Dave Grusinとリーリトナーは切っても切れない間柄で、Dream Bandなるプロジェクトをやっていた延長線上の作品になります。名義的にはリーリトナーの作品になっていますが、ほとんどDream Bandとのコラボレート作品と言っていいでしょう。歌ものにハマっていた時期を通り越して、久々に各楽器がぶつかりあうようなインタープレイを楽しませんてくれる作品になっています。
1. The Rit Variations 2. Starbright 3. On The Line 4. Tush 5. California Roll 6. Heavenly Bodies 7. Pedestrian 8. Dolphin Dreams
どんなに歌もので売れても、ファンは彼のギタープレイが楽しみたい訳ですから、それは彼自身も感じていた事でしょう。そんな想いを満足させてくれる内容になっています。A.O.R.な陽気な曲もありますが、The Rit Variationsのような緊張感のある曲は久々です。リトナーのギタープレイも久々に繊細さを取り戻したように感じます。Dolphin DreamsはCaptain Fingersでやっていた曲ですが、リメイクしています。
1. Cross My Heart 2. Promises, Promises 3. Dreamwalkin' (Along With Me) 4. Keep It Alive 5. A Fantasy 6. Tied Up (In Promises) 7. Voices 8. On The Boardwalk 9. Roadrunner 10. Malibu
1. Mr. Briefcase 2. (Just) Tell Me Pretty Lies 3. No Sympathy 4. Is It You? 5. Dreamwalk 6. Countdown (Captain Fingers) 7. Good Question 8. (You Caught Me) Smilin' 9. On The Slow Glide 10. No Sympathy (Reprise)
1. Feel The Night 2. Market Place 3. Wicked Wine 4. French Roast 5. You Make Me Feel Like Dancing 6. Midnight Lady 7. Uh Oh!
Steve GaddやDavid Fosterの他にSteve Lukatherも参加しています。つまりは、クロスオーバーというよりもA.O.R.の要素が強くなっているのです。アレンジもかなり派手になっていて、シンセのグリッサンドなど、SF的な効果音を使ったりと、これまでのインテリジェンスなイメージからは離れ、パワフルになっているように感じます。その分売れているのですが、昔のイメージが好きな人にとっては、節操が無くなったように感じられ、離れていったファンもいた事でしょう。スライドギターを部分的に使ったりと小技も多いのですが、繊細なタッチはエフェクトによって曖昧になっています。