1. Dig What I Say 2. I Dont Want To Let Go 3. Rise Up 4. Wasting The Night Away 5. Going To L.A 6. You Kill Me 7. Friday On My Mind 8. Lost A Part Of You 9. Breaking All The Rules
Dig What I Sayでは珍しくファズをかけたギターで斬新なアレンジを創っていますが、当時これが斬新なサウンドだと思えた人がどれほどいたのでしょうか。シンセサイザーも入っていますが、ギターでシンセに負けないような音を出しているのです。かなりギタリスト的な作品ですが、時代はギターヒーローからシンセが主役となっている時代なので、ここまでギターを弾きまくっている作品はオールドウェイヴと呼ばれていたのです。
しかしギターアルバムとしては素晴らしい内容で、前作が地味だった分、このアルバムのアレンジはしっかりと練り込まれています。TOTOっぽい曲もありますが、完全にFrampton風の仕上げています。Friday on My MindはEasybeatsのカバーで、同級生のデヴィッドボウイもカバーしていた曲です。これが70年代に出されていたらヒットしていたでしょうが、もうしばらくFramptonが新作を出している事すら知らされないような時代が続きます。それでもいい作品を創り続ける意思は持ち続けています。