新生Steve Miller Bandとしての唯一の大ヒット作品です。80年代に対応する為にテクノ、ニューウェイヴの手法を大胆に取り入れて、Steve Miller Bandならではのほのぼのした歌い方で、再び栄光を手にしたのです。彼等の力の抜け加減はニューウェウィヴ感覚にかなりマッチしています。MTVに時代というのもあって、PVが大きな効果となって売り上げに反映出来る時代でした。
1. Keeps Me Wondering Why 2. Abracadabra 3. Something Special 4. Give It Up 5. Never Say No 6. Things I Told You 7. Young Girl's Heart 8. Goobye Love 9. Cool Magic 10. While I'm Watching
売れ線狙いではあるでしょうが、このほんわかムードが嫌味を無くしています。まるで新人バンドのような爽やかさです。スティーヴミラーの凄い所は、こういう状態になっても自分を打ち出す術を知っていると言う事です。これまでの作品の中でも一番軽いサウンドですが、時代に合わせたサウンドですが、聴けばすぐSteve Miller Bandだと分かる所も凄い所だと思います。名盤とは言いにくいですが、捨て曲は一切ありません。