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[20110703]

AliceAlice
(2002/05/02)
Tom Waits

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Blood Moneyと同時発売された作品です。この作品もRobert Wilsonの舞台用の音楽として製作されたものですが、こちらのAliceは92年に上演されたものですから、Blood Moneyのついでにリリースされたようなものですが、音楽作品としても2002年でも十分に楽しめるものです。例のごとくKathleen Brennanと曲は共作されています。ですからオーソドックスな感じの曲が多く、久々にジャズバラードもあります。

1. Alice
2. Everything You Can Think
3. Flowers Grave
4. No One Knows I'm Gone
5. Kommienezuepadt
6. Poor Edward
7. Table Top Joe
8. Lost In The Harbor
9. We're All Mad Here
10. Watch Her Disappear
11. Reeperbahn
12. I'm Still Here
13. Fish & Bird
14. Barcarolle
15. Fawn

初期の頃のトムウェイツの売りだったロマンティックな感じもあり、Blood Moneyよりは情緒的でしょうか。不思議の国のアリスが題材ですから、かなり不思議な、ファニーな世界観を生み出しています。もし中世のヨーロッパにジャズが存在していたら、きっとこんな感じだったのではないかと思わせます。そんな時間軸が歪んだような不思議の国と現実の世界を結びつけるような内容になっています。サーカスのような音楽をやってもトムウェイツの場合はサイケな感じにはならず、どこか土着の臭いがする音楽を生み出しています。

初期の頃の彼が売りにしていたロマンティックな部分がたっぷり感じられます。優しくもたおやかな音楽ではありますが、どこか魔法がかったような音楽です。そもそも不思議の国のアリスは薬でトリップした世界観で創られていると言われています。そんな不思議の国と現実の世界とを結びつけるような作品だと思います。トムウェイツの音楽はファンタジーのようでありながら、とてもリアルな世界観を常に感じさせるような息づかいがあるのです。

Alice

Everything You Can Think

Flowers Grave
⇒ 続きを読む
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[20110703]

Blood MoneyBlood Money
(2002/05/02)
Tom Waits

商品詳細を見る


2002年の作品で、Robert Wilsonと言う作家の舞台の為の音楽を、このアルバムとAliceというアルバムで同時発売しました。2枚組にはせず、別々の作品として同時リリースしたのも何か訳があるようですが、このアルバムはWoyzeckという作品の為に創られているようです。作品としてはKathleen Brennanとの共作になっていますので、これだけの容量の曲を同時にリリース出来たのだと思います。

1. Misery Is The River of the World
2. Everything Goes to Hell
3. Coney Island Baby
4. All The World Is Green
5. God's Away On Busines
6. Another Man's Vine
7. Knife Chase
8. Lullaby
9. Starving In The Belly Of A Whale
10. The Part You Throw Away
11. Woe
12. Calliope
13. A Good Man Is Hard To Find

このアルバムも同時リリースされたAliceも前作と同じ暗い売れています。ここまでベテランになってやっと一般的にも売れるようになったのです。又、この時期ではインターネットが充実してきていて、トムウェイツはMYSPACEに登録していて、そこでのアルバムの宣伝効果もあったと思います。ちなみに私SAMARQANDもMYSPACEでトムウェイツとお友達になっています。憧れのミュージシャンとお友達になれるなて不思議な時代になったものです。

音楽的にはいつもの独自の世界を生み出していますが、Kathleen Brennanと共作している為か、以前よりもマイルドになっています。その為売れているようです。毒が薄くなった部分は否めませんが、決して彼の持ち味が失われている訳ではありません。ジャケットの年老いたトムウェイツはまるでドラゴンボールに出て来る大猿のような顔つきになっていますが、決してドラゴンボール効果で売れた訳ではありません。昔からファンタジックな感じではありましたが、昔のように悪夢のようなおどろおどろしさはありません。まるでお伽噺の世界のような世界観になっています。

Misery Is The River of the World

Everything Goes to Hell

Coney Island Baby
⇒ 続きを読む

[20110703]

