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[20100615]

Little CreaturesLittle Creatures
(1990/11/21)
LITTLE CREATURES

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Little CreaturesLittle Creatures
(1990/11/21)
LITTLE CREATURES

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たまの次にグランドイカ天キングになったのはマルコシアスバンプでしたが、既にグラムロックシリーズの時に紹介しているので、その次のグランドイカ天キングとなったリトルクリーチャーズの紹介です。当時彼等はまだ18歳の若者でしたが、イカ天バンドの中では一番大人びた音楽を演奏しました。その音楽的センスが評価されて、まだ演奏面では未熟な所もありましたが、グランドイカ天キングとして相応しいとなったのです。

1. Thing to Hide
2. In the name of love
3. I don't mind getting wet
4. Point of view
5. Nobody knows
6. You are so beautiful

このファーストアルバムはミニアルバムサイズですが、イカ天でお馴染みの曲が入っていて、一番ポップで楽しめる内容になっています。メンバーは青柳拓次ボーカル・ギター、鈴木正人ベース・キーボード、栗原務ドラム・パーカッションのトリオです。音楽的にはスタイルカウンシルやジョージャクソンの影響を受けており、当時流行っていたネオアコや、この後はやり出すアシッドジャズなどに絡んでいますが、それよりももっと独自のセンスを持った音楽性を持っていました。

Thing to Hideでのモータウンなリズムはとても乗り易く、全曲英語歌詞というこだわりも持っています。その為か、他のバンドよりも大人びて感じる部分もありますが、ジャズ的なアレンジのセンスが素晴らしいのです。Billy Preston と Bruce Fisher作の You are so beautifulのカバーも素晴らしい雰囲気を生み出しています。スリーピースで音数が少ないのですが、一つ一つの音の存在感が心地良い世界となっています。まだ若さはありますが、素晴らしい名盤だと思います。

Thing to Hide

I don't mind getting wet

[20100614]

東京フルーツ東京フルーツ
(2000/02/25)
たま

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オリジナルアルバムとしてはラストアルバムになります。たまという希有のバンドの最終形態が味わえます。後期はバンド以外の音色も加えてカラフルなアレンジになっているのが特徴ですが、やはり、たまがカラフルになったとしても普通のポップスにはなりません。アヴァンギャルドポップスというか、グランジのようでもあり、独創的な気持ち良さがあります。

1. 安心
2. とかげ
3. カボチャ
4. 夢の中の君
5. 学習
6. ハダシの足音
7. 小象の・・・
8. いわしのこもりうた
9. さよならおひさま
10. ラッタッタ
11. 「夏です」と1回言った
12. ゆめみているよ

吉祥寺という地方の民族音楽。その奏者がビートルズのような才能があったとしたら、こんな音楽を生み出しているのであろうというファンタジーではあるけれど、メルヘンではない。お伽噺のようであり、妙にリアルな世界観が彼等の特徴ではないでしょうか。学習はRCサクセションの初期の頃のような曲です。どの曲も素晴らしく良く出来ています。最後を飾るのに相応しい名盤です。

この作品の後は、しょぼたまという。チープなサウンドをコンセプトにした三人だけの演奏で、セルフカバーした曲などで、演劇用の作品を出しており、2003年10月に解散します。その後の各メンバーはソロ活動をしていますが、何度か復活ライブを行っています。アコースティックバンドではありましたが、日本が海外に出しても恥ずかしくないロックバンドだったと思います。こんな凄いバンド、海外でもめったにいません。初期のCDも再発される事を望みます。

安心

とかげ

夢の中の君
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[20100613]

いなくていい人いなくていい人
(1998/07/25)
たま

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このアルバム以降は再び自主制作のレーベル地球レコードから出される事になります。完全にインディーズに回帰する事になるのです。サウンドは前作でエレキやシンセを使った事で慣れてしまったのか、エレクトリックたまになっています。その為、表現も豊かになり、無表情だったたまの音楽に表情が現れるようになっています。

1. いなくていいひと
2. へっぽこぴー
3. ぎが
4. 青空
5. 箱の中の人
6. 326
7. 健さん
8. ハッピーマン
9. 南風サーカスの日

僕の仕事はいなくていいひとと歌ういなくていいひとはフォークロックというか、エレキギターに電子オルガンが入っているので、ザバンドのようなサザンロックになっています。石川浩司が歌うパカッシヴなへっぽこぴー。クリスマスの夜に死んだ犬の事を歌っているぎが。テクノのような健さん。三人になった事によって、ゲストミュージシャンを入れて音が豊かになっています。これだとたまじゃないみたいですが、歌の世界はいつものたまです。

ただ、明るいたまなのです。ポップで、ビートルズのような音楽そのものをおもちゃのように楽しんでいる感じです。エレクトリック楽器でたまを表現しようとすると、こんなに楽しいという事が分かります。インディーズになって注目度はかなり低くなりますが、バンドとしては円熟の領域に入っているようです。もう少しダークでもいいとは思いますが。

いなくていいひと

へっぽこぴー

ぎが
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[20100613]

パルテノン銀座通りパルテノン銀座通り
(1997/07/23)
たま

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パルテノン銀座通りパルテノン銀座通り
(1997/07/23)
たま

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漫画家 吉田戦車とのコラボレート作品です。吉田戦車の作品、ぷりぷり県ののイメージアルバムとして製作されています。吉田戦車も作詞、コーラスで参加しています。ぷりぷり県の単行本、第三巻と発売日を合わせてリリースされました。

1. パルテノン銀座通り
2. ツルラのテーマ
3. 満月の丸バナナ
4. 生ビールでいこう
5. ゴーゴー川で泳ごうよ
6. かわいい流れ蛸
7. 笑う信号
8. 100mmの雨~雨男村の子守唄

サウンドは中期ビートルズのようなポップな感じになっています。こんなに明るいたまは久しぶりです。エレキギターも使っていますし、シンセも使ってポップな音色を出しています。漫画のイメージに合わせているようですが、これは結構意外な展開です。ダークさが無いのです。

中期ビートルズのようなサウンドエフェクトも使って、カラフルなサウンドを生み出しています。柳原陽一郎がいなくてもこれだけポップな作品を創れるとは意外でした。エレクトリックなたまではありますが、彼等らしさは失われていません。こうした進化は私は歓迎できます。こうした音色の幅は、これからの彼等の作品にも受け継がれていきます。しかし、ダークな感じもあったらもっと良かったと思います。

生ビールでいこう

ざらざら恋の唄

[20100613]

たまたま
(1996/09/25)
たま

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たまたま
(1996/09/25)
たま

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柳原幼一郎が脱退した事により、三人になったたま。この時代をさんたまと呼んでいます。知久寿焼のアコースティックな世界が中心になっていくのですが、石川浩司と滝本晃司の占める割合も多くなって、更にマニアックな世界感が強くなっています。

