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[20110116]

Wizzard BrewWizzard Brew
(2006/10/20)
Wizzard

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ソロ活動と同時に活動していたバンドウィザードです。ファーストソロアルバムとELO2とこのアルバムはほとんど同時期にレコーディングされています。正に鬼才ぶりを発揮していた時期でした。Wizzardはグラムロックバンドであり、ジャケットのようにロイウッドは、このバンドではものすごいメーキャップをしています。

1. You Can Dance The Rock 'n' Roll
2. Meet Me At The Jailhouse
3. Jolly Cup Of Tea
4. Buffalo Station-Get On Down To Memphis
5. Gotta Crush(About You)
6. Wear A Fast Gun

サウンドはグラムロックらしいロックンロールに、ロイウッドならではのマジカルポップワールドが加わり、アレンジ的にはフィルスペクターを意識したウォールオブサウンドをやったりと、やりたい放題です。ジェフリンとの確執から始まったソロ活動と、このバンドですので、ロイウッドの中で溜まっていたアイデアが爆発しています。さすがにこのバンドではMOVEやELOのファーストアルバムに近いものが有りますが、このバンドの方が面白いです。

やはり天才は枠組みの中で飼いならしていては駄目なのです。自由に制限のない状況を得たロイウッドは、その天才ぶりを遺憾なく発揮して、新しい伝説を生み出しました。残念ながら日本ではマニアの方にのみ支持されていたのですが、本来ならELOよりもこちらの方が評価されるべきなくらいに素晴らしい内容になっています。トッドラングレンがソロ活動とは別にユートピアというバンドをやっていたように、彼にとっても、このバンドは必要なフォーマットだったと思います。名盤です。

You Can Dance Your Rock 'N' Roll

Jolly Cup Of Tea

Buffalo Station/Get On Down To Memphis
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[20110116]

BouldersBoulders
(1994/03/01)
Roy Wood

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ELOを脱退していたロイウッドは、すぐにこのソロアルバムとバンドWizzardのファーストアルバムを続けて出します。ソロアルバムでは全てのパートを一人で演奏して、アルバムジャケットも自分で手がけるなど、メルチぶりを発揮します。その為、音の魔術師と呼ばれ、イギリスのトッドラングレンとも言える独自のポップワールドを展開していきます。

1. Songs Of Praise
2. Wake U
3. Rock Down Low
4. Nancy Sing Me A Song
5. Dear Elaine
6. (A) All The Way Over The Hill; (B) Irish Loafer (And His Hen)
7. Miss Clarke And The Compocer
8. When Gran'ma Plays The Banjo
9. Rock Medley: (A) Rockin' Shoes(B)She's Too Good For Me(C) Locomotive

ロイウッドは目にした楽器は全て弾けるようになるまでいじくりまくるという事を実践して、あらゆる楽器を弾きこなせるようになっています。MOVEやELOでもその才能を発揮していましたが、ソロとなった事によって、無制限にその才能を自在に展開していく事となりました。ですからロイウッドはソロになってからの方が評価が高くなっていきます。MOVE自体も彼が中心のバンドでしたが、あくまでもバンドとしてのあり方を守っていたので、形態にこだわらなくていいソロ活動は、正に音の玉手箱状態となっております。

ロイウッドのボーカルは結構ポップス向きで、素直な声をしています。そういう点でもトッドラングレンと比べ易いくらいにマニアックながらポップ、つまり、ひねくれポップなのです。ロックンロールからビートルズライクな曲、ケルトなトラッドフォークなど、KINKSに近いブリットポップぶりはマニアにはたまらない作品です。エンジニアにはアランパーソンズが加わっていますが、トッドラングレンのラフなマルチレコーディングよりもきれいに演奏されているのは凄いです。演奏力は彼の方が上なのです。名盤です。

Songs of Praise

Wake Up

Rock Down Low
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[20110116]

ZoomZoom
(2001/06/12)
Elo

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解散していたELOでしたが、2001年に突然ELO名義のアルバムが出されました。しかしオリジナルメンバーはジェフリンだけで、キーボードのRichard Tandyはゲスト参加しただけで、MOVE時代からのオリジナルメンバーBev Bevanは参加していません。つまり、名義上はELOですが、実質上はジェフリンのソロアルバムと言っていい作品だと思います。しかも、サウンドは昔のまんまで、何も新しさがないという、単なる金儲けの為のビッグネームバンドの再結成と同じようなものです。

1. Alright
2. Moment In Paradise
3. State Of Mind
4. Just For Love
5. Stranger On A Quiet Street
6. In My Own Time
7. Easy Money
8. It Really Doesn't Matter
9. Ordinary Dream
10. A Long Time Gone
11. Melting In The Sun
12. All She Wanted
13. Lonesome Lullaby

ジェフリンがプロデュースしていたジョージハリソンとリンゴスターが友情参加しています。ELOと名乗るのならJeff LynneとBev Bevanの2人が必ずいる事が必要だと思いますが、ここでELOを名乗る必要がどこに有るのか見当たりません。ストリングスを取り入れていたり、ELOサウンドにはなっていますが、2001年に出すような作品ではありません。金儲けを考えていたのでしょうが、売り上げもそれほどではなかったようです。

ファンではない人にとっては、再結成されていた事すら知らない人が多かったと思います。Bev Bevanが88年に結成したElectric Light Orchestra Part.2はジェフリンが不在だった為に、Electric Light Orchestraの名前の使用が中止されていたのに対して、このアルバムでは名前の使用が認められていると言う不公平さもあり、あまりファンからも良く思われていない作品です。曲も普通くらいの曲ばかりで、単なるおまけ的な作品です。

Alright

Moment In Paradise

State Of Mind
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[20110115]

バランス・オブ・パワー (完全生産限定盤)バランス・オブ・パワー (完全生産限定盤)
(2007/02/21)
エレクトリック・ライト・オーケストラ

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Jeff Lynne、Bev Bevan、Richard Tandyの三人だけになってしまった、実質的にはELOの最後のアルバムとなった作品です。前作での失敗を反省したのか、ここでは全盛期の頃のようなポップな曲が、いかにもという感じで並べられています。ジャケットのデザインはいかにも80年代という感じですが、サウンドの方はそれほど80年代には毒されていません。ただし、ギターやシンセの音はデジタル処理した感じがしています。

1. Heaven Only Knows
2. So Serious
3. Getting To The Point
4. Secret Lives
5. Is It Alright
6. Sorrow About To Fall
7. Without Someone
8. Calling America
9. Endless Lies
10. Send It
11. Opening
12. Heaven Only Knows (Alternative Version)
13. In For The Kill
14. Secret Lives (Alternative Mix)
15. Sorrow About To Fall
16. Caught In A Trap
17. Destination Unknown

80年代特有の立体的なアレンジはELOが70年代から創り上げてきたものであったので、特に80年代ならではのアレンジにする必要がなかったのだと思います。いつもの自分達のサウンドを創れば売れると言う恐ろしいほどの自信だったのでしょう。ある程度は売れましたが、全盛期から比べると見る影も無い状態でした。既にELOにはファン以外は期待していなかったと思います。

ヒット性の有る曲ばかりですが、代わり映えしない内容では注目度は自然に低くなります。この頃ならサンプリングも必要だった思いますが、サンプリングらしき音は見つけられません。つまり、時代性を無視した、それでいながら売れるような曲を創ったという事になります。この後、メンバー間でのいざこざも有り、バンドは解散してしまいます。ジェフリンはプロデューサーとして活躍し、Traveling Wilburysに参加したりしています。2001年に一度だけ再結成もされています。

