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[20100531]

DREAM今年初めての試合が行われました。今回はトーナメントは無く、ワンマッチの好カードが揃いました。六角形の金網デスマッチ形式です。ワンパッチだけにいい内容の試合が組まれていると思います。

試合結果
無差別級ワンマッチ
○ミノワマン vs イマニー・リー
ボクサーのイマニーとプロレスラーミノワマンの異種格闘技無差別級マッチです。ミノワマンは相手に打撃を打たせる事無くテイクダウンを取り、マウントをとりますが、イマニーが脱出する為に後ろを向い途端にミノワマンがチョークを決めて勝利しました。
フェザー級ワンマッチ
前田 吉朗 vs 大沢 ケンジ○
打撃の攻防で互角の戦いが進みますが、ラストラウンドになるとお互い疲れて手数が減っていきます。判定で大沢が僅差で勝ちました。
○宮田 和幸 vs 大塚 隆史
宮田は復活をかけての後の無い試合でしたが、打撃も上達しており、大塚と互角の打撃戦を繰り広げます。宮田は何とか得意のグラウンドに持ち込みますが、決め手が無く判定で宮田が僅差で勝ちました。
所 英男 vs 西浦“ウィッキー”聡生○
変則的な打撃のウィッキーに手こずる所は何とかグラウンドに持ち込みますが、立ち上がったウィッキーのパンチで倒れた所を連打されてレフリーストップとなりました。
○山本“KID”徳郁 vs キコ・ロペス
打撃でけん制しあいながら、キッドが離れ際にはなったパンチがクリーンヒットし、意識が飛びかけたキコにパンチを連打してレフリーストップ。キッドは復活後、初の勝利を手にしました。
○高谷 裕之 vs ヨアキム・ハンセン
打撃戦となりますが、高谷はタックルに行こうとします。持ちこたえたハンセンは再度打撃を仕掛けますが、高谷のストレートがヒットしてハンセンはダウン。そのままKOとなりました。
ミドル級ワンマッチ
桜庭 和志 vs ハレック・グレイシー○
ハレックは打たれ弱い所があるのですが、桜庭はあくまでもグラウンドに持ち込みます。腕を決めるチャンスもありましたが、グラウンドではハレックも巧く凌ぎます。打撃戦になって、顔面にクリーンヒット出来るチャンスがあるのにも関わらず、桜庭はボディーばっかり打って、打撃は消極的です。勝とうと思えばチャンスはいくらでもあったのに、グラウンドになっても逆に腕十字を決められそうになりますが、時間切れ、判定でハレックが勝ちました。桜庭は勝つ事にもっと非情にならなければならないと思いました。
ウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人 vs ニック・ディアス○
マッハは調子もよく、打撃でもグラウンドでも優勢になっていたのですが、ニックもグラウンドは得意で、腕十字を決めます。マッハは逃れようとしますが、なぜか決められる方へ体を返してしまい、そのままタップしました。もったいない負け方です。

KOも多く、見応えのある内容でした。勝つも負けるも紙一重のようで、どちらが勝ってもおかしくないような試合ばかりでした。それだけDREAMの選手層の厚さを感じました。でも、今回もチャンピオンは佐々木希で決まりです。

山本"KID"徳郁VSキコ・ロペス

所英男VS西浦"ウィッキー"聡生

高谷 裕之 vs ヨアキム・ハンセン
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[20100530]

ボ&ガンボボ&ガンボ
(2000/07/19)
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ジャングル・ガンボジャングル・ガンボ
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ボ・ガンボ・レディオ・ショー“グリグリ・タイム”ボ・ガンボ・レディオ・ショー“グリグリ・タイム”
(2000/07/19)
BO GUMBOS

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ニューオリンズスタイルのリズム&ブルースを基盤としたバンド、ボガンボスです。メンバーは久富隆司(ギター、ボーカル)永井利充(ベース・ボーカル)岡地明(ドラム)川上恭生(キーボード・ギター・ボーカル)の四人です。ファーストアルバムはニューオリンズでレコーディングしており、ボ・ディドリー、シリル・ネヴィル等が参加しています。そういう流れもあって、ニューオリンズのフェスティヴァルに日本から唯一参加していたりしています。

アメリカのルーツミュージックという事で、RCのリズム&ブルースとは違う感じなのですが、清志郎達との交流もあります。歌詞は下ねたが多いですね。ザバンドのようなサザンロックな曲もあります。日本語歌詞なので、それほどアメリカを感じないのですが、当時はまだリズム&ブルースで成功していたバンドが少なかったので、本格的なバンドとして注目されていました。

久富隆司、通称どんとの金髪にピアスという出で立ちが印象的で、女性ファンも沢山いました。今聴くと、それほど特化してニューオリンズしていないのですが、当時はこれだけやれる日本のバンドがいなかったのです。とても日本的なバンドだというのが私の印象です。それは歌詞が日本の日常が歌われているからでしょう。それほど大きなヒット曲はありませんが、バンド名はかなり知れ渡っていると思います。

助けて!フラワーマン

ナイトトリッパー・イェー!!

最後にひとつ
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[20100530]

僕はコレクター(紙ジャケット仕様)僕はコレクター(紙ジャケット仕様)
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UFO CLUV 吉田仁プロデュース(紙ジャケット仕様)UFO CLUV 吉田仁プロデュース(紙ジャケット仕様)
(2004/06/23)
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ザ・コレクターズは加藤ひさしを中心としたバンドで、モッズリバイバル、GSリバイバルというテーマで活動していたバンドです。当時はバンドブームでもあり、その中にはGSリバイバルを掲げるバンドもいました、その中でもリーダー的なバンドでした。そのマニアックなくらいに60年代のビートポップスを追求しているので、玄人から高い支持を受けていました。ザジャムのデビュー当時のような格好良さがあります。

単なる頭でっかちなバンドでもなく、演奏力も確かなものがあります。レトロな感じではありますが、この時代のバンドならではの感覚もあり、昔のバンドだったらここまで格好良く出来なかったであろうというくらい、この時代の音楽を研究しているし、どうすればもっと良くなるかも分かっているのだと思います。マニアックなファンが多かったので、大きなヒットはしていませんが、素晴らしい曲が多く残されています。

吉田仁や小西康陽などの渋谷系の人達がプロデュースを買って出てくるほど、おいしい所を抑えているバンドで、単なるリバイバルに留まっていない所が良かったと思います。当時はサイケリバイバルもあったので、時代的には求められていたのです。でもニューウェイヴ以降に出てきたバンドならではの洗練されたところが良かったのだと思います。

太陽はひとりぼっち

SEE-SAW

愛ある世界
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[20100530]

昇れる太陽昇れる太陽
(2009/04/29)
エレファントカシマシ

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2009年発売の現在の最新盤です。今回のプロデュースは蔦谷好位置とYANAGIMAN以外にも亀田誠治と生駒龍之介も加わっています。インタビュアーがこの作品の感想をいった事に宮本浩次がキレた事がネットで話題となった事もあって、この作品もヒットしました。前作同様ヒット性を持った内容でありますが、前作よりはロック色が強くなっています。

1. Sky is blue
2. 新しい季節へキミと
3. 絆(きづな)
4. ハナウタ~遠い昔からの物語~
5. あの風のように
6. おかみさん
7. It’s my life
8. ジョニーの彷徨
9. ネヴァーエンディングストーリー
10. to you
11. 桜の花、舞い上がる道を

