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[20110930]

I Feel Like PlayingI Feel Like Playing
(2010/09/28)
Ronnie Wood

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2010年の作品で、現在の最新盤になります。ストーンズとしての活動も停滞している中での久々のソロアルバムは、最新盤という事もあって、音がかなり良くなっています。こんなちゃんとした音を出すようになるとロンウッドの作品という気もしなくなってきますが、こうしたちゃんとした作品が創れるんだと言う事で嬉しくなってきます。Ian McLaganやBobby Womackといったおなじみのメンバーの他にSlashも5曲に参加しています。

1. A Thing Like That
2. Sweetness
3. Lucky Man
4. I Gotta See
5. Thing About You
6. Catch You
7. Spoonful
8. I Don't Think So
9. 100%
10. Fancy Pants
11. Tell Me Something
12. Forever

ゆったりとした大人のロックが多く、Sweetnessのようなレゲエ曲もありますが、音がゴージャスになっているので、ダルくはならずに若々しくエネルギッシュなロックを楽しめます。ロンウッドの歌い方も、いつの間にかボブディランの真似をしなくなっていて、独自の歌い方になっています。曲調もストーンズやフェイセスとは違ったニュアンスを出しているので、新鮮な感じがします。私生活でのもめ事もあったり、アル中になっていたりと、ファンいとっては心配なネタも尽きないのですが、こうした元気な作品を聴ける事は幸運です。

Slashが意外にもリードギターがしょうもないという認識も出来てしまいますが、ストーンズとのメンバーとセッションしたらどうしても巧く演奏する訳にはいかないに感じになってしまうのではないでしょうか。ロックンロールのリフも、無駄なカッティングを入れない事で、手数の多い作品とは違ったかっこよさがあります。カバー曲はSpoonfulだけで、オリジナル曲がストーンズの最近の作品よりも気持ち良く感じるのは私だけでしょうか。これからも、年を重ねてもロックンロールし続けてくれる事を願います。

Sweetness

Lucky Man

I Gotta See
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[20110929]

Not for BeginnersNot for Beginners
(2002/08/13)
Ronnie Wood

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2001年の作品で、久々のオリジナルスタジオ盤となります。カバー曲もありますが。ほとんどが新曲となります。全体的に落ち着いたミディアムテンポの曲が多く、枯れた感じも加わっています。参加メンバーにはBob Dylan、Kelly Jones、Scotty Moore、D. J. Fontana、Andy Newmark、Ian McLagan、そして実の娘と息子が参加しています。完全にストーンズとは違う感じの曲をやるようになっています。

1. Wayside
2. Rock N'Roll Star
3. Whadd'ya Think
4. This Little Heart
5. Leaving Here
6. Hypershine
7. R.U. Behaving Yourself?
8. Be Beautiful
9. Wake Up You Beauty
10. Interfere
11. Real HardRocker
12. Heart, Soul And Body
13. King Of Kings

タイトルからして初心者向きではないと宣言していますが、そういう訳でもなく、初心者でも好きになれる作品だと思います。バーズのRock 'n Roll Star、モーターヘッドもカバーしたモータウンのLeaving Here、ボブディランのKing of Kingsをカバーしていますが、他のオリジナル曲は老練な感じの曲が多く、これまでのストーンズやフェイセスでもやった事が無いような曲もあり、新境地を拓いています。

もうある程度成功を収めているので、ストーンズやフェイセスのようなビッグネームに寄りかからなくても、やりたい音楽を素直になれる境地に達したのでしょう。ただ、そのかわり、話題にもならずに売り上げも伸びないという事にはなっていますが、音楽的にはとても充実していて、素晴らしい作品だと思います。せっかくソロアルバムを出しているのだから、ロンウッドにしか出来ない音楽をやってもらいたいという思いが、やっと作品になったと思います。

Whadd'ya Think

This Little Heart

Leaving Here

[20110928]

Live & EclecticLive & Eclectic
(2000/06/20)
Ron Wood

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Live & EclecticLive & Eclectic
(2000/06/20)
Ron Wood

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2000年の作品でElectric Lady StudiosでのスタジオライブとRhythm Caféでのライブ音源をおさめたアルバムです。大半がカバー曲で、ストーンズとフェイセスのカバーをしています。メンバーはいつものIan McLaganの他にChuck Leavellも参加しています。ライブ盤ではありますが、オリジナルアルバムには入っていない曲が多いので、どんな演奏をしているのか興味深い作品です。

1. Show Me
2. Flying
3. Testify
4. Pretty Beat Up
5. Always Wanted More
6. Breathe On Me
7. Silicone Grown
8. Black Limousine
9. Little Red Rooster
10. Stay With Me
11. Josephine
12. I Know I'm Losing You
13. It's Only Rock 'n' Roll

この頃になるとストーンズとしての活動もたまにやる程度になってくるので、ソロ作品の少ないロンウッドも活発に行動しています。スタジオライブという事で、普通のスタジオ盤よりも楽しんで演奏している様子が伝わってきます。曲もフェイセスやストーンズでおなじみの曲ばかりで、ロンウッドがイニシアティヴをもって、歌っていますので、オリジナルとは違った雰囲気が楽しめます。

ストーンズとしての活動は、イベント的なお祭り騒ぎでやりますので、個人的にロックンロールを楽しむという事で、ライブをやって作品にするというのはイージーな事ではありますが、ストーンズの陰でロンウッドがやっている音楽というのは、ファンとしては聴いておきたいものです。ファンにはおなじみの曲ばかりですが、昔とは違う演奏を楽しめる作品です。

Show Me

Flying

Testify
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[20110927]

スライド・オン・ディススライド・オン・ディス
(1992/12/23)
ロン・ウッド

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Slide on ThisSlide on This
(1992/09/08)
Ronnie Wood

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92年の作品で、これまでの作品と大きく違うところはダンサブルでファンキーな曲が多くなっている事です。少し色気ついてしまったのか、シンセなどを申し訳なさそうに使っています。基本的にはいつものロックンロールなのですが、間を取ってダンサブルに仕上げています。ストーンズ自体も新しいサウンドを取り入れたりしていますので、ソロでも新しいサウンドを取り入れてようとしています。

1. Somebody Else Might
2. Testify
3. Ain't Rock N' Roll
4. Josephine
5. Knock Your Teeth Out
6. Ragtime Annie (Lillie's Bordello)
7. Must Be Love
8. Fear For Your Future
9. Show Me
10. Always Wanted More
11. Thinkin'
12. Like It
13. Breathe On Me

Chuck Leavellが参加していて、サザンファンクな感じにしようとしているみたいですが、方やU2のThe Edgeも参加しています。U2がやっとストーンズなどの大物達と友好関係を持ち始めた頃です。かと思うと旧友のIan McLaganは相変わらず一緒にやっていて、Charlie Wattsも久々に参加しています。バドカンのSimon Kirkeも参加しています。Simon Kirkeのドラムの間はCharlie Wattsに似ているところもあるので、二人の叩き具合を比べるのも面白いと思います。

シンセの使い方はイモですね。この辺のセンスはなさそうです。全体的には泥臭いのにダンサブルというサザンファンクな感じに仕上がっています。これは結構かっこいいのですが、やるんだったらもっと徹底的にやってもらいたかったと思います。どこか中途半端な感じがするので、もったいない感じがします。90年代でこの音はないだろうと思うのですが、ストーンズ関連でいえば、結構背伸びはしています。

