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[20100228]

TOGAWA FICTIONTOGAWA FICTION
(2004/09/02)
戸川純バンド

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戸川純バンドと言うのを突然結成しました。メンバーは戸川純とプロデュースも手がけるホッピー神山に加え、デニス・ガン、ナスノミツル、吉田達也、ホワチョという元PINKとあぶらだこと言うメンバーです。即興性を持ったバンドスタイルで、グランジやオルタナ、サイケデリックで妖艶な戸川純のみryクを十二分に伝えてくれるバンドになっています。

1. カウンセル・プリーズ
2. オープン・ダ・ドー
3. 拝啓、パリにて
4. さよならハニームーン
5. Togawa Fiction
6. おしまい町駅ホーム

この作品が今の所戸川純の最新作になります。このバンドが今も有効なのかどうかは分かりません。このバンドが活きていると言う事はヤプーズは終わりなのかどうかも不明です。テクノの要素はありませんのでヤプーズとは違っていますが、戸川純のアグレッシヴでアバンギャルドな過激さを更に浮き彫りにしています。

曲はメンバー全員で手がけるというバンド主義になっています。バンドで即興的に曲を創るという試みは答えが見つかりませんが過去のスタイルとは違っていながら戸川純らしさが反映されています。ほとんど一発録りのようなライブ感溢れながらもホッピー神山によるサンプリングのお遊びが絶妙です。既に椎名林檎などが登場していた時代なのに、本当の女王は戸川純なのだと認識させられるぐらいのポテンシャルを持っています。ミニアルバムではありますが、これは名盤です。最近は音沙汰の無い戸川純ですが、今後の活動が気になる所です。

オープン・ダ・ドー

おしまい町駅ホーム
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[20100228]

CD-YCD-Y
(2003/04/10)
YAPOOS

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CD-YCD-Y
(2003/04/10)
YAPOOS

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ヤプーズの一番新しい作品ですが、これ以降新譜は出ていないので、実質活動停止状態となっています。ミニアルバムなので、内容的には薄いかもしれません。ライブ会場と一部のネット上でしか販売されなかった幻の作品ですが、現在では購入可能になっています。

1. シアー・ラバーズ
2. 羽虫
3. ヒト科
4. (something extra)

妹の戸川京子が自殺した事によって表に出てこなくなった戸川純が、久々に出した作品で、音楽的にはエレクトロニカに変貌しています。テクノの流れから行くと正当な流れになっていると思います。羽虫はエレクトロニカに乗せて朗読している作品で、something extraは戸川純が一人三役をこなすラジオドラマが収録されています。

ヤプーズの作品としては内容が薄いかもしれませんが、ファンとしてはコレクトしておきたいアイテムの一つだと思います。果たして、ヤプーズの再開はあるのでしょうか。新譜は出るのでしょうか。今やるなら相当な内容じゃないと満足出来ないというプレッシャーもある事でしょう。

羽虫


[20100228]

20th Jun Togawa20th Jun Togawa
(2000/09/25)
戸川純

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20周年を記念して、又カバーアルバムを創りました。プロデュースはホッピー神山で、中原信雄、デニス・ガン、スティーブ衛藤、エミ・エレオノーラ、大友良英、窪田晴男など豪華メンバーが参加。元PINKのメンバーは玉姫様の頃のバックメンバーです。ホッピー神山のエキセントリックなアレンジが見事です。

1. ラジオのように
2. 終曲 (フィナーレ)
3. Joe Le Taxi
4. Becaise the night
5. Casablanca Moon
6. All tomorrow's parties

ラジオのようにはブリジッド・フォンテーヌのカバーで、アコースティック楽器でのアレンジなのに強烈にアヴァンギャルドです。終曲はPhewのカバーで、Joe Le TaxiはVanessa Paradisのカバー。Becaise the nightはパティスミスのカバーで、アバンギャルドなアレンジがカッコいいです。Casablanca MoonはSlapp Happy のカバー。All tomorrow's partiesはヴェルヴェットアンダーグラウンドのカバーでニコを意識しています。

10周年の時は日本歌謡でしたが、今回は洋楽のカバーであり、彼女のもう一つのルーツが伺えます。原曲以上のパワーを感じる出来映えはさすがです。ホッピー神山のセンスの良さが感じられます。オリジナル作品以上に戸川純の持ち味が出ています。彼女の場合は、それをバックアップ出来る人材に巡り会えているという幸運によるものが大きいと思います。椎名林檎ももう少し戸口を広げた方が飛躍出来ると思います。

ラジオのように

Casablanca Moon

[20100228]

HYSHYS
(1995/06/21)
ヤプーズYAPOOS

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前作からの完成度を引き継いだ作品で、ヤプーズらしいロリータSFやスパイハードボイルドなテーマに加えていじめや自殺などの思春期のデリケートな部分も題材にしています。後に妹で女優の戸川京子が自殺するという悲劇を予感させてしまう所が考えさせられてしまいます。

1. ヒス
2. 本能の少女
3. ラヴ・バズーカ
4. シャルロット・セクサロイドの憂鬱
5. 思春期病
6. 少年A
7. いじめ
8. それいけ!ロリータ危機一髪
9. あたしもうぢき駄目になる
10. 赤い花の満開の下

新しく入ったキーボードのライオン・メリイが作曲でも貢献しており、ビッグビートやハードコアテクノをヤプーズ流にポップに取り入れている所が心地いいです。戸川純の書く歌詞は以前の作品とリンクしている所があり、これはライブでストーリーがつながっていくような仕組みになっています。暗いテーマも妖艶な表現などで受けるイメージが違ってきますが、ヌーベルヴァーグの映画でもみているようなシュールさを感じてしまいます。

いじめと言う赤裸々な曲がありますが、戸川純も子供の頃いじめられていた経験があり、最近のいじめ問題に対する彼女なりのメッセージが込められていると思います、前作も名盤でしたが、このアルバムも負けず劣らず名盤だと思います。正にバンドとしては絶頂期だったと思われますが、ヤプーズとしての活動はこの後途絶えてしまいます。ソロとしてもあまり活発には活動しなくなっており、いつしか彼女が女王だった事を忘れてしまうくらいに時代は激変していきます。

ラヴ・バズーカ

シャルロット・セクサロイドの憂鬱

少年A
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[20100228]

DADADA ISMDADADA ISM
(2003/04/10)
YAPOOS

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ヤプーズの最高傑作と言ってもいい名盤です。ダダイズムとは既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする20世紀初期に派生した芸術様式ですが、ここではダが一つ多いです。92年の作品と言う事もあって、リズムはハードコアテクノになっています。その激しいビートによって戸川純は更にぶっ飛んだアバンギャルドぶりを発揮しています。まだまだこんな余力を残していたのです、

