友部正人、細野春臣やアグネス・チャン,ジェームス・テイラーといった選曲から矢野顕子の好みが読み取れます。一番彼女らしい選曲は椰子の実だと思います。初期の頃からもっている矢野顕子節が見事です。このアルバムも又スーパーフォークソングと呼べる彼女の愛着を持った音楽達なのです。

西洋音楽を日本人向けに作り替えた近代の童謡はいつしか日本人の心に染み込んでいます。そのノスタルジックでイノセントな思いが自分の中にまだ残っている事を再認識させてくれる作品だと思います。決して難しい音楽を目指している訳ではない事を彼女はこうしたカバー集を出す事で伝えてくれているのだと思います。癒されたいとき、心を真っ白にしたい時に聴いてみて下さい。

虹がでたなら

椰子の実

愛について
⇒ 続きを読む

[20091219]

ELEPHANT HOTELELEPHANT HOTEL
(1994/10/01)
矢野顕子

商品詳細を見る


お互いニューヨークに暮らしながらも坂本龍一との別居が始まり出した頃の作品です。これまでの作品では家族愛をテーマにしていた事が多かったのですが、このアルバムでは別離をテーマにしている曲が多いです。矢野顕子はあまり感情をストレートには表さない方だと思いますが、私生活の変化はちゃんと音楽として反映させてきた作曲家だと思います。

1. 愛があれば?
2. ミー・アンド・マイ・シー・オッター
3. サヨナラ
4. 街
5. 夢のヒヨコ
6. ピポカ
7. オー・ダッド
8. すばらしい日々
9. ストリング・オブ・パールズ
10. にぎりめしとえりまき
11. エレファント・ホテル
12. フレンズ・アゲイン
13. てぃんさぐぬ花

やはりニューヨークの優れたミュージシャンと共演ですが、昔の日本でやっていたような80年代的なアレンジに戻っています。それだけ演奏よりも曲というものに向き合って創られた作品だと思います。別れも決して悲しい別れとしては扱わない所がそのつらさが伝わってきます。あくまでもアーティストとしてその別れを素直に認めている潔さがあるのです。

これまでのファンいとってはとても受け入れやすい感じになっています。それまでは人生のパートナーだった坂本龍一の影響を少なからずも受けていたと思うのですが、それを取り払った本来からある自分のスタイルを再認識して現在の自分の器で表現してみせた作品だと思います。にぎりめしとえりまきのような童謡とも民謡とも取れる題材をジャズフュージュンにアレンジしている演奏家の素晴らしい感性は見事に調和していると思います。更なる自分の音楽と言うものの追求を突き詰め始めた名盤です。

愛があれば?

夢のヒヨコ

すばらしい日々
⇒ 続きを読む

[20091218]

LOVE IS HERELOVE IS HERE
(1993/06/02)
矢野顕子

商品詳細を見る


再び豪華ジャズメン達と創ったアルバムです。ランディーブレッカーを始め、そうそうたるメンバーです。しかし、内容は郷愁をさそう暖かく優しい、しみじみとさせられる内容になっています。アメリカに渡っていても日本の心をしっかりと持っている事が分かります。しかもそれが世界に共通するスペックを持っているのです。

1. チルドレン・イン・ザ・サマー
2. シェナンドー
3. タイム・イズ
4. ユーアー・ノット・ヒア(イン・NY)
5. リヴィング・ウィズ・ユー
6. アイ・アム・ア・ドッグ
7. あなたには言えない
8. コーリング・ユー
9. 湖のふもとでまだ猫と暮らしている
10. ラヴ・イズ

日本の心を感じるチルドレン・イン・ザ・サマーですが、演奏自体は洗練されたものになっています。シェナンドーはまるで蛍の光のような卒業式にでも流れてくるようなヨーロッパテイストのフォークソングです。一転、ユーアー・ノット・ヒアではヒップホップのようなアレンジになっています。さすがにニューヨーク仕込みはジャズテイストでもあります。生演奏ですが、シンセドラムは打込みでしょう。もしかしたらシンセドラムを生演奏しているのかもしれrません。

リヴィング・ウィズ・ユーでは再び、峠の我が家のような郷愁をそそる美しい曲になっています。湖のふもとでまだ猫と暮らしているは湖のふもとで猫と暮らしているの続編になっています。アイ・アム・ア・ドッグはラテンフュージュンをやっています。素晴らしい演奏ですが、ポップに聴こえるマジックは矢野顕子ならではです。何でもこなしてくれる凄腕ミュージシャン達との信頼関係からか、矢野顕子の書く曲も更に自由度を増して、更にはじけています。更に完成度を増した矢野顕子ワールド全開の名盤です。

チルドレン・イン・ザ・サマー

シェナンドー

ユーアー・ノット・ヒア(
⇒ 続きを読む

[20091217]

SUPER FOLK SONGSUPER FOLK SONG
(1992/06/01)
矢野顕子

商品詳細を見る


ピアノのみの弾き語りというシンプルな構成で、あがた森魚、佐野元春、大貫妙子、山下達郎などカバー曲を演奏しています。これらのカバー曲を童謡のように、民謡のように歌う事によってSUPER FOLK SONGと銘打っています。タイトル曲はオリジナルになります。この曲の歌い出しはビートルズのアデイインザライフの歌詞を引用しています。ジョンの曲もFOLK SONGなのだという彼女の認識が読み取れます。

