CTIレーベルからの作品で、Return to Foreverの成功後に出されたソロ作品だけに、ゲストミュージシャンも豪華で、実に実験的なサウンドになっています。恐らく、彼のアルバムの中でも一番有名な作品ではないでしょうか。 そして最高の作品とも言えます。
1. Return to Forever 2. Flora's Song 3. Free 4. Lucky Southern 5. Creek (Arroio)
時代はフュージュンブーム真っただ中で、フュージュンファンをうなされるような内容になっています。参加ミュージシャンはReturn to Foreverからのメンバーで、チックコリア、スタンリークラーク、ロンカーター、キースジャレット、ジョージベンソン、ヒューバートローズ、ジョーファレル、そして奥方のフローラプリムなどです。冒頭はReturn to Foreverをソロ作品として再演しています。ここでのベースはロンカーターです。
セカンドアルバムのSeeds on the Ground One Wayは日本では入手困難となっているのでサイードアルバムを紹介します。Seeds on the Ground One Wayは海外のサイトなら購入できるかもしれません。このアルバムはCTIレーベルから出されているので、ニューエイジミュージックのような雰囲気もありますが、ラテンフュージュンサウンドとなっています。
1. Fingers 2. Romance of Death 3. Merry-Go-Round 4. Wind Chant 5. Parana 6. San Francisco River 7. Tombo in 7/4
Tombo In 7/4はベリーニのサンバ・DE・ジャネイロの元ネタとなっており、革新的なブラジル音楽としても、アイアートの作品は存在感があります。彼のプレイは他のミュージシャンとのコラボレートの方が注目されがちですが、ソロ作品の独特の世界感もハマると心地いいものです。レアグルーヴとしても宝の宝庫です。