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[20110131]

Fly Like An EagleFly Like An Eagle
(1998/06/01)
Steve Miller

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Steve Miller Bandの世界的大ブレイク作品です。アメリカは勿論、日本でも大ヒットとなりました。ここにきて初めてスペースロックなる言葉を提示します。シンセサイザーを大幅に導入する事によって、宇宙的なイメージを膨らませています。サイケな頃のような感じでシンセを使っていますが、曲がシンプルでポップなので、混沌とはならずにまとまっています。ここからSteve Miller Bandの黄金時代が始まります。

1. Space Intro.
2. Fly Like An Eagle
3. Wild Mountain Honey
4. Serenade
5. Dance, Dance, Dance
6. Mercury Blues
7. Take The Money And Run
8. Rock 'N Me
9. You Send Me
10. Blue Odyssey
11. Sweet Maree
12. The Window

バンドとしてはSteve Miller、Lonnie Turner とGary Mallaber のトリオですが、ゲストミュージシャンを招いてドラマティックなサウンドを展開しています。シンセとシタールを扱っているのはSteve Millerで、スペーシーなSpace Introからメドレーで始まるタイトル曲のFly Like An Eagleがシングルで大ヒットとなります。スローファンクなリズムとスペーシーなサウンドメイキングは、ディスコブームの中でも対応出来る作品で、ビッグヒットとなりました。全体的にも流れる前作からのユッタッリとした力の抜けた感じは、カントリーのほのぼのさからきています。

そのほのぼのさの極めつけはRock 'N Meで、こんなシンプルで力んでいないロックンロールが心地良いのです。ですから、昔からやっているブルージーな曲でもほのぼのと聴けてしまいます。フリーのオールライトナウのパクリではありますが。シンセサイザーと言う新しい武器を使って70年代のサイケサウンドを創りだそうとしていますが、昔のようなぶっ飛んだ所までは行かずにポップアイコンとして成り立っている所がヒットの要因だと思います。Take The Money And Runもシングルヒットしましたが、直訳すると金を奪ってずらかれ!二なります。西部劇での強盗が使う言葉ですが、このカントリーテイストなほのぼのさが特徴になっています。実にメロディーの起伏が少ないのですが、それだけ口ずさんでしまうというマジックが働いています。ロック史に燦然と輝く大名盤です。

Space Intro/Fly Like An Eagle/Wild Mountain Honey

Serenade

Dance, Dance, Dance
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[20110130]

JokerJoker
(1996/07/23)
Steve Miller

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このアルバムに至までにRock LoveとRecall the Beginning...A Journey from Edenというアルバムが有りますが、廃盤なのか、現在入手出来ません。そしてバンドも一新してこのジョーカーの登場です。メンバーはギターボーカルのSteve Miller、ベースのGerald Johnson、キーボードのDick Thompson、ドラムのJohn Kingの四人です。スティーヴミラーのプロデュースによるこのアルバムが最初のブレイク作品となりました。日本ではやっと騒がれ出した頃ですが、アメリカではビッグヒットとなっています。

1. Sugar Babe
2. Mary Lou
3. Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma
4. Your Cash Ain't Nothin' But Trash
5. The Joker
6. The Lovin' Cup
7. Come On In My Kitchen
8. Evil
9. Something To Believe In

タイトル曲のThe Jokerが全米No.1ヒットとなり、Steve Miller Bandの黄金時代が幕を開けました。この曲には、これまでのキーワードとなっていたスペースカウボーイやギャングスター達が登場してきます。これまでの曲に比べると力の抜けたシンプルなロックンロールなのですが、このシンプルさこそが彼等のヒットの要因となります。スライドギターとワウワウの合わせ技が印象的です。演奏がシンプルになったからこそ、スティーヴミラーの歌が際立ってくるのですが、それだけ印象的なフレーズによって、現在でもアメリカのラジオではオンエアーされ続ける作品となっています。

Mary LouやCome On In My Kitchenといったカバー曲もやりながら、Your Cash Ain't Nothin' but Trash、Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma、Evilもシングルカットされ、ヒットメーカーの一員となりました。日本では、これもブレイク前になるのでしょうか、話題にはなっていましたが、これからもっとブレイクしていきます。このアルバムはその前哨戦と言った感じで、更に新生Steve Miller Bandとしてのサウンドを固めていきます。この力の抜け加減こそが新生Steve Miller Bandなのですが、デビュー当時から比べるとかなりシンプルです。それでも、これが彼等の新しい持ち味であり、そういう意味では名盤です。

Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma

Your Cash Ain't Nothin' But Trash

The Joker
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[20110130]

Number 5Number 5
(1994/08/23)
Steve Miller

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オリジナルメンバーはSteve Miller、Lonnie Turner、Tim Davisの三人にBen Sidran、Nicky Hopkinsというメンツは変わらずですが、それに加えて、今回はBobby Winkelman、Charlie McCoy、Lee Michaelsというゲストを交えて製作されています。スペーシーな感じを出しながらのカントリー色が強くなっています。バーズのカントリーロック、スペースロックなどの影響が強いようです。CS&Nのようなフォーキーコーラスも復活していますが、ギラギラしたサイケ感覚は薄まっています。

1. Good Morning
2. I Love You
3. Going To The Country
4. Hot Chili
5. Tokin's
6. Going to Mexico
7. Steve Miller's Midnight Tango
8. Industrial Military Complex Hex
9. Jackson-Kent Blues
10. Never Kill Another Man

かなり多彩な音楽性を楽しんでいて、カントリーに行ってみたり、メキシコに行ってアメリッチをやってみたり、、タンゴをやってみたり、ブルースをやってみたり、曲目にハッキリ分かり易く現れていますが、そんなエスニックな要素を題材としながらも、軽快なロックンロールは、後のブレイク後のスタイルへとつながっていきます。試行錯誤を繰り返しながら、着実に大ブレイクへと向かっています。

日本ではまだ知名度の低い時期でしたが、アメリカでは高く評価されていました。スティーヴミラーはブレイク後よりもブレイク前の方が、才能があふれているようです。サザンロックのもっと南のメキシコまで行ってしまう所が他のバンドとは違うユニークさです。この時期もかなり面白い事をやっています。キンクスのようなポップ感覚もあって、ロックファンを唸らせるような仕事ぶりを見せています。まともな曲をやってもぶっ飛んでいます。

Good Morning

I Love You

Going to the Country
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[20110130]

Your Saving GraceYour Saving Grace
(1994/08/23)
Steve Miller

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ユア・セイヴィング・グレイス(紙ジャケット仕様)ユア・セイヴィング・グレイス(紙ジャケット仕様)
(2007/09/05)
スティーヴ・ミラー・バンド

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サイケ色は薄れて、ビッグブルースなスタイルになっています。曲がまともになっているという事もあって、スティーヴミラーの歌い方もブレイク後と変わらないようになっています。Glyn Johnsはプロデュースに専念して今回は演奏はしていません。その分、全編に渡ってスティーヴミラーがギターを弾きまくっています。Nicky HopkinsはBaby's HouseとFeel So Gladでピアノで参加しています。

