1. Hurts So Good 2. Jack & Diane 3. Hand To Hold On To 4. Danger List 5. Can You Take It 6. Thundering Hearts 7. China Girl 8. Close Enough 9. Weakest Moments 10. American Fool (Bonus Track)
Hurts So Good、Jack and Diane、Hand to Hold On Toの3つのシングルがどれも大ヒットしました。特にJack and Dianeのドラマティックでストーリー性のある所が大いに受けて、大ヒットとなっています。ドラムは若干ですがゲートリバーブっぽいサウンドを使ったりして80年代らしさを演出しています。ですからサザンロックっぽい感じでも新しい感覚をもたらしています。これまではバラード調の曲が多かったのですが、このアルバムではロック色が強く出されています。
1. Hot Night In A Cold Town 2. Ain't Even Done With The Night 3. Don't Misunderstand Me 4. This Time 5. Make Me Feel 6. To M.G. (Wherever She May Be) 7. Tonight 8. Cry Baby 9. Wild Angel 10. Peppermint Twist 11. Cheap Shot 12. Latest Game (Bonus Track)
This Time、Ain't Even Done with the Nightがシングルヒットして、アルバムもアメリカでは売れています。この勢いで次回作でブレイクするのですが、次回作と今作では大きな違いがあります。本来の自分のスタイルを曲げて売れようとしている本作と、自分らしさをあらわにした事によってブレイクした次回作では大きな差があります。ですから、ブレイクする前の最後の作品と言う事になります。
Steve Cropperがプロデュースしていますが、ギターよりもピアノが目立っています。これもスプリングスティーンを意識しての事でしょう。この作品まではB級感が強いのも、その無理をしている感じがあるからだと思います。それでも能天気なアメリカの聴衆を引きつけるだけの内容だったようです。ここで力をつけた彼は、よりオリジナリティーに溢れるアメリカンロックを生み出していく事になります。ここまでは本当に序章でしあかりません。
1. A Little Night Danin' 2. Small Paradise 3. Miami 4. Great Mid-West 5. Do You Think That's Fair 6. I Need A Lover 7. Welcome To Chinatown 8. Sugar Marie 9. Pray For Me 10. Taxi Dancer 11. Bonus Track: Take Home Pay
前作にも入っていたI Need A Loverをシングルカットしたところ、これがヒットして、やっと注目される存在になりました。音楽的にはいい作品を創り続けていますので、そこも認められたのだと思います。かなり爽やかな感じの作品であり、能天気なアメリカには向いていると思います。ただ、ブレイクするまでにはもう少しかかります。彼のワイルドな歌い方は洗練されたサウンドによって薄まっているからだと思います。
1. Born Reckless 2. Factory 3. Night Slumming 4. Taxi Dancer 5. I Need A Lover 6. Alley Of The Angels 7. High C Cherrie 8. Where The Sidewalk Ends 9. Let Them Run Your Lives 10. Goodnight 11. I Need A Lover
全てオリジナル曲で、基本はアメリカンロックでありながら、無理してニューウェイヴっぽい感じにしているので、どっち付かずになっています。ロキシーミュージックのAndy Mackayも参加していて、それっぽい曲のGoodnightもありますが、イギリスっぽい感じはあまり伝わってきません。次のアルバムにも収録されていてヒットしたI Need A Loverが入っていますが、この時点ではヒットには結びついていません。
1. American Dream 2. "Oh, Pretty Woman" 3. Jailhouse Rock 4. Dream Killing Town 5. Supergirl 6. Chesnut Street 7. Good Girls 8. Do You Believe in Magic? 9. Twentieth Century Fox 10. Chesnut Street Revisited 11. Sad Lady 12. Man Who Sold the World (Bonus Track) 13. Little Heroes (Bonus Track) 14. Hit the Road Jack (Bonus Track) 15. Kicks (Bonus Track) 16. Need Somebody Baby (Bonus Track) 17. When I Was Young (Bonus Track)
1. Don't Fight It 2. Got To Get You Off My Mind 3. Free 4. Respect Yourself 5. Cry To Me 6. Just One More Day 7. Never Found a Girl 8. Soulsville 9. Little Sally Walker 10. I Want To (Do Everything For You) 11. Just The One (I've Been Looking For) 12. Don't Let The Green Grass Fool You 13. Never Like This Before 14. Grab This Thing
