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[20120117]

Mondo BongoMondo Bongo
(2006/04/04)
Boomtown Rats

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81年の作品で、プロデューサーにデヴィッドボウイやT-REXで有名なTony Viscontiを起用しています。ですが特にグラムロックしている訳でもなく、セカンドアルバムのようなポップな作品になっています。スカやレゲエ、ダヴ、カリプソなどのラテンやリズムを取り入れています。その為リズム主体の曲になっているので、大ヒットした前作のようなものを期待していたファンをがっかりさせました。

1. Straight Up
2. The Elephants Graveyard
3. This Is My Room
4. Another Piece Of Red
5. Hurt Hurts
6. Please Don't Go
7. Fall Down
8. Go Man Go!
9. Under Their Thumb Is Under My Thumb
10. Banana Republic
11. Whitehall 1212
12. Mood Mambo
13. Cheerio
14. Don't Talk To Me (B-side)
15. Arnold Layne (Recorded For TV)
16. Another Piece Of Red (Live In Portsmouth)

80年代はアフリカンミュージックなどのワールドミュージックが流行りますし、ダンスミュージックが主体となる為に、リズム重視の曲作りになっていきますので、ブームタウンラッツのこの選択は間違いではありませんでした。ただ、前作があまりにもよく出来ていたので、その続編をファンは期待していました。既に流行は関係ないくらいの完成度だったので、流行を気にしなければ、このバンドはもっと大物になれたはずです。それでも、これまでパンク、テクノ、ニューウェイヴときてワールドミュージックに興味を示すのは、当時としては王道でした。

デビュー当時からのファンなら、この内容も理解出来ると思います。それだけこのバンドらしいサウンドになっているからです。前作だけが異質な存在だったのです。それでもこのポップ感覚は確かなものであり、このバンドならではの特色だと思います。しかし、わざわざTony Viscontiを起用しているのですから、もっとそれなりの音を期待してしまうところですが、見事にすかされます。それでもこのアルバムはこのアルバムならではの楽しさがあります。これも名盤です。

The Elephants Graveyard

Banana Republic

[20120117]

Fine Art of SurfacingFine Art of Surfacing
(2006/03/07)
Boomtown Rats

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79年のサードアルバムでブームタウンラッツの最高傑作です。脱パンクと言っても良いくらいポップな作品になっています。Bob Geldof によるデヴィッドボウイらしさもやっと形になってきて、ボウイのようなプログレッシヴな構成をもったポップソングという、音楽的にも完成度を増しています。一番ヒット曲が多いアルバムでもあり、バンドとしてのピークでもあります。70年代の最後を飾るにふさわしい名盤です。

1. Someone's Looking At You
2. Diamond Smiles
3. Wind Chill Factor (Minus Zero)
4. Having My Picture Taken
5. Sleep (Fingers Lullaby)
6. I Don't Like Mondays
7. Nothing Happened Today
8. Keep It Up
9. Nice N Neat
10. When The Night Comes
11. Episode #3
12. Real Different (B-side)
13. How Do You Do? (B-side)
14. Late Last Night (B-side)
15. Nothing Happened Today (Live In Cardiff)

アメリカで発生した16歳の少女による銃乱射事件がモチーフとなったI Don't Like Mondaysが大ヒットしました。これまでのブームタウンラッツには無かったピアノ曲であり、クィーンを思わせる壮大な曲になっています。犯行の少女に対して理由を聞くと、理由は無い、ただ月曜日が嫌いだっただけという事が新聞の記事に書いてあって、それを基に創られた曲です。それ以外にも日本ではSomeone's Looking At You、Diamond Smilesもシングルカットされてヒットしています。この2曲は似ていて、続けて聴くと組曲のような感じになっています。ポップなのに壮大なプログレ感があるのです。

それ以外にもHaving My Picture Taken、Keep It Up、Nice N Neatのような軽快なポップソングが満載で、どの曲をシングルカットしても良いくらいの充実した無いようです。Sleep (Fingers Lullaby)はキーボードのJohnnie Fingersのテーマ曲であり、普段からパジャマ姿でいる彼らしい曲です。彼のキーボードワークがこのバンドのチャームポイントでもあります。もう既にグラムロックでもパンクロックでもテクノでもないブームタウンラッツならではの音楽が形成されています。最初から最後まで楽しめる充実の歴史的名盤です。

Someone's Looking At You

Diamond Smiles

Wind Chill Factor (Minus Zero)
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[20120116]

大相撲初場所も中日、無敗で勝ち越したのは白鵬と把瑠都だけです。白鵬は万全とは言えませんが、一番安定感があります。把瑠都はまだ迷いがありますが、前に出る相撲で積極性が伺えるので、このまま頑張ってもらいたいと思います。もっと自分の相撲に自身を持ているように稽古した方が良いと思います。

中日までの上位の成績
白鵬 8勝0敗
把瑠都 8勝0敗
琴奨菊 4勝4敗
琴欧洲 7勝1敗
日馬富士 6勝2敗
稀勢の里 7勝1敗
鶴竜 5勝3敗
豊ノ島 3勝5敗
雅山 2勝6敗
若荒雄 1勝7敗

1敗で追いかけているのが琴欧洲と稀勢の里です。琴欧洲は琴奨菊に感化されて頑張っていると思いますが、当の琴奨菊は調子が出ません。ここで足踏みしているようでは大関在位も長くなりそうです。軽量力士のチェコ出身の隆の山は帰り入幕で、以前は軽量力士としての戦い方が分かっていなかったようですが、今場所は舞の海のように戦えば勝機があるという事が分かってきたみたいです。

稀勢の里 vs 隠岐の海

隆の山 vs 富士東

白鵬 vs 高安
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[20120115]

Tonic for the TroopsTonic for the Troops
(2006/03/07)
Boomtown Rats

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78年のセカンドアルバムで、テクノも流行りだしてきたので、テクノポップな内容になっています。まだパンクな感じも残っているので、そのミクスチャーな感じがニューウェイヴと呼ばれるようになっていきます。ポップになっていいとなったら、とことんポップに仕上げています。デヴィッドボウイのようになりたいBob Geldof とテクノな曲を作るメンバーとのコラボレートで、独自のサウンドが確立されつつあります。

1. Like Clockwork
2. Blind Date
3. (I Never Loved) Eva Braun
4. Living In An Island
5. Don't Believe What You Read
6. She's So Modern
7. Me And Howard Hughes
8. Can't Stop
9. (Watch Out For) The Normal People
10. Rat Trap
11. Neon Heart (John Peel Radio Session)
12. Do The Rat (B-side)
13. D.U.N. L.O.A.G.H.A.I.R.E (B-side In Ireland)
14. Rat Trap (Live In Stoke)

Like Clockwork、She's So ModernやRat Trapなどのシングルヒットも生まれて、人気も高まってきました。スピード感はありますが、破壊的なパンクとは違って、どこか愉快な感じのとぼけたスタンスがディーヴォなどのテクノポップバンドと共通する感じです。ポップ感覚も元々持っていたバンドなのでしょう。ポップにやってもいいようになったら、めまぐるしいぐらいのポップさを徹底させています。ですからパンクとして聴くには楽しいバンドです。

テクノポップと呼ぶにはロックしているし、この微妙な感じを称してニューウェイヴとして捉えて良いのです。パンク以前のポップロックとは明らかに違う感性のロックになっています。新しい時代の波なのです。この時代はレゲエやスカも流行っていて、そうしたイギリスに蔓延していた時代の音を利用しながらBob Geldof の世界を展開しています。本当はデヴィッドボウイの真似をしているのにミックジャガーの真似をしていると批判されるなどしていましたが、しっかり自分達にしか出来ないロックを創りだしています。彼らの代表作であり名盤です。

Like Clockwork

(I Never Loved) Eva Braun

Living In An Island
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[20120115]

