1. Underneath The Stars 2. The Only One 3. The Reasons Why 4. Freakshow 5. Sirensong 6. The Real Snow White 7. The Hungry Ghost 8. Switch 9. The Perfect Boy 10. This. Here And Now. With You 11. Sleep When I'm Dead 12. The Scream 13. It's Over
ダークな感じもいつも通りですが、いつもよりもエモーショナルであり、気持ちが充実している事がよく分かります。The Only One、Freakshow、Sleep When I'm Dead、The Perfect Boyがシングルカットされています。多彩でポップなタイプのアルバムです。このバンドのフォロワーも沢山出てきましたので、こういったサウンドも珍しくなくなっていますが、このバンドにしか出せない世界観は唯一無二であり、常に異端なバンドであったと思います。売れているのにメジャーな感じがしないと言うのもこのバンドらしいところです。
1. Lost 2. Labyrinth 3. Before Three 4. The End Of The World 5. Anniversary 6. Us Or Them 7. Alt. End 8. (I Don't Know What's Going) On 9. Taking Off 10. Never 11. The Promise
1. Out Of This World 2. Watching Me Fall 3. Where The Birds Always Sing 4. Maybe Someday 5. The Last Day Of Summer 6. There Is No If... 7. The Loudest Sound 8. 39 9. Bloodflowers
96年の作品で、Boris Williams、Porl Thompsonが脱退、新しくJason Cooper がドラムで加わりましたが、バンドとしては危機的な状況となりました。作品としては売れているのですが、前作の成功に比べると落ちているので、いよいよバンドの限界を感じ始めていたようですが、サウンド的にはホーンセクションやストリングスなどを加えて多彩な音楽をまき散らしています。
1. Want 2. Club America 3. This Is A Lie 4. The 13th 5. Strange Attraction 6. Mint Car 7. Jupiter Crash 8. Round & Round & Round 9. Gone! 10. Numb 11. Return 12. Trap 13. Treasure 14. Bare
1. Open 2. High 3. Apart 4. From The Edge Of The Deep Green Sea 5. Wendy Time 6. Doing The Unstuck 7. Friday I'm In Love 8. Trust 9. A Letter To Elise 10. Cut 11. To Wish Impossible Things 12. End
Friday I'm in Love、High、A Letter to Eliseがシングルカットされ、どれもがトップヒットの好セールスとなりました。80年代は異端な扱いだったものが主役となったのです。彼らを聴いて育った若者がバンドを始め、シーンを創りだして言った事が追い風となりました。内容も申し分無いのですが、売れる音楽かというと疑問ですが、これが売れるのですから、時代は大きく変わりました。逆に病んだ若者にとっては、明るい曲の方が違和感を覚えるようになったのです。時代を反映させた名盤です。
1. Plainsong 2. Pictures Of You 3. Closedown 4. Love Song 5. Last Dance 6. Lullaby 7. Fascination Street 8. Prayers For Rain 9. The Same Deep Water As You 10. Disintegration 11. Homesick 12. Untitled
Lullaby、Fascination Street、Lovesong、Pictures of Youがシングルヒットしていて、レコード会社も売れるか心配していながら、ちゃっかりPVをこさえてヒットを飛ばしています。この作品で絶大な人気を獲得し、後のレディオヘッドなどのダウナー系バンドへの影響を残しています。やるせないような初期の頃とは違って、優しさと余裕が感じられます。ファンが求めていたサウンドと彼らの進化した音が見事にシンクロした名盤です。
87年のヒット作品で、アナログ盤では2枚組の大容量でしたが、その容量の中でも飽きさせる事無くバラエティー豊かな内容で、一気に聴き通す事が出来る作品です。Bob ClearmountainがJust Like Heavenだけミキシングを手がけています。バンドとしてのアヴァンギャルド性は更に強烈に進化させながら、ポップな様式でもしっかり自分達のカラーを出しており、ポップになり始めたCUREのサウンドが確立された作品になっています。