Isaac HayesやOtis Redding、Wilson Pickettの曲をカバーしていますが、かなり渋い選曲になっています。Huey Lewisの歌い方は完全に黒人になりきっています。女性バックコーラスも効果的で、結構南部の匂いがする作品で、完全に売れる事よりも趣味に走っている感じがしますが、それだけ演奏も素晴らしいもので、オリジナル曲のプレイヤーになりきって陶酔している感じが微笑ましいです。
1. We're Not Here For A Long Time (We're Here For A Good Time) 2. My Other Woman 3. I Ain't Perfect 4. When I Write The Book 5. I'm Not In Love Yet (with Wynonna) 6. Thank You, No. 19 7. Plan B 8. The Rhythm Ranch 9. Let Her Go and Start Over 10. I Never Think About you 11. So Little Kindness
バンドメンバーとしてホーンセクションを正式メンバーとして認めています。Nick Loweの勧めでエルビスコステロのバックバンドをやっていた経歴もあり、Nick LoweとDave Edmunds作のWhen I Write the Bookをカバーしています。バンドもロックンロールも得意ですが、リズム&ブルースも見事にこなしています。シングルとしてはLet Her Go and Start OverとI'm Not in Love Yetがカットされて小ヒットしています。アメリカ人の好きな音楽ですが、日本でもこの手のサウンドは好きな人が多いと思います。
1. Shake, Rattle And Roll 2. Blue Monday 3. Searching For My Love 4. (She's) Some Kind Of Wonderful 5. But It's Alright 6. If You Gotta Make A Fool Of Somebody 7. Mother In Law 8. Little Bitty Pretty One 9. Good Morning Little School Girl 10. Stagger Lee 11. She Shot A Hole In My Soul 12. Surely I Love You 13. You Left The Water Running 14. Your Cash Ain't Nothin' But Trash 15. Function At The Junction 16. Better To Have And Not Need 17. Going Down Slow
91年の作品で、前作での失敗を反省したのか、全盛期の頃のような曲を再び書いています。売れる為には何が必要なのか分かっているし、そうした作品を創る術も分かっています。しかし、時代の流れは無情なもので、既にHuey Lewis & The Newsは過去のバンドと言うイメージがついていて、新作が出ても興味が薄れていました。ファンに取っては全盛期と変わらないサウンドは嬉しい限りですが、全盛期ほどの人気を取り戻す事は出来ませんでした。
1. Build Me Up 2. It Hit Me Like A Hammer 3. Attitude 4. He Don't Know 5. Couple Days Off 6. That's Not Me 7. We Should Be Making Love 8. Best Of Me 9. Do You Love Me, Or What? 10. Don't Look Back 11. Time Ain't Money
ブルースっぽいアレンジもあったり、ロックンロールの幅も広げながらも軽快な作品になっています。これで売れなければバンドとしてはやっていけない事になりますが、そこそこしか売れませんでした。Couple Days Off、Build Me Up、It Hit Me Like a Hammerがシングルカットされ、ある程度はヒットさせましたが、既に時代の主役は交代していますので、さほどの話題にはなりませんでした。
1. Small World Part 1 2. Old Antone's 3. Perfect World 4. Bobo Tempo 5. Small World Part 2 6. Walking With The Kid 7. World To Me 8. Better Be True 9. Give Me The Keys (And I'll Drive You Crazy) 10. Slammin'
デビューした頃から既にベテランの貫禄のあったバンドだけに、これまでは売れる為に売れる為の曲を演奏していましたが、ある程度成功を収めたので、ここら辺りでもっとやりたい音楽をやりたくなったという思いは理解できます。ですから、ここでのフュージョン色の強い内容は私は好感が持てますが、売り上げには結びつかなかったようです。シングルカットされたPerfect Worldはいつも通りにヒットしましたが、Small World, Pt. 1、Give Me the Keysは小ヒットに留まりました。
バックにはいつものTower of Powerの他にStan Getz などのジャズミュージシャンも参加しています。以前作品を提供していたBruce Hornsbyも参加しています。ストレートなロックンロールだけでは限界があるので、他の要素を取り入れていくのは自然な流れですが、ちょっと変化が激しいかもしれません。それでもいつものポップ感覚もあるので、悪くはないのですが、これまでのヒット作品に比べると地味になっているかもしれません。サウンドはゴージャスなのですが、円熟し始めたのだと思います。