Boomtown RatsBoomtown Rats
(2006/03/07)
Boomtown Rats

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ロックの歴史を紹介しているロック名盤シリーズも3廻り目に入っていますが、3回目の70年代だけで1年以上もかかってしまっています。まだ紹介しきれていない作品もあるので4廻り目もネタが豊富です。そろそろ歩みを進めて70年代後半、パンクニューウェイヴの時代に入っていきます。これまで紹介出来ていなかったブームタウンラッツです。アイルランド出身のバンドで、バンドエイドの主催者としても有名なBob Geldofのバンドです。

1. Lookin' After No. 1
2. Mary Of The 4th Form
3. Close As You'll Ever Be
4. Neon Heart
5. Joey's On The Streets Again
6. I Can Make It If You Can
7. Never Bite The Hand That Feeds
8. (She's Gonna) Do You In
9. Kicks
10. Doin' It Right (1975 Demo)
11. My Blues Away (1975 Demo)
12. A Second Time (1975 Demo)
13. Fanzine Hero (1975 Demo)
14. Bare Footin' (Live In Moran's Hotel Dublin 1975)
15. Mary Of The 4Th Form (Single Version)

Bob Geldofはデヴィッドボウイのファンでボウイのような芝居がかったステージパフォーマンスを披露しています。しかし、厚い唇で歌う姿がミックジャガーに似ているため、当初はBob Geldofのやりたい事が伝わっていませんでした。本当はボウイの要な曲がやりたいのですが、時代が時代ですからパンクロックをやっていますが、後にポップになってニューウェイヴバンドで定着していく事になります。

バンドメンバーはボーカルのBob Geldof 、ベースのPete Briquette、ギターのGerry Cott 、Garry Roberts、キーボードのJohnnie Fingers、ドラムのSimon Croweの6人組です。キーボードのJohnnie Fingersは普段からパジャマを着ているような人で、この人のキャラクターもこのバンドの特色になっていきます。当時のイギリスではパンクでなkれば売れないと言われるくらいパンク旋風が吹き荒れていましたので、彼らも世界進出の為にパンクバンドとして登場しています。Lookin' After No. 1などのシングルヒットをひっさげて登場してきました。このファーストは一番パンクしていますが、どこかポップな手応えのある作品でもあります。名盤です。

Lookin' After No. 1

Mary Of The 4th Form

Boomtown Rats
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[20120115]

Wouldn\'t You Like ItWouldn\'t You Like It
(2004/04/06)
Bay City Rollers

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エジンバラの騎士エジンバラの騎士
(2004/07/21)
ベイ・シティ・ローラーズ

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DedicationDedication
(2004/04/06)
Bay City Rollers

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70年代中頃、突如として登場したスコットランドはエジンバラからきたBay City Rollersは、ビートルズ以来のアイドルとして一世を風靡しました。当時の女子はほとんどが彼らのトレードマークであるタータンチェックのバックを持っていました。社会現象にもなるほどの熱狂ぶりで、来日コンサートでは失神者続出でした。しかし、レコードでもテレビでも彼らは演奏しておらず、ボーカルのLeslie McKeownが歌っているだけです。それだけなら創られたアイドルという事でよくある事ですが、来日コンサートではステージでも演奏していない事が判明。

そんな単なるアイドルバンドでしたが、曲はヒットしまくっていたので、70年代の懐メロという事になります。最大にのヒット曲はSaturday NightとI Only Want To Be With Youです。ルックスが良いのもLeslie McKeownだけだと思いますし、ドラムのDerek Longmuirに至っては、まるでゴリラです。しかし、イギリスではSweetのようにゴリラ顔でも人気があるという伝統があり、Derekもキャーキャー言われていました。タータンチェックが彼らのイメージですが、日本のチェッカーズもこれを真似していました。

メンバーはギターのPat McGlynnとIan MItchellが途中参加し、彼らも人気者になっていました。サウンドとしてはグラムロックであり、当時のイギリスではグラムロックが歌謡曲くらいの人気だったので、カッコはアイドルでもグラムロックをやっていました。ですから、グラムロックファンなら、グラムロック特有のインチキ臭さの究極としてBay City Rollersは楽しめると思います。創られたアイドルでも良いのです。当時のイギリスのグラムロックシーンはこんなものだったのです。

Keep on Dancing

Bye, Bye, Baby

Give a Little Love
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[20120115]

リタ・クーリッジ(紙ジャケット仕様)リタ・クーリッジ(紙ジャケット仕様)
(2010/04/01)
リタ・クーリッジ

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ザ・レディース・ノット・フォー・セール(紙ジャケット仕様)ザ・レディース・ノット・フォー・セール(紙ジャケット仕様)
(2010/04/01)
リタ・クーリッジ

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Delta Lady-AnthologyDelta Lady-Anthology
(2004/02/10)
Rita Coolidge

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エニータイム・・・エニーホエア(紙ジャケット仕様)エニータイム・・・エニーホエア(紙ジャケット仕様)
(2010/04/01)
リタ・クーリッジ

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インディアンのチェロキー族の血を引くリタクーリッジはデラニー&ボニーやジョー・コッカーでコーラスとして活躍しており、レオン・ラッセルのSuperstarを歌ったりしてDelta Ladyという愛称がついていました。レオン・ラッセルは彼女をイメージしてDelta Ladyという曲を作曲しています。クラプトンのツアーでもバックコーラスを務めたりしていますが、ソロシンガーとしても多くのヒット曲があります。

一番売れたのがHigher and Higherという曲で、ボズスキャッグスのWe're All Aloneをカバーしてもヒットさせています。映画007 オクトパシーの主題歌All Time Highもヒットさせています。親日家でもあり、日本の曲を英語で歌ったりもしています。この人の歌も透明感があって奇麗な歌声ですが、どこかエキゾチックな色気があります。シンガー・ソングライターのクリス・クリストファーソンと結婚して、二人で作品も創っています。

70年代の女性シンガーというのはアクのある人は少なく、素直な歌声で透明感がある人が多かったと思います。そしてその歌声ならではの美しい名曲が多く誕生していました。素直な歌声といっても個性が無い訳ではなく、その人ならではの癒しのようなものがあったと思います。売れる為にキャラクターを創ったりとか、独特の癖を売り物にするようなシンガーは少なかったと思います。実力主義のところもありますが、売れていた人は、やはり何らかのコネというか、周りが力を貸したくなるような魅力的な女性だったと思います。この他にも有名なシンガーはいますが、とりあえず70年代ではここまでとします。

A Song I'd Like to Sing

Higher and Higher

We're All Alone
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[20120114]

No SecretsNo Secrets
(1999/05/27)
Carly Simon

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Carly SimonCarly Simon
(1990/09/26)
Carly Simon

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Boys in the TreesBoys in the Trees
(2008/09/30)
Carly Simon

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SpySpy
(1979)
Carly Simon

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カーリーサイモンは70年代を代表する女性シンガーの一人でありますが、ジェイムテイラーの奥方としても有名で、ジェイムスと結婚してから注目度が増しました。最大のヒット曲はYou're So Vainで、ミック・ジャガーとポール・マッカートニーがバックアップしていました。レコードジャケットでは服の上から乳首が透け見えていたりと、奔放なアメリカンウーマンというタイプです。当時の旦那であるジェームステイラーとはMockingbirdをデュエットしています。

女性シンガーソングライターとして、新しいポップスが生まれていた70年代前半が一番活躍しましたが、その後も映画007 私を愛したスパイで主題歌のNobody Does It Betterを歌っています。同じく映画のワーキング・ガールではLet the River Runを歌って、アカデミーを受賞しています。歌声は透明感があって、ジェイムテイラーと同じくフォークから新しい感性を持った作品を生み出しています。70年代のアメリカらしい音楽を創っていたと思います。