1. Little Girl
2. Just A Passin' Fancy In A Midnite Dream
3. Don't Let Nobody Turn You Around
4. Baby's House
5. Motherless Children
6. The Last Wombat In Mecca
7. Feel So Good
8. Your Saving Grace

Ben Sidranが参加した事によって、メロトロンによるサイケな感じが無くなり、ギミック無しの曲で勝負するようになりました。時代が大きく変わる時期でもあり、サイケからいろんな方向にロックが拡散していくのですが、彼等はビッグブルースから、サザンロック風に向かおうとしているようです。これも通過点にしか過ぎないのですが、ボズスキャッグスが抜けてハーモニーの方が弱くなっていますが、バンドとしてはまとまろうとしています。

アメリカの西海岸を代表するバンドとして成長してきたバンドも、新しい時代に備えるべく、新たな方向性を模索している過程の作品となりますが、ステッペンウルフのようなハードロック前のビッグブルースのかっこいいサウンドが堪能出来ます。トラッドカバーのMotherless Childrenではサイケと言うか、スペイシーなアレンジになっています。この辺りがやっぱり得意分野のようです。

Little Girl

Just a Passin' Fancy in a Midnite Dream

Don't Let Nobody Turn You Around
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[20110130]

Brave New WorldBrave New World
(1994/08/23)
Steve Miller

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ギターとボーカルを担当していたボズスキャッグスとキーボードのJim Petermanが脱退した事により、新しいメンバーで製作されたサードアルバムです。キーボードにはBen Sidranが加わり、ギターにはプロデューサーのGlyn Johnsがメンバーとして参加しています。サウンド的にはこれまで同様、かなりぶっ飛んだサイケデリックサウンドになっていますが、69年になっているので、ジミヘンドリックスのようなアレンジの曲もあります。

1. Brave New World
2. Celebration Song
3. Can't You Here Your Daddy's Heartbeat
4. Got Love 'Cause You Need It
5. Kow Kow
6. Seasons
7. Space Cowboy
8. Lt's Midnight Dream
9. My Dark Hour

ゲストにポールマッカートニーがCelebration SongとMy Dark Hourにベースで参加しています。この新しい感性が気にっていたようです。ニッキーホプキンスもKow Kowにピアノで参加しています。時期的にレットイットビーの流れで、時間がああいていたのだと思います。Ben Sidranが入った事によって、曲作りの面でもいい方向に行っていますが、基本的にはこれまでのようなスタイルを貫いています。

爆音で始まる所とかは、当時のベトナム戦争への反戦のメッセージがある感じです。フォークブルース、ロックンロールなどが混沌として混じりあって、サイケな浮遊感と攻撃性をも兼ね備えた完璧なサイケ作品です。Space Cowboyは後にスペースロックを掲げる布石になっています。ジャミロクワイよりこちらが元祖です。アポロ11号が月に着陸したりして、宇宙も流行のキーワードだったのです。激動の69年を象徴するような名盤です。

Brave New World

Celebration Song

Can't You Here Your Daddy's Heartbeat
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[20110129]

SailorSailor
(1998/06/01)
Steve Miller

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デビューアルバムから半年後にリリースされたセカンドアルバムです。昔はインターバルが短いのに新作をどんどん出すほどアイデアに溢れていたバンドが多かったのです。特にこのバンドはブレイク前からこんな凄い音楽を創りだしていたのです。ファースト同様サイケの極地では有りますが、アートロックからプログレへと進化していく過程のような成長ぶりを見せています。

1. Song For Our Ancestors
2. Dear Mary
3. My Friend
4. Living In The U.S.A.
5. Quicksilver Girl
6. Lucky Man
7. Gangster Of Love
8. You're So Fine
9. Overdrive
10. Dime-a-dance Romance

ファースト同様グリンジョーンズのプロデュースで、このアルバムまではボズスキャッグスがいます。日本ではまだあまり知られていませんでしたが、アメリカではこのアルバムから徐々に売れ始めていきます。Song For Our Ancestorsはまるでピンクフロイドのようなサウンドです。まだピンクフロイドはデビュー前ですので、ピンクフロイドが彼等を手本としていたのでしょう。Dear Maryはまるでビートルズのようなポップな曲ですが、コード進行はプロコルハルムの青い影をもろパクったような曲です。

ファーストよりも曲の幅が広がっていますし、実験的だったファーストに比べると表現すべきものが明確になっている感じです。それでも抽象的なサイケならではの表現は失っていません。更に強力になっている感じです。ボズスキャッグスは今回も自分が創ったOverdriveとDime-a-Dance Romanceでリードボーカルを務めていますが、このアルバムを最後に脱退してソウルシンガーとしての道を歩いていきます。Dime-a-Dance Romanceはストーンズのジャンピングジャックフラッシュのリフをパクっています。かなりぶっ飛んだバンドでありながら演奏力が優れているので、説得力のある作品になっています。ブレイク後よりもこの時期の作品の方が高く評価されるべきです。サイケデリックの傑作名盤です。

Song For Our Ancestors

Dear Mary

My Friend
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[20110129]

Children of the FutureChildren of the Future
(1994/08/23)
Steve Miller

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未来の子供達(紙ジャケット仕様)未来の子供達(紙ジャケット仕様)
(2007/09/05)
スティーヴ・ミラー・バンド

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スティーヴミラー率いるSteve Miller Bandもフィルモアから巣立っていったバンドでした。このバンドには若きボズスキャッグスが在籍していました。サイケデリック真っただ中の混沌とした時代に登場してきたバンドだけに、かなり実験的なサイケデリックサウンドになっています。後にスペースロックなるジャンルを掲げるのですが、このファーストアルバムの頃からスペイシーです。

1. Children Of The Future
2. Pushed Me To It
3. You've Got The Power
4. In My First Mind
5. The Beauty Of Time Is That It's Snowing
6. Baby's Callin' Me Home
7. Steppin' Stone
8. Roll With It
9. Junior Saw It Happen
10. Fanny Mae
11. Key To The Highway

こんなバンドにボズスキャッグスが在籍していたという事実も不思議な感じですが、当時はサイケが最先端ですから、かなりとんがっていたのですね。その中でもこの作品はかなり実権性の強い作品で、後に出て来るCS&Nのようなフォーキーなコーラスやカントリーブルースなどを基調としながらも、メロトロン全開の逝ってしまっているサウンドになっています。全員がコーラスを担当出来る事から、見事なハーモニーも特徴となっています。

ボズスキャッグスが作曲したBaby's Callin' Me HomeとSteppin' Stoneではボズがリードボーカルを担当しています。実験的なサウンドでは有りますが、バンド自体の演奏力の高さはしっかり伝わってきます。こんなバンドがごろごろと湧き出てきた60年代後半という時期は、ロックにとっては夢のような時代でした。正にサマーオブラブなのです。アメリカの西海岸から広まったフラワームーヴメント、ヒッピーカルチャーを反映させた歴史的名盤です。

Children of the Future

Pushed Me to It

You've Got the Power
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[20110129]