打ち込みがあったり、ストリングスが入っていたりと、久々にバンドサウンドにはこだわっていませんが、バンドならではのパワフルな演奏が楽しめます。今もってまだデビュー当時からのモチベーションを維持しながらも現役で問うしているだけに、まだ衰えを知りません。これからももっとどんどん新しい事に挑戦してくれそうな期待を持たせてくれるパワーを感じます。素晴らしい名盤です。

これで19枚目のアルバムですが、駄作が一つもない事が驚異です。好き嫌いはあると思いますが、どの作品も手抜き無く創られており、特にユニバーサルに映ってからの作品は充実しています。まだやり尽くしていないという挑戦者である事を忘れていません。インタビュアーにキレた事件も普通は宮本浩次の方が大人になりきれていないと思った人が多かったでしょうが、この作品を聴けば、インタビュアーの方がちゃんと聴いていない事が分かるでしょう。今の日本でここまでバンドとして充実しているバンドがどれほどいる事でしょうか。まだまだこれかも期待出来る素晴らしいバンドです。

sky is blue

新しい季節へキミと


絆(きづな)

ハナウタ~遠い昔からの物語~
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[20100530]

STARTING OVERSTARTING OVER
(2008/01/30)
エレファントカシマシ

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ユニバーサルミュージックへ移籍してからの第一弾となります。勿論今回も発展的な移籍で、新しいレコード会社のスタッフと出会うことにより、バンド内の空気も攪拌され新たな気持ちで活動することが出来るようになったと言っています。とても環境が良くなったようです。プロデュースは蔦谷好位置とYANAGIMANが分担しています。ヒット曲時代に戻ったようにシングル向けの曲ばかりになっています。

1. 今はここが真ん中さ!
2. 笑顔の未来へ
3. こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
4. リッスントゥザミュージック
5. まぬけなJohnny
6. さよならパーティー
7. starting over
8. 翳りゆく部屋
9. 冬の朝
10. 俺たちの明日
11. FLYER

曲がいいです。どの曲もいいです。ヒット曲を連発していた時代みたいに言葉も選んでいます。それでも宮本浩次の主張はしっかりと伝わってきます。CMにも使われてヒットした俺たちの明日の効果もあって、久々にアルバムもヒットしました。ポップではありますが、エレカシらしさは失われていません。と言うか、ポップなエレカシにも慣れてしまったからでしょう。全曲シングルカット出来そうなくらい充実しています。

彼等の曲は曲名は他の人の曲と同じものがあってもオリジナルだったりしていたのですが、今回初めてユーミンの 翳りゆく部屋をカバーしています。それだけゆとりも出てきているのでしょう。良い曲ばかりですが、ヒット曲時代とも多少雰囲気が違います。ここから新局面に入ったのです。ポップスも彼らにとっては歌を伝えるフォーマットの一つとして巧く機能させています。熟練ならではですが、まだ守りには入っていません。名盤です。

今はここが真ん中さ!

笑顔の未来へ

こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
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[20100529]

町を見下ろす丘町を見下ろす丘
(2006/03/29)
エレファントカシマシ

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久々に佐久間正英がプロデュースした作品です。その為、この頃の中では一番ポップな内容になっています。ただ、以前のように打ち込みに合わせた演奏ではなく、バンドスタイルに徹しており、この時期のロックな感じはそのままにポップな楽曲を創っています。

1. 地元のダンナ
2. 理想の朝
3. 甘き絶望
4. すまねえ魂
5. シグナル
6. 今をかきならせ
7. 人生の午後に
8. 雨の日に・・・
9. 流れ星のやうな人生
10. I don’t know たゆまずに
11. なぜだか、俺は祈ってゐた。

オルタナやニューウェイヴスタイルの曲創りになっているために、内向的的な部分もありますが、ポップに仕上げているので重たくはなっていません。ですから音楽的には聴きやすくなっています。それでいて宮本浩次節が炸裂しているので、程よいバランスを持った作品です。しかし、デビューからここまでまったくブレない宮本浩次の叫びはなおも苦悩しています。悪く言うと成長していないのかもしれませんが、苦悩しているからこそエレカシなのだとも思います。

逆に言うと悟ってしまったらもう曲は書けなくなってしまうのかとも思います。苦悩し続けているからこそ現在までも現役で活動出来ているはずですし、これがポーズだったらここまで叫べないとも思います。ただ、昔に比べると穏やかさもあるのは大人になっている証拠でしょう。いつまでも十代のように苦悩するのも大変です。よくぞここまで大量な思いを作品にしてきたと思います。このアルバムを最後にEMIから移籍していきます。

地元のダンナ

すまねえ魂

シグナル
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[20100529]

風
(2004/09/29)
エレファントカシマシ久保田光太郎

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今回は久保田光太郎を共同プロデューサーになっています。初期の頃のリズム&ブルースでファンキーな感じも復活して、更に強力なエネルギーを発散しています。なんかぶっきらぼうに突き進むイメージのある彼等ですが、知らない間に実はしたたかにいろんな事を吸収してでかくなっているんだということに気づかされる作品だと思います。

1. 平成理想主義
2. 達者であれよ
3. 友達がいるのさ
4. 人間って何だ
5. 夜と朝のあいだに...
6. DJ in my life
7. 定め
8. 勝利を目指すもの
9. 今だ!テイク・ア・チャンス
10. 風

パワフルなロックアルバムではありますが、曲創りはヒット曲時代のように良い曲を創っています。ですから、ギターリフもカッコいいし、歌の乗せ方もカッコいいので、ロックサウンドに回帰してからは一番出来がいいかもしれません。これまでのエレカシのいい所が全て詰まっている感じです。ジャケットは一番地味ですが、内容はかなりいいです。宮本浩次の歌詞にはこれまでも下ねたが潜んでいましたが、それを気づかせない勢いは留まりません。

このアルバムの特徴としては、初期の頃のソウルフルな感じが蘇っている事です。ですからエレカシの全てが詰まっていて、それでいて、彼等の現在進行形の姿を表現しているので、決して昔に後退している訳ではありません。実に前向きに突き進みながらも、彼等の持ち味を全て惜しみなく吐き出しているのです。ただ、メディアへの露出が無くなっている時期なだけに売り上げには結びついていませんが、内容は最高のものが出来上がっています。名盤です。

平成理想主義

達者であれよ

友達がいるのさ
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[20100529]

扉
(2004/03/31)
エレファントカシマシ

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アルバムの制作過程を撮影したドキュメンタリー映画「扉の向こう」で彼等がどんな思いで作品と向き合っているかが伺えるのですが、前作の若々しさから一転、ロックアルバムにはなっているのですが、熟練の領域に入ったベテランの味わいを持った作品になっています。熊谷昭を共同プロデューサーに迎えているのもあるのかもしれませんが、ストレートなだけのロックンロールではなくなっています。

1. 歴史
2. 化ケモノ青年
3. 地元の朝
4. 生きている証
5. 一万回目の旅のはじまり
6. ディンドン
7. 必ずつかまえろ
8. 星くずの中のジパング
9. イージー
10. 傷だらけの夜明け
11. パワー・イン・ザ・ワールド

