82年の作品で、前作はハードロックに回帰していましたが、それでも売れなかったので、又、このアルバムではポップ路線に戻っています。カントリー系な感じですが、ジョージハリソンのようなポップな曲が目立ちます。面白いのは、全く80年代の音になっていない事です。あくまでもバンドサウンドにこだわっているのか、本当にローカルなカントリー女性シンガーの作品のようです。勿論、これも又売れていません。
1. Heart of Stone
2. Cheap Shots
3. She Knows
4. Main Attraction
5. Two Miles out of Georgia
6. Candy Man
7. Remote Control
8. Fantasy in Stereo
9. Transparent
10. Oh Baby
11. Heart of Stone [Single Version]
巷ではパンク、テクノ、ニューウェイヴ、ワールドミュージック、ファンクなど、新しい音が充満していたのに、全くおかまい無しにカントリーポップしています。Candy ManやRemote Controlはシンセアレンジのテクノになっていますが、冗談のように幼稚な曲になっています。既にスージークワトロは伝説になっていて、新しく何をやっても売れないのです。媚を売っても売らなくても売れない。 Mickie Mostのようなブレインがもういないのです。
A面がカントリーでB面が下手なテクノが入り交じった奇妙な作品です。それでもバンドはやる気満々で、メディアにも出まくるのですが、本当にローカルバンドくらいの売れ方しかし無いので、この後しばらく作品を出さなくなります。好きな
音楽 をやっても、流行の
音楽 をやっても売れないのは、自分達の持ち味を良く理解しておらず、その売り方も分かっていなかったからだと思います。側近に賢いブレーンがいなかったのが手に取るように分かります。
Heart of Stone
VIDEO Cheap Shots
VIDEO Main Attraction
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