1. スーパー・フォーク・ソング
2. 大寒町
3. サムデイ
4. 横顔
5. 夏が終る
6. ハウ・キャン・アイ・ビー・シュア
7. モア・アンド・モア・アモール
8. スプリンクラー
9. おおパリ
10. それだけでうれしい
11. 塀の上で
12. 中央線
13. プレイヤー

人の曲を演奏していますが、とても矢野顕子らしい作品になっています。佐野元春のサムデイなんかは、字余りな歌詞をもっと強調して字余りに歌っています。これらの曲に対する彼女の愛情も感じますし、どんな曲でも矢野顕子流に作り替えられると言うのは、これまでの童謡のカバーでも証明済みです。日本にはこれだけの優れた曲があると言う事を彼女の歌によって認識させられます。

ただ、曲を愛するあまり、元ネタの歌い方を真似しているような不思議な感じもあります。SUPER FOLK SONG、つまり超民謡な音楽達を提示してみせた挑戦的な意味合いもあると思います。ピアノだけの弾き語りというのは、最小限の肉付けだけのアレンジなので、歌に集中して聴けますし、ギターによるフォークソングとは違い、ピアノによるフォークソングは、もっと豊かな表現が出来ると言う事でSUPER FOLK SONGなのだと思います。とても矢野顕子の良さを認識出来る名盤だと思います。

スーパー・フォーク・ソング

横顔

夏が終る
⇒ 続きを読む

[20091216]

LOVE LIFELOVE LIFE
(1991/10/25)
矢野顕子

商品詳細を見る


前作に引き続き、パットメセニーや豪華ジャズプレイヤーとの共演作品です。しかいs、前作は演奏面に強気を置いていた感がありましたが、ここでは本来の楽曲を重視した内容になっています。それでも演奏は素晴らしいです。曲的には80年代のポップな感じが蘇っています。夫婦揃ってアメリカに移住したのですが、それは別れへの助走となりました。

1. バカボン
2. 釣りにいこう
3. アングラーズ・サマー
4. スナオになりたい
5. ザ・レター
6. 湖のふもとでねこと暮らしている
7. サヨナラ
8. いいこいいこ
9. 愛はたくさん
10. ラヴ・ライフ

赤塚不二夫の天才バカボンをテーマにしたバカボンはいつもの矢野顕子ポップになっています。釣りにいこうではBOOMと共演しています。昔ながらのポップな曲に戻っていますが、ボサノバやA.O.R.的なアレンジもあったりと、新境地も切り開いています。前作よりは肩の力が抜けている分、落ち着いて聴けると思います。宮沢和史との共作、湖のふもとでねこと暮らしているはRCの山のふもとで犬と暮らしているのパロディーでしょうか。

いつもの矢野顕子ワールドですが、洗練度は確実に上がっています。スタジオミュージシャンといっても、アメリカの場合ある程度の指示をした後はミュージシャンにゆだねてしまう事になりますが、そこで良い仕事をするのが一流のミュージシャン証であり、そうした音楽的なコミュニケーションが巧く作用していると思います。アメリカに行っても矢野顕子が矢野顕子であり続ける強い意志も感じます。

バカボン

釣りにいこう

いいこいいこ
⇒ 続きを読む

[20091215]

WELCOME BACKWELCOME BACK
(1993/09/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


一時活動停止していて、再活動開始後に出されたアルバムです。ここから活動の拠点をアメリカに移すのですが、そのきっかけとなった作品です。参加ミュージシャンが凄い。パットメセニーを始めとするジャズフュージュン界の大御所がこぞって参加しています。チャーリーへイデンにピーターアースキンといったミュージシャンとのセッションは刺激的だった事でしょう。彼女にとってもはや日本では自分を高める事は出来ないと判断されていたと思われます。

1. "It's For You"
2. しんぱいなうんどうかい
3. みのりのあきですよ
4. 悩む人
5. ほんとだね。
6. How Beautiful
7. かぜのひきかた
8. Hard Times, Come Again No More
9. Watching You
10. Little Girl, Giant Heart

矢野顕子のモットーとして、どんなに仲が良い人とでも自分を高めあえない人とは一緒に演奏しないと言う事です。下手でも仲良しこよしのバンドと言うのはあり得ないと言う事です。常に自分よりも格上の人達との共演により自分を高める事が必要だと言う事です。その強い意志を一番感じさせてくれるアルバムです。完全にジャズフュージュンなアレンジになっておりますが、それでも彼女の歌は不変です。歌とのユニゾンプレイなど、フュージュン、プログレなスタイルを平気でやってのけています。

パットメセニーの風のような爽やかな演奏もいい味を出しています。元々ジャズ童謡を得意としていた彼女の音楽が少女から大人の女になったような強さを感じます。格上のミュージシャンとのコラボレートが明らかに彼女を成長させているのも感じます。これ以前からも、この傾向は見えていましたが、それが明確なものとなっています。生バンドによる演奏は、これまでになかったグルーヴを生み出しています。いよいよ世界に通用する彼女の音楽が目覚めたといえる恐るべき名盤です。

かぜのひきかた

Hard Times, Come Again No More

Watching You
⇒ 続きを読む

[20091214]