1. あるぴの
2. デキソコナイの行進
3. レインコート
4. あんてな
5. ねむれないさめ
6. 青い靴
7. 終わりのない顔
8. 全裸でゴ・ゴ・ゴー
9. 風と石と僕
10. なぞのなぞりの旅
11. あっけにとられた時のうた

インディーズにいっていましたが、ここから再びメジャーのパイオニアLDCへ移籍します。そういう変換期にあって、三人が頑張って行こうとする強い意志を感じる作品でもあります。三人になった事で、更に結束力が増しているのです。ただ、ポップでいる必要も無くなっているので、シュールさは更に増加しています。

ブラックなたまの部分も隠す必要がないので、かなり自由に制作されていますが、あっけにとられた時のうたはテレビアニメのちびまる子ちゃんのエンディングテーマに使われています。ここでは知久寿焼が丸まる子の声に近い歌い方をしています。僕たちが最初にイカ天でために持った第一印象の世界が作品になっている感じです。マイペースながら。よくぞここまでこの世界観を突き詰めているなと感心してしまいます。

あるぴの

デキソコナイの行進

青い靴
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[20100613]

そのろくそのろく
(2009/02/14)
たま

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そのろくそのろく
(2009/02/14)
たま

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メジャーレーベルから自主レーベル地球レコードへ移籍してからの作品です。そして、この後柳原幼一郎が脱退するので、四人でのたまの最後のスタジオ作品となりました。インディーズへと帰っていった感じになるのですが、その為たまの人気もマイナー系になっていくのですが、その分、メジャーでは出せなかったような作品もリリースする事が出来るようになります。

1. はこにわ
2. 東京パピー
3. 月食仮面
4. ふたつの天気
5. あつまれ
6. あたまのふくれたこどもたち
7. 月の光
8. だるまだまるな
9. 猫をならべて
10. カニバル

柳原幼一郎がいるので、ポップな部分もありますが、シュールな雰囲気が更に強くなっています。差別用語ととられるような歌詞があった為にメジャーではリリース出来なかった曲が、ここにきてやっと日の目を見る事になります。。つまり、ブラックな部分のたまが強い作品です。童謡のように聴こえていても、子供にはちょっときつような歌詞が普通に歌われています。

音楽的にもダークな雰囲気もあって、アコースティックグロテスクヘヴィメタのようなあたまのふくれたこどもたちなど、本来のたまらしい作品が多くなっています。売れた事によってポップな曲が選ばれていたメジャー時代よりも、小さなライブハウスで細々と活動していた時代に戻った感じです。それはマニアックなファンには嬉しい事でしたが、残念ながらこの後柳原幼一郎が脱退した事により、更にマニアックな世界を追求するようになっていきます。

はこにわ

月食仮面

あたまのふくれたこどもたち
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[20100612]

ろけっとろけっと
(1993/09/29)
たま

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ろけっとろけっと
(1997/11/19)
たま

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いつも使っているスタジオで、いつものたまの音楽をやろうというコンセプトで制作されたアルバムです。いつも使っているとおいスタジオ以外にも沖縄でも録音されています。これまでは売れた事により、多少売れるポップな曲を意識して創っていた事を反省して、素な自分達をそのまま記録する事を心がけています。ですから素朴な音色が目立ちます。

1. 日曜日に雨
2. 月ろけっと
3. ふしぎな夜のうた
4. ジンガは静かにしなさい
5. 教室
6. とんかち
7. 電柱(でんちう)
8. 冥王星
9. あの娘は雨女
10. 眠れないぼくの夜のまんなかで
11. 寒い星

1曲目の日曜日に雨は滝本晃司がリードボーカルをとる曲で、彼の曲がトップにくるのは初めてです。全開の石川に続いて意表をつく選曲になっています。結構かっこいい曲で、この人の作品は更に独特な雰囲気を持っています。石川浩司作のジンガは静かにしなさいは、かなりの大作で、リズムを強調したアヴァンギャルドな曲です。中心となる:知久寿焼と柳原幼一郎はいつもの感じです。

彼等はもともとビッグ志向は無く、イカ天もインディーズ時代のアルバムを宣伝する為に出場しており、キングになった事も驚きだったでしょうが、グランドイカ天キングにはならないように、わざと最後の決戦の曲はアカペラのみのコーラス曲で挑んでいます。それで挑戦者のマルコシアスバンプに僅差でしたが勝利してグランドイカ天キングになってしまった事によって、ビッグヒットを出すバンドになってしまいました。そんな夢のような出来事から、本来の自分達の素な部分を素直に表現した作品です。それでもこれだけアヴァンギャルドでシュールなのですから恐るべしです。シンプルなのに複雑だと言う、アヴァンギャルドポップの王道的名盤です。

日曜日に雨

ふしぎな夜のうた

教室
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[20100612]

犬の約束犬の約束
(1997/11/19)
たま

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犬の約束犬の約束
(1997/11/19)
たま

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東芝EMIに移籍しての第一弾アルバムです。今回は日本録音です。アルバムで出しのリヤカーマンは石川浩司がリードボーカルをとっています。これはオリジナルアルバムではこの作品だけです。意表をつかれます。この曲はシングルカットもされていますが、この頃からたまの人気も全国的なものから、徐々に昔のローカルな存在へと戻っていきます。ブームは過ぎたのです。しかし、彼等はそれでもマイペースに活動を続けていきます。

1. リヤカーマン
2. 夜のどん帳
3. 牛乳
4. 夏の前日
5. たかえさん
6. ねむけざましのうた
7. 温度計
8. くだもの
9. 自転車
10. みみのびる
11. ガウディさん
12. あくびの途中で

マイペースといっても手加減している訳ではありません。このアルバムもかなり工夫に富んだ出来映えになっています。ただ、彼等の才能を理解しているだけに、そろそろもっとぶっ飛ぶような作品が欲しくなってくるのです。彼等の最初のインパクトに慣れてしまったのです。聴き手は勝手なものです。それなのにいつものたまの作品なので、物足りなくなってくるのです。この世界観は壊せないのは分かっているのに、そろそろサージェントペッパーのような作品を創れるのではないかと期待してしまうのです。

しかし、そもそも売れる事に固執していない彼等なので、マイペースに自分達の音楽を楽しんでいます。それで納得してついていくファンと、別のものに気が移ってしまうファンとに別れていく事になります。その境目がこの時期で、巷はテクノ、ダンスミュージック全盛期です。それらに飽きた人がたまのようなほのぼのとしながらもシュールな世界を求める人がいても、少数でした。作品としては少しも後退していないので、素晴らしい作品なのですが、ブームの終焉はあっという間にきてしまいます。

リヤカーマン

夜のどん帳

牛乳
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[20100612]

きゃべつきゃべつ
(1991/10/21)
たま

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きゃべつきゃべつ
(1991/10/21)
たま

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今回もフランスとイギリスで録音されています。プロデュースは勿論バンドで行っています。彼等をプロデュース出来るような人はいないでしょうが、もし有能なプロデューサーが彼等を手がけていればサージェントペッパーのような作品も創れたと思いますが、残念ながら、彼等はそういった大作は創らないままになっています。

