R.E.M.はアメリカのバンドで、インディーズから出てきました。
パンク からポスト
パンク の時代で、ニューウェイヴとも形容しがたいけど、
パンク のような社会風刺の歌詞だけど、どこかフォークロックっぽいポップな曲だし、彼らのようなサウンドを形容出来る言葉が当時はありませんでした。後にそれはオルタナティヴと呼ばれるようになるのです。このバンドがその元祖です。そんな彼らの83年のデビューフルアルバムです。
1. Radio Free Europe
2. Pilgrimage
3. Laughing
4. Talk About The Passion
5. Moral Kiosk
6. Perfect Circle
7. Catapult
8. Sitting Still
9. 9-9
10. Shaking Through
11. We Walk
12. West Of The Fields
パンク は本来アメリカで発生し、テレヴィジョンやトーキングヘッズみたいなスタイルが
パンク でした。それでもこのバンドのサウンドは、それとも異なります。なので最初は注目もされていませんでしたが、カレッジチャート、つまり学生達から人気に火がつき、エルビスコステロが好きなバンドとして紹介した事から広く知れ渡るようになっていきます。まだ若くて荒々しいですが、このファーストアルバムで既に彼ららしいサウンドが出来上がっています。
メンバーはボーカルのMichael Stipe、ドラムのBill Berry、ギターのPeter Buck、ベースのMike Millsの四人組です。Radio Free Europeがシングルでそこそこヒットしました。アメリカの片田舎の若者が結成したバンドは、まるでイギリスのバンドのように辛辣な歌詞と陰のある感じが学生などのインテリ系に支持されました。オルタナバンドがアメリカで発生していくようになるきっかけはこのバンドだったのです。
パンク ではないので、スローな曲やバラードもあります。かといってニューウェイヴのような単約的なサウンドでもありません。どこか70年代風なのですが、明らかにパンク以降に出てきたバンドらしい感性を持っています。
Radio Free Europe
VIDEO Pilgrimage
VIDEO Laughing
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