Testify

Josephine

Must Be Love
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[20110927]

K-1 WORLD MAX日本トーナメントが行われました。今年は格闘技の番組が地上はから消えてしまって、試合内容はネットのニコニコ動画で生放送されるのみでした。ネット視聴予約をしていれば後からでも見る事が出来ます。YOUTUBEでは部分的にしか見れません。ニコニコ動画の生放送では50万人以上の人がアクセスしていたというので、まだまだ格闘技人気は衰えていないのです。武蔵や魔裟斗がいなくなったから、テレビ局が勝手に客寄せが出来なくなったと思っているのではないでしょうか。K-1に金が無いという事情もあるようですが、もっとテレビはいろんな方面の人に楽しんでもらえるように番組配慮をするべきだと思います。

試合結果
トーナメント1回戦
アルバート・クラウス vs 名城裕司○
なぜか日本トーナメントに出場しているクラウスは、いつものように前に出ながら相手にプレッシャーを与える攻撃を仕掛けてきます。しかし、空手の名城にとっては、カウンターの一撃狙いなので、向かってくる相手は好都合であり、1R目にクラスからダウンを奪っています。その後クラウスも盛り返しますが、判定で名城が勝ちました。
中島弘貴 vs 森田崇文○
巧妙に攻撃する中島に対して、森田は前に出ながら膝や前蹴りを出してくるので、中島は圧倒されて判定で負けました。
○山本優弥 vs 松倉信太郎
山本は手数は少ないのですが、気合いの入った攻撃を入れてくるので、松倉はやりにくそうにしていました。有効打も無く、判定で山本が勝ちました。
城戸康裕 vs 健太○
自分の間合いで戦っていた城戸でしたが、間合いに入ってきた健太にテンプルへのフックをもらいダウンしました。その後盛り返しましたが判定で健太が勝ちました。
スーパーファイト
○長島☆自演乙☆雄一郎 vs 拳月
お互い変則的な攻撃で、ラフファイトが多く、自演乙は一度ダウンを取られますが、その後盛り返し、拳月はイエローカードももらっていたので、判定で自演乙が勝ちました。
準決勝戦
○名城裕司 vs 森田崇文
前に出てくる森田を何とかかわしながらクリーンヒットを重ねていた名城が判定で勝ちました。
○山本優弥 vs 健太
ローキックを連発する山本にパンチで応戦する健太でしたが、前の試合からいためている左足へのローキックの連発にダメージも多く、判定で山本が勝ちました。
スーパーファイト
○才賀紀左衛門 vs ヴァルドリン・ヴァトニカイ
K-1甲子園出身も海外の選手と対戦出来るくらいに成長いたしました。才賀は巧妙に相手の攻撃を受けずに打撃を当てる試合運びで判定で勝ちました。巧妙でしたが、相手を倒すような戦いではなかったので、今後もこのような試合運びで行くのでしょうか。
○久保優太 vs アンドレ・ブルール
久保はミドルキックを連打して1Rにダウン二つ、2Rにダウン一つ取りましたが、それでもKOできずに判定で久保が勝ちました。
決勝
○名城裕司 vs 山本優弥
お互いに体力を消耗していたので、ポイントを稼ぐような攻撃ばかりでしたが、名城が手数を多くヒットさせている間に、パンチがクリーンヒットして山本からダウンを奪いました。立ち上がった山本でしたが、連打を浴びてレフリーストップとなり、名城が優勝しました。

他団体からの選手も参加して緊張感のある試合内容でしたが、すべて判定決着となっているので、実力は拮抗しているようです。KOで勝てるような破壊力のある選手が育ってくれる事を望みます。ペトロシアンに勝てるような日本人選手が出てこないと、面白くなってきません。今後に大いに期待したいと思います。

K-1 WORLD MAX 2011 in OSAKA

山本優弥 vs 健太

長島☆自演乙☆雄一郎入場

[20110926]

ライブ・アット・リッツライブ・アット・リッツ
(1988/04/30)
ロン・ウッド、ボ・ディドリー 他

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Live at the RitzLive at the Ritz
()
不明

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88年の作品で、Bo Diddleyと共演したライブ作品です。曲は勿論Bo Diddleyのレパートリーになっていますが、フェイセスのOoh la LaやストーンズのHonky Tonk Womenも演奏しています。Plynthはジェフベック時代の曲です。凄い選曲です。これにBo Diddleyが対応しているというのも凄いです。Bo Diddleyビートと呼ばれるものはブルースを基調としたロックンロールの一つのベーシックであり、ストーンズの底辺にあるものでもあります。

1. Roadrunner
2. I'm a Man
3. Crackin' Up
4. Hey! Bo Diddley
5. Plynth (Water Down the Drain)
6. Ooh la La
7. They Don't Make Outlaws Like They Used To
8. Honky Tonk Women
9. Money to Ronnie
10. Who Do You Love?

ストーンズといえばBo DiddleyだというくらいBo Diddleyのカバーをよくやっています。ストーンズに限らない事ですが、この御大とのコラボレートは非常に興味深いものです。ギタリストとしてのロンウッドのプレイが一番楽しめる内容になっています。ルーツミュージックでありながら、新しい解釈を交えたロンウッドのギタープレイがユニークです。ライブだからこその躍動感もあり、他のソロ作品よりも活き活きとしています。

ミックやキースだったらもっと目立とうとするかもしれませんが、あくまでもサイドギタリストに徹する事が出来るロンウッドはいい感じでBo Diddleyを活かしながら、自分の演奏も楽しんでいます。ストーンズにはない楽しさが味わえる作品です。ある意味ロンウッドの実力は、こうした作品の方がよく分かると思います。たかがロックンロール、されどロックンロール。

Roadrunner

I'm a Man

Crackin' Up
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[20110926]

今場所は最終的には白鵬の20回目の優勝で幕を閉じました。琴奨菊は精神的にも、身体的にも充実していて優勝に絡む内容で12勝をあげて、大関を確実なものとしました。佐渡ヶ嶽部屋の大関が減っていただけに、部屋としても嬉しい出来事となりました。鶴竜は後半巻き返してきましたが、結局二桁には届かなかったので、大関取りは1からやり直しとなりました。綱取りの日馬富士は勝ち越しが出来ただけで、ふがいない内容となりました。

上位力士の成績
白鵬 13勝2敗 優勝
日馬富士 8勝7敗
把瑠都 10勝5敗
琴欧洲 1勝6敗8休
琴奨菊 12勝3敗
稀勢の里 12勝3敗
鶴竜 9勝6敗
豊ノ島 8勝7敗
阿覧 5勝10敗


稀勢の里は押っつけが強烈で、実力がついてきて12勝をあげたので、来場所は大関取りの場所となります。豊真将は下がらない相撲に徹した結果、前頭で10勝をあげましたので、来場所は初の三役となります。豪栄道が久々に気迫のある相撲をとって二桁勝ちました。成長著しいのが臥牙丸で、体を活かした相撲を取れば強くなる力士ではありましたが、体が重い分、左右に揺さぶれると倒れ易いというのが弱点でしたが、今場所は稽古十分で、揺さぶられても常に相手を前に持ってくる足運びで11勝あげました。この調子で行けば上位も狙う事が出来る体格を持っていますので期待出来ると思います。