1. きみしかいない
2. ぼくはヘリコプター
3. 魚
4. 丘の上
5. 植木鉢
6. 満月小唄
7. 星を食べる
8. おなかパンパン
9. おやすみいのしし
10. とこやはどこや
11. こわれた

アルバムとしてはトータルコンセプトはありませんが、たまの世界というコンセプトが存在しているので、どういった曲になっても彼等の世界に導かれます。パソコンやゲームをやるオタクとは違う意味でのオタク感があって、それが唯一無二のサウンドになっていると思います。吉祥寺の曼荼羅というライブハウスを基本に活動していましたが、売れた事によって、メディアにも積極的に出て活動するようになりました。ただ、彼等はそれほど売れる事には固執していないので、マイペースに創作活動しています。

それでも、今回もポップな聴き易い内容になっています。アヴァンギャルドポップなので、難しく考えなくても聴けるのです。ほのぼのさも大事な要素だと思います。ぼくはヘリコプターはオゾンのダンスのような曲で、途中フリージャズのような展開になります。ジャズもポップスも全て彼等にかかればたまワールドになってしまう所が凄いです。最小限ではありますが、効果音なども使って、表現方法も幅が広がっています。この作品辺りまでは、まるでスーパースターのような扱いの人気がありました。その中で、これだけのスペックを持った作品を生み出している事が凄いです。これ又名盤です。

きみしかいない

ぼくはヘリコプター

丘の上
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[20100612]

ひるねひるね
(1997/08/21)
たま

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ひるねひるね
(1997/08/21)
たま

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売れたという事もあって、金が入ってきたのか、イギリスとフランスへ出向いて録音されたアルバムです。前作からの勢いもあって、このセカンドアルバムもポップで素晴らしい内容の作品になっています。無名の頃は細々と制作活動をしていた彼等が、想いのままに活動出来る環境を得た事によって、これまで埋もれていた才能までもが開花したような素晴らしい出来映えです。

1. 牛小屋
2. 夕暮の時のさびしさに
3. 海にうつる月
4. 家族
5. お経
6. 金魚鉢
7. オリオンビールの唄
8. かなしいずぼん
9. 月夜の病院
10. ウララ
11. むし
12. マリンバ
13. 鐘の歌

シングルヒットも夕暮れ時のさびしさに、海にうつる月とポップな曲を創りながらも、たまらしさを更に追求しています。海外での録音という事で、雰囲気もこれまでのような和な感じというよりもジブリの世界のような雰囲気になっています。基本は童謡をアヴァンギャルドに創りだす事だと思います。ですから、子供向けのように聴こえて、よく聴くと子供にとってはちょっとブラックかなと思える所もあります。戸川純の昭和歌謡や昭和童謡をバンドでやっていると言う感じが分かり易いでしょうか。

アレンジもノスタルジーを感じながらも斬新な作風という奇妙なサウンドが特徴です。アコースティック楽器やオルガン、日常用品を打楽器にしていたり、普通のバンドでは出せない音が独特の世界観を生んでいます。そして、今回はそれらをレコーディングテクニックで巧く処理しています。更に進化した彼等の素晴らしい名盤です。

牛小屋

夕暮れ時のさびしさに

海にうつる月
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[20100611]

さんだるさんだる
(1997/08/21)
たま

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さんだるさんだる
(1997/08/21)
たま

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ビギン以降、あまり間を空けずにグランドイカ天キングが続出します。特に意外ながらもイカ天No.1の存在となるたまの出現はかなりインパクトがありました。全てのバンドの中でも最高のバンドの称号を手にした彼等ですが、最高のバンドと言うとFLYING KIDSやマルコシアスバンプも同じような評価ですが、それ以上の存在である事は間違いありません。昭和童謡をアヴァンギャルドにしてアコースティック楽器で演奏する独特の世界観は審査員も評価するのを恐れ多いと思うくらいに突き抜けたバンドなのです。

1. 方向音痴
2. おるがん
3. オゾンのダンス
4. 日本でよかった
5. 学校にまにあわない
6. どんぶらこ
7. ロシヤのパン
8. さよなら人類(オリジナル・ヴァージョン)
9. ワルツおぼえて
10. らんちう
11. れいこおばさんの空中遊泳

見た目はネクラなオタク系のメンバーの演奏もそのイメージの通りなのですが、完成されたその世界観は他を寄せ付けない魅力を放っていました。メンバーは知久寿焼(ボーカル ギター)柳原陽一郎(ボーカル キーボード)石川浩司(ボーカル パーカッション)滝本晃司(ボーカル ベース)で、ベースだけエレクトリックベースですが、他はアコースティック楽器を使用しており、特にドラムは風呂桶など、楽器以外を打楽器にしています。石川浩司はランニングで坊主の裸の大将のような格好をしています。

一番たまのイメージを創っているのは知久寿焼です。かなり古いクラシックギターを引きながら、まことちゃんのような髪型で、アヴァンギャルドな童謡を生み出しています。柳原陽一郎の創る曲はビートルズにも通じるようなポップでサイケデリックな曲です。滝本晃司の創る曲はねっとりとしたスローな曲が多いです。石川浩司が創る曲はやたらと楽しい曲だったりします。四人のメンバーがそれぞれ曲を創り、それぞれがリードボーカルをとり、全員でコーラスを担当する為に日本のビートルズという評価もされています。

彼等を人気づけたのはシングルカットされたオゾンのダンスとさよなら人類の大ヒットによるものです。どちらも柳原陽一郎が作曲したポップな曲で、ネクラな部分が薄れているのでヒットしたと思います。子供も一緒になって歌えるような楽しい曲だったので、老若男女に受けました。このヒット曲が入っている為にこのファーストメジャーアルバムも大ヒットしました。そういう意味では一番有名な作品です。しかし、一番彼等らしい曲はらんちうです。これでイカ天キングになりました。彼等の魅力がふんだんに詰まった名盤です。

方向音痴
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[20100610]

音楽旅団(紙ジャケット仕様)音楽旅団(紙ジャケット仕様)
(2008/08/27)
BEGIN

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GLIDER(紙ジャケット仕様)GLIDER(紙ジャケット仕様)
(2008/08/27)
BEGIN

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どこかで夢が口笛を吹く夜(紙ジャケット仕様)どこかで夢が口笛を吹く夜(紙ジャケット仕様)
(2008/08/27)
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THE ROOTSTHE ROOTS
(1992/12/02)
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My Home TownMy Home Town
(1993/09/22)
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Chhaban NightChhaban Night
(1994/09/01)
BEGIN

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BEGINBEGIN
(2000/09/21)
BEGIN