GRANOLAGRANOLA
(1993/09/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


前作に引き続きアメリカで録音されたアルバムです。ニューヨークはパワーステイーションでレコーディングされました。いつものメンバーと現地のスタジオミュージシャンを起用しています。その為、洗練されたコンテポラリーなフュージュンとニューヨークのアヴァンギャルドな感性が癒合しながらも矢野顕子節のポップな作品になっています。

1. わたしたち
2. 風をあつめて
3. やがて1人
4. Un Jour
5. 無風状態
6. 花のように
7. ふりむけばカエル
8. Levee Break
9. Roslein auf der Heiden
10. 自転車でおいで
11. おおきいあい

エゴイスティックな愛を歌ったわたしたちは名曲です。いわゆる80年代らしく構築された和音構成のアレンジで、創りはひねくれポップスになっているのですが、正統派なポップスに聴こえる所が矢野顕子の凄い所です。はっぴいえんどの風をあつめてと無風状態をカバーしています。日本語のロックの代表曲であり、矢野顕子も彼等からの影響を受けているようです。ジャケットから受けるエレガントで洗練されたイメージも感じられますが、ところどころかなりアグレッシヴです。

みんなの歌で使われたふりむけばカエルは当時かなり親しまれていました。Roslein auf der Heidenはウェルナーの野ばらのカバーです。まるでジャズのような野ばらです。自転車でおいでは佐野元春とデュエットしています。結構目玉となる曲が多いアルバムで、完成度はかなり高いです。今はアメリカに住んでいる矢野顕子ですが、この頃からアメリカ志向が強くなっていきます。一流のプレイヤーとの共演で自分を高められるというところが大きいようです。そういう弛まざる向上心が生み出した名盤です。かなり心地良いです。

わたしたち

風をあつめて

Un Jour
⇒ 続きを読む

[20091213]

峠のわが家峠のわが家
(1993/09/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


よりフュージュンテイストで洗練された音楽へと成熟し出した作品です。これまでの音楽が洗練されていなかった訳ではありませんが、向上心の強い彼女は演奏の腕前もあがっていく訳で、そうすると音楽性は飛躍的に違う形へと進んでいく訳です。それでもポップ性は中心にあるので難しくは聴こえませんが、確実に大人の音楽になっています。

1. The Girl of Integrity
2. David
3. ちいさい秋みつけた
4. 一分間
5. おてちょ。(Drop me a Line)
6. 海と少年
7. 夏の終り
8. そこのアイロンに告ぐ
9. Home Sweet Home

テレビ番組のやっぱり猫が好きの主題歌に使われたDavidがシングルヒットしました。この曲はジャパンのデヴィッドシルヴィアンの事を歌っています。ネクラな奴と思っていたデヴィッドに対しての友愛に満ちた曲です。ちいさい秋みつけたは有名な童謡ですが、これ又いつものように矢野顕子節に変わっています。それも洗練されたフュージュンスタイルにアレンジされています。もう80年代後半になると彼女の個性を生かせる流行の音楽は出てこなくなりますので、よりアダルトなコンテンポラリーフュージュンに接近しているのです。

坂本龍一がバックアップしていますので、それらしいシンセサウンドもありますが、サンプラーサウンドもセンスのいい音色が使われています。Home Sweet Homeも名曲です。80年代サウンドとも言えますが、打ち込みは嫌いな彼女は生演奏に徹していますから今でも通用するような音楽になっています。言い方は悪いかもしれませんが、初期の頃のあくが抜けた洗練されたサウンドがこの頃からの定番となっていきます。

David

ちいさい秋みつけた

そこのアイロンに告ぐ
⇒ 続きを読む

[20091213]

BROOCHBROOCH
(1993/09/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


現代音楽家高橋悠治と坂本龍一のピアノをバックに矢野顕子が歌を歌った作品をシングル4枚組の形態の自主制作盤をアルバムとしてまとめた作品です。ドビュッシーやラベル,ストラヴィンスキー,シューベルトの曲や高橋悠治と谷川俊太郎の作品を歌っているため、自主制作と言う形でリリースされていました。

1. ゆめのよる
2. 小まどから
3. リンゴ
4. はこ
5. Fromm
6. Beau Soir
7. Pastorale
8. Vorfruhling
9. The Owi and the Pussy-Cat
10. Chanson Francaise
11. Chevaux de Bois
12. Die Wettertahne
13. Il Pleure dans mon Coeur
14. Voici que le Printemps
15. Die Forelle
16. Der Lindenbaum
17. Standchen
18. Le Temps a Laissie son Manteau

現代音楽作品なので敷居が高いと思ってしまいますが、いつもの矢野顕子の歌が乗っかる事で、それらの曲も親しみがわいてきます。シューベルトの曲を歌っている矢野顕子は歌が巧い事を改めて知らされます。クラシック曲を歌う彼女はやはりケイトブッシュとの共通点を感じてしまいます。

今ではオリジナルアルバムの一つとして認識されているだけに、全て彼女の作品としてものにしています。ですから、全部の彼女の作品を集めてしまって、まだ何か欲しい時にこのアルバムを選ぶと良いと思います。しっかり矢野顕子ブランドとなっています。彼女の秘められた才能を知る事となるでしょう。