Speak LowSpeak Low
(2008/10/28)
Boz Scaggs

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2008年リリースの現在の最新作も、前作同様ジャズのスタンダード集になっています。今回はカルテット形式にはこだわっておらず、もっとポップ感覚も含めながら、スタンダード曲でありながら更に進化した音楽となっています。スタンダードの中に新しい感覚を生み出そうという意欲に溢れた作品となっています。一時はリタイアしていたボズでしたが、本当に音楽が好きなのだと言うのが伝わってきます。

1. Invitation
2. She Was Too Good To Me
3. I Wish I Knew
4. Speak Low
5. Do Nothing Till You Hear From Me
6. I'll Remember April
7. Save Your Love For Me
8. Ballad Of The Sad Young Men
9. Skylark
10. Senza Fine
11. Dindi by
12. This Time The Dream's On Me

今回はジャズギターやマリンバ、アコーディオンなど、カルテット以外の音色も加わり、表現が豊かに、そして繊細になっています。来日時には恐妻家として有名になってしまいましたが、歌声を聴く分には素敵なおじ様であります。ジャズと言っても、ボサノヴァ感覚のあるジャズなど、選曲も変わってきています。シンガーとしての自分への挑戦をしている姿は、まだまだ現役で頑張っている感が強いです。

このままカバー曲ばかりになってしまうのかは不明ですが、流行の音楽に新しさが無い現在では、カバー曲を歌う方が純粋にシンガーとしての力量を発揮出来るのかもしれません。創作意欲は若い頃よりも旺盛なようなので、これからも質の高い作品を届けてくれる事でしょう。これからも大人が夢中になれる音楽を生み出してくれる事を期待しています。

Speak Low

Save Your Love For Me

Senza Fine

[20110129]

But Beautiful: Standards Vol.1But Beautiful: Standards Vol.1
(2003/05/06)
Boz Scaggs

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前作でオリジナルアルバムとしての最高の作品を生み出したボズスキャッグスが次にとった行動は、スタンダード曲を歌うシンガーとしての自分への挑戦でした。ジャズカルテットをバックに、じゃうzのスタンダード曲を歌いまくっています。お馴染みの曲の中で、ボズならではの魅力的な歌声を堪能出来ます。

1. What's New
2. Never Let Me Go
3. How Long Has This Been Going On?
4. Sophisticated Lady
5. But Beautiful
6. Bewitched, Bothered and Bewildered
7. Easy Living
8. I Should Care
9. You Don't Know What Love Is
10. For All We Know

A.O.R.を創りだしてきたボズならではのカバー曲集になっています。アレンジが粋で、A.O.R.ならではの16ビート感覚を持った歌い方によって、ジャズのスタンダード曲に新たな息吹を吹き込んでいます。同じくソウルシンガー然としていたロバートパーマーもスタンダード曲に挑戦していましたが、シンガーとしては往年の名曲を歌う事で、自分の実力に磨きをかけようとする向きがあります。

演奏は完璧なジャズになっているので、ポップスとして彼の曲を聴いていたファンにとっては不思議な感じかもしれませんが、彼の歌声に魅了されてきたファンにとっては新しい発見が有ると思います。少しハスキーな彼の歌声はジャズにも合います。若い頃から大人びた歌声でしたから、年相応の表現が出来るようになっていると思います。

What's New

[20110128]

DigDig
(2001/08/10)
Boz Scaggs

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ディグディグ
(2001/08/29)
ボズ・スキャッグス

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ブルースの次はリズム&ブルースです。といっても昔からやっているR&Bではなく、2001年の作品で、ヒップホップ以降のR&Bになっています。それはこれまでボズが創ってきたA.O.R.感覚とヒップホップ以降のリズム感覚を持ち合わせたR&Bなので、とても自然な感じもしますが、サンプリングによるアレンジにボズの歌は不思議な感じです。

1. Payday
2. Sarah
3. Ms. Riddle
4. I Just Go
5. Get On The Natch
6. Desire
7. Call That Love
8. King Of El Paso
9. Your not
10. Vanishing
11. Thanks To You

プロデュースは名盤Silk Degreesを製作したDavid PaichとDanny Kortchmarです。この2人の手を借りて、この新しいスタイルに挑戦しています。新しいといっても2001年には、さほど珍しくもないスタイルですが、ボズの歌でこのスタイルというのは新鮮です。アシッドジャズも通過しているので、ジャズ的な雰囲気もクールです。このカテゴリーの中で、ボズは素晴らしい曲を書いています。特にPaydayとI Just Goは良い曲です。

復活してからのボズは、過去の栄光をもう一度というイメージでやっている感じがして、注目度も低かったのですが、全然前向きであり、創作意欲も豊かです。バックメンバーもTOTOのメンバーやRay Parker, Jr.のような昔なじみの他にNathan EastやSteve Jordan、Danny Kortchmarが参加しています。これだけのメンバーが揃っているのにデジタルな雰囲気をいい具合に出しています。素晴らしい名盤です。

Payday

Sarah

Ms. Riddle
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[20110127]

Come on HomeCome on Home
(1997/04/08)
Boz Scaggs

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COME ON HOMECOME ON HOME
(1997/04/10)
ボズ・スキャッグス

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ブルースのカバー曲を中心としたブルースアルバムになっています。初心に帰ったような気持ちで演奏している感じで、デビュー当時からのファンにとっては嬉しい作品ですが、A.O.R.路線しか知らないファンにとっては馴染みにくいかもしれません。多くのベテランミュージシャンが年を取るとブルースへと帰還するように、年相応の渋みのある作品だと思います。

1. It All Went Down The Drain
2. Ask Me 'Bout Nothin' (But The Blues)
3. Don't Cry No More
4. Found Love
5. Come On Home
6. Picture Of A Broken Heart
7. Love Letters
8. I've Got Your Love
9. Early In The Morning
10. Your Good Thing (Is About To End)
11. T-Bone Shuffle
12. Sick And Tired
13. After Hours
14. Goodnight Louise

フィルモアのボズを知っている人間にとっては、A.O.R.路線の方が物足りなかった思う人もいたはずです。そんな人にはこのアルバムは嬉しいはずです。サザンロックというよりは、もろブルースですから、初期の頃とも違う感じですが、Love Lettersはバラード調のリズム&ブルースです。こういう所がソウルシンガーとしてのボズの真骨頂です。T-Bone Shuffleはロックンロールといってもいいシャッフルブルースです。

選曲も渋いですが、他のブルースシンガーとはひと味違うボズの歌は格別です。黒人っぽく歌おうとしていても、黒人にはなりきれない感じが個性になっています。ゲストもいつもと違って、Jim Keltner、Jim Cox、Otis Cooperなど、渋い人選です。彼のルーツミュージックを確認出来ると共に、90年代でもブルースは死んでいないと言う確認も持てます。ラップも現在では相当古いジャンルですが、黒人音楽は永く愛されるものが有るようです。

It All Went Down The Drain

Ask Me 'Bout Nothin'

Found Love
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[20110126]

Fade Into LightFade Into Light
(2005/09/27)
Boz Scaggs

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前作から2年のインターバルで出されたアルバムで、新曲3曲、過去の曲のアンプラグドヴァージョン4曲やリミックスで構成された作品です。昔のヒット曲にすがっているというよりは、アンプラグドでの出来が良かったから、それで作品に下という内容です。曲がいいだけに、アレンジが変わっても、新しい発見をもたらすような曲ばかりで、結構癒されるような内容になっています。