1. 君の代
2. ヴィールス
3. 12階の一番奥
4. 急告
5. 私は好奇心の強い女
6. ダダダイズム
7. NOT DEAD LUNA
8. VIP~ロシアよりYをこめて~
9. コンドルが飛んでくる
10. テーマ

サイケでシュールでヒステリックで、ロリータでテクノしており、これまで少しおとなしめだった事もあり、大きな振り幅をもってはじけています。これぞヤプーズであり、戸川純だと納得出来る内容になっています。まだ80年代の方法論を引きずっていますが、デジタルな歪ませ方は90年代しています。もはやここまでくれば女王と言う称号を与えずにいられないくらいにはじけています。

ヤプーズの全てが最高の形で表現されています。ある意味期待通りの内容なのですが深みがあります。椎名林檎も天才ですが、まだまだこの領域には至っていません。戸川純は私生活が見えない人ではありますが、私生活の影響も作品には投影されていると思われます。それほど振り幅が違っています。いつもこのテンションなら満足出来ますが、生身の人間なので常にこの状態はキープ出来ないと思います。それほどの名盤です。

ヴィールス

12階の一番奥

[20100227]

ダイヤルYを廻せ!ダイヤルYを廻せ!
(2003/04/10)
ヤプーズ

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この時期はヤプーズの活動に専念していた戸川純でした。バンドとしての可能性を十分に理解して創り上げた作品です。タイトルからしてハードボイルドが今回のテーマのようです。巻き舌で歌うのは今では椎名林檎の代名詞になっていますが、元祖はこの戸川純でありまして、ドスの効いた声やヨーデルファルセットにロリータ声、いくつもの表現方法を使い分ける彼女は見た目の病んだイメージとは対照的にクレバーなシンガーなのであります。

1. アンチ・アンニュイ
2. Men’S JUNAN
3. 3つ数えろ
4. 供述書によれば
5. 夜へ
6. ヒステリヤ
7. 私の中の他人
8. Fool Girl
9. ミステリアス・ガイ
10. ギルガメッシュ
11. 赤い戦車

切ったら血の出るテクノと言うキャッチフレーズを持った作品で、これまでのようなアバンギャルド性は薄くなっていますが、音楽的な完成度はアップしています。基本的にテクノニューウェイヴな感覚を持ったスタイルをベースにしていますが、音楽的な幅は広がっていると思いますし、その多様性をバンドとしてまとめあげている充実ぶりが伺えます。

時代は90年代に入っており、彼女のフォロワーも追いかけてくるようになり、斬新さは感じなくなってしまいますが、このスタイルは彼等にしか創りだせないものであり、他を寄せ付けないぐらいの独創性に溢れています。ただ、バンドとしてやっていくにはもっと違う要素も取り入れないとマンネリ化してしまうのも事実です。やがて戸川純のキャラクターも珍しくなくなってくるような時代に入り、徐々に彼女の存在感も薄れていく事になります。

Men’S JUNAN

夜へ

ヒステリヤ
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[20100227]

昭和享年昭和享年
(1995/11/22)
戸川純

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昭和享年昭和享年
(1995/11/22)
戸川純

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戸川純のソロ名義のアルバムで、戦後の歌謡曲をカバーした作品です。ゲルニカのような昭和初期の頃とは又違った時代性を感じさせます。アレンジは原曲に忠実だったりして逆に意表をつかれてしまいます。純粋にこの時代の曲が好きだと言うだけで創ってしまったという趣味的な作品であります。

1. 星の流れに
2. 東京の花売娘
3. アカシアの雨がやむとき
4. ヴァージンブルース
5. リボンの騎士
6. 夜が明けて

最初の3曲は上野耕路のプロデュースで、原曲に忠実なアレンジになっていますが、後半3曲はP-MODELの平沢進似よるテクノなアレンジになっています。野坂昭如のカバーヴァージンブルースという選曲も独特で、手塚治虫のアニメリボンの騎士のテーマ曲など、彼女が愛し続けてきた曲が歌われています。

戸川純芸能生活十周年記念として出された作品で、彼女だから許された企画だと思えます。ただ、あまりにも原曲から変わっていないので物足りないと感じてしまうかもしれません。もっと創り込んでも良かったとも思えますが、それはご愛嬌と言う事で、ファンとしてはコレクトしておきたいアイテムだと思います。

星の流れに

アカシアの雨がやむとき

ヴァージンブルース

リボンの騎士
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[20100227]

大天使のように大天使のように
(1995/11/22)
ヤプーズYAPOOS

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よりバンドサウンドのまとまりが出ている作品です。サンプリングによるファニーなサウンドなど、アヴァンギャルドポップというイメージを満足させてくれる内容になっています。文学少女の戸川純らしい作風とロリータポップな表現と、テクノの退廃的なサウンドが入れ混じった独特の世界観は世界に通用してもおかしくないくらいのポテンシャルを持っています。

1. 私は孤高で豪華
2. 憤怒の河
3. 背徳なんて怖くない
4. 棒状の罪
5. 鉄の火
6. 祈りの街
7. 去る四月二十六日
8. マイ・ゴッド
9. 森に棲む
10. 大天使のように

ヤプーズに影響されたバンドはその後も登場してくるのですが、戸川純と言うキャラクターに追いつけるアーティストはいません。孤高なくらいに尊い存在なのです。時はバンドブームですので、真似するインディーズバンドは結構いましたが、戸川純の存在は別格であり、到底手の届くようなお人ではありません。ただ正しく評価されている訳ではなく、受け付けない人も多い事でしょう、

シンセサウンドは坂本龍一の影響を強く感じます。アバンギャルドな先駆者それまでもいましたが、それらの手法を取り入れながらもポップに仕上げるという感性を生み出した事は、このバンドの偉大なる偉業であり、ヤプーズという特別なイメージは、日本のロック史の中でも大きな足跡を残していると思います。そういう意味ではプロに愛されていたバンドだったのかもしれません。

大天使のように


憤怒の河

棒状の罪

森に棲む

[20100227]

ヤプーズ計画ヤプーズ計画
(1995/11/22)
ヤプーズYAPOOS

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ライブでは戸川純とヤプーズとして活動していましたが、バンドとして作品を創るようになり、バンド名をヤプーズとだけに改名して出されたヤプーズのファーストアルバムです。以前出していたライブアルバム裏玉姫は戸川純とヤプーズ名義でした。バンドとして活動する事により、最先端のサウンドでの戸川ワールドが繰り広げられます。

1. バーバラ・セクサロイド
2. キスを
3. 肉屋のように
4. ダディ・ザ・ヘヴン
5. ラヴ・クローン
6. コレクター
7. 労働慰安唱歌
8. ロリータ108号
9. 宇宙士官候補生
10. 素敵な時間