Mule VariationsMule Variations
(1999/01/01)
Tom Waits

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99年の作品で、このアルバムはグラミー賞でBest Contemporary Folk Albumに選ばれました。これまでのアバンギャルド路線から少し方向転換して、更に深みを増したトムウェイツワールドが炸裂しています。ここまでこの独創的な音楽を追求し続けてきた事は驚異的な事で、評価は高くても、ビルボードで100位に入る事も難しかったのですが、このアルバムは30位まで上がる健闘をみせています。

1. Big In Japan
2. Lowside Of The Road
3. Hold On
4. Get Behind The Mule
5. House Where Nobody Lives
6. Cold Water
7. Pony
8. What's He Building?
9. Black Market Baby
10. Eyeball Kid
11. Picture In A Frame
12. Chocolate Jesus
13. Georgia Lee
14. Filipino Box Spring Hog
15. Take It With Me
16. Come On Up To The House

Big In Japanでは初のサンプラーをとうとう使っています。まずボイスパーカッションをサンプラーでシーケンスしていますドラムなども打ち込みでプログラミングされています。音色はアナログな題材をサンプリングしているので、いつもの感じなのですが、デジタル処理されている感じが逆におどろおどろしいです。そうしたアバンギャルド路線とは別にHold Onのようなアメリカ的なフォークロックも創っています。ブルーススプリングスティーンもカバーするほど、トムウェイツはアメリカ的な曲を創らせると素晴らしい曲を創ります。

そんなオーソドックスな部分も復活させて、奇抜な曲のみにこだわらなくなっている事が新しくもあります。それはKathleen Brennanと共作している事も大きいと思います。オーソドックスな部分が多くなった分、売れたというのも皮肉なものです。こういう歌を歌わせるとブルーススプリングスティーンよりも本物感があるので、それも評価されたのだと思います。かといって軟弱になった訳でもなく、独自の世界観はいささかも崩れていません。

Big In Japan

Lowside Of The Road

Hold On

⇒ 続きを読む

[20110703]

The Black Rider (1993 Studio Cast)The Black Rider (1993 Studio Cast)
(1993/11/02)
Tom Waits

商品詳細を見る


又してもミュージカルのサントラ盤になります。ミュージカルの舞台はハンブルグでしか上演されていないようですので、詳細は不明ですが、音楽的には、これまでのサーカスやパレード調のメランコリックな部分が強調されています。それはとても愉快でユニークで、コメディー映画を見ているような楽しさがありながら、涙がこぼれ落ちそうになる曲もあります。そしてホラーな幽霊的なイメージを持たせる曲もあります。

1. Lucky Day Overture
2. The Black Rider
3. November
4. Just The Right Bullets
5. Black Box Theme
6. 'T' Ain't No Sin
7. Flash Pan Hunter/Intro
8. That's The Way
9. The Briar And The Rose
10. Russian Dance
11. Gospel Train/Orchestra
12. I'll Shoot The Moon
13. Flash Pan Hunter
14. Crossroads
15. Gospel Train
16. Interlude
17. Oily Night
18. Lucky Day
19. The Last Rose Of Summer
20. Carnival

このアルバムでの大事件と言えば、ビートニック作家のWilliam Burroughsが詩を提供していたり、詩を朗読している所です。多くのミュージシャンが影響を受けているWilliam Burroughsと共演出来るなんて羨ましい限りです。音楽的にはおどろおどろしさよりもファンタジーの要素が多いと思います。まるでフェリーニの映画に使われそうな曲調ばかりですが、トムウェイツの声はフェリーニの映画よりもジムジャームッシュの映画の方が似合っていると思います。

相変わらず短い曲がいっぱい入っています。短くても魅力的な曲ばかりなので、何度も聴いてみたいという気持ちにさせられます。まるでトーキー映画のサントラのような曲もあり、ビジュアル的なイメージを連想してしまいます。それこそがトムウェイツの狙い通りでしょうから、見事な作品になっていると思います。舞台を見るまでもなく、トムウェイツの世界に引きずり込まれます。まるでヨーロッパの古びた街の遊園地に迷い込んだようなノスタルジックな楽しさを感じます。素晴らしい名盤です。

Lucky Day Overture

The Black Rider

November
⇒ 続きを読む

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