特に際立って目立った特徴がある訳ではありませんが、都会的でありながら、都会の孤独感を感じさせない暖かさが特徴と言えるかもしれません。ジェイムステイラーとは分かれる事になり、注目度も減りましたが、シンガーとして現在も現役で頑張っています。日本ではほとんど忘れ去られているみたいですが、アメリカでは今でも人気があるようです。

That's the Way I've Always Heard It Should Be

Anticipation

You're So Vain
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[20120114]

Hasten Down the WindHasten Down the Wind
(1987/07/07)
Linda Ronstadt

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Don\'t Cry NowDon\'t Cry Now
(2009/12/08)
Linda Ronstadt

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Simple DreamsSimple Dreams
(2010/03/09)
Linda Ronstadt

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ミス・アメリカミス・アメリカ
(2011/02/23)
リンダ・ロンシュタット

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リンダロンシュタットもカントリーシンガーとしてデビューしました。当初はカーラ・ボノフやJ.D.サウザーなど、当時はまだ無名だった新しいソングライターの曲を歌っていました。そしてイーグルスのバックコーラスを経て、再びソロ活動に入ると一気に注目されるようになりました。やがてロック色を強めた曲を出すようになり、一気にポップシンガーとして成功していきます。

ドイツとメキシコとイングランドの血が混じっているので、エキゾチックな顔立ちになっています。イーグルスをはじめとして、様々なミュージシャンと交流があるので、演奏や曲の面で恵まれていたと思います。結構声を張り上げて歌うタイプなので、情熱的なシンガーと言えるでしょう。カバー曲なども含めて、その選曲がそのままヒットに結びつきますので、選曲のセンスもいいと言えます。

オリビアニュートンジョンともライバル視されるほど売れていましたが、全く違うタイプなので、ファンも分かれていました。リンダの方がロックファンが多かったと思います。後年はスタンダードナンバーやラテンミュージックなどの新局面を見せるなど、シンガーとしても大人の女になっていきました。

Will You Love Me Tomorrow

I Fall to Pieces

You're No Good
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[20120114]

Have You Never Been MellowHave You Never Been Mellow
(1998/10/05)
Olivia Newton-John

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Come on OverCome on Over
(2005/06/21)
Olivia Newton-John

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Don\'t Stop BelievinDon\'t Stop Believin
(2007/11/06)
Olivia Newton-John

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Let Me Be ThereLet Me Be There
(1998/10/06)
Olivia Newton-John

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オリビアニュートンジョンはカントリー女性シンガーとしてデビューしました。ボブディランやジョージハリソンなどの曲をカバーして、若手らしく、新しいカントリーシンガーとして売り出しました。日本では東京音楽祭に出演してから注目を集めるようになりました。カーペンターズとともに、誰からも愛される女性シンガーとして、清楚な透明感を売りにしていました。If Not for YouやTake Me Home, Country Roads、Let Me Be Thereなどのヒット曲を出しています。私が一番好きな曲はHave You Never Been Mellowです。

そして大ブレイクするきっかけとなったのがJoleneで下。そしてアルバムCome On Overでポップスとしてのヒット曲を出せるシンガーに成長します。やがて映画グリースに出演して、ジョントラボルタとのデュエット曲You're the One That I WantやSummer Nightsなどのヒット曲を出していきます。そして、又、映画ザナドゥに出演してMagicなどのヒット曲を生み出しています。ヒット曲を引きつける求心力があるシンガーだと思います。

やがて時代が変わり、清純派からスキャンダラスな浮き世を騒がせ、Physicalからはセクシー路線も売りにするようになります。ともかくヒット曲の多いシンガーでありますが、初期の頃のカントリーシンガーだった頃に結構良い曲を歌っているので、その時代の曲に再注目すると、結構新しい発見があるかもしれません。売れてからは誰でも知っているので、売れる前の作品お宝が眠っていると思います。

If Not for You

What Is Life

Take Me Home, Country Roads
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[20120114]

First TakeFirst Take
(1995/10/13)
Roberta Flack

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やさしく歌ってやさしく歌って
(2008/09/24)
ロバータ・フラック

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Feel Like Makin LoveFeel Like Makin Love
(1992/09/15)
Roberta Flack

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Quiet FireQuiet Fire
(1992/09/30)
Roberta Flack

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70年代は優れた女性シンガーが沢山いました。その中から代表的なシンガーを紹介していきたいと思います。ロバートフラックはニューソウルというソウルミュージックが洗練し始めた頃に出てきた美しく、優しい歌声の持ち主です。男性シンガーとのコラボレートも複数やっており、特にDonny Hathawayとのデュエットは感動的です。他にもLes McCannやPeabo Brysonとのデュエット曲をヒットさせています。

一番の代表曲はKilling Me SoftlyとFeel Like Making Loveでしょう。バラード曲が多いのですが、黒人も白人も関係なく、これほど美しく優しい感動的な歌を歌えるのはロバートフラックならではのものです。歌の巧さだけではない、透明感こそが魅力であり、ハードロックばかり聴いていた私でも陶酔出来るほどすばらしい名曲達です。他にもLovin' YouやTonight, I Celebrate My Loveなどのヒット曲を持っています。シンガーですから、良い曲に巡り会える幸運というものもあるでしょうが、曲が彼女の歌声に引き寄せられてきたとしか思えないくらい、彼女の歌を活かした曲ばかりです。

黒人特有のコブシ回しが少なく、イノセントな歌は白人シンガーにも影響を与えて、70年代前半には美しいラブソングが沢山登場しています。黒人特有の悲壮感ではなく、一人の女性として共感出来る純愛を歌い上げています。特にDonny Hathawayによるニューソウル系のおしゃれなアレンジもはまっています。後年も時代に合ったブラックコンテンポラリーを吸収しながらも優しい歌声を披露しています。私も個人的に最も好きな女性シンガーの一人です。こんな優れた名曲がいつまでも残っていく未来でありますように。

You've Got a Friend

The First Time Ever I Saw Your Face

Where Is the Love
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[20120113]

Everything Must GoEverything Must Go
(2003/06/09)
Steely Dan

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2003年に作品で、これ以降は作品を出していないので、これが最後のアルバムになっています。再結成後は精力的にライブをこなしており、バンドの演奏に絶対的な自身を持っており、このアルバムはバンドによるライブレコーディングになっています。つまり一発録りになっているのです。ジャズの場合は一発録りは当たり前ですが、ロックの場合はよっぽど演奏力に自身がないと一発録音はしません。昔のビートルズの時代はトラック数が少なかったので、何テイクも一発録りしていましたが、より完成度の高い演奏をする為に、パートごとに分かれて録音する事が多くなっています。

1. The Last Mall
2. Things I Miss The Most
3. Blues Beach
4. Godwhacker
5. Slang Of Ages
6. Green Book
7. Pixeleen
8. Lunch With Gina
9. Everything Must Go

ライブレコーディングの良いところは、バンド独自のグルーヴを活かすことが出来る事であり、ライブならではの緊張感も表現出来ます。ジャズの場合はアドリブが大事なので、毎回演奏が同じではなく、一番良いテイクを使う事になるのですが、彼らの場合はアドリブはほとんどありませんから、ライブレコーディングする利点はありません。録音する前から演奏する事がしっかり創られているという事と、それを何度でもしっかり演奏出来るという自身があってこそです。ですから一回でレコーディングが済むので時間が節約出来るという利点はあるでしょう。

音楽的にはこれまで変わりませんが、大分ダンサブルになっているようです。これまでのような繊細な感じはありませんので、評価は低い作品ですが、これまでに無かった一体感はあると思います。これ以降はまったく音沙汰が無くなっておりますので、自然消滅している可能性がありますが、Walter BeckerとDonald Fagenが揃えばSteely Danになる訳ですから、いつでも活動再開は出来ると思います。ただ、Donald Fageの歌の衰えは移管ともしがたい感じです。もうこれまで出してきた作品だけでも十分完成されていましたから、これまでの作品を楽しむだけでも良いと思います。

