前作のヒットにより活気を取り戻し、勢いついたサンタナが続けざまにリリースした作品です。オリジナルメンバーであるホセチェピートアリアスが復帰して、リズムセクションが再び熱を放つようになっています。この路線なら売れるという事を確信した事により、本来の自分のスタイルを突き詰めた自信作であります。完成度では前作を上回るほどの出来映えです。
1. Carnaval
2. Let the Children Play
3. Jugando
4. Give Me Love
5. Verão Vermelho
6. Let the Music Set You Free
7. Revelations
8. Reach Up
9. The River
10. Try a Little Harder
11. Maria Caracoles
スティーヴィーワンダー、ボブディラン、モハメドアリという彼のアイドルに捧げられています。タイトルのようにお祭りの賑わいを表現しています。Carnavalから始まるメドレー形式はサンタナの得意技です。Verao Vermelhoでは再びスパニッシュギターに挑戦しています。Revelationsは哀愁のボレロという邦題で哀愁のヨーロッパの続編的な感じで大ヒットしました。ナチュラルディストーションによる鳴きのギターがサンタナの売りとなりました。熱狂的な
ラテン のリズムとのコントラストがアルバムをより豊かなものにしています。
どの曲も自信にあふれており、
音楽 的な完成度も高くなっています。前作はまだ
フュージュン 時代の後遺症が残っていましたが、このアルバムでは初期の頃の勢いを再び持ちながら、より進化したサウンドになっています。しかし、全盛期といてる時期はここまでで、次回作から徐々に低迷していき、最近のヒットにたどり着くまでの長い冬の時期を進む事になります。つまりサンタナの一番良かった時期はここまでとなります。人気もここがピークだったと思います。その頂点を飾る名盤です。
Carnaval/Let The Children Play/Jugando
VIDEO Give Me Love
VIDEO Verão Vermelho
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