94年の作品です。打ち込みもありますが、かなり自由な感じでロスでレコーディングされています。サウンド的にはフュージョンというよりは歌謡曲な感じの曲が多いです。海外での録音なのにとても日本的な
音楽 です。ギターの音も、白人や黒人では、こういうところではこういう音色は使わないという音を、あえて選んでいます。それこそが彼の個性なのだと思います。
1. Woodchopper’s Ball
2. Victory Goal
3. Another Summer Day
4. Some Kinda Woman
5. Midnight
6. In Those Days
7. Heavenly Tears
8. Sora
9. More Woodchoppers
Woodchopper’s Balといえば、テンイヤーズアフターであり、アルビンリーのように3連、6連の連続技であり、ベースもブリブリな音になっています。ジャケットのギブソンのSGもサイケなペインティングがなされています。しかし、使われているギターはストラト系のギターのようです。ヒップホップの手法をよりポップに、日本的に使うようになっています。打ち込みによるアレンジなので、後が平面的なのですが、その反面、アナログにレコーディングされているギターが際立って聴こえます。
フュージョンブームは去っていて、高中の人気も全盛期に比べると減っています。それでもこれだけコマーシャルで、説得力のある演奏が出来ている事に驚きます。ギターも多重録音で細やかに音色が違う音を組み合わせて、見事なギターアレンジになっています。このセンスは高中ならではであり、誰かのギターの音を真似ているのに、他の誰にも無いような使い分けが出来ています。それを楽しむだけでも価値のある作品だと思います。
Woodchopper’s Ball
VIDEO Victory Goal
VIDEO Another Summer Day
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