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[20100430]

断罪!断罪!また断罪!!断罪!断罪!また断罪!!
(2009/09/16)
筋肉少女帯

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初のセルフプロデュース作品です。アレンジも全てバンドで創り上げています。しかし、前作までのトータル性がない分、作品としての完成度は満足出来るものではありません。このアルバム辺りから筋肉少女帯の絶頂期は下り始めます。自分達の世界観を表すのにセルフプロデュースするのは自然な事ですが、逆に裏目に出てしまったような印象を受けます。

1. おまけの一日
2. 踊るダメ人間
3. 猫のおなかはバラでいっぱい
4. パブロフの犬
5. 代わりの男
6. 何処へでも行ける切手

アルバムジャケットはジョージ秋山の漫画デロリンマンに登場するオロカメンの実写版になっています。こういう古い漫画の題材を使う所が大槻ケンヂのオタクなマニアックさだと思います。アルバムとしてはミニアルバムサイズなので、物足りなさもあるのですが、前作までの幻想的な物語がないのが残念です。代わりの男のようなバラード曲ではやはり他者のアイデアなどを使った方が雰囲気が良くなったかもしれません。

大槻ケンヂの独特の世界観は活かされてはいますが、もっと大げさにハチャメチャにやってくれないと、これまでの名盤の後なだけに期待はずれとなりました。バンドブームの中、彼等の後継者達の方が追い越す勢いだっただけに、こうした中途半端な内容では納得出来ませんでした。曲自体はじっくり創り上げていますが、セルフプロデュース力がなかった事が露呈してしまった作品となりました。

踊るダメ人間


猫のおなかはバラでいっぱい

パブロフの犬
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[20100430]

月光蟲月光蟲
(2009/08/19)
筋肉少女帯

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元PINKの岡野ハジメがプロデュースした作品で、前作同様筋肉少女帯を代表する最高傑作アルバムの一つです。こちらもトータルコンセプトアレウバムのような統一感を持っています。大槻ケンヂの歌詞の中では、これまで登場したあらゆる設定がいろんな所に登場するので、アルバムを超えたトータル性をもっています。筋肉少女帯というバンドは特定の架空の世界を舞台に物語を伝えるバンドなのかもしれません。

1. 風車男ルリヲ
2. 少年、グリグリメガネを拾う
3. デコイとクレーター
4. サボテンとバントライン(remix)
5. 夜歩くプラネタリウム人間
6. 僕の宗教へようこそ!
7. 悲しきダメ人間
8. 少女の王国
9. イワンのばか
10. 少女王国の崩壊

岡野ハジメが関わっているという事もあり、ロック色が強くなっています。しかし、風車男ルリヲの出だしは四畳半フォーク風という意表をつく始まり方をしています。シングルカットされているサボテンとバントラインは名曲です。西部劇のサントラのようなアレンジがカッコいいです。少年、グリグリメガネを拾うやイワンのばかのようなライブでも定番となっている曲が揃っています。ファンタジー度では前作の方が完成度が高いですが、筋肉少女帯らしさで言うとこのアルバムの方が勝っているでしょう。

デコイとクレーターのようなマイナー感を持ったバラードは、70年代のハードロックバンドの定番のようなスタイルです。70年代風なのですが、独特の世界観が時代を感じさせません。どこか異次元ポケットへ迷い込んだようなストリー展開はオタク少女の心をくすぐり、ライブにはその手の少女達が集まるようになっていました。筋肉少女帯の絶頂期を象徴する名盤です。

風車男ルリヲ

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[20100430]

サーカス団、パノラマ島へ帰るサーカス団、パノラマ島へ帰る
(2009/08/19)
筋肉少女帯

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筋肉少女帯の最高傑作アルバムであります。ギタリストでもある是永巧一のプロデュースで、江戸川乱歩の小説のようなトータルコンセプトアルバムとなったプログレッシヴな名盤です。前作ほど印象に残る曲はありませんが、アルバム全体で大槻ケンヂ の世界観を見事の表現した作品です。

1. サーカスの来た日
2. ビッキー・ホリディの唄
3. 詩人オウムの世界
4. 労働者M
5. アメリカン・ショートヘアーの少年
6. 23の瞳
7. 電波Boogie
8. パノラマ島へ帰る
9. 航海の日
10. また会えたらいいね
11. お別れの日
12. 元祖 高木ブー伝説

キーボードではホッピー神山などが参加しており、サンプリングも筋肉少女帯らしい使い方がなされています。スラッシュメタルのようなアレンジと、プログレなストーリー展開が見事です。絵本仕立ての歌詞カードなど、アートワークも素晴らしいものです。実際には多忙な中やっつけ仕事で録音された作品ではありますが、絶頂期ならではの高揚感に満ちあふれています。

インディーズ時代の代表曲高木ブー伝説をリメークした元祖 高木ブー伝説が有名ですが、この曲が一番出来が悪いくらいに、その他の楽曲の仕上がりは見事な出来映えになっています。特にプログレ好きな私にとっては最高のアルバムです。新しいラインナップのバンドとしてもコンビネーションがまとまっており、カルトな小説を読み終えたような満足感を得る事が出来るでしょう。ヒット曲を聴くよりもこのアルバムを聴いた方が筋肉少女帯というバンドを熟知出来る名盤となっております。

ビッキー・ホリディの唄

詩人オウムの世界

労働者M
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[20100430]

猫のテブクロ猫のテブクロ
(2009/08/19)
筋肉少女帯

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キーボードの三柴江戸蔵を失った筋肉少女帯は代わりにギターを増強。本城聡章と橘高文彦という2人のヘヴィメタ系ギタリストを加入させてツィンリードギターを売り物にしていきます。キーボードの秦野猛行はゲスト参加としています。グランジ気味のアレンジが更に筋肉少女帯の世界観を日宇訳させて、シングルカットのないこのアルバムは筋少史上歴代1位の売り上げを上げると言う大ヒット作となります。

1. 星と黒ネコ
2. これでいいのだ
3. 日本印度化計画
4. 星の夜のボート
5. PICNIC AT FIRE MOUNTAIN
6. GO! GO! GO! HIKING BUS
7. 最期の遠足
8. 月とテブクロ

天才バカボンの決まり文句、これでいいのだでは伊集院光が叫び声でゲスト参加しています。語り口調の大槻ケンヂが得意とする楽曲です。痛快なのは日本印度化計画で、彼等の代表曲とも言えるくらいのインパクトを持った曲です。星の夜のボートのようなバラード気味の曲ではアコースティックギターによるプログレッシヴなアレンジが楽しめます。PICNIC AT FIRE MOUNTAINではジャズ風のアレンジからスカのGO! GO! GO! HIKING BUSへと流れ込んでいきます。

大槻ケンヂにとってはジャンルはあくまでも表現方法のバリエーションでしかなく、あらゆるジャンルから彼の世界観を表現していきます。新しいメンバーとなって、パワーアップした筋肉少女帯は、この作品から黄金時代へと突入していきます。明らかに有頂天などの先輩バンドは遥かに追い越していて、世界でも唯一無二の最強バンドへと成長していきました。よりカリスマ性も増して絶大な人気を獲得していきます。30分強の短いアルバムですが、日本のロックの中でも最強の痛快名盤として君臨している作品です。

これでいいのだ

日本印度化計画

GO! GO! GO! HIKING BUS
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[20100429]

