1. PROLOGUE 2. ONCE UPON A SONG 3. SEVEN GOBLINS 4. THE SUNSET VALLEY 5. THE MOON ROSE 6. SOON 7. MAGICAL NIGHT LIGHT 8. RAINBOW PARADISE 9. THUNDER STORM 10. RISING ARCH 11. JUST CHUCKLE 12. RAINBOW WAS REBORN 13. PLUMED BIRD 14. YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE
1. HIGH ACE 2. TOKYO LADY 3. CHA CHA ME 4. SEVENTEEN AND BLUE 5. GETTIN′LOST DOWN ON 8TH.STREET 6. JUST ANOTHER BOY IN THE BAND 7. KID KIND 8. STAND BY ME
ライブでの定番となっているREADY TO FRYもこのアルバムに収められています。リーリトナーやラリーカールトンよりも覚え易い旋律になっているので、クロスオーバーサウンドとしての浸透力は高中正義が一番だったと思います。ただ、本格的なクロスオーバーかというと、ちょっとポップすぎる感はあります。インプロビゼーションはほとんどなく、全てあらかじめ作曲されているフレージングを演奏するというスタイルなので、聴く方は覚え易いですが、ジャズ側からすると、型にはまりきった感じに思えます。しかし、あくまでもロック代表ですから、これで言い訳です。日本を代表する名盤です。
2006年の作品で、ジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシア、アル・ディメオラのスーパーギタートリオに対抗して、アジアを代表する三人のギタリスト、Eugene Pao, Jack Lee , Kazumi Watanabeによるスーパーユニット作品です。ギター三国志というアジア的なプロジェクト名ですが、やっている音楽はかなり西洋的なものです。
1. For The Children 2. Asian Triangle 3. Made in France 4. Waiting In the Rain 5. Off Side 6. Azimuth 7. Libertango 8. Spanish Fried Rice 9. Somewhere in Time
日本の渡辺香津美、韓国の Jack Lee、中国のEugene Paoというギタリストが集まって創った作品です。渡辺香津美意外は日本ではあまり知られていませんが、それなりに実力のあるギタリストだと言う事は分かります。その他にドラム、パーカッションでLewis Pragasamが参加しています。Eugene Paoはエレキギターも弾いています。アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」、トニーニョ・オルタの「フォー・ザー・チルドレン」、ビレリ・ラグレーンの「メイド・イン・フランス」といったヨーロッパ的なカバー曲はエレガントです。
2006年の作品で、New Electric Trioのサードアルバムになります。MO'BOPとしてはこれが最新作になるので、これ以降はまだ活動を再開していません。リチャー ド・ボナ(b)、オラシオ・エルネグロ・エルナンデス(ds)とのトリオの他に、ゲストミュージシャンも参加していて、ヨーヨー・マ、ジェイ・Z、ブラジリアン・パーカッションのシロ・バプティスタが参加して、より複雑なグルーヴを生み出しています。
1. Emboss 2. Somewhere In Time 3. Tiger Beam 4. Lawns 5. Dragon's Secret 6. Good Fellows 7. Infancia 8. Stolen Moments 9. Manhattan Flu Dance
1. Over The Rainbow(Harold Arlen) 2. Courante 無伴奏チェロ組曲第1番BOW 1007より (J.S. Bach) 3. Stairway To Heaven (Jimmy Page / Robert Plant) 4. Courante FROM HEAVEN (J.S. Bach) 5. 翼 (Toru Takemitsu) 6. MOMO (Koko Tanikawa) 7. Stella By Staright (Victor Young) 8. Les Parapluies De Cherbourg (Michel Legrande) 9. IF I FELL (John Lennon, Paul McCartney) 10. Cleopatara's Dream (Bud Powell) 11. Astro Jump (Kazumi Watanabe) 12. A Night In Tunisia (Dizzy Gillespie, Frank Paparelli ) 13. 月の沙漠 (Suguru Sasaki)
今回もカバー曲ばかりで、既にカバー済みの曲もありますが、ツェッペリンのStairway To Heavenをカバーしているので話題になっています。ギターは多重録音されていますが、まり大きな編曲はされていません。ハーモニックスを重ねています。映画音楽も多く、Over The Rainbowやシェルブールの雨傘のような有名な名曲を取り上げています。ビートルズのIF I FELLはボサノヴァアレンジになっています。
1. Smile (Charlie Chaplin) 2. Allemandfe 無伴奏チェロ曲1盤より(J.S.バッハ) 3. Three Views Of A Secret (Jaco Pastorius) 4. ワーニャ伯父さん~Fool On The Hill (Kazumi Watanabe~Lennon-McCartny) 5. ゴンドラの唄 (中山晋平) 6. Blue Steel (Kazumi Watanabe) 7. 旅立つ秋 (荒井由美) 8. Night & Day (Cole Porter) 9. So What (Miles Davis) 10. 夢のあとに (Gabriel Faure) 11. Nuages (Django Reinhardt) 12. Minor Swing( Django Reinhardt)
