1. 星と黒ネコ 2. これでいいのだ 3. 日本印度化計画 4. 星の夜のボート 5. PICNIC AT FIRE MOUNTAIN 6. GO! GO! GO! HIKING BUS 7. 最期の遠足 8. 月とテブクロ
天才バカボンの決まり文句、これでいいのだでは伊集院光が叫び声でゲスト参加しています。語り口調の大槻ケンヂが得意とする楽曲です。痛快なのは日本印度化計画で、彼等の代表曲とも言えるくらいのインパクトを持った曲です。星の夜のボートのようなバラード気味の曲ではアコースティックギターによるプログレッシヴなアレンジが楽しめます。PICNIC AT FIRE MOUNTAINではジャズ風のアレンジからスカのGO! GO! GO! HIKING BUSへと流れ込んでいきます。
ブリットポップが始まる前からブリットポップな曲を創っていたユニコーンでしたが、ブリットポップ全盛期には解散していたので、本格的なブリットポップな曲はありませんでした。そのせいなのか、思いっきりオアシスしている曲など、ブリットポップしまくっている曲が出来上がっています。ただ、この時点ではブリットポップも過去の音楽になっているので、新しさはないのですが、ユニコーンならではのポップワールドはやはりひと味違います。R&R IS NO DEADではツェッペリンのノークォーターをパクっています。
1. I’M A LOSER 2. HEY MAN! 3. SUGAR BOY 4. 抱けないあの娘-Great Hip in Japan- 5. FINALLY 6. シンデレラ・アカデミー 7. サービス 8. ペケペケ 9. SHE SAID 10. 眠る 11. ツイストで目を覚せ-Twistin’ in Suits’85-
まだ完全にユニコーンサウンドは完成していませんが、これ以降にコミックバンド的なスタイルになり始めています。まだブリットポップも始まっていない時期ですが、ビートルズ好きの奥田民生の作曲スタイルが、前作にあった力みを取り除いて軽快なポップワールドを展開しています。ビートルズの曲と同じタイトルの I’M A LOSERやSHE SAIDあたりから中期ビートルズが好きな事が分かります。後に続編が生まれる抱けないあの娘での三分待ってくれ、というかけ声は当時印象に残っています。
オーディションにてグランプリをとるようなバンドで長続きをしたバンドはあまりいませんが、結構精力的に創作活動していたので、7年くらいは最前線で活動していました。女ぎつね on the runが一番かっこいい曲だという印象があります。AメロからBメロへはつながりはあるのですが、サビだけ強引に印象的なテーマを展開するパターンが結構あります。サビから曲を発展させていくタイプなのでしょう。男と女の掛け合いがないほうがストレートにこのバンドの良さは伝わると思うのですが、こういうバンドがあっても良かったのかもしれません。