SISTER STRAWBERRY(紙ジャケット仕様)SISTER STRAWBERRY(紙ジャケット仕様)
(2009/07/22)
筋肉少女帯

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早くも大幅なメンバーチェンジが行われて、ドラムが美濃介 から太田明に変更、ギターの関口博史が抜けて、横関敦がゲスト参加しています。彼は正式メンバーになる事はありませんでしたが、ヘヴィメタ系のギターを披露しています。ですから、この手のギターサウンドは筋肉少女帯には欠かせないものとなり、後にヘヴィメタ系のギタリストを補充する事になります。

1. マタンゴ
2. キノコパワー
3. 夜歩く
4. 日本の米
5. ララミー
6. いくじなし

収録曲のほとんどがインディーズ時のリメイクになっていますが、メンバーが入れ替わっている時期の作品だけに、新しい息吹が宿っています。ファーストほどのインパクトはありませんが、日本の米のようなコント仕立てのイントロダクションとアウトロが入っているように、コミックバンド的なノリが爆発しています。しかいs、お笑いの中にも物悲しさがあるのがキンショーの特徴でもあります。

大槻ケンヂは決してうまいボーカリストではありませんが、特徴的な声をしています。初期の筋肉少女帯を牽引していた三柴江戸蔵が自身の音楽の追求のため、このアルバムを最後に脱退してしまいます。それはつまり筋肉少女帯にとっては大変換期であり、新生筋肉少女帯となって大ブレイクしていく事になります。この時代はまだインディーズ時代のマイナー感が残っていいて、単なる奇抜なバンドというイメージを持たれていました。しかしハチャメチャではありますが、大槻ケンヂの文学的な独自の世界観は確立されています。

マタンゴ

キノコパワー

夜歩く

日本の米
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[20100429]

仏陀L(紙ジャケット仕様)仏陀L(紙ジャケット仕様)
(2009/07/22)
筋肉少女帯

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筋肉少女帯のメジャーデビューアルバムです。筋肉少女帯は有頂天のケラの弟子のような存在だった大槻ケンヂを中心としたバンドで、バンド名は筋肉少年隊の予定だったのが少年隊が所属するジャニーズかr亜クレームがついた為に少女帯としました、当時は少女隊というアイドルもいました。不思議なメーキャップをした大槻ケンヂのファッションスタイルからこのバンドのファンは今で言うゴスロリのようなファッションをしたコスプレオタクな少女が多いのでした。

1. モーレツ ア太郎
2. 釈迦
3. 福耳の子供
4. オレンヂ・エビス
5. 孤島の鬼
6. サンフランシスコ
7. イタコLOVE ~ブルーハート~
8. ノーマン・ベイツ
9. ペテン師、新月の夜に死す!

インディーズ時代からのメンバーで制作されたこのアルバムは改造キーボードを弾く三柴江戸蔵のアヴァンギャルドなピアノプレイが中心となっていました。ちょうどデビュー当時のXTCのバリー・アンドリューズのような存在だったので、ユニークなバンドだという事で注目を集めていました。曲の題材も独特で、モーレツ ア太郎やとろろの脳髄でお馴染みのデビューシングル釈迦はインパクト大で、先輩有頂天よりも人気が出ました。

コミカルでありながらグロテスクであり、カルトなカリスマ性も持っていて、結構オタク系の女の子に人気がありました。マリリンマンソンのようなグロテスクな存在も女性に人気がありましたので、結構女性にとってはこういうグロテスクでカルトな世界は受けるようです。後にヘヴィメタ化していくのですが、この頃はまだ三柴江戸蔵の存在が大きく、その後のサウンドとは別物になっています。ただ、大槻ケンヂ の世界観は普遍なので、大いにバカ受けするアルバムです。日本のアヴァンギャルドロックとしてはかなりの完成度を持った名盤です。

モーレツ ア太郎

釈迦

福耳の子供
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[20100429]

LA-PPISCHLA-PPISCH
(1987/11/21)
LA-PPISCH

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WONDER BOOK(紙ジャケット仕様・SHM-CD)WONDER BOOK(紙ジャケット仕様・SHM-CD)
(2008/09/24)
LA-PPISCH

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KARAKURI HOUSE(紙ジャケット仕様・SHM-CD)KARAKURI HOUSE(紙ジャケット仕様・SHM-CD)
(2008/09/24)
LA-PPISCH

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make(紙ジャケット仕様・SHM-CD)make(紙ジャケット仕様・SHM-CD)
(2008/09/24)
LA-PPISCH

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レピッシュはバンドブームの中から出てきたバンドですが、その中でもかなり異彩を放っていたバンドで、スカを基調としたニューウェイヴなスタイルで、テーマとしているのは有頂天のようなひょうきんで摩訶不思議なキャラクターを持っていました。MAGUMI (ボーカル、トランペット)、杉本恭一(ギター、ボーカル)、TATSU (ベース)雪好 (ドラムス)の四人に後に上田現 (キーボード、サックス、ボーカル)が加わります。

このバンドが幸運だったのは、当時トッドラングレンが日本のミュージシャンをプロデュースしたがっていて、その中で、高野寛とこのレピッシュが選ばれたのです。トッドラングレンがプロデュースしたKARAKURI HOUSEは名盤と呼ぶべき素晴らしい出来上がりとなりました。そのサウンドはスカを超えた独自のサウンドとなり、レピッシュにしか創りだせない世界を構築しています。

ハーメルンのようなノスタルジックな名曲もあり、コアなファンがついていました。バンドとしてのビジョンもしっかり持っているバンドでしたので、長く活動を続けていました。2003年まで活動していましたが、活動を停止して、2007年に活動を再開しましたが、腰痛で参加していなかった上田現は実は癌におかされており、2008年に亡くなっています。その為、その後の活動は続いていないようです。とても格好良くて素晴らしいバンドだったと思います。

パヤパヤ

リックサック

RINJIN
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[20100429]

J(S)W(DVD付)(紙ジャケット仕様)J(S)W(DVD付)(紙ジャケット仕様)
(2006/07/08)
JUN SKY WALKER(S)

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全部このままで全部このままで
(1997/06/01)
JUN SKY WALKER(S)

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ひとつ抱きしめてひとつ抱きしめて
(1997/06/01)
JUN SKY WALKER(S)

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歩いていこう歩いていこう
(1997/06/01)
JUN SKY WALKER(S)

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Let\'s Go Hibari-hillsLet\'s Go Hibari-hills
(1992/05/10)
JUN SKY WALKER(S)

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STARTSTART
(1991/02/21)
JUN SKY WALKER(S)

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ジュン・スカイ・ウォーカーズはパンクバンドで、当時はかなり熱狂的な人気がありました。現在ではほとんど忘れ去られていましたが、当時は若者に絶大な人気を誇っていました。分かり易いポップなパンクロックで、その後に起こるメロコアパンクの元祖のようなバンドでした。しかしメロコアとは弱冠やっているスタイルは違います。どちらかというとARBに影響を受けていたバンドで、宮田和弥(ボーカル)を中心に森純太(ギター)、寺岡呼人(ベース)、小林雅之(ドラムス)の四人組です。

最初にブレイクした曲は白いクリスマスというバラード曲で、その後もCM曲などに起用されたりしてヒット曲を連発していきます。バンドブームのメッカは原宿の歩行者天国で、毎週日曜日にバンドが集まって演奏をするのですが、ライブハウスよりもホコ天を中心に活動していたバンドも多く、ジュンスカもホコ天から出てきたバンドでした。ですから余分な贅肉のないソリッドなパンクを得意としています。

