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[20120225]

FaithFaith
(1990/10/25)
Cure

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81年の作品で、より絶望的でダークな世界観が創られています。メンバーは再び三人になって、Robert Smithがボーカルの他にギター、キーボード、ベースを担当しています。Simon Gallupのベース、Lol Tolhurstのドラムだけですので、どうしてもベースが曲の根幹をなしていて目立っています。ギターは浮遊感があって、後のU2やエコバニのようなバンドのスタイルの元になっています。

1. The Holy Hour
2. Primary
3. Other Voices
4. All Cats Are Grey
5. The Funeral Party
6. Doubt
7. The Drowning Man
8. Faith

プロデュースはバンドの他にMike Hedgesが担当しています。イギリスではPrimaryがシングルヒットして、日本ではまだまだ知る人ぞ知るバンドでした。リズムはこれまでのようなテクノビートから、複雑なビートも取り入れるようになり、バンド独自の世界観が徐々に固まってきています。一般的にはまだまだ暗い音楽はバカにされていた時代でしたが、特にイギリスなどのヨーロッパでは明るい方が虚構であり、現実には暗い日常と向かい合っている人が多くいましたので、こういう音楽は社会的にも浸透していきます。

しかし、幸せな人間がこんな音楽を創ろうと思っていたら、相当苦労します。どんなにマイナーなコードを使っても暗い曲を創るのは簡単な事ではありません。選ばれた人間のみがこの暗い世界観を創りだせるのです。又、こんな音が売れるとはレコード会社も思っていませんが、パンク以降はそういう概念が崩れていたので、こういうバンドが出てきたのです。音楽は夢や希望を与えるだけではないのです。絶望と向き合う勇気も時には必要なのです。

The Holy Hour

Primary

Other Voices
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[20120225]

Seventeen SecondsSeventeen Seconds
(2006/04/04)
Cure

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80年のセカンドアルバムです。ここで早くもメンバーチェンジが行われて、ギターとボーカルのRobert Smith、キーボードのMatthieu Hartley、ドラムのLol Tolhurst、ベースのSimon Gallupというラインナップになります。プロデュースも自分達でやるようになり、よりシンプルでダークなサウンドを追求するようになっていきます。この頃からやっとイギリスのシーンの中でも注目されるようになっていきますが、世界的にはまだまだ無名に近い感じでした。

1. Reflection
2. Play for Today
3. Secrets
4. In Your House
5. Three
6. Final Sound
7. Forest
8. M
9. At Night
10. Seventeen Sounds

彼らがおそらく参考にしていたサウンドと言うのは、当時のjoy divisionのような、テクノ的なミニマルなリズムパターンの淡々としたビートで、ダウナーなくらい雰囲気だったと思われます。ダウナー、つまり鬱である事をカミングアウトするミュージシャンが続出する90年代の先駆けとなっています。joy divisionはマジで鬱だったので破滅的な終焉を迎えますが、The Cureは健全なまでにこのスタイルを維持していきます。シンプルでありながらも練り込まれたアレンジは絶望的なくらいに暗いです。

本来、80年代のきらびやかポップスが売れていた時代に、こんなに暗いサウンドは売れないはずなのですが、派手なくらいにまぶしい世界の裏側では、確実に病んでいる人達が増えていましたので、このダウナーな世界は、そうした人達によって支えられていきます。そして、この世界が市民権を得ていくのが90年代になるのですが、そのきっかけを作ったのがjoy divisionとThe Cureでした。決して表舞台では騒がれませんが、着実なニーズを増やしていきます。カルトやゴスといったバンドの元祖です。

Reflection

Play for Today

Secrets
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[20120225]

Three Imaginary BoysThree Imaginary Boys
(2006/03/28)
Cure

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キュアーは79年デビューのバンドで、ポストパンクバンドなのですが、ニューウェイヴバンドと言う形容の仕方も似合わず、様々な進化をしていきます。深いメーキャップをしてニューロマンティックと言われてもおかしくなかったのですが、サウンドが全く違うので、ただポストパンクと呼ばれていましたが、後のゴシックやオルタナのスタイルを既に持っていました。私的にはネオグラムというイメージで捉えていました。

1. 10:15 Saturday Night
2. Accuracy
3. Grinding Halt
4. Another Day
5. Object
6. Subway Song
7. Foxy Lady
8. Meathook
9. So What
10. Fire In Chairo
11. It's Not You
12. Three Imaginary Boys
13. Weedy Burton

このファーストアルバムでは、まだバンドとしてのスタイルは確立されていませんので、とてもラフな感じですが、既にその妖しさは生まれています。この時点でのメンバーは三人で、ボーカルのRobert Smith、ベースのMichael Dempsey、ドラムのLaurence Tolhurstです。ギターは後にオリジナルメンバーに加わるPorl Thompsonが担当しています。サウンド的にはスージー・アンド・ザ・バンシーズの影響を受けていると思います。

このアルバムを出した時点では全く話題にもなっておらず、最初は売れないバンドでしたが、後にカリスマ的なバンドに成長していきます。おそらくカリスマと言う言葉も、このバンドあたりからよく使われるようになったように思います。スリーピースバンドではありますのが、ギターが含まれているので、実質は四人組バンドでの音になっているのですが、さほど装飾も無いサウンドでありながら、刃物のような鋭さを持っています。しかし、まだ研ぎすまされていない刃物です。

10:15 Saturday Night

Accuracy

Grinding Hal
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[20120225]

TrafficTraffic
(2008/04/29)
ABC

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2008年の作品で、前作で又解散していたので、11年ぶりの作品になっています。現在はこれが最新盤です。Martin Fryは常にいますが、今回はオリジナルメンバーのドラムのDavid Palmerが復活しています。久々の作品ですが、前作同様グラムロックなスタイルになっています。Martin Fryは基本グラムロックなのでしょう。前作以上にロック色が強くなっています。

1. Sixteen Seconds To Choose
2. The Very First Time
3. Ride
4. Love Is Strong
5. Caroline
6. Life Shapes You
7. One Way Traffic
8. Way Back When
9. Validation
10. Lose Yourself
11. Fugitives
12. Minus Love

グラムロックと言ってもロキシーミュージックやデヴィッドボウイのような妖しい感じのスタイルであり、ABCらしいダンサブルなおしゃれな感覚も失われていないので、艶かしくもありながら洗練されていて、70年代のグラムロックにはなかった感覚を持っているので、この時代でも十分に通用するものになっています。これが売れてくればこのスタイルを貫けると思いますが、なにぶん流行のサウンドではないので売れていません。

しかし、私はグラムロック大好き人間で、このブログのタイトルの淫美と言う表現もグラムロックからきているくらいなので、こういう作品をどんどん創って欲しいと思います。ロックは変態的で妖しい感じが健全だと思っているので、仲良しこよしのいいこちゃんロックはロックではないので、最近のバンドには何も魅力を感じません。たまに再結成して作品を出しているABCですが、これだけのポテンシャルを常に出しているのは高く評価されるべきです。決して力みがある訳でもなく、必要な音はしっかりおさえているあたり、見事な名盤だと思います。

Sixteen Seconds To Choose

The Very First Time

Ride
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