Heaven Only Knows

So Serious

Getting to the Point
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[20110115]

Secret MessagesSecret Messages
(2001/06/13)
Elo

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エレクトリックポップから一転、ギターを中心としたバンドスタイルに転換した作品です。80年代初頭はテクノからパンク、ファンクまで、様々なスタイルが次々に出てきて、そんな激変する時代に何とかついていこうとしている感じになっています。ギター中心といっても、80年代特有のシンセも有りのカラフルなアレンジになっています。アレンジにばかり気がいってしまって、曲の出来映えは普通になってしまっています。

1. Secret Messages
2. Loser Gone Wild
3. Bluebird
4. Take Me On And On
5. Time After Time
6. Four Little Diamonds
7. Stranger
8. Danger Ahead
9. Letter From Spain
10. Train Of Gold
11. Rock 'N' Roll Is King
12. No Way Out
13. Endless Lies
14. After All

曲はメドレー形式でつないで、何とかトータル感を出そうとしています、レゲエなど、様々な要素も取り入れながら、ポップには仕上げていますが、昔のマニアックな時代に戻ったように複雑にし過ぎてしまった為か、このアルバムから急激に売り上げが下がってしまいます。旧友ロイウッドを意識したのか、いろんなものを混ぜこぜにしてしまった感じがして、ELO全盛期のポップ性は後退しています。ロックンロール曲のRock 'N' Roll Is Kingくらいがヒットしたくらいです。

その為か、新しい時代の流れの中にELOという名前は徐々に埋没していくようになります。売れうる作品を創っても批判されるし、凝った作品を出しても相手にしてもらえないというジレンマが発生していき、バンドを徐々に終焉へと導いていきます。この時代にビッグネームのバンドが生き残るには、流行を気にせずに自分を貫き通すのが正解だったと現在では思えますが、当時の80年代の迷宮に迷い込んでしまっては、進むべき道は見つからなかったと思います。しかし、作品としては初期の頃のファンも楽しめるような内容になっています。

Secret Messages

Loser Gone Wild

Bluebird
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[20110115]

Time: RemasteredTime: Remastered
(2001/10/08)
Electric Light Orchestra

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シンセサイザーで想い通りの音が創れるようになった事によって、これまで彼等のトレードマークともなっていたストリングス隊を解雇して、Jeff Lynne、Bev Bevan、Richard Tandy、Kelly Groucuttの四人だけになった新生ELOの作品です。全盛期は過ぎたので、ここからは徐々に降下線を辿るのですが、ヒット性のある曲ばかりです。

1. Prologue
2. Twilight
3. Yours truly, 2095
4. Ticket to the moon
5. The way life's meant to be
6. Another heart breaks
7. Rain is falling
8. From the end of the world
9. The lights go down
10. Here is the news
11. 21st century man
12. Hold on tight
13. Epilogue
14. The bouncer
15. When time stood still
16. Julie don't live here

テクノポップ全盛期でもあり、エレクトリックポップ全開です。プロローグからエピローグまで、トータルアルバムとしての性格を持たせています。ノリノリのTwilightは電車男のエンディングテーマとして使われた事により、ELOが最近も小さく再ブレークしました。勿論ものアルバムも大ヒットしましたが、これまでのファンは新しい構成になった彼等に徐々に興味を失い始めたのも事実です。あまりにも商業的に走り過ぎたとの印象もありました。シングルヒットしたHold on tightはスタンダード性もあるロックンロールの名曲に仕上がっています。

バンドと言うよりジェフリンのソロ作品のような私物化してしまったようなイメージも持たれて、ヒットは出しているものの、徐々に注目度も薄くなっていきます。エイジアなど、ベテランミュージシャンが売れる為だけの商業的な作品を出すようになり、しかも時代はパンク、ニューウェイヴによるものが支持されるようになり、こうしたいかにもヒットを狙いました的な作品は批判の対象として扱われるようになります。ですから、何も考えずに聴ける今の方がこのアルバムを素直に評価出来ると思います。

Prolougue / Twilight

Yours Truly, 2095

Ticket to the Moon
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[20110115]

XanaduXanadu
(1998/02/02)
Various Artists

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全盛期の勢いそのままに製作された映画のサウンドトラック盤です。映画はオリヴィアニュートンジョンが主演したファンタジーミュージカルで、ELOがこれまでコンセプトしてきたファンタジーを映像化したような映画で、このサウンドトラックでは、そのオリヴィアとアナログ盤でいうA面とB面を分け合っています。A面がオリヴィアで、B面がELOです。ですから、正確なサントラというよりも映画で使われていたお互いの作品をきれいに並べたアルバムという事で、一つの音楽作品として楽しむ事が出来ます。

1. Magic
2. Suddenly
3. Dancin'
4. Suspended In Time
5. Whenever You're Away From Me
6. I'm Alive
7. The Fall
8. Don't Walk Away
9. All Over The World
10. Xanadu

オリヴィアはいろんな人とコラボレートしており、Suddenlyではクリフリチャードとデュエットしており、Dancin'ではチューブスとコラボレート、Whenever You're Away From Meでは引退まじかだったジーンケリーとデュエットしています。そしてタイトル曲のXanaduではELOとコラボレートしています。オリヴィアはグリースに続いての映画出演であり、この頃のオリヴィアは新しい時代の音を取り入れてヒットを飛ばしていました。

映画自体はたいした作品ではないのですが、曲がヒットした事によって、そのタイトルは誰もが知っているものとなりました。ミュージカル作品としては楽しい映画です。ELOの作品は全盛期ならではのエレクトリックポップであり、これまでのコンセプトによって、いくらでも映画を創れそうなのですが、そこまでのバイタリティーは持ち合わせていないようです。相変わらず、ヒット性のあるポップな曲ばかりで、全盛期の作品の一つとして聴く事が出来ます。80年代の作品として、時代を代表するような音になっています。

Magic

Suddenly

Dancin'
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[20110114]

DiscoveryDiscovery
(2001/06/18)
Electric Light Orchestra

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ELOのポップ三部作の最後を飾る大名盤です。ELOというバンドとしては前作が最高傑作だと思いますが、曲の出来映えで言えば、このアルバムが最高傑作だと言えます。しかし、これはもうバンドと言うよりジェフリンが凄いと言う次元になっています。この頃になるとビートルズというよりELOならではのポップミュージックになっています。似ていると言えばビーチボーイズに近いと思います。全曲シングルヒットするような充実ぶりで、アレンジの細かな部分までおいしく創られた完成度の高い作品になっています。

1. Shine a little love
2. Confusion
3. Need her love
4. The diary of Horace Wimp
5. Last train to London
6. Midnight blue
7. On the run
8. Wishing
9. Don't bring me down
10. On the run (bonus track)
11. Second time around (bonus track)
12. Little town flirt (bonus track)

ジャケットはまるでアラビアンナイトのようなイメージを与えますが、特にコンセプトアルバムという訳ではありません。というよりもベストアルバムのようなポップワールドが満載です。シングルヒットしたのはShine a little love、Last train to London、Don't bring me downですが、それ以外の曲も同じ暗いヒット性のある曲ばかりです。ほとんどの曲にPVが創られています。まだMTVが始まる前ですので、時代を先取りしていました。エレクトリックポップな部分も、当時やっとテクノポップが確立されてきた頃ですので、これも先取りしていたと思います。