97年に解散して、誰も話題にすらしなくなっていましたが、2007年に一度再結成されましたが。再結成は一時的なものだったみたいです。あまりにも単純なパンク曲ばかりなので、強く印象に残る曲がなかった為か、解散後はまったく音沙汰がないくらいに話題にもならず、まるでいなかったバンドのような扱いなのですが、そんな現在が信じられないくらいに当時の人気は凄かったです。バンドブームの立役者とも言えるバンドでした。

すてきな夜空

歩いていこう

白いクリスマス
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[20100428]

At.グラスバレーAt.グラスバレー
(1991/11/01)
GRASS VALLEY

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At.グラスバレーAt.グラスバレー
(1991/11/01)
GRASS VALLEY

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ドラムの上領亘が脱退した後に、何とか再生をかけて制作されたアルバムですが、これが彼等の最後のアルバムとなってしまいました。レベッカの土橋安騎夫をプロデューサーに迎えて、全ての曲の編曲も土橋安騎夫が担当しています。その為か、これまでとは又違ったポップでロックな感じになっています。しかし、出口雅之が歌えばグラスバレーになってしまうのですからたいしたものです。

1. ウィ・キャン・ドゥ
2. ルードなキスをルーズにしたい
3. ハッピネス
4. ワン・チャンス
5. フラワー・フラワー
6. 漂流者
7. 虹のある街
8. スカイ・スクラッパー
9. ラヴ・タッチ
10. イーチ・オブ・ライフ

ドラムには小田原豊が新メンバーとなります。上領亘のような複雑なドラムではありませんが、ロックなグラスバレーには適応しています。シングル、ミニアルバムで先行発売されていたハッピネスは米米クラブみたいなポップな曲です。その他の曲ではハードなロックスタイルのアレンジになっていますが、土橋安騎夫が絡んでいるだけにニューウェイヴなポップアレンジが随所に見受けられます。

バンドは何とか再生をはかりますが、崩れてしまったピースを元に戻す事が出来ず、このアルバムを最後に解散してしまいます。解散後出口 雅之はREVとして活動。本田恭之はプロデューサー業で活躍します。このバンドのようなポテンシャルを持ったバンドはその後出てきませんので、日本のロックにとっては大きな喪失となります。90年代以降のバンドで、ここまで演奏力と表現力を兼ね備えたバンドは現れていません。もう現在ではロックすら存在していないかもしれません。

WE CAN DO

ルードなKISSをルーズにしたい。

ハッピネス

FLOWER FLOWER

虹のある街

SKY SCRAPTER
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[20100427]

瓦礫の街瓦礫の街
(1990/05/21)
GRASS VALLEY

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瓦礫の街瓦礫の街
(1990/05/21)
GRASS VALLEY

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架空の映画のサウンドトラックのようなコンセプトアルバムです。もしくはRPGのサウンドトラックのようなイメージも持てます。テクノファンクにロックを混ぜたような彼等のサウンドがプログレッシヴなテーマをもってビジュアルを思い起こさせるようなトータルアルバムになっています。

1. 原始と未来~プロローグ
2. ザ・ヴォイシズ・オブ・ファーザー(血を流さない神の声)
3. 灰色のオリオン
4. ウォリアー
5. イカルスの落下(ブラッド&ブルー・スカイ)
6. この道を抜けろ
7. ドラゴン
8. 1990
9. メリーゴーランド
10. ターン・トゥ・スカーレット
11. 原始と未来~エピローグ
12. 瓦礫の詩人

前作までのポップでロックなスタイルと、初期の頃から持っていた幻想的な音楽性が見事に融合した、グラスバレーにしか創れないようなサウンドが生み出されています。ドラムの上領亘が参加した最後のアルバムになるのですが、原始と未来~プロローグ~などの作曲も手がけており、バンドにとっては重要な存在だったのですが、音楽的な相違からなのか、このアルバムを最後に脱退してしまいます。

このバンドはベースの根本一朗の多彩なプレイも聴きもので、バンドとしてはとても素晴らしいポテンシャルを持っていました。そのコンビネーションが破棄されたのがこのアルバムまでとなります。時代は90年代に入っていましたが、まだ80年代的なサウンドではあります。デジタルロックという形容も出来ますが、一般的なデジタルロックから比べると、かなり複雑な音楽性を持っています。ですからどうしてもビッグヒットは生み出せませんでしたが、ここまでやってくれるバンドは日本ではほとんどいなかったと言えるくらい痛快なサウンドです。

The voices of father

灰色のオリオン

WARRIOR
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[20100426]

LOGOS~行~LOGOS~行~
(1989/06/01)
GRASS VALLEY

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LOGOS~行~LOGOS~行~
(1989/06/01)
GRASS VALLEY

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グラスバレーの最高傑作アルバムです。ロック色が強くなっており、出口雅之はあの声のままシャウトするように歌っています。ドラムの音もゲートリバーブな音からロックなタイトな音になっています。新しいグラスバレーサウンドというより、やっと自分達ならではの音楽を確立したと言えましょう。ジャパンやU2などを真似しているのだけれども、それら全てを融合する事によって、そのどれとも違うサウンドが出来上がっています。

1. 空中回廊
2. 星のジョーカー
3. アイデンティティー・クライシス
4. イデア*-
5. グッド・タイムス・さよなら
6. バン・バン
7. 砂漠の少年
8. トゥルース
9. マイ・ラヴァー
10. デッド・エンド・ストリート
11. 鶴

どの曲もヒット性をもったポップな曲ばかりで、それをパワフルなロックアレンジにしています。その為疾走感を持ちながらも親しみ易い旋律を持っています。プログレバンドが、テクノバンドが、シンセポップバンドが、到達すべき境地に達した領域を、唯一このバンドが体現してみせた作品だと言えます。誰もそんな風には評価していませんが、私はそこまで評価します。商業ロックの要望にも応えながらも、決して妥協したようなサウンドではないのです。そんなサウンドを創れるというのは理想的な事です。

どの曲も名曲ではありますが、最後のインスト曲、鶴ではシンセによって鶴の鳴き声をシュミレートすると言う離れ技を披露しています。こういう所はプログレッシヴです。全体的な完成度も高く、捨て曲無しの名盤です。PINKでさえも到達出来なかった領域を見事に表現しています。日本のロック史の中でも高く評価されるべき名作であります。デジタルな質感とアナログな質感のバランスがとてもすばらしく、80年代のアルバムの中でも最高の出来映えだと思います。素晴らしい。

星のジョーカー

砂漠の少年

TRUTH
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[20100425]

STYLESTYLE
(1988/07/01)
GRASS VALLEY

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STYLESTYLE
(1988/07/01)
GRASS VALLEY

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サードアルバムにして初めてのフルアルバムになります。このアルバムから多くのPVが制作されたというのもあり、サウンドもポップでダンサブルになり、ブレイクとまではいきませんでしたが、多くの人から認識されるバンドになりました。ニューロマンティックの進化形とも言えるようなサウンドになっています。

1. スタイル
2. ステイング・ヘヴン
3. ボート
4. 夕凪
5. シャイニング・ドロップス
6. 星の棲む川
7. 赤い群衆
8. 飛行船
9. BYE
10. エデュケイション