人生と向き合う宮本浩次の思いが赤裸々に語られる歌詞の世界が更に色濃くなっていて、歴史では森鴎外論が語られ、鴎外とロックフレーズに乗せる感覚はさすがです。ロックンロールというよりはオルタナティヴな感じになっています。どこか内向的なのです。バラードにしてもヒット曲時代とは雰囲気が違います。力を抜く事を憶えた大人のロックになっています。かといって要領が良くなった訳ではなく、宮本浩次らしい不器用な歌詞になっています。

バンドアレンジもストレートなロックンロールではなく、ネオサイケやオルタナバンドのようです。タイトルが扉だけに、ジャケットがドアーズのファーストアルバムに似ているのは狙いなんでしょうか。内向的なサイケ作品を狙っているのでしょうか。かなり重たい感じがします。初期の頃に近いのですが、明らかに違う事をやっているのが分かります。いくつにになってもどこかもがいている感じは健全なロック少年なのだと思います。

歴史

化ケモノ青年

生きている証
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[20100529]

俺の道俺の道
(2009/09/16)
エレファントカシマシ

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前作でバンドスタイルへの回帰を宣言してから本格的にバンド勝負を始めたフルアルバムです。歌詞は初期の頃に戻っていて、サウンドも初期の頃みたいですが、初期の頃はあくまでもリズム&ブルースを基盤としていましたが、この時期はロックンロールになっています。かなり攻撃的な感じで、ビッグヒットには至りませんでしたが、ファンが増えている分、この方向性は受け入れられます。

1. 生命賛歌
2. 俺の道
3. ハロー人生!!
4. どこへ?
5. 季節はずれの男
6. 勉強オレ
7. ラスト・ゲーム
8. 覚醒(オマエに言った)
9. ろくでなし
10. オレの中の宇宙
11. ロック屋(五月雨東京
12. 心の生贄

生命賛歌はトーキングスタイルで、宮本浩次節が炸裂しています。俺の道はヒット曲時代の手法で作曲されているだけに良い曲ですが、ヒット曲時代とは違う歌詞が彼等の本気を物語っています。デビュー当時はよくRCと比較されていましたが、このロックンロールスタイルになった方がRCに近いかもしれません。宮本浩次の歌い方もどこか清志郎に近いものがあります。そして何よりもカッコいいのが、初期の頃のようなダイナミズムが復活した事です。

初期の頃に比べても曲創りが向上している訳ですから、初期の頃以上にいいバンドに成長しています。それでまるで新人バンドみたいにフレッシュでエネルギッシュです。まるでインディーズから這い上がってきたバンドのようです。下手に洗練されていない感じも好感が持てます。宮本浩次の作品っていい意味で、なんてむき出しなんだと言うくらい赤裸裸でよろしいです。名盤です。

生命賛歌

俺の道

ハロー人生!!
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[20100528]

DEAD OR ALIVEDEAD OR ALIVE
(2009/09/16)
エレファントカシマシ

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打ち込みを多用していた事を改めて、バンドサウンドに回帰する為に急遽制作されたミニアルバムです。初期の頃のような宮本浩次の叫びが復活しています。プロデュース、作詞作曲を全て宮本浩次が行うと言う、初期の頃の後半の独自性を追求していた頃のやり方に戻っています。

1. DEAD OR ALIVE
2. 漂う人の性
3. クレッシェンド・デミネンド-陽気なる逃亡者たる君へ-
4. 何度でも立ち上がれ
5. 未来の生命体

歌詞も初期の頃のような主義主張を叫ぶようになっています。ハードなサウンドになってはいますが、印象的なフレーズをちりばめたヒット曲時代を経た経験が活かされています。ヒット曲時代はメディアにも積極的に出まくっていましたが、この辺りから宮本の面白いキャラクターが取りざたされる事への反省からメディアへの露出を控えるようになります。そうするとてきめんに売り上げが落ちていきます。

やっと自分達のサウンドを取り戻しても、バンドとしての注目度もどんどん下がっていきます。どんなに良い曲を書いても、メディアを介さないと届く範囲が狭まってしまうと言う図式が明確になっていきます。しかし、デビュー当時から大いなる期待をもたれていたバンドだけに、こうした状況の中でも活き活きと創作活動にいそしんでいきます。曲数は少ないですが、それだけ良い曲が詰まっています。久々にパワフルな作品です。

DEAD OR ALIVE

クレッシェンド・デミネンド

何度でも立ち上がれ
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[20100528]

ライフライフ
(2002/05/02)
エレファントカシマシ

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ライフライフ
(2002/05/02)
エレファントカシマシ

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Mr.Childrenのプロデューサーとして知られている小林武史によるプロデュース作品です。小林武史は作詞や編曲にも加わっており、彼等がここまで他人にゆだねた作品は珍しい事です。前作のような昔からのファンも満足出来る方向へは進みませんでした。あの路線をいけばもっと可能性は広がっていたと思うのですが、宮本浩次の私生活的な部分も影響しているのかもしれませんが、再びじっくり聴かせる曲創りになっています。

1. 部屋
2. 女神になって
3. 面影 (おもかげ)
4. 暑中見舞 - 憂鬱な午後 -
5. 普通の日々
6. かくれんぼ
7. 秋 - さらば遠い夢よ -
8. 真夏の革命
9. あなたのやさしさをオレは何に例えよう
10. マボロシ

サンプリングや打ち込みを多用したアレンジではありますが、サイケでフォーキーな秀作になっています。他の作品に比べると地味な内容かもしれませんが、ほどよいポップさがあり、聴き込むほどに味わい深くなっていくアルバムだと思います。J-POPというヒットスタイルの中に入り込んでいても、エレファントカシマシだとわかる独自の歌い回しは、シンガー宮本浩次でなければ生み出せない歌世界を生み出しています。

ビートルズっぽいけれど、普通のブリットポップとは違うアレンジとなっているのは、このバンドがこれまで築き上げてきたスタイルに裏打ちされているのだと思います。飛び抜けた名曲というのはありませんが、しみじみと聴き込める美しい曲があったり、宮本浩次の私的な歌詞が、このバンドにしか創れないような空間を生み出しています。デジタル処理はされていますが、アナログな歌の力を思い知る事になります。

部屋

面影

普通の日々
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[20100528]

good morninggood morning
(2000/04/26)
エレファントカシマシ

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東芝EMIへの移籍第一弾アルバムです。今回は発展的な移籍となります。先行シングルガストロンジャーで、エレファントカシマシが新しい領域に突入した事が予告され、バラードを売りにしていたスタイルから一転。初期の頃のような宮本浩次の主義主張をぶちまけながらも、決して聴き手を置いてけぼりにはしていないという新しい試みがなされています。久々に宮本浩次の単独プロデュースになっています。

1. ガストロンジャー
2. 眠れない夜
3. ゴッドファーザー
4. good morning
5. 武蔵野
6. 精神暗黒街
7. 情熱の揺れるまなざし
8. I am happy
9. 生存者は今日も笑う
10. so many people(good morningヴァージョン)
11. Ladies and Gentlemen
12. コール・アンド・レスポンス