ここまで徹底してポップになってしまうと、もうプログレバンドとは言えませんが、問答無用なくらいにポップ性に徹底されています。勿論捨て曲一切無しで、一番関心してしまうのは、アレンジの細かな部分までも徹底して存在感のある細工が仕掛けられていて、それでいて無駄な音が一切無い所です。それだけ完成度が高いのです。シンフォニックなところも単なる音源の一つでしかなく、計算され尽くした見事なポップアルバムだと思います。名盤です。しかし、ELOの全盛期はここまでです。この後の作品は全盛期の余韻のようなものです。

Shine a little love

Confusion

Need her love
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[20110113]

Out of the Blue: 30th Anniversary Edition (W/Book)Out of the Blue: 30th Anniversary Edition (W/Book)
(2007/02/20)
Electric Light Orchestra

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ELOサウンドが完全に確立されたアルバムです。まだテクノブーム前ですが、エレクトリックポップなアレンジになっています。前作からキーボードが主体の曲が多くなっていましたが、ここではシンセベースやボコーダーの使用など、テクノとポップミュージックが早くも融合しています。しかもアナログ盤では2枚組の大作でありながら、捨て曲一切無しの名盤です。彼等の最高傑作と言っていいでしょう。

1. Turn To Stone
2. It's Over
3. Sweet Talkin' Woman
4. Across The Border
5. Night In The City
6. Starlight
7. Jungle
8. Believe Me Now
9. Steppin' Out
10. Standin' In The Rain
11. Big Wheels
12. Summer And Lightning
13. Mr. Blue Sky
14. Sweet Is The Night
15. The Whale
16. Birmingham Blues
17. Wild West Hero
18. Wild West Hero
19. The Quick And The Daft
20. Latitude 88 North

スペイシーなジャケットによりこのアルバムもコンセプト作品というイメージを与えます。実際にはヒット曲とコンセプトな作品が混在しています。ビーチボーイズのようなコーラスワークとビートルズのような曲作り、それらにアメリッチやアフリカンなど、民族音楽的な要素もポップに脚色していて、一気に聴き通してしまうほどポップでありながら、ドラマティックな展開を繰り広げて飽きさせません。

全曲ジェフリンの作曲で、最後の3曲はボーナストラックです。アナログ盤では3面にあたる部分はConcerto for a Rainy Dayという別タイトルが付けられていて、コンセプトサイドになっています。勿論アルバムとしても大ヒットでシングルヒットも多く、まるでベストアルバムでも聴いているような気分になります。それでいて、新しい要素に挑戦していたりと、ELOが一番充実していた時期の作品になります。三部作の真ん中の作品でもありますので、次のアルバムもいいのですが、ファンタジーとミステリーなポッププログレバンドとしてはここが頂点だと思います。名盤です。

Turn to Stone

It's Over

Sweet Talkin' Woman
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[20110112]

オーロラの救世主オーロラの救世主
(1998/02/21)
エレクトリック・ライト・オーケストラ

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完全ポップ化して、ヒットメーカーとして出す曲全てヒット曲にしていく全盛期に入ります。コンセプトアルバムという訳ではありませんが、シンフォニックな序曲から始まるいつものパターンと統一感は、コンセプトアルバムのような一つの物語を見せられるような演出が成されています。私個人としては一番好きなアルバムというか、一番思い入れのある作品です。

1. Tightrope
2. Telephone Line
3. Rockaria!
4. Mission (A World Record)
5. So fine
6. Livin' Thing
7. Above The Clouds
8. Do Ya
9. Shangri-La
10. Telephone Line (Different Version)
11. Surrender
12. Tightrope (Instrumental Rough Mix)
13. Above The Clouds (Instrumental Rough Mix)
14. So Fine (Instrumental Rough Mix)
15. Telephone Line (Instrumental)

このアルバムから続けて3作大ヒットアルバムを連発した事により、この後の作品も含めて三部作と呼ばれています。全曲ポップで、ビートルズ、特にポールマッカートニーのような曲作りが特徴的です。ちょうどポールも全盛期だった事もあり、その影響はかなり強いと思います。まだ少ないですが、シンセサイザーの多用により、エレクトリックポップスタイルの先駆けともなっています。シングルカットされたTelephone Lineはまるでポールマッカートニーのような曲のパロディーとも言えます。10CCのびっくり電話もありますが、この同じ時期にエンジェルがテレフォンエクスチェンジと言う曲を出していましたので、電話というキーワードがこの頃密かに流行っていたという印象があります。

Rockaria!ではイタリアオペラのようなSEが絡んできてユニークです。Livin' Thingもシングルヒットしました。ストリングスの使い方からして、かなりポップになっているのが分かります。Do YaはMOVE時代に創っていた曲ですが、ここで再演しています。トッドラングレンもカバーした曲です。Shangri-Laで壮大なエンディングを迎える感じはコンセプトアルバムを意識しているようです。ここまで徹底して売れる曲を創られると頑固なロックファンも彼等の実力を認めざる得なくなってきた問答無用の名盤です。この軽さは結構痛快です。

Tightrope

Telephone Line

Rockaria!
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[20110111]

フェイス・ザ・ミュージック(紙ジャケット仕様)フェイス・ザ・ミュージック(紙ジャケット仕様)
(2006/09/20)
エレクトリック・ライト・オーケストラ

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このアルバムもコンセプトアルバムであり、序曲とも言えるインストのFire On Highから始まり、各局は独立しているようで内容がつながっており、ミステリーな魔法の世界が展開されていきます。前作から本物のオーケストラを導入するようになりましたが、ここでも重厚なオーケストレーションを展開しています。ポッププログレ、シングルヒットが出せるプログレという新しいあり方を提示しています。

1. Fire On High
2. Waterfall
3. Evil Woman
4. Nightrider
5. Poker
6. Strange Magic
7. Down Home Town
8. One Summer Dream
9. Fire On High Intro (Early Alternative Mix)
10. Evil Woman (Stripped Down Mix)
11. Strange Magic (U.S. Single Edit)
12. Waterfall (Instrumental Mix)

Evil WomanとStrange Magicがシングルヒットして、アルバムも大ヒットしました。ELOの人気を決定づけた作品です。ポップな曲もビートルズ的というより、ELOならではのポップワールドを確立しています。このスタイルを参考にしたのが後のアメリカンプログレになります。そしてそれはやがてイギリスにも帰ってきて、エイジアのような売れる為だけのバンドを創ってしまいます。正統派のプログレから見るとまがい物的な扱いをされてしまいますが、そのプログレバンドも売れなくなって来ると、同じような事をやり出します。

シンセサイザーも活躍するようになり、エレクトリックライトな音楽のイメージをより明確にしていきます。シンフォニックだけど、難解ではなくポップで分かり易いのです。ですからイギリスよりもアメリカで人気が出てきます。この明るさはアメリカ向けなのです。しかしテーマがテーマだけに、まだ完全にポップにはなりきっていない所があります。しかしここから彼等の音楽は出せば必ずヒットするような安定感を生み出していきます。

Fire on High

Waterfall

Evil Woman
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[20110110]

EldoradoEldorado
()
Electric Light Orchestra

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エルドラド(紙ジャケット仕様)エルドラド(紙ジャケット仕様)
(2006/09/20)
エレクトリック・ライト・オーケストラ