シングルカットされたスタイルがヒットしました。これまでのプログレッシヴなスタイルからダンサブルなアレンジになり、当時の中でも新鋭的なサウンドが創られています。ステイング・ヘヴンもポップな曲で、どの曲もシングルカット出来るようなスタイリッシュな作品ばかりです。出口雅之の重苦しいようなデヴィッドシルヴィアン風の歌い方も、アレンジが軽快になっているので一般的にも聴き易くなっていると思います、

星の棲む川など、日本ならではの歌心と、繊細なアレンジの構築など、イギリスのバンドでは真似出来ないようなサウンドになっています。日本特有の音数が多いというのもあるのですが、多い音数も分解した配置により、同時発音数は少なめになっているので、明確な音像に仕上げています。ここまで自分達のスタイルを創り上げて来ると、もうジャパンのコピーバンドと言うものはいなくなります。ロックファンをも魅了出来るようなアグレッシヴさも失っていません。グラスバレーの名前を世に知らしめた名盤です。

STYLE

Staying Heaven

BOAT
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[20100425]

MOON VOICEMOON VOICE
(1987/09/21)
GRASS VALLEY

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MOON VOICEMOON VOICE
(1987/09/21)
GRASS VALLEY

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セカンドアルバムまでミニアルバムのサイズで出されています。ビジュアル系というのもあって、PVで名前を売っていました。ジャケットは思いっきりU2をパクっています。サンプリングや打ち込みなど、シンセの音色はアナログもデジタルも両方使っているので、オリジナリティーがあります。

1. ムーン・ヴォイス
2. 砂上の夢
3. オール・オブ・バーレン・ソウル
4. 輝くほとりに
5. 真夜中の透視図
6. TERFUL COLOR
7. 遥かなる光芒

出口雅之の文学的な歌詞とデヴィッドシルヴィアンのような歌い方で、当時の高橋幸宏のソロ作品に近い感じもあります。テクノの次世代として多くのバンドが出てきていた時期ではありましたが、その中でもその音楽性は群を抜いています。出口雅之のルックスだけが先行して男性には引かれていた部分もありましたが、80年代のイギリスのシンセポップに加えて独特の世界観を持っているので、単なるジャパンのコピーバンドと言うイメージだけでくくってしまうと、その本質を見失ってしまいます。

当時のイギリスのシンセポップはもっと柔らかい感じでしたので、ここまで攻撃的なスタイルは独特のものだと思います。シンセポップとネオサイケが混じりあったような感覚でしょうか。ただ、ここまではまだ物真似の領域は抜けていません。この後からこのバンドはオリジナリティーに溢れたサウンドを構築していく事になります。それでもこの時代のアレンジもかなりよく構築されており、ミニアルバム時代のグラスバレーも侮れません。

MOON VOICE

ALL OF BARREN SOUL

[20100425]

GRASS VALLEYGRASS VALLEY
(1987/04/22)
GRASS VALLEY

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GRASS VALLEYGRASS VALLEY
(1987/04/22)
GRASS VALLEY

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テクノの新世代として、シンセポップバンドとしてデビューしたグラスバレーです。サウンドは当時流行っていたシンセポップではありますが、このバンド、基本はジャパンのコピーバンドで。ボーカルの出口雅之はデヴィッドシルヴィンの歌い方を思いっきり真似しています。日本では海外のバンドを真似する事から始まるバンドが多い中、ジャパンをコピー出来るようなバンドはまだいなかった為に、その音楽性の高さから注目を集めていました。

1. 白い旋律
2. ダンス・イン・ザ・ヘヴン
3. シンディ
4. モーニング・プレジャー
5. フリージン
6. シニカル・スカイ
7. シェイク・イット・ダウン

ジャパンはグラムロックからの影響もあったので、ビジュアル系でもあった為に、このバンドもビジュアル系で、美形なルックスを売りにしており、デビュー当時は女性の人気が多かったのですが、音楽的にはプログレ経由のテクノからのシンセポップという事で、男性ファンからも注目されていました。デビュー当時はミニアルバムサイズの作品を出しており、このアルバムもアナログ盤では6曲だけでしたが、CDとなってシェイク・イット・ダウンが追加されています。

サウンドの要となっているのはキーボードの本田恭之です。なんか似たような名前のミュージシャンがいましたが、全くの別人です。ジャパンはどんどんマニアックになっていき、ポップな曲はファーストアルバムでしか聴く事が出来なかったので、ジャパンがポップ路線をいっていたら、こんなかっこいいサウンドを創れたであろうと想像させてくれるバンドでした。TMネットワークは軽薄だったので、ロックファンとしてはグラスバレーの方が期待が持てていました。

白い旋律

シンディ

FREEZIN'
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[20100425]

シャンブルシャンブル
(2009/02/18)
ユニコーン

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知人の結婚式で再会した4人のメンバーで再結成の雰囲気が盛り上がり、脱退した川西幸一に打診した所、再結成に同意してくれた事により、再結成が現実となりました。そして復活したアルバムこの作品になります。解散から時間が経っていたので、それなりの経験が活かされるサウンドになる事を期待していましたが、シングルのWAO!を聴いた時は、昔と全然変わっていなかったので、あまり興味を示さなかったのですが、アルバム全体を聴くと、それまでの年輪が確かに刻まれた作品になっていました。

1. ひまわり
2. スカイハイ
3. WAO!
4. ボルボレロ
5. ザギンデビュー
6. キミトデカケタ
7. オッサンマーチ
8. AUTUMN LEAVES
9. 水の戯れ ~ランチャのテーマ~
10. BLACKTIGER
11. 最後の日
12. R&R IS NO DEAD
13. サラウンド
14. パープルピープル
15. HELLO

ブリットポップが始まる前からブリットポップな曲を創っていたユニコーンでしたが、ブリットポップ全盛期には解散していたので、本格的なブリットポップな曲はありませんでした。そのせいなのか、思いっきりオアシスしている曲など、ブリットポップしまくっている曲が出来上がっています。ただ、この時点ではブリットポップも過去の音楽になっているので、新しさはないのですが、ユニコーンならではのポップワールドはやはりひと味違います。R&R IS NO DEADではツェッペリンのノークォーターをパクっています。

ブレイクビーツのようなアレンジもユニコーンにはなかったものなので、新鮮ですし、ポップで良い曲には古いも新しいもないので、非常に良く出来たアルバムに仕上がっています。ジャケットはパープルのバーンのジャケットをパクっており、ロゴマークは時計じかけのオレンジのデザインを頂いています。ハチャメチャな遊び心は昔と変わっておらず、このバンドでしか出来ない事ってあると思います。このまま活動を続けてくれると新作も出るでしょうから、今後も期待したいと思います。

ひまわり

WAO!