Pro Toolsレコーディングと言うハードディスクレコーディングを使用したデジタル感覚で、打ち込み有りの全曲宮本浩次作詞作曲、演奏もほとんど彼が打ち込んでいて、バンドメンバーはその題材をデジタル臭くなくす為に、アナログの卓に素材を録音してミックスしています。ですから初期の頃の破天荒なスタイルをデジタル化したような斬新なサウンドになっています。ガストロンジャーではラップっぽい歌い方となっていますが、トーキングスタイルで宮本浩次らしい歌詞が並べられています。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやナイン・インチ・ネイルズに影響を受けての打ち込みになっているのですが、さすがにエレカシのオリジナルサウンドが出来上がっています。

ブレイクした事でやっと彼等がやりたかった事が出来るような状況になったという事でしょう。ただ、ここまでは売れましたが、ブレイク時期は過ぎており、この後徐々に又売り上げは落ちていきます。ただ、常連客はつかんでいるだけに、良い曲を書けば又ヒットを飛ばせるだけの土壌は出来上がりました。洗練されたデジタルサウンドになっていない所がこのバンドらしくて好感が持てます。初期の頃のように自己満足的な一方的な演奏ではないので、当時の苦悩していたレディオヘッドのような感じで受け入れられています。

ガストロンジャー

眠れない夜

good morning
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[20100528]

愛と夢愛と夢
(2009/09/16)
エレファントカシマシ

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バラード調のミディアムテンポがほとんどで、初期の頃の面影は無くなり、ブレイク後のエレカシのイメージが色濃く反映しています。佐久間正英との共同プロデュースであり、佐久間正英は編曲にもほとんど携わっています。打ち込みもさりげなく使われており、エレカシイコールバラードというイメージが一番強い作品です。初期の頃の男臭さはタイトルからも分かるように薄れています。

1. good-bye-mama
2. 愛の夢をくれ
3. 君がここにいる
4. 夢のかけら
5. ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ
6. 真夏の星空は少しブルー
7. 寝るだけさ
8. ココロのままに
9. Tonight
10. はじまりは今 (Album version)
11. おまえとふたりきり

前2作品までのような名曲が創られている訳ではありませんが、それと同じくらいのレベルの曲が揃っています。このアルバムからも多くの曲がシングルカットされていますが、飛び抜けて良い曲がある訳ではありません。平均的に良い曲が創られている感じです。それでも切ないくらいのブリットポップな満載です。宮本浩次の書く歌詞も男臭さ全開では無く、男の哀愁を書くようになっています。

この頃になると完全に初期の頃のファンは離れていっていると思いますが、それ以上の新しいファンが彼等を支えていく事になります。バラードと言っても、アレンジの小技もロックバンドならではの発想になっている所がさすがです。妥協しているように感じられるかもしれませんが、このやり方の中でも最高のものを創ろうとする創造力はかなり前向きです。エモーショナルではありますが、以前のような激しさはありません。それでも作品としては充実しています。

good-bye-mama

愛の夢をくれ

君がここにいる
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[20100527]

明日に向かって走れ-月夜の歌-明日に向かって走れ-月夜の歌-
(2009/09/16)
エレファントカシマシ

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エレファントカシマシ最大のヒットアルバムです。元々良い曲を創れる資質をもったバンドだったので、売れる曲を創り始めたら止まらなくなっています。多くのシングルヒットを飛ばして、名曲のオンパレードになっています。前作同様佐久間正英との共同プロデュースになっており、リズム&ブルースを基盤としたフォークロック路線は当時全盛期のミスチルなどと同等の勝負が出来るまでになっています。

1. 明日に向かって走れ (アルバムミックス)
2. 戦う男 (アルバムバージョン)
3. 風に吹かれて
4. ふたりの冬 (アルバムミックス)
5. 昔の侍
6. せいので飛び出せ!
7. 遠い浜辺 (アルバムミックス)
8. 赤い薔薇
9. 月夜の散歩
10. 恋人よ
11. 今宵の月のように

シングルヒット曲のオンパレードで、初期の頃の勢いでありながらもツボを得た曲創りがされている戦う男 も名曲ですし、フォークロックしている風に吹かれても素晴らしい名曲です。とどめはバラードの名曲今宵の月のようにまで、どれもシングルカット出来るようなスペックの曲ばかりです。昔に比べると抑えめに歌っている宮本浩次の歌声の味わいはバラードで更に際立っています。オーケストレーションを導入した昔の侍などは昔の曲調に似ていますが、そういう曲には佐久間正英が手を加えて他の曲と遜色の無いようにしています。

初期の頃との大きな違いは、クリック音を聴きながらレコーディングしている事でしょう。初期の頃はバンドのグルーヴだけで演奏していましたので、正確なリズムによる演奏は安心して聴けます。その代わり、昔のダイナミズムは薄れていますが、十分な躍動感を持って演奏されています。バンドアレンジも昔から凝っていましたので、ポップな曲にそれを応用すると、かなりバリエーションが豊かになっています。言葉の使い方も音楽的になっているので心地いいです。昔のファンには受け入れられない人もいたでしょうが、このバンドの良さは、こうした普通の曲を演奏する事によって明確になっていると思います。全て良い曲ばかりの名盤であります。

明日に向かって走れ

戦う男

風に吹かれて
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[20100526]

ココロに花をココロに花を
(1999/12/08)
エレファントカシマシ

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レコード会社から契約破棄され事務所を解雇された彼等を救ったのは、デビュー当時から評価し続けていた渋谷陽一などが事務所やレコード会社へ売り込んで、ソニーからポニーキャニオンへ移籍、新しい事務所に拾われ、再スタートを切ったアルバムです。バンドを存続させるにはヒット曲が必須である事を痛感した彼等は売れる為の曲を創り、プロモーションビデオを創り、CMにもタイアップさせて、このアルバムからブレイクする事になります。ジャケットでは初めてメンバーの顔が出ていません。

1. ドビッシャー男
2. 悲しみの果て
3. かけだす男
4. 孤独な旅人
5. おまえと突っ走る
6. 四月の風
7. 愛の日々
8. うれしけりゃとんでゆけよ
9. 流されてゆこう
10. Baby自転車
11. OH YEAH!(ココロに花を)

プロデュースは宮本浩次と共同で佐久間正英が関わっています。第三者を入れる事で、我に走る事無く、聴かせる為の音楽を創りだす事になります。しかし、ドビッシャー男はこれまでのエレカシスタイルになっており、侍魂を歌い上げています。先行シングルとなった悲しみの果ては見事なバラード曲で、CMにも使われて大ヒットしました。その為エレファントカシマシにはバラードのイメージがついて回る事になります。これまでも美しいバラードは書いていましたが、大きな違いは歌詞です。バラードでも宮本浩次の自己主張が多かったのですが、ここではあくまでも自分を抑えて相手に聴き易い言葉を選んでいます。これによりアクが無くなりヒット曲となったのです。

音楽的にも当時流行っていたブリットポップのような哀愁のあるポップスになっています。宮本浩次にとっては決して納得いくやり方ではありませんでしたが、これで聴いてくれる人が増えた事で、この路線を継続していく事になります。孤独な旅人も美しいバラードで名曲です。その他の曲もポップにはなっていますが、まだ初期の頃の勢いは残しています。そういう意味では前作同様バランスのいい素晴らしい名盤になっています。曲がいいだけに宮本浩次のしゃがれた声も味わいのある歌声である事が認識されます。前作と違うのは誰が聴いても良さが分かるようになった事です。自己主張と売れる事の折り合いを付ける葛藤を乗り越えた名盤です。