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FLYING KIDS以降、なかなかグランドイカ天キングは登場しませんでした。そしてやっとこのビギンが第二代グランドイカ天キングへと上り詰めました。メンバーは沖縄県石垣市出身で、比嘉栄昇(ヴォーカル)島袋優(ギター、コーラス)上地等(ピアノ、コーラス)の三人で、ドラムレスです。ムーディーなバラードを得意としており、比嘉栄昇の思い入れたっぷりの歌声は明らかに他のバンドとは毛並みが違うものでした。

ファーストシングルにもなった恋しくては名曲でしたが、あまりオリジナル曲を持っておらず、クラプトンの曲をカバーして何とか勝ち進みました。しかし、恋しくては松田聖子のスウィートメモリーのパクリとして有名です。あまり作品は多く創らないバンドで、現在も現役ですが、その割にはアルバムは少ないです。ただ、涙そうそうのようにたまに曲を創るとビッグヒットしたりします。結構演歌のペースで活動していると言えましょう。沖縄版憂歌団のようなアコースティックブルースバンドと言うのが基本です。

初期の頃はブルースロックなどの影響を残していましたが、次第に沖縄的な音楽性が強くなっていきます。ドラムレスという事もあってバラードが多いです。イカ天ではビギン以降はグランドイカ天キングになるバンドが次々に出てきてプロになっています。そのきっかけとなったのがビギンです。それまではライブハウスや当時あった原宿の歩行者天国で演奏しているようなバンドが多かったのですが、後半はそれだけではなく、ただ埋もれていただけのプロ志向のバンドが現れてくるのです。

恋しくて

Blue Snow

あふれる涙
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[20100609]

人間失格人間失格
(1998/07/23)
人間椅子

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桜の森の満開の下桜の森の満開の下
(1998/07/23)
人間椅子

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黄金の夜明け黄金の夜明け
(1998/07/23)
人間椅子

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羅生門羅生門
(1998/07/23)
人間椅子

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踊る一寸法師踊る一寸法師
(1995/12/10)
人間椅子

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人間椅子はイカ天キングになる事は出来ませんでしたが、年間ベストコンセプト賞を受賞するほど印象深いバンドでした。プロとしてもデビューし、現在も現役で頑張っています。スリーピースバンドで、ギターの和嶋慎治とベースの鈴木研一は不動のメンバーなのですが、ドラムは何回か代わっています。バンド名は江戸川乱歩の小説からつけられています。ですから作品も文学的であり、ミステリアスです。

サウンドはブラックサバスの影響が強く、ハードロック時代のヘヴィメタサウンドです。クリムゾンのようなプログレッシヴな作品もあります。サバスのファンという事もあってギターはSGのブラウンを使用しています。ベースの鈴木研一はイカ天の時はネズミ小僧の格好をしていたことも印象的です。グロテスクなスタイルは筋肉少女帯や聖飢魔?と並ぶくらいコンセプチャルなバンドです。

このバンドがキングになれなかったくらいイカ天の出場バンドは以外とレベルが高かったのです。津軽弁の歌詞や津軽三味線由来の旋律を模したフレーズなど、和風グロテスクヘヴィメタなのであります。これほど徹底したコンセプトを持っていると聴く方も分かり易くて、多くのファンがいます。その為、現在も現役で頑張っているのです。70年代ハードロックファンの心をくすぐるようなサウンドと文学的な世界観による創作意欲は果てる事が無いようです。

陰獣

夜叉ヶ池

人面瘡
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[20100608]

我々はギャル我々はギャル
(1998/10/21)
宮尾すすむと日本の社長

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我々はギャル我々はギャル
(1998/10/21)
宮尾すすむと日本の社長

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7年ぶりに出されたサードアルバムでありながら、ラストアルバムとなってしまった作品です。バンドとしての可能性はまだまだあったと思いますが、バンドブーム、イカ天ブームの終焉と共に忘れ去られてしまいます。ここで踏ん張れるかどうかが分かれ目だったともいますが、彼等は踏ん張れませんでした。

1. 我々はギャル
2. 男の港
3. 愛の落人
4. 俺の空
5. カメハズーカ
6. 湯の町エナジー
7. 面々’66
8. 西陽
9. The Man In Love Motion
10. O&J

前作は男の中の男でしたが、ここでは我々はギャルであります。このギャップもおちょくっている感じがしますが、音楽的にはソウルミュージックが中心になっています。とても楽しい作品ですが、大車輪のようなインパクトはもはやありません。恐らくこのアルバムが出された事自体、あまり知られていないのではないでしょうか。

このアルバム以降作品は出されていませんが、バンドが解散した訳ではありません。メンバーは普通に就職してしまうのですが、その傍らバンド活動は続けています。現在もライブはやっています。つまりアマチュアとして活動しているのです。よほどバンド活動が好きなのでしょう。それならプロで頑張っていればよかったのにと思ってしまいますが、世の中それほど甘くないということでしょうか。現在もライブハウスでは会う事が出来るようです。

愛の落人

O&J

ミュージックスタジオ楽音CM

[20100607]

男の中の男男の中の男
(1991/07/25)
宮尾すすむと日本の社長

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男の中の男男の中の男
(1991/07/25)
宮尾すすむと日本の社長

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宮尾すすむと日本の社長のメジャー2枚目の作品は、ミニアルバムサイズのアルバムです。ファーストはヒット曲が詰まっていましたが、この作品ではかなりマニアックな内容になっています。ハードロックからどファンクまで、バンド全体の音楽性のボキャブラリーが容赦なく剥き出しになった内容になっています。

1. 僕たちWANNA兄弟!
2. 友達・それは・いつも男
3. 極太
4. アリサ・マイ・ラヴ
5. 世直し爺さん(社長の和しちゃえ節)
6. 山人、野に下る
7. ボク、元気?(Are you alright?)

いきなりハードロックな僕たちWANNA兄弟!で始まります。これはファーストアルバムには無かったスタイルです。ですからポップな曲を期待していると面食らいます。友達・それは・いつも男はどファンクです。コード感の無い、メロディー軽視のファンクナンバーです。極太はツェッペリンのようなギターリフが炸裂するハードロックなインスト曲です。アリサ・マイ・ラヴはソウルバラードです。

ヒット性のある曲はファーストで出し尽くしてしまって、マニアックな曲しか残っていなかったということでしょうか。ヒット性がまるでありません。ですから、すぐにこのバンドは忘れ去られてしまいます。しかし、ヒット性がないといっても手抜きをしている訳ではありません。世直し爺さんはリズム&ブルースのアッパーな曲で、このバンドらしい曲です。ただ、ポップさよりもアルバムタイトル通り、男気を感じさせる演奏になっています。前作は軟派な感じでしたが、このアルバムは硬派なのです。勢いを持った演奏が充実しているだけに、これ以降話題にならなくなってしまったのがもったいない感じです。

僕たちWANNA兄弟!