1. Lowdown (Unplugged)
2. Some Things Happen
3. Just Go
4. Love T.K.O.
5. Fade Into Light
6. Harbor Lights
7. Lost It
8. Time
9. Sierra
10. We’re All Alone
11. Simone
12. I’ll Be The One

A.O.R.系の曲をアコースティックバージョンにすると、ボサノヴァ調になってしまいがちです。ここでもその雰囲気は有りますが、ボサノヴァというよりはライトフュージュンの都会的なアレンジになっています。ファンにはお馴染みの曲ですが、雰囲気が変わる事によってボズスキャッグスの歌声に酔いしれる事になります。バラードでの歌声が絶品なボズですから、シンガーとしてのボズの魅力が詰まっています。

アンプラグドという事ですが、アコースティックだけとはちょっとニュアンスが違います。エレピは電気楽器ですが、プラグではつながずにマイク録りしているのでOKみたいになっています。しかし、アンプラグドでは大体がビートは強調しないパターンが多いです。どうしてか、みんなバラード調になっています。新曲も同じような雰囲気をもっているので、統一感を持って聴けます。しみじみと陶酔出来る作品です。

Lowdown (Unplugged)

Just Go

Fade Into Light
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[20110125]

Some ChangeSome Change
(1994/04/05)
Boz Scaggs

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前作から6年ぶりの作品となり、94年の作品なので、80年代サウンドは卒業しています。それがいい具合に影響して素晴らしい作品に仕上がっています。ロック色というか、デビュー当時のサザンロック的なニュアンスを90年代ならではの洗練されたアレンジで再構築しているので、とても質の高い内容になっています。

1. You Got My Letter
2. Some Change
3. I'll Be The One
4. Call Me
5. Fly Like A Bird
6. Sierra
7. Lost It
8. Time
9. Illusion
10. Follow That Man

まず、何といっても楽曲がいいです。曲がいいので、多少ラフ感じにしても問題ないし、80年代とは違うバラード系のアレンジにしても、ネオアコやアシッドジャズを通過している時期なので、とても心地良いです。とにかく、ボズスキャッグスは昔も今もソウルシンガーであるという事が、どんなにアレンジが変わっても存在感を出しているのが素晴らしいです。I'll Be The Oneなどはネオアコなアレンジながら、いつものバラード系として通用する素晴らしい曲です。

無駄な音を省きながらもゴージャズに聴こえると言うアレンジが素晴らしいです。これが本当のアダルトコンテンポラリーだと思います。年を重ねた分だけの年輪を感じさながらも、リラックスして聴ける大人の優しさがあります。若くして亡くなったジェフ・ポーカロに捧げられた作品でもあります。Sierraでのスパニッシュな味付けの作品など、多彩な内容でもあり、飽きさせません。この時代になるとほとんど作品に期待しなくなるものですが、これはいい意味で期待を裏切る名盤です。

Some Change

I'll Be The One

Call Me
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[20110124]

Other RoadsOther Roads
(2010/08/31)
Boz Scaggs

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大成功の後は疲れていたのか、リタイアしてレストラン経営などしていたのですが、8年ぶりにカムバックを果たした作品になります。リタイアする前は自分が最先端のサウンドを創り上げていましたが、カムバックした頃には時代の方が追いついていて、いかにも80年代なデジタルサウンドになってしまっています。しかし、さすがに歌声は一級品で。少し太くなった声が更に色気を増しています。

1. What's Number One?
2. Claudia
3. Heart Of Mine
4. Right Out Of My Head
5. I Don't Hear You
6. Mental Shakedown
7. Crimes Of Passion
8. Funny
9. Cool Running
10. The Night Of Van Gogh

バックメンバーは全盛期の頃のメンツに加えてMarcus MillerやTimothy B. Schmit、James Ingramなどが参加しています。Marcus Millerは80年代のつまらないサウンドを創らせたら右に出るものはいないほどで、マイルスデイヴィスとのコラボレイトでもつまらない音を創っていました。当時はこれが流行でしたが、それだけにその後は古くさくなるばかりで、普遍性を持たないサウンドなのです。しかし、シングルカットされた得意のバラードHeart Of Mineは名曲です。さすがボズスキャッグスという歌です。

80年代サウンドの骨格はボズが創りだしたようなものなので、こうしたサウンドになるのは自然でしょうが、全盛期の古いスタイルの方がかっこ良かったと思います。時代的にはA.O.R.もブラコンも廃れていたのですが、シンプリーレッドやロバートパーマーが活躍してブルーアイドソウルをリヴァイバルし、後にそれはネオアコへと発展していく事になります。ですから彼が復活した88年というのは彼には追い風になるはずでしたが、どうしても全盛期と比べられて、今ひとつでした。

What's Number One

Heart Of Mine

The Night Of Van Gogh

[20110124]

白鵬は今場所も稀勢の里に負けてしまいましたが、1敗を守り大鵬に並ぶ6場所連続優勝を成し遂げました。稀勢の里戦以外は別格の取り口で、圧倒的な勝ち方をしていました。来場所も優勝すれば、朝青龍に並ぶ7場所連続という大記録になります。一人横綱とは言え、大鵬と並び歴代2位の大記録になります。今場所は平幕の隠岐の海が2敗で追っていましたが、最終的には11勝4敗の成績でした。

上位の主な成績
白鵬 14勝1敗 優勝
魁皇 9勝6敗
把瑠都 9勝6敗
琴欧洲 10勝5敗
日馬富士 8勝7敗
稀勢の里 10勝5敗
琴奨菊 11勝4敗
栃煌山 6勝9敗
鶴竜 8勝7敗


関脇の2人、稀勢の里と琴奨菊が二桁勝利しています。大関取りには厳しい成績ですが、可能性が出てきました。角番の日馬富士は何とか勝ち越しましたが、8勝で終わっています。豊ノ島は7勝1敗から連勝して何とか勝ち越しました。豪栄道は相撲内容は良く有りませんでしたが、11勝しています。大関陣は今ひとつですが、平幕力士達が頑張ったので、面白い内容の場所となりました。

稀勢の里 vs 日馬富士

白鵬 vs 魁皇

琴欧洲vs把瑠都

[20110123]

ミドル・マン(紙ジャケット仕様)ミドル・マン(紙ジャケット仕様)
(2005/11/23)
ボズ・スキャッグス

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ボズスキャッグスの最高傑作はこのアルバムでしょう。A.O.R.という新しいジャンルとしても完璧な完成度を誇っています。何といってもデヴィッドフォスターがストリングスアレンジで絡んでいます。彼が加わればA.O.Rとしては完成です。時代は80年代になっていますが、このA.O.R.感覚のアレンジが80年代のホワイトソウルファンクの原型となっています。そういう意味でも80年代サウンドを形成するにはボズスキャッグスが貢献した影響力は計り知れません。

