1. Waiting 2. Evil Ways 3. Shades Of Time 4. Savor 5. Jingo 6. Persuasion 7. Treat 8. You Just Don't Care 9. Soul Sacrifice 10. Savor Alternate Take #2 11. Soul Sacrifice Alternate Take #4 12. Studio Jam
2010年リリースのSteve Miller Bandの現在の最新作です。今回はブルースのカバー曲集になっています。これまでもブルースのカバー曲はアルバムに数曲収められていましたが、全曲カバー曲になっているのは初めてです。60年代後半のビッグブルースをやっていた頃に戻った感じですが、今聴いても十分迫力のある素晴らしい演奏が収められています。滅茶苦茶カッコいいです。決して懐かしさからやっているのではなく、最新系のブルースとしてやっている所が素晴らしい。
1. Hey Yeah 2. Who's Been Talkin' 3. Don't Cha Know 4. Rock Me Baby 5. Tramp 6. Sweet Soul Vibe 7. Come On [Let The Good Times Roll] 8. All Your Love [I Miss Loving] 9. You Got Me Dizzy 10. Ooh Poo Pah Doo 11. Ain't That Lovin' You Baby 12. Further on Up the Road 13. Look on Yonder Wall 14. Drivin' Wheel
これほどブルースパワーが普遍の魅力に溢れていると思わせる作品はありません。全編かっこいいです。ツェッペリンの初期の頃の作品にぶちのめされていた衝撃を味わえます。きっとそれほど話題にはならなかったので売れていなかったのだろうと思いますが、この作品は全てカバー曲ばかりですが、Steve Miller Bandの最高傑作だと思います。ジョンレノンのロックンロールが最高傑作と言えるというのと同じで、全く新しい命が宿った生きている音楽です。このアルバムを高く評価出来ない音楽界はおしまいだと思います。時代を超越した大名盤です。かっちょいいーーー!これこそがROCK魂というもんだ。
93年のSteve Miller Bandとしての作品です。90年代になるとオルタナが流行り出しましたので、彼等も原点回帰なサウンドに戻っています。テクノな余計な装飾は省いてソリッドなアメリカンロックになっています。それでもポップさは失っていないのでとてもいい作品です。しかし、どうしてもアピール力に弱く、売り上げには結びついていません。Ben Sidranも戻っているので、昔のビッグバンドの再結成みたいな感じにすればもっと盛り上がったのでしょうが、宣伝が行き届いていなかったと思います。
1. Wide River 2. Midnight Train 3. Blue Eyes 4. Lost In Your Eyes 5. Perfect World 6. Horse And Rider 7. Circle Of Fire 8. Conversation 9. Cry Cry Cry 10. Starnger Blues 11. Walks Like A Lady 12. All Your Love(I Miss Loving)
Steve Millerノソロ名義になるアルバムになりますが、バックメンバーはSteve Miller Bandになっています。なぜソロ名義なのかというと、全てカバー曲になっているからです。ジャズのスタンダードとロックンロールのカバー曲集になっています。それをA.O.R.なアレンジにしてスムーズジャズな作品にしています。旧友ボズスキャッグスを意識したのか、そうでないかは不明ですが、カバー曲をやってもSteve Millerなほのぼのとした雰囲気は変わりません。
1. Zip-A-Dee-Doo-Dah 2. Ya Ya 3. God Bless The Child 4. Filthy McNasty 5. Born To Be Blue 6. Mary Ann 7. Just A Little Bit 8. When Sunny Gets Blue 9. Willow Weep For Me 10. Red Top
Ben Sidranが久々に参加しています。既に十分ヒットを飛ばしてきただけに、たまにはこうしたリラクスした作品を創ってもいいと思います。Steve Millerの癖の無い声はジャズスタンダードにもあっています。単なるカバー曲集というよりは80年代ならではのA.O.R.なアレンジを楽しむ為の題材としてスタンダード曲を選んだのだと思います。オリジナル曲でやるとイメージが違い過ぎますので、この方法論は正解だったと思います。