椎名林檎が東京事変と言うバンドをやった事と似ていて、ソロ作品でもおかしくないのですが、ヤプーズというブランド名にする事によって、間違いなくアヴァンギャルドな戸川純を味わえるという保証が生まれます。その点は毒気が無くなった東京事変とは違う所ですが。レーダーマンの続編のようなバーバラ・セクサロイドなど、独特の世界観とフレンチポップなロリータポップスも同居しています。

基本はテクノのようですが、80年代らしいアレンジになっています。ギターの戸田誠司が後に結成するフェアチャイルドと音楽性で似ている部分があります。ヤプーズ計画というSFチックなストーリーを持ったステージ展開をライブで展開していくのですが、その為の音源として存在するアルバムです。ステージでの彼女は女優でもあり、演劇と音楽が融合したそのステージは斬新であり、しっかりとしたコンセプト生み出す創造力は天才的であります。

バーバラ・セクサロイド

肉屋のように

Daddy the Heaven ロリータ108号
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[20100226]

好き好き大好き(紙ジャケット仕様)好き好き大好き(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
戸川純

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好き好き大好き(紙ジャケット仕様)好き好き大好き(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
戸川純

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このアルバムのコンセプトはフレンチポップのようです。ロリ系アイドル風のポップな曲をテクノポップにアレンジしています。かわいこちゃんな歌い方とファルセットがヨーデルのような歌い方など、当時のアヴァンギャルド御三家のニナハーゲンやリーナラヴィッチ、トーヤなどの影響もあったと思いますが、戸川純の世界観は他には無いもので、最近は影響を受けたフォロワーも多くなっていましたが、当時はただ一人で頑張っていました。

1. ヘリクツBoy
2. 好き好き大好き
3. エンジェル・ベイビー
4. さよならをおしえて
5. 図形の恋
6. オーロラB
7. 恋のコリーダ
8. 遅咲きガール

フランソワーズ・アルディのカバーさよならをおしえてが象徴するようにフレンチポップの臭いがぷんぷんしています。エンジェル・ベイビーでのチューニングの狂ったアルペジオによるロッカバラードなど、結構ひねくれていますがポップです。このポップさは後に出て来るフェアチャイルドに近いものです。ちなみにフェアチャイルドのリーダーである戸田誠司はヤプーズに在籍していました。

かわいこぶりっ子している歌の中にも女の本音がちらほら出てきて、結構女性のの代弁者的な存在でもあります。特に所謂おたく系の女性などの気持ちを代弁させたら抜きに出ています。ポップとアヴァンギャルドのバランスをしっかり保っている所も彼女のクレバーさが伺えます。今で言えば鳥居みゆきのような感じでしょうか。元々文学少女の人ですから、一癖も二癖もございます。

好き好き大好き

さよならをおしえて

オーロラB
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[20100225]

極東慰安唱歌(紙ジャケット仕様)極東慰安唱歌(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
戸川純ユニット

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極東慰安唱歌(紙ジャケット仕様)極東慰安唱歌(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
戸川純ユニット

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戸川純ユニット名義で出されたアルバムで、これも昭和初期のイメージで作られていますが、ゲルニカと違うのは、サンプラーなど80年代サウンズで創られている事です。テクノを通り越してジャパンのようなエキゾチックアジアンテクノになっています。音は坂本龍一や高橋幸宏のソロ作品に近いものがあります。

1. 眼球奇譚
2. 海ヤカラ
3. 戸山小学校校歌~赤組のうた歌
4. 無題
5. 家畜海峡
6. 人間合格
7. 極東花嫁
8. ある晴れた日
9. 極東慰安唱歌
10. 勅使河原美香の半生
11. 夢見る約束

小学校の校歌の戸山小学校校歌~赤組のうた歌や、沖縄民謡をアレンジした海ヤカラなど、日本色の強い曲が多く、無題はフォークローレになっているし、ある晴れた日はプッチーニの有名な曲で、夢見る約束は細野晴臣のカバー曲です。バラエティーに富んでいながら一つのカラーを持ったコンセプトアルバムになっていると思います。昭和初期のテーマを持ちながら80年代の最先端のサウンドを駆使したギャップが持ち味になっています。

戸川純の歌は比較的穏やかで、歌だけ聴いているととてもポップです。しかしアレンジは一癖も二癖もあります。ジャパンのブリキの太鼓あたりのシンセ音にサンプラーを大胆に使ったアグレッシヴなビート。後にビョークと言う歌姫がサンプラーによるタンゴをやったりしますが、それを既にここで彼女はやっているのです。声色もパートによって使い分けて、歌姫戸川純の本領を発揮していると言えましょう。これも名盤です。

眼球奇譚

海ヤカラ

戸山小学校校歌~赤組のうた歌
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[20100224]

超時空コロダスタン旅行記(紙ジャケット仕様)超時空コロダスタン旅行記(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
アポジー&ペリジー

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超時空コロダスタン旅行記(紙ジャケット仕様)超時空コロダスタン旅行記(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
アポジー&ペリジー

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バックバンドヤプーズを引き連れて裏玉姫というライブアルバムを出して益々人気が上がっていった戸川純は、その勢いのままレーダーマンというシングルを出してテレビでも大暴れでした。そしてアポジー & ペリジというユニットでこのアルバムを出しました。アポジーが三宅裕司、ペリジーが戸川純という演劇関係でのユニットでした。

1. プロローグ
2. 月世界旅行
3. プロフェッサー・パーセク
4. アニマロイド・MV 2
5. 逆さ賢人・イーガス
6. アポジーのテーマ~スペース・フォークロア
7. クィーン・レイシャー
8. ペリジーのテーマ
9. 真空キッス
10. ホープ

プロデュースは又しても細野晴臣で、テクノポップ作品になっています。SFタッチのストーリーをもったコンセプトアルバムで、ニッカCMキャラクター・ロボットが主人公の匿名アルバムと言うものでした。CMで使われた月世界旅行がシングルヒットしました。テクノポップなのでアヴァンギャルドな部分はありませんが、戸川純のヘタウマなボーカルは唯一無二な魅力を放っています。

パンキッシュなシングル レーダーマンとはまた違って、ゲルニカとも違う多面性の一面を魅せてくれます。主人公のロボットは最近あったロボット映画と似ていますが、20年以上も前にこういうアイデアを持っていたと言う事でもその斬新さが分かります。戸川純は女優ですから、いろんな芝居を魅せてくれる感覚で、いろんな音楽を聴かせてくれます。アポジー&ペリジーとしてはたった1枚のみの作品ですので、復刻されてありがたいです。

月世界旅行

真空キッス

レーダーマン

[20100223]