1. JoJo
2. Breakdown Dead Ahead
3. Simone
4. You Can Have Me Anytime
5. Middle Man
6. Do Like You Do In New York
7. Angel You
8. Isn't It Time
9. You Got Some Imagination

JoJoがシングルヒットしていますが、他の曲も同じくらい良い曲ばかりです。バックミュージシャンはこれまでのようにJeff Porcaro、Steve Lukather、David Paich、Ray Parker, Jr.の他にRick Marotta、David Lasley、Lenny Castroなど、これまで以上に多彩ですが、Carlos Santanaがギターで参加しています。彼もフィルモア出身です。作曲やアレンジにも参加しているデヴィッドフォスターは独自の洗練されたコードボイシングにおいて、A.O.R.を更に格調高いものに仕上げた人であり、彼が参加した事によって、完成度が増しています。

彼の作品としてはここが頂点でしょうか。80年代になってからは黒人もソウルミュージックとA.O.R.を融合してブラックコンテンポラリーという新しいスタイルを生み出していきます。それはほとんど、ここで聴かれるようなサウンドなのですが、黒人がやればブラコンとなるのです。TOTOもバンドとしては成功していて、TOTOのようなアレンジの曲も有ります。アレンジもシンセなど多彩なサウンドで彩られており、堕落する前の80年代サウンドとも呼べます。これが打ち込みになるとチープになってしまうのですが、ここでは良質な音楽として完結しています。大名盤です。

JoJo

Breakdown Dead Ahead

Simone
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[20110123]

ダウン・トゥー・ゼン・レフトダウン・トゥー・ゼン・レフト
(2004/12/22)
ボズ・スキャッグス

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A.O.R.サウンドと呼ばれる新しいスタイルが完成した作品です。他のミュージシャン達も同じようなサウンドを創るようになり、新たなブームとなっていきます。ロックのようなシンプルなものはキッズ用のものと見下していた訳では有りませんが、そんなロック小僧からすると敷居が一つ高い大人の音楽であった事は間違い有りません。この手の音楽を理解するにはJAZZから勉強していかなければなりません。ただ聴くのを楽しむという事においては理屈は必要では有りません。それだけ聴き易さを持っているのです。

1. Still Falling for You
2. Hard Times
3. A Clue
4. Whatcha Gonna Tell Your Man
5. We're Waiting
6. Hollywood
7. Then She Walked Away
8. Gimme the Goods
9. 1993
10. Tomorrow Never Came/Tomorrow Never Came (Reprise)

このアルバムからはHard Timesがヒットしました。A.O.R.なアレンジにボズの泣きの歌が色気が有ります。バックのミュージシャンも多彩になっていますが、TOTOデビュー前のメンバーからSteve Lukather、Jeff Porcaro、その他一流のミュージシャンが名を連ねています。Victor Feldman、Jay Graydon、A.O.R.からブラコンへと発展させていくRay Parker, Jr. など多彩な顔ぶれになっています。ですからアレンジも完璧で隙がありません。

前作の方が作品としては重みが有りますが、前作にあったような古いスタイルは一掃されています。サウンドが固まったのです。ライトフュージュンよりもリズムがシンプルなのは、当時流行っていたディスコミュージックに適応しているからです。ディスコでもかけられる事を想定しているのです。ですからダンディズムは持っていても渋すぎずポップなのです。このライトフュージュンとは微妙に違う感じがA.O.R.というサウンドだと言う認識でいいです。時の人となったボズのサウンドが確立された名盤です。

Still Falling for You

Hard Times

A Clue
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[20110123]

Silk DegreesSilk Degrees
(1988/06/15)
Boz Scaggs

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ボズスキャッグスの大出世作です。爆発的に大ヒットしたアルバムで、このアルバム以降ボズスキャッグスはヒットメーカーとして君臨していく事となります。アルバム全体としてはまだ完全なA.O.R.サウンドにはなっていませんが、ビッグヒットのWe're All AloneとLowdownによって、新しいサウンドのA.O.R.が印象づけられた作品になっています。Adult oriented Rockという事で、大人が楽しめるロックという新しいジャンルを生み出すきっかけとなった作品です。

1. What Can I Say
2. Georgia
3. Jump Street
4. What Do You Want The Girl To Do
5. Harbor Lights
6. Lowdown
7. It's Over
8. Love Me Tomorrow
9. Lido Shuffle
10. We're All Alone

この新しいサウンドを生み出せたのは、参加しているミュージシャン達による所も大きかったと思います。後にTOTOを結成する事になる当時はスタジオミュージシャンだったDavid Paich、Steve Porcaro、Jeff Porcaro画賛かしています。David Paichは作曲にも参加しています。単なるフュージュン感覚を持ったミュージシャンではなく、新しいポップスの、次世代の感覚を持ち合わせていたミュージシャンを起用した事によって、これまでには無い洗練さが生まれています。

そして大成功となった要因としては、何といっても名曲We're All Aloneのビッグヒットによる所が大きいです。これまでもボズのバラードは定評が有りましたが、この曲の出来映えは見事なもので、永遠の名作と言えましょう。もう一つのヒット曲LowdownによってA.O.R.というスタイルが決定づけられたとも言えます。ニューソウルとライトフュージュンがダンディズムに融合したこの曲は、ディスコミュージックにも対応して、その後にA.O.R.と呼ばれるようになる曲の手本となりました。当時はまだそんな呼び方はされていませんでした。ただし、アルバムの中にはロックンロールやリズム&ブルースの古いスタイルを持った曲も存在しており、アルバム全体ではまだ完成されているとは言えません。しかし、この作品から意識が変革されたと言う事実から、歴史的名盤と言えます。

What Can I Say

Georgia

Jump Street
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[20110123]

スロー・ダンサー(紙ジャケット仕様)スロー・ダンサー(紙ジャケット仕様)
(2005/12/28)
ボズ・スキャッグス

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モータウンのJohnny Bristolをプロデューサーに起用した作品です。つまり、ボズスキャッグスはモータウンなどリズム&ブルースの新しい形としての音楽を模索していたという事が分かります。そこにはこれまで培ってきたカントリーやブルースなどのサザンロックテイストも隠し持ちながら、ライトフュージュンによりファンキーでありながらセクシャルな新しいスタイルとの融合。それが後のA.O.R.になっていくのですが、ここではまだA.O.R.といえるまで完成されていませんが、その一歩手前の音楽が出来上がっています。

1. You Make It So Hard (To Say No)
2. Slow Dancer
3. Angel Lady (Come Just In TIme)
4. There Is Someone Else
5. Hercules
6. Pain Of Love
7. Sail On White Moon
8. Let It Happen
9. I Got Your Number
10. Take It For Granted

ブレイク寸前の作品では有りますが、このアルバム辺りから日本でも新しい嗅覚をもっている人達の間では話題となっており、ジャケットの印象的な写真からも注目されるようになっていきます。サウンド的にはまだ古いスタイルも残っていますが、洗練度は更に磨きがかかっており、当時としてはかなり先鋭的なミュージシャンとして認識されていました。ちょうどロバートパーマーのデビュー当時のようなサウンドだと言うと分かり易いと思います。