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エルドラドというテーマを持ったコンセプトアルバムです。序曲から始まって、インスト曲もあって、プログレのような壮大なテーマを持っていますが、曲は非情にポップになっており、いよいよジェフリンのビートルズフリークぶりを発揮したポップワールドが完成しつつあります。

1. Eldorado Overture
2. Can't Get It Out Of My Head
3. Boy Blue
4. Laredo Tornado
5. Poor Boy (The Greenwood)
6. Mister Kingdom
7. Nobody's Child
8. Illusions In G Minor
9. Eldorado
10. Eldorado Finale
11. Eldorado Instrumental Medley
12. Dark City

ポップなプログレという事で、後のアメリカンプログレの参考になっていると思います。サウンド的にはアメリカのスティックスに近い感じです。ストリングスとシンセサイザーでシンフォニックロックを展開していますが、曲自体はビートルズライクな曲ばかりです。ELOも10CCもビートルズっぽい曲を創りますが、ビートルズそのものではない、まがい物的なところが、後のブリットポップへとつながっていきます。80年代以降はビートルズそのものな曲を創る人も出てきますが、70年代はまだそのものを創るにはためらいがあったようです。

コンセプトがありますが、ポップなのでファンタジー的な展開になっています。この頃になって来るとプログレとか、グラムロックとか、流行ものを気にする事無く、自分達の音楽というものに集中しています。商業的になったと批判する人も多くいましたが、そんな事は気にする事無くジェフリンワールドが確立されていきます。もうELOサウンドと言いようが無いくらいに独自の世界を築いていきます。

Eldorado Overture/Can't Get It Out of My Head

Boy Blue

Laredo Tornado
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[20110110]

第三世界の曙(紙ジャケット仕様)第三世界の曙(紙ジャケット仕様)
(2006/09/20)
エレクトリック・ライト・オーケストラ

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On the Third DayOn the Third Day
(1990/10/25)
Elo

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完全にロイウッド色が無くなって、ジェフリンがほとんどの曲を書くようになり、ELOサウンドを確立していくことになります。第三世界の曙という邦題がついているように、プログレのようなコンセプト性を持たせているので、まだまだポップヒットメーカーとまでは行きませんが、ELOらしさというものが確立されつつあります。

1. Ocean Breakup/King Of The Universe
2. Bluebird Is Not Dead
3. Oh No Not Susan
4. New World Rising/Ocean Breakup Reprise
5. Showdown
6. Daybreaker
7. Ma-Ma-Ma Belle
8. Dreaming Of 4000
9. In The Hall Of The Mountain King

オーケストラと名前がついているだけにプログレ志向もあったのですが、当時のイギリスはグラムロック全盛時代ですので、ロックンロールな曲ではグラムロックしています。このイカサマ臭いオーケストラバンドと言うのが、本来はELOの持ち味だったと思います。このイカサマ臭さが理解出来ていれば当時のELOの良さが分かっていたと思いますが、正統派なプログレやハードロックファンからは軽くあしらわれていたというのが現実です。

サウンド的にはオーケストラプラスシンセサイザーの存在が大きくなります。ジェフリンが一人で張り切っている為に、ビジョンも明確になり、これまでの多彩さは洗練されています。その為か、アメリカでは大ヒットして、このアルバム辺りからELOの評価も上がっていきます。アヴァンギャルドではなくなっているのです。ですから、ここから好みが別れる所ですが、ここからの方が大きな売り上げに結びついていく事になります。Showdownのようなシングルヒットもありますが、トータルアルバムとして楽しめます。

Ocean Breakup / King of the Universe

Bluebird Is Dead

Oh No Not Susan
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[20110110]

Elo 2Elo 2
(2004/11/25)
Electric Light Orchestra

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E.L.O.2(紙ジャケット仕様)E.L.O.2(紙ジャケット仕様)
(2006/09/20)
エレクトリック・ライト・オーケストラ

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このセカンドアルバムの製作途中で、中心人物だったロイウッドが脱退、彼はIn Old England TownとFrom the Sun to the Worldのレコーディングにしか参加していません。ロイウッドの脱退により、多くのメンバーを補充しています。キーボードのRichard Tandy、ベースのMike de Albuquerqueに新しくバイオリンとチェロを3人体制にして、ストリングス面を強化しました。

1. In Old England Town (Boogie No. 2)
2. Momma
3. Roll Over Beethoven
4. From the Sun to the World (Boogie No. 1)
5. Kuiama
6. Showdown (Bonus Track)
7. In Old England Town (Instrumental)
8. Baby I Apologise (Session Outtake 1 June 1973)
9. Auntie (Ma-Ma-Ma Belle Take 1)
10. Auntie (Ma-Ma-Ma Belle Take 2)
11. Mambo (Dreaming of 4000 Take 1)
12. Everyone's Born To Die
13. Roll Over Beethoven (Take 1) (Session Master 8 September 1972)

トニーヴィスコンティつながりからか、当時のスーパースター、マークボランがボーナストラックのセッションに参加しています。このアルバムからはチャックベリーのカバーRoll Over Beethovenがシングルヒットしました。ビートルズもカバーした曲で、60年代始めはビートルズの曲というイメージがありましたが、70年代始めはELOの曲としてのイメージの方が強くなりました。ベートーベンの運命からロックンロールしていく流れは結構インパクトがありました。

サウンド面では、ストリングスを強化した事によって、よりプログレッシヴ性が強くなっています。ジェフリンが主導するようになって、ポップな曲が多くなっていますが、長尺の曲で、より複雑になっているので、ポップバンドとしても変わっていますし、プログレバンドとしては軽過ぎるという中途半端なサウンドなので、人気も今ひとつでした。しかし、このヘンテコ感が今となっては、一番ユニークで評価されるべきだと思います。

In Old England Town

Mama

Roll Over Beethoven
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[20110110]

エレクトリック・ライト・オーケストラ(紙ジャケット仕様)エレクトリック・ライト・オーケストラ(紙ジャケット仕様)
(2006/09/20)
エレクトリック・ライト・オーケストラ

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First Light Series: The Electric Light OrchestraFirst Light Series: The Electric Light Orchestra
(2003/02/27)
Electric Light Orchestra

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MOVEの残った三人Roy Wood、Jeff Lynne、Bev Bevanで新しく結成されたバンド、エレクトリックライトオーケストラです。メンバーは他にホーン担当のBill Huntとバイオリン担当のSteve Woolamの5人でスタートしました。ロックバンドに簡易オーケストラを加えると言うプログレな発想のバンドでした。しかし、ライトと名前がついている通り、プログレのように大げさにならずに、あくまでもポップであった為に、一般のプログレとは違う扱いでした。

1. 10538 Overture
2. Look At Me Now
3. Nellie Takes Her Bow
4. The Battle Of Marston Moor (July 2nd 1644)
5. First Movement (Jumping Biz)
6. Mr. Radio
7. Manhattan Rumble (49th Street Massacre)
8. Queen Of The Hours
9. Whisper In The Night
10. The Battle Of Marston Moor
11. 10538 Overture

ストリングスの扱い方も、ビートルズ的な使い方で、このバンドはジェフリンのビートルズフリークぶりが遺憾なく発揮されています。ポップでありましたが、その音楽性はMOVE同様多様性を極め、10CCのようなひねくれポップのキワモノ的なイメージでとらえられていました。プログレのような荘厳な感じではなく、コミカルなくらいに様々な音楽性が次々に飛び出す、ロイウッドの奇才性も発揮されているのです。