ゆめのよる

Chevaux de Bois

[20091213]

オーエスオーエスオーエスオーエス
(1993/09/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


テクノポップはもう卒業と言う事で、以前の童謡ジャズへ戻っています。しかし、これまでのようなコンパクトなジャズではなく、フュージュンスタイルの振り幅の大きいジャズを取り入れています。これが、これ以降の矢野顕子サウンドになっていきます。テクノポップは時代の音であって、もっと普遍的な自分のサウンドをここから追求していくようになっていきます。

1. おもちゃのチャチャチャ
2. HI,HI,HI
3. きょうのわたくし
4. HIGHLAND
5. SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR
6. ラーメンたべたい
7. 素顔
8. 終りの季節
9. GREENFIELDS
10. ASSEMBLY

おもちゃのチャチャチャはあの有名な曲のカバーです。シンセはまだテクノしていますが、見事なポップサウンドに仕上げています。テクノな音はまだ残っていますが、音楽スタイルは現代音楽フュージュンの矢野顕子風ポップになっています。どの曲も完成度は高いですが、彼女の代表作とも言えるラーメンたべたいが目玉でしょうか。いけ柳田にも通じる個人的な願望を歌っていますが、この個人的な思いこそが万人に共感を与えるのです。

エレクトリックポップも吸収した彼女の表現は更に自由になり、そして完成度を増した名盤となっています。細野晴臣作の終りの季節も名曲です。日本の心を歌いながらも世界に通用する。そういう希代の才女であり、難解な事をやっていても難しく感じさせないポップ性も身につけている。天才という言葉以外にそれは表現出来ない事ですが、それでも強情なくらいに向上心をもった挑戦者でもあります。

HI,HI,HI

HIGHLAND

ラーメンたべたい
⇒ 続きを読む

[20091213]

愛がなくちゃね。愛がなくちゃね。
(1993/09/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


これもテクノポップなアレンジの作品ですが、テクノポップというよりもニューロマンティックなアレンジになっています。Y.M.O.のバックアップ以外にもY.M.O.の交友関係からジャパンのデヴィッドジャンセン、ミックカーン、そしてデヴィッドシルヴィアンが参加しています。ベースがミックカーンですし、シンセの音もジャパンのようウナ感じになっているので、ジャパンのようなサウンドになっています。

1. 愛がなくちゃね
2. 悲しくてやりきれない
3. ホワッツ・ゴット・イン・ユア・アイズ?
4. おいしい生活
5. みちでバッタリ
6. 女たちよ男たちよ
7. あいするひとよ
8. スリープ・オン・マイ・ベイビー
9. アナザー・ウエディング・ソング
10. どんなときも□どんなときも□どんなときも
11. グッド・ナイト

愛がなくちゃねではデヴィッドジャンセンとミックカーンが日本語でバックコーラスをとっています。不慣れな日本語が微笑ましいですが、バックコーラスでも矢野顕子の声は天性の素晴らしさを持っている事が確認出来ます。悲しくてやりきれないはフォーククルーセーダーズのカバーで、エレクトリックポップなアレンジが時代を感じさせます。プロデュースは坂本龍一と矢野顕子で、ミキシングをスティーヴナイが担当しています。この頃矢野顕子は坂本龍一と再婚しており、今ではミュージシャンとなっている坂本美雨は結婚前に生まれています。

ジャパンのリズムセクションが参加している事もあり、リズムの創り方はジャパンのブリキの太鼓のような分解構築したようなリズムになっています。グッド・ナイトではデヴィッドシルヴィアンとデュエットしています。当時のシルヴィアンの印象について矢野顕子は暗い奴と言う印象を持っていたようです。その関係性は後にデヴィッドと言う曲で表現されています。歌はポップですが、アレンジは前作以上に凝りまくっています。エレクトリックポップの名盤ですね。これも当時は最新のサウンドです。

愛がなくちゃね

悲しくてやりきれない

[20091212]

ただいま。ただいま。
(1993/09/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


Y.M.O.のバックアップにより、完全なテクノポップアルバムとなりました。矢野顕子節は健在ですが、ここでは完全なポップスになっています。当時はY.M.O.全盛時代でもあり、このアルバムで聴かれる音も最先端のものでした。ですので、この作品は世界的にも注目される事となります。

1. ただいま。
2. いつか王子様が
3. VET
4. ASHKENAZY WHO?
5. いらないもん
6. たいようのおなら~おとうさん~おとうさん~ぼくがおとなになったら~せんせい~おかあさんのおひげ~もし一億円あったら~いぬ~ぼくはなきみそ
7. アイ・シング
8. 春咲小紅
9. ローズ・ガーデン

CMにも使われたシングル曲春咲小紅の大ヒットで、このアルバムからファンも急増する事となります。化粧品のCMだった事もあり、若い女性からも支持されていきます。彼女のファンは女性が多いと思います。男でのファンは彼女の才能に惚れ込んでいる人がほとんどでしょう。ジャケットのアニメも少女向きに見えますが、蛭子さん風の作画はアヴァンギャルドポップだと思います。このぶっ飛んでいるのに親しみやすいバランスが彼女のセンスの良さを物堅っっています。

