2002年の作品で、映画Long Walk Homeのサントラ盤です。オーストラリアのアボリジニの少女を題材にした映画だけに、アボリジニな民族音楽など、エスニック色が強くなっています。参加ミュージシャンもいつものメンバーがいつもサポートしていますが、今回はTchad Blake、Peter Greenなどの他にエスニックミュージシャンやオーケストラも導入しています。エスニック作品としてはもう珍しくなくなっていますが、デジタル処理など、これまでに無かった試みが新鮮です。
1. JIGALONG 2. STEALING THE CHILDREN 3. UNLOCKING THE DOOR 4. THE TRACKER 5. RUNNING TO THE RAIN 6. ON THE MAP 7. A SENSE OF HOME 8. GO AWAY MR EVANS 9. MOODOO’S SECRET 10. GRACIE’S RECAPTURE 11. CROSSING THE SALT PAN 12. THE RETURN(Parts 1,2 and 3) 13. NGANKARRPARNI(SKY BLUE-reprise) 14. THE RABBIT-PROOF FENCE 15. CLOUDLESS
2000年の作品で、ミレニアムを記念してロンドンで行われたサーカスの為の音楽として制作されました。89年から始めたピーター主催によるレーベルReal World Recordsの運営に従事していて、作品リリースがありませんでしたが、その運営の一貫としてこの作品を引き受けています。私も当時からReal World Recordsへデモテープを送り続けていたのですが、ちょうどこの作品の制作時期でピーターは忙しいので本人に聴かせるには時間がかかると言う返事ばかりでした。
1. The Story Of OVO 2. Low Light 3. The Time Of The Turning 4. The Man Who Loved The Earth/The Hand That Sold Shadows 5. The Time Of The Turning (Reprise)/The Weaver's Reel 6. Father, Son 7. The Tower That Ate People 8. Revenge 9. White Ashes 10. Downside-Up 11. The Nest That Sailed The Sky 12. Make Tomorrow
ほとんどこの頃から隠居状態と言っても良いくらいの時期で、自身の作品を創っていませんでしたので、昔ほどのアイデアの洪水は期待出来なくなっていますが、必ず満足出来る作品を届けてくれます。参加ミュージシャンもお馴染みのメンバーですが、変わったところで、Richie Havens、Steve Gaddが参加しています。ピーターの歌い方を真似したシンガーはFrankie Goes To HollywoodのHolly Johnsonが有名でしたが、90年代は普通にピーターのように歌うシンガーが増えていました。それだけ海外では影響力のある人なのですが、ミレニアムを迎えるにあたって、どんな作品を創るのか気がかりでした。
1. Come Talk To Me 2. Love To Be Loved 3. Blood Of Eden 4. Steam 5. Only Us 6. Washing Of The Water 7. Digging In The Dirt 8. Fourteen Black Paintings 9. Kiss That Frog 10. Secret World