1. MOVE ON 2. LET ME TRY YOUR SHOES ON 3. GREEN LIGHT 4. RUBY RED LIPS 5. NAMELESS LAND 6. YOU’VE GOT THE ANSWER 7. RAINBOW SHOES 8. AND THEIR SONS AND DAUGHTERS 9. NOW 10. AQUA SHOES
1. MIDNIGHT SHUFFLE 2. EVERYBODY 毎度! ON THE STREET 3. BAHO’S RAG 4. 表参道 5. GEE BABY(Ain’t I good to you) 6. DO IT AGAIN 7. R&B(RHYTHM&BAHO) 8. STONED BAMBOO 9. アミーゴ 10. TREMENDOUS
ブルースを基本としながらも多用な音楽性を魅せるのはチャーの多様性のせいです。スティーリーダンのDO IT AGAINをカバーしています。冗談のような感じで始めたユニットでしたが、やっている音楽はかなりまじめに創っています。スティーリーダンを歌うチャーの声は益々ドナルドフェイゲンに似ている事が明確になっています。アコースティックデュオとなっていますが、エレキも使っています。曲によってはバンドスタイルで演奏しています。
1. ALL MY LOVE 2. BLUE CLOUD 3. DRIVE ME NUTS 4. FREEDOM 5. 号外(GOGAI) 6. HALFRAIN 7. LET’S GO BACK HOME 8. MAYBE SOME NIGHT 9. MY DELICATE ONE 10. PASSING TIME 11. UNCLE JACK
代表曲であるDRIVE ME NUTSとUNCLE JACKが入っているので外せないアルバムです。FREEDOMはジミヘンのカバーです。JOHNNY, LOUIS & CHARとPINK CLOUDの区別はもはやギターだけになっているようです。メンバーは同じなのでライブでは区別不要になっています。ジミヘン節が多くなっているのは、ソロ作品ではやれない事をぶつけている感じです。ジミヘンというよりはスティヴィーレイボーンを意識している感じかもしれません。
1. .ROOM No.7 2. .BAY SIDE 25A.M. 3. .HELLO, I LOVE YOU 4. .ZIG ZAG ZONE 5. .BLACK SHOES 6. .FRIDAY MORNING 7. .DO OR DIE 8. .左胸の砂丘 9. .奇跡のアルバトロス 10. .STANDAP 11. .JAHOW
バンドでは80年代サウンドは無視していましたので、ソロでは80年代サウンドも出せる事を示しているようです。チャーはポップな人なので流行のサウンドには敏感なのです。やはり打ち込みのバッキングになっていますが、サウンドはかなり凝っています。ドアーズのHELLO, I LOVE YOUをカバーしています。多くの曲が日本語歌詞になっているのも特徴です。
1. .F.U.C.Q. 2. .XQZ ME 3. .SOMEWHERE OUT THERE 4. .RESTA A PARODE 5. .THE SUPER TRANQUILIZER MAN 6. .RUSSIANDRIX 7. .LOVERS WALK 8. .DAYS WENT BY 9. .ALL AROUND ME 10. .ENDLESS DREAM
80年代らしい音を使っていますが、アレンジがただ者ではないのでチープな感じにはなっていません。逆に60年代後半の音楽を打込みで再現しているような感じです。竹中尚人という個人から発せられるイマジネーションをデジタル化したような世界です。音楽のジャンルは違いますが、フランクザッパが打ち込みで創った作品と近い感性で創られているようにも感じます。チャーはソロアルバムの方が自由でいいです。アコースティックの名曲ALL AROUND MEが入っており、ENDLESS DREAMではジェフベックのDefinitely Maybeのような曲をやっています。ワウワウをかけたストラトの音が見事です。
1. OPEN YOUR EYES 2. NEWS 3. 去年の雨 4. LAST NIGHT 5. GIVE ME YOUR SMILE 6. WASTED 7. IN THE SPACE 8. SHADOW 9. BLUE LADY 10. LOVE TO “M” 11. B・Y 12. SAUSALITO 13. SUGAR BABY GAME
1. WHY AREN’T YOU READY 2. DEPRESSION 3. STUCK IN MY BRAIN 4. TRIPPING WOMAN 5. TODAY IS THE DAY 6. GOSH! 7. HUG LETTER 8. PINK CLOUD
JOHNNY, LOUIS & CHAR時代のムスタングの音と、ここで聴かれるストラトキャスターの音を聴き比べるのも面白いと思います。かなり微妙な違いですが、ストラトの方が幾分オーソドックスな音だと分かるはずです。それだけムスタングの方がユニークな音を創れたと思います。チャーが創りだすギターリフもカッコいいですが、ギターソロのイマジネーションは天下一品です。全盛期のクラプトンにはかなわないまでも、マンネリ化してしまった昨今のクラプトンなど子供扱いするかのようなプレイです。