1. The Kiss 2. Catch 3. If Only Tonight We Could Sleep 4. Why Can't I Be You? 5. How Beautiful You Are... 6. Snakepit 7. Hey You! 8. Just Like Heaven 9. All I Want 10. Hot Hot Hot!!! 11. One More Time 12. Like Cockatoos 13. Icing Sugar 14. The Perfect Girl 15. A Thousand Hours 16. Shiver And Shake 17. Fight
Just Like Heaven、Why Can't I Be You?、Hot Hot Hot!!がシングルヒットし、アルバムも2枚組ながら大ヒットとなりました。世界的な人気を手に入れ、病んでいたヨーロッパの若者以外にも彼らの音楽の中毒になるファンが増えたのです。しかも、産業ロック、ショービジネスのメッカ、アメリカでもファンが増えていきます。アメリカの若者も病んでいたのです。それはやがてニルヴァーナなどのオルタナバンドを生み出していきます。アメリカからニルヴァーナのようなバンドが出てきたのは不思議でしたが、このバンドが影響を撒き散らかしていた事を考えると理解出来ます。
Robert Smithはまるでマークボランのようなコークスクリュービブラートで歌ったりしており、グラムロック感も感じるのですが、サウンドはサイケデリックな浮遊感を持っており、素直にポップしていないところが彼ららしいです。彼らの総決算的な内容でもあり、この作品だけでTHE CUREを満喫出来ます。Hey Youなどではホーンセクションをつけてポップフォーマットな曲をやっています。普通のロックファンでも、このアルバムなら好きになれる事でしょう。それでもまぎれも無くTHE CUREの世界であり、確実に外に放たれた名盤であります。
1. In Between Days 2. Kyoto Song 3. The Blood 4. Six Different Ways 5. Push 6. The Baby Screams 7. Close To Me 8. A Night Like This 9. Screw 10. Sinking
これまでの絶望的なダークなサウンドが嘘なくらい明るくて希望に満ちあふれた曲もあります。ですからシングルヒットも多く、In Between Days、Close to Me、In Between Days、Close to MeがMTVでも人気で売れました。Kyoto Songはヘンテコリンエキゾチックなアレンジになっていたり、多少のユーモアもやる余裕が出ています。かなりバラエティーに富んでいて、ファンクっぽい曲もあったりと、媚を売りだしたのかと思えるくらい変わっていますが、こびを売っているにしては、まだまだ暗い病的な感じは残っています。これが無くなってしまったらもうCUREでは無くなってしまうので、生命線です。
1. Shake Dog Shake 2. Birdmad Girl 3. Wailing Wall 4. Give Me It 5. Dressing Up 6. The Caterpiller 7. Piggy In The Mirror 8. The Empty World 9. Bananafishbones 10. The Top
The Caterpillarがシングルヒットして、MTVでもRobert Smithのツンツンヘアーに白塗りに妖しいメーキャップが異様な動きで登場してきました。これが後のゴスなどの原型と言って良いでしょう。サウンド的にはサイケデリックであり、グラムロックな感じもするもので、それでありながら暗黒世界から響いてくるようなロックでした。バンドを一人で立て直そうとするRobert Smithが一人で頑張っているので、彼一人のカラーが全面に出た作品になっているのですが、これがこの後のCUREのスタイルになっていきます。
1. 10:15 Saturday Night 2. Accuracy 3. Grinding Halt 4. Another Day 5. Object 6. Subway Song 7. Foxy Lady 8. Meathook 9. So What 10. Fire In Chairo 11. It's Not You 12. Three Imaginary Boys 13. Weedy Burton
1. Sixteen Seconds To Choose 2. The Very First Time 3. Ride 4. Love Is Strong 5. Caroline 6. Life Shapes You 7. One Way Traffic 8. Way Back When 9. Validation 10. Lose Yourself 11. Fugitives 12. Minus Love
1. Stranger Things 2. Ask A Thousand Times 3. Skyscraping 4. Who Can I Turn To? 5. Rolling Sevens 6. Only The Best Will Do 7. Love Is Its Own Reward 8. Light Years 9. Seven Day Weekend 10. Heaven Knows 11. Faraway