86年の作品です。前作から3年インターバルを置いています。それだけ前作のヒットが凄かったので、新作をリリースは抑えていたようです。その人気は引き続いていて、このアルバムもその流れに乗って大ヒットしています。ここがピークでありました。内容も前作に負けないくらいいい曲を揃えています。バックには再びTower of Powerを起用しています。
1. Jacob's Ladder 2. Stuck With You 3. Whole Lotta Lovin' 4. Doing It All For My Baby 5. Hip To Be Square 6. I Know What I Like 7. I Never Walk Alone 8. The Power Of Love 9. Forest For The Trees 10. Naturally 11. Simple As That
前作並みにヒットしていて、シングルもI Know What I Like、Jacob's Ladder、Stuck with You、Whole Lotta Lovin、Hip to Be Square、Doing It All for My Baby、そしてバックトゥザフューチャーに使用されたThe Power Of Loveなど、どれも大ヒットしています。いつしか出せば売れうるヒットメーカーに成長しています。が、絶頂期はここまでです。既に使い古されたロックンロールを80年代でも楽しめるだけの再構築をしたと言う事では大きな功績のあるバンドだと思います。
1. The Heart Of Rock & Roll 2. Heart And Soul 3. Bad Is Bad 4. I Want A New Drug 5. Walking On A Thin Line 6. Finally Found A Home 7. If This Is It 8. You Crack Me Up 9. Honky Tonk Blues 10. The Heart Of Rock & Roll (Session Take) 11. Walking On A Thin Line (Session Take) 12. If This Is It (Live) 13. Heart And Soul (Live) 14. I Want A New Drug (Live)
兎に角シングルヒットが凄まじく、Heart and Soul、I Want a New Drug、The Heart of Rock & Roll、If This Is It、Walking on a Thin Lineの全てが大ヒットしました。80年代らしいサウンドと軽快なロックンロール、拳を振り上げるようなコブシのきいたHuey Lewisのボーカル、安定感のある爽やかなコーラスワーク、どれをとっても完璧です。80年代を象徴するような商業ロックとして成り立っていながら、全く嫌みがないので、売れ線とか関係なく楽しめます。それだけ内容がいいのです。
82年リリースのセカンドアルバムです。この辺りからアメリカでは徐々に人気が出てきます。ロックンロールはロックンロールですが、80年代らしいポップな曲ばかりで、いかにもアメリカのいいあんちゃんと言った感じの曲になっています。MTVも活用してDo You Believe in Love、Hope You Love Me Like You Say You Do、Workin' for a Livinをシングルヒットさせています。実力はありますので、後はヒット曲を創るばかりなのです。
1. Change Of Heart 2. Tell Me A Little Lie 3. Giving It All Up For Love 4. Hope You Love Me Like You Say You Do 5. Workin For A Livin 6. Do You Believe In Love 7. Is It Me 8. Whatever Happened To True Love 9. The Only One 10. Buzz Buzz Buzz
イギリスで活動していた時にお世話になっていたシンリジーのPhil Lynott作のTattoo (Giving It All Up for Love)などカバー曲も取り上げています。そして、当時は廃れていたTower of Powerを起用して、ファーストよりも迫力のある作品に仕上げています。コステロのようなニューウェイヴ系のロックンロールにHuey Lewisの男っ気溢れる歌というスタイルを完成させています。この軽快でありながら暑苦しいのに気持ちよく聴けるサウンドがヤッピーなどのサラリーマンに受けて人気が出てきます。
Huey Lewis and the News の80年のデビューアルバムです。このバンドの前身はクローバーと言うバンドで、エルビスコステロのファーストアルバムのバックを務めていました。イギリスで活動していましたが、アメリカに戻ってHuey Lewis and the Newsとして再スタートしました。ですから、このアルバムはファーストアルバムではありますが、しっかりとしたバンド演奏とこなれたローックンロールで、既に彼らのスタイルは確立されています。
1. Some Of My Lies Are True (Sooner Or Later) 2. Don't Make Me Do It 3. Stop Trying 4. Now Here's You 5. I Want You 6. Don't Ever Tell Me That You Love Me 7. Hearts 8. Trouble In Paradise 9. Who Cares? 10. If You Really Love Me You'll Let Me