1. APPLE JUICE 2. からまわり 3. SHOW WHAT YOU’VE GOT INSIDE OF YOU-MAMA- 4. JOY TO THE WORLD 5. LAST NIGHT 6. RIDE ON ME 7. KUSRIYA 8. SHE CUT JAM 9. FUNK’N’ROLL-YELLOW STONE- 10. DEODORANT BOLERO
金子マリのボーカルをかなりフューチャーしています。スリードッグナイトのカバー JOY TO THE WORLDはスモーキーメディソンでも演奏していた曲です。後半はインストが連続しますが、オールマンブラザースのようなソリッドなサザンロックが目立ちます。オールマンの頃のようなロックバンドを現在も求めているなら、この頃のチャーの作品を御勧めします。もっと格好良く演奏していますので満足していただけると思います。70年代の夢を今も魅せてくれるミュージシャンなのです。
1. 宇治茶屋第5幕(Chorkin’Down) 2. Sunset Blues 3. Tired Heart 4. Because He Knows 5. She’s Sharp 6. 金星のライオン(Missin’You) 7. 幕ノ内(Lizard Lunch) 8. Thank You So 9. Searchin’ 10. ピンククラウドの休日(Ma-chan Jam) 11. Sheep In The Forest 12. Sweet My Baby
バンド名をJOHNNY, LOUIS & CHARからPINK CLOUDに改名してからのファーストアルバムになります。ハワイ録音で16曲もある作品で、しかもどの曲も手を抜いておらず、当時の彼等の充実ぶりが伺えます。サウンド的にはJOHNNY, LOUIS & CHARから大きな変化はないと思いますが、アメリカンロックフレイヴァーが強くなっているでしょうか。JOHNNY, LOUIS & CHARの最初の作品から比べると格段に結束が強くなっているのが分かります。
1. Would You Like It 2. Cats n’Rats 3. Berkeley Boogie 4. Low&Top 5. Close Your Eyes 6. Only For Love 7. Little Harbor 8. [1//2] Who Are You? 9. [1//2] Who Are You? 10. Sing,Sing,Sing 11. Life Of Mine 12. Why Don’t You Stop 13. In My Pocket 14. Be My Lady 15. She’s Waiting For You 16. Everyday,Everynight
1. HEAD SONG 2. DOUBT 3. YOU KEEP SNOWIN’ 4. KINDESALTER 5. WELCOME FOR MY BABY 6. HEAR ME IN HEAVEN 7. MOON BEAM 8. HOLD ME TIGHT
このアルバムでバンドとしてのサウンドを確立させたと思います。ジミヘン風と言うのを通り越して、このバンドならではのアメリカンロックもフュージュンも要素として取り入れながら、一つのスタイルに行き着いていると思います。そしてこのサウンドは後のPINK CLOUDに引き継がれていく事になります。KINDESALTERではアコースティックギターによるトラディショナルな雰囲気を作り、次のアメリカンロックなWELCOME FOR MY BABYにつながっていきます。この曲はジョニー吉長が歌っています。生まれた子供の為に創った曲のようですが、彼の子供はチャーの子供と一緒にRIZEと言うバンドを創る事になります。
JOHNNY, LOUIS & CHARとしての初のスタジオアルバムになります。基本はジミヘン風の曲になりますが、スタジオ盤では多彩な曲調も披露しています。スーパーグループですから何でも出来ちゃうんです。バンドサウンドですから、ソロ時代に比べるとソリッドなアレンジですが、チャーのフュージュン魂もきちんと消化しています。
1. Stories 2. Get High 3. Restaurant 4. Scooter 5. Song In My Heart 6. Peak 7. Finger 8. Cloudy Sky 9. Cold Air In House 10. You’re Just Wrong 11. tricycle 12. Balcony
以外にもアコースティックなStoriesで始まります。RestaurantとBalconyでは以外にもボサノヴァ調の素晴らしい演奏を披露しています。Song In My HeartとCloudy Skyはアメリカンロックしています。Fingerはジミヘンしています。ジミヘンは60年代後期の人ですが、70年代後半に再度研究し直される風潮がありました。フランクマリノやウィルリッヒロートの他、ジェフベックがジミヘンを研究し直した事でチャーも影響を受けたのでしょうか。ジミヘンのギタープレイの特徴はファンキーになる事です。アグレッシヴな演奏ですが、ピッキングはファンキーにはじかせるとそれっぽくなります。
チャー以外にもジョニー吉長もボーカルをとります。ルイズルイス加部はもくもくとベースを弾きまくります。フュージュンスタイルのGet HighやScooterはまるでレスポールやチェットアトキンスのようなカントリータッチです。Cold Air In Houseではウーマントーンを出したいようですが、さすがにフェンダー系のギターではウーマントーンは厳しいですね。それが狙いかもしれません。チャーもレスポールは持っていますから。あえてムスタングにこだわっているようです。実に多彩で芸達者な面を魅せてくれる名盤です。