たいようのおなら~以降の童謡組曲は初期の頃スタイルを残しています。VETのようなアヴァンギャスロニューウェイヴスタイルを歌いこなすと言うのも才能です。Y.M.O.のメンバーもこの才能故に出し惜しみする事なく、最善を尽くしたアレンジを施しています。プロデュースは矢野顕子自身なので、彼女なりのテクノポップ、ニューウェイヴに対するイマジネーションが働いていると思います。新しい矢野顕子ワールド全開の名盤です。

ただいま。

いつか王子様が

春咲小紅

[20091212]

ごはんができたよごはんができたよ
(1993/09/21)
矢野顕子

商品詳細を見る


Y.M.O.のワールドツアーに参加した事によって、坂本龍一と恋に落ちた矢野顕子、それまで結婚していた矢野誠と離婚して坂本龍一と再婚する事になるのですが、そのY.M.O.のツアーの後に制作されたアルバムです。アナログ盤では2枚組の大作でした。Y.M.O.や大村憲司のバックアップにより、テクノポップした矢野顕子ワールドの始まりになります。

1. ひとつだけ
2. ぼんぼんぼん
3. カラード・ウォーター
4. 在広東少年
5. ハイ・タイム
6. ドッグス・アウェイティング
7. TONG POO
8. 青い山脈
9. げんこつやまのおにぎりさま
10. ごきげんわにさん
11. また会おね
12. てはつたえる→てつだえる
13. ごはんができたよ
14. ユア・ザ・ワン

テクノポップしている曲とこれまでのようなジャズと和な感じの曲がまだ共存しています。特に清水ミチコも好んでカバーするひとつだけは矢野顕子らしいラブソングの名曲です。新しい恋をしていた時期だけにラブソングが多いのです。YMOのカバーTONG POOはピアノをメインにしたアレンジで、歌詞もついています。在広東少年なんてJAPANが好きそうなタイトルでエレクトリックアレンジですが、きちんと矢野顕子ワールドになっています。

テクノポップになっても、新しさは感じますが矢野顕子ワールドは壊れないのです。それよりもよりポップになって彼女のチャーミングな部分が強調されて、若い女の子のファンも増えていきます。青い山脈は日本の有名な名曲ですが、これは得意のジャズアレンジにしています。彼女のジャズソングは日本の追分のような節回しが特徴的です。この後テクノポップな作品を連発するのですが、彼までの彼女のスタイルとの分かれ目となり、その両方が楽しめる名盤となっています。このアルバムまでが彼女の初期の作品といえるでしょうか。この後も凄いのですが、特に和のイメージが強い初期の作品こそ衝撃的でした。

ひとつだけ

在広東少年

TONG POO
⇒ 続きを読む

[20091212]

ト・キ・メ・キト・キ・メ・キ
(2002/10/23)
矢野顕子

商品詳細を見る


ニューヨークで録音されたサードアルバムは、ニューヨークのフュージュン系のミュージシャンをバックに童謡を演奏しています。オリジナル童謡ですね。プロデュースは矢野顕子自身が行っています。その為矢野顕子ワールドが更に深くなっています。

1. こどもたち
2. カタルン カララン
3. ウオーサオー
4. TWO ON THE STAGE
5. 大きな石
6. アンダンテ・カンタービレ(ロシア民謡)
7. やめるわけにゃいかないわ
8. ヨ・ロ・コ・ビ
9. ト・キ・メ・キ

ニューヨークのミュージシャンは明らかに巧いのが分かります。しかし、それよりも凄いのがそれらのプレイヤーをまとめて自分の音楽をきちんと発信している矢野顕子です。シンセサイザーなどを使って、単なる郷愁を誘う童謡やっていないのがこの人の恐ろしい所です。懐かしくもあり、全く新しい音楽が生まれているのです。そして海外の人にはきちんと和と言うイメージを与えられる奇跡のような音楽です。

ローウェルジョージが生前、力を貸した人としても有名ですが、彼女の才能は早くから海外のミュージシャンにも注目されており、トーマスドルビーのファーストアルバムには日本から唯一げすとミュージシャンとして参加を要望されています。子供が聴く童謡と言うよりは、大人が楽しめる童謡と言うものを創りだしています。

ト・キ・メ・キ

[20091212]

いろはにこんぺいとういろはにこんぺいとう
(2002/10/23)
矢野顕子

商品詳細を見る


ファーストアルバムには入れられなかったそれまでに創っていた曲などで創られたセカンドアルバムです。ファーストアルバムでは奇才な感じが際立っていましたが、ここではほのぼのとした民謡と言うよりは童謡のようなゆったりした曲が揃えられています。

1. KAWAJI
2. いろはにこんぺいとう
3. 待ちくたびれて
4. ほうろう
5. 行け 柳田
6. 相合傘
7. ぽつん
8. 昨日はもう
9. 家路
10. やませ(東風)

和とジャズというはっきりした主張はありませんが、それらが調和した矢野顕子スタイルが良いバランスで解け合っています。既に明確なインパクトをもって矢野顕子サウンドが印象ずけられた後だけに、際立った事をする必要が無くなったのです。これにより自由で自分らしい音楽を追究出来るようになっています。ジャズやスワンプといった女性には馴染みのない音楽も、彼女の歌を通してポップに伝わるようになっています。