The Last Mall

Things I Miss The Most

Blues Beach
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[20120112]

Two Against NatureTwo Against Nature
(2003/02/24)
Steely Dan

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バンド解散後ソロでもヒットを飛ばしていたDonald Fagenでしたが、やがて音信不通になっていました。しかし、突然復帰したかと思えば、Walter Beckerと再びSteely Danを再結成しました。2000の再結成第一弾で、前作からは20年ぶりの新作となりました。やはり彼ら以外は一流のスタジオミュージシャンを起用するやり方であり、サウンドもほとんど昔と変わらないSteely Danらしい内容になっています。

1. Gaslighting Abbie
2. What A Shame About Me
3. Two Against Nature
4. Janie Runaway
5. Almost Gothic
6. Jack Of Speed
7. Cousin Dupree
8. Negative Girl
9. West Of Hollywood

この時代になればSteely Danのように分数コードを使ったり、テンションコードを多用する作曲法も当たり前になっていますし、新しい感じは無いのですが、全く古くさくは感じさせないのは、やはりSteely Danサウンドは唯一無二であり、彼らでしか表現出来ない音楽であるからだと思います。ライブ嫌いだったDonald Fagenも、復活後は積極的にライブをこなしています。それだけミュージシャンの質が上がっているという事でしょう。ライブでもCDと全く遜色のない演奏をこなしています。

昔一緒にやっていたミュージシャンは少数で、ほとんどが若手のミュージシャンを起用しています。昔の仲間はみんな大物になり過ぎていたり、亡くなっている人もいます。昔ほどのヒット性のある曲は創れていませんが、ソロアルバムでの難解な感じからすると、かなり明るくポップになっています。Donald Fagenの歌は、昔に比べると迫力は亡くなっていますが、Donald Fagenならではの声は健在です。昔と同じ方法論で曲を作っていますが、昔ほどの野心は無いですし、ファジーに演奏させている部分もあるようです。それでも久々のSteely Danは心地良いものです。これも名盤でしょう。

Gaslighting Abbie

What A Shame About Me

Two Against Nature
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[20120111]

GauchoGaucho
(2004/03/23)
Steely Dan

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80年の作品です。前2作で自分達のスタイルを築いた彼らは同じ事を繰り返すような事はしません。既に全2作である程度の手応えを感じた彼らは次のステップを目指します。これまでもカリブ系の音楽をとりいれていたりしていましたが、このアルバムでも早くから第三世界の音楽を取り入れようとしています。その為か、これまでの作品に比べると地味なのですが、既に方法論は確立されているので、完成度は高いです。

1. Babylon Sisters
2. Hey Nineteen
3. Glamour Profession
4. Gaucho
5. Time Out Of Mind
6. My Rival
7. Third World Man

Hey NineteenとTime Out Of Mindがシングルカットされて大ヒットしています。80年代という新しい時代に入っていますが、彼らのサウンドは既に唯一無二のものになっています。メンバーはBecker とFagenで、後はスタジオミュージシャンに演奏させるというスタイルで、バンドでは実現出来なかったような完成度の高い演奏を実現しています。Anthony Jackson、Chuck Rainey、Joe Sample、Larry Carlton、Rick Derringer、Steve Khan、そして何とMark Knopflerも参加しています。Michael Brecker、Randy Brecker、David Sanborn、Steve Gadd 、Rick Marotta、Jeff Porcaro、Bernard Purdie、Victor Feldman、Michael McDonaldと、これまでの作品の中でも最強の布陣をひいています。

Donald Fagenはシンセサイザーも使用するようになり、これは後のソロ活動でも大活躍する事になります。とても優雅で美しい作品が揃っています。前作ほどの派手さはありませんが、実にきめの細やかな音楽になっています。しかし、バンドはここで解散となります。Becker とFagenはそれぞれソロ活動に入っていきます。このアルバムまででSteely Danとしてはやるべき事はやったという事でしょう。実にイサギがいいです。サザンやミスチルのようにいつまでも同じ事を繰り返すようなバカな事はしないのです。しかし、後に再結成しますので、最後のアルバムではありません。華麗なる名盤です。

Babylon Sisters

Hey Nineteen

Glamour Profession
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[20120110]

AjaAja
(1999/11/23)
Steely Dan

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77年の作品で、Steely Danの最高傑作であり、Steely Danと言えばこれというくらいの代表作です。売り上げでもSteely Danの作品の中では最高の売り上げを記録しています。音楽的な完成度は前作でピークに達しているのですが、このアルバムではそれを更に押し進めて、難解だった前作から分かり易いポップ性も出しながらのサウンドに仕上げています。バンドとしてはとうとうWalter BeckerとDonald Fagenの二人だけになってしまい、あとは全て参加ミュージシャンにお任せしている形になっています。

1. Black Cow
2. Aja
3. Deacon Blues
4. Peg
5. Home At Last
6. I Got The News
7. Josie

ジャケットでは日本人モデルの山口小夜子が着物を着て映っている事でも話題になっています。ニューヨーク出身のWalter Becker とDonald Fagenですが、Steely Danはウェストコーストからスタートしており、彼らの要求を満たす為に、このアルバムではウェストコーストのミュージシャン以外にもイーストコースとのスタジオミュージシャンを起用しています。特にSteve Gaddのドラムがしびれます。それ以外にもドラマーはBernard Purdie、Ed Greene、Paul Humphreyが起用されており、ベースはChuck Rainey、キーボードはJoe Sampleなどが参加、ギターはLarry Carlton 、Jay Graydon 、Steve Khan、Lee Ritenourなど曲によって使い分けています。

この曲のこのパートは誰に演奏してもらうかを前提に曲を創っているのです。Wayne Shorterのサックスも聴きものです。より彼らの要求に答えられるようなシビアな演奏になっていますが、とてもリラックスして聴く事が出来ます。都会的で、A.O.R.色もこれまで以上であり、Peg、Deacon Blues、Josieがシングルカットされて大ヒットしています。これぞ都会の音楽であり、ソフトでありながらも演奏内容は極めて複雑です。Pegなどは後のLarry CarltonのRoom335のヒントになっていますし、後のA.O.R.ライトフュージョンが既にここでは出来上がっています。良いミュージシャンを使えば良いものが出来るのは当たり前ですが、彼らの実力以上の要求に答えて生まれているのも事実です。Michael McDonaldのコーラスアレンジもカッコいいです。前人未到の高みにたどり着いた歴史的名盤です。

Black Cow

Aja

Deacon Blues
⇒ 続きを読む

[20120109]

Royal ScamRoyal Scam
(2000/03/09)
Steely Dan

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76年の作品で、邦題は幻想の摩天楼でした。前作同様オリジナルメンバーは三人のままです。Walter BeckerとDonald Fagenはライブが嫌いで、スタジオで良い作品を創る事に執着していたので、他のメンバーとの確執もあったのですが、スタジオでのより高い完成度を求めて、参加ミュージシャンへの注文も多くなり、その結果、このアルバムでWalter BeckerとDonald Fagenが追い求めていたサウンドが完成しました。それはよりフュージョン色が強いサウンドの中でのボーカル作品でした。

1. Kid Charlemagne
2. The Caves Of Altamira
3. Don't Take Me Alive
4. Sign In Stranger
5. The Fez
6. Green Earrings
7. Haitian Divorce
8. Everything You Did
9. The Royal Scam

今回の作品の参加ミュージシャンは前作とダブるメンバー多いですが、特にLarry Carltonのギターは欠かせないものになっています。シングルはKid Charlemagne、The Fez、Haitian Divorceがカットされてそこそこ売れています。しかし、アルバムの方が大ヒットしています。A.O.R.というものが一般的にも定着し始めた頃でもありましたが、Steely Danは更に先に進んだ独自のスタイルを確立させています。もはや誰も追いつけないくらいの独特の感性によって生まれた作品はフュージョンという枠組みをも飛び越えています。