洗練はされているけれども、基本的な形は、それまでのソウルミュージックのスタイルを彼なりに再構築しているに過ぎません。これだけでも十分なのですが、新しいサウンドになる為に後一皮むける事になるのですが、その一皮むける前の微妙な感じが、かえって完成されたサウンドよりも心をくすぐるような、そんな絶妙な感じが心地良い名盤です。下手に完成されたサウンドよりは、ここまでのサウンドの方が心地良いと感じる人も多いはずです。

You Make It So Hard

Slow Dancer

Angel Lady
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[20110122]

My TimeMy Time
(2010/09/14)
Boz Scaggs

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ボズスキャッグス自身がプロデュースをするようになった作品で、Al GreenやAllen Toussaintのカバーを取り上げるなど、リズム&ブルースやニューソウルを自分なりに昇華したような内容ながら、既にA.O.R.のエッセンスが芽生えています。特にバラードは絶品で、A.O.R.のスタイルが完全に見えています。ボズスキャッグスはこのスタイルを押し進めていくのですが、それが自然と一般的にも広まっていき、A.O.R.というジャンルが生まれていくのです。

1. Dinah Flo
2. Slowly In The West
3. Full-Lock Power Slide
4. Old Time Lovin'
5. Might Have To Cry
6. Hello My Lover
7. Freedom For The Stallion
8. He's A Fool For You
9. We're Gonna Roll
10. My Time

流れとしてはソウルミュージックなので、後のブラコンの元祖とも言えます。ニューソウルはまだ当時はここまで白人的ではなかったので、A.O.R.やブラコンは白人であるボズスキャッグスが生み出していったと言ってもいいくらいです。既に音楽的には洗練されていて、白人による黒人音楽を用いた新しい音楽の担い手としては完璧です。まだブレイク前ですが、曲もかなりいいです。

ボズの歌声は特にバラードでは天下一品で、黒人のソウルシンガーを真似ているのは分かりますが、黒人シンガーには無い独特の魅力が有ります。彼にしか出来ない味わいが有るのですが、CHARが唯一真似出来ていると思います。当時はL.A.サウンドとも呼ばれていましたが、ニューヨークのフュージュンスタイルを彷彿とさせる都会的なアレンジも素晴らしいものです。既に彼の魅力が十分に楽しめる名盤です。

Dinah Flo

Slowly In The West

Full-Lock Power Slide/Freedom for the Stallion/We're Gonna Roll
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[20110122]

Boz Scaggs & BandBoz Scaggs & Band
(2010/09/14)
Boz Scaggs

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特定のメンバーでバンドを組んでからの作品になります。演奏面を追求するようになっています。バックコーラスにはリタクーリッジがいます。まだ当時はA.O.R.という事が無く、サウンドも確立されていませんでした。ですから、後のA.O.R.サウンドだけではない要素も多く含まれていますが、こうしたミクスチャー感覚で実験的に音作りをしていたのだと言う事が分かる作品になっています。

1. Monkey Time
2. Runnin' Blue
3. Up To You
4. Love Anyway
5. Flames Of Love
6. Here To Stay
7. Nothing Will Take Your Place
8. Why Why
9. You're So Good

ジャズやソウル、ファンク以外にもカントリー、ブルースなどのサザンロック的な要素もまだ残っていますが、この混ぜこぜ感が当時の創世記のフュージュンだったのです。混沌としていますが、どこか粋な感じがします。ボズスキャッグスは歌だけではなく、ギターでも頑張っています。あくまでもバンドとしての可能性を追求している内容になっています。ですから後の完成された音楽よりは興味深い作品だと思います。

バンドにはパーラッションやホーンセクションなど大所帯ですが、それだけゴージャズな演奏になっています。泥臭さもまだ有りますが、これこそが当時アメリカのサウンドだったと思います。アメリカにはこんなバンドが山ほどもいました。その中では洗練されていて、音楽の完成度も高い作品だと思います。やがて雰囲気をつかんだのか、徐々に新しい時代の音を固めていきます。まだ音が定まっていない内容だけに、このアルバムの持つ意味も有ると思います。こういう作品に新しい音楽を生み出すヒントが有ると、曲を創る側は思いながら聴いてしまいます。

Runnin' Blue

Love Anyway/Flames Of Love/Here To Stay

Nothing Will Take Your Place

[20110122]

MomentsMoments
(2010/08/31)
Boz Scaggs

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このアルバム辺りから徐々にA.O.R.路線になっていきます。当時流行っていたフュージュン的なアレンジを用いて都会的なおしゃれな感じになっています。歌い方も完成されつつ有ります。彼の歌い方は後に日本のCHARが真似しています。ボズスキャッグスの歌い方を真似するなんて、ませたギター少年だったんですね。

1. We Were Always Sweethearts
2. Downright Women
3. Painted Bells
4. Alone, Alone
5. Near You
6. I Will Forever Sing (The Blues)
7. Moments
8. Hollywood Blues
9. We Been Away
10. Can I Make It Last

シングルヒットしたWe Were Always Sweetheartsは基本はアップテンポのリズム&ブルースですが、ファンク当のフュージュン的なアレンジで都会的になっています。南部のサザンロックから都会的なサウンドへ移行し始めた事により、徐々に売れるようになっていきます。当時はフュージュンが流行っていたとはいえ、売れるようになれば方向転換に躊躇する必要は有りません。ソウルミュージックもニューソウルとなっていきますので、彼の進むべき道も明確になっていきます。

既にフィルモアに出ていた頃のサウンドではありません。やがて彼がフィルモアに出ていたと言う事実を知らないファンが増えていきますが、フィルモアの記録フィルムをみればはっきりとブルースをやっているボズスキャッグスを目撃出来ます。アレンジもジャズやラテンの要素を取り入れて幅が出ている分、歌い方も表情が豊かになり、ボーカリストとしても成長していきます。音楽界自体が大きな転換期に入っていた時代だけに、この激動の時代で彼の音楽もその波に飲まれながらも力強く前進している作品です。

We Were Always Sweethearts

Downright Women

Painted Bells
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[20110122]

Boz ScaggsBoz Scaggs
(1988/11/29)
Boz Scaggs

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60年代後半、アメリカではフィルモアイースト、フィルモアウェストというロックのメッカとなるライブハウスがにぎわっていました。マイルスデイヴィスもエレクトリック化した頃は、ギャラは安くてもいいからと、ロックファンにアピールする為に出演したりしていました。次の時代を担うような若手がそこから巣立ってきました。その中でも当時とは違う形で成功したアーティストを紹介していきます。A.O.R.の帝王として成功するボズスキャッグスもフィルモアから巣立っていきました。

1. I'm Easy
2. I'll Be Long Gone
3. Another Day (Another Letter)
4. Now You're Gone
5. Finding Her
6. Look What I Got
7. Waiting For A Train
8. Loan Me A Dime
9. Sweet Release

ボズスキャッグスは65年にはスウェーデからBozというアルバムでデビューしています。その後Steve Miller Bandに在籍した後、このアルバムでソロデビューしました。当時はまだ黒人色の強いサザンロックをやっています。バックメンバーには、まだセッションミュージシャンだったDuane Allmanもいます。フィルモアの時代はビッグブルースの時代でしたので、彼もブルースを中心に黒人臭いソウルフルな曲を演奏しています。