ボルボレロ
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[20100424]

SPRINGMAN(紙ジャケット仕様)SPRINGMAN(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
ユニコーン

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アルバムのレコーディング中にドラムの西川幸一が脱退した為に、このアルバムを最後にユニコーンは解散してしまいます。ですから、このアルバムが本当はラストアルバムになるはずでしたが、最近西川幸一が戻ってきて再活動を始めた事によって、最後のアルバムになりませんでした。

1. 与える男
2. 金銀パールベイビー
3. 時には服のない子のように
4. すばらしい日々
5. アナマリア
6. オールウェイズ
7. 素浪人ファーストアウト
8. あやかりたい’65
9. 音楽家と政治家と地球と犬
10. 裸の王様
11. 薔薇と憂鬱
12. 甘い乳房
13. スプリングマンのテーマ
14. 月のワーグナー
15. 8月の

ブックレットにはこのアルバムの主人公スプリングマンのアメリカンコミック仕立てになっています。ただ、アルバムの内容はスプリングマンのストリー展開とは別として聴く事が出来ます。前作辺りから奥田民生は独特の間を持ったパワーポップオルタナな曲を書くようになっており、それはソロ活動でのスタイルとなっていきます。その代表がシングルカットされたすばらしい日々です。当時はそれまでのユニコーンサウンドに比べると地味な感じがしていましたが、独特の美しい旋律を持っており、それまではなかった新しい感覚のポップスになっています。

各メンバーがそれぞれの持ち味を活かした曲を創っていますが、音圧がかなり分厚くなっており、バンドとしても充実期に入っていたと思います。しかし、西川幸一が脱退する事になり、彼等は新しいメンバーを入れる事を選択せず、解散となりました。奥田民生はソロ活動やPUFFYを育てたりと大活躍。EBIは憧れのARBに参加します。ユニコーンはとうとう服部を超すような作品は創る事は出来ませんでしたが、西川幸一が再び参加した事によって再活動する事になります。

与える男

金銀パールベイビー

すばらしい日々
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[20100424]

ヒゲとボイン(紙ジャケット仕様)ヒゲとボイン(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
ユニコーン

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久々のフルアルバムで、ユニコーンの新生面が提示された作品です。タイトルのヒゲとボインは今でもビッグコミックオリジナルに連載中の漫画からの引用です。スリーヴ内にもこの漫画が導入されています。所謂サラリーマン漫画でして、ユニコーンのサラリーマンネタのアイデアはこの漫画からきていたのでしょうか。

1. ターボ意味無し
2. 黒い炎
3. ニッポンへ行くの巻
4. 開店休業
5. 幸福
6. 看護婦ロック
7. 立秋
8. ザ・マン・アイ・ラヴ
9. フリージャズ
10. 風
11. 家
12. Oh,What a Beautiful Morning
13. 風II
14. 車も電話もないけれど
15. ヒゲとボイン

奥田民生のソロ活動の特色である8ビートのオルタナ的なノリが既にここから始まっています。ターボ意味無しはまるでビートルズのカムトゥギャザーのようなギターリフが心地良い作品です。全体的にどの曲も、それなりに魅力を持った力作で、服部以来の満足出来る内容になっています。やはりひねくれポップしているのですが、あまり凝り過ぎていないので難しく考えないで楽しめます。

各メンバーがそれぞれ特色のある曲を提供していますが、どの曲を聴いてもユニコーンだと分かる統一感を持っています。マニアックな部分もさりげなく、あくまでもポップな曲を活かしたアレンジになっているので、非常に出来映えがいいです。曲がいいので、聴き込むほどに心地良くなっていけると思います。服部という名作を気にする事なく、新しいユニコーンの世界を展開出来た名盤です。非常にいい作品です。

ターボ意味無し

黒い炎

ニッポンへ行くの巻
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[20100424]

ハヴァナイスデー(紙ジャケット仕様)ハヴァナイスデー(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
ユニコーン

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ミニアルバム第二弾で、前作とカップリングでリリースされたバージョンもあります。ケダモノの嵐から連続で次回作を予告しながらリリースされていたので、大量に制作された曲を振り分けていたようです。このアルバムのコンセプトはストレートなロックなので、ファンには一番受けた作品になっています。

1. ハヴァナイスデー
2. 魚の脳を持つ男
3. 鼻から牛乳
4. レベル
5. $2000ならOKよ
6. 東京ブギウギ

レコーディングはニューヨークのエレクトリックレディーランドで、ミニアルバムからシングルカットはされませんでしたが、タイトル曲のハヴァナイスデーは人気があります。東京ブギウギはカバー曲で、服部良一が作曲した昭和の名曲です。海外でのミックスダウンなので、迫力のある音になっています。

おどる亀ヤプシがマニアックな内容だっただけに、ファンのフラストレーションもこのアルバムで何とか解消されました。当時はユニコーンはいったいどこに向かおうとしているのか、不安になるくらい自由に活動していました。その自由さを作品に投影してくれる事が一番の望みでしたが、服部があまりにもデカイ成功をもたらした事で、素直にその成功をバネにする事から遠慮していたようなフシがあります。それでもこのロックなアルバムで何とかファンは一安心したものです。

ハヴァナイスデー

魚の脳を持つ男


鼻から牛乳
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[20100424]

おどる亀ヤプシ(紙ジャケット仕様)おどる亀ヤプシ(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
ユニコーン

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3ヶ月連続リリースのミニアルバムとして出された作品で、飛び出す絵本とCD一緒になった作品です。アンケート調査でユニコーンは子供からの人気が極端に少ない事が判明した為に、子供向きに創られた作品なのですが、このアルバムで子供に人気が出る事はありませんでした。それだけ内容がマニアック過ぎたのです。

1. 初恋
2. ママと寝る人
3. 12才
4. ボサノバ父さん
5. PTA~光のネットワーク~
6. 俺の走り

曲は自分達で作り、アレンジを外部に委託するというコンセプトで制作されており、ボサノヴァやケチャなどの民族音楽、映画音楽ポップスなど幅広いアレンジが展開されていきます。初恋はEBIがリードボーカル、ママと寝る人と俺の走りは阿部Bがリードボーカル、12才では矢野誠がリードボーカルをとっているため、ユニーコーンの作品としては番外編のようなイメージを持ってしまいますが、れっきとしたオリジナルアルバムとなっています。

一番の目玉はPTA~光のネットワーク~で、ネットワークつながりで、TMネットワークをパロディー化した曲で、歌い方も宇都宮隆の物真似で歌っています。おちょくっている感じはありますが、曲の出来映えは良く出来ています。服部があまりにもいい出来過ぎた後遺症からなのか、こうした脇道にそれたような方向に行ってしまって、本路線に戻るのにかなり時間がかかりました。それでもファンにとっては十分楽しめるアルバムです。器用貧乏さが生み出した作品とも言えるでしょう。

ボサノバ父さん

PTA~光のネットワーク~

[20100423]

ケダモノの嵐(紙ジャケット仕様)ケダモノの嵐(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
ユニコーン

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バンド全体で創り上げたアルバムです。ボーカルも全メンバーがとっています。バンドとしての結束を強める為の儀式のような作品の為に、前作に比べるとはじけ方弱い感じですが、ひねくれポップスとしては十分遊びまくっています。コミックバンドとしてRC、爆風スランプの系統を受け継いでいますが、どちらかと言うとRCサクセションの初期の頃のような雰囲気を持っています。

1. 命果てるまで|第三の男|命果てるまで
2. フーガ
3. ロック幸せ
4. ケダモノの嵐
5. エレジー
6. 自転車泥棒
7. 富士
8. リンジューマーチ
9. スライム プリーズ
10. CSA
11. いかんともしがたい男
12. 夜明け前
13. 働く男
14. スターな男

ハワイアンポップのような命果てるまでで始まり、EBIと阿部Bが歌うフーガ。西川幸一と手島いさむが歌うロック幸せ 。バンドとしてどこまでやれるかと言う確認をしているようなイメージを持ってしまいます。エレジーでは渡辺満里奈がワンフレーズ歌っています。自転車泥棒はまるで初期のRCサクセションのような青春ソングになっています。バラエティーたっぷりですが、派手な分かり易さはないので、聴き込まなければならないかもしれません。

