

2006年の作品で、アフリカのリズムを取り入れた作品になっています。アフリカのリズムといっても様々なものがあり、かなりマニアックにいろんなタイプのリズムを扱っています。ブラジルにしろ、カリブにしろ、元はアフリカから流れてきた
音楽やリズムが元になっているので、ブラジルっぽかったり、トロピカル調だったりしますが、ルーツミュージックであるアフリカへの先祖帰りがテーマのようです。
音楽におけるエクソダスなのです。
1. Smoke N' Mirrors
2. Capetown
3. Southwest Passage
4. Waterz Edge
5. Blue Days
6. Spellbinder
7. Memeza
8. Povo
9. Lovely Day
10. Township
11. Forget Me Nots
12. Stone Cool
13. Motherland
14. 4 1/2 Storm
前作から引き続き、ギターの音色にかなり凝るようになっています。バリトンギターなど、ギターの弾き分けなど、かなりこだわった音色選びがロックファンには受けると思います。昔のようなスムースジャズではなく、ひっかかりのある
音楽になっているので、昔からのファンには疲れるかもしれませんが、ロックファンとしては眠くならずにすむ作品になっています。
リズムを活かしたフレージングなど、リズムを基本とした曲創りで、いかにギターを全面に出していけるかというのがテーマなのだと思います。私などからすると、やっと面白いギタリストになってくれたという印象です。ただ、心地よく聴ける
音楽だった昔から比べると、かなり複雑なリズムやアレンジになっていると思います。それでいて決して難解ではない明確な主張が感じられます。とても素晴らしい作品だと思います。名盤です。
Smoke N' Mirrors
Capetown
Southwest Passage