玉姫様(紙ジャケット仕様)玉姫様(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
戸川純

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ゲルニカで音楽による表現に目覚めた戸川純のソロ第一作です。ゲルニカのコンセプト以外での表現の場を得て、戸川純の才能が一気に開花していきます。それまでは不思議ちゃんという扱いでしたが、ソロ活動を始めてからはぶっとび娘として扱われるようになります。それだけアヴァンギャルドで破天荒なサブカルチャー的な世界を構築してしまったのです。

1. 怒涛の恋愛
2. 諦念プシガンガ
3. 昆虫軍
4. 憂悶の戯画
5. 隣の印度人
6. 玉姫様
7. 森の人々
8. 踊れない
9. 蛹化の女

このアルバムのコンセプトは昆虫です。摩訶不思議な戸川ワールド全開で、ニューウェイヴやテクノの要素を取り入れながら前衛ぶっ飛びなスタイルを確立しました。それは、それまでには無かった唯一無二な戸川ワールドでしたが、そのごフォロワーも現れ、有頂天や筋肉少女帯などもこの世界観から影響を受けています。最近では椎名林檎なども影響を受けていると言われていますが、ここまでやり込めるのは戸川純ただ一人だと思います。

昆虫のコスプレなど、いまでこそコスプレは市民権を得ていますが、この時代にただ一人でこの世界を確立した戸川純の孤軍奮闘は偉大な業績がと思います。バックの演奏をテクニカル集団PINKが中心になってバックアップしています。細野晴臣も参加しています。プロデュースは飯尾芳史と戸川純です。当時は理解されるまでに時間がかかりましたが、今では先駆者として神になっています。パッヘルベルのカノンに詞をつけた蛹化の女など、ゲルニカの延長なところもありつつ前人未到の世界をご堪能ください。名盤です。

怒涛の恋愛

諦念プシガンガ

昆虫軍
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[20100222]

電離層からの眼差し電離層からの眼差し
(1995/11/22)
ゲルニカ

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オーケストレーションのみになったゲルニカのサードアルバムですが、このアルバム以降オリジナル作品は出していませんので、これがラストアルバムとなっています。解散している訳ではありませんが、ベストアルバムばかりでて新譜が出る様子はありません。曲を創っているのは上野耕路でありアレンもやっています。太田螢一が作詞と美術を担当していて、ジャケットから何からこの人のアイデアになります。上野耕路は最近ではCMのたらこ・たらこ・たらこの曲を創ってヒットさせています。

1. 地球ゴマ
2. 百華の宴
3. ノンシャランに街角で
4. 海底トンネル
5. 或る雨の午后
6. アンナプルナの鏡
7. 青銅の軟体
8. 来たれ死よ
9. 戒厳令
10. 夢の端々
11. 陸標

オープニングの地球ゴマのオーケストレーションは見事です。迫力がありますし、続けて歌い出す戸川純の歌もすばらし出来映えです。レトロ志向のようではありますが、現代音楽風のアレンジといい、かなりアヴァンギャルドです。戸川純は女優であり、音楽をやりたかった訳ではありませんでしたが、ただ李香蘭が好きだと言うだけでこのゲルニカのコンセプトが出来上がり、歌姫に担ぎ出されたのです。

やがて音楽での表現の面白さに取り付かれた彼女はソロ活動やバンド活動もするようになり、そしてゲルニカとしてこのアルバムでも非凡な表現力を発揮しています。椎名林檎の加爾基 精液 栗ノ花でのアヴァンギャルドな表現は戸川純からの影響が大きいと言われています。日本、嫌、世界中の中でもこのような音楽的な表現をしているものがいないくらいの独自性を持っておりますので、それに影響を受けた椎名林檎を理解する為にも、このゲルニカは通らなければならない道だと思います。

戒厳令

スイートキッス

蘇州夜曲

[20100221]

新世紀への運河新世紀への運河
(1995/11/22)
ゲルニカ

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新世紀への運河新世紀への運河
(1995/11/22)
ゲルニカ

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戸川純がソロ活動を初めて、ヤプーズと言うバンドも始めた為にゲルニカの活動は停止して言いましたが、88年に活動を再開。ファーストのようにシンセを使ったテクノチックな感じはなくなり、全編生のオーケストラを使った本格的なレトロサウンドを再現するようになります。

1. 磁力ビギン
2. 集団農場の秋
3. 水晶宮
4. 二百十日
5. 少年の一番の友
6. クラウド9
7. パノラマ・アワー
8. 輪転機
9. 交通賛歌
10. 電力組曲:ダムの唄~電力の道筋~電化の暮らし
11. 髑髏の円舞曲
12. 絶海

基本的なコンセプトは変わらないのですが、シンセが全く使われていないので、完全にロック色は無くなっています。ですからファーストアルバムによってある程度免疫がないと、いきなりこのアルバムから聴き始めるとこのユニットがどれほど斬新な事をやっているのかつかめにくいと思います。それほど完全に昭和初期のころのレトロパロディに徹しています。

今回のテーマは航路になっており、昔で言うマドロスさんみたいな感じでしょうか。オーケストラアレンジは完全に昔風ではなく、昔にしてはかなりモダンなアレンジになっていると思います。あくまでもレトロな事をやっている今風の音楽家と言うコンセプトではないのでしょうか。実際にこんな音楽が昭和初期にあったとしたら相当アヴァンギャルドです。サイレントムービーのかなりゴージャスなサントラというイメージで聴くと映像も浮かんで結構面白いと思います。

磁力ビギン

二百十日

少年の一番の友
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[20100221]

改造への躍動(紙ジャケット仕様)改造への躍動(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
ゲルニカ

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改造への躍動(紙ジャケット仕様)改造への躍動(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
ゲルニカ

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こちらもアングラ演劇集団から飛び出したようなユニットです。ゲルニカというピカソの絵でも有名なスペインの惨劇があった年の名前を付けています。女優の戸川純と上野耕路、太田螢一の三人からなるユニットで、昭和初期のヨーロッパ音楽に影響を受けたノスタルジックな音楽とニューウェイヴの斬新でアヴァンギャルドな感覚が融合した全く他に類を見ない独自の音楽性で注目されました。

1. ブレヘメン
2. カフェ・ド・サキコ
3. 工場見學
4. 夢の山獄地帯
5. 動力の姫
6. 落日
7. 復興の唄
8. 潜水艦
9. 大油田交響楽
10. スケエテヰング・リンク
11. 曙
12. 銀輪は唄う
13. マロニエ読本

このファーストアルバムは細野晴臣がプロデュースしています。シンセによるオーケストラ楽器の再現と上野耕路によるオンドマルトノやバイオリンお生楽器を巧く使い分けて摩訶不思議な世界を構築しています。オペレッタやシャンソンのような歌唱を聴かせる戸川純のキャラクターが最初に注目されました。彼女こそが元祖不思議ちゃんであり、元祖ぶっとび娘でした。歌唱法も演劇の発声のような歌い方なので、本格的ではないイカサマ臭さが逆に斬新だったのです。

