1. Human 2. Smitten 3. Don't Come Around Here 4. Soul On Soul 5. Loveless 6. If I Had You 7. Charlie Parker Loves Me 8. It Was Love That We Needed 9. To Be With You 10. Run Back Into Your Arms 11. I Can't Deny It
90年代以降からはアメリカからイギリス側に趣向を変換しており、アメリカとは違ったアダルトでセクシーなダンスナンバーになっています。ロッド自身の歌い方もヒップホップ以降の16ビートな旋律で歌ったりしていて、新しい挑戦をしています。Don't Come Around HereではHelicopter GirlというR&B系の女性シンガーとデュエットしています。80年代の時代に合わせた時とは違って、音楽的にも深みがあります。
It Was Love That We NeededはCurtis Mayfieldのカバーですが、それ以外は新しい若手に曲を創らせています。バックメンバーも若い感性を起用して新境地を拓こうとしています。この路線で十分これからも通用するはずなのですが、この路線はこの後は続きません。この後はカバー曲を歌うシンガーに徹していきますので、これが最後のオリジナル曲による作品となります。なぜなのかは本人のみぞ知るところです。
1. Cigarettes And Alcohol 2. Ooh La La 3. Rocks 4. Superstar 5. Secret Heart 6. Hotel Chambermaid 7. Shelly My Love 8. When We Were The New Boys 9. Weak 10. What Do You Want Me To Do?
ふるい曲ばかりではなく、若手の曲もカバーしています。Cigarettes & AlcoholはOasisのカバーです。Secret HeartはRon Sexsmithのカバー、RocksはPrimal Screamのカバー。Ooh La Laはフェイセスのカバーでセルフカバーになります。この時期は母国の英国の雰囲気を取り戻そうとする傾向になっています。渋めのところではGraham ParkerのHotel Chambermaid、Nick LoweのShelly My Loveなど、メジャーではありませんが素晴らしい曲を選択しています。
1. Windy Town 2. The Downtown Lights 3. Leave Virgina Alone 4. Sweetheart Like You 5. This 6. Lady Luck 7. You're The Star 8. Muddy, Sam And Otis 9. Hang On St. Christopher 10. Delicious 11. Soothe Me 12. Purple Heather
カバー曲のセンスも良く、Chris ReaのWindy Town、Tom PettyのLeave Virginia Alone、Bob DylanのSweetheart Like You、Tom WaitsのHang on St. Christopher、Sam CookeのSoothe Meなど、シンガーとしてのロッドスチュアートをフューチャーする為の名曲が揃っています。少し渋めですが。ロッドの声を活かすにはもってこいの曲ばかりだと思います。90年代はオルタナの時代ですので、70年代初期の頃のサウンドのフォークロック的な感じでもいい訳です。ですから、昔からのファンも満足出来るようになっています。
1. Rhythm Of My Heart 2. Rebel Heart 3. Broken Arrow 4. It Takes Two 5. When A Man's In Love 6. You Are Everything 7. The Motown Song 8. Go Out Dancing 9. No Holding Back 10. Have I Told You Lately 11. Moment Of Glory 12. If Only
80年代もありましたが、Rhythm Of My Heartではスコットランドのバグパイプ的なサウンドを取り入れています。彼の心の鼓動はケルトのリズムなのですね。Van MorrisonのカバーのHave I Told You Latelyや、The Motown Songではテンプテーションズが参加しています。とても豪華な内容でありますし、アレンジが80年代のチープなサウンドから、しっかり歌を聴かせるような配慮がなされたアレンジに変わっているので、ロッドの歌がしっかり全面に出ています。