シングルカットされた行け 柳田は巨人ファンにはお馴染みの曲でしょう。彼女の歌詞は昔のフォークソングのように、日常や自分の素直な気持ちを歌っています。その極めつけが行け 柳田でしょう。巨人の当時のナイン全ての名前が出てきます。この感覚は後の森高千里に通じていくのでした。歌詞も歌もアレンジもぶっ飛んでいるように感じますが、慈愛に満ちているのがこの人の魅力だと思います。ファーストは民謡、セカンドは童謡の名盤です。

KAWAJI

待ちくたびれて

ほうろう
⇒ 続きを読む

[20091211]

JAPANESE GIRLJAPANESE GIRL
(1994/05/25)
矢野顕子

商品詳細を見る
JAPANESE GIRLJAPANESE GIRL
(1994/05/25)
矢野顕子

商品詳細を見る


天才ピアニストシンガーの矢野顕子です。彼女は青森出身で、父親の影響でジャズクラブなどでピアノせションなどして話題となり、ティンパンアレー系列のセッションを経て、このファーストアルバムでデビューしました。この唯一無二の音楽は当時かなり衝撃的で、何を手本としていたのか分からないくらいにオリジナリティーの強い者でした。しかし、

1. 気球にのって
2. クマ
3. 電話線
4. 津軽ツアー
5. ふなまち唄パート2
6. 大いなる椎ノ木
7. へこりぷたぁ
8. 風太
9. 丘を越えて
10. ふなまち唄パート1

彼女はクラシックのレッスンも行っていますが、基本はジャズピアニストです。ジャズピアノに日本の民謡を織り交ぜて、スキャットも和の節回しなのにスウィングしているのです。全くそれまでに聴いた事のない音楽でした。フュージュン的なアレンジもありますが、ニューミュージックのそれとは明らかに違う性質を持っていました。ニューミュージック以降のサウンドを確立した者とも言えます。そしてこのファーストアルバムから豪華なバックミュージシャンに恵まれています。テインパンアレイやムーンライダーズのバックとアメリカのジャムバンド、ローウェルジョージとリトル・フィートのメンバーが参加しているのです。

この独特な音楽をリトル・フィートがフュージュンっぽく演奏しています。清水ミチコが物真似をしますが、そういうお遊び感覚で作曲しているものと思われます。古賀メロディーである藤山一郎の名曲丘を越えてを民謡ジャズにアレンジした1曲で矢野顕子の音楽性は伝わってきます。NHKのラジオ番組、若いこだまでDJをしていたことでも、彼女の歌は一気に馴染まれていきます。独特の歌声は後に出て来るケイトブッシュと双璧をなすくらいに独創的です。一番強く感じるのは和の民謡的な部分ですが、アレンジの妙はジャズです。この唯一無二のスタイルを早くも確立している日本が誇る大名盤です。


気球にのって

クマ

電話線

ふなまち唄
⇒ 続きを読む

[20091210]

電撃的東京電撃的東京
(2004/04/07)
近田春夫&ハルヲフォン

商品詳細を見る


歌謡ロックのコンセプトはついに歌謡曲のカバー集を創るに至りました。そのアレンジの巧妙さも素晴らしいながら、選曲のセンスが秀逸です。ブライアンフェリーがソロアルバムではカバー曲ばかりやるのを真似しているのもありますが、デヴィッドボウイがストーンズの夜をぶっとばせを高速演奏する手法を真似しているようで、どの曲もテンポが早く、その高速演奏にきちんと対応している演奏力も素晴らしいポテンシャルです。

1. ついておいで
2. 恋の弱味
3. 東京物語
4. きりきり舞い
5. 真夜中のエンジェル・ベイビー
6. ラストショー
7. でさのよツイスト
8. 情熱の砂漠
9. 気になるお前
10. ブルドッグ
11. 人間狩り
12. 恋のT.P.O
13. ロキシーの夜
14. 闇にジャックナイフ

近田春夫は歌謡曲評論家でもあり、ロックにアレンジしてもかっこいい曲馬借り集めています。恋の弱味は郷ひろみの曲の中でもロック色が強い者で、この曲を選んでいる辺り近田春夫はただ者ではありません。森進一の東京物語ではギターの小林克巳がボーカルをとって、リッチーブラックモアのような音を出しています。教則本通です。シングルカットされたきりきり舞いのアレンジが絶品で、テクノポップロックのようなアレンジになっています。ここではベースの高木英一がボーカルをとっています。山本リンダの良さを最初に再評価したのもこのアルバムだったと思います。

フォーリーブスのブルドッグを再評価させたのもこの作品です。昭和の歌謡曲がどれほどしっかり創られているかを知らしめる事となったこの作品より、多くの昔の歌謡曲が再注目されるようになります。そういう意味でも歌謡ロックの最高傑作と言える名盤です。全体を通してのギミックなアレンジはグラムロックからのヒントによる者で、グラムロックファンなら笑ってしまうような仕掛けが満載です。しかし、ニューウェイブ全盛となる前にこの日本のニュ0ウェイヴバンドは解散となります。3枚しかアルバムはありません。それでも日本のロック語る上では欠かせないバンドだったと思います。この後近田春夫はソロ作品を出した後に人種熱+近田春夫、近田春夫&ビブラトーンズ、そしてヒップホップにハマり近田春夫&ビブラトーンズを結成して、常に世界の最新のサウンドを早々と吸収して発信し続けます。その中でも私が一番好きなのが淫美なグラムロックな近田春夫&ハルヲフォンなのであります。