昭和初期をイメージしている事からブックレットも通常とは逆の開き方になっており、漢字も旧字体を使うという徹底の仕様になっています。簡単に言うと昭和初期の洋楽をと入り入れた音楽をパロディしているニューウェイヴ集団ということになりますでしょうか。このなりきり方、ぶっ飛び方は衝撃的でもあり、戸川純という希代のボーカリストを産み落とした実にマニアックなユニットです。ロックではありませんが、プログレファンなら受け入れられるような斬新さはロック的であるのです。音楽的な完成度はかなり高く名盤と言えましょう。

カフェ・ド・サヰコ

夢の山嶽地帯

復興の唄
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[20100221]

君と踊りあかそう日の出を見るまで(紙ジャケット)君と踊りあかそう日の出を見るまで(紙ジャケット)
(2007/09/22)
JAGATARA

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南蛮渡来南蛮渡来
(1999/09/22)
JAGATARA

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裸の王様(紙ジャケット仕様)裸の王様(紙ジャケット仕様)
(2007/09/26)
JAGATARA

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ロビンソンの庭ロビンソンの庭
(1999/09/22)
JAGATARA

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ニセ予言者どもニセ予言者ども
(1999/09/22)
JAGATARA

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80年代初頭の東京では演劇界でもニューウェイヴの波が押し寄せていました。アングラで活動する小さな劇団が次々に生まれていたのです。そういうアングラなパフォーマす集団からバンドをやり始めたのがこのじゃがたらです。じゃがたらとは本来はジャカルタの江戸時代の読み方ですが、彼等は暗黒大陸じゃがたらという架空の大陸と言う設定にしています。江戸アケミを中心としたファンクバンドでした。

当時の日本ではまだまだファンクは根ずいておらず、ファンクをやるバンドはかなり珍しかったのです。ワンコードのポリリズムを繰り返すファンクビートの中で、集団でパフォーマンスをするという演劇に近い存在でした。いわゆるキワモノ的な扱いをされていました。ファンもマニアックな人達だったのではないでしょうか。日本でファンクが根ずくのは久保田利伸の登場を待たなければなりません。久保田利伸によって初めて日本人でも黒人のノリが出せるようになったのです。

現在では黒人的な音楽をやれるミュージシャンは多くなりましたが、当時の日本人にはまだ黒人のリズム感を持てる人は皆無と言っていいくらいでした。このじゃがたらのファンクは当時流行っていたアフロファンクであり、トーキングヘッズなどがやっていた感じを取り入れています。つまり黒人のノリにはまだなっておらず、白人のノリを何とかやっていたと言う感じです。コーラスとダンサーを担当してた南流石はその後振り付け師として有名になっています。90年に江戸が入浴中に溺死した事によって解散するまでは精力的に活動していました。かなり新鋭的なバンドでした。

hey!say!

裸の王様

Tango
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[20100220]

LUNATIC DOLL(紙ジャケット仕様)LUNATIC DOLL(紙ジャケット仕様)
(2008/10/22)
浜田麻里

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ROMANTIC NIGHT(紙ジャケット仕様)ROMANTIC NIGHT(紙ジャケット仕様)
(2008/10/22)
浜田麻里

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MISTY LADY(紙ジャケット仕様)MISTY LADY(紙ジャケット仕様)
(2008/10/22)
浜田麻里

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AesteticaAestetica
(2010/02/17)
浜田麻里

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ラウドネスの妹分のように登場してきた浜田麻里は元々はシンガーソングライターでした。デビューするにあたってヘヴィメタをやる女性ロッカーというイメージを創り、高音のボーカルを武器としてシャウトしまくるというスタイルは日本のヘヴィメタシーンでは別格の売れ方をしました。曲自体は分かり易いニューミュージック系の曲をヘヴィメタにアレンジしているような感じで親しみ易かったのです。

彼女が凄いのは現在も現役で頑張っており、40代後半になっているのに、今だにハイトーンの声が出ている事です。日々鍛えていないと維持出来ないのが歌唱力ですから、毎日ケアし続けていたのでしょう。歌だけではなく、シンガーソングライターですので、曲を創れば作品を出せると言う事で、今年の2010年にもアルバムを発表しています。ここまで続けられるのは本当に音楽が好きな事が分かります。

80年代と言うのは海外も含めて多くの女性ミュージシャンが登場してきます。その中でも女性でもヘヴィメタが出来るのだという勇気を多くの女性に与えたと思います。デビュー当時は作られたアイドル性というイメージがありましたが、現在まで続けても尚衰えていない歌唱力と言うのもあって尊敬出来るミュージシャンへと評価が変わっています。しかもいまだに綺麗です。

Blue Revolution

Don't Change Your Mind

Nostalgia
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[20100220]

EARTHSHAKEREARTHSHAKER
(2007/03/07)
アースシェイカー

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FUGITIVE(逃亡者)FUGITIVE(逃亡者)
(2007/03/07)
アースシェイカー

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MIDNIGHT FLIGHTMIDNIGHT FLIGHT
(2007/03/07)
アースシェイカー

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PASSIONPASSION
(2007/03/07)
アースシェイカー

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関西出身のバンドで、当初はハードロックをやっていましたが、時代に合わせてヘヴィメタ風なスタイルを取り入れるようになります。ラウドネスの初代ボーカル二井原実は元々はこのバンドの出身でした。44MAGNUMやLOUDNESSなどと共に80年代の日本のヘヴィメタル御三家とお呼ばれていました。しかしこのバンドはどちらかと言うとハードロック色が強かったと思います。ボーカルの西田昌史はアメリカンハードロック的なポップさがあったからです。

シングル曲はそんなアメリカンハードロックなポップな曲が多くあります。パワフルさではラウドネスには劣ると思います。ラウドネスの弟分的なバンドでしたが、このバンドにはこのバンドの良さがあり、ファーストアルバムは伊藤政則がプロデュースするという無茶ぶりも発揮しています。デヴューしてからはメンバーチェンジする事も無く、一時は解散していましたが、再結成して現在も活動しています。

このバンドは日本で頑張っており、ライブなどでのパフォーマンスは後のバンドブームのいくつかのバンド影響を与えています。バンドの結束力がある一体感あるステージはちょっと優等生過ぎる所があって、あまりロック的な格好良さは感じられないのですが、こういう一体感があるノリは日本人好みな所があると思います。こういう感性が後のJ-POPにつながってしまったのかなという危惧してしまう所もあります。

More

RADIO MAGIC

COME ON
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[20100220]

THE BIRTHDAY EVE(誕生前夜)THE BIRTHDAY EVE(誕生前夜)
(2009/03/18)
LOUDNESS

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DEVIL SOLDIER(戦慄の奇蹟)DEVIL SOLDIER(戦慄の奇蹟)
(2009/03/18)
LOUDNESS