1. Love Conquers All 2. Unlock The Secrets Of Your Heart 3. Answered Prayer 4. Spellbound 5. Say It 6. Welcome To The Real World 7. Satori 8. All That Matters 9. This Must Be Magic 10. What's Good About Goodbye 11. Say It (Black Box Mix)
1. Never More Than Now 2. The Real Thing 3. One Better World 4. Where Is The Heaven 5. The Greatest Love Of All 6. North 7. I'm In Love With YouPlay 8. Paper Thin (Album Version) 9. One Better World (Picker Park Mix) 10. One Better World (Percapella Mix) 11. The Real Thing (Frankie Knuckles Dub Mix) 12. The Greatest Love Of All (May Day Mix) 13. Paper Thin (1986 Demo)
The Real ThingとOne Better Worldが軽くヒットしたぐらいで、アルバムとしては徐々に売れなくなっていきます。この頃になると、ABCも過去のバンドのような扱いになっていきます。それでもダンスチューンばかりですが、作品としての水準はかなり高く、曲も良い曲を創っています。シンセポップとネオアコが融合したような作品であり、とてもおしゃれな内容になっています。
1. Avenue A 2. When Smokey Sings 3. The Night You Murdered Love 4. Think Again 5. Rage Then Regret 6. Ark-Angel 7. King Without A Crown 8. Bad Blood 9. Jealous Lover 10. One Day 11. Avenue Z 12. Minneapolis 13. When Smokey Sings(The Miami Mix) 14. The Night You Murdered Love(The Whole Story) 15. Chicago(Abridged)
1. Fear Of The World 2. Be Near Me 3. Ocean Blue 4. 15 Storey Halo 5. A To Z 6. How To Be A Millionaire 7. Tower Of London 8. So Hip It Hurts 9. Between You And Me 10. How To Be A Trillionaire (Harajuku Mix) (Fry-White) (Bonus Track) 11. What's Your Destination? (Bonus Track) 12. Vanity Kills (US Remix) (Bonus Track) 13. Vanity Kills (Abigail's Party mix) (Bonus Track) 14. Ocean Blue (Single Mix) (Bonus Track) 15. Judy's Jewels (Bonus Track) 16. Fear Of The World (In Cinemascope) (Bonus Track) 17. Tower Of London (Instrumental) (Bonus Track)
Be Near MeやVanity Killsのようなシングルヒットを出して、やっとデビュー当時みたいに売れました。サンプラー使いまくり、トレヴァーホーンがやっていた頃に逆戻りです。やはりこの時代はこんな音でなければ売れないと判断したのでしょう。さすがにファースとアルバムのような統一感はありませんが、ファンが求めていた感じに戻りました。曲は良い曲を創れるので、後は飾り付けだけです。メンバーがいなくなった事もあって、サンプラーに頼りまくりなので、どうしてもこんな感じになってしまいます。
P.P. Arnold などのバックボーカルもつけてモータウンな感じが蘇っています。アレンジはいかにも80年代なきらびやかなサウンドです。ギミックな感じも大事な要素だと言う事で、オーバープロデュースだったファーストアルバムのサウンドを開き直って自分達の音楽だと肯定出来たようです。それこそがファンが求めていたサウンドだったので、すべからくヒットチャートに戻ってきました。ここはフランキーとは違うところですが、ファッション的にはニューロマンティックとは言いがたいですが、ビジュアル系と言う意味ではニューロマンティックなのでしょう。