把瑠都 vs 琴奨菊

白鵬 vs 日馬富士

稀勢の里 vs 豪栄道

[20110925]

1234(紙ジャケット仕様)1234(紙ジャケット仕様)
(2006/03/24)
ロン・ウッド

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1234(紙ジャケット仕様)1234(紙ジャケット仕様)
(2006/03/24)
ロン・ウッド

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81年の作品で、再びBobby Womackと一緒に作品を創っています。プロデュースはロンウッドとAndy Johnsで、80年代の作品ですが、さすがにストーンズは80年代サウンドには陥らず、いつものロックンロールを創っていますが、ホーンセクションや女性バックコーラスを加えて豪華なサウンドになっています。それにしてもロンウッドの歌はキースやボブディランっぽくなりがちです。

1. 1234
2. Fountain Of Love
3. Outlaws
4. Redeyes
5. Wind Howlin' Through
6. Priceless
7. She Was Out There
8. Down To The Ground
9. She Never Told Me

参加ミュージシャンはCarmine Appiceが参加しています。これはロッドスチュアートつながりなのでしょうか。Jim KeltnerやIan McLaganのようないつものメンバーにNicky Hopkinsも参加しています。ストーンズでやってもいいような曲もありますが、当時のストーンズはTatoo Youを制作していた頃で、ある程度アルバムの雰囲気は決まっていたので、採用されなかった曲も沢山あるのでしょう。そういうのがたまってソロアルバムを創るというのは良くあるパターンです。

昔のようにチープでルーズなロックンロールではなく、豪華なアレンジなので迫力はあります。それでもだれた感じは彼らの売りなので、そのスタイルは守っています。キースは年をとってもいっこうにギターがうまくならないのですが、ロンウッドもそれにつきあっているようなところがあります。本来は器用なギタリストなので、もっとギター中心の曲を創って欲しいというのがファン心理だと思います。それでも転がる石の仲間的な作品になっています。

1234

Fountain Of Love

Outlaws
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[20110925]

Gimme Some NeckGimme Some Neck
(1989/10/24)
Ron Wood

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79年の作品で、ストーンズに参加後、初のソロアルバムになります。この時期になればジェフベックグループやフェイセスというよりもストーンズのメンバーとしてのロンウッドの作品という認識になっていました。それだけストーンズには無くてはならない存在になっていたのです。ですから、ソロアルバムではストーンズではやらないような曲をやっています。

1. Worry No More
2. Breakin My Heart
3. Delia
4. Buried Alive
5. Come To Realise
6. Infekshun
7. Seven Days
8. We All Get Old
9. F.U.C. Her
10. Lost And Lonely
11. Don't Worry

参加メンバーはストーンズからMick Jagger、Keith Richards、Charlie Watts。ギタリストとして交代したMick Taylorも参加しています。Dave Mason、Jim Keltner、Mick Fleetwood、フェイセスの旧友Ian McLaganも参加しています。プロデューサーはQueenでもおなじみで、ストーンズにも関わっていたRoy Thomas Bakerが担当しています。ですから、これまでのソロアルバムの中ではしっかり音が創り込まれています。

Seven DaysはBob Dylanがエリッククラプトンの為に提供していた曲ですが、自分のイメージに合わないという事で没にされていた曲です。クラプトンとも仲がいいロンウッドは、ちゃっかり、この曲をいただいたようです。ストーンズに参加したばかりでも、昔から一緒にやっていたような感じで違和感無くストーンズファンにも受け入れられていたので、このアルバムは彼のソロアルバムの中では一番売れました。

Buried Alive

Infekshun

Seven Days
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[20110925]

Mahoney\'s Last Stand: O.S.T.Mahoney\'s Last Stand: O.S.T.
(1999/04/06)
Ron Wood、Ronnie Lane 他

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Mahoney\'s Last Stand: O.S.T.Mahoney\'s Last Stand: O.S.T.
(1999/04/06)
Ron Wood、Ronnie Lane 他

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76年の作品で、フェイセスのベーシストRonnie Laneとの共作になっています。その為、とても英国的なブリットポップな作品になっています。ロッドスチュアートが得意としていたトラッドフォーク調だったり、ザフーがやっていたようなビートポップスとサイケなナンバーだったり、フォークカントリーロックだったり、Ronnie Laneが加わっただけで傾向が大分違ってきます。

1. Car Radio
2. Tonight's Number
3. From The Late To The Early
4. Chicken Wire
5. Chicken Wired
6. I'll Fly Away
7. Title One
8. Just For A Moment (Instrumental)
9. 'Mona' The Blues
10. Hay Tumble
11. Woody's Thing
12. Rooster Funeral
13. Just For A Moment
14. Bonus Track: Insurance
15. Bonus Track: Safety Pin Queen
16. Bonus Track: Anymore For Anymore
17. Bonus Track: C&W Number
18. Bonus Track: My Fault

バックのメンバーはフェイセスからIan McLagan、ザフーからPete Townshendなど、気の合う仲間が参加しています。プロデューサーのGlyn Johnsは歌でも参加。Ian Stewart、Micky Wallerなども参加しています。ストーンズ的なロンウッドのソロアルバムとは違って、ポップでセンチメンタルな曲も見受けます。録音は72年から録りためていたようで、フェイセスの活動とは別に自分たちで楽しんで録音していたようです。

フェイセスは完全に解散してしまい。やっと陽の目を見る事が出来ました。ブルース曲にしても変なアクが無く、それでいて結構マニアックだったりします。Ronnie Laneはビートルズで言えばジョージハリソン、ストーンズでいえばブライアンジョーンズのような存在だったような気がします。ロンウッドはサポート上手ですから、Ronnie Laneのカラーを巧く引き出している感じです。

Car Radio

Just For A Moment

'Mona' The Blues
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[20110925]

Now LookNow Look
(1994/09/07)
Ron Wood

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75年リリースのセカンドアルバムです。ちょうどストーンズ加入直前であり、フェイセスはほとんど崩壊寸前の時期であり、どちらのバンドにも似ているサウンドでありながら、どちらのバンドでもやれなかったような自由な感じで創られています。そもそもフェイセスはストーンズを意識したバンドでもあったので、ストーンズ的なサウンドであるのは間違いありませんが、ストーンズでは採用されるか、されないか分からないような感じの曲が集まっている感じです。

1. I Got Lost When I Found You
2. Big Bayou
3. Breathe On Me
4. If You Don't Want My Love
5. I Can Say She's Allright
6. Carribean Boggie
7. Now Look
8. Sweet Baby Mine
9. I Can't Stand The Rain
10. It's Unholy
11. I Got A Feeling

Bobby WomackとフェイセスのIan McLaganとの共同プロデュースで、演奏、作曲でも一緒に作り上げています。ストーンズからはKeith RichardsとMick Taylorが参加しています。ギタリストばっかり集まってもしょうがないと思うのですが、ギタリスト同士だから分かり合える事もあるのでしょう。ファーストもそうでしたが、ファンキーな曲が結構多いです。これが後のストーンズのブラック&ブルーにつながっていく事になります。