全体的なアレンジは中期ビートルズのパロディーのような感じで、ちょっと早かったブリットポップという感じです。前作の影響で、売り上げはよかったものの、前作以上のものを期待してしまう勝手な聴衆にとってはものたりないかもしれません。それだけ期待を大きく持ってしまうバンドへ成長した為ですが、そんな期待を裏切るように自分達で楽しみながら創っている感じがします。ただ、遊び心はたっぷり発揮していますので、飽きる事はありません。

命果てるまで

フーガ

ロック幸せ
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[20100422]

服部(紙ジャケット仕様)服部(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
ユニコーン

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キーボードの阿部Bが正式メンバーとなり、ユニコーンサウンドが完成したアルバムです。その最初の作品でありながら、彼等の最高傑作として完成しています。これ以降のアルバムはこのアルバムからの財産分与に他なりません。それほど完成度が高い傑作アルバムになっています。タイトルは人の名前の服部ですが、このアイデアは最初事務所側から反対されていましたが、マネージャーが新しくなり、彼等のアイデアを柔軟に受け入れた事から、それまで押さえつけられていた彼等の個性が爆発して、大ブレイク作品となりました。

1. ハッタリ
2. ジゴロ
3. 服部
4. おかしな2人
5. ペーター
6. パパは金持ち
7. 君達は天使
8. 逆光
9. 珍しく寝覚めの良い木曜日
10. デーゲーム
11. 人生は上々だ
12. 抱けるあの娘
13. 大迷惑
14. ミルク

ハッタリは服部から来ているタイトルで、オーケストラによる彼等のこれまでの曲やこのアルバムに入っている曲をメドレーで演奏しています。2曲目のジゴロは大人の内容にも関わらず子供に歌わせています。アルバム最初の2曲まで奥田民生のうたが入っていないという暴挙に出ています。3曲目の服部でやっとバンド全体での演奏となります。この曲はシングルカットされてヒットしました。この作品から彼等の曲の主人公はなぜかサラリーマンになってしまいます。サラリーマンコミック、ちょっとエッチなロックンロールショーの始まりです。

ペーターはEBIがリードボーカルをとっています。君達は天使ではバックコーラスに奥居香、CHAKAが参加しています。プリンセス・プリンセスの曲では感じなかった奥居香の声の気持ち良さを思い知らされる曲となっています。力を抜いた歌い方の方がいいみたいです。逆光は新メンバーの阿部Bの曲で、テクノなアレンジになっています。阿部Bはコミックバンドに向いていて、新生ユニコーンと相性が良かったので、これ以降は不動のメンバーとなります。人生は上々だでは阿部Bがプレスリーのカッコをしてリードボーカルをとります。段々転調していき、音階が上がっていき、苦しみながら歌う所は正しくコミックバンドしています。抱けるあの娘は抱けないあの娘の続編です。デーゲームのシングルバージョンでは坂上二郎に歌わせると言う暴挙に出ます。暴挙だらけです。PVでも坂上二郎が参加しており、かなり話題になりました。

大迷惑はアルバム3枚目にして初めてのシングル曲となります。これ又サラリーマンソングで、マイホームを立てたばかりなのに単身赴任させられた悲哀を歌っています。ミルクは奥田民生の弾き語りで、ビートルズのブラックバードのような曲で、佐野元春のサンチャイルドみたいです。ジャケットのおっさんは普通の素人のおじさんのアップで、これ又インパクトがあります。この掟破りとも言える丁々発止なこのアルバムは一気に話題をさらい、ユニコーンは一気にトップグループにのし上がります。ビートルズのサージェント~のようなバラエティーに溢れた。捨て曲無しの名盤です。残念ながら、彼等自身もこのアルバムは追い抜けないほどの出来映えになっています。

ハッタリ

ジゴロ

服部
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[20100421]

PANIC ATTACK(紙ジャケット仕様)PANIC ATTACK(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
ユニコーン

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キーボードの向井美音里が脱退して、男所帯の4人組になったユニコーンのセカンドアルバム。後に正式メンバーとなる阿部Bこと阿部義晴がサポートメンバーとして参加、ライブにもサポートで入っていましたが、息があった為に次回作から正式メンバーとなります。女性メンバーがいなくなった事で、今まで遠慮していたのか、いたずら小僧のようなはち切れた曲になっています。

1. I’M A LOSER
2. HEY MAN!
3. SUGAR BOY
4. 抱けないあの娘-Great Hip in Japan-
5. FINALLY
6. シンデレラ・アカデミー
7. サービス
8. ペケペケ
9. SHE SAID
10. 眠る
11. ツイストで目を覚せ-Twistin’ in Suits’85-

まだ完全にユニコーンサウンドは完成していませんが、これ以降にコミックバンド的なスタイルになり始めています。まだブリットポップも始まっていない時期ですが、ビートルズ好きの奥田民生の作曲スタイルが、前作にあった力みを取り除いて軽快なポップワールドを展開しています。ビートルズの曲と同じタイトルの I’M A LOSERやSHE SAIDあたりから中期ビートルズが好きな事が分かります。後に続編が生まれる抱けないあの娘での三分待ってくれ、というかけ声は当時印象に残っています。

デビュー前からの持ち曲が多いので、ファーストはかなり力を入れた作品だった事が分かりますが、これが本来のこのバンドのカラーだったようです。ドラムの川西幸一がモヒカンにするなど、明らかにお笑いをとりにいっています。ペケペケではベースのEBIこと堀内一史がリードボーカルをとっています。ファーストだけが別物と思っていただいて、このアルバムからは皆さんご存知のユニコーンサウンドになっています。ただ、ブレイクするのは次回作からになります。

HEY MAN!

SUGAR BOY

抱けないあの娘
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[20100420]

BOOM(紙ジャケット仕様)BOOM(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
ユニコーン

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80年代特有のポップロックバンドとしてデビューしたユニコーンのファーストアルバムです。この頃はまだキーボードは女性の向井美音里が担当していました。阿部Bはまだ参加していません。後のコミックバンドのようなざっくばらんな感じはまだ出来上がっていません。プロデビューという事でかなり力んだ作品になっています。

1. Hystery-Mystery
2. Game
3. Maybe Blue
4. Concrete Jungle
5. Limbo
6. Sweet Surrender
7. Alone Together
8. Sadness
9. Fallin’ Night
10. Pink Prisoner

ボーカルの奥田民生を中心として川西幸一 (ドラムス)手島いさむ (ギター)堀内一史 (ベース)向井美音里 (キーボード)というメンバーがオリジナルメンバーになります。ほとんどの曲を奥田民生が創っています。さすがに最初から、かなりひねくれポップしています。曲の構成もユニークですが、かなり力が入り過ぎて、日本のバンド特有の音数が多いアレンジになっています。

ファッション的にはボーイズパンクな感じで、同時期に出ていたJUN SKY WALKER(S)同様ポップパンクな感じなのですが、ユニコーンはパンクというにはラブソングが多いのです。後のサウンドに比べるとかなりサウンドはハードです。ちょっとまだカッコつけている所があって、まだユニコーンとしての個性は出ていません。Maybe Blueはシングルカットはされていがせんが、この時期の代表作です。当時はバンドブームの中から出てきたバンドの一つという事で、特別注目はされていませんでした。しかし音楽的にはしっかり創り上げているので、聴いて損はないアルバムです。

Concrete Jungle~ Hystery-Mystery~Pink Prisoner

Game

Maybe Blue
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[20100419]