ドビッシャー男

悲しみの果て

かけだす男
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[20100525]

東京の空東京の空
(1994/05/21)
エレファントカシマシ

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何とか生き残りをかけた前作でも売れなかった為に、崖っぷちに立たされた彼等は大幅に方向転換すべく、聴き手の事を考えた売れるような曲を創る事を決意。初期の最後のアルバムでありますが、ブレイク以降のサウンドへつながるような曲創りがなされています。オーケストラやオーバーダビングも駆使して、凝った内容になっています。プロモーションビデオも積極的に創って、続けていく為に売れる事を命題としました。

1. この世は最高!
2. もしも願いが叶うなら
3. 東京の空
4. 真冬のロマンチック
5. 誰かのささやき
6. 甘い夢さえ
7. 涙 試聴する
8. 極楽大将生活賛歌
9. 男餓鬼道空っ風
10. 明日があるのさ
11. 星の降るような夜に
12. 暮れゆく夕べの空

しかし、それでもエレファントカシマシならではの独自のサウンドを生み出しています。決して妥協した訳ではないのです。ですからものすごいエネルギーを秘めた名盤に仕上がっています。でも妥協しなかった事が影響したのか、この作品も売れませんでした。この世は最高!では珍しくボーカルに深めのリバーブがかけられ、まるでディープパープルのような曲になっています。もしも願いが叶うならではポップになりながらも激しさは失わず、サイケデリックな雰囲気も与えています。タイトル曲の東京の空ではジャズトランぺッターの近藤等則が参加してマイルスのようなトランペットを披露ししています。

これまでのバンド一発録りのようなサウンドとは違って、バンド以外の音を加えた意欲作になっています。真冬のロマンチックではボガンボスのDr.KYONがピアノで参加して、ボブディランのようなカントリーフォークをやっています。こういう曲も創ろうと思えば作れるのだという事を知らしめています。ある程度歩み寄ったサウンドになっていて、聴き手にも分かり易くなっている為に、このバンドの本当の凄さというのがストレートに伝わってきます。しかし、ここまでしても売れなかった為に、レコード会社からは契約解除、所属事務所からも解雇を言い渡されて窮地に立たされます。

この世は最高!

もしも願いが叶うなら

東京の空
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[20100524]

奴隷天国奴隷天国
(2009/09/30)
エレファントカシマシ

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売り上げが伸びない為に、レコード会社からファーストのようなロックチューンを要請されて制作されたロックンロールアルバムです。それでも宮本浩次ワールド全開で、これまで以上に強烈な歌い回しが展開されています。まるで説教されているかのように怒濤のうなり声が炸裂しています。

1. 奴隷天国
2. 太陽の季節
3. 絶交の歌
4. おまえはどこだ
5. 日曜日(調子はどうだ)
6. 浮世の姿
7. 果てしなき日々
8. いつものとおり
9. 道
10. 寒き夜

エレファントカシマシが一番近いのはローリングストーンズだというのが分かります。ストーンズの上っ面だけをコピーするバンドは多くいますが、本当にストーンズを理解していてその本質をコピーするとこうなるのではないかと思えます。それだけミックジャガーの歌い方は常識はずれなのです。宮本浩次の歌い方もかなり常識はずれです。この歌を受け入れられるにはかなり時間がかかると思います。聴き手の事をまるで考えずにただ唸りまくるのですから、聴く方がそれなりの覚悟が必要です。

サウンドはストレートではありませんが、勢いのあるロックンロールスタイルになっています。全曲作詞作曲宮本浩次で、プロデュースも宮本浩次ですから、歌と演奏の関係も危うさはありますが、蜜月な関係で成り立っています。ストーンズも本当はこの方向性にいかなければならなかったのですが、老いてはなす術も無く、そのスピリッツを受け継いだのがこのバンドなのだと思います。かなり意気込んで創られていますが、売り上げは益々落ち込んでいきます。こんな作品が売れないというのは、日本にはまだロックが定着していないという証拠です。

奴隷天国

アルバム奴隷天国

絶交の歌
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[20100524]

結局 白鵬が二場所連続全勝優勝を決めました。一人横綱として無敵の強さを誇っています。把瑠都は負け出すと集中力がきれたのか、相撲内容にも迷いが現れ、10勝止まりの成績でした。立ち合いの鋭さも無く、白鵬、日馬富士には突き押しを跳ね返されていました。まだ横綱になるには精神力が充実していなかったようです。自分の相撲と向き合って、絶対負けない取り口を身につける必要があると思います。私が思うには、相手にチャンスを与える事無く、立ち合いから突き押しで一発で相手を土俵したに突き落とすくらいの勢いを身につければいいと思います。それだけの体格に恵まれているし、万が一組み合っても十分相撲が取れる実力を身につけているのですから、相手に万が一のチャンスを与えない事が優勝する秘訣かと思います。

主な上位の成績
白鵬 15勝0敗 優勝
日馬富士 9勝6敗
琴欧洲 9勝6敗
琴光喜 9勝6敗
魁皇 9勝6敗
把瑠都 10勝5敗
稀勢の里 8勝7敗
安美錦 5勝10敗
琴奨菊 9勝6敗
栃煌山 7勝8敗


白鵬が十三日目に優勝を決めていたので、千秋楽の目玉は魁皇の1000勝にかかっていました。千秋楽にやっと1000勝を達成。史上2人目の快挙という事です。準優勝は阿覧で、12勝3敗の成績で敢闘賞を受賞。4大関を破った栃ノ心は千秋楽にやっと勝ち越して同じく敢闘賞を受賞。ヨーロッパ勢が頑張りました。霜鳳は10勝5敗と頑張りましたが、三賞は受賞できませんでした。かなり、内容の濃い夏場所でありました。このまま白鵬の時代となっていくのもつまらないので、もっと下の力士に頑張ってもらいたいと思います。

白鵬VS日馬富士

魁皇VS琴欧洲

琴光喜VS把瑠都
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[20100523]

エレファント カシマシ 5エレファント カシマシ 5
(1992/04/08)
エレファントカシマシ細海魚

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これまではバンドでプロデュースしていたのですが、このアルバムから宮本浩次一人でプロデュースしていくことになります。作詞作曲も全て宮本浩次が書いており、編曲はバンドで対応しています。つまりこれまで以上に宮本浩次の私的な思いが支配する事になります。宮本浩次のつぶやきを一方的に聴かされる内容になっているので、受け付けない人もいるはずです。ですからどんどん売れなくなっていきます。

1. 過ぎゆく日々
2. シャララ
3. 無事なる男
4. 何も無き一夜
5. おれのともだち
6. 夕立をまってた
7. ひまつぶし人生
8. お前の夢を見た(ふられた男)
9. 通りを越え行く
10. 曙光

アレンジ的にはハードロックからサザンロック的なアレンジになっていると思います。宮本浩次のやりたい放題な感じになっているので、歌も巧いとか下手とか言う次元ではなく、宮本浩次の気分がそのまま収められています。ファンじゃなければついていけないと思います。完全に売れる事など二の次で、ただ宮本浩次の思いだけで創られています。これまでは何とか聴き手のことも考えた創りになっていましたが、もう完全に無視です。