ロヌッドは器用なギタリストで、ジェフベックグループではベースを担当していましたが、いろんなスタイルに適合しながら演奏する事が出来ます。作曲能力もフェイセスやロッドスチュアートの作品でも実証されています。ストーンズの中では控えめにしているので、ソロ作品で吐き出すしかない感じです。おそらくストーンズでも曲は提供しているのでしょうが、ミックとキースの作品が優先されてしまうので、アウトテイクになるパターンだと思いますが、このアルバムで聴かれる曲もストーンズではアウトテイクになるような、アナザーサイドオブストーンズ的な作品です。

I Got Lost When I Found You

Breathe on Me

[20110924]

I\'ve Got My Own Album to DoI\'ve Got My Own Album to Do
(1999/06/18)
Ron Wood

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ロッドスチュアートとともに、ジェフベックグループ、そしてフェイセスで活動してきた良き相棒ロンウッドです。彼は人のサポートが得意なので、自身のソロアルバムは少ないのですが、フェイセス解散直前にこの最初のソロアルバムを出しています。ストーンズに加入前という事でストーンズのメンバー他、多くの友人が参加しています。ロンウッドはリードギタリストでもなく、リズムギターでもなく、サイドギターというポジションが一番言い得ていると思います。

1. I Can Feel The Fire
2. Far East Man
3. Mystifies Me
4. Take A Look At The Guy
5. Act Together
6. Am I Grooving You
7. Shirley
8. Cancel Everything
9. Sure The One You Need
10. If You Gotta Make A Fool Of Somebody
11. Crotch Music

参加ミュージシャンはKeith Richards、Mick Jaggerは当たり前で、特にKeithは歌まで歌っています。ストーンズで入れ替わるMick Taylorも参加しています。George HarrisonとRod Stewartをはじめとするフェイセスのメンバーも参加しています。I Can Feel The Fireはレゲエ曲で、ミックの声は一発で分かります。Far East ManはGeorge Harrisonとの共作で、George Harrisonも自分のアルバムに入れています。Jagger, Richardsで曲を提供しているのはAct TogetherとSure the One You Needで、サウンド的にはロッドの初期の頃のサウンドに近いです。

サザンロック的なロックンロールが多く、一番ロンウッドらしいアルバムになっていると思います。売り上げ的にはたいした事はありませんでしたが、ファンの間では一番人気のある作品だと思います。基本リードボーカルはロンウッドなのですが、ミックとキースが結構でしゃばっています。ですからストーンズファンにも人気のアルバムです。フェイセスとストーンズのルーズなリズムのけだるい感じが特徴と言えるでしょう。

I Can Feel The Fire

Far East Man

Mystifies Me
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[20110924]

Vol. 5-Fly Me to the Moon-the Great American SongbVol. 5-Fly Me to the Moon-the Great American Songb
(2010/10/19)
Rod Stewart

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2010年の作品で、これが現在の最新盤となります。再びGreat American Songbookシリーズに戻って第5弾となります。スタンダードナンバーは無尽蔵にありますから、いくつでもこのシリーズは創れる訳です。しかも渋い選曲になっているので、まだカバーしていない曲も沢山あります。このシリーズで今のところはずれが無いので、創る側もこのシリーズなら安心なのでありましょう。

1. That Old Black Magic
2. Beyond The Sea
3. I've Got You Under My Skin
4. What A Difference A Day Makes
5. I Get A Kick Out Of You
6. I've Got The World On A String
7. Love Me Or Leave Me
8. My Foolish Heart
9. September In The Rain
10. Fly Me To The Moon
11. Sunny Side Of The Street
12. Moon Rive

これまでのように、どの曲も同じような曲ばかりという訳でもなく、このアルバムでは結構いつもと違う雰囲気の曲もあり、作品としてもメリハリがあるものになっています。ショービジネスの権化のようなロッドでしたから、現代のフランクシナトラになろうとしてるのかもしれません。年をとっても酒と女を愛するシンガー。まさにロッドスチュアートらしいシチュエーションです。

でもロッドの場合はフランクシナトラほど悪徳な感じがしませんので、悪くはありません。年をとっても太っていないというのも節制している感じがします。今回はジャズ色の強いアメリカンポップスが多く、これまでのムーディーな感じとは雰囲気が違っています。これからもこのシリーズは続くのでしょうから、これからもっと違う雰囲気を出してくると思います。ファン心理としてはソウルを歌って欲しいところですが、このシリーズも悪くありません。もうロックを歌えるほどの歌唱力は無いと思います。

That Old Black Magic

Beyond the Sea

I've Got You Under My Skin
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[20110924]

SoulbookSoulbook
(2009/10/27)
Rod Stewart

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2009年の作品で、調子に乗ってしまったロッドは、この度はソウルミュージックのカバー曲集を出しました。元々ロッドの声は、こうしたソウルミュージックを本格的に歌えるという事で他のミュージシャンからうらやましがられていましたので、ロッドに取っては一番しっくりくる曲達になるのです。そしてその曲のオリジナルのミュージシャンがゲスト参加しているという豪華さです。本当はスタンダードよりも、ソウルミュージックを歌う為に生まれてきたような人なので、これでこそロッドが帰ってきたと思わせます。

1. It's The Same Old Song
2. My Cherie Amour Featuring Stevie Wonder
3. You Make Me Feel Brand New Duet with Mary J. Blige
4. (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher
5. Tracks Of My Tears Featuring Smokey Robinson
6. Let It Be Me Duet with Jennifer Hudson
7. Rainy Night In Georgia
8. What Becomes Of The Broken Hearted
9. Love Train
10. You've Really Got A Hold On Me
11. Wonderful World
12. If You Don't Know Me By Now
13. Just My Imagination

モータウンやフィリーソウルなど、ソウルミュージックは日本人にもなじみ易いような楽しさがあります。ただ、ソウルのカバーは昔からやっていた事なので珍しくないのですが、これまではロックなアレンジにしていましたが、ここでは原曲に忠実にアレンジしています。My Cherie AmourではStevie Wonderがハーモニカで参加。このパターンは昔もありました。Stylisticsの名曲You Make Me Feel Brand NewではMary J. Bligeがコーラスで参加。Miraclesの名曲The Tracks of My TearsではSmokey Robinson御大がデュエットしてくれています。

Let It Be MeではJennifer Hudsonとデュエット。一番ロッドにしっくりくる曲ばかりなので、逆に意外性が無いので、他のカバー曲集と比べるとインパクトにかけてしまいますが、ファンにとっては一番嬉しい作品になっていると思います。シンガーとしてのロッドには、こういう歌を歌ってもらいたかったというのが大半の意見だと思います。Simply RedもカバーしたIf You Don't Know Me by Nowが美しいです。ブルーアイドソウルの名盤です。ただ、この得意分野で歌ってしまうと、明らかに全盛期よりも歌が衰えているのもあからさまに分かってしまいます。

It's The Same Old Song

My Cherie Amour

You Make Me Feel Brand New
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[20110924]

Still the Same: Great Rock Classics of Our TimeStill the Same: Great Rock Classics of Our Time
(2006/10/10)
Rod Stewart

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2006年の作品で、Great American Songbookシリーズはお休みして、今度はロックのカバー曲集になっています。しかもルーツミュージックではなくて、同年代で活躍していたミュージシャン達の曲を取り上げています。歌い手としては、他のミュージシャンの曲を歌ってみたいと思う事は良くある事でしょう。しかし、同業者のライバルの歌であれば、歌うには時間が必要だったのかもしれません。どの曲も、この時期のロッドにふさわしい曲が選択されています。