東京物語

きりきり舞い

真夜中のエンジェル・ベイビー
⇒ 続きを読む

[20091209]

ハルヲフォン・レコードハルヲフォン・レコード
(2004/04/07)
近田春夫&ハルヲフォン

商品詳細を見る


近田春夫&ハルヲフォンと言うバンドでやりたかった事が見事に成功している作品で、一番バンドとしての完成度があります。グラムロックの妖しさを残しながらも、グループサウンズ以降の歌謡曲とロックを融合させた歌謡ロックの名盤です。この77年の頃からロックと歌謡曲を融合するバンドが出てきますので、その先頭を行った作品と言えます。

1. グローリアのうわさ
2. TVエンジェル
3. ロックン・ロール・マイ・ウェイ
4. 恋のパレット(ラヴ・カラー)
5. あの頃~ジョカへ
6. 十年早いぜ
7. 恋の昔気質
8. プラスチック・ムーン
9. ポップス・メドレー
10. こんなに愛しているのに

近田春夫が書く旋律はグループサウンズの影響が強く、それをグラムロックなソリッドハードロックにアレンジして、ポップなコーラスをつけたりしています。ジャケットは早くもパンクでニューウェイブなデザインになっています。当時はまだセックスピストルズのアナーキーインザUKがラジオで流れ始めた頃で、こうしたファッションを早くも取り入れていると言うのは、ものすごくアンテナが敏感だったと思います。

ロックンロールをポップでソリッドでギミックに創り上げている手法はグラムロックそのものですが、まだまだこの頃は東京ローカルなバンドと言うイメージでした。この後、近田春夫がオールナイトニッポンに出たり、テレビドラマに出演するようになって、やっとこのバンドや近田春夫の名前は全国区になるのでした。やっている事は面白いのですが、ボーカルがいまいち印象が薄い所が大ヒットにはいたらなかった要因だと思います。

グローリアのうわさ

恋のパレット(ラヴ・カラー)

プラスチック・ムーン

[20091208]

COME ON LET’S GOCOME ON LET’S GO
(2004/04/07)
近田春夫&ハルヲフォン

商品詳細を見る


近田春夫&ハルヲフォンを紹介します。近田春夫はキーボード奏者です。グループサウンズの末期のバンド、パイロットに参加していました。その後クニ河内のバンド羅生門に参加し、このハルヲフォンを結成しました。当時はギターが花形でキーボードを弾く割合は少なかったのです。しかし、それだけ仕事の割合は多く、ファンクやディスコ調の曲も弾ける近田春夫は重宝されていました。そして自分が中心になれるバンド近田春夫&ハルヲフォンに至るのです。

1. COME ON LET’S GO
2. パーティー・パーティー
3. シンデレラ
4. 秘密のハイウェイ
5. 黄色い太陽
6. レインコート
7. いえなかったんだ
8. 見つめられ,抱きしめられた,その時…
9. おどりなさい!
10. 週末
11. COME ON LET’S GO

このバンドの特徴はグラムロックです。グラムロックのいかさま臭さがたっぷり立ちこめています。その為、まだ始まっていないニューウェイヴのようなスタイルを既に完成させています。ニューウェイヴ、パンクの元はグラムロックだからです。バンドメンバーは近田春夫 (ヴォーカル、キーボード)小林克巳 (ギター)高木英一 (ベース)恒田義見 (ドラムス)です。ギターの小林克巳はエリッククラプトン奏法やリッチーブラックモア奏法なのどギター教則本の監修をしていたので、当時のギターキッズにとっては馴染みのある人ではないでしょうか。ギター教則本ではかなりマニアックなくらいにギター奏法について述べているので、そのテクニックをこのバンドでも縦横無尽に発揮しています。

このバンドを始める前に近田春夫はクールスをプロデュースしていた経緯もあって、クールスのシンデレラをカバーしています。ポップで、どこかとぼけた感じがイカサマ臭い日本語グラムロックになっています。グループサウンズを引きずっている所もあり、それをニューウェイヴな感覚で再現しているのです。テクノ、ニューウェイヴは日本から発信している者も多く、その先駆けのようなバンドです。インチキ臭いですが、演奏力はしっかりしており、表現力もあります。

シンデレラ

秘密のハイウェイ

黄色い太陽

[20091207]

ONE DIMENSION MANONE DIMENSION MAN
(2008/03/19)
GODIEGO

商品詳細を見る


ゴダイゴの最後のアルバムになります。80年代のスタイルに順応しようとするタケカワと拒否反応を示すミッキー吉野の確執を生む結果となり、このアルバムを最後に解散となってしまいます。打ち込みによるサウンドはもはやゴダイゴの音楽では無くなっています。当時のアメリカの作品に聴こえます。

1. THE X-RAY VISION OF A POET モナリザも泣いている
2. ONE DIMENSIONAL MAN 一次元の男
3. SUPERMAN 彼はスーパーマン
4. LET'S PLAY DEMOCRACY 民主主義のすすめ
5. ON SALE NOW マルチ商法
6. THE α BET αベット
7. LET'S CALCULATE 計算天国
8. WE BURNED OUR WORDS 言葉
9. EINSTEIN'S DILEMMA アインシュタインの葛藤