アリサ・マイ・ラヴ

山人、野に下る
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[20100606]

大車輪大車輪
(1990/04/21)
宮尾すすむと日本の社長

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大車輪大車輪
(1990/04/21)
宮尾すすむと日本の社長

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イカ天で5週勝ち抜くという事はかなり難しく、FLYING KIDS以降、なかなかグランドイカ天キングになれるバンドが現れませんでした。この宮尾すすむと日本の社長も3週まで勝ち抜きましたが、4週目でNORMA JEANに敗れてしまいました。しかし、プロとしてデビューしてアルバムを3枚残しています。インディーズ時代に1枚出していますが、入手困難です。ボーカルの黒沢伸を中心とした6人組です。

1. デカ・ポコFunk!(Yeah!)
2. エンジン十二気筒
3. 二枚でどうだ!
4. 夏はあきらめた
5. マシンガン・ブルース
6. 座敷妻
7. メンフィスでGo!Go!
8. (恋の)アトミック・ロック
9. チンチンガンボ
10. 運命(さだめ)

このバンドも学生サークル仲間で結成されたバンドで、R&Bを中心にファンク、ロックンロールスタイルで、お笑い系の下ねたバンバンの歌詞をポップに表現するバンドです。デカ・ポコFunkは想いっきり下ねたのデヴィッドボウイのフェイムのようなファンク曲です。エンジン十二気筒もFLYING KIDSに負けないくらいの日本語ロックな歌詞が炸裂しています。このバンドで一番有名なのが二枚でどうだ!です。彼女が危険日だから2枚つけるのでどうだ。という歌詞です。男の悲しい性を歌っています。リズム&ブルースから後半はロックンロールへ展開していきます。

レゲエバラードの夏はあきらめたは名曲です。このバンドの中では一番良い曲です。歌詞も下ねたではありません。それ以外はほとんど下ねたです。チンチンガンボなんてそのものです。ガンボというのはニューオリンズの料理の事です。宮尾すすむのああ日本の社長というバンド名もふざけていますが、彼等の為に本物の宮尾すすむが会いにきた事がありました。それにしてもジャケットのチャルメラのおじさんも最高です。彼等少ない作品の中でも有名曲が多いので最高傑作であり、名盤です。平成のクレイジーキャッツというよりは誰がカバねんロックンロールショーのような感じです。

デカ・ポコFunk!(Yeah!)
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[20100606]

エヴォリューションエヴォリューション
(2009/09/23)
FLYING KIDS

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2009年に再結成したFLYING KIDSの最新盤です。浜谷淳子は結婚して家庭を持った為に再結成には加わらず、男性陣のみでの再結成となりました。元々演奏力の高かった彼等でしたが、更に円熟した演奏を楽しむ事が出来ます。再結成という事で、これまでの彼等の音楽性の再確認するような所がありますが、明らかにこれは新しいFLYING KIDSになっています。

1. マタサブロウ
2. ドマナツ
3. 激しい雨
4. フォーティーショルダー
5. ア・ハーン
6. ソウルシンガー
7. ハチミツ
8. ユルギナキコト
9. シャイン!
10. さよならレインボウ
11. 我想うゆえに我あり(Live~Bonus Tracks)
12. 野生のハマザキ(Live~Bonus Tracks)
13. ディスカバリー(Live~Bonus Tracks)
14. 幸せであるように(Live~Bonus Tracks)
15. 風の吹き抜ける場所へ(Live~Bonus Tracks)

変わった所は浜崎貴司の歌い方です。ラップをブレイクしたような歌い方になっています。ラップだけでは何も新しくはありませんが、それを崩してメロディーの尾びれをつける事で、ラップとは違う歌心とリズムの融合がなされています。旋律のシンプル化という事ではテクノの感覚に近いかもしれません。リズムを重視する事によって、初期の頃のファンクバンドとしての荒々しさも復活させる事に成功しています。昔のヒット曲のライブバージョンをボーナストラックにつける事で、昔の栄光に負けないサウンドを創り上げた事を証明しています。

リズムよりも旋律を重視していた後期の頃に比べると音楽的なドラマチックさは後退していますが、こんなバンド、日本には他にはいませんので、ウェルカムバックなのであります。ラップとメロディーのパートを分けているミュージシャンはいますが、それを融合させるという野心家はいませんでした。それはラップではなくなるからです。しかし、浜崎はラップという事にはこだわらず、ヒップホップを通過した後に来る新しいスタイルを提示してい魅せています。それはまるでボブディランのようにも聴こえますが、全く新しい感覚のものです。日本語ロックを進化させるキーパーソンは、やはり浜崎貴司なのでありました。この後も新作を出してくれる事を期待しています。

激しい雨

ソウルシンガー

我想うゆえに我あり
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[20100606]

ダウン・トゥ・アースダウン・トゥ・アース
(1997/10/22)
FLYING KIDS

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浜崎貴司と高野寛の交友関係から、高野寛がプロデュースしたアルバムです。どちらもネオアコ系だったので、そういう方向に進むのかと思いきや、高野寛のテクノ感覚でのブレイクビーツありの、ロックなアルバムになっています。バンドの個性を活かしながらも高野寛がサウンドメイキングで遊んでいるような所があります。

1. ニュー・アドヴェンチャー・パート2
2. ラヴ&ピーナッツ
3. 君にシャラララ
4. この空,きっと晴れ
5. 境界線
6. 旅の途中で
7. ブリッジ
8. ニュー・アドヴェンチャー
9. 暴走ワールド・セールスマン
10. ある男のメロディー
11. 気分上々~つながってゆく世界
12. マイ・フレンズ

オープニングはメンバーのコーラスをサンプリングしてアフリカンなリズムを創っているユニークな曲です。そしてロックなラヴ&ピーナッツへ流れ込んでいきます。高野寛は自分の作品ではやれないような手法を使って楽しんでいる感じです。その為アルバムとしては統一感はありませんが、久々に遊び心を感じられます。Love&Peanutsと君にシャラララがシングルカットされています。

バンドとしても新局面に入った感じがしていたのですが、バンドはこのアルバムを最後に解散してしまいます。バンドとしてはやれると事まできてしまったということでしょうか。浜崎貴司はソロ活動を始めます。初期の頃のようなファンクバンドとしての荒々しさは無くなってしまいましたが、バンドとしては飛躍的に成長したと思います。しかし、近年再結成する事になります。

君にシャラララ

[20100606]

真夜中の革命真夜中の革命
(1996/11/25)
FLYING KIDS

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真夜中の革命真夜中の革命
(1996/11/25)
FLYING KIDS

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プログレッシブなくらいのコンセプトアルバムになっています。コンセプトとしては自分探しの旅ということでしょうか。宇宙に行くようなイメージのブックレットですが、それは地球の中の世界だったり、自分の中への旅だったりしています。音楽的にもこれまで以上にレベルアップしており、かなり強力な名盤となっています。