1. Have You Ever Seen The Rain
2. Fooled Around And Fell In Love
3. I'll Stand By You
4. Still The Same
5. It's A Heartache
6. Day After Day
7. Missing You
8. Father & Son
9. The Best Of My Love
10. If Not For You
11. Love Hurts
12. Everything I Own
13. Crazy Love

久々にロックアレンジでの作品ですが、オーケストラアレンジも絡めて、Great American Songbookの延長としてロックの曲を選択しているようです。Great American Songbookからの人気もあって、この作品もヒットしています。特にアメリカのサザンロック的な曲が多く、CCRのHave You Ever Seen the Rain、Elvin BishopのFooled Around and Fell in Love、Bob SegermのStill the Same、Bonnie TylerのIt's a Heartache、イーグルスのThe Best of My Love、Bob DylanのIf Not for Youなど、どの曲もロッドの声にあった曲ばかりです。

さすがに英国側の曲もカバーしており、PretendersのI'll Stand by You、BadfingerのDay After Day、Cat StevensのFather and Son、NazarethもカバーしたEverly BrothersのLove Hurts、Van MorrisonのCrazy Loveなど、センスのいい選曲がなされています。さすがに目のつけどころが違います。この渋い選曲ですが、全てが新鮮に聴けるような瑞々しさを持っています。Great American Songbookでファンになった人も楽しめるアルバムだと思います。

Have You Ever Seen The Rain

Fooled Around And Fell In Love

I'll Stand By You
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[20110923]

Thanks for the Memory: the...Thanks for the Memory: the...
(2005/10/31)
Rod Stewart

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2005年の作品でThe Great American Songbookシリーズ第四弾となります。シリーズの内容は全て全く同じでありますが、いつも注目されるのは、今度は誰とデュエットするのかだと思います。今回も豪華な顔ぶれが揃っています。シリーズも第四弾になっていますが、まだまだカバーしていない曲がたくさんある事が分かります。それほどスタンダードの世界は広いのです。

1. I've Got A Crush On You
2. I Wish You Love
3. You Send Me
4. Long Ago And Far Away
5. Makin' Whoopee
6. My One And Only Love
7. Taking A Chance On Love
8. My Funny Valentine
9. I've Got My Love To Keep Me Warm
10. Nevertheless
11. Blue Skies
12. Let's Fall In Love
13. Thanks For The Memory
14. Cheek To Cheek
15. I've Grown Accustomed to Her Face

今回の目玉はDiana RossとデュエットしているI've Got a Crush on Youと、Chaka KahnとデュエットしているYou Send Me、そしてElton JohnとデュエットしているMakin' Whoopeeでしょう。George Bensonがギターで参加しているLet's Fall in Loveもあります。大変強力なラインナップになっているだけに、前作に負けないくらいヒットしました。曲調もほとんど同じで、シリーズ全て同じような内容なのに、その全作品が売れているという事実が素晴らしい事だと思います。

デジタル全盛の世の中で、これほどアナログで、アメリカンポップスでは基本的な歌が、これほどまでに受け入れられているという事実は、人々がいかに本物の歌に飢えていたかがよく分かります。旋律がほとんどないラップは、スタイルとしては革新的でしたが、音楽をつまらなくしてしまった事も事実です。それでも、これだけ歌がうまくて、声質も魅力的なロッドだったからこそ売れたのであって、他の人が真似しても売れるとは限りません。本物の歌が歌える人が、心を打つ音楽を歌ったからこそ、これだけ受け入れられたのです。

I've Got A Crush On You

I Wish You Love

You Send Me
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[20110923]

Great American Songbook 3Great American Songbook 3
(2004/10/16)
Rod Stewart

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2004年の作品で、プロデュースはClive Davis、Richard Perry、Steve Tyrell、Lauren Wildの四人になっていますが、サウンド的にはほとんど変わりません。作曲する必要がないので、1年ペースでシリーズ作品を出し続けていますが、シリーズ中一番売れた作品になります。全体的にはGershwinの作品が占める割合が多くなっていますが、それほど有名ではない曲が選択されているのにも関わらず、売り上げは最高になっているというのは、それだけこのシリーズの人気が高まっている事の証でしょう。

1. Embraceable You
2. Sentimental Reasons
3. Blue Moon
4. Wonderful World
5. Stardust
6. Manhattan
7. S'Wonderful
8. Isn't It Romantic
9. I Can't Get Started
10. But Not For Me
11. Kiss To Build A Dream
12. Baby, It's Cold Outside
13. Night And Day
14. A Nightingale Sang In Berkeley Square

今作での話題はStevie Wonderがハーモニカで参加しているWhat a Wonderful WorldとBette MidlerとデュエットしているManhattan、そしてDolly PartonとデュエットしているBaby, It's Cold Outsideでしょう。90年代は故郷スコットランド及び英国よりなサウンドに戻っていましたが、21世紀は再びアメリカに戻ってきました。しかも40年代や50年代のスタンダードナンバーを歌う事によって、21世紀に歌の素晴らしさを再認識させてくれています。

流行すら生み出せなくなってしまった21世紀においては、新曲を創るよりも、最初から素晴らしい完成度を持っているスタンダードナンバーを歌って、それが売れるにこした事は無い訳です。ロッドはシンガーに徹すればいいだけですし、フランクシナトラとは違ったしゃがれ声も、甘く聴こえるくらいにムーディーに演出されています。

たとえば、エリッククラプトンの新作でミュージカル的な曲をインストで出すという噂が立ちましたが、そういう作品なら買ってもいいと思いました。ワンパターンのブルース作品なら買う必要は無いほど傲慢なギタープレイになっていたからです。そしてしばらくして出されたスタンダー曲を集めた作品は歌ものでした。ですからギターはいつものようにワンパターンでしたし、何の新しさも感じませんでした。それは買う必要がないくらいつまらない作品でした。しかし、このロッドのスタンダード集は買うに値するほど新鮮でした。全くこれまでのようなロック色を排した事で、新しい魅力が伝わってきているからです。クラプトンも初心に帰るべきです。

Embraceable You

Sentimental Reasons

Blue Moon
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[20110923]

As Time Goes By: The Great American Songbook 2As Time Goes By: The Great American Songbook 2
(2006/11/27)
Rod Stewart

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2003年の作品で、完全に前作の続編になっています。プロデュースも同じでRichard Perry、Phil Ramone 、Clive Davisの三人が担当しています。前作が意外なほど売れたので、気を良くして二匹目のどじょうを狙ったのですが、これが、又意外にもリスナーの心を捉えたようで、全作以上に売れてしまいました。スタンダードナンバーを歌うロッドはいい感じ。というイメージが定着してしまったのです。

1. Time After Time
2. Im In The Mood For Love
3. Dont Get Around Much Anymore
4. Bewitched Bothered & Bewildered
5. Till There Was You
6. Until The Real Thing Comes Along
7. Where Or When
8. Smile
9. My Heart Stood Still
10. Someone To Watch Over Me
11. As Time Goes By
12. I Only Have Eyes For You
13. Crazy She Calls Me
14. Our Love Is Here To Stay