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LIGHTNING STRIKES(紙ジャケSHM-CD)LIGHTNING STRIKES(紙ジャケSHM-CD)
(2009/05/27)
LOUDNESS

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THUNDER IN THE EAST(紙ジャケット仕様)THUNDER IN THE EAST(紙ジャケット仕様)
(2004/10/27)
LOUDNESS

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アイドルグループのレイジーのギタリスト高崎晃とドラムの樋口宗孝が本格的なハードロックをやりたいと結成したラウドネスです。ディープパープルが好きで始めたレイジーでしたが、アイドルのような扱い方をされて不満を感じていた高崎晃がレインボーのようなバンドを目指して結成されています。時代的にはネオヘヴィメタブームにヴァンへイレンの新しいギターテクニックが浸透していた時代でもあり、それに適したサウンドを構築しています。

日本ではまだ本格的なヘヴィメタバンドがいませんでしたので、先頭を切る形でデビューします。ヨーロッパではヘヴィメタは絶対的な人気があったので、海外にも遠征に行ったりしています。現在まで続く日本のヘヴィメタシーンを築き上げたバンドとも言えます。当時流行のヘヴィメタサウンドを遂行していますが、基本はリッチーブラックモアが好きな高崎晃のレインボー的な曲創りはハードロックしています。

メンバーチェンジを繰り返しながら、現在でも現役で活動しています。基本的にはヘヴィメタなのでサウンドは変わりませんが、時代時代によってスラッシュメタルやLAメタルの影響も受けています。本来ヘヴィメタはハードロックの新しい形として革新的な存在だったのですが、いつしか様式美にこだわり始め、決まった様式の発展のないロックになってしまいました。ですからどんなに時代が変わっても変わらないスタイルを貫き通すという頑固さが必要となります。そういう意味では合格点のバンドです。

LOUDNESS

CRAZY DOCTOR

S.D.I
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[20100220]

WE LOVE 子供ばんど(紙WE LOVE 子供ばんど(紙
(2002/11/20)
子供ばんど

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POWER ROCK GENERATIONPOWER ROCK GENERATION
(2002/11/20)
子供ばんど

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ジャイアント・ポップ・ステップジャイアント・ポップ・ステップ
(1993/05/21)
子供ばんど

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ニューウェイヴ真っ盛りの最中、ハードロックで人気者となっていたのがこの子供バンドです。大げさなハードロックは飽きられていましたが、シンプルでソリッドなハードロックを売りにしていいたAC/DCを手本とした子供バンドは大いに受けていました。AC/DCのアンガスヤングは小学生のかっこうでランドセルをしょってステージに立っていました。それを真似して子供のように半ズボンをはいてステージに立っていたのです。

今ではタレントか役者かといったうじきつよしがボーカルとギターでアンガスのように暴れ回っていました。パンク全盛期ではありましたが、AC/DCやヴァンへイレンといったハードロックはパンキーな所もあり人気があったのです。そうしたサウンドをやれる日本のバンドと言う事で、とても人気がありました。今では落ち着いてしまったうじきつよしですが、当時のステージは相当暴れ回っていました。アンガスのようにヘッドバンギングしまくっていました。

ニューウェイヴと時を同じくしてヘヴィーメタルが人気があった時代でもあります。イギリスのディスコではヘヴィーメタルデイと言うのがあって、みんなヘッドバンギングしにくるのです。AC/DCはヘヴィメタではなくハードロックバンドなのですが、ヘッドバンギングといえばアンガスヤングなのです。ですからヘヴィメタファンも大いに支持していたのです。パンクと同じくスリーコードのシンプルなハードロックはこの時代にはあっていたのです。そのコピーバンドだった子供バンドもそのステージパフォーマンスでギターキッズにも受けていました。スピーカー付きのぞうさんギターを最初にステージで弾いていたのはうじきつよしが最初だったと記憶しています。

サマータイム・ブルース

DREAMIN'(シーサイド・ドライブ)

Hungly Boy
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[20100219]

TIME IN CHANGES(紙ジャケット仕様)TIME IN CHANGES(紙ジャケット仕様)
(2008/09/17)
柳ジョージ&レイニーウッド

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Y.O.K.O.H.A.M.A.(紙ジャケット仕様)Y.O.K.O.H.A.M.A.(紙ジャケット仕様)
(2008/09/17)
柳ジョージ&レイニーウッド

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ROAD SHOW(紙ジャケット仕様)ROAD SHOW(紙ジャケット仕様)
(2008/10/15)
柳ジョージ&レイニーウッド

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ニューウェイヴ勢が台頭してくる最中、オールウェイヴにこだわる人達も頑張っていました。柳ジョージはザ・ゴールデンカップスの後期メンバーでした。広島のローカルバンドをバックにした柳ジョージ&レイニーウッドを結成してサザンロックなどのレイドバックしたロックをやっていました。黒のストラトをトレードマークにしていたのはクラプトンの影響を示すものでした。横浜出身だけにFENCEの向こうのアメリカような米軍基地への思いを歌にした曲もあります。

テレビドラマの主題歌となった雨に泣いてるがヒットして注目されるようになります。化粧品のCM曲微笑の法則や酔って候など日本人好みのヒット曲を連発していました。クラプトンの影響と言う事でクリエイションと比べられる事もありましたが、柳ジョージの歌はとても日本的で親しみ易いものでした。演歌に近いブルースとも言えますが、A.O.R.なしゃれたアレンジも取り入れていました。

ギタープレイはクラプトン同様手癖で弾くタイプです。ストラトのハーフトーンを使ったレイドバックした音を出しています。歌を中心とした曲ばかりなのでギターソロも適材適所で出しゃばる事の無い演奏が逆に渋さを醸し出しています。78年から活動していたバンドで、やがてニューウェイヴの波に消えていくのですが、ソロとなった柳ジョージはマイペースに活動していく事になります。

FENCEの向こうのアメリカ

酔って候

WEEPING IN THE RAIN
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[20100218]

魔都魔都
(2009/09/24)
S-KEN

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JUNGLE・DA(紙ジャケット仕様)JUNGLE・DA(紙ジャケット仕様)
(2007/10/24)
S-KEN

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千の眼(紙ジャケット仕様)千の眼(紙ジャケット仕様)
(2007/10/24)
S-KEN&HOT BOMBOMS

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パープービー(紙ジャケット仕様)パープービー(紙ジャケット仕様)
(2007/10/24)
S-KEN&HOT BOMBOMS

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SEVEN ENEMIES(紙ジャケット仕様)SEVEN ENEMIES(紙ジャケット仕様)
(2007/10/24)
S-KEN&HOT BOMBOMS