1. That Was Then But This Is Now 2. Love's A Dangerous Language 3. If I Ever Thought You'd Be Lonely 4. The Power Of Persuasion 5. Beauty Stab 6. By Default By Design 7. Hey Citizen! 8. King Money 9. Bite The Hand 10. Unzip 11. S.O.S. 12. United Kingdom 13. Vertigo
1. Show Me 2. Poison Arrow 3. Many Happy Returns 4. Tears Are Not Enough 5. Valentine's Day 6. The Look Of Love (Part One) 7. Date Stamp 8. All Of My Heart 9. 4 Ever 2 Gether 10. The Look Of Love (Part Four) 11. Theme From 'Mantrap'
いきなり壮大なオーケストラで始まるShow Meですが、オーケストラのクレジットはありませんので、この音はサンプリングだけで創っているようです。現在の環境でもここまでリアルなオーケストラサウンドでオリジナル曲を演奏すると言うのは至難の技です。勿論これはプログラマーの力量によるものですが、バックにはアートオブノイズのAnne DudleyとJ. J. Jeczalikが関わっています。この二人がいなければTrevor Hornマジックも始まらないのです。シングルとしてはPoison Arrow、Tears Are Not Enough、All of My Heart、The Look of Loveが大ヒット島四tあ。日本ではCMに使われたValentine's Dayもシングルカットされています。
1. I Just Wann Be Loved 2. Sign Language 3. Your Kisses Are Charity 4. Strange Voodoo 5. Confidence Trick 6. Cold Shoulder 7. Mirror 8. Weep For The Child 9. Truth Behind Her Smile 10. Starman 11. Maybe I'm A Fool 12. Black Comedy 13. See Thru 14. Fat Cat 15. Less Than Perfect
1. Move Away 2. I Pray 3. Work On Me Baby 4. Gusto Blusto 5. Heaven's Children 6. God Thank You Woman 7. Reasons 8. Too Bad 9. Come Clean 10. Sexuality 11. Move Away (Extended) 12. God Thank You Woman (Extended) 13. Sexuality (Extended)
音楽的にはセカンドアルバムに匹敵するくらいの出来映えであり、Move Awayがシングルで大ヒットします。しかし続くGod Thank You Womanはそれほどでもなく、アルバムとしても伸び悩みます。ファッションなど、どうしてもキワモノ的な扱いだったので、彼らのようなファッションも当たり前になってくると飽きられてきます。それでもこのアルバムの内容は素晴らしいもので、さすがはArif Mardinといえる仕事をしています。曲もアダルトにはなりきらずにキャッチーなので、安心して聴いていられます。
1. Dangerous Man 2. The War Song 3. Unfortunate Thing 4. Crime Time 5. Mistake Number 3 6. The Dive 7. The Medal Song 8. Don't Talk About It 9. Mannequin 10. Hello Goodbye 11. La Cancion De Guerra 12. Love Is Love 13. The Dream 14. Don't Go Down That Street
日本語歌詞も出てくる戦争反対のThe War Song、The Medal Song、Mistake No. 3がシングルヒットしましたが、前作ほどの売り上げには至っていません。まだまだ人気はありましたが、この辺りから徐々に世間はBoy Georgeのキャラクターにも飽き始めていたように思います。曲の質は良くなっていますが、その分キャッチーさが無くなっているのです。少し真面目になり過ぎているとも言えます。バブルガムのようなポップさが受けていたので、真剣になりすぎるとトゥーマッチになってしまいます。
1. Karma Chameleon 2. It's A Miracle 3. Black Money 4. Changing Every Day 5. That's The Way (I'm Only Trying To Help You) 6. Church Of The Poison Mind 7. Miss Me Blind 8. Mister Man 9. Stormkeeper 10. Victims