未来はパール(紙ジャケット仕様)未来はパール(紙ジャケット仕様)
(2008/02/27)
パール兄弟

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PEARLTRON(紙ジャケット仕様)PEARLTRON(紙ジャケット仕様)
(2008/02/27)
パール兄弟

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BLUE KINGDOM(紙ジャケット仕様)BLUE KINGDOM(紙ジャケット仕様)
(2008/02/27)
パール兄弟

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宇宙旅行宇宙旅行
(2003/03/26)
パール兄弟菊地成孔

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ハルメンズに参加していたサエキ けんぞう、近田春夫&ビブラトーンズに参加していた窪田晴男、ベースのバカボン鈴木、ドラムの松永俊弥で結成されたパール兄弟です。ギターバンドスタイルのテクノバンドとして活躍しました。メンバーはバンド以外の多方面でも活躍しているので、名前は有名だと思います。サエキ けんぞうは歯科医師の仕事をしながらバンドをやっていたそうです。まるでGREEENみたいです。

テクノと言っても、80年代ポップスやカントリー、ハードロックなど、多彩な音楽性を融合しているので、テクノサウンドだけではありません。バカボン鈴木はいろんなセッションに顔を出しているので、よく名前を見かけると思いますが、なかなかいいプレイをします。ギターの窪田晴男もいろいろとコラボレートしています。サウンド的にはキーボードのないPINKのような感じがします。

ドラムは定着せず、何回もメンバーチェンジしています。一番のヒット曲は君にマニョマニョでしょうか。ポップでコミカルな名曲です。90年代始めに一度解散していますが、最近又再結成されています。玄人に受けていたバンドでした。1990年にキーボードの矢代恒彦が参加してからポップでコミカルな曲が増えていきます。経歴の長いメンバーがいるだけに、バンドブームの中でも大人のバンドと言うイメージでした。

鉄カブトの女

ケンタッキーの白い女

ヨーコ分解
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[20100418]

1st OPTION(紙ジャケット仕様)1st OPTION(紙ジャケット仕様)
(2006/12/06)
バービーボーイズ

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FREEBEE(紙ジャケット仕様)FREEBEE(紙ジャケット仕様)
(2006/12/06)
バービーボーイズ

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3rd.BREAK3rd.BREAK
(1995/07/21)
バービーボーイズ

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LISTEN!BARBEE BOYS 4(紙ジャケット仕様)LISTEN!BARBEE BOYS 4(紙ジャケット仕様)
(2006/12/06)
バービーボーイズ

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BLACK LIST(紙ジャケット仕様)BLACK LIST(紙ジャケット仕様)
(2006/12/06)
バービーボーイズ

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√5√5
(1995/07/21)
バービーボーイズ

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CBSソニーオーディションにてグランプリを受賞してからのデビューを飾ったバービーボーイズです。男女リードボーカルの掛け合いを特徴としたバンドで、ボーカル、ソプラノサックスを担当するKONTAと女性ボーカルの杏子による男と女の言い合うような創りはまるで演歌ですが、サウンドはニューウェイブで、かなり斬新なサウンドを創っています。特にバンドで人気があったのはベースのエンリケでした。

暗闇でDANCEやもォ やだバドのシングル曲はPVで一般的に広められ、レベッカと人気を二分していました。最大のヒット曲は化粧品メーカーのCM曲目を閉じておいでよです。サビをしっかりと創るタイプなので、曲は憶え易く、ヒット性のある曲を連発しています。ソプラノサックスの仕使用により、ロキシーミュージック系のニューウェイブサウンドが単なるヒットメーカーとはひと味違うテイストを生んでいます。

オーディションにてグランプリをとるようなバンドで長続きをしたバンドはあまりいませんが、結構精力的に創作活動していたので、7年くらいは最前線で活動していました。女ぎつね on the runが一番かっこいい曲だという印象があります。AメロからBメロへはつながりはあるのですが、サビだけ強引に印象的なテーマを展開するパターンが結構あります。サビから曲を発展させていくタイプなのでしょう。男と女の掛け合いがないほうがストレートにこのバンドの良さは伝わると思うのですが、こういうバンドがあっても良かったのかもしれません。

暗闇でDANCE

もォ やだ

でも!?しょうがない
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[20100418]

Sava SavaSava Sava
(1998/09/09)
森高千里

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Sava SavaSava Sava
(1998/09/09)
森高千里

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Sava SavaSava Sava
(1998/09/09)
森高千里

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これまでの作曲陣に加えて、スガシカオ、久保田利伸、COILなどのミュージシャンから提供された曲に森高が歌詞をつけると言う、新境地を拓こうとしていた作品です。しかしながら、このアルバムは現状ラストアルバムとなりました。江口洋介との仲は既に承知のこととなっており、ラブソングなんかを聴くと江口洋介に向けた想いなのかと思うと男性ファンとしては穏やかではいられません。

1. ユートピア
2. 電話(アルバム・ヴァージョン)
3. たんぽぽの種
4. いつもの店
5. 流されて…
6. Two of me
7. 海まで5分(アルバム・ヴァージョン)
8. 忘れかけてた夢
9. ザルで水くむ恋心
10. 危険な舗道
11. SNOW AGAIN

森高千里は常に売れていました。落ち込んだ時期はありませんでした。常にトップシンガーだったと思います。ですからこの最後のアルバムもまだ可能性を秘めています。派手な衣装を見せつけるようなスタイルから歌をじっくり聴かせるシンガーへと成長しました。このまま活動を続けても良かったと思いますが、このアルバムを発表後、江口洋介と結婚して家庭に入ってしまいました。最近はCMなどでテレビに出てくる事もありますので、完全に引退した訳ではないと思うのですが、今では伝説だけが残っています。

PEACHBERRY の完成度が高かった為に、ミュージシャンの提供した曲があっても、このアルバムは地味に感じます。結構歌詞の内容もシリアスなものが多くなっているので、いつもの森高ワールドは抑えめです。結婚を意識して森高の中で真面目に考えていた事が歌になったのでしょうか。この後はベストアルバムなどがリリースされるだけになってしまいますが、子育てが一段落したら今度は全曲作詞作曲の作品を出してくれたら、私は大いに支持いたします。オバさんになっても、その才能は天然ですから枯れていないと思います。へたなロックミュージシャンよりも期待出来る逸材なのです。

ユートピア

電話

タンポポの種
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[20100418]

今年の夏はモア・ベター今年の夏はモア・ベター
(1998/05/21)
森高千里

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今年の夏はモア・ベター
(1998/05/21)
森高千里

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ローソンのCMで共演したことがきっかけで、細野晴臣がプロデュースしたアルバムです。テーマは夏で、トロピカルな細野晴臣ミュージックをパロディー化したような作風になっています。全ての楽器、打ち込みを細野晴臣がやっている以外は森高がドラムやキーボード、そしてコシミハルの3人だけでレコーディングされています。

1. 東京ラッシュ
2. 夏の海
3. Hey!犬
4. ア・ビアント
5. 風来坊
6. ビーチ・パーティー
7. カリプソの娘
8. ミラクルライト(twist version)
9. ミラクルウーマン(vinyl version)

東京ラッシュと風来坊は細野晴臣の持ち曲のカバーです。インストのビーチ・パーティーも細野晴臣が作曲しており、かなり細野晴臣色が強い作品になっています。ハウスミュージックのような新しいアレンジにはなっていますが、シンセの音色はY.M.O.系の細野晴臣らしい音色になっています。夏の海は森高の持ち歌を細野晴臣がアレンジしたセルフカバーになっています。かなり企画色が強い作品なのでミニアルバムくらいの容量というのもあり、かなり異色のアルバムです。