そういう意味でも、彼等の作品の中でも一番アヴァンギャルドで面白いのがこのファーストアルバムです。アヴァンギャルドポップとしてはかなりの名盤だと思います。しかし、この後、ロイウッドとジェフリンが仲違いしてしまい、ロイウッドが脱退してしまいます。それによってバンドは、更にジェフリン主導でポップ性を追求していく事となります。

10538 Overture

Look At Me Now

Nellie Takes Her Bow
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[20110110]

早くも大相撲初場所が始まりました。やはり優勝候補は白鵬でしょうが、豊ノ島の集中力も続いているようなので、又接戦になると盛り上がります。日馬富士は角番ですが、白星発進しました。復調しているのかはまだ分かりません。

初日の上位取り組み結果
○白鵬 押し出し 鶴竜
○魁皇 叩き込み 栃煌山
○豊ノ島 引き落とし 把瑠都
○琴欧洲 押し出し 安美錦
栃ノ心 寄り切り 日馬富士○
○稀勢の里 突き出し 嘉風
阿覧 寄り切り 琴奨菊○


豊ノ島と把瑠都の一戦は豊ノ島が巧かったのですが、把瑠都は焦ってばかりで、全然だめでした。これでは上は目指せません。稀勢の里は大分自分の相撲に自信が持てているようです。まだ誰が調子がいいのか見えてきませんが、勝つ為の相撲を身につける為の練習をしてきた力士が勝っているように思えます。さて、今場所の主役は誰になるのでしょうか。

白鵬 vs 鶴竜

把瑠都 vs 豊ノ島

魁皇 vs 栃煌山
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[20110109]

Message From the CountryMessage From the Country
(2005/08/30)
Move

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ムーヴは短命なバンドで、この4枚目でラストアルバムとなります。ベースのRick Priceが脱退して、ロイウッド、ベヴベヴァン、ジェフリンの三人だけになってしまいます。この三人で同じ頃に既にエレクトリックライトオーケストラを結成しています。つまりこの頃にはMOVEとELOが同時に存在していたのです。新しい音楽をやるという事で、結局ELOとしてやっていく事になるので、このアルバムが最後の作品となりました。

1. Message From The Country
2. Ella James
3. No Time
4. Don't Mess Me Up
5. Until Your Moma's Gone
6. It Wasn't My Idea To Dance
7. The Minister
8. Ben Crawley Steel Company
9. The Words Of Aaron
10. My Marge
11. Tonight
12. Chinatown
13. Down On The Bay
14. Do Ya
15. California Man
16. Don't Mess Me Up
17. The Words Of Aaron
18. Do Ya

ジェフリンが創るビートルズのような曲とロイウッドとベヴベヴァンが創る曲はハードロックタイプが多いです。ハードロックというよりもグラムロックしているのですが、グラムロックに、ブリットポップと、現在の耳で聴くと時代を先取りしているのです。グラムロックも、変にプログレしていて、普通じゃありません。このひねくれ感、多様性こそがMOVEの魅力なのであります。ボーナストラックで入っているトッドラングレンもカバーしたDo YaはELOでも再演されています。California Manはチープトリックがカバーしています。

サイケデリックバンドとして始まったバンドでしたが、最後まで混沌としています。ジェフリンのボーカルはMOVEとしてはあまり馴染みが無いので、不思議な感じですが、ELOでは彼がリードボーカリストになります。ELOも最初は混沌としているので、ちょうどこのアルバムで交わるような感じです。サウンド的にはバーズに近い感じもあります。ELOの母体バンドとしてではなく、ロックルネッサンスの立役者として再評価されるべきバンドです。

Message From The Country

Ella James

No Time
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[20110109]

Looking onLooking on
(1998/09/30)
Move

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今度はボーカリストだったCarl Wayneが脱退して、アイドルレースというバンドにいたJeff Lynneを招き入れます。これで、ELOへのカウントダウンが始まります。Jeff Lynneはマルチプレイヤーで、ボーカル、ギター、キーボード、時にはドラムも叩きます。ロイウッドもマルチプレイヤーぶりを発揮してムーヴのサウンドはより幅のあるサウンドを展開していきます。

1. Looking On
2. Turkish Tram Conductor Blues
3. What?
4. When Alice Comes Back To The Farm
5. Open Up Said The World At The Door
6. Brontosaurus
7. Feel Too Good
8. Wild Tiger Woman
9. Omnibus
10. Blackberry Way
11. Something
12. Curly
13. This Time Tomorrow
14. Lightning Never Strikes Twice
15. Something (Italian Version)
16. Wild Tiger Woman Blues
17. Curly Where's Your Girlie

Jeff Lynneのビートルズフリークぶりが発揮されるのは、ELOになってからなので、ここではまだロイウッドがイニシアティヴを持っています。ですからサウンドはポップではなく、ハードロック、プログレなサウンド展開になっています。しかしボーナストラックとしてはいっているBlackberry WayがシングルでNo.1ヒットするなど、シングルヒットも出しながら、アルバムとしてもパワフルな作品を生み出しています。プロデュースはロイウッドとジェフリンの2人で、この2人がサウンドの要となっていきます。

完全にハードロックにはなりきっていませんが、ヘヴィーなサウンドはプログレとも呼びにくい感じで、この頃でもまだアートロックという形容の方がしっくりきます。多様性がこのバンドの特徴でもありましたが、この多様性が今ひとつ成功出来ない要因でもありました。はっきりしたサウンドを武器にしないと売りにくいのです。でもこの多様性はひねくれポップファンにはたまらないもので、ブリットポップの元祖的な存在としてジェフリンは外せません。音楽としても完成度は飛躍的に上がっています。この混沌さが彼等の魅力と言えばそうですが、それがマニア向けなバンドと言うイメージも作っています。

Looking On

Turkish Tram Conductor Blues

When Alice Comes Back To The Farm
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[20110109]

ShazamShazam
(1998/09/30)
Move

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ファーストアルバムはイギリスでは大ヒットしておりましたが、アメリカツアーは失敗、ベースのAce Keffordが脱退したため、ギターのTrevor Burtonが代わりにベースを担当しましたgあ、彼も脱退して、新しくRick Priceがベーシストとして加わり、4人となったセカンドアルバムです。このアルバムではサイケデリックから更に飛躍したアートロックになっています。ファーストアルバムのようなサウンドを期待していると違和感を感じるかもしれません。

1. Hello Suzie
2. Beautiful Daughter
3. Cherry Blossom Clinic Revisited
4. Fields Of People
5. Don't Make My Baby Blue
6. The Last Thing On My Mind
7. So You Want To Be A Rock 'N' Roll Star
8. Stephanie Knows Who
9. Something Else
10. It'll Be Mine
11. Sunshine Help Me
12. Piece Of My Heart
13. Too Much In Love
14. Higher And Higher(Your Love Keeps Lifting Me)
15. Sunshine Help Me

Hello Suzieはロイウッドが他のバンドの為に書いた曲をハードロックのようなアレンジにしてセルフカバーしています。アートロックは当時はアメリカが主力で、その代表であるモビーグレイヴの影響を受けるようになっています。ですからライブではジャムっぽい演奏になっています。7曲目以降のボーナストラックで聴く事が出来ます。バーズのSo You Want To Be A Rock 'N' Roll StarやラブのStephanie Knows Who、エディーコクランのSomething Else、クリフリチャードのIt'll Be Mine、スプーキートゥースのSunshine Help Meなどのカバーを演奏しています。