ただ、ずっと彼等の作品を聴き続けているファンにとっては、この破天荒なサウンドも理解できるようになっていると思います。エレファントカシマシにしか創れないリズム&ブルースであり、世界中探してもこのバンドしかこんなスタイルはやっていません。唯一似ているバンドがあるとしたらジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンくらいではないでしょうか。ちょっと違うかもしれませんが、ラフさは似ています。一番コマーシャリズムを度外視した作品です。

過ぎゆく日々

エレファントカシマシ5

無事なる男
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[20100523]

生活生活
(1990/09/01)
エレファントカシマシ

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リズム&ブルースやブルースが発展していくとハードロックになるのですが、前作で彼等が提示したリズム&ブルースの発展形にハードロックの手法を取り入れた強烈なアルバムです。リフはまるでツェッペリンの後期の頃のようなソリッドさをもっています。そしてまるでオーティスレディングがパンクを歌っているかのような宮本浩次の歌が絡んで、これまでのロックの歴史が全て詰まっていながらも新しいという斬新なサウンドを生み出しています。

1. 男は行く
2. 凡人~散歩き
3. トゥー・ファイン・ライフ
4. 偶成(ぐうせい)
5. 遁生(とんせい)
6. 月の夜
7. 晩秋の一夜

曲数は少ないのですが、それだけ1曲が長いのです。まるでツェッペリンのアキレス最後の戦いのような曲がずらりと並んでいるようです。時折、ギターとスキャットをハモらせるというブルーススタイルを取り入れながら、宮本浩次独特の歌詞の世界をプログレッシヴに展開させていきます。ハードロックやプログレを聴いていた人間には理解できるものですが、多くのファンには戸惑うような内容だったと思います。

リズム&ブルースをルーツとしながらもハードロックバンドへ変身した作品になっています。宮本浩次の荒削りな歌は聴き手を選ぶかもしれませんが、洗練された、ジャストなリズムの主流だったこの時代に対しては、かなり挑戦的なサウンドになっています。ですから売り上げには結びつかなかったのですが、この強烈な個性はパンクでもオルタナでもない本物の歌なのだと思います。名盤です。

男は行く

生活

偶成
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[20100523]

浮世の夢浮世の夢
(1989/08/21)
エレファントカシマシ

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エレファントカシマシがリズム&ブルースの可能性を世に問うた問題作です。リズム&ブルースは50年代から60年代にかけて発展してきたソウルミュージックです。既にスタイルは決まっているのですが、そのスタイルをちゃんと継承しながらも、プログレッシヴなくらいに新しく構築しようと挑んだ意欲作です。

1. 「序曲」夢のちまた
2. うつら□うつら
3. 上野の山
4. GT
5. 珍奇男
6. 浮雲男
7. 見果てぬ夢
8. 月と歩いた
9. 冬の夜

リズム&ブルースをやるのは、日本人にとっては黒人のようにシャウトする事に専念するものですが、彼等の叫びは黒人のものではなく、狙って、日本人としての叫びを反映させています。そして、一つの曲の中で、そのスタイルをどんどん発展させて、まるで組曲のように編み上げた「序曲」夢のちまたで、リズム&ブルースの新しい可能性を提示してみました。だけど、リズム&ブルースなので、その一つ一つのフレーズはとても分かり易いもので、それが複雑に絡み合っていくので、とても心地いいものになっています。

ただ、今まで存在していないくらいの新しいスタイルが出来上がっている為に、ファンとしても戸惑ったと思います。これまでの作品に比べて複雑になっているので、作品は斬新になっているにもかかわらず、売り上げはどんどん落ち込んでいきます。世界でもこんな試みをしたバンドがいなかった為に理解されなかったのです。まるで異質な音楽を聴かされているみたいになっているのです。それだけに唯一無二の素晴らしいサウンドが生まれています。オリジナリティーという意味に置いては最高傑作とも言える名盤です。

「序曲」夢のちまた

うつら うつら

浮世の夢
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[20100523]

エレファント カシマシ IIエレファント カシマシ II
(1988/11/21)
エレファントカシマシ

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前作ではハードな曲が多かったのですが、このアルバムでは激しさはありますが、しっとりと、じっくりと聴かせるような間を巧く使った工夫が見受けられます。単なる破天荒なだけのバンドではない事を実証した作品だと思います。宮本浩次のボーカルはしゃがれるまで叫んでいる感じですが、しっかり歌を届けるという気持ちが伝わってきます。

1. 優しい川
2. おはようこんにちは
3. 金でもないかと
4. 土手
5. 太陽ギラギラ
6. サラリ□サラ□サラリ
7. ゲンカクGet Up Baby
8. ああ流浪の民よ
9. 自宅にて
10. 待つ男

オープニングの優しい川は、現在までつながるような美しいバラードです。ブレイクしてからの楽曲の良さは、既にこの頃から出来ていたのです。しかし、ブレイク時のようには売れなかったのは、まだ時代が早かったからなのでしょうか。R&Bと言う事で、RCサクセションと比較されていましたが、RCとは違うグルーヴを持ったバンドだと思います。RCよりはもっとロック的なのだと思います。世界観も違います。

太陽ギラギラはレゲエのようなアップビートの曲ですが、3拍子なので、ブルース調だったりするユニークな曲です。バラードやミドルテンポの曲が多いのですが、迫力は前作以上に感じます。ゆとりができていてる分、言葉もよく伝わってきます。大沢誉志幸がやっていたクラウディ・スカイが成功していたら、こんな感じだったのではないでしょうか。実に個性的なバンドの初期の名盤です。

優しい川

おはよう こんにちは

金でもないかと
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[20100522]

エレファント カシマシエレファント カシマシ
(1988/03/21)
エレファントカシマシ

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エレファントカシマシと言うと、90年代半ばからヒット曲を出すようになるので、J-POPなイメージを持っている人もいると思いますが、88年にはデビューしていた古株のバンドなのでした。デビュー当時は怒れる叫びが特徴的なバンドでした。宮本浩次 (ボーカル、ギター)石森敏行 (ギター)高緑成治 (ベース)冨永義之 (ドラムス)の現在まで不動の4人のメンバーから成り立っています。

1. ファイティングマン
2. デーデ
3. 星の砂
4. 浮き草
5. てって
6. 習わぬ経を読む男
7. BLUE DAYS
8. ゴクロウサン
9. 夢の中で
10. やさしさ
11. 花男

最近ではバラードの方が有名になっていますが、最初はハードなリズム&ブルースで宮本浩次の怒れる雄叫びが売りで、ストーンズなどの影響を持ったバンドでした。時折説教じみた雄叫びもあるのですが、ストリートスライダーズやブルーハーツのようないかにも感じとは違って、最初から独自の世界観を持っていました。厳つい感じでもないのですが、かなりの毒を吐きまくっています。レコーディングでもカウントに合わせる事無く、バンドのグルーヴでのみで演奏されているので、打ち込みが主流になり始めていた当時としてはかなり新鮮な感じになっています。

