ビッグヒットライブアルバムの後に初めてリリースされたスタジオ作品という事で、世界中が注目するプレッシャーの中、ニューヨークはElectric Lady Studiosでレコーディングされたアルバムです。果たして人気は継続するのかと思われましたが、見事に期待以上の作品を創り上げました。ライブアルバムでつかんだファンはそのまま、この作品にも満足し、その人気を絶対的なものとしました。元々素晴らしい作品を創り続けてきただけに、注目されれば、それだけ評価される内容を持っているのです。
1. I'm In You 2. (Putting My) Heart On The Line 3. St. Thomas (Don't You Know How I Feel) 4. Won't You Be My Friend 5. Don't Have To Worry 6. Tried To Love 7. Rocky's Hot Club 8. (I'm A) Roadrunner 9. Signed, Sealed Delivered (I'm Yours)
ほとんどの曲がギターで創られていますが、タイトル曲のI'm In Youはキーボードで創られています。A.O..R.のようにフュージュンを取り入れたロックが流行っていただけに、きちんとそれに対応した楽曲を創っています。当時絶好調だったWINGSの作品と聴き比べても見劣りしないだけの作品になっています。特にI'm In Youはシングルヒットしました。そしてStevie Wonderのカバー曲Signed, Sealed Deliveredもシングルヒットしました。選曲が素晴らしいです。そのStevie WonderがRocky's Hot Clubでハーモニカを吹いています。Mick Jaggerも遊びにきてタイトル曲とTried to Loveでバックコーラスで参加しています。