ビートルズのFool On The Hillや、ジャンゴラインハルトの曲は何度もカバーしているので、あえてこのシリーズに持ってきた意味が分かりません。他の楽器が入っているか、ギター一本だけかの違いくらいしかありません。チャップリンのSmileや荒井由美の旅立つ秋は新鮮です。Blue Steelだけがこのアルバムの為の書き下ろしです。ちょっとブルースっぽい曲です。
1. Cleopatra’s Dream 2. Blue Spiral 3. Mystic Sand 4. Mosaic Stone 5. Dante’s Point 6. Cry Me A River 7. Death Valley 8. Havana 9. Favor Return of Ensyu Swallow
とにかく強力なトリオなので、いろんな曲を演奏してみたくなるのは分かりますが、どうも演奏している側の方が盛り上がりすぎて、作品として聴き手側まで伝わる熱とは温度差がある感じです。Cleopatra’s Dreamもハードバップなアレンジになっていて面白いですが、Havanaはよく再演され過ぎの曲ですね。Favor Return of Ensyu Swallowは遠州ツバメ返しのハードバップリアレンジです。
Richard Bonaのベースの手数の多さや、Horacio Hernandezもパーカッションやら手数が多いので、とても三人だけの演奏とは思えないほど音が詰まっています。ギターシンセの音色も入っています。バカテク揃いではありますが、そのテクニックをもっと音楽的に活用出来る曲を創れば、きっと感動出来るのでしょうが、そこまでにはなっていません。インプロビゼーションのところだけがんばるみたいな普通の曲の構成では、このトリオの良さが活かされていないような気がします。それでも凄い演奏の嵐ではあります。
1. PRELUDE FROM SUITE FOR UNACCOMPANIED CELLO NO 1 BWV1007 2. ACROSS THE UNIVERSE 3. Medley:DJANGO~MINOR SWING 4. WAVE B・A・C・H 5. PAVANE POUR UNE INFANTE DEFUNT 6. SAYONARA 7. PASSY HOME 8. TAMAGO NO JIKAN-for Takemitsu- 9. WALTZ FOR DEBBY 10. PAPER BLUES 11. MILESTONES 12. SE TU DELLA MIA MORTE
ガットギターにはまっていた時期のようで、他の楽器が入っていない分、渡辺香津美の息づかいがストレートに伝わってきます。ビートルズのACROSS THE UNIVERSEの解釈なども独特で、ギターの特色を活かしたアレンジになっています。WALTZ FOR DEBBYのようなピアノ曲を取り上げるのも、彼の好きなパターンです。この時期はカバーする事が多くなっていますので、オリジナルをやっていた頃が好きな人には物足りない感じもしますが、ギタリストとしての性は、ファンがどうもがいても致し方ないところがあります。
1. Londondery Air 2. SAHIR 3. My One And Only Love 4. Island 5. Han-Bon-Do 6. 彩蝶追月 7. 早春賦 8. もつけ 9. モスラの歌 10. Blue In Green 11. 月の美しゃ 12. こきりこ節 13. As Time Goes By~亀の恩返し
1. Prelude In Chords 2. To Chi Ka 3. Nuages 4. Cleopatra's Dream 5. Samba De Astronauta 6. I'll Never Fall In Love Again 7. Canto Dels Osells 8. Diana 9. Mission St. Xavier 10. Nuovo Cinema Paradiso 11. ワーニャ伯父さん 12. The Fool On The Hill 13. 上を向いて歩こう 14. St. Thomas 15. Nekovitan X 16. Blue Star
選曲もユニークで、ジャズのスタンダード、アメリカンポップス、日本の歌謡曲、映画音楽、ビートルズなど、幅広いジャンルから選曲されています。特にビートルズのThe Fool On The Hillを聴くと、他のビートルズのカバーとは違うアレンジが新鮮です。Cleopatra's Dreamでは山下洋輔のピアノとデュエットしています。これまで複雑なプログレのような作品を出していた後だけに、一息つける作品です。
1. 雨の水曜日 2. BARONG 3. PARTIDO FORTE 4. NO MONEY,NO GIRL,NO BUSINNESS,-But We Still Have Music ! 5. PONA PELA 6. KARULA 7. GLORY'S STOMP 8. ON THE BEACH 9. IRON CLAW 10. MERCI BRICE 11. FLOR
1. Pandora 2. Pekin Doll 3. Vega 4. Ashita Tenki Ni 5. Passy Home 6. Dr. Mambo X 7. Fire Cracker 8. Kumpoo Manman 9. Arashi No Yoru Kimi Ni Tsugu 10. Django 1953
1. Troublant Bolero 2. Belleville 3. Minor Swing 4. Stompin' At The Savoy 5. Prelude To A Kiss 6. Black Beauty 7. I Didn't Know About You 8. It Don't Mean A Thing 9. Solitude 10. Things Ain't What They Used To Be 11. Caravan 12. Take The "A" Train 13. In A Sentimental Mood
88年の作品でTHE SPICE OF LIFE 第二弾になっています。渡辺香津美(g)、Bill Bruford(ds)、Jeff Berlin(b)のトリオに加えてキーボードのPeter Vetteseが加わって四人編成になっています。トリオでの一触即発なエネルギーを秘めていた前作とは違って、キーボードが加わっただけで、まとまらざるをえなかったようにバンドとしてのまとまりが出ているため、前作ほどの衝撃性は感じられません。
1. Andre 2. We Planet 3. Fu Bu Ki 4. Rain 5. Small Wonder 6. Concrete Cow 7. Kaimon 8. Men And Angels