60年代後半から70年代初期にかけては、ロックにとっても、いろんな文化が激変していた時代ですので、その真っただ中のこの作品は特に異様であり、ハードロック、プログレッシヴ以前としていて、それでまだサイケな雰囲気も残っていると言う不思議なサウンドになっています。正にアートロックと呼ぶしかない感じです。MOVEとして売れていたのはファーストアルバムですが、後につながる作品としては、このアルバムの方が代表作にもなっています。売り上げはファーストには及びませんが、時代を切り取ったようなサウンドはマニア好みです。

Hello Suzie

Beautiful Daughter

Cherry Blossom Clinic Revisited

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[20110109]

MoveMove
(1998/09/30)
Move

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サイケデリックからプログレッシヴロックへと発展しく段階の中で、プログレとなる前のサウンドをアートロックと呼んでいた時期がありました。その代表格とも言えるのがこのムーヴです。オリジナルメンバーはRoy Wood、Carl Wayne、Trevor Burton、Ace Kefford、Bev Bevanの5人で、後のエレクトリックライトオーケストラの前進となるバンドとして有名です。このファーストアルバムはまだサイケデリックしています。

1. Yellow Rainbow
2. Kilroy Was Here
3. The Lemon Tree(Here We Go Around)
4. Weekend
5. Walk Upon The Water
6. Flowers In The Rain
7. Hey Grandma
8. Useless Information
9. Zing Went The Strings Of My Heart
10. The Girl Outside
11. Fire Brigade
12. Mist On A Monday Morning
13. Cherry Blossom Clinic
14. Night Of Fear
15. The Disturbance
16. I Can Hear The Grass Grow
17. Wave Your Flag And Stop The Rain
18. Vote For Me
19. The Disturbance
20. Fire Brigade
21. Second Class
22. Cherry Blossom Clinic
23. The Lemon Tree(Here We Go Around)
24. Weekend
25. Flowers In The Rain
26. Useless Rain
27. Zing Went The Strings Of My Heart
28. The Girl Outside
29. Walk Upon The Water

ザフーの影響を受けており、このファーストアルバムではザフーがサイケをやっていた頃のサウンドに近いものがあります。ビートポップで、サイケデリック、後に言うブリットポップとも言えます。プロデューサーが後にT-REXやデヴィッドボウイを手がけるTony Visconti で、彼の初仕事がこのバンドでした。得意のストリングスアレンジも既にやっており、曲によっては、後のグラムロックのような曲もあります。つまりは、時代の音を敏感に読み取ってひねくれポップしているのです。キーボードはセッションマンだったニッキーホプキンスが担当しています。

14曲目以降はアルバム未発表曲のボーナストラックで、シングルのみだった曲もあります。当時のイギリスではザフーのような暴力的なステージングで人気を博し、シングルヒットも飛ばしていました。日本ではB級な扱いだったと思います。ELOが売れてから、その前身バンドとして注目されるようになったので、それまではマニアックなファンのみが知っていたバンドでした。特にロイウッドのひねくれポップセンスが光るこのファーストアルバムは、サイケファンにはたまらない名盤だと思います。

Yellow Rainbow

Kilroy Was Here

The Lemon Tree
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[20110108]

Keep It SimpleKeep It Simple
(2008/04/01)
Van Morrison

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2008年発売の今の所オリジナルアルバムとしては最新作になります。今回は全曲ヴァンモリソンの作品になっていますが、スタイル的にはカントリーブルース色が強くなっています。タイトルは彼自身の音楽性を表しているようでもあり、宗教的にも質素であり続けるというようなニュアンスにも取れます。歌詞の内容からは自分の音楽性についてあり方のような事をいっているように取れます。

1. How Can A Poor Boy
2. School Of Hard Knocks
3. That's Entrainment
4. Don't Go To Nightclubs Anymore
5. Lover Come Back
6. Keep It Simple
7. End Of The Land
8. Song Of Home
9. No Thing
10. Soul
11. Behind The Ritual

自分の音楽性が古くさい事は承知の事実であり、それでもあえてシンプルであろうとする意思表示を示しています。そんな言葉を象徴するような曲ばかりです。派手なエレクトリックミュージックに比べるとシンプルかもしれませんが、私はシンプルだとは思いません。幾重にも折り重なった感情の波間に深く豊かな音楽だと思います。時に自分の事をジプシーと形容するヴァンモリソンですが、確かにイギリスやアイルランドにすんでいる人達は原住民ではなく、移民であり、又その後に流れ着いたボヘミアンな民族がケルトミュージックを生み出して、それをルーツとするヴァンモリソンはジプシーなのかもしれません。

そして黒人音楽との出会いにより、かれの音楽はより複雑になっているのです。そんな複雑な歴史を継承した音楽をシンプルとは言えないでしょう。彼は現在も現役で活動しており、依然として衰えておりません。新作もそう待たずに出される事でしょう。恐らく、これから先も変わらぬ音楽を創り続けていくのでしょうが、これから更にどんな年の取り方をするのかが楽しみです。年を取るほどにアルバムも売れるようになると言う面白い現象が出ていますので、世の中もそれほど捨てたものではありません。

That's Entrainment

Don't Go to Nightclubs Anymore

Keep It Simple
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[20110108]

Pay the DevilPay the Devil
(2006/03/07)
Van Morrison

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カントリーを中心に、ジャズなどのカバー曲をやっている作品で、ヴァンモリソンのオリジナルも数曲入っています。カバー曲の作品が多くなっていましたが、前作はオリジナル曲で素晴らしい作品を創っていました。それでもkバー曲、自分が昔から親しんでいる音楽へのリスペクトが止まらないと言った感じです。ヴァンモリソンのカントリーは決まりすぎるくらいに似合っているので違和感はありません。

1. There Stands The Glass
2. Half As Much
3. Things Have Gone To Pieces
4. Big Blue Diamonds
5. Playhouse
6. Your Cheatin' Heart
7. Don't You Make Me High
8. My Buckets Got A Hole In It
9. Back Street Affair
10. Pay The Devil
11. What Am I Living For
12. This Has Got To Stop
13. Once A Day
14. More and More
15. Till I Gain Control Again

ヴァンモリソンのオリジナル新曲としてはPlayhouse、タイトル曲のPay the DevilとThis Has Got to Stopだけで、後は全てカバー曲です。いつもの事ですが、このカバー曲とオリジナル曲が全く自然に溶け込んでいるような作品になっています。オリジナルとしてもカントリーソングを創れるのに、あえてカバー曲を歌う事に、音楽に対する愛情を感じます。カントリーは現在でもアメリカにおいては国民的な音楽であって、日本では信じられないくらいに売れるジャンルなのです。

ポップミュージシャンであるヴァンモリソンが、そんなルーツミュージックの作品を出す事で、ポップソングしか聴かない私どものような者でも、その良さを認識する事が出来ます。古くさいからと敬遠する人もいると思いますが、こうした音楽に触れる事で、現在の音楽のあり方というのも認識出来ますし、これから進むべき道も見えて来ると思います。しかし、ヴァンモリソンの歌声は衰えていないのに、どうしてこんなにも優しさに満ちあふれるようになったのでしょうか。

Half as Much

Big Blue Diamonds

Playhouse
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[20110108]