1. ハジマリ~イグニション
2. 快楽天国
3. ディスカヴァリー
4. 僕であるために
5. 少年の宝物
6. 真夏のブリザード
7. 新しい自転車
8. ブルー
9. ヘイ・ガール!~君を知りたい
10. 溢れる想いがあるかぎり
11. 暖炉
12. 真夜中の革命
13. オワラナイ オワリ~デイブレイク

宇宙に飛び立つようなオープニングから歌詞とリズムと旋律が見事にかみ合った快楽天国がカッコいいです。日本語ロックの最終形としてイエローモンキーとミスチルが到達点と私は位置づけていますが、その最終形へとレベルアップするのに、このFLYING KIDS大きな展開期となっていると思います。FLYING KIDSが最終形といってもいいくらいに完成されていますが、イエローモンキーとミスチルは更にそれを発展させているのですが、FLYING KIDSこそが元祖です。

シングルヒットしたのはディスカヴァリー、僕であるために、真夏のブリザードの3曲です。どれも見事な名曲ですが、ディスカヴァリーでのブレイクビーツは新しい試みになっています。どの曲も洗練さを通り越してものすごい生命力に溢れています。演奏面でも成長が伺えますし、バンドとしても最高潮に達している円熟期に入ったと思います。アコースティックギターによるインストの新しい自転車のセンスもいいし、ニューオリンズスタイルのブルーなど、捨て曲無しの見事な名盤です。ファンクバンドとしてはセカンドアルバムが最高傑作ですが、バンドとしてはこのアルバムが最高の出来ではないでしょうか。カッチョいいし、心地良いです。

ディスカヴァリー

僕であるために

真夏のブリザード

[20100605]

HOME TOWNHOME TOWN
(1995/11/01)
FLYING KIDS

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HOME TOWNHOME TOWN
(1995/11/01)
FLYING KIDS

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容量的にはこのアルバムもミニアルバムになります。ロック、ポップス色が強くなっており、ファンク色がどんどん薄くなっています。ただ、ソウルフルな歌心があるので、初期の頃からのファンもそれほど気にならないと思います。音楽的には洗練されているので、J-POPと変わらない創りですが、このバンドにはファンキーな底辺があるので別格です。

1. ホームタウン
2. 暗闇でキッス
3. ガードレールにもたれて
4. とまどいの時を越えて
5. 愛してる
6. クリスマス・ラヴァーズ
7. 森の中へ
8. やりたい事をやりたい

ミニアルバムですが、ヒットシングルが暗闇でキッス、とまどいの時を越えて、クリスマス・ラヴァーズと3曲もあります。それだけ気合いを入れて創られた作品です。イカ天出身のバンドがどんどん消滅していく中、踏ん張らなければいけないという気合いが感じられます。これまでの彼等の持ち味であった、ファンク、ゴスペル、ソウルといった黒人音楽を全て一つにまとめてヒット曲に結びつけているのは努力の賜物だと思います。

他の日本のファンクもどきと同じような感じになってきているので、日本で唯一のファンクバンドと讃えていた私としては残念な感じでもありますが、良い曲を提供してくれるのが何よりなので、売れる為の努力も許せます。音楽的な部分では進歩しているので、その前向きさは評価出来ます。遊び心が無くなったのは物足りないのですが、次ではもっと何かやってくれると期待出来ます。しかし、この後は音楽的には安定していく事になります。

暗闇でキッス

とまどいの時を越えて

クリスマス・ラヴァーズ
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[20100605]

CommunicationCommunication
(1994/11/30)
FLYING KIDS

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CommunicationCommunication
(1994/11/30)
FLYING KIDS

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低迷期を脱して、洗練された音楽性を追究するようになった彼等が創り上げた久々の名盤です。彼等らしさは失わずにヒット性のあるポップでゴージャズな内容になっています。FLYING KIDSにしか創れない音楽というものをちゃんと自分達が理解していて、その上で売れる作品を創っています。プロデュースもバンド自身で行っています。

1. ジェットコースター
2. 風の吹き抜ける場所へ
3. セクシーフレンド・シックスティーナイン
4. 男の子でも女の子でも
5. 君に告げよう
6. 天国気分はジゴクの底まで
7. 星屑のふたり
8. ザケンジャネーヨ
9. 思い出のハイスクール
10. 僕が言える事のすべて

ヒット性のあるジェットコースターから続けて風の吹き抜ける場所へというシングルヒットとCM曲のセクシーフレンド・シックスティーナインと良い曲が続きます。歌詞の内容もちょっと大人になった彼等の心情が映し出されています。君に告げようもシングルカットされていますが、風の吹き抜ける場所へは久々の名曲と言えましょう。こういう曲を創れるのに、低迷期にはちょっとお遊びが過ぎたようです。

かなりおしゃれなサウンドになってしまっていますが、曲の良さが彼等らしさを十分に活かしています。天国気分はジゴクの底まではまるでジャミロクワイのようなアシッドジャズになっています。作詞家としての浜崎貴司の腕前もかなり上がっていると思います。売れ線になっても下ねたを忘れないのがいい所です。荒ぶるFUNKの魂は巧くコーティングされてしまっていますが、別の意味でのパワフルさはあります。久々にアルバムとしての充実があり、後期の名盤だと思います。捨て曲がありません。

ジェットコースター

風の吹き抜ける場所へ

セクシーフレンド・シックスティーナイン

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[20100605]

FLYING KIDSFLYING KIDS
(1993/09/22)
FLYING KIDS

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FLYING KIDSFLYING KIDS
(1993/09/22)
FLYING KIDS

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低迷期を脱するべく、心機一転シビアに音楽と向き合って創られたアルバムです。その為、タイトルはバンド名を冠しています。プロデュースはバンドとナカムラサトシと共同で行っています。久々のフルアルバムで、デビュー当時のようにヒット曲を出す事で、まだバンドとしての可能性がある事をアピールしています。

1. 大きくなったら
2. 虹を輝かせて
3. 男VS女
4. 王子様のように
5. アイ・ウィッシュ…メリー・クリスマス
6. ノンストップでいくぜ
7. せめて一度だけ
8. お楽しみはこれからだ!
9. 汚れた英雄
10. フライング・キッズ(大人になれない子供達)

CMとタイアップしたシングル大きくなったらで、久々のヒット曲を出します。この辺りから本格的に打ち込みもアレンジに加えるようになって、音楽的にはかなり洗練されたサウンドになって、ポップ性を重視するようになります。初期の頃のラフな感じが好きな人には物足りないかもしれません。それでも野生児浜崎貴司のワイルドなボーカルは健在なので、それなりに満足出来ると思います。ノンストップでいくぜ辺りはかなりカッコいいです。

お遊びの部分がなくなっているので、ちょっと豪華になったアレンジばかりで、少し大人になった彼等が頑張っています。打ち込みも多くなりましたが、バンドグルーヴが失われている訳ではないのでノレます。ただ、音数が多くなっていて、ソリッドなファンクの格好良さとは違うものになっています。それでも何とかこれで、低迷期は脱する事が出来て、さすがはグランドイカ天キングとしての存在感をアピールしています。

