今回はほとんどの曲を創っている遊佐未森ですが、後半7曲目からの組曲Language of Flowersではプロローグ以外全て遊佐未森が作詞作曲しています。すみれでは日本の民謡的な雰囲気もあり、矢野顕子のような世界観に近づいています。組曲もあるので、プログレッシヴな雰囲気もありますが、ケイトブッシュやエンヤのような独特な雰囲気を日本的に表現していると思います。
今回遊佐未森の作詞はありませんが、作曲はいつの日も、Holiday Of Planet Earth、午前10時午後3時、君のてのひらからと増えています。Echo of Hopeはスプリットエンズのフィリップジャッドが提供した曲です。全体的にアコースティック楽器の使用が増えており、遊佐未森のサウンドがどんどん確立されるようになっています。デジタルな部分とのギャップも最初は魅力的でしたが、やはりアナログな音の方が彼女の世界観をよく表す事が出来ると思います。