このファーストアルバムからセルフプロデュースしていますので、最初からかなり期待されていたようです。評論家からも高く評価されていたのですが、売り上げには結びついていませんでした。かなり硬派なロックでしたので聴き手を選んでいたのです。もう少し見た目のインパクトがあれば印象も違っていたはずですが、ファッションは至って普通なので、ちゃんと曲を聴かないと分からない世界です。宮本浩次は大沢誉志幸のようなちょっとイッテいる感じがしています。

ファイティングマン

デーデ

星の砂
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[20100522]

PANPAN
(2010/02/24)
THE BLUE HEARTS

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ベースの河口純之助が宗教、幸福の科学に熱心なあまりスタッフやファンを勧誘した為に解散となったとされています。しかし、甲本はすでにバンドに限界を感じて、ヒューストンズというバンドで活動していました。バンドは活動停止状態でしたが、解散する事を決め、契約上の問題でラストアルバムとなるこの作品が制作されました。

1. ドラマーズ・セッション
2. ヒューストン・ブルース(月面の狼)
3. もどっておくれよ
4. ボインキラー
5. 花になったかまきり
6. バイ バイ Baby
7. 歩く花
8. 休日
9. トバゴの夢(キチナーに捧げる)
10. 幸福の生産者
11. Good Friend(愛の味方)
12. ひとときの夢
13. ありがとさん

バンドとしては既に空中分解していた状態でしたので、ビートルズのホワイトアルバムのように、各メンバーがそれぞれソロ作品を集めてアルバムにしています。バンドとして一緒に演奏していませんが、これからの彼等の方向性を知る事が出来ます。オープニングがいきなりドラマーの梶原徹也の作品のドラマーズ・セッションで始まります。RCサクセションの新井田耕三ら5人のドラマーによるセッションになります。ヒューストン・ブルースなど、甲本ヒロトの作品はヒューストンズというバンドで演奏しています。打ち込みはサンプリングなどこれまでに無いサウンドを創っています。

一番ブルーハーツらしい作品をつくているのが真島昌利です。問題の河口純之助の作品は本人の希望で最後にまとめています。宅録で幸福の科学を賞賛するような内容になっています。とても宗教性が強い作品になっています。結局、このバンドはファーストアルバムが一番出来がいいです。YOUNG AND PRETTYもまだましですが、それ以降は駄作が続きます。しかし、最後にSTICK OUTとDUG OUTという素晴らしい作品を残しました。甲本ヒロトと真島昌利はTHE HIGH-LOWS、ザ・クロマニヨンズというバンドで、ブルーハーツ時代の幼稚化したサウンドを極めていきます。

もどっておくれよ

花になったかまきり

バイバイBaby
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[20100522]

DUG OUTDUG OUT
(2010/02/24)
THE BLUE HEARTS

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アップテンポの前作に対して、ミドルテンポやバラード曲を集めた作品です。アレンジもオーケストラを導入したり、コード進行もかなり工夫するようになっています。バンドとしての実力にあった内容になっています。ポップな曲があっても、この頑張っている姿こそがパンクなのであります。前作は本来のブルーハーツという漢字でしたが、このアルバムで、やっと新境地を拓いてくれたと思います。

1. 手紙
2. 緑のハッパ
3. トーチソング
4. 雨上がり
5. 年をとろう
6. 夜の盗賊団
7. キング・オブ・ルーキー
8. ムチとマント
9. 宝もの
10. 夕暮れ
11. パーティー
12. チャンス

バラードの手紙から始まります。オーケストラが使われており、ヒロトのボーカルはヴォコーダーがかけられています。コード進行もこれまでの彼等には無かったもので、とても良い曲なのですが、この挑戦の姿勢故曽我パンクなのです。本来パンクロックはテクニックには頼らなくてもいい音楽を創ろうととする事から始まります。ですから本当はもっと演奏も巧くなりたいし、新しい事に挑戦したいという向上心を持っていました。その結果音楽的には別物になっていき、パンクからポストパンクへと変貌していくのですが、パンクスピリッツは生き続けました。そういう意味において、ブルーハーツもやっとこのアルバムでパンクスピリッツを取り戻したと言えるでしょう。

歌詞も日常を書いてもいいのです。ですが、見えない武器を潜ませておかなければなりません。見えない自由が欲しくて、見えない銃を撃ちまくるという歌詞の通りの生き様を魅せなければなりません。それが今まで出来ていなかったのですが、ここにきて、やっとブルーハーツとしてのあり方というものが実現出来たと思います。頭が悪くてもこれだけのものが創れると言う実証が必要だったのですが、これまでは頭の悪さをあえて音楽に反映させていたので、無意味でした。もっともがくほどに音楽と向き合った方が誠実だと言う事にたどり着けた作品だと思います。

手紙

緑のハッパ

トーチソング
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[20100522]

STICK OUTSTICK OUT
(2010/02/24)
THE BLUE HEARTS

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前作はバンドとしてはほとんど末期状態にありました。しかし、もう一度バンドとして出来る事をやろうとして、このアルバムと次回作のDUG OUTを制作しました。2枚組にしないで分散して発売したのです。それにより、初期の頃のようなエネルギッシュなサウンドが蘇りました。ファンとしても不満が解消できた内容になっています。

1. すてごま
2. 夢
3. 旅人
4. 期待はずれの人
5. やるか逃げるか
6. テトラポットの上
7. 台風
8. インスピレーション
9. 俺は俺の死を死にたい
10. 44口径
11. うそつき
12. 月の爆撃機
13. 1000のバイオリン

CMにも使われた夢はよくテレビで耳にしているので、誰でも聴いた事があると思います。幼稚化を押し進めていた真島昌利に対して甲本ヒロトが蘇生をはかりました。その為、歌詞もデビュー当時のような鋭い言葉が使われるようになりました。アルバム全体がスピーディーで、勢いを持ったアルバムです。凸凹シリーズとして、このアルバムは凸で、次回作のDUG OUTが凹として、気分で聞き分けられるように2枚組にはしませんでした。

久々に力を持った作品だけに、久々に大ヒットしたアルバムです。ファンもこのサウンドを待っていたのです。前作はまるで何の経験も無い中学生が創ったような最悪の作品だっただけに、ファンの鬱憤も晴れたと思います。バンドとして実力はついていたので、そのままの自分達を素直に表現すればこれだけの作品が創れるのは当然でしょう。前作のまま終わっていたら最悪でしたが、なんとかここで盛り返してきました。

すてごま



旅人
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[20100521]

HIGH KICKSHIGH KICKS
(2010/02/24)
THE BLUE HEARTS

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とうとうその牙を完全に放棄した作品です。ポップな方がより多くの人に届けられるという事で、意図的にポップで分かり易い曲を創っています。しかし、いくら何でも、多くの人に届いたとしても、意味のない音楽を届けて何になるというのでしょうか。わざとなのか、英語もわざわざ日本語発音で歌っているので嘘っぽく聴こえてしまいます。

1. 皆殺しのメロディ
2. M・O・N・K・E・Y
3. 心の救急車
4. あの娘にタッチ
5. ホームラン
6. 泣かないで恋人よ
7. THE ROLLING MAN
8. 東京ゾンビ(ロシアンルーレット)
9. HAPPY BIRTHDAY
10. 闘う男
11. ネオンサイン
12. TOO MUCH PAIN
13. さすらいのニコチン野郎