Magic TimeMagic Time
(2005/05/17)
Van Morrison

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今作はポピュラーソングとして、歌心溢れる作品になっています。ジャズスタンダードが数曲入っていますが、オリジナル曲も、それに負けないくらいスタンダード性のある素晴らしい曲を創っています。21世紀に入ってこんなオールドスタイルなオリジナル曲を創って歌える人はほとんどいないと思います。そしてそれを楽しめるファンがいるという事は素敵な事です。

1. Stranded
2. Celtic New Year
3. Keep Mediocrity At Bay
4. Evening Train
5. This Love Of Mine
6. Just Like Greta
7. Gypsy In My Soul
8. Lonely And Blue
9. The Lion This Time
10. Magic Time
11. They Sold Me Out
12. Carry On Regardless

ジャンピングジャイヴなEvening Trainなど、作曲のセンスは抜群です。今回はカントリーやブルースといった泥臭さは薄めで、洗練されたポピュラーミュージック、つまり、あまりルーツ性は感じさせないような曲作りになっています。かといって巷で流れているようなヒットソングとは違うある程度やり尽くした人がたどり着いた領域で音楽が鳴っています。とても美しい作品です。それはジャケットにも反映されていると思います。

アメリカの音楽を追求してきたヴァンモリソンでしたが、ここで奏でられている音楽は、それまでのジャクソンブラウンやイーグルス、ザバンド達が創ってきた音楽とは違った深みのある音楽になっています。つまり、これまでヴァンモリソンが創ってきたロマンティックな音楽とは違う優しさをもった、ムード溢れる素晴らしい音楽を生み出しています。優しくなったヴァンモリソンの歌い方がついに音楽にも現れて、心にしみる音楽となっています。素晴らしい名盤です。

Stranded

Celtic New Year

Evening Train
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[20110108]

What\'s Wrong With This PictureWhat\'s Wrong With This Picture
(2003/09/30)
Van Morrison

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ホワッツ・ロング・ウィズ・ジス・ピクチャー?(CCCD)ホワッツ・ロング・ウィズ・ジス・ピクチャー?(CCCD)
(2003/11/19)
ヴァン・モリソン

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ブルーノートへ移籍してからのアルバムになります。その為か、ジャズ色の強い作品になっています。ブルース系のジャズという感じの曲が多いです。古いスタイルと新しい都会的なアレンジが混じりあって不思議な感じになっています。2000年代に入ってからは少しペースは落ちますが、相変わらず精力的に活動しています。まるでロック界のクリントイーストウッドのようです。

1. What's Wrong With This Picture
2. Whinin Boy Moan
3. Evening In June
4. Too Many Myths
5. Somerset
6. Meaning Of Loneliness
7. Stop Drinking
8. Gold Fish Bowl
9. Once In A Blue Moon
10. Saint James Infirmary
11. Little Village
12. Frame
13. Get On With The Show

ライトニングホプキンスのカバーStop DrinkingやトラディショナルのSaint James Infirmary以外はオリジナル曲ですが、昔から親しまれてきた曲のような燻し銀の風情が漂っています。それでいて、昔ならこんな音階へは行かなかったはずだと思われるようなアレンジが成されているので、オールドスタイルなのに古くさく感じない、ヴァンモリソンならではのマジックがこのアルバムにも活かされています。

新しい驚きのある作品ではありませんが、こんなスタイルは最近無かったので、しっかりとそういうポイントをついた作品に仕上げています。とても楽しいアルバムです。やはりヴァンモリソンは達人の領域に達してると思います。ここまで好きな音楽を楽しめるというのは、年輪によるものでしょうが、何歳になっても飽きる事無く楽しめるというのは素晴らしい人生だと思います。

What's Wrong With This Picture

Whinin Boy Moan

Evening In June
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[20110107]

Down the RoadDown the Road
(2002/05/14)
Van Morrison

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ダウン・ザ・ロードダウン・ザ・ロード
(2002/07/24)
ヴァン・モリソン

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ライブアルバムやカバー集が続いていたので、久々のオリジナルアルバムとなります。ジャケットは古いアルバムや本を売っているショップが写されています。ヴァンモリソンが昔から聴いているブルースなどをイメージした曲を創って、自分のルーツミュージックのようなものを再現しています。キーワードとしてはニューオリンズのような南部の音楽ではないでしょうか。

1. Down the Road
2. Meet Me in the Indian Summer
3. Steal My Heart Away
4. Hey Mr DJ
5. Talk is Cheap
6. Choppin' Wood
7. What Makes The Irish Heart Beat
8. All work and No Play
9. Whatever Happened to PJ Proby ?
10. The Beauty of the Days Gone BY
11. Georgia on my Mind
12. Only a Dream
13. Man Has to Struggle
14. Evening Shadows
15. Fast Train

カバー曲もGeorgia on my Mindが入っていますが、この曲が自然に溶け込んでいるような内容になっています。カントリーやフォークをニューオリンズスタイルやサザンロック的なアレンジにして、ザバンドに近いサウンドになっています。鍵盤楽器をオルガンにするなど、ザバンドっぽい音が多いです。原点回帰な作品とも取れます。しかし、昔のようなあくの強さは無くなっています。90年代後半から彼の歌には優しさが漂っています。

性格的に丸くなったとか、唸るような怒りを忘れたとか、年を取っただけとか、いろんな事が理由かもしれませんが、その歌に宿る生命力は一向に衰えていません。音楽的にはプラスに働いているので、いい年の取り方をしていると思います。単なる渋い音楽とも違います。大人の粋があるのです。21世紀になって、更にレイドバックしたというよりは、ミュージシャンとしては確実に前進しています。

Down the Road

Meet Me in the Indian Summer

Steal My Heart Away
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[20110106]

You Win AgainYou Win Again
(2000/09/13)
Van Morrison

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You Win AgainYou Win Again
(2000/10/03)
Van Morrison

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トラディショナルをカバーしたライブアルバムThe Skiffle Sessions – Live in Belfast 1998を経て出されたアルバムで、ジェリーリールイスの娘のLinda Gail Lewisとコラボレートした作品です。曲はほとんどがカントリー、ロカビリー、ロックンロールのカバー曲で、ヴァンモリソンが書いた曲はNo Way Pedroのみです。

1. Let's Talk About Us
2. You Win Again
3. Jambalaya
4. Crazy Arms
5. Old Black Joe
6. Think Twice Before You Go
7. No Way Pedro
8. A Shot Of Rhythm& Blues
9. Real Gone Lover
10. Why Don't You Love Me
11. Cadillac
12. Baby(You Got What It Takes)
13. Boogie Chillen

Jerry Lee Lewisの曲もOld Black Joeを、その娘とデュエットしています。ヴァンモリソンにとってもJerry Lee Lewisはアイドルだったでしょうから、年を取ってから、その娘と一緒に歌えるなんて光栄なことでしょう。かなり楽しんでいる感じが聴いてる方にも伝わってきます。基本的にはカントリー、ロカビリーな作品で、ヴァンモリソンが若い頃に親しんでいた曲を歌っているというのは、デヴィッドボウイのピンナップスのような作品なのでありましょう。

演奏しているミュージシャンもかなりハッスルしている感じです。演奏はかなり巧いです。21世紀のヴァンモリソンの作品は、難しく考えずに音楽を楽しむです。だからといってクラプトンのように守りに入っている訳ではありません。前に進んでいく上での達した領域ですので、聴いている方も納得出来る出来映えなのです。ただ、オリジナルアルバムという認識ではなかった為か、売り上げはあまり伸びませんでした。それでも素晴らしいアルバムだと思います。

