

またしてもシーナのどアップジャケット。しかし今回はしっかりメイキャップしています。曲はこれまで以上にビートポップしています。キンクスや初期の頃のプリティーシングスのような感じの曲が多いです。と言うよりもDr.フィールグッドのようなパブロック色が更に強調されている感じです。
1. 自由が欲しい
2. (ハ!ハ!ハ!)ハード・ドラッグ
3. 島の女のロック
4. キル・ミー・ベイビー
5. マフィアのパパ
6. おかえりベイビー
7. 涙と星と瞳の中の小さな虹
8. セクシー・ライダー
9. ロックンロール・シスター
10. 長者番付
11. フランケンシュタインと花嫁
12. アイ・ライク・ザット
シンプルなギターリフにセクシャルなシーナの歌。もうこれだけで間違いありません。ベースの浅田孟はARBに参加する為に脱退、ドラムの川島一秀も脱退しています。この頃のバンドは実質、鮎川誠とシーナの夫婦2人だけの状態でした。このアルバムではジョニー吉長がドラムで助っ人参加しています。メンバーがいなくなっても変わらないロックンロールをやり続けている事は素晴らしいと思います。
リズム隊が変わってもやるべき事が明確なので迷いがありません。タイトル曲のハード・ドラッグはレモンティーを作り替えたようなリズムで、ポップに決めています。大人の余裕でしょうか、遊び心も満載で楽しい作品になっています。これまで沢山のアルバムがありましたが、常にロックンロールしていて、それでもまだこれだけの引き出しがあるのかと感心するくらいマンネリ化はされています。常にフレッシュなサウンドを届けてくれる素晴らしいロック野郎達です。
Roxette