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東京ロッカーズの立役者S-KENは本名は田中唯士で、S-KENスタジオで新しいバンドが集まる場を提供したり、東京ロッカーズというインディーズバンドを集めたライブを開催したりして、日本のニューウェイヴの礎を拓いた人物です。自らも作品を発表しており、ソロ作品からS-KEN & HOT BOMBOMSと言うバンドでの作品を発表した入り、後にs-ken&hotbombomsへと発展していきます。

アーティストだけではなく、プロデューサーとしてS-KENと言う名前を広めています。プロデュース作品はかなり多く、日本で早くからプロデューサー業と言うものを定着させた人でもあります。最初の頃は普通のビートロックなのですが、どんどんラテン系になったり、ファンクなスタイルなども取り入れ、渋谷系の作品にも関わっています。

東京と言うのは成り上がりが目指す街でありますが、元々東京にいる彼等はそうした地方勢立ち向かいながらも、マイペースで先鋭的な感性を磨いていたのです。ヒット作品こそありませんが、ミュージシャンの間ではその名を知らないものが無いと言うほど影響力を持っていました。彼等が起こしたムーヴメントがやがてバンドブームへとつながっていきます。

ぶちやぶれ

ああ恋人 おお揺れ!東京

Black Machine
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[20100217]

浅草六区浅草六区
(2004/09/25)
リザード

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リザードIVリザードIV
(2009/11/21)
リザード

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ROCKERS[完全版] (スタンダード・エディション) [DVD]ROCKERS[完全版] (スタンダード・エディション) [DVD]
(2009/07/03)
FRICTIONLIZARD

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劇団を経てバンドを結成したボーカルのモモヨを中心としたバンド、リザードです。全員下町育ちということで、東京ロッカーズで紹介されて、ファーストアルバムではストラングラーズのベーシスト、ジャン・ジャック・バーネルがプロデュースしています。シンセが入っているバンドで、ストラングラーズのようにベースのリフを中心として、シンセやギターが浮揚するようなアレンジのパンクになっています。

シンセが入っていると言う事で、テクノな雰囲気もあります。この辺りから劇団系からバンドを始める人達が増えてきます。どちらにしてもアンダーグラウンドな世界から時代を切り刻んだような音楽をやっています。この時代のインディーズシーンと言うのは何かやらかしそうな連中がうようよしており、何か新しい事を生み出してくれそうな期待を持てるものでした。最近のインディーズシーンとは明らかに緊張感が違っていました。

その中でもリザードはユニークなバンドで、後に現れる演劇系のバンドの礎となっております。テクノ的と言うのもあり、ヒカシューと似ている所もあり、後の有頂天や筋肉少女帯の原型といってもいいかもしれません。明らかにそれまでのオールドウェイヴとは違う概念で成り立っていただけでも価値のあるバンドだったと思います。

Destroyer

T.V. マジック

Machine Gun Kid
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[20100216]

スキン・ディープ(紙ジャケット仕様)スキン・ディープ(紙ジャケット仕様)
(2006/08/18)
FRICTION

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Zone TripperZone Tripper
(1999/10/19)
Friction

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軋轢軋轢
(2005/05/20)
FRICTION

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DEEPERSDEEPERS
(2009/03/25)
FRICTION

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博多から送られてきためんたいロックに対して、東京では東京ロッカーズというムーヴメントが存在していました。六本木の貸しスタジオS-KENスタジオに入り浸っていたバンドを集めて、S-KENこと田中唯士が東京のインディーズ・シーンを活性化させようと東京ROCKERSというオムニバスアルバムでそれらのバンドを紹介したことによって東京ロッカーズと言う呼び名がつきました。その中でも筆頭的な存在がこのフリクションです。

インディーズシーンをこれらのバンドが大いに盛り上げていました。早くからパンクニューウェイヴなスタイルをやっていたのです。フリクションはニューヨーク帰りのレックを中心としたバンドで、メジャーデビュー作の軋轢は坂本龍一のプロデュースで、イーノやPILのようなジャーマンロックに影響を受けたニューウェイヴ系の音楽をやっています。

レックのベースリフを中心としたスタイルで、アヴァンギャルドでノイジーなスタイルは、ニューヨーク帰りなのにヨーロッパの風味がたっぷりです。しかし東京ロッカーズのバンドはメジャーヒットする事はありませんでした。あくまでもインディーズシーンのヒーローであり、後のバンドブームにつながるような存在だったのです。インディーズだから出来る事ってあるのですが、その刺激は確実にメジャーシーンにも響いています。それまでのロックンロールスタイルを破壊するような新しい試みはパンクスピリッツに貫かれています。

Zone Tripper

Crazy Dream

Cool Fool
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[20100215]

NEWS BEATNEWS BEAT
(1995/09/21)
THE MODS

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LOOK OUTLOOK OUT
(1995/09/21)
THE MODS

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CLOUD 9CLOUD 9
(2007/01/24)
THE MODS

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FIGHT OR FLIGHTFIGHT OR FLIGHT
(1995/09/21)
THE MODS

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めんたいロックの中でもヒット曲を持っていたのはこのモッズぐらいなものです。特に一番ヒットしたのが激しい雨が で、一番有名でしょう。基本はこのバンドはクラッシュのコピーバンドです。クラッシュそのものと言ってもいいような曲もありますが、めんたいロックのバンドはみんなデビューする前からたっぷり活動していて、代替がロックンロールバンドです。ですからみんな始めはリーゼントしています。

やがてパンクやニューウェイヴファッションに身を包んでいきます。ボーカルの森山達也はしっかりと歌う方で、歌謡曲的というか、ヒット曲向きで、日本人が好きなマイナーコードを活かした曲創りが特徴的です。ギターの苣木寛之はリーゼントを通してますが、昔原宿で外人の女を連れていた所を見かけた事があります。

しっかりとした信念を持ったバンドでもあり、一度も解散する事無く現在もまだ現役で頑張っています。パンクロックではありますが、演奏も歌も真面目なくらいにしっかりしており、とても聴き易く分かり易いと思います。クラッシュの影響を受けているだけに、クラッシュ同様ファンを大事にするバンドでもあります。この息の長いバンドのモチベーションが何なのか不思議なくらいですが、今も変わらないスタンスがカッコいいです。

崩れ落ちる前に

ゴキゲンRADIO

LET'S GO GARAGE
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[20100214]

WHO TH eROCKERSWHO TH eROCKERS
(1994/05/20)
TH eROCKERS

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SHAKIN’SHAKIN’
(1995/05/19)
TH eROCKERS

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陣内孝則監督作品映画「ロッカーズ」オリジナル・サウンド・トラック陣内孝則監督作品映画「ロッカーズ」オリジナル・サウンド・トラック
(2003/09/03)
サントラROCK’N’ROLL GYPSIES

