1. Hermanos 2. I'll Give You My Love 3. Tamarac 4. After the Love Is Gone 5. Cherubim 6. Only You and Me 7. World Chimes 8. Pure Love (Interlude) 9. Havin' Fun With Mr. T.
Earth, Wind & Fire的なアレンジでStanley Turrentineが歌心溢れるサックスを披露しています。81年の作品ですので、パンク全盛のイギリスでは一番嫌われる類いの音楽ですが、アメリカではまだ受けるスタイルで、ジャズアルバムではトップテンに入っています。I'll Give You My LoveではPhilip Baileyのファルセットヴォイスが聴けます。
ブラコン的なサウンドは、日本で言えば山下達郎辺りに近いものです。これもタレンタインにとってはファンキージャズの延長なのでしょう。実に伸びやかに演奏しています。フュージュンとしても、ブラコンとしても古いスタイルではありますが、80年代サウンドになっていないので、今聴いても自然と楽しめる内容になっています。Only You and MeではDianne Reevesのボーカルを楽しめます。いつもの事ですが、楽しい気分になれる作品です。