Let's Talk About Us

You Win Again

Jambalaya
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[20110105]

Back on TopBack on Top
(1999/02/17)
Van Morrison

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バック・オン・トップ(紙ジャケット仕様)バック・オン・トップ(紙ジャケット仕様)
(2008/04/30)
ヴァン・モリソン

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90年代最後のアルバムです。順調だった90年代を総括するような素晴らしいアルバムです。アイリッシュトラッドといった固定されたスタイルを超越した素晴らしい曲が並んでいます。全体的にポップで、ロックンロールのようなノリもあったりと、軽快な作品になっています。バラードも湿った感じではなく、どことなく爽やかです。

1. Goin' Down Geneva
2. Philosophers Stone
3. In The Midnight
4. Back On Top
5. When The Leaves Come Falling Down
6. High Summer
7. Reminds Me Of You
8. New Biography
9. Precious Time
10. Golden Autumn Day

こだわりから脱却した大人のゆとりみたいなリラックスした雰囲気を持っています。又一つ皮が剥けたような、そんな領域に達しているようです。歌も優しさが伝わってきます。慌てず、ゆっくりとならず、ちょうどいい心地良さというものを自然と出していると思います。アメリカとか、アイルランドとか、白人とか、黒人とか、どうでもいいじゃないかと言っているような、そんな音楽です。

心地良い歌があって、そして心地良く歌える心の余裕があって、そんな領域まで達した大人の粋な音楽。そんな形容がしっくりくるアルバムです。悲壮でもなく、はしゃぎ過ぎもせず、ちょうどいいという、実は難しい状態を保っています。年相応というよりは、こんな年の取り方をしてみたいと憧れさせる素敵な音楽ばかりです。その為か、このアルバムも結構売れました。ヴァンモリソンが自然体となった作品だと思います。素晴らしい名盤です。

Philosopher's Stone

In the Midnight

Back on Top
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[20110104]

Healing GameHealing Game
(1997/03/04)
Van Morrison

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Healing GameHealing Game
(1997/03/04)
Van Morrison

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都会的なソウルミュージックといういつものスタイルのアルバムですが、良くこれだけバリエーションを創りだせるものだと感心いたします。普通の人ならとうにネタが尽きてしまいそうなものですが、ヴァンモリソンは精力的にアルバムを生み出していました。それなのにこの高い完成度は素晴らしいものです。彼のアルバムにはずれはありませんが、90年代は特に内容が充実しています。

1. Rough God Goes Riding
2. Fire In The Belly
3. This Weight
4. Waiting Game
5. Piper At The Gates Of Dawn
6. Burning Ground
7. It Once Was My Life
8. Sometimes We Cry
9. If You Love Me
10. The Healing Game

ジャズやブルースに特化した作品を創り上げた後は、トータルなヴァンモリソン流のソウルミュージックによるオリジナルアルバムを完成させました。都会的というのは、例えばコード進行で、テンションコードを使って、ジャズ、フュージュン的な響きをもたせる事です。本来リズム&ブルースなどのソウルミュージックはメジャーか、マイナーかというシンプルなコード構成でしたが、ニューソウルからフュージュン的なテンションコードを使うようになります。それだけで、全く印象が変わってくるのです。

コード進行が変わってくれば、歌の旋律も影響を受けます。それなのにヴァンモリソンはリズム&ブルースシンガーのように歌います。フォーク的な曲でもです。声がしゃがれているので、そういうイメージを持ってしまうのでしょうが、メロウな曲でも彼なりのハードボイルドな男気が表れるのです。ですから、彼の作品の楽しみ方は、繊細なアレンジによる演奏と、昔ながらの黒人的な歌とのコントラストの違いを楽しむ事です。そのコントラストが明確になったのが90年代の作品だと思います。

Rough God Goes Riding

Fire In The Belly

This Weight
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[20110103]

Tell Me Something: The Songs Of Mose AllisonTell Me Something: The Songs Of Mose Allison
(1996/10/08)
Mose Allison

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Tell Me SomethingTell Me Something
(2009/01/12)
Van Morrison

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今度はスタジオ盤で、ブルースミュージシャンのMose Allisonのトリビュートというか、カバーアルバムを創りました。全てMose Allisonが創った曲を演奏しています。つまり、ブルースアルバムでもあるのですが、これまでもMose Allisonの曲はカバーしていましたので、相当気に入っているミュージシャンのようです。Mose Allison自信もピアノで参加しています。

1. One Of These Days
2. You Can Count On Me
3. If You Live
4. Was
5. Look Here
6. City Home
7. No Trouble Livin'
8. Benediction
9. Back On The Corner
10. Tell Me Something
11. I Don't Want Much
12. New Nightclub
13. Perfect Moment

Mose Allisonはジャズブルース系のピアニストで、これまでもヴァンモリソンのアルバムには参加していました。そのMose Allisonにスポットを当てた作品になっています。やはりジャズ系のピアノストBen Sidranと前作にも参加していたオルガニストGeorgie Fameも参加しています。スタジオライブという感じでしょうか。このアルバムもジャズチャートでは1位に輝いています。

こんなカバーアルバムでもいつものヴァンモリソンの作品として違和感が無いという所も凄いです。ジャズブルースな曲もあり、スウィングしています。同時代のアシッドジャズともダブりますが、こちらはもっと泥臭いです。ハードバップみたいな感じもあります。オリジナルアルバムとはいえませんが、ヴァンモリソンの存在感は凄まじいです。観客はいませんが、こちらもライブな勢いを感じます。

One of These Days

You Can Count on Me

Benediction
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[20110103]

How Long Has This Been Going onHow Long Has This Been Going on
(1996/01/09)
Van Morrison

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How Long Has This Been Going onHow Long Has This Been Going on
(1996/01/09)
Van Morrison

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このアルバムはRonnie Scott's Jazz Clubでのライブアルバムで、ジャズをカバーした曲と、これまで彼が創ってきたジャズ的な曲を演奏している作品です。ジャズに特化したライブアルバムです。96年という年にはヴァンモリソンはオリジナルアルバムは創っていませんが、トリビュート的な作品を創っているものの一つです。

1. I Will Be There
2. The New Symphony Sid
3. Early In The Morning
4. Who Can I Turn To
5. Sack O' Woe
6. Moondance
7. Centerpiece
8. How Long Has This Been Going On?
9. Your Mind Is On Vacation
10. All Saints Day
11. Blues In The Night
12. Don't Worry About A Thing
13. That's Life
14. Heathrow Shuffle

Moondanceを始め、モリソン自身が作曲した曲としては、I Will Be Thereの2曲だけで、あとはカバー曲になっています。ヴァンモリソンは歌とアルトサックスを演奏しています。プロになる前はジャズにも熱中していたヴァンモリソン趣味趣向が反映している作品で、ジャズアルバム部門では1位というヒットを飛ばしました。

ジャズといえばライブこそが醍醐味でありますから、ライブアルバムとして出している所がニクいです。Early In The Morningはブルース曲ですが、ジャズのスタイルの一つでもあるので、ここで取り上げているようです。黒ずくめのヴァンモリソンはまるでマフィアのボスのような出で立ちですが、ライブではかなり熱い歌を披露します。90年代のヴァンモリソンは本当に積極的に活動しています。このバイタリティーこそが人気の秘密だと思います。

I Will Be There

Early In The Morning

Moondance
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