大きくなったら

ノンストップでいくぜ

[20100605]

レモネードレモネード
(1992/12/16)
FLYING KIDS

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レモネードレモネード
(1992/12/16)
FLYING KIDS

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ミニアルバム三部作の最後は青春ラブバラードがコンセプトになっています。音楽的にはネオアコなソウルミュージックが主体です。これまではバンドプロデュースしていましたが、ここでは別の人に任せています。その為、この頃からFLYING KIDSのサウンドはどんどん洗練されていきます。ただ、ヒット曲が出ていないので、ここまでが低迷期といえます。

1. レモネード
2. あなただけ
3. 君とサザンとポートレート
4. 強引なんだね
5. 冬になれば
6. 少年と少女のようなキスをもう一度

サウンドとしてはシンプリーレッドあたりのブルーアイドソウルに近いです。後に流行り出すアシッドジャズやネオアコのような洗練されたアレンジがおしゃれです。元々、フライングキッズというバンド名も、山下達郎の曲名からつけていますので、こうしたソウルフルな曲も得意なのです。学生時代の想いを書いたような歌詞が特徴ですが、君とサザンとポートレートのようなテーマも学生らしい内容です。

まだ、恋愛が不慣れで、手探りで恋をしているような思春期の甘酸っぱい歌が詰まっています。ターゲットもその年代を狙っているようですが、その狙いもこのアルバム辺りまでになります。バンドとしては、イカ天効果が無くなってきている時期だけに、今後のバンドとしての真価が問われていた時期だけに、この辺りから新たな魂の光と道を進まなければならなくなっていきます。

君とサザンとポートレート

[20100604]

DANCE NUMBER ONDANCE NUMBER ON
(1992/08/26)
FLYING KIDS

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DANCE NUMBER ONDANCE NUMBER ON
(1992/08/26)
FLYING KIDS

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ミニアルバム三部作の第二弾はアッパーなダンスナンバーをコンセプトとしています。ファンクを基盤としながらもロックンロールなダンスナンバーもあります。この頃のバンドのロゴはテキサスをイメージしているみたいです。カウボーイハットもこの頃はよくかぶっています。ダンスナンバーという事で、サンプリングや打ち込みも使うようになっています。

1. ヤング・アニマルNo.1
2. 結婚シタイんじゃない?
3. してきちゃいなよ
4. ワザワザイチャイチャ
5. テレフォン
6. 天使のプレゼント

ダンスナンバー、ロックンロールという事で、歌詞も下ねたのオンパレードになっています。ゴスペルアワーでは真面目に青春していたのですが、ここでは淫らな想いが暴走しまくっています。ゴスペルでは曲が最高に良かったのに対して、こちらはどうしても曲の出来は劣りますが、勢いがあります。ワザワザイチャイチャではモータウンサウンドになっています。

この時期はバンドとしてやりたい事を楽しんでいる感じですが、初期の頃のようなインパクトが無くなってきているのでヒットには結びついていないので、低迷期ではあるのですが、この頃の自由な感じが一番面白いです。イカ天ブームが終わった頃でもあり、それぞれのバンドは生き残りをかけて存在意義を問われていた時期でもあります。シングルカットされているのがテレフォンです。シンプリーレッドのようなソウルミュージックになっています。最後の天使のプレゼントはなぜかダンスナンバーではなくてバラードになっています。チークタイムということでしょうか。

テレフォン

[20100603]

GOSPEL HOURGOSPEL HOUR
(1992/05/21)
FLYING KIDS

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GOSPEL HOURGOSPEL HOUR
(1992/05/21)
FLYING KIDS

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フライングキッズミニアルバム三部作の第一弾です。それぞれコンセプトを持ったミニアルバムを連発するのですが、彼等の持ち味であるファンクソウル、ゴスペルのうち、ゴスペルをコンセプトとしたアルバムです。ゴスペルやリズム&ブルースは黄金のコード進行で成り立っているので、良い曲であるのは必然で、このアルバムは三部作の中でも珠玉の名曲が詰まっています。

1. 胸のチャイム
2. カナリア
3. 進め!進め!進め!
4. 恵み深き緑と水と君と
5. ブラザーズ&シスターズ
6. 恋人だけじゃ愛が足りない

青春に苦悩する若者に向けたメッセージが詰まっており、甘酸っぱい青春の想いを歌った胸のチャイムとカナリアは彼等の作品の中でも最高の名曲に仕上がっています。シングルカットはされていないので、ファンでないと知られていない曲ですが、FLYING KIDSを知るには必須の曲です。ちょっとプレスリー風の歌い方になっている恵み深き緑と水と君ともロカビリーとゴスペルが融合したような面白い曲です。

ゴスペルを歌う彼等は最高のパフォーマンスを行っています。ミニアルバムという事で、売り上げ的にはこの時期は低迷期なのですが、その中でも最高の作品になっています。全曲素晴らしい仕上がりで、ブラザーズ&シスターズも美しいですし、三拍子ゴスペルの恋人だけじゃ愛が足りないも名曲です。青春時代のやるせないような切なさがこみ上げてきて、涙が溢れそうになる名盤です。何歳になっても忘れる事の無い思春期の想いを蘇らせてくれる、いつまでも聴き続けられる名作です。

胸のチャイム

[20100602]

青春は欲望のカタマリだ!青春は欲望のカタマリだ!
(1991/10/21)
FLYING KIDS

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青春は欲望のカタマリだ!青春は欲望のカタマリだ!
(1991/10/21)
FLYING KIDS

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名作の後の作品だけに地味な印象のあるアルバムです。ヒット曲も生まれなかったので、バンドとしては早くも低迷期に入ります。それでも固定のファンはついているので忘れ去られた訳ではありません。ここでメンバーを紹介しておきます。浜崎貴司(ボーカル)丸山史朗(ギター)加藤英彦(ギター)飯野竜彦(キーボード)伏島和雄(ベース)中園浩之(ドラムス)浜谷淳子(タンバリン・コーラス)の七人組です。

1. 欲望のカタマリ
2. 朝日を背にうけて
3. 明日への力
4. 木馬(あたたかな君と僕)
5. お別れのあいさつ
6. この世の楽しみ
7. 野生のハマザキ
8. 君だけに愛を
9. 小さな私
10. 一日の終り

学生の悶々とした日々が多く描かれています。その為お笑いに走っている部分もあるのですが、音楽的には徐々にですが洗練されて、前作まであったスライのようなファンク感覚は薄れていきます。このバンドの書記の頃の特徴としては、バンドグルーヴを重視しているので打ち込みが無い事です。後に打ち込みも入ってきますが、この辺りはバンドグルーヴがいかにカッコいいかを魅せつけてくれます。小さな私ではコーラスの浜谷淳子女史がリードボーカルをとっています。