いつもの森高ワールドを期待していると楽しめないかもしれません。逆に細野晴臣ファンにとっては楽しめるかもしれません。細野晴臣フューチャリング森高千里という趣旨の作品だと思って下さい。ただ、とっても画期的な作品だけに価値のあるアルバムだと思います。しかし、いつもの森高の良さが100%出ていないのが残念です。あくまでも企画作品だと思って下さい。

東京ラッシュ

夏の海

Hey! 犬
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[20100418]

PEACHBERRYPEACHBERRY
(1997/07/16)
森高千里

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PEACHBERRYPEACHBERRY
(1997/07/16)
森高千里

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PEACHBERRYPEACHBERRY
(1997/07/16)
森高千里

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森高千里の最高傑作アルバムです。楽曲の完成度も一番高いし、ジャケットもかわいいし、タイトルの造語もセンスがいいです。ビートルズに傾倒するあまりイギリスのアビーロードで録音している曲もあり、レコーディングエフェクトにもアーティスティックな工夫がなされています。当時流行っていたブリットポップはもとより、ネオアコというよりスウェディッシュポップしている曲がおしゃれです。

1. スウィート・キャンディ(アルバム・ヴァージョン)
2. マイ・アニバーサリー
3. おしゃれ風
4. 心頭滅却すれば火もまた涼し
5. レッツ・ゴー!
6. あなたは人気者
7. 普通の幸せ
8. 見たとおりよ私
9. 星に願いを
10. 片思い
11. トニー・スラヴィン
12. クラリネット幻想曲(インストゥルメンタル)
13. 銀色の夢

シングルカットされたスウィート・キャンディはネオアコで見事に作曲された名曲です。マイ・アニバーサリーはCM曲です。おしゃれ風は森高作詞作曲によるボサノヴァ調の曲です。作曲のレベルもぐんと上がっています。心頭滅却すれば火もまた涼しはブリットポップしています。Let's Go!もシングル曲でスウェディッシュポップなすばらしい出来映えです。作曲陣もかなり力がこもっています。普通の幸せもCM曲です。他に見たとおりよ私とTony Slavinを森高が作曲しています。意外なのがインストがある事です。クラリネット幻想曲は森高作曲で森高がクラリネットを吹いています。シンガーだけではなくミュージシャンとしての森高を満悦出来ます。

見たとおりよ私は森高作曲ですが、アレンジはドラムンベースになっています。言葉の16ビート感はこれまでも使っていましたが、ここまで早口になっているのも狙いだと思います。あなたは人気者ではニューソウルなノリノリの曲になっています。どの曲も完成度が高く、すばらしい出来のアルバムだと思います。はずれがないのです。日本のポップアルバムの中でもかなり上位に位置する名盤です。この頃から男の影が見え隠れするようになり、引退へのカウントダウンが始まりますので、これが頂点だったと思います。文句無しの名盤です。

SWEET CANDY

マイ・アニバーサリー

おしゃれ風
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[20100417]

TAIYO
(1996/07/15)
森高千里

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TAIYO
(1996/07/15)
森高千里

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TAIYO
(1996/07/15)
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ビートルズのカバーやっている事もあり、全体的に当時流行っていたブリットポップ的なアレンジが多くなっています。前作同様しみじみと聴かせる曲が多く、作曲仁も派手さよりも曲の良さを追求するようになっています。ジャケットは3Dになっており、いろんな表情の森高を楽しめるようになっています。今回のコンセプトは太陽のようです。

1. 夏はパラレイロン(ララサンシャイン・パート2)
2. 出来るでしょ!!
3. GIN GIN GIN
4. 秋の空
5. 長男と田舎もん
6. ソー・ブルー
7. 太陽と青い月
8. 休みの午後
9. ララ・サンシャイン
10. 萱が立つ
11. 夜の海
12. ヘイ!VODKA
13. 照れ屋
14. ボーッとしてみよう
15. ヒア・カムズ・ザ・サン

ビートルズのカバーヒア・カムズ・ザ・サン以外は全て森高が作曲しています。作曲ではアイスジンのCM曲GIN GIN GINとスパニッシュな太陽と青い月を作曲しています。サンタナみたいなギターが愉快ですが、作曲のセンスも天才級になってきています。さすがに全曲作曲するには時間がないようですが、一度全曲作詞作曲の作品を創ってもらいたかったというのが私の唯一の願望です。そうすれば彼女の天才的な才能が世間的にも文句なく伝わると思うのです。

COUNT DOWN TVのエンディングテーマとなったSO BLUEはなかなかの名曲です。休みの午後はいい旅・夢気分のエンディングテーマです。彼女はなぜかエンディングテーマが多いですね。ララ サンシャインはめざましテレビのテーマソングとして有名になりました。ここでの言葉の使い方などは森高ならではです。こういう曲を真面目に歌う所が彼女の魅力でもあると思います。Hey,VODKA!はアイスウォッカのCM曲でファンキーな感じになっています。GIN GIN GINの姉妹曲です。萱が立つはリボルバーの頃のビートルズのようなアレンジになっています。夜の海はまるでトッドラングレンのようなニューソウルポップになっています。派手さは無くなっていますが、音楽的な内容はかなり濃いものになっています。名盤です。

夏はパラレイロン

GIN GIN GIN

SO BLUE
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[20100417]

STEP BY STEPSTEP BY STEP
(1994/07/25)
森高千里

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STEP BY STEPSTEP BY STEP
(1994/07/25)
森高千里

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(1994/07/25)
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顎関節症となった為に、コンサート休業しなければならなくなり、シングル、ロックン・オムレツを子供番組で披露し、PVでなんとか存在をアピールしていました。その後に発表されたアルバムになります。昔のように男の好奇の目よりも女性をターゲットにしている為に、女性心をくすぐるような作品が多くなっています。とても親しみ易いラブリーでキュートなポップソングが主流になっています。それだけに良い曲が多いです。

1. 気分爽快(アルバム・ヴァージョン)
2. 若さの秘訣
3. ずる休み
4. 男なら
5. 夏の日
6. エヴリバディズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー
7. 鳥かご
8. 星の王子様
9. 私の大事な人
10. 一度遊びに来てよ
11. オフィス街の恋
12. 台風
13. 風に吹かれて
14. ステップ・バイ・ステップ~彼の人生

生ビールのCMで使われた気分爽快は名曲です。飲もう、今日はとことん飲み明かそうという歌詞は宴会のの有りなのですが、この言葉が見事に旋律にハマっていて、この言葉のチョイスが天才なる由縁なのです。見事です。このアルバムでは私の大事な人で作曲も手がけており、ラテンなこの曲からは作曲の才能もある事を思い知らされます。これまでも演歌やロックンロール名曲を作曲しているだけに、作曲も非凡なところがあるようです。

ビートルズのエヴリバディズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキーをカバーしています。この選曲も普通ではありません。CMと提携しているシングルは夏の日、風に吹かれて、その他にずる休みと一度遊びに来てよはラジオ番組のエンディングテーマで使われており、活動出来なかった後遺症はないくらいに絶好調です。女性がカラオケでじっくり歌えるような曲が多いのも特徴的でしょう。良い曲が多いのです。名盤です。

気分爽快

夏の日

私の大事な人
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