1. Boiling Point 2. Shrunken Man 3. The Whisperers 4. Soul Catcher 5. Global Eyes 6. December Sunlight 7. Swine Fever 8. Diesel Breeze 9. Weather Belle 10. Voidy Numbness 11. Phantom Walls 12. Salt Water
1. Honky Tonkin' 2. Six More Miles 3. My Heart Would Know 4. If You'll Be A Baby To Me 5. I'm A Long Gone Daddy 6. Weary Blues From Waitin' 7. I Saw The Light 8. Your Cheatin' Heart 9. I Can't Get You Off Of My Mind 10. There's A Tear In My Beer 11. I Can't Escape From You
1. True Happiness This Way Lies 2. Love Is Stronger Than Death 3. Dogs Of Lust 4. This Is The Night 5. Slow Emotion Replay 6. Helpline Operator 7. Sodium Light Baby 8. Lung Shadows 9. Bluer Than Midnight 10. Lonely Planet
89年の作品で、はっきりとしたバンドと言う形で録音されています。メンバーは元スミスのギタリストJohnny Marr が参加して話題になりました。ベースはJames Eller 、ドラムがDave Palmer、Matt Johnsonはボーカルの他にギターやキーボードを担当しています。ゲストとしてはSinéad O'Connorがコーラスで参加しています。こうした事もあって、このアルバムは世界的なにヒットしました。日本には来日もしていて、大きく取り上げられていましたが、今では覚えられていない感じもします。
1. Good Morning Beautiful 2. Armageddon Days Are Here (Again) 3. The Violence Of Truth 4. Kingdom Of Rain 5. The Beat(en) Generation 6. August & September 7. Gravitate To Me 8. Beyond Love
サウンドとしては、当時流行っていたワールドミュージック、軽めですがゲートリバーブなドラム、スタイルカウンシルのようなネオアコなスタイルなど、売れる要素はしっかり抑えているのですが、Armageddon Days Are Here (Again)では宗教対立が招いた戦争と世界の終焉をテーマにしていたりと、過激な内容の為、チャートアクションはいまいちでしたが、パンク以降のバンドがどんどんおとなしくなっていく中、過激なメッセージを発し続けて話題をまき散らしていました。曲もかっこ良く、デビッドボウイがもしもレッツダンスなんて作品を創っていなかったら、こうした作品を創っていたのではないかと思わせるようなスタイルになっています。
つまり、かっこ良かったロックが進んでいたであろう道を進んでいたバンドだったと思います。80年代の商業ロックによって、かっこ良かったロックも虚勢されていたので、こうした作品に出会えた事は幸運でした。イギリスでは大ヒットした作品でしたが、他の国はそれほど売れなかったのは、流行の音を使っていながらも、商業ロックとは真逆なスタンスを取っていたからだと思います。しかしです。だからこそthe the と言うバンドは存在価値があったのです。見事な名盤です。
83年の作品で、the the としては最初の作品になりますが、これが最初からイギリスでは注目を集めて、一躍世界中でも彼らの名前が囁かれるようになります。前作はMatt Johnson が一人で創っていましたが、この作品からはバックメンバーが沢山いて、前作の音楽をより具現化しています。バックメンバーと言うのも、Matt Johnson 以外のメンバーは流動的だから、Matt Johnson のソロプロジェクトという言い方しか出来なくなっているからです。
1. I've Been Waiting For Tommorow (All Of My Life) 2. This Is The Day 3. The Sinking Feeling 4. Uncertain Smile 5. The Twilght Hour 6. Soul Mining 7. Gaint 8. Perfect
ちょっとアフリカを連想させるジャケットも話題でしたが、このアルバムのジャケットは3パターンくらいあります。これはMatt Johnsonの兄貴が描いているジャケットであり、彼の絵を見ただけでthe the の作品だと分かるくらい印象的なタッチになっています。前作に比べると大分まともになっていますが、それd目尾刺激的なサウンドです。パンク以降、既存の概念は大きく崩れ去り、新しい感性の芽が芽生え始めたのが80年代初頭です。私はよく80年代は暗黒の時代だったと形容しますが、それはメジャー側の話であり、インディーズ側では非常に刺激的な才能が溢れかえっていました。
私も当時はその新しい感性に刺激され、手にこびりついていた70年代までの古い体質を脱ぎ去るのに必死でした。そうしないと新しい時代についていけないと思ったからです。今では70年代が一番好きだと胸を張って言えますが、当時はプロになる為に必死でしたから、新しい時代に適応しないと売れないと思っていたのです。ですから当時のデモテープはかなりアヴァンギャルドです。なのに日本ではまだそういうものを受け入れる体制にはなっておらず、インディーズとしてやっていくしかありませんでした。私はメジャーデビューしないと意味が無いと思っていたので、どちらにも入らずじまいだったのです。the the などを聴いていると当時の事を鮮明に思い出します。名盤です。
