1. I Can Feel The Fire 2. Far East Man 3. Mystifies Me 4. Take A Look At The Guy 5. Act Together 6. Am I Grooving You 7. Shirley 8. Cancel Everything 9. Sure The One You Need 10. If You Gotta Make A Fool Of Somebody 11. Crotch Music
参加ミュージシャンはKeith Richards、Mick Jaggerは当たり前で、特にKeithは歌まで歌っています。ストーンズで入れ替わるMick Taylorも参加しています。George HarrisonとRod Stewartをはじめとするフェイセスのメンバーも参加しています。I Can Feel The Fireはレゲエ曲で、ミックの声は一発で分かります。Far East ManはGeorge Harrisonとの共作で、George Harrisonも自分のアルバムに入れています。Jagger, Richardsで曲を提供しているのはAct TogetherとSure the One You Needで、サウンド的にはロッドの初期の頃のサウンドに近いです。
2010年の作品で、これが現在の最新盤となります。再びGreat American Songbookシリーズに戻って第5弾となります。スタンダードナンバーは無尽蔵にありますから、いくつでもこのシリーズは創れる訳です。しかも渋い選曲になっているので、まだカバーしていない曲も沢山あります。このシリーズで今のところはずれが無いので、創る側もこのシリーズなら安心なのでありましょう。
1. That Old Black Magic 2. Beyond The Sea 3. I've Got You Under My Skin 4. What A Difference A Day Makes 5. I Get A Kick Out Of You 6. I've Got The World On A String 7. Love Me Or Leave Me 8. My Foolish Heart 9. September In The Rain 10. Fly Me To The Moon 11. Sunny Side Of The Street 12. Moon Rive
1. It's The Same Old Song 2. My Cherie Amour Featuring Stevie Wonder 3. You Make Me Feel Brand New Duet with Mary J. Blige 4. (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher 5. Tracks Of My Tears Featuring Smokey Robinson 6. Let It Be Me Duet with Jennifer Hudson 7. Rainy Night In Georgia 8. What Becomes Of The Broken Hearted 9. Love Train 10. You've Really Got A Hold On Me 11. Wonderful World 12. If You Don't Know Me By Now 13. Just My Imagination
モータウンやフィリーソウルなど、ソウルミュージックは日本人にもなじみ易いような楽しさがあります。ただ、ソウルのカバーは昔からやっていた事なので珍しくないのですが、これまではロックなアレンジにしていましたが、ここでは原曲に忠実にアレンジしています。My Cherie AmourではStevie Wonderがハーモニカで参加。このパターンは昔もありました。Stylisticsの名曲You Make Me Feel Brand NewではMary J. Bligeがコーラスで参加。Miraclesの名曲The Tracks of My TearsではSmokey Robinson御大がデュエットしてくれています。
Let It Be MeではJennifer Hudsonとデュエット。一番ロッドにしっくりくる曲ばかりなので、逆に意外性が無いので、他のカバー曲集と比べるとインパクトにかけてしまいますが、ファンにとっては一番嬉しい作品になっていると思います。シンガーとしてのロッドには、こういう歌を歌ってもらいたかったというのが大半の意見だと思います。Simply RedもカバーしたIf You Don't Know Me by Nowが美しいです。ブルーアイドソウルの名盤です。ただ、この得意分野で歌ってしまうと、明らかに全盛期よりも歌が衰えているのもあからさまに分かってしまいます。
2006年の作品で、Great American Songbookシリーズはお休みして、今度はロックのカバー曲集になっています。しかもルーツミュージックではなくて、同年代で活躍していたミュージシャン達の曲を取り上げています。歌い手としては、他のミュージシャンの曲を歌ってみたいと思う事は良くある事でしょう。しかし、同業者のライバルの歌であれば、歌うには時間が必要だったのかもしれません。どの曲も、この時期のロッドにふさわしい曲が選択されています。
1. Have You Ever Seen The Rain 2. Fooled Around And Fell In Love 3. I'll Stand By You 4. Still The Same 5. It's A Heartache 6. Day After Day 7. Missing You 8. Father & Son 9. The Best Of My Love 10. If Not For You 11. Love Hurts 12. Everything I Own 13. Crazy Love
久々にロックアレンジでの作品ですが、オーケストラアレンジも絡めて、Great American Songbookの延長としてロックの曲を選択しているようです。Great American Songbookからの人気もあって、この作品もヒットしています。特にアメリカのサザンロック的な曲が多く、CCRのHave You Ever Seen the Rain、Elvin BishopのFooled Around and Fell in Love、Bob SegermのStill the Same、Bonnie TylerのIt's a Heartache、イーグルスのThe Best of My Love、Bob DylanのIf Not for Youなど、どの曲もロッドの声にあった曲ばかりです。
さすがに英国側の曲もカバーしており、PretendersのI'll Stand by You、BadfingerのDay After Day、Cat StevensのFather and Son、NazarethもカバーしたEverly BrothersのLove Hurts、Van MorrisonのCrazy Loveなど、センスのいい選曲がなされています。さすがに目のつけどころが違います。この渋い選曲ですが、全てが新鮮に聴けるような瑞々しさを持っています。Great American Songbookでファンになった人も楽しめるアルバムだと思います。