1. たしかなこと 2. 情熱 A GOーGO 3. 花さかフィーバー 4. 泣けてくる 5. カッコつけて 6. あんまり小唄 7. キーポン節 8. ムーボン音頭 9. 開けてけ!心のドア 10. 恋の涙 11. 胸の・・・ 12. 両方 For You 13. 四人
トータス松本はソロ活動でウルフルズと変わらない音楽をやっていますので、他のメンバーがきつくなったのかもしれません。情熱 A GO-GO、両方 For You、泣けてくる、たしかなことがシングルカットされています。アルバムタイトルにひっかけたキーポン節、ムーボン音頭など、日本語によるロックの開拓も衰えていません。
おまけにシングルCDがついています。これはジョン・B・チョッパーの復帰を祝すもので、ビーチボーイズのSleep John Bのカバー、ジョン・B・チョッパー作のボブディランの風に吹かれてへのアンチテーゼでしょうか、風に吹かれている場合じゃないが入っています。CDラベルには、前作で熊の着ぐるみを着れなかったジョン・B・チョッパーが熊の着ぐるみを着ています。やる事は決まっているバンドなので、その内容は益々良くなっていきます。実にいいバンドです。
ウルフルズの出世作です。アルバムリリース前にシングルのトコトンで行こう!、大瀧詠一の福生ストラットを替え歌にした大阪ストラット、曲の途中でドクタージョンでお馴染みのアイコアイコもカバーしています。PVには渡辺満里奈が出演したSUN SUN SUN'95でウルフルズの名前を広め、ファンクナンバーのガッツだぜ!!のヒットで一気にアルバムリリース時には大人気ものに成長していました。何が何でも売れてやると言うアホアホパワーが成功したのです。
イカ天出身のバンド最後はブランキージェットシティーを紹介します。最後のグランドイカ天キングとなったPANIC IN THE ZUはプロとして活躍していませんから、このバンドを最後とします。このバンドもスリーピースバンドで、メンバーはリードボーカル、ギターの浅井健一、ベースの照井利幸、ドラムの中村達也の三人になります。
1. Night People 2. Turquoise Sea 3. Stealthily 4. Ladybug 5. Four In The Morning 6. Eight Bites 7. Oblivion 8. Sun Dance Round The Tree 9. Shadow Pictures 10. Morning People
1. mosquito curtain 2. house of piano 3. new europeans 4. town’s soul 5. blossom inlaid 6. dead p.c. 7. blame 8. the apex 9. he passed deeply 10. mirage 11. far and wide 12. no rail trains
new europeansはウルトラヴォックスのカバーですが、これをエレクトロニカなアレンジにしていますが、ボサノヴァを基調としている所がおしゃれです。どれほど多くの曲を聴いてきたのだろうと思うほど、彼等は音楽オタクなのです。そして、新しい試みに常に挑戦している野心家でもあります。その結晶がこのアルバムです。ジャズはウィントンマルサリスによって過去のものとなりましたが、今もジャズが活きているとすれば、このような進化を遂げていた事でしょう。
1. Equinox Half-Holiday 2. Inner City Life 3. Feeding to Die 4. Wedge
メンバーがそれぞれ1曲づつ曲を創っており、それ以外ににドラムンベースの帝王、ゴールディーのInner City Lifeをカバーしています。サンプリングした素材を想いっきりエディティングして、それにアコースティック楽器をオーヴァーダヴィングする手法で、ゴールディーの原曲とは趣が違っています。まるでスタンダード曲のようです。Equinox Half-Holidayは青柳拓次の曲で、2ステップのようなアレンジで、ジャズやソウルのフレイヴァーもふんだんに感じられます。
Feeding to Dieは鈴木正人の曲で、初期の頃のサウンドに近いですが、リズムが違いますし、アレンジも音処理もかなりローファイな感じで、細かな部分までアグレッシヴです。Wedgeは栗原務の曲です。これもローファイなアメリカンネイティヴな感じのサウンドです。元々大人びた雰囲気を持っていた彼等が、子供のようにデジタル処理をすることによって、普通の日本のミュージシャンでは思いつきもしないような領域に達しています。忘れた頃に作品をリリースするマイペースぶりですが、彼等の作品は出るごとに、いい意味で期待を裏切ってくれるインパクトを放っています。これも名盤ですね。
1. Freeway Nerves 2. Stray Dog Is Walking 3. Poetic License 4. For Ease 5. Code B 6. Hearer Never Knows 7. Down Grade 8. Super Alloy 9. Free Booting 10. Murky Waters 11. All Disappeared 12. Ill 13. Getaway Car 14. Foolish King 15. Little Creatures Meets Future Aliens (The Rainbohemians Mix)
1. ALL THE WAY TO THE BORDERLINE 2. TIME WAS HERE 3. VOICE IN PAIN 4. GIANTS ARE DYING
各メンバーそれぞれ単独で作曲しており、ALL THE WAY TO THE BORDERLINEは青柳拓次の作曲で、ポップなリズム&ブルース色のある曲になっています。TIME WAS HEREは栗原務の作曲で、シャーディーのようなスムーズジャズ、アシッドジャズになっています。VOICE IN PAINは鈴木正人の作曲で、少しフォーキーな感じの曲です。
最後のタイトル曲GIANTS ARE DYINGは青柳拓次の作曲で、インストになっていますが、途中ジャズの歴史を語るナレーションが入ります。この曲はジャズ色が強いですが、ラテンなアドリブ展開や、現代音楽のような和音も使っています。アドリブ展開も余裕でこなすようになった自分達の演奏力を惜しみなく披露しています。曲も良い曲を創っており、初期のリトルクリーチャーズのジャズ指向の総決算的名盤と言っていいでしょう。
タイトル曲のNO VOTE NO VOICEはインストもので、ラテン系のサルサというか、スカのリズムも入っていて、無国籍な民族音楽になっています。新人のバンドでこれほど冒険的なサウンドをやれるという環境も凄いと思います。日本でこれだけマニアックでありながら、しかも挑発的な音を出すバンドはなかなかお目にかかれません。曲の出来映えも素晴らしい名盤です。明らかに海外の音楽に影響を受けながらも、唯一無二なスタイルを持っています。
1. I CAN WAIT 2. SUDDENLY(I'M HOME) 3. I WON'T SAY 'TIL I KNOW 4. MY LIFE AS A DOG 5. NOTHING BOTHERS ME 6. UMBRELLA 7. IS THERE MORE? 8. BLUE SMOKE 9. WILD AMERICA 10. LET IT GO(HOW CAN WE SURVIVE?) 11. NEED YOUR LOVE 12. GRAND FATHER