ただ、それだけ難解になっているのも事実です。ロック色がどんどん薄くなっています。この問題は次回作で解決というか、又違った形で華開いていくのですが、とりあえず、このアルバムで一つの高みに辿り着きます。Walter BeckerとDonald Fagenの求めるものがどんどんエスカレートしていき、参加ミュージシャンも手こずりながらもレコーディングしていて、Walter BeckerとDonald Fagenにとっては、要求に応えてくれるミュージシャンを探す事になります。ジャンルとしてはもうフュージョンという事で問題ないのですが、フュージョン系のバンドとしても異色なくらいの独自性を持っています。誰もが一目を置くバンドへ成長する事には成功しています。これも素晴らしい名盤です。

Kid Charlemagne

The Caves Of Altamira

Don't Take Me Alive
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[20120109]

Katy LiedKaty Lied
(1999/05/18)
Steely Dan

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75年の作品で、とうとうJeff "Skunk" BaxterとJim Hodderが脱退して、オリジナルメンバーはWalter BeckerとDonald Fagen、Denny Diasだけになってしまいました。他は多くのミュージシャンを招いて制作されています。しかも、Walter BeckerとDonald Fagenはバンドメンバーではなく、ゲストとなるミュージシャンを想定して曲を作るようになっていきます。曲の完成度が最優先の非情なまでの選択をしていく事になります。

1. Black Friday
2. Bad Sneakers
3. Rose Darling
4. Daddy don't live in that New York City no more
5. Doctor Wu
6. Everyone's Gone To The Movies
7. Your Gold Teeth II
8. Chain lightning
9. Any world (that I'm welcome to)
10. Throw Back The Little Ones

Black FridayとBad Sneakersがシングルカットされていますが、それほど大きなヒットにはなっていません。それでもアルバムはヒットしました。今でもアメリカのラジオではよくかかるDoctor Wuなど、永らく愛されている曲が揃っています。ゲストミュージシャンはいつものVictor Feldman、Michael Omartian、David Paich、Wilton Felder、Chuck Rainey、Rick Derringer、Dean Parks、Larry Carlton、Jeff Porcaro、Michael McDonaldなど、後にA.O.R.界を背負っていくようなミュージシャンばかりです。まるでSteely DanというバンドがA.O,.R.塾のようになって、参加したミュージシャンを感化していきます。

特にLarry Carltonがライトフュージョンのヒット作を創るのにあたって、Steely Danと同じようなコード進行が使われていたりします。Steely Danの音楽は洗練されているというには一癖あるサウンドになっていますが、巣立っていったミュージシャン達は癖の無い洗練された音楽を提供しています。それでもSteely Danの音楽は美しいのです。西洋音楽ではタブーであってもジャズ理論では理屈が通った作曲法になっているので、心地よく聴こえるのです。ある意味、ジャズ理論とは黒人音楽という民族音楽の手法を正統化させる為の理論であり、音楽的には問題ないのです。西洋音楽では必要なかった部分が必要になっているだけです。ですから理屈ではなく生理的にも受け入れられれば心地よいのです。この作品も名盤です。

Black Friday

Bad Sneakers

Rose Darling
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[20120109]

Pretzel LogicPretzel Logic
(1999/05/11)
Steely Dan

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74年のサードアルバムです。バンドメンバーはまだ5人揃っていますが、Donald FagenとWalter Beckerが表現したい音楽とバンドメンバーの演奏力に差がある為に、これまで以上にゲストミュージシャンに頼り始めます。その為、オリジナルメンバーなのに出番が少ないメンバーも出始めて、バンドに亀裂が入り始めます。しかし、作品としては、それだけ完成度の高いものになっていきます。この後それがもっとエスカレートしていきますので、このアルバムまではまだ、ロック的なポップさを感じられますが、よりジャズ色が強くなっていきます。

1. Rikki Don't Lose That Number
2. Night By Night
3. Any Major Dude Will Tell You
4. Barrytown
5. East St. Louis Toodle-Oo
6. Parker's Band
7. Through With Buzz
8. Pretzel Logic
9. With A Gun
10. Charlie Freak
11. Monkey In Your Soul

ゲストミュージシャンはやがてA.O.R.として活躍していく人達ばかりで、David Paich、Timothy B. Schmit、Wilton Felder、Chuck Rainey、Dean Parks、Jim Gordon、Jeff Porcaroと、TOTOのヒントにもなっているセッションだと思います。タイトル曲のPretzel Logicもシングルカットされていますが、Rikki Don't Lose That Numberが全米トップ4に入る大ヒットを飛ばします。この曲はホレスシルバーの曲を基に創られた曲で、ジャズへのオマージュが多く見受けられます。Parker's BandやCharlie Freakはチャーリーパーカーへ捧げられています。

East St. Louis Toodle-Ooは彼らの唯一のカバー曲でDuke Ellingtonの曲に対して、彼らのアレンジ力を示した作品になっています。Donald Fagenにとっては作詞も作曲の一部であり、難解な歌詞ではありますが、発音として曲のアクセントになる言葉を当てはめています。ですからとてもおしゃれでカッコいい曲に聴こえるのです。これを真似したのがボズスキャッグスであり、日本ではチャーになります。当時流行っていたサザンロックやニューカントリー、ニューソウル、そしてライトフュージョンなどのおいしいところが全て詰まっていながらもポップで聴き易い曲作りは、当時は摩訶不思議でありましたが、新しい時代を切り開く大きなヒントとなりました。素晴らしい名盤です。

Rikki Don't Lose That Number

Night By Night

Any Major Dude Will Tell You
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[20120109]

Countdown To EcstasyCountdown To Ecstasy
(1998/11/17)
Steely Dan

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73年のセカンドアルバムです。ボーカリストにはなりたくなかったDonald Fagenでしたが、周りのスタッフはDavid PalmerよりもDonald Fagenの声を気に入っていたため、Donald Fagenをリードボーカリストにしてしまいます。従ってDavid Palmerは脱退してしまうのですが、このアルバムではバックコーラスをやっています。5人のメンバーになりましたが、スティーリーダンはファーストアルバムからメンバー以外のゲストミュージシャンをたっぷり使う事でも有名でした。

1. Bodhisattva
2. Razor Boy
3. The Boston Rag
4. Your Gold Teeth
5. Show Biz Kids
6. My Old School
7. Pearl Of The Quarter
8. King Of The World

My Old SchoolとShow Biz Kidsがシングルヒットしましたが、前作ほどのヒットにはなっていないので、アルバムとしては一番目立たない作品になっています。しかし、ロックンロールやサザンロック、ボサノヴァなどをSteely Dan風に味付けした曲など、どんなタイプの曲でも自分達流に出来るという作曲力の高さを示した作品でもあります。ヨーロッパにある音楽理論とは別に、アメリカにはジャズ理論というものがあります。これが現在のポップスの基になっているのですが、クラシックから派生している音楽理論とは別に、ジャズをやっている人達が本来の理論には無い事をやっていても音楽的に成立する事から、新しく理論が生まれたものです。

このジャズ理論を基にアメリカでは多くの優れたコンポーザーが生まれています。Donald FagenとWalter Becker もこのジャズ理論を学んでいた学生でした。そして彼らをそれを基にもっと個性的な音楽を生み出したのです。それが後のA.O.R.へと繋がっていく流れになります。このSteely Danというバンドは、そんな彼らの作曲理論の発表の場でもあり、世間はそれまで聴いた事も無いような新しいロックの形を体験する事になるのす。ジャズとも言えない、ソウルミュージックとも言えない、それでもロックとして聴いてしまう。それこそがロックの進化の流れなのです。Rick DerringerがShow Biz Kidsに参加していたりと、内容的にも素晴らしい名盤です。

