2010年の作品で、現在の最新盤になります。ストーンズとしての活動も停滞している中での久々のソロアルバムは、最新盤という事もあって、音がかなり良くなっています。こんなちゃんとした音を出すようになるとロンウッドの作品という気もしなくなってきますが、こうしたちゃんとした作品が創れるんだと言う事で嬉しくなってきます。Ian McLaganやBobby Womackといったおなじみのメンバーの他にSlashも5曲に参加しています。
1. A Thing Like That
2. Sweetness
3. Lucky Man
4. I Gotta See
5. Thing About You
6. Catch You
7. Spoonful
8. I Don't Think So
9. 100%
10. Fancy Pants
11. Tell Me Something
12. Forever
ゆったりとした大人のロックが多く、Sweetnessのようなレゲエ曲もありますが、音がゴージャスになっているので、ダルくはならずに若々しくエネルギッシュなロックを楽しめます。ロンウッドの歌い方も、いつの間にかボブディランの真似をしなくなっていて、独自の歌い方になっています。曲調もストーンズやフェイセスとは違ったニュアンスを出しているので、新鮮な感じがします。私生活でのもめ事もあったり、アル中になっていたりと、ファンいとっては心配なネタも尽きないのですが、こうした元気な作品を聴ける事は幸運です。
Slashが意外にもリードギターがしょうもないという認識も出来てしまいますが、ストーンズとのメンバーとセッションしたらどうしても巧く演奏する訳にはいかないに感じになってしまうのではないでしょうか。ロックンロールのリフも、無駄なカッティングを入れない事で、手数の多い作品とは違ったかっこよさがあります。カバー曲はSpoonfulだけで、オリジナル曲がストーンズの最近の作品よりも気持ち良く感じるのは私だけでしょうか。これからも、年を重ねてもロックンロールし続けてくれる事を願います。
Sweetness
VIDEO Lucky Man
VIDEO I Gotta See
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