ソウルミュージックからサザンロック的な新しい感覚をつかもうとしています。この作品の目玉となるのはDuane Allmanが活躍するLoan Me A Dimeでしょう。白人が黒人音楽をやるというのは、当時は不良のやる事だと言われていました。徐々に白人による黒人音楽が増えていきます。しかし、ボズのようにやがてAORのように洗練されていくパターンが多いのですが、その第一人者になるのが彼です。まだボズの歌も声も完成されていませんが、若き頃の彼のサウンドに触れられる素晴らしい作品です。

I'm Easy

I'll Be Long Gone

Waiting For A Train
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[20110121]

Main St.Main St.
(2000/05/02)
Wizzard

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Main St.Main St.
(2000/05/02)
Wizzard

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ずっと作品を出していなかったロイウッドでしたが、2000年にウィザード名義のこの作品を突如としてリリースしました。内容は76年に録音していて、ボツとなっていた曲をそのままリリースしたものです。ボツにはなっていますが、どの曲も素晴らしい出来映えで、オリジナル作品よりも面白い内容になっています。こんな良い曲をボツにするなんて、きっとレコード会社に恵まれていなかったのでしょう。オリジナルアルバムとして数えられなくても名盤であります。

1. Main Street
2. Saxmaniax
3. The Fire In His Guitar
4. French Perfume
5. Take My Hand
6. Don't You Feel Better
7. Indiana Rainbow
8. I Should Have Known

タイトル曲のMain Streetはビートルズのようなポップな曲で、これだけでも素晴らしいさが伝わってきます。Saxmaniaxは Wizzo Bandに入れる予定だったのでしょうか、ジャズロックになっています。カッコいいです。The Fire In His Guitarはブルースロックで、こういう曲をもっとオリジナルアルバムに入れていたら、もっと売れていたのではないかと思ってしまいます。French Perfumeはトッドラングレンの初期の頃のようなポップな曲で、フレンチフレイヴァーとブルーアイドソウルが融合したような名曲です。ロイウッドの本当の実力を知るには相応しい作品です。

ウィザードではセカンドアルバムがロックンロールアルバムだった為に、ロックンロールじゃない曲は外されていたのでしょうが、それならばソロアルバムに入れれば良かったのにと思ってしまいます。オリジナルアルバムに入れていた曲よりも出来の良い曲ばかりです。Take My Handはニューソウルなバラードで、シンセサイザーによるアレンジはスティーヴィーワンダーを思わせます。ボツ作品の寄せ集めなのに、捨て曲が一つもありません。ロイウッドはこの後も新作は出していません。しかし、現在はTHE ROY WOOD ROCK AND ROLL BANDを率いてライブ活動はしているようです。現在のテクノロジーでどれだけの作品を創れるのか聴いてみたいものですが、音沙汰が有りません。

Main Street

The Fire In His Guitar

French Perfume
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[20110120]

Starting UpStarting Up
(2001/09/25)
Roy Wood

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87年発売のロイウッド名義としては最後のアルバムになっています。ロイウッドは現在も活動中ですが、新作を出さないようになっています。曲はいつものロックンロールなのですが、80年代という事で、ロイウッドまでもが80年代の毒牙にかかってしまっています。所謂80年代のつまらないサウンドを平気でやっているのです。音の魔術師も、これでは形無しです。

1. RED CARS ARE AFTER ME
2. RAINING IN THE CITY
3. UNDER FIRE
4. TURN YOUR BODY TO THE LIGHT
5. HOT CARS
6. STARTING UP
7. KEEP IT STEADY
8. ON TOP OF THE WORLD
9. SHIPS IN THE NIGHT

ソロアルバムでは全ての楽器を演奏するロイウッドですから、80年代から当たり前になってきた打ち込みはありがたいテクノロジーだったと思いますが、これまでの生演奏は素晴らしいものだったので、打ち込みに走らなくて良かったと思うのですが、安易に打ち込み、デジタルドラム、デジタルシンセなど、デジタル化し始めのチープなサウンドをありがたがって満載にしてくれています。

曲自体も80年代っぽい感じのロックンロールなのですが、軽薄にしか聴こえません。完全に80年代の暗黒の迷路に迷い込んでいます。自分でも反省したのか、この後はソロ作品をだしていません。最初の頃は素晴らしい作品を出していたのに、こんなくだらない作品を出してしまっては台無しです。いかにも80年代の軽薄なサウンド、フォリナーのヒットしてし待った作品のようですが、誰もロイウッドには、こんな音は求めていないと思います。ここまで軽薄に成り下がっているのに売れていないというのも哀れです。この手のサウンドが好きな人にはいいかもしれませんが、はっきり言って必要の無い作品です。

Red Cars Are After Me

Raining in the City

Under Fire
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[20110119]

On The Road Again (オン・ザ・ロード・アゲイン 紙ジャケット仕様)On The Road Again (オン・ザ・ロード・アゲイン 紙ジャケット仕様)
(2008/09/25)
ロイ・ウッド

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ロイウッドのソロ名義のアルバムです。77年には録音されていましたが、諸事情により発売されたのが79年になっていました。サウンド的にはマスタードの流れを汲んでいて、トッドラングレンのような曲も有りますが、目立つのはアメリカンロックのような、何にも悩んでいないような陽気な曲ばかりです。爽やかなのです。Super Active Wizzoのようなアグレッシヴさがまったくありません。ちょっと拍子抜けします。

1. (We're) On the Road Again
2. Wings Over the Sea
3. Keep Your Hands on the Wheel
4. Colourful Lady
5. Road Rocket
6. Backtown Sinner
7. Jimmy Lad
8. Dancin' At The Rainbow's End

イギリスでは発売されていなかったアルバムで、サウンド面からみても、明らかにアメリカをターゲットに入れている作品だと分かります。しかし、ツェッペリンのジョンボーナムがゲスト参加していたりして、話題性は有りました。でもジョンボーナムを必要とするような曲は1曲もありません。単なる友情出演だったのでしょう。ジャケットからして、サザンロックのようなイメージを持たせています。

軽薄ささえ伺えるような曲が多く、これまでのようなマニア向けのサウンドではありません。しかし、一時はお蔵入りになりながら、当時はアメリカとドイツのみのリリースだったので、現在、普通に手に入るのは凄い事だと思います。ファンにはたまらない事でしょうが、この内容でファンが喜ぶかと言えば疑問です。明らかにイギリス向けではないので、オクラになっていたのでしょう。曰く付きの作品では有りますが、あまり必要性は感じません。ファン心理としてコレクトする価値は有るかと思います。

interview Old Grey Whistle Test

[20110118]

Super Active Wizzo (スーパー・アクティヴ・ウィゾ 紙ジャケット仕様)Super Active Wizzo (スーパー・アクティヴ・ウィゾ 紙ジャケット仕様)
(2008/09/25)
ロイ・ウッド・ウィゾ・バンド