君だけに愛をはタイガースのカバーです。GSをカバーする事で、より青春している感じを出しています。この頃の年代にしか書けないような歌詞にこだわっているようです。ヒット曲は生まれていませんが、良い曲を沢山創っています。スライのようなコンセプトを無くして、これから何をやっていこうかと迷っているような時期のような感じで、これもFLYING KIDSですが、セカンドアルバムで期待が高まっていただけに、ちょっと低迷しているような物足りなさはあります。でも音楽的なスペックは決して劣っているわけではありません。

野生のハマザキ

[20100601]

新しき魂の光と道新しき魂の光と道
(1990/12/16)
FLYING KIDS

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新しき魂の光と道新しき魂の光と道
(1990/12/16)
FLYING KIDS

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フライングキッズのセカンドアルバムにして最高傑作です。プロミュージシャンとしてやっていく決意を固めた彼等が創り上げた名盤です。ファーストアルバムと同じくラフなノリとソウルフルな洗練された音楽性が見事に融合しています。これ以降は洗練さが強まっていきますので、さすがグランドイカ天キングと言える格好良さはこのアルバムが一番です。

1. 心は言葉につつまれて
2. 毎日の日々
3. するコトダケ
4. マッチョズ宣言
5. 体の弱い若者
6. 長い道のり
7. 変化の兆し
8. 陸の王者大行進
9. マッチョズのテーマ
10. 炎(ファイヤー)
11. 歌の思い出
12. 新しい方々
13. 大切な人
14. ギターボンゴ

プロデュースはバンドで行われており、心は言葉につつまれてのフィリーソウルファンクが融合した洗練されながらも力強い名曲に仕上がっています。歌詞も素晴らしいです。ドラムの音も素晴らしくカッコいいです。そしてこのバンドの要とも言えるギターの丸山史朗と加藤英彦のセンスのいいギタープレイが素晴らしいです。ファンクギターの何たるかを熟知しながらも起用にいろんなスタイルをこなしています。毎日の日々での英語風日本語歌詞もさすがですし、するコトダケのように悶々とした歌詞が初期の特徴です。

マッチョズ宣言はリズムボックスを使ったテクノになっています。細野晴臣のような声も狙いでしょうか。長い道のりも名曲ですが、完成度の高い曲とお遊び感覚の曲のバランスが絶妙です。若さ故の攻撃的な勢いがあるのもこのアルバムまでです。浜崎貴司の作詞の才能も更に開花されています。全くのアマチュアからこれだけの才能が一気に世に出てきて、既存のプロミュージシャンをいっきに追い越す醍醐味をこのバンドは味わわせてくれます。全ての音がかっこいい日本のロック史に輝く名盤です。

心は言葉につつまれて
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[20100601]

続いてゆくのかな続いてゆくのかな
(1990/04/21)
FLYING KIDS

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続いてゆくのかな続いてゆくのかな
(1990/04/21)
FLYING KIDS

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バンドブームが頂点に達した時に、テレビ番組いかすバンド天国が始まりました。通称イカ天はアマチュアバンドによる勝ち抜き戦を毎週行っていて、その週のチャンピオンが毎週その週のチャンピオンと競って、5週連続勝ち抜けるとグランドイカ天キングになれるのです。その初代グランドイカ天キングがこのFLYING KIDSです。プロのミュージシャンが審査員をしているのですが、このバンドは最初から高い評価を受けており、早々とプロデビューも決まりました。

1. あれの歌
2. キャンプファイヤー
3. 行け行けじゅんちゃん
4. ちゅるちゅるベイビー
5. ぼくはぼくを信じて~満ち足りた男
6. 我想うゆえに我あり
7. 幸せであるように
8. きのうの世界
9. 君が昔愛した人
10. おやすみなさい
11. あれの歌(再び)

大学のサークル仲間で結成されているバンドで、就職せずにミュージシャンになってやっていけるのかなと言う不安がアルバムタイトルになっています。このバンドはファンクバンドであるのですが、女性コーラスが一人いてスライ&ザファミリーストーンやグラハムセントラルステーションのようなラフでルージーなグルーヴを出せるバンドです。日本には少数ながらファンクバンドはいましたが、どれももどき的な感じで、本当にファンクバンドと呼べるのは日本で唯一FLYING KIDSのみだと私は思っています。これこそがファンクなのです。

ファーストシングルは幸せであるようにです。バラードの名曲です。そして我想うゆえに我ありこそが彼等をキングに押し上げた名曲です。我想うゆえに我ありという日本語をゴスペル調に発音して、まるで英語みたいに格好良く歌っています。日本語ロックを英語に負けないくらいに格好良く仕上げた名作です。ボーカルの浜崎貴司が全ての歌詞を書いており、あれの歌のように学生の悶々とした想いが歌われています。このファーストは一番ラフな感じですが、それだけ格好良く、この素晴らしいファンクバンドの可能性を解き放っています。名盤です。カッチョいいー。

あれの歌

キャンプファイヤー

我想うゆえに我あり

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[20100601]

ドリームズ・カム・トゥルードリームズ・カム・トゥルー
(1989/03/20)
Dreams Come True

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LOVE GOES ON・・・LOVE GOES ON・・・
(1989/11/22)
Dreams Come True

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WONDER3WONDER3
(1990/11/01)
Dreams Come True

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MILLION KISSESMILLION KISSES
(1991/11/15)
Dreams Come True

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The Swinging StarThe Swinging Star
(1992/11/14)
DREAMS COME TRUE

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本格的なブラックコンテンポラリー、ソウルミュージックが出来るグループとしてデビューしたドリカム。今では大御所になっていますが、デビュー当時はそれほど売れていませんでした。ボーカルの吉田美和はアレサフランクリンのように歌えるシンガーとして、日本人離れした歌唱力で、デビュー当時から注目していましたが、音楽的には70年代、80年代のブラコン、ソウルミュージックを忠実にコピーしたようなアレンジという事で、それほど評価されていませんでした。

ブレイクするきっかけとなったのはCMに使われた笑顔の行方がヒットした事で、一般の人にも知られるようになって、それからはシングルヒットを連発していき、今では絶対的な人気を保っています。特に歌詞が女性に共感を持たれている事で、ユーミンに代わって絶大な支持を受けます。メンバーはボーカルの吉田美和、ベースの中村正人、キーボードの西川隆宏の三人ユニットでしたが、現在は西川隆宏が抜けて、2人だけになっています。

このグループの特徴はやはり日本人離れした吉田美和の歌唱力でしょう。ここまで歌える人はまずいませんので、それだけで価値のある存在です。音楽的には新しさは全く無いのですが、吉田美和の歌を届けるユニットとして機能しています。当時活躍していたユーリズミックスのアンレノックスとの共通点を私は感じていたので期待していたのですが、予想以上に売れてしまったので、逆に引いてしまいました。

あなたに会いたくて

APPROACH

うれしはずかし朝帰り
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