Church of the Poison Mind、Karma Chameleon、Victims、It's a Miracle、Miss Me Blindと、彼らを代表するヒット曲が満載です。ファーストにあった荒削りな部分も洗練されて一番出来映えがいい作品になっていると思います。モータウンのキュートでキャッチーな良さを見事に再現していいますので、モータウンリバイバルのきっかけににもなっています。バンドとしての演奏も良くなっていますが、何よりもこのバンドの魅力はBoy George嬢のボーカルだと思います。これだけは変えがたいくらいの貴重なものです。
Boy Georgeは女性のようですが、よく見ると結構顔が大きいですし、スタイルも良くないと思います。ですから結構ダブダブの服を着てごまかしているファッションですが、これはこれでファンションリーダーとして流行らせています。ゲイとしても不格好でも美しく見せられると言う前例を作ったと思います。今でこそオネエ系はいっぱいいますが、そういう事が恥ずかしくない事だと言う勇気を与えられた存在だったと思います。社旗的にも影響力をもったバンドの代表的な名盤です。
1. White Boy (Dance Mix) 2. You Know I'm Not Crazy 3. I'll Tumble 4 Ya 4. Take Control 5. Love Twist 6. Boy-Boy-I'm The Boy 7. I'm Afraid Of Me (Remix) 8. White Boys Can't Control It 9. Do You Really Want To Hurt Me
見ても分かる通りゲイであるBoy Georgeや黒人がいたりと、無差別なメンバーが揃っている事でもユニークなバンドでした。メンバーはベースのMichael Craig、ギター、キーボードのRoy Hay、ドラムのJon MossとBoy Georgeの四人組です。このファーストから既にsynclavierという当時は最新の高価なワークステーションシンセを使用しています。シングルヒットしたのはDo You Really Want to Hurt Meを始め、I'll Tumble 4 Ya、I'm Afraid of Meなどで、これぞ80年代ポップスといえるような曲ばかりです。
1. Once More 2. To Cut A Long Story Short 3. Gold 4. True 5. Chant No 1 6. I'll Fly For You 7. Only When You Leave 8. Through The Barricades 9. She Loved Like Diamond 10. Communication 11. Lifeline 12. With The Pride 13. Love Is All
1. Be Free With Your Love 2. Crashed Into Love 3. Big Feeling 4. A Matter Of Time 5. Motivator 6. Raw 7. Empty Spaces 8. Windy Town 9. A Handful Of Dust
Gary Kempの才能だけでやってきたようなバンドですが、最後まで彼の作曲の才能が光っています。ライバルデュランデュランはこの時期にはハウスを取り入れるなど、新しい時代に適応しようと努力した事によって生きながらえていきますが、このバンドは新しい時代の流れには乗る前につぶれてしまいました。ソウルフルなタッチに初期の頃を思わせるラテンのリズムを混ぜるなど、このバンドの良さは十分に出ていますが、失った人気を取り戻すにはインパクトに欠けています。
1. Barricades 2. Cross The Line 3. Man In Chains 4. How Many Lies? 5. Virgin 6. Fight For Ourselves 7. Swept 8. Snakes And Lovers 9. Through The Barricades
特にタイトル曲のThrough The Barricadesはバラードとしても名曲です。バンドクルーのメンバーの死に対して捧げられている部分もあるようですが、Gary Kempの歌の魅力を伝えるのにふさわしい曲が創られています。ただ、こういうサウンドは当時は山ほどありましたので、その中に埋もれてしまったと思います。それでも、その中でも魅力的な輝きを持った作品なので、もっと高く評価されるべき名盤だと思います。普通になっていますが、前作ほど守りに入っていないので、その姿勢が作品に現れていると思います。
1. Only When You Leave 2. Highly Strung 3. I'll Fly For You 4. Nature Of The Beast 5. Revenge For Love 6. Always In The Back Of My Mind 7. With The Pride 8. Round And Round
Only When You Leaveがシングルカットされましたが、前作ほどのヒットにはなりませんでした。曲のまとまりはあるのですが、前作ではまだシンセポップやファンカラティーナのような流れから、しっかり創り込まれたアレンジが印象に残りましたが、このアルバムではまともなポップスになり過ぎて、あまり印象に残るような曲がありません。じっくり聴き込むタイプの作品だと思います。シンセよりもサックスソロを使ったりと、当たり前なアレンジになっているので、昔からのファンには物足りないと思います。