特にアメリカの人に取ってはおなじみのナンバーばかりですが、ロッドが歌うと、他のシンガーが歌ったものとは違う魅力に溢れているので、スタンダードナンバーを新鮮な気持ちで聴く事が出来るし、以前よりは声の伸びが出なくなっているロッドでも、その声質は十分にこれらの曲を魅了させるだけの魅力に溢れているのです。今作ではシェールとデュエットしたBewitched, Bothered & Bewilderedも話題の一つになっています。

原曲をほとんどいじる事なく、昔みたいにオーケストレーションで演奏したバックで歌っているのですが、ロッドが歌うと全く新しい曲のように、懐かしさだけではない響きをもたらしています。多少ロッドならではのけだるさもありますが、それが好評の要因だと思います。若いものに混じって時代にあったオリジナルソングを創るよりも、作曲する手間が省けて、売れればそれにこした事は無いのです。オーケストレーションで多少出費はあるかもしれませんが、それ以上の見返りがありますので、おいしい話になっているに違いありません。今作は選曲も良く、更に魅力的な作品になっています。

Time After Time

Im In The Mood For Love

Dont Get Around Much Anymore
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[20110923]

It Had to Be You: The Great American SongbookIt Had to Be You: The Great American Songbook
(2002/10/22)
Rod Stewart

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2002年の作品で、アメリカンポップスやジャズスタンダードをカバーした作品になっています。これはThe Great American Songbookというサブタイトルでシリーズ化されていきます。J-Recordsに移籍した事で、単なる企画ものとしてとらえられていたのが、このシリーズが延々と続いていくとは最初は思っていませんでした。

1. you go to my head
2. they can't take that away from me
3. the way you look tonight
4. it had to be you
5. that old feeling
6. these foolish things
7. the very thought of you
8. moonglow
9. I'll be seeing you
10. every time we say goodbye
11. the nearness of you
12. for all we know
13. we'll be together again
14. That's all

ベテランシンガーが年を取ってくると、こうしたスタンダードナンバーを集めた作品を創る事はよくある事で、これでとうとうロッドスチュアートも終わったなと思われた方は多いと思います。しかし、ふたを開けてみると、ロッドの声はスタンダード曲によくマッチしていて、とても楽しめる内容になっているのです。ですから、意外とこれが好評で、売り上げも結構伸びて、ロッドはいまだに健在であるという事を広く知らしめる事になりました。

オリジナル作品を出すよりも好評で、売り上げも上々とくれば、これが新しいロッドの進む道となってしまいました。ロッドも手応えを感じたのでしょう。ブルースやソウルを聴いていたロッドにとっては、ルーツミュージックという訳でもないと思いますが、こうしたふるい曲を歌う事で、新しい可能性を見いだした事は間違いありません。シンガーとして光が当たる場所を又見つけたのです。

you go to my head

they can't take that away from me

the way you look tonight
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[20110922]

HumanHuman
(2001/02/05)
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2001年の作品で、オリジナル曲で構成されたアルバムとしては最後のアルバムとなります。SlashやMark Knopflerが参加していますが、Bob Dickinsがプロデュースしたこのアルバムは、全体的に2STEPやグラウンドビートでアレンジされており、当時のイギリスのクラブシーンでかけられているようなダンスチューンになっています。これは再びロッドが時代の音に向き合った事になるのですが、これ限りになるので、貴重な音源ともなります。

1. Human
2. Smitten
3. Don't Come Around Here
4. Soul On Soul
5. Loveless
6. If I Had You
7. Charlie Parker Loves Me
8. It Was Love That We Needed
9. To Be With You
10. Run Back Into Your Arms
11. I Can't Deny It

90年代以降からはアメリカからイギリス側に趣向を変換しており、アメリカとは違ったアダルトでセクシーなダンスナンバーになっています。ロッド自身の歌い方もヒップホップ以降の16ビートな旋律で歌ったりしていて、新しい挑戦をしています。Don't Come Around HereではHelicopter GirlというR&B系の女性シンガーとデュエットしています。80年代の時代に合わせた時とは違って、音楽的にも深みがあります。

It Was Love That We NeededはCurtis Mayfieldのカバーですが、それ以外は新しい若手に曲を創らせています。バックメンバーも若い感性を起用して新境地を拓こうとしています。この路線で十分これからも通用するはずなのですが、この路線はこの後は続きません。この後はカバー曲を歌うシンガーに徹していきますので、これが最後のオリジナル曲による作品となります。なぜなのかは本人のみぞ知るところです。

Human

Don't Come Around Here

Run Back Into Your Arms
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[20110922]

When We Were the New BoysWhen We Were the New Boys
(1998/05/26)
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98年の作品です。カバー曲集になっていて、年を取ってからのロッドはミュージシャンというよりはシンガーである事に徹する事によって、その存在価値を見いだそうとする傾向がありますが、これがその先駆けとなる作品となります。これまでもたくさんのカバー曲を取り上げていましたが、全曲カバー曲にしてもロッドの作品になるのですから、シンガーとしての存在感は十二分に持っているのであります。

1. Cigarettes And Alcohol
2. Ooh La La
3. Rocks
4. Superstar
5. Secret Heart
6. Hotel Chambermaid
7. Shelly My Love
8. When We Were The New Boys
9. Weak
10. What Do You Want Me To Do?

ふるい曲ばかりではなく、若手の曲もカバーしています。Cigarettes & AlcoholはOasisのカバーです。Secret HeartはRon Sexsmithのカバー、RocksはPrimal Screamのカバー。Ooh La Laはフェイセスのカバーでセルフカバーになります。この時期は母国の英国の雰囲気を取り戻そうとする傾向になっています。渋めのところではGraham ParkerのHotel Chambermaid、Nick LoweのShelly My Loveなど、メジャーではありませんが素晴らしい曲を選択しています。

初期の頃のような独特なアレンジにはしていませんが、ロッドが歌えばロッドの歌になってしまうところは流石です。これがそこそこ売れたものですから、これ以降はカバー曲を歌うシンガーとしての仕事をしていく事になります。ロッドがオリジナルでいい曲を創ろうと思うと、それだけのスタッフに恵まれなければなりません。ですから時代の流行に左右される必要が無ければ好きな曲を選択して歌う方がいい作品が出来るという方程式を持っているようです。ミュージシャンとしてはどうかと思いますが、それでもロッドスチュアートで居続ける事が出来るのは天賦の才だと思います。

Ooh La La

Rocks

Weak

[20110922]

Spanner in the WorksSpanner in the Works
(1995/05/23)
Rod Stewart

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95年の作品で、80年代は完全にアメリカナイズドされていましたが、年を取った為か、故郷のスコットランドに対する想い溢れる楽曲が多くなっています。プロデューサーは前作同様Trevor Hornをはじめとする複数で対応しています。Trevor Hornはベースでも参加しています。Andy TaylorやBernard Edwardsも参加しています。昔からのミュージシャンはJim Creganです。Billy Prestonの参加など、90年代ならではのソウルミュージックを作り上げようとする意思を感じさせます。

1. Windy Town
2. The Downtown Lights
3. Leave Virgina Alone
4. Sweetheart Like You
5. This
6. Lady Luck
7. You're The Star
8. Muddy, Sam And Otis
9. Hang On St. Christopher
10. Delicious
11. Soothe Me
12. Purple Heather