the the もポストパンクバンドとして注目されていたバンドでした。バンドと言ってもバンド名はありますが、ボーカルのMatt Johnsonのソロプロジェクトとしての性格性が強く、このアルバムも当初はMatt Johnsonのソロアルバムとしてリリースされていましたが、the the として売れだした後、the the もソロプロジェクトみたいなものなので、このアルバムもthe the 名義に変えてリリースし直されています。こんバンドの全ての作品のジャケットを描いているのはMatt Johnsonの実兄Andy Johnsonによるものです。
1. Red cinders in the sand 2. Song without an ending 3. Time (again) for the golden sunset 4. Icing up 5. Like a sun risin' thru my garden 6. Out of control 7. Bugle boy 8. Delirious 9. River flows east in spring 10. Another boy drowning
1. Discoverer 2. All The Best 3. Berlin 4. Oh My Heart 5. It Happened Today 6. Every Day Is Yours To Win 7. Mine Smell Like Honey 8. Walk It Back 9. Alligator_Aviator_Autopilot_Antimatter 10. That Someone Is You 11. "Me, Marlon Brando, Marlon Brando And I" 12. Blue
今回もPatti SmithがBlueで歌っています。その他にEddie VedderがIt Happened Todayにボーカルで参加しています。シングルカットされているのはMine Smell Like Honey、berlin、Oh My Heart、Discoverer、It Happened Todayです。シングル以外のほとんどの曲にPVが創られていて、かなり力の入った作品になっています。まだまだ現役のバンドであり、これからも成長していく事を予感させるような内容になっています。
1. Living Well Is The Best Revenge 2. Man-Sized Wreath 3. Supernatural Superserious 4. Hollow Man 5. Houston 6. Accelerate 7. Until The Day Is Done 8. Mr. Richards 9. Sing For The Submarine 10. Horse To Water 11. I'm Gonna DJ
ロックンロールと言う事で、曲の長さも短めです。プロデュースはJacknife Leeで、シングルカットされているのはSupernatural Superserious、Hollow Man、Man-Sized Wreath、Until the Day Is Doneです。フォークロックな曲もありますが、ロック色が強いです。ジャケットがあまりにもダサイですが、内容は抜群に素晴らしいものです。彼らの歌詞を表現するには、こういった曲の方がストレートに伝わると思うのですが、あえて、そこを避けていたバンドだっただけに痛快です。
1. Leaving New York 2. Electron Blue 3. The Outsiders 4. Make It All Ok 5. Final Straw 6. I Wanted to Be Wrong 7. Wander Lust 8. The Boy in the Well 9. Aftermath 10. High Speed Train 11. Worst Joke Ever 12. The Ascent of Man 13. Around the Sun
シングルカットされたのはLeaving New York、Aftermath、Electron Blue、Wanderlustで、これは、と言うような作品はありません。これまでの作品に比べれば地味なくらいの曲ばかりです。それでもアレンジの工夫の仕方が地味な楽曲に彩りを添えて何度聴いても耐えられるだけの仕掛けになっています。カントリーフォークな曲もありますが、ノイジーなギターが入っていたりと、単純な仕様にはなっていません。前作で、ある程度新しい感性も昇華させていたのですが、この作品を聴いていてると、もっと化けようとしているようにも感じます。
1. The Lifting 2. I've Been High 3. All The Way To Reno (You're Gonna Be A Star) 4. She Just Wants To Be 5. Disappear 6. Saturn Return 7. Beat A Drum 8. Imitation Of Life 9. Summer Turns To High 10. Chorus And The Ring 11. I'll Take The Rain 12. Beachball
シングルカットされたのはImitation of Life、All the Way to Reno。I'll Take the Rainの3曲で、これまでのように大量にシングルカットしなくなっていますが、アルバムとしては高く評価されていいるようで、売り上げもいいです。シンプルで美しい曲もありますが、ほとんどが、R.E.M.といって思い浮かぶような曲調になっています。新しい要素をとい入れて大分スタイルが変化していたのですが、ここにきて、新しい要素を内包しながらも自分達のスタイルに昇華した事が分かります。
