93年の作品で、海、魚をテーマとしたトータルアルバムになっています。といってもいつもの夏をイメージしたサウンドです。再び打ち込みで創っているので、前作に比べると軽い感じですが、初期の頃のようにストラトのハーフトーンをふんだんに使っています。ですから余計に音が薄い感じです。それでもトータルバランスはいいので問題ないと思います。
1. PROLOGUE~Why?
2. AQUAPLANET
3. BLUE STRIPE
4. NAPOLEON FUNK
5. 哀愁のヨーロッパ
6. SOLDIERFISH
7. 夢色
8. HAWAIIAN WEDDING SONG
9. TRIGGERFISH
10. POISON
11. 最後の魚
12. EPILOGUE
シンセの音が80年代みたいにチープになっています。MIDI音源をそのまま使っているかのようなチープさなので、シーケンスフォーマットをそのまま利用しているのでしょうか。とても安っぽい音ではありますが、そのチープさが熱帯の魚のイメージに合っているので、狙い通りにはなっているのでしょう。音はチープですが、アレンジはいつものように素晴らしいものになっています。
サンタナの哀愁のヨーロッパをカバーしていますが、これをやってしまうと、よっぽどネタが無くなったのだなと思ってしまいます。しかし、デビューからずっと1年をおかずに新作をリリースし続ける多作家でもあり、オリジナルのネタは尽きないようですが、話題作りでの哀愁のヨーロッパなのでしょう。とても軽快な作品ですが、アレンジの豊かさがある程度の水準を保っている作品であります。
AQUAPLANET
BLUE STRIPE
NAPOLEON FUNK