スタンダードのカバーWHEN YOU WISH UPON A STARは元日音社長 村上司氏への追悼を混めて創られています。その他にセルフカバー曲など、21世紀初のアルバムで新しい自分を強調していますが、アナログにこだわっていた彼の想いがなくなっている分、ファンには裏切られたような気分にさせられます。現在ではアナログが見直されていますので、これから出される新作がどのようなものになるのか興味深いです。曲はいいし、歌も巧いのではずれではないのですが、誰もこの時代に革新的なサウンドを創りだせないでいる現状を打破してくれるほどの闘争心が残ってくれている事を願うばかりです。
1. グルックの主題によるアカペラ 2. Bella Notte 3. Be My Love 4. グローリア 5. 煙が目にしみる 6. Silent Night 7. My Gift To You 8. It’s All In The Game 9. Just A Lonely Christmas 10. Happy Holiday 11. Blue Christmas 12. White Christmas 13. Christmas Eve 14. Have Yourself A Merry Little Christmas 15. 神の御子は今宵しも
1. アトムの子 2. さよなら夏の日 3. ターナーの汽罐車-Turner’s Steamroller- 4. 片想い 5. Tokyo’s A Lonely Town 6. 飛遊人-Human- 7. Splendor 8. Mighty Smile(魔法の微笑み) 9. “Queen of Hype”Blues 10. Endless Game 11. Groovin’
ジャングルビートのアトムの子は手塚治虫世代にとっては、こういう曲を創れた事は光栄な事だった事でしょう。さよなら夏の日もターナーの汽罐車もシングルカットされているので聴いた事があると思います。時代は90年代に入り、完全にCDフォーマットオンリーになっており、重厚なサウンドになっても歪まないという性質を逆手に取っています。Tokyo's A Lonely TownとGroovin'はカバー曲になっています。ソフトロック好みの選曲です。
大滝詠一のA LONG VACATIONと並ぶバケーションアルバムとしての大ヒット作となった名盤です。当時のサーファーを中心にカリスマ的な存在へと押し上げました。山下達郎サウンドが完全に完成したと言っていいくらいの到達点に達しています。これまでやってきた音楽の良さをいい形でまとめあげているのです。
1. SPARKLE 2. MUSIC BOOK 3. INTERLUDE A Part I 4. MORNING GLORY 5. INTERLUDE A Part II 6. FUTARI 7. LOVELAND,ISLAND 8. INTERLUDE B Part I 9. LOVE TALKIN' 10. HEY REPORTER! 11. INTERLUDE B Part II 12. YOUR EYES 13. あまく危険な香り 14. あまく危険な香り(TV用インスト・ヴァージョン1 未発表) 15. あまく危険な香り(TV用インスト・ヴァージョン2 未発表) 16. EVERY NIGHT(未発表)
ブレイクするきっかけとなった作品です。タイトル曲でもあるRIDE ON TIMEがシングルヒットした事で山下達郎は一気に全国的に支持されるミュージシャンとなりました。当時はサーファーブームでもあり、サーファーにとってはサザンか山下達郎かと言うくらい定番のBGMとなった事で、一躍ヒットメーカーとなっていきます。
1. いつか 2. DAYDREAM 3. SILENT SCREAMER 4. RIDE ON TIME(アルバム・ヴァージョン) 5. 夏への扉 6. MY SUGAR BABE 7. RAINY DAY 8. 雲のゆくえに 9. おやすみ 10. RIDE ON TIME(シングル・ヴァージョン) 11. INTERLUDE I(未発表) 12. INTERLUDE II(未発表) 13. MY SUGAR BABE(TV用インスト・ヴァージョン 未発表)
ファンキーなフュージュンスタイルのブラコンタイプの曲が多いですが、時代がやっと山下達郎に追いつき始めた頃でした。タイトル曲のRIDE ON TIMEは後にテレビドラマの主題歌に使われて、再びヒットしています。この頃からライブでのパーマネントバンドとなるメンバーとレコーディングしているため、ライブを意識した演奏に徹する事が出来、ノリの良い演奏が多いのも特徴的です。
1. Overture 2. Love Celebration 3. Let’s Dance Baby 4. Monday Blue 5. ついておいで 6. Bomber 7. 潮騒 8. Paper Doll 9. This Could Be The Ningt 10. 2000トンの雨
Overtureから彼のトレードマークとなる一人多重録音、一人アカペラで始まります。そしてビーチボーイズやフィルスペクターから影響を受けたロングディスタンスなリバーブたっぷりのサウンドはウォールオブサウンズが山下達郎のトレードマークともなっていきます。カバー曲のTHIS COULD BE THE NIGHTを始め、アメリカンポップフレイヴァーたっぷりのサウンドは大滝詠一と共に日本では特出した音楽をもたらしました。