1. SPEED OF LOVE 2. FEEDBACK’S FEEL 3. ALONE 4. THE NIGHT DELAY 5. SHE’S RAIN 6. リオの夢 7. はいやぁ~っ! 8. PENGUIN DANCER
SPEED OF LOVEのようにギター多重録音でハモらせたテーマなど、ロック的なフレージングで、80年代ファンクのリズムアレンジで、いかにかっこ良くギターを弾くかという事がこれほど巧く行っているパターンも珍しいもので、この辺のセンスは日本ではナンバーワンだと思います。フュージョンサウンドですが、ラテン色が薄れている分、ロックアプローチがストレートに伝わってきてかっこいいです。
SPEED OF LOVEやALONEなど、ヒット性のある曲ばかりで、これまで以上にポップです。シンセ音はまだ70年代風のサウンドも使っているので音に厚みがあります。曲の作りがどれもしっかりしたものばかりで、ソングライティングも絶好調です。歌を歌わない分、ギターにいかに歌わせるかが課題であり、それは十分に表現出来ています。テクニックにばかり走っていないので、ギターが何を言いたいのかがストレートに伝わってきます。素晴らしい名盤です。