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COME ONCOME ON
(1995/05/19)
TH eROCKERS

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今は俳優になっている陣内孝則がボーカルを担当していたロッカーズも、めんたいロックバンドとして登場します。彼等はニューヨークドールズやラモーンズといったアメリカンパンクロックの影響を受けています。ファーストアルバムは成田にある観福寺という寺で録音され、全て1発録りで3時間で録音したという逸話が残っています。全曲スピーディーで、早さがこのバンドの特徴と言えます。

陣内孝則はグラマラスな化粧をしてステージに上がっていました。当時は結構人気があったバンドでしたが、82年には解散しています。陣内孝則は何とか俳優で食っていけるようになりますが、当時、石井聰互監督の映画爆裂都市 BURST CITYに出演しています。最近では陣内孝則が監督したロッカーズと言う映画で、このバンドを題材にして当時の物語を語っています。

現在は三枚目キャラで売っている陣内孝則ですが、当時は二枚目のイケイケタイプでステージを盛り上げていました。顔は昔から二枚目なので結構人気があったのですが、俳優になってからは腰が低くなっています。このバンドの事を知りたかったらロッカーズと言う映をみるといいでしょうが、本物はYOUTUBEでみるしか無いようです。

涙のモーターウェイ

可愛いアノ娘

Cadillac & Shock Game
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[20100214]

THE ROOSTERS(紙)THE ROOSTERS(紙)
(2003/09/10)
THE ROOSTERS

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ROOSTERS a-GO GO(紙)ROOSTERS a-GO GO(紙)
(2003/09/10)
THE ROOSTERS

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INSANE(紙)INSANE(紙)
(2003/09/10)
THE ROOSTERS

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DIS(紙)DIS(紙)
(2003/09/10)
THE ROOSTERS

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φ(PHY)(紙)φ(PHY)(紙)
(2003/09/10)
THE ROOSTERZ

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インディーズ、アンダーグラウンドなバンドは地方でも盛り上がっており、その中でも一番扱ったのが福岡、博多でした。そこから全国区にのし上がってきたバンドが続出しており、そのムーヴメントをめんたいロックと称していました。その中でも先頭を切って登場したのがこのルースターズです。ボーカルの大江慎也を中心としたバンドで、パンクと言うよりはニューウェイヴ色が強かったと思います。

サウンド的には先輩のA.R.B.の初期の頃に似ています。ニューウェイブブームでなかったら普通のロックバンドだったかもしれませんが、時代に合わせてニューウェイヴバンドとして売り出しました。後にギタリストの下山淳も参加しています。その頃からエコー&ザ・バニーメンのような新世代のブリティッシュロックのような雰囲気を出すようになります。

何度かのメンバーチェンジを繰り返しながら8年ほど活動しました。大江慎也のカリスマ性は当時の同世代のバンドの中でも大きく支持されており、大きなヒットは出しませんでしたが、めんたいロックといえばルースターズと言うくらい、めんたいロックそのものだったバンドで、とても九州男児らしい熱いライブを繰り広げていました。このバンドを中心として博多から多くのバンドが東京を目指すようになります。

Rosie

恋をしようよ

どうしようもない恋の唄
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[20100214]

電動こけし/肉電動こけし/肉
(2005/02/25)
ザ・スターリン

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フォー・ネヴァー [リマスター盤]フォー・ネヴァー [リマスター盤]
(2001/12/21)
ザ・スターリン

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STOP JAP(紙)STOP JAP(紙)
(2003/10/22)
ザ・スターリン

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虫(紙)虫(紙)
(2003/10/22)
ザ・スターリン

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FISH INN(紙)FISH INN(紙)
(2003/10/22)
ザ・スターリン

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80年代になると日本でもインディーズレーベルが盛んになり、そこから話題になるようなバンドが紹介されるようになります。その中でも一番過激だったのがこのスターリンです。公式ではアナーキーが最初のパンクバンドとして認識されていますが、本当の意味での最初のパンクバンドはこのスターリングだと思っています。後にメジャーデビューする事になりますが、インディーズの頃から全国区でも注目される伝説のバンドでした。

何が伝説だったかと言うと、ボーカルの遠藤ミチロウがライブのステージでオナニーしたり、観客の女性にフェラチオさせたりとやりたい放題で、公然わいせつ罪しょっぴかれるといったパフォーマンスで名を高めていたのです。音楽的にはドアーズの影響がありましたが、やがてパンクニューウェイヴのスタイルも取り入れるようになります。ステージでのパフォーマンスもドアーズゆずりです。

バンド名の由来はソ連の独裁者ヨシフ・スターリンからとっており、ボーカルの遠藤曰く「世界で最も嫌われている男の名前をつけたらすぐに覚えてもらえる」という理由で付けられたそうです。この頃の東京のインディーズシーンは本当に過激で、今のように礼儀正しいバンドマンはあり得ない時代でした。その中でも一番過激だったのがこのバンドで、一時はレコードも手に入りにくいときがあって伝説となっていました。決してメジャーな扱いが出来るバンドではありませんでしたが、人気は絶大で、結構長く活動していました。

電動コケシ

STOP JAP

解剖室
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[20100214]

READY STEADY GOREADY STEADY GO
(1994/02/23)
アナーキー

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アナーキー(紙ジャケット仕様)アナーキー(紙ジャケット仕様)
(2008/12/17)
アナーキー

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80維新(紙ジャケット仕様)80維新(紙ジャケット仕様)
(2008/12/17)
アナーキー

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公式には日本で初めてのパンクバンドであるアナーキーです。デビュー当時は全員国鉄の作業服にリーゼントから逆立てたパンクヘアーにモヒカン頭の容貌でした。最初はパンクがどういうものか分からずに見よう見まねで始めたバンドでしたが、しっかり反社会性歌詞で人気を博していきます。東京イズバーニングはクラッシュのロンドンズバーニングの替え歌ですが、何が日本の××××だと象徴を批判した歌を歌っています。

80年からは日本でもやっとパンク、ニューウェイヴバンドが登場するのですが、その最先鋒となるバンドでした。当時はツッパリものも流行り出した頃で、最初はみんなその流れで聴いていたのですが、徐々に日本でもパンクやニューウェイヴのスタイルが浸透していきます。アナーキーは過激な歌詞が売り物ですが、放送禁止になるような創り方はしておらず、巧い事やっていました。そういう意味では優等生なバンドと言う印象も私にはあります。

音楽的には基本はロックンロールであり、グラムロックなコード進行が目立ちます。それとクラッシュをコピーしまくっている感じもあります。後に登場するパンクバンドのお手本となっていた所もあり、いよいよハードロックやプログレの時代が終わったという時代がこの辺りから始まります。

あぶらむし

アナーキー - ノット・サティスファイド

季節の外で
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