1. Going Home 2. Love, Devotion and Surrender 3. Samba de Sausalito 4. When I Look into Your Eyes 5. Yours Is the Light 6. Mother Africa 7. Light of Life 8. Flame-Sky 9. Welcome 10. Mantra
ボサノヴァ的なリズムなので洗練されていますが、凶暴だったラテンロックの影が薄れています。タイトル曲のWelcomeはジョンコルトレーンの曲で、コルトレーンの方法論を取り入れたプレイになっています。初期リターントゥフォーエヴァーの歌姫、アイアートモレイラの奥方Flora PurimがYours Is the Lightで歌っています。当時はフュージュンが大ブームだった事も有りますが、その先駆けのような存在だったサンタナがそのスタイルを逆に取り入れているというのも興味深いものです。
1. Eternal Caravan Of Reincarnation 2. Waves Within 3. Look Up (To See What's Coming Down) 4. Just In Time To See The Sun 5. Song Of The Wind 6. All The Love Of The Universe 7. Future Primitive 8. Stone Flower 9. La Fuente Del Ritmo 10. Every Step Of The Way
1. Singing winds 2. Crying beasts 3. Black magic woman/Gypsy Queen 4. Oye como va 5. Incident at Neshabur 6. Se a cabo 7. Mother's daughter 8. Samba pa ti 9. Hope you're feeling better 10. El Nicoya 11. Se a cabo 12. Toussaint l'overture 13. Black magic woman/Gypsy Queen
最初のヒット曲Black magic womanが含まれています。この曲はフリートウッドマックのカバーですが、ラテンのリズムと新しい構成によりサンタナのバージョンの方が有名になるくらいヒットしました。最初の4曲はそれぞれメドレーでつながっています。そして哀愁のヨーロッパ以前の代表曲ともなるSamba Pa Ti、邦題は君に捧げるサンバもこのアルバムに入っています。ギターインストですが、分かり易いテーマ曲を持っているので、親しみ易かったのです。このサンタナの功績により、後のクロスオーヴァーでのギターインストものも、ロックファンは受け入れ易くなる前準備が出来ていました。クロスオーヴァーの前にサンタナ有りなのです。
ラテンロックの代表曲ともなるOye como vaも入っています。ラテン語で始めは馴染みにくい感じでも有りましたが、シンプルで分かり易いというのと、ロック的なギタープレイによって、否応無しに馴染まされました。当時はまだレスポールを弾いていたと思いますが、ハムバッキングのピックアップのフロントを使ったナチュラルディストーションがサンタナの武器でした。ウーマントーンのような伸びやかなロングサスティーンにより、より精神世界を表現出来るようになっています。ほとんどの曲が当時のライブの定番ともいえる重要な曲ばかりで、かなり内容が濃い名盤であります。