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Roy Wood Wizzo Band名義での唯一のアルバムで、ウィザードで出す予定だった曲リリースしたものです。ジャズとロックンロールの融合、独特なフュージュン作品です。ここでの音の魔術師はフランクザッパになってしまっています。ザッパがやっていたジャズロックに近いもので、現代音楽的なスケールによるギターリフなど、ザッパよりはポップですが、かなり奇天烈です。

1. Life Is Wonderful
2. Waitin' at This Door
3. Another Wrong Night
4. Sneakin'
5. Giant Footsteps (Jubilee)
6. Earthrise

ホーンセクションが格好良く、ロックンロールの勢いが有るので、奇妙なフレーズも格好良く聴こえます。単なるポップなだけのロイウッドよりも、こうした変態音楽をやってもらった方が気持ち良くなります。最高です。奇妙なメーキャップをするなら、こうした音楽をやってもらわないと納得出来ません。エレキシタールやシンセ、などもエキセントリックに使い分けて、本来はファンはこんな音楽を求めていたはずです。

変態的ですが、難解では無く、痛快なくらいに分かり易いので、本来はもっと高く評価されるべき作品だと思います。Another Wrong Nightでのボーカルはまるでチャーのようです。フュージュンというよりジャズロックという言い方がしっくりきますが、もっと分かり易く言えば進化したロックンロールだと言った方が的確かと思います。ウィザードでやっていても納得出来ましたが、ここでリリースしてもらえたので満足です。本当の最高傑作はこの作品かもしれません。名盤です。

Life is Wonderful

Waitin' At This Door


The Stroll

[20110117]

マスタードマスタード
(1990/01/25)
ロイ・ウッド

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マスタードマスタード
(1990/01/25)
ロイ・ウッド

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ロイウッドのソロ名義第二弾にして最高傑作アルバムです。正にマジカルポップワールドが展開されており、矢はいrトッドラングレンを意識していたのか、トッドのようなAORになりかけのニューソウルな曲を創っています。勿論全楽器を彼が演奏しており、ジャケットも彼が手がけています。ソロでもメーキャップをそのまま受け継いでいます。ウィザードとしては作品を出さなくなっていきますので、バンドもソロも分別がつかなくなっている感じです。

1. Mustard
2. Any Old Time Will Do
3. The Rain Came Down On Everything
4. You Sure Got It Now
5. Why Does A Pretty Girl Sing Those Sad Songs
6. The Song
7. Look Thru' The Eyes Of A Fool
8. Interlude
9. Get On Down Home
10. Oh What A Shame
11. Bengal Jig
12. Rattlesnake Roll
13. Can't Help My Feelings
14. Strider
15. Indiana Rainbow
16. The Thing Is This (This Is The Thing)

タイトル曲のMustardはSE的に始まるラグタイムジャズで、続くAny Old Time Will Doなど、トッドラングレンのバラードを意識したような曲が沢山入っています。どれも素晴らしい曲ばかりですが、ひねくれポップスなので、ヒットはしませんでした。ファーストにあったような英国的な雰囲気が無いのですが、フィルスペクター風があったりと、ウィザードとの区別がつかなくなっています。それでも天才的なポップワールドはシンプルながら難解なイメージを持ってしまわせる所はロイウッドマジックです。

音の魔術師、魔法使いトッドラングレンと方を並べる名盤です。一人コーラスなどもトッドと山下達郎くらいしか当時はやっていません。途中バグパイプが入ってきて英国を意識させますが、全体的にはアメリカ的なサウンドです。いまでこそこの手のポップスをやるミュージシャンが増えていますが、当時は、ここまで病的にポップなミュージシャンはいませんでした。マルチレコーディングなど素人には到底無理なくらい機材が高かったのですが、後にそういった機材も易くなり、ロイやトッドを真似る人達も増えていきます。つまり先駆者なのですが、トッドほど有名ではなかったので、こうしてブログで高く評価しなければ彼の偉業は広まらないでしょう。

Mustard

Any Old Time Will Do

The Rain Came Down On Everything
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[20110117]

横綱白鵬が安定した取り口で、8戦全勝勝ち越しとしました。栃乃洋が昨日まで全勝でしたが、本日黒星をきっしました。本人にとっては初の初日から7連勝と好調です。先場所準優勝の豊ノ島は7敗と嘘のように負けています。あまり練習してこなかったのかもしれません。平幕の蒼国来は小兵ながら器用な相撲を取って5勝としています。

中日までの上位の成績
白鵬 8勝0敗
魁皇 5勝3敗
把瑠都 7勝1敗
琴欧洲 7勝1敗
日馬富士 6勝2敗
稀勢の里 5勝3敗
琴奨菊 7勝1敗
栃煌山 2勝6敗
鶴竜 4勝4敗


把瑠都は大関になる前のような雑な相撲ばかりですが、なんとか7勝しているのは体格に恵まれているだけの事です。これでは上には上がれません。琴奨菊が7勝と好調です。中日になると好不調がはっきりと見えてきます。その中でも白鵬は別格の内容で、集中力が違います。又連勝街道を突き進みそうです。

中日の結果

[20110116]

Introducing Eddy & FalconsIntroducing Eddy & Falcons
(2000/02/08)
Wizzard

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Introducing Eddy & FalconsIntroducing Eddy & Falcons
(2000/02/08)
Wizzard

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Eddy and the Falconsという架空のロックバンドを題材にしたコンセプトアルバムです。ロックンロール、ロカビリーバンドのようですが、サージェントペッパー的なテーマの創り方ですが、サウンドはロカビリーなので、グラムロックとも呼びにくい感じになっています。子供の頃に親しんだ50年代のサウンドのリバイバルになっているようです。

1. Intro
2. Eddy's Rock
3. Brand New '88'
4. You Got Me Runnin'
5. I Dun Lotsa Cryin' Over You
6. This Is The Story Of My Love (Baby)
7. Everyday I Wonder
8. Crazy Jeans
9. Come Back Karen
10. We're Gonna Rock 'N' Roll Tonight
11. Rock And Roll Winter
12. Dream Of Unwin
13. Nixture
14. Are You Ready To Rock
15. Marathon Man

全編ドゥワップなども含めたロカビリーになっていますが、This Is The Story Of My Loveはフィルスペクターサウンドになっています。グラムロック自体、50年代のロックンロールをソリッドにしたような所が有るので、グラムロックとも言えそうですが、ソリッドな感じじゃないという所がミソです。オリジナルでここまで50年代サウンドを再現するというのもロイウッドらしい所です。

Everyday I WonderのイントロはDel ShannonのRunawayを想いっきりパクっています。ジェスロ タルのロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイト若すぎるを連想させるような所も有ります。何といってもロイウッドのいでたちはイアンアンダーソンと似ている所が有ります。どちらも奇才という事で共通しています。Wizzardのオリジナルアルバムとしては、ここで一旦休止して、2000年にもう一枚作品を出しただけです。やはりファーストアルバムの印象が強いので、このバンドは伝説となっていますが、作品があまりにも少ないです。シングルだけの曲も有りますが、ファーストのボーナストラックに収められていたり、このアルバムでもボーナストラックが用意されています。シングルだけを集めたアルバムも有ります。

Intro/Eddy's Rock

Brand New '88'

You Got Me Runnin'
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