メッセージ性も皆無です。日常を歌っているのですが、日常から何かを伝える方が難しいのです。だから何も伝わってきません。音楽的にも、作詞にしても後退しています。本来なら前向きに活きて、その生き様で何かを伝えなければなりません。それがパンクロックなのです。パンクロックは生き様なのです。ですが、それすら放棄してしまって、ポップと言っても幼稚化した感動も何も無い音楽です。

それでも彼等のカリスマ性は失われませんでした。既に信奉者が沢山いて、ついていくファンが彼等を支えていきます。バンドとして大切なパワフルささえ後退しています。もうここまでくるとほめるところがありません。この幼稚化したスタイルは後のハイロウズまで続きます。無意味な歌詞を連発して考えなくてもいい音楽を創っているようですが、考えなくても本能で感じる音楽というものには爆発するようなエネルギーがあるからこそ有効なのですが、それすらありません。時が経つに連れてどんどん悪くなっていくバンドはこのバンドが初めてです。それでも売れるのですから不思議なものです。最後のさすらいのニコチン野郎だけが本気で演奏している感じです。これが本来の彼等の実力だと思います。この感じばかりだったならもっと高く評価できるのですが。

皆殺しのメロディ

心の救急車

あの娘にタッチ
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[20100520]

Bust Waste HipBust Waste Hip
(2010/02/24)
THE BLUE HEARTSザ・ブルーハーツ

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イーストウエスト・ジャパンへ移籍してからの作品です。メジャーなレーベルへの移籍により、よりヒットするようになるのですが、その分、幼稚化へと加速していきます。演奏力は上がっているのに、曲創りは逆行して単純化していくのです。歌詞も何の説得力も無いものになっていきます。しかし、それでもカリスマ性は増していくのですから不思議なものです。

1. イメージ
2. 殺しのライセンス
3. 首つり台から
4. 脳天気
5. 夜の中を
6. 悲しいうわさ
7. Hのブルース
8. 夢の駅
9. 恋のゲーム
10. スピード
11. キューティパイ
12. 情熱の薔薇
13. 真夜中のテレフォン
14. ナビゲーター

シングル曲の情熱の薔薇もテレビドラマの主題歌に使われて大ヒットします。元々、バンドとしてはまとまりがありましたが、それで演奏が巧くなっているので、いいバンドなのだと思います。歌もいい感じです。しかし曲は牙を抜かれた去勢された獣という感じで、何かメッセージ性があるように聴こえて、よく聴くと、だから何なんだというようなフォーク的な歌詞になっています。

もうパンクバンドだとは思わないならば、いいバンドだと思います。演奏力が上がっているに、わざと簡単な曲想二するのは手抜きのように感じてしまいます。この傾向はいつまでたっても演奏が巧くならないストーンズのせいだと思います。それでもストーンズは良い曲を創り続けているので、その辺は真似できていないみたいです。Hのブルースんぼようなブルース曲では頑張っていますが、この頃は清志郎も含めて、変な美意識があって、わざと巧くなく演奏すると言う暴挙に出ます。プログレやジャズも好きな私にとってはとても耐えられません。出来ないんじゃなくてやらないというのはどうしたものでしょうか。

イメージ

首つり台から

脳天気
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[20100519]

TRAIN-TRAIN(期間限定生産)(紙ジャケット仕様)TRAIN-TRAIN(期間限定生産)(紙ジャケット仕様)
(2007/11/21)
THE BLUE HEARTS

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ブルーハーツがブレイクしたアルバムです。タイトル曲がテレビドラマの主題歌に使われて、より多くの人が彼等の歌を聴く事になります。特に若年層に大きくアピールして絶大な人気を得るきっかけとなりました。しかし、ファーストから聴いている私としては物足りない作品でありました。ポップになっただけではなく、段々単純化していった曲創りは悪く言えば幼稚化の始まりでした。

1. TRAIN-TRAIN
2. メリーゴーランド
3. 電光石火
4. ミサイル
5. 僕の右手
6. 無言電話のブルース
7. 風船爆弾(バンバンバン)
8. ラブレター
9. ながれもの
10. ブルースをけとばせ
11. 青空
12. お前を離さない

歌詞も若者の心をつかむには足りていましたが、初期の頃のハングリーさは無くなり、抽象的な表現は現実味を失っています。メロコアパンクに更に近づいています。メロコアはハッキリって、もうパンクではありません。それっぽい歌詞を書いても、きれいごとばかりでは説得力が無いのです。このアルバムでは、まだそこまでいっていませんが、そうなる予感があります。このアルバムでブルーハーツは売れましたが、私はこのアルバムでもうブルーハーツはどうでもいいやとなってしまいました。

ブルースやルーツミュージックを取り入れて、パンクというよりはストーンズのコピーバンドのようになっています。日本のロックバンドにありがちなスタイルです。ファーストアルバムでの衝撃はもう期待できない事が判明しました。現在のミュージックシーンへとつながる幼稚化の始まりといってもいいでしょう。それはハイローズになって更にエスカレートしていきます。頭が悪い事を前提にパンクをやるのはいいですが、頭が悪い事をそのまま音楽にしてはいけません。これはもうパンクロックではありません。J-POPという形骸化して麻痺した音楽への始まりです。

TRAIN-TRAIN

電光石火

ミサイル
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[20100518]

YOUNG&PRETTY(期間限定生産)(紙ジャケット仕様)YOUNG&PRETTY(期間限定生産)(紙ジャケット仕様)
(2007/11/21)
THE BLUE HEARTS

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テクノ系の佐久間正英がプロデュースした作品です。その為か、このアルバムからポップになっていきます。曲はちゃんとパンクしているのですが、ファーストの荒々しさに比べると、まるで去勢されてし待ている感じがしてしまいます。佐久間正英によるキーボードが入っていたり、サウンドは大分抑えられたポップな音になっています。海外では既にメロコアパンクというスタイルが出来始めており、日本でもジュンスカなどもそうですが、このアルバム辺りからメロコアパンクへと時代が変わり始めていきます。

1. キスして欲しい(トゥー・トゥー・トゥー)
2. ロクデナシII(ギター弾きに部屋は無し)
3. スクラップ
4. ロクデナシ
5. ロマンチック
6. ラインを越えて
7. チューインガムをかみながら
8. 遠くまで
9. 星をください
10. レストラン
11. 英雄にあこがれて
12. チェインギャング

シングルヒットしたキスしてほしいはパンクというよりビートロックな曲です。他にもアコースティックギターを使ったりと、周りが売り出す為に、このバンドも持ち味をデフォルメし始めます。ただ、デビュー前からの曲もあり、ギター弾きに部屋は無しのような等身大のパンクが共感を得ます。ラインを越えてで初めてギターの真島昌利がリードボーカルをとっています。ヒロトはブルースハープを吹いています。

このアルバムである程度売れるようにまりますが、その前に創った曲なので、ハングリーな感じが若々しいです。バンドとしては最初からまとまりはありましたが、まだ演奏面が未熟だった為に佐久間正英から駄目出しを何度も出されて、プロの洗礼を浴びるのですが、その為に逆に失ってしまったロックにとっては大事な衝動性というものは徐々にはぎ取られていきます。ポップでもA.R.B.の後継者と思っていればOKなのですが、ファーストのような衝撃は二度と蘇る事はありませんでした。

キスしてほしい

ロクデナシII

スクラップ
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