80年代独特のリズムを強調した曲調ばかりで、ゴダイゴの売りだったメロディアスな心地良さは無くなっています。唯一最後のアインシュタインの葛藤ではゴダイゴらしい曲が聴けます。全く作曲方法を変えて制作されており、英語の歌詞とこれまでとは違うタケカワの歌い方で、一聴しただけではゴダイゴの作品とは思わないのではないでしょうか。

お互いの趣向性が違う方向に向いており、それでもリーダーシップをとるタケカワについていけなくなった事によりバンドは進むべき道を閉ざしてしまったのです。勿論ヒット曲もなく、バンドとしても存在感が無くなっていました。新しい事に挑戦するのは良い事ですが、もっとバンドとして噛み砕いた表現が出来れば良かったのですが、メンバー間の意思疎通が出来なくなっていた状態では、どうにもなりませんでした。タケカワユキヒデのソロアルバムのような感じになってしまっています。80年代はビッグネームのバンドを路頭に迷わせるような時代でもあったのです。

SUPERMAN

[20091206]

FlowerFlower
(2008/03/19)
GODIEGO

商品詳細を見る


このアルバムもノンコンセプトと言う事で制作されています。きれいな花を贈るように素直な気持ちで音楽を届けると言う思いからアルバムタイトルが付けられています。それだけに丁寧に創られているのは伝わってきます。A.O.R.ともいえるライトフュージュンなサウンドは70年代からこのバンドが代わっていないと言う事が分かります。

1. CARRY LOVE
2. SWEET LITTLE TROPICAL GIRL
3. PLEASE LET THE SUN
4. WHAT MORE CAN I SAY
5. ONLY SILENCE
6. MIRACLE
7. GUILTY
8. HOW CAN I BELIEVE IN LOVE
9. I CAN'T LET GO

ヒット曲も生まれていない為に、どんどん注目度が低くなってきている時期で、それでも誠実に音楽と向き合う姿勢は崩していません。しかし、曲自体は昔からライブで演奏されていた曲を創り直した者が多く、創作意欲は減少している感じです。もう感覚が70年代から抜けきっていない感じで、それでもこういう曲が好きなんだと言うのも分かります。末期症状に陥っているのも分かりますが、音楽的水準は決して低くありません。

パンクによってそれまでの概念が大きく破壊されたロックは、後は立て直すしかないのですが、古い感覚を持ったままでは80年代を乗り切る事は出来ないのです。ですが、時代が変わっても通用する音楽を残しています。ここが80年代の落とし穴なのですが、時代の音にあわせ過ぎてしまうと後で色褪せた感じになってしまうのです。80年代に染まらなかったゴダイゴはその点今でも聴ける音楽を創っていたのです。

PLEASE LET THE SUN

MIRACLE


[20091206]

M.O.R.M.O.R.
(2008/03/19)
GODIEGO

商品詳細を見る


マニアックにもならず、売れ線でもないMiddle of the road、つまり中道と言う事で程よくポップな作品で、ノンコンセプトというコンセプトアルバムになっています。コンセプトアルバムが当たり前になっていたゴダイゴにとってはコンセプトを定めないと言うのは画期的な事でした。それでも英語歌詞にこだわっている所が初期のサウンドに回帰したような感じです。

1. Introduction~M.O.R.~
2. Loneliness
3. Three Years of Love
4. Piano Blue
5. River Keep Runing
6. A Hundred Years From Now
7. Home Is Calling
8. Tears
9. Just Be There
10. It's Only Money
11. Nothing

ニューウェイブ以降の80年代のアメリカの音を意識している所があります。このバンドはいつもアメリカを向いているようです。ブリットポップのような曲でもアメリカ的なアレンジにしてしまうのです。ライトフュージュンな感じも残っていますが、何とか時代と帳尻を合わせようとしている感じがあります。しかし、コンセプトを持たないゴダイゴの音楽は単なる耳障りの良い音楽であり、次第にファンは離れていくのでした。

一時はテレビで耳にしない日がないくらいにゴダイゴブームが起こっていましたが、この作品辺りから影が薄くなっていきます。パンク以降はきれいごとを歌うミュージシャンは敬遠されるようになっていくのです。現在にの生温い音楽シーンなら彼等のような音楽は再燃しそうですが。ヒップホップ以降の音楽にはさすがに合わせられないでしょう。

Loneliness

Three Years of Love

BACK HOME NEXT
copyright © 2005 SAMARQAND all rights reserved.

Template By innerlife02

RSS1.0 ,
検索コーナー

Amazonで欲しい商品はこちらで検索!!
Shop.TOL
by TSUTAYA online
TSUTAYAでお探しの商品はここから検索。
HMV検索
検索する
HMVでお探しの商品はここから検索。
ブログ内検索
淫美ブログ内の記事を検索します
RSSフィード

FC2 Blog Ranking

クリックよろしくお願いいたします
リンク
Samarqand

Facebookページも宣伝
このブログをリンクに追加する
Powered By FC2ブログ
SEO対策アクセスアップリンク

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

最近のトラックバック
月刊アーカイブ