1. Airportman 2. Lotus 3. Suspicion 4. Hope 5. At My Most Beautiful 6. The Apologist 7. Sad Professor 8. You're In The Air 9. Walk Unafraid 10. Why Not Smile 11. Daysleeper 12. Diminished 13. Parakeet 14. Falls To Climb
前作と違うのは、装飾を極力最小限にしている点でしょう。それだけ曲が良く出来ているので、シンプルでも表情豊かな楽曲に仕上がっています。結構ブリットポップしている曲が目立ちます。シングルカットされたのは、Daysleeper、Lotus、At My Most Beautiful、Suspicionです。特にAt My Most Beautiful は室内弦楽器を使った美しいブリットポップです。もう昔の面影も薄くなるほど、スタイルもマイナーチェンジしています。
1. How The West Was Won And Where It Got Us 2. The Wake-Up Bomb 3. New Test Leper 4. Undertow 5. E-Bow The Letter 6. Leave 7. Departure 8. Bittersweet Me 9. Be Mine 10. Binky The Doormat 11. Zither 12. So Fast, So Numb 13. Low Desert 14. Electrolite
シングルのE-Bow the Letterではパンク界の女王Patti Smithがボーカルで参加しています。その他には"Bittersweet Me、Electrolite、How the West Was Won and Where It Got Us、The Wake-Up Bomb、New Test Leperがシングルカットされています。どの曲も一工夫されていて、いつものようなストレートな感じではありません。ですから、今までのファンには戸惑いがあるかもしれませんが、もっと早くからこういう事をやっていても良かったと私は思います。E-Bow the Letterはまるでボブディランのような字余りな歌い方をやっていますし、かなりバラエティーに富んでいます。
1. What's The Frequency, Kenneth? 2. Crush With Eyeliner 3. King Of Comedy 4. I Don't Sleep, I Dream 5. Star 69 6. Strange Currencies 7. Tongue 8. Bang And Blame 9. I Took Your Name 10. Let Me In 11. Circus Envy 12. You
シングルとしてはWhat's the Frequency, Kenneth?、Bang and Blame、Strange Currencies、Crush with Eyeliner、Tongueをヒットさせ、アルバムも各国でNo.1ヒットとなるセールスを記録していきます。80年代は異端なバンドでしたgあ、90年代は不動の主役となりました。時代が追いついたと言うより、彼らが時代を切り開いたという表現が合っているでしょう。誰もこんな地味な音楽が主流になるとは思っていませんでしたし、レコード会社も考え方を大きく変えなければなりませんでした。
1. Drive 2. Try Not To Breathe 3. The Sidewinder Sleeps Tonite 4. Everybody Hurts 5. New Orleans Instrumental No.1 6. Sweetness Follows 7. Monty Got A Raw Deal 8. Ignoreland 9. Star Me Kitten 10. Man On The Moon 11. Nightswimming 12. Find The River
オーケストラアレンジではJohn Paul Jonesが器用されています。情緒的な曲が多く、アコースティックな部分とロック的な部分の対比によるドラマティックな作品になっています。このバンド自体はダウナーな感じはしないのですが、NIRVANAのカート・コバーンが自殺をしたときに聴いていたアルバムと言う事もあり、90年代に蔓延していたダウナーな作品と密接な関係性を感じさせるアルバムでもあります。Drive、Man on the Moon、The Sidewinder Sleeps Tonite、Everybody Hurts、Nightswimming、Find the Riverがシングルカットされていますが、これまでの作品に比べてかなりシリアスな内容になっています。
1. Radio Song 2. Losing My Religion 3. Low 4. Near Wild Heaven 5. Endgame 6. Shiny Happy People 7. Belong 8. Half A World Away 9. Texarkana 10. Country Feedback 11. Me In Honey
Radio Songはボウイのフェイムをデフォルメして創ったような曲で、ファンクの要素も入っているのですが、かなりポップな展開になっています。No.1ヒットシングルのLosing My Religionはカントリー色のあるアレンジですが、全体的な印象はフォークロックのようなポップソングです。歌詞はポップではありませんが。Shiny Happy People、Texarkana、Radio Songもシングルヒットして、アルバムは全英、全米で1位を獲得したビッグヒットアルバムです。時代は既にオルタナの時代に入っていますが、若手オルタナバンドに比べると、やはりR.E.M.は異質です。