Bodhisattva

Razor Boy

The Boston Rag
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[20120109]

今年も早くも初場所の初日を迎えました。稀勢の里が新大関になってからの場所ですから多いに期待されているようですが、どこまでがんばれるでしょうか。初日はみんな固い感じで相撲を取っていたので、先は見えませんが、白鵬がやはり安定しているようです。

初日の上位取り組み結果
○白鵬 引き落とし 若荒雄
○把瑠都 押し出し 雅山
○豪風 肩透かし 琴奨菊
○琴欧洲 押し出し 安美錦
隠岐の海 下手投げ 日馬富士○
豪栄道 突き出し 稀勢の里○
○鶴竜 押し出し 北太樹
高安 外掛け 豊ノ島○
○豊真将 突き落とし 栃乃若
妙義龍 引き落とし 嘉風○


琴奨菊が黒星スタートとなりました。正月番組に出過ぎていたのも影響があるのでしょうか、豪風は苦手な相手なので、この後は持ち直すと思いますが、どうなるでしょうか。これまで実力がありながらいい成績が残せなかった力士達がいい感じになっているので、若手にもっと頑張ってもらいたいと思います。

稀勢の里 vs 豪栄道

琴奨菊 vs 豪風

白鵬 vs 若荒雄

[20120108]

Can\'t Buy a ThrillCan\'t Buy a Thrill
(1998/11/17)
Steely Dan

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Steely Danはフュージョンバンドなのですが、ロックよりなのでロック名盤シリーズで紹介していきます。72年にデビューした彼らは6人組から始まっています。キーボードのDonald FagenとベースのWalter Beckerを中心に後にドゥービーブラザースに参加する事になるギターのJeff "Skunk" Baxter、ギターのDenny Dias、ドラムのJim Hodder、リードボーカルのDavid Palmerで、プロデューサーはGary Katzです。

1. Do It Again
2. Dirty Work
3. Kings
4. Midnight Cruiser
5. Only A Fool Would Say That
6. Reelin' In The Years
7. Fire In The Hole
8. Brooklyn (Owes The Charmer Under Me)
9. Change Of The Guard
10. Turn That Heartbeat Over Again

ソウルやジャズの要素をミックスさせたアダルトなロック、A.O.R.な曲を演奏しています。このファーストアルバムの段階ではまだロック的な曲があり、シングルヒットも生まれています。Do It AgainとReelin' In The Yearsがシングルヒットしましたが、他にもDirty Workのような名曲も隠されています。まだ分かり易いポップな感じなので、ヒットしたのですが、それでも当時はまだA.O.R.という言葉はありませんでしたので、当時は彼らのこの音楽を表現する言葉がありませんでした。この摩訶不思議ながら心地よい音楽を何といっていいのか困っていましたが、それだけSteely Danの評判は上がっていきました。

ジャズの方ではちょうどフュージョンが流行っていましたが、ロックバンドで、その感覚を取り込みながらも分かり易くポップに仕上げる曲作りは、後のA.O.R.に多いに参考になった事でしょう。ソウルフルでありながらもテンションの使い方はジャズ風であったり、歌もテンションと鳴る音を使っているので、音感がしっかりしていないと歌いにくいものであり、そしてロック的なシンプルなポップソングとして消化するというのは、この時期では彼らしかいませんでした。正に奇跡の名盤です。

Do It Again

Dirty Work

Kings
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[20120108]

Bad for You BabyBad for You Baby
(2008/09/29)
Gary Moore

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2008年の作品で、彼の最後のオリジナルアルバムであり、遺作となってしまいました。昨年2011年2月6日に休暇先のスペインにて心臓発作により天に召されました。私のブログは歴史的な流れで紹介しているので、その時は敬愛するゲイリーの追悼をしておりませんでした。遅ればせながら、ここにGary Mooreという偉大なるギタリストを追悼したいと思います。アイルランドから出てきてブルースロックをやっていましたが、Jon Hisemanに認められColosseum IIに参加、ジェフベックやアルディメオラのようなフュージョンギタープレイでギタリスト発掘が得意だったJon Hisemanにアランホールズワースに続いて発掘されて天才ギタリストとして注目されるようになりました。私はこの頃が一番好きでした。その後はハードロック、ブルース、打ち込み時代を経て、再びブルース路線に戻り、そして最後を迎える事になりました。

1. Bad For You Baby
2. Down The Line
3. Umbrella Man
4. Holding On
5. Walking Thru The Park
6. I Love You More Than You'll Ever Know
7. Mojo Boogie
8. Someday Baby
9. Did You Ever Feel Lonely?
10. Preacher Man Blues
11. Trouble Ain't Far Behind

このアルバムもブルースアルバムではありますが、ゲイリーのオリジナル曲ではブルースに新しい命が吹き込まれています。カバー曲も多数は言っており、特にBlood, Sweat & TearsのI Love You More Than You'll Ever Knowを選曲しているところは渋い選曲だと思います。これまでのブルース作品の中でも特にアグレッシヴな演奏になっていて久々にクレイジーなゲイリームーアを堪能出来ます。私のゲイリーの評価はクラプトンの安定感とジェフベックのテクニックを持ち合わせた完璧なギタリストでありますが、ブルース路線になってからはピーターグリーンも引き合いに出さなければならないのかと思っていましたが、全く独自のギタープレイに徹しています。

ブルースになってもハードロック時代のようなアグレッシヴさは失われておらず、渋さ知らずのブルースを演奏しています。ジェフベックが打ち込みもありの作品を出すようになるとすかさずゲイリーも打ち込み作品をさしますが、そこでも全く違うアプローチをしていました。既にゲイリーはゲイリーだったのです。一時はヴァンへイレンをライバル視していましたが、ヴァンへイレンはゲイリーのように弾けないし、ゲイリーもヴァンへイレンのようには弾けないのです。Gary MooreはGary Mooreであり、あまりにもタフな孤高のギタリストだったのです。彼がいたからこそ70年代からのロックは楽しめました。あの世でもギターを弾き続けてください。 I Love You More Than You'll Ever Know。

Bad For You Baby

Down The Line

Umbrella Man
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[20120108]

Close As You GetClose As You Get
(2007/05/29)
Gary Moore

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2007年の作品で、ブルースを頑固に続けています。今回は旧友であるThin LizzyのBrian Downeyがドラムで参加しています。昔からの仲間が次々に参加していて、知らない間にカウントダウンが始まっていたようにも感じられます。カバー曲も半分近く入っていて、前作同様、古いブルース曲とゲーリー作の新しいブルースを並べて聴かせるような構成になっています。

1. If The Devil Made Whisky
2. Trouble At Home
3. Thirty Days
4. Hard Times
5. Have You Heard
6. Eyesight To The Blind
7. Evenin'
8. Nowhere Fast
9. Checkin' Up On My Baby
10. I Had A Dream
11. Sundown

ゲイリーが創る新しいブルースは、ブルース形式ではありますが、それまではなかった新しいリフであったり、ハードロックを通過してきたからなせるような感覚で創られているので、新鮮な気持ちでブルースを楽しめます。ラップも70年代から存在していましたので、長い歴史があるので、決して新しいものではありません。黒人音楽というものは、長い年月を経ても飽きられないようなところがあるみたいです。私はラップにはとうの昔から飽きていますが、ブルースの方はいまだに飽きる事がありません。ラップほど単純じゃないというのもありますが、流行を気にしなければブルースの方が曲を作るのは容易いというのもあります。

しかし、新しさを求められる音楽界においては、常に新しさを求め続けなえればなりません。それがこれまでのロックの進化になってきました。しかし、21世紀に入ってから、その進化がぱたりと止まったままになっています。ですから何でもありになっていて、ゲイリーのようにブルースをやり続けていても問題ないのです。それ好きならそれを聴けば言い訳です。音楽はリスナーが選ぶ時代になっているのです。昔は求めていなくても、ファンになっているミュージシャンが新しい事をやれば、それについていかなければなりませんでした。ミュージシャン主導のもとに音楽が生まれていたのです。