カバー曲のセンスも良く、Chris ReaのWindy Town、Tom PettyのLeave Virginia Alone、Bob DylanのSweetheart Like You、Tom WaitsのHang on St. Christopher、Sam CookeのSoothe Meなど、シンガーとしてのロッドスチュアートをフューチャーする為の名曲が揃っています。少し渋めですが。ロッドの声を活かすにはもってこいの曲ばかりだと思います。90年代はオルタナの時代ですので、70年代初期の頃のサウンドのフォークロック的な感じでもいい訳です。ですから、昔からのファンも満足出来るようになっています。

70年代よりもサウンドは向上していますし、曲創りもアレンジも巧みになっています。そして何より歌の円熟味が加わって良質な音楽が生みだされています。しかし話題性では前作に及ばなかった為か、前作ほどは売れていません。しかし音楽的には前作を上回るものになっていると思います。これこそが大人が楽しめるロック、A.O.R.だと思います。声の伸びは全盛期に比べると落ちますが、この声質がしっくりくる歌にやっと巡り会えたのだと思います。

Windy Town

Sweetheart Like You

This
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[20110922]

Vagabond HeartVagabond Heart
(1991/03/22)
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91年の作品で、コンスタントにアルバムをリリースしていたにもかかわらず、ロッドの新作が出ても話題にならないくらいになっていましたが、それでもこのアルバムは久々にヒットしました。要因としてはトレバーホーンをはじめとする5人のプロデューサーを起用したり、Tina TurnerとIt Takes Twoをデュエットしたりして話題作りもしっかり出来ていたからですが、何より、80年代サウンドからオルタナ傾向から歌をしっかり聴かせるようになったからだと思います。

1. Rhythm Of My Heart
2. Rebel Heart
3. Broken Arrow
4. It Takes Two
5. When A Man's In Love
6. You Are Everything
7. The Motown Song
8. Go Out Dancing
9. No Holding Back
10. Have I Told You Lately
11. Moment Of Glory
12. If Only

80年代もありましたが、Rhythm Of My Heartではスコットランドのバグパイプ的なサウンドを取り入れています。彼の心の鼓動はケルトのリズムなのですね。Van MorrisonのカバーのHave I Told You Latelyや、The Motown Songではテンプテーションズが参加しています。とても豪華な内容でありますし、アレンジが80年代のチープなサウンドから、しっかり歌を聴かせるような配慮がなされたアレンジに変わっているので、ロッドの歌がしっかり全面に出ています。

曲はミディアムテンポが多くなりましたが、いい曲ばかりなので聴き応えがあります。内容が良ければしっかりファンも反応するようで、売り上げも久々にいい感じになっています。それでも時代の主役ではなくなっているので、それほど注目はされておりませんでした。昔のように興味の無い人にまで届くようなヒットではありませんが、音楽を楽しんでいる事が素直に伝わってくる素晴らしい作品になっていると思います。

Rhythm Of My Heart

Broken Arrow

It Takes Two
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[20110921]

Out of OrderOut of Order
(1994/12/26)
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88年の作品で、Duran Duranを脱退してThe Power Stationを結成したAndy Taylor をプロデューサーに迎えています。David Lindleyのような昔からのミュージシャンもいますが、Bernard Edwardsなど、80年代を代表するリズムセクションを従えて、The Power Stationのようなパワフルなゲートリバーヴサウンドを創っています。The Power Stationにはロバートパーマーがいたので、対抗意識があったのでしょうか。

1. Lost In You
2. The Wild Horse
3. Lethal Dose Of Love
4. Forever Young
5. My Heart Can't Tell You No
6. Dynamite
7. Nobody Knows You When You're Down And Out
8. Crazy About Her
9. Try A Little Tenderness
10. When I Was Your Man
11. Almost Illegal

Forever Youngをシングルヒットさせましたが、内容的にはソリッドなサウンドを創っている割にはダラダラとしたすっきりとしない仕上がりになっています。80年代の作品の中ではサウンドは一番いい感じなのですが、歌がつまらないので、何の役にも立っていません。サムクックのカバーTry A Little TendernessやNobody Knows You When You're Down And Outなどの選曲はいいとしても、内容が伴っていない感じになっています。

従って売り上げもそこそこで、ロッドスチュアートの時代は終わったと思えるくらい存在感も薄くなっています。The Power Stationを意識しているのに、少しもThe Power Stationのようなかっこいいサウンドにはなっていません。シンガーなのに歌を大事にしないで、時代に合わせただけの駄作だと思います。80年代サウンドなので、今聴いてもつまんないし、どうしようもありません。

Lost In You

Forever Young

My Heart Can't Tell You No
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[20110920]

ロッド・スチュワートロッド・スチュワート
(2005/10/26)
ロッド・スチュワート

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86年の作品で、プロデューサーはBob Ezrinを起用しています。サウンドは完全に80年代サウンドになってしまっていますが、Bob Ezrinは結構細かいアレンジを施しています。バックメンバーはSteve Cropper やNicky Hopkinsが久々に参加しています。Nils Lofgrenの参加も70年代なら話題になっていた事でしょう。

1. Here To Eternity
2. Another Heartache
3. A Night Like This
4. Who's Gonna Take Me Home
5. Red Hot In Black
6. Love Touch
7. In My Own Crazy Way
8. Every Beat Of My Heart
9. Ten Days Of Rain
10. In My Life

Love TouchやAnother Heartache、Every Beat of My Heart、そしてビートルズのカバーIn My Lifeがシングルカットされてそこそこのヒットを出しています。MTV用のPVも積極的に制作しているので、第一線で活躍はしていますが、完全に時代の主役はニューウェイヴの若手になっている時代ですので、当時の印象はかなり薄くなっていました。あまりにも80年代ポップなアレンジなので、正統派ソウルシンガーとしての印象よりも流行歌手的なイメージが強くなっています。

今作では曲もポップな曲ばかりで、ソウルフルな聴かせどころがありませんので、作品としても弱い感じがします。悪い言い方をすればちゃっちい感じなのです。ずっと追っかけているファンなら聴けるでしょうが、ロックファンとして聴いていた人には聴く必要も無いような作品です。80年代特有のチープなデジタルシンセサウンドも古くさいですし、今アレンジし直しても良くなるような曲も無いように思います。

Here To Eternity

Another Heartache

Love Touch
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[20110919]

CamouflageCamouflage
(1987/06/01)
Rod Stewart

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84年の作品で、ジェフベックのピープルゲットレディーにロッドが参加したお礼に、ジェフベックがギターで参加しています。お互いに話題作りになっているので、売り上げが落ちてきたロッドにとてはありがたいところですが、それでも売り上げは伸びていません。ただし、ジェフベックグループ以来の共演だけに、新しいギタースタイルになっているジェフベックは、新しく80年代サウンドを模索しているロッドに取っては強力な武器になっています。

1. Infatuation
2. All Right Now
3. Some Guys Have All The Luck
4. Can We Still Be Friends
5. Bad For You
6. Heart Is On The Line
7. Camouflage
8. Trouble

80年代特有のアレンジが主力になっていて、ロバートパーマーのSome Guys Have All The Luckや、ロバートパーマーもカバーしたトッドラングレンのCan We Still Be Friendsなど、ブルーアイドソウルな名曲が聴き所です。
FREEのAll Right Nowのカバーもソウルフルですし、シンガーとしてのロッドの新しい可能性を打ち出した作品になっています。

サウンドはいかにもMTV受けするようなアレンジになっていますが、選曲が素晴らしいです。ジェフベックはこの時期は結構いろんなミュージシャンのレコーディングに顔を出していた頃で、セッションギタリストに徹していますが、いかにもジェフベックらしい爪痕は残しています。ソウルシンガーに徹していれば箔がつくのに、なぜかロッドの歌はソウルには聴こえずにポップスに聴こえてきます。これはいい事なのかどうかは聴く人で意見が分かれるところだと思います。

Infatuation

All Right Now

Some Guys Have All The Luck
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[20110919]

Body WishesBody Wishes
(2000/03/13)
Rod Stewart

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83年の作品で、Carmine Appiceがいなくなった変わりに80年代ならではゲートリバーブドラムサウンドになっています。これにより普通のドラマーでもCarmine Appiceやジョンボーナムのようなヘヴィーなドラムサウンドをお手軽に出せるようになりました。それは踊る為の音楽を創るにはもってこいの音でもありました。

1. Dancin' Alone
2. Baby Jane
3. Move Me
4. Body Wishes
5. Sweet Surrender
6. What Am I Gonna Do (I'm So In Love With You)
7. Ghetto Blaster
8. Ready Now
9. Strangers Again
10. Satisfied

作曲でも活躍しているギタリストのJim Creganは残っていますが、バックメンバーは様変わりしています。80年代を見据えながらも売れる曲を創っているのでヒットはしていますが、昔に比べると売り替えは更に落ち込んできます。何とかMTVも利用して、それなりにヒットする程度であり、完全に時代の主役からは引き落とされています。それでもそこそこは売れているので、作品もコンスタントに出し続けます。

作品を出さなければ、完全に忘れ去られるほど時代の流れは激しく、80年代は昔のビッグネームに取っては生き残る為にもがかなければならないほど過酷でした。商業ロックの権化のようなロッドも、売れなければ商品価値がありません。ですからサウンド的にも相当工夫がなされています。歌はいかようにもこなせるだけ巧いので、後はいい曲を書くしか無いのです。しかしいい曲を書いても時代に合っていなければ無視されてしまいます。それほど過酷な時代だったのです。

Dancin' Alone

Baby Jane

Body Wishes
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[20110919]

Tonight I\'m YoursTonight I\'m Yours
(2000/10/02)
Rod Stewart

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81年の作品で、サウンドは完全にニューウェイヴになってしまっています。バンドのメンバーはまだ残っていますが、既にバンドとしては機能していなくて、ソロとしての性格が強くなっています。Jeff Baxterなども参加していますが、ニューウェイヴっぽいサウンドによってロック色は薄れています。そのためソウルシンガーとしても印象が薄くなっています。

1. Tonight I'm Yours (Don't Hurt Me)
2. How Long
3. Tora, Tora, Tora (Out With The Boys)
4. Tear It Up
5. Only A Boy
6. Just Like A Woman
7. Jealous
8. Sonny
9. Young Turks
10. Never Give Up On A Dream

カバー曲のHow Longなどはシンプリーレッド並みにソウルフルなので、ブルーアイドソウルシンガーと言う部分を前面に出せばもっと評価も高かったと思いますが、ポップシンガーというイメージが既に一人歩きしていました。ストーンズのようなロックンローのTora, Tora, Toraも、パンクロックからみれば古くさいので、この時代ではイメージは良くありませんでした。

ストーンズが再びかっこよさを認められるのはパンクロックが廃れても相変わらずへたくそだったというのが、逆にかっこ良く感じられたからであり、下手に演奏する事が出来ないロッドのバックバンドでは、そのかっこよさは出せなくなっています。Tonight I'm Yoursのようなヒット曲は出していますが、売り上げは下り坂になっていきます。

Tonight I'm Yours

How Long

Tora, Tora, Tora

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[20110919]

Foolish BehaviourFoolish Behaviour
(2005/08/23)
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80年の作品で、ディスコビートのシンプルなリズムはCarmine Appiceを必要としないくらい単純なもので、サウンドもニューウェイヴからの80年代サウンドになり始めています。ヒットはしていますが、パンクニューウェイヴが時代の主役になった事によって、昔ほどの売り上げにはいたらなくなります。

1. Better off Dead
2. Passion
3. Foolish Behaviour
4. So Soon We Change
5. Oh God, I Wish I Was Home Tonight
6. Gi’ Me Wings
7. My Girl
8. She Won’t Dance with Me
9. Somebody Special
10. I Just Wanna Make Love to You

日本ではまだ馴染みがありませんでしたが、アメリカではMTVが始まっていて、PVを創って売るというスタイルは80年代の定番であり、80年代のブルーアイドソウルブームにも重なるのですが、なぜかロッドの場合は単なる商業ロックというイメージが強すぎてソウルシンガーとしてのイメージが薄れています。しかし、音楽的には相当ソウルフルな曲を歌っています。

当時の売れ線となるサウンドをしっかり構築していますが、時代はスーパースターよりもストリートのロッカーが主役となり始めていますので、ロッドのやり方はほとんど批判こそされ、ほめられる事も無く、時代の流れから次第に外れていきます。ストーンズですら同じ事の繰り返しと批判されていた時期ですから、もっと稼いでいるイメージの強いロッドはもっと攻撃の的でした。しかし、そういう事を抜きにして作品を聴いてみると、しっかりと作曲された素晴らしい曲を創っているのが分かります。

Passion

Foolish Behaviour

Oh God, I Wish I Was Home Tonight
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[20110919]

綱取りのかかった日馬富士は4敗してしまい、綱取りは絶望的となりました。初日から気負いすぎていて、いつもの相撲がとれなくなっていました。綱取りのプレッシャーは相当なもので、これまで多くの力士が二場所優勝を逃しています。このプレッシャーに打ち勝った者のみが横綱になれるのです。日馬富士はこのチャンスを逃してしまったら、当分綱取りは難しくなるでしょう。白鵬がまだまだ健在だからです。

中日までの上位の成績
白鵬 8勝0敗
日馬富士 4勝4敗
把瑠都 6勝2敗
琴欧洲 1勝6敗2休
琴奨菊 7勝1敗
稀勢の里 8勝0敗
鶴竜 4勝4敗
豊ノ島 1勝7敗
阿覧 1勝7敗


大関取りがかかった鶴竜も4敗となってしまいましたが、来場所につなげる為にも二桁は勝っておきたいものです。同じく大関取りがかかった琴奨菊は、本日鶴竜に負けてしまいましたが、まだ1敗なので、大関取りは取りこぼしが無ければ可能性が高いと思います。もう一人絶好調なのが稀勢の里で全勝で勝ち越しました。今場所は手数が少なくても相手を土俵の外に追い出す力強さがあります。

豊真将は先場所からの前に出る相撲が定着して3大関を敗っています。横綱に勝つにはもう少し技を磨いて、考えて相撲を取れば勝てるようになると思います。隠岐の海も2大関を倒しましたが、5敗となっています。把瑠都は相変わらず雑な相撲を取っていましたが、負けが込んできて、さすがに考えて相撲を取るようになりました。負けない相撲ではなくて勝つ相撲を取らなければ上には上がれません。琴欧洲はずーと調子が悪かったのですが、とうとう休場してしまいました。来場所は角番となります。このままの調子なら大関陥落もあり得ると思います。

稀勢の里 vs 雅山

白鵬 vs 栃煌山

琴奨菊 vs 鶴竜

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