ローリングストーンズの何がカッコいいかというと、チャーリーワッツのクールなドラミングだと思います。キースの間をもったギタープレイに適応しつつ、ミックの求めるグルーヴにも応えることによって、独特の彼ならではのドラムパターンがしびれるのです。チャーリーワッツは元々ジャズドラマーであり、ストーンズに加入したのは、金になるからです。バイト感覚でストーンズをやっていたのです。しかし、現在に至るまでこのストーンズとの腐れ縁は続いています。
1. Stomping At The Savoy
2. Lester Leaps In
3. Moonglow
4. Robbins Nest
5. Scrapple From The Apple
6. Flying Home
ストーンズメンバーが全員ソロアルバムを出す中、ついにチャーリーワッツも自分の作品を出すようになります。それは、かれの基本ともなるジャズ全開の作品になっています。87年に出されたこの作品はCharlie Watts Orchestraによるライブでの演奏を記録しています。曲目は全てジャズのカバーになっています。ビッグバンド形式による演奏はストーンズとはまるで異なっていますが、これが彼が一番やりたかった
音楽なのです。
何故ストーンズのようなバンドが売れるのか理解出来ないという発言をしているチャーリーワッツ。しかし、金になるので止められない訳です。そしてストーンズにとっても、チャーリーのドラムは必要不可欠な存在となっています。ですから、ソロでは趣味的な演奏を楽しんでいるのですが、本来はこれが彼の本域なのです。
Charlie Watts on Jazz