現在はリスナー主導と言っても良いでしょう。ですからミュージシャンは決まった事をやっていれば求める人がついてくるようになっています。ですから何も新しい事が起こらないのです。ミュージシャンに音楽的なカリスマ性が無くなった事が原因だと思います。この停滞している時代においては、ブルースは純粋に楽しめる音楽であり、ゲイリーはその期待を裏切らない作品を創り続けています。

If The Devil Made Whisky

Trouble At Home

Thirty Days
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[20120108]

Old New Ballads BluesOld New Ballads Blues
(2006/05/02)
Gary Moore

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2006年の作品で、お馴染みのブルースシリーズですが、今回はバラード曲ばかりを集めた形になっています。オリジナルとカバー曲が半々くらいですが、バラードと言ってもブルースの場合は、これほどまでにもエモーショナルで激しいものなのかという事を痛感させられます。本来ならブルースというのは虐げられた黒人の魂の叫びである訳ですから、ポップソングのバラードとは質が違うのです。ですから泣きのギターが満載です。

1. DONE SOMEBODY WRONG
2. YOU KNOW MY LOVE
3. MIDNIGHT BLUES (2006)
4. AIN`T NOBODY
5. GONNA RAIN TODAY
6. ALL YOUR LOVE (2006)
7. FLESH AND BLOOD
8. CUT IT OUT
9. NO REASON TO CRY
10. I'LL PLAY THE BLUES FOR YOU

キーボードには旧友のDon Aireyが参加しています。Don Aireyのブルースプレイというのも想像がつきませんが、ロックをやる以上はブルースは基礎ですから、Don Aireyは淡々とブルースプレイをこなしています。ゲイリーにとっては既に十分にブルースを演奏してきていますから、今更改まってブルース作品を出す必要もないと思うのですが、既に余生に入っているので、人生の総括としてブルースを楽しんでいるように感じます。オリジナル曲では作曲面でも素晴らしい名曲を残しています。Flesh and BloodとNo Reason to Cryは実に美しいバラードです。No Reason to Cryでのギターソロも徐々に盛り上がっていく構成になっていて、バラードなのにタッチノイズたっぷりありで演奏しています。恐るべし。

しかし、ゲイリーにかかればバラードでも想像以上に激しく心を揺さぶるものになっています。彼の演奏するブルースは全然渋くないというところがクラプトン達とは違うところであり、ゲイリーの方が永遠にギターヒーローであるのだと思います。彼はいつまでたってもギターを手にすれば十代の頃の情熱を保ち続けているのです。年相応になるのも良いですが、彼はいつまでたっても始めてロックに接した頃の衝撃を保ち続けてギターを弾いているのです。そんな偉大なギタリストが今までいたでしょうか。彼こそが本当のギターヒーローなのです。

YOU KNOW MY LOVE

MIDNIGHT BLUES (2006)

AIN`T NOBODY
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[20120107]

Power of the BluesPower of the Blues
(2004/06/22)
Gary Moore

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2004年の作品で、またしてもブルーススタイルに戻ってしまいました。今回はしっかりバンドスタイルで録音されています。この作品からはもう余生のような感じになっていて、ブルースをバンドで楽しむという感じになっています。ですからカバー曲も多くなっています。打ち込み時代が思ったより評判が良くなかった為なのか、あれほど巧みな曲を作っていたのに、評価してもらえなかったからなのか、再びブルースを楽しむだけになってしまいました。

1. POWER OF THE BLUES
2. THERE'S A HOLE
3. TELL ME WOMAN
4. I CAN'T QUIT YOU BABY
5. THAT'S WHY I PLAY THE BLUES
6. EVIL
7. GET AWAY BLUES
8. MEMORY PAIN
9. CAN'T FIND MY BABY
10. TORN INSIDE

ブルースと言っても、この人の場合はギターセンスを発揮出来れば言い訳で、ブルースでのギタープレイもイマジネーションに溢れています。イマジネーションが枯渇しているクラプトンに比べて、ゲイリーのギターソロは活きています。ブルースが熱かった時代がありました。ハードロックが生まれる前はブルースから生まれるエネルギーがものすごかった時代があります。それをこの時代でも表現出来るのは数少なくなっています。

ゲイリーがやるブルースは正にあの熱かった時代のブルースなのです。ですからハードロック時代よりは楽しめます。しかし、もうこれ以上やる必要があったのかは疑問です。打ち込み時代にあれほど見事なソングライティングを披露したのに、そこを活かしていく事無く、あくまでも演奏にこだわっているようになっています。やはり彼にとってはこれが基本なのでしょうか。

TELL ME WOMAN

I CAN'T QUIT YOU BABY

THAT'S WHY I PLAY THE BLUES
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[20120107]

ScarsScars
(2002/08/22)
Gary Moore

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スカーズスカーズ
(2002/09/21)
ゲイリー・ムーア

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2002年の作品で、Scarsというトリオ編成のバンドを結成しての作品になります。ゲイリーは顔に傷がありますが、正にロック界のスカーフェイスとはゲイリーの事なのです。ベースはSkunk AnansieのCass Lewis、ドラムはPrimal ScreamのDarrin Mooneyという、ゲイリーにとっては若い世代との感性のぶつかり合いを期待したバンドだったと思います。ただ、このバンドはこの作品1枚だけで終わっています。

1. When The Sun Goes Down
2. Rectify
3. Wasnt Born In Chicago
4. Stand Up
5. Just Cant Let You Go
6. My Baby (Shes So Good To Me)
7. World Of Confusion
8. Ball And Chain
9. World Keep Turnin Round
10. Who Knows (What Tomorrow May Bring)

トリオ編成という事で、ジミヘンみたいな曲をやっていますが、単なる真似事ではなく、この作品は完全にオルタナになっています。新しい感性とのぶつかり合いにより、作曲もバンドでやっているので、昔のジミヘン達の頃の作品とは異なっています。完全にオルタナ以降の曲創りになっています。しかし、演奏はジミヘンやスティーヴィーレイボーンのような感じでやっています。ですからストラトを多用しています。

曲も良く出来ていてカッコいいです。アホみたいな80年代のハードロックよりは遥かにカッコいいです。これこそがロックだと思います。新しいバンドを創ってゲイリーも嬉しそうに演奏しています。ゲイリーは結構乱暴者で、ギターを演奏する時に余計な弦に触れる事で発生するタッチノイズを平気でそのまま録音している事があります。几帳面なギタリストなら、他の弦はノイズにならないようにミュートしながら演奏するのですが、ゲイリーはおかまい無しです。ですが、ここではデジタルっぽさをあえて出す為に、余計なノイズはカットされるように録音されています。バンド編成ですが、わざと打ち込みっぽい音質に編集されています。なかなかの名盤です。

When The Sun Goes Down

Rectify

Wasnt Born In Chicago
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[20120107]

Back to the BluesBack to the Blues
(2002/08/13)
Gary Moore

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2001年の作品で、これもパソコンによる打ち込み、及び、プロツールスというパソコンの性能に依存しないオーディオ音源用のソフトが普及した事によって、レコーディング環境が大幅に激変した頃の作品で、バンドフォーマットもパソコンで編集出来るようになりました。そういう中で、今回はブルース曲をデジタル録音しています。ブルースですが、以前の作品とは違う雰囲気になっています。

1. Enough of the Blues
2. You Upset Me Baby
3. Cold Black Night
4. Stormy Monday
5. I Aint Got You
6. Picture of the Moon
7. Looking Back
8. The Prophet
9. How Many Lies
10. Drowning in Tears

新しいテクノロジーを利用しても、好きな音楽をやるというスタンスがゲイリーの真骨頂なのだと思います。今回も生ドラムとサンプリング打ち込みを使い分けていますが、ベースはうs値込みです。ホーンセクションは生ですが、デジタル処理されています。市販のパソコンも性能はアップしていますが、現在に比べたら、まだまだひよこのような性能なので、パソコンの処理能力に依存しない独自の処理計算が出来るチップを利用したプロツールスがプロ環境に広まりました。その為、現在ではそれ以外のソフトだけでも同じような処理が出来料になっても、プロの現場ではプロツールスが主流になっています。

現在のパソコンの性能持ってすれば、当時のプロ以上の環境になっている訳です。後はアイデアとセンス次第でプロ以上の作品を創れるのです。その為にも、この時代にプロがどういう風に苦労していたかを知る事が大事だと思います。昔はテープに録音していたものが、ハードディスクに録音するようになります。生演奏でもデジタルデータとして自由自在に編集出来るのです。それでも元となる演奏が良い事に越した事はありません。そういう意味で、ゲイリー達は、生演奏で大事な部分は生で演奏して、デジタル臭さを無くしています。そしてブルースも21世紀でも通用するという事を示した作品でもあります。

Enough of the Blues

You Upset Me Baby

Cold Black Night
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[20120107]

A Different BeatA Different Beat
()
Gary Moore

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ディファレント・ビートディファレント・ビート
(1999/12/01)
ゲイリー・ムーア

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99年の作品で、前作に引き続き打ち込み中心の内容になっています。前作ではアシッドジャズのようなソウルフルな楽曲が多かったのに対して、今回はロック色の強いものになっています。ドラムは打ち込みと生ドラムを使い分けていますが、ベースはシンセベースだけになっています。このフォーマットの中で、どれだけ自由にギターを弾きまくれるかが課題になっているようです。ロック調ですが、曲も前作同様しっかり作曲されていてポップです。

1. GO ON HOME MOORE
2. LOST IN YOUR LOVE
3. WORRY NO MORE
4. FIRE
5. SURRENDER
6. HOUSE FULL OF BLUES
7. BRING MY BABY BACK
8. CAN'T HELP MYSELF
9. FATBOY
10. WE WANT LOVE
11. CAN'T HELP MYSELF/ SURRENDER

ギターもフィルターをかけてデジタルな感じに仕上げていたりと、新しい時代のハードロックというものを提示した形になっています。昔のような形骸化してしまった退屈なハードロックよりは、新しいスタイルを模索する事によって、活きたハードロックになっています。ジミヘンのFIREをカバーしています。ブレイクビーツやビッグビートも新しいロックの形を生み出そうとする気質がありましたが、本家のハードロック側からのアプローチの方が内容が濃いです。

テク側が創るハードロックもどきは、シンプルにデフォルメする事によって、ダンスミュージックとしても成立するようになっていますが、ハードロック側としては踊ってもらう必要はないのです。それでもA.O.R.感覚をもったゲイリーはその辺もしっかり創っています。ハードロック時代もブルース時代も、作曲家としてはかなり手加減しているような内容だったので、作曲家としてのゲイリーの本領は、前作と今作で十分に発揮されています。抑える演奏もはじける演奏もメリハリをつけてこそセンスが良いというもので、もっと音楽家としてのゲイリーを評価するなば、前作と今作になると思います。名盤です。

GO ON HOME MOORE

LOST IN YOUR LOVE

FIRE

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[20120106]

Dark Days in ParadiseDark Days in Paradise
(2003/04/10)
Gary Moore

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97年の作品で、ブルースシリーズを一休みしたようなポップなアルバムになっています。時代はパソコンで打ち込みして曲を作る、所謂DTMのソフトが揃い始めた頃で、打ち込みを中心にアレンジされた曲を集めています。アシッドジャズや2ステップが流行っていた時期でもあり、フュージョン時代で鍛えた作曲能力を発揮した内容になっています。A.O.R.なアレンジでのギタープレイを久々に堪能出来る、古くからのゲイリーファンにとっては嬉しくなるような名盤になっています。

1. One Good Reason
2. Cold Wind Blows
3. I Have Found My Love In You
4. One Fine Day
5. Like Angels
6. What Are We Here For
7. Always There For You
8. Afraid Of Tomorrow
9. Where Did We Go Wrong
10. Business As Usual
11. Dark Days In Paradise
12. Burning In Our Hearts
13. There Must Be A Way

単にブレイクビーツで遊んでいる訳ではなく、曲の構成、メロディーの豊かさ、パソコンで曲を作るという行いから、久々に良い曲を創るという観点で制作されている事から、名曲揃いになっています。ただギターを全面に押し出した作品から、良い音楽の中で、いかに自分の歌とギターを活かしていくかという、制作者としての本領を発揮しています。ハードロック時代には満足しなかった私は、ブルース時代も完全には満足していなかったが、このアルバムで久々のゲイリーらしさが味わえて大満足しました。

何といっても曲がいい、アレンジが素晴らしい、サンプリング打ち込みも効果的に使用して全体的にセンスの良さが溢れています。バッキングのギターも最高にセンスがいいです。やっぱりゲイリーはこうあって欲しいという思いが報われました。さすがにやれば出来る子なのです。後期の中では最高傑作と言っていいです。フュージョン時代のように鬼気迫る演奏はありませんが、内容があります。大ヒットするような名曲もありますが、残念ながらヒットまではしていません。ハードロック時代からファンになった人には馴染めない感じなのかもしれませんが、本当のゲイリーファンにとってはここまでやらなければゲイリームーアではない、というくらいゲイリーらしい作品になっています。

本当に待ちに待った作品となりました。中にはブリットポップな曲もあり、グランドビートもあります。90年代の流行に呼応した形になっていますが、ブレイクビーツものに比べては、曲が良く出来ていますし、ハードロックファンにとっては馴染めないという事で、正しく評価されていませんが、90年代のどの作品よりも正しく音楽している作品だと思います。この作品がもっと正統に評価されていれば、この路線を続けてくれていたかもしれませんが、そうなりませんでしたから、特異な作品になっていますが、間違いなく、この時期の作品の中でも最高級に完成度の高い名盤だと思います。

One Good Reason

Cold Wind Blows

I Have Found My Love In You
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[20120105]

Blues for GreenyBlues for Greeny
(1996/03/19)
Gary Moore

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95年の作品で、師匠であるピーターグリーンのカバーアルバムになっています。フリートウッドマック時代の曲もありますが、あまり知られていない曲を選択している辺り、かなり渋い構成になっています。ブルースギターと言っても、ピーターグリーンはかなり革新的なフレージングを編み出していましたので、それ以上にアグレッシヴなゲイリーのギターはかなりカッコいいです。

1. If You Be My Baby
2. Long Grey Mare
3. Merry Go Round
4. I Loved Another Woman
5. Need Your Love So Bad
6. The Same Way
7. The Supernatural
8. Driftin'
9. Showbiz Blues
10. Love That Burns
11. Looking For Somebody

ゲイリーのブルースシリーズと同じような感じではありますが、オリジナルではなく、あくまでもピーターグリーンのカバーということで、師匠への敬愛の念が込められています。バックメンバーはベースのAndy Pyle、ドラムのGraham Walker、キーボードのTommy EyreにサックスでNick PaynとNick Pentelowが務めています。バンドスタイルでの演奏なので、思いっきりブルースな内容になっています。

ブルースと言っても、様々なスタイルがあり、長い歴史の中でもいくつかのパターンが決められています。その中でもピーターグリーンは独自の特徴的なスタイルを確立していました。その偉大なギタリストの才能を90年代にも伝えるべく、ゲイリーは結構オリジナルに忠実に演奏していますが、やはりゲイリーらしいプレイが顔を出しますので、オリジナルアルバムの一つとして楽しめると思います。

